JPH0942647A - 排ガスダクトの閉塞防止方法 - Google Patents
排ガスダクトの閉塞防止方法Info
- Publication number
- JPH0942647A JPH0942647A JP19047395A JP19047395A JPH0942647A JP H0942647 A JPH0942647 A JP H0942647A JP 19047395 A JP19047395 A JP 19047395A JP 19047395 A JP19047395 A JP 19047395A JP H0942647 A JPH0942647 A JP H0942647A
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- JP
- Japan
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- exhaust gas
- porous pipe
- dust
- duct
- compressed air
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 排ガス量を大きく増加させることなくダスト
の付着を防止することができる排ガスダクトの閉塞防止
方法を提供する。 【解決手段】 ダクト本体１の内周にセラミック多孔体
からなる多孔質パイプ２を設け、ダクト本体１と多孔質
パイプ２との間の空間５に間欠的に圧縮空気を供給して
多孔質パイプ２を通じて噴出させる。多孔質パイプを２
〜10cm/secの通気速度を持つものとし、圧縮空気の圧力
を0.2 〜1.0MPaとすることが好ましい。
の付着を防止することができる排ガスダクトの閉塞防止
方法を提供する。 【解決手段】 ダクト本体１の内周にセラミック多孔体
からなる多孔質パイプ２を設け、ダクト本体１と多孔質
パイプ２との間の空間５に間欠的に圧縮空気を供給して
多孔質パイプ２を通じて噴出させる。多孔質パイプを２
〜10cm/secの通気速度を持つものとし、圧縮空気の圧力
を0.2 〜1.0MPaとすることが好ましい。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物焼却炉や焼
却灰溶融炉の排ガスを集塵装置まで導く経路等に用いら
れる排ガスダクトの閉塞防止方法に関するものである。
却灰溶融炉の排ガスを集塵装置まで導く経路等に用いら
れる排ガスダクトの閉塞防止方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ダストを含んだ排ガスを移送する排ガス
ダクトの内部には、次第にダストが付着・堆積すること
が避けられない。このため、従来は排ガスダクトの径を
縮小したり排ガス吸引量を増加することにより流速を上
げ、ダストの付着を防止する方法が取られていた。とこ
ろがこの方法はダクトラインに左右され、確実性に欠け
るという問題があった。
ダクトの内部には、次第にダストが付着・堆積すること
が避けられない。このため、従来は排ガスダクトの径を
縮小したり排ガス吸引量を増加することにより流速を上
げ、ダストの付着を防止する方法が取られていた。とこ
ろがこの方法はダクトラインに左右され、確実性に欠け
るという問題があった。
【０００３】そこで特開平5-126331号公報に示されるよ
うにダクトを二重構造とし、内側の多孔質のパイプから
常に空気を噴出することによりダクトの内面にエアカー
テンを形成し、ダストの付着を防止する方法も提案され
ている。しかしこの方法では特にエルボ部分等において
均一なエアカーテンを形成することは困難であり、エル
ボ部分等にダストの付着が生じ易い欠点がある。またこ
の方法ではつねにエアーをダクト内に供給しているため
に排ガス量が増加し、結果的に排ガス処理設備の大型化
を招くという欠点がある。
うにダクトを二重構造とし、内側の多孔質のパイプから
常に空気を噴出することによりダクトの内面にエアカー
テンを形成し、ダストの付着を防止する方法も提案され
ている。しかしこの方法では特にエルボ部分等において
均一なエアカーテンを形成することは困難であり、エル
ボ部分等にダストの付着が生じ易い欠点がある。またこ
の方法ではつねにエアーをダクト内に供給しているため
に排ガス量が増加し、結果的に排ガス処理設備の大型化
を招くという欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、排ガス量を大きく増加させること
なくダストの付着を防止することができ、またエルボ部
分等におけるダストの付着をも確実に防止することがで
きる排ガスダクトの閉塞防止方法を提供するためになさ
れたものである。
の問題点を解決して、排ガス量を大きく増加させること
なくダストの付着を防止することができ、またエルボ部
分等におけるダストの付着をも確実に防止することがで
きる排ガスダクトの閉塞防止方法を提供するためになさ
れたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、ダストを含んだ排ガスを移送す
るダクト本体の内周にセラミック多孔体からなる多孔質
パイプを設け、ダクト本体と多孔質パイプとの間の空間
に間欠的に圧縮空気を供給して多孔質パイプを通じて噴
出させることにより、堆積したダストを除去することを
特徴とするものである。なお、多孔質パイプを２〜10cm
/secの通気速度を持つものとし、圧縮空気の圧力を0.2
〜1.0MPaとすることが好ましい。多孔質パイプを形成す
るセラミックとしては、例えばアルミナ、炭化珪素のよ
うなダストによる腐食を生じるおそれがない耐熱性に優
れたセラミックを選択することが好ましい。
めになされた本発明は、ダストを含んだ排ガスを移送す
るダクト本体の内周にセラミック多孔体からなる多孔質
パイプを設け、ダクト本体と多孔質パイプとの間の空間
に間欠的に圧縮空気を供給して多孔質パイプを通じて噴
出させることにより、堆積したダストを除去することを
特徴とするものである。なお、多孔質パイプを２〜10cm
/secの通気速度を持つものとし、圧縮空気の圧力を0.2
〜1.0MPaとすることが好ましい。多孔質パイプを形成す
るセラミックとしては、例えばアルミナ、炭化珪素のよ
うなダストによる腐食を生じるおそれがない耐熱性に優
れたセラミックを選択することが好ましい。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明の好ましい実施の形
態を示すもので、１は金属製のダクト本体、２はその内
周にパイプ固定部材３を介して設けられた多孔質パイプ
である。この多孔質パイプ２はアルミナ、炭化珪素のよ
うなダストによる腐食を生じるおそれがない耐熱性に優
れた多孔質のセラミックからなるもので、２〜10cm/sec
の通気速度を持つものが好ましい。ダクト本体１には通
気口４が所定間隔で設けられており、ダクト本体１と多
孔質パイプ２との間の空間５に間欠的に圧縮空気を供給
する。圧縮空気の圧力は0.2 〜1.0MPa程度とすることが
好ましく、供給された圧縮空気は多孔質パイプ２を貫通
してダクト内に噴出し、多孔質パイプ２の内表面に付着
したダストを吹き飛ばす。
態を示すもので、１は金属製のダクト本体、２はその内
周にパイプ固定部材３を介して設けられた多孔質パイプ
である。この多孔質パイプ２はアルミナ、炭化珪素のよ
うなダストによる腐食を生じるおそれがない耐熱性に優
れた多孔質のセラミックからなるもので、２〜10cm/sec
の通気速度を持つものが好ましい。ダクト本体１には通
気口４が所定間隔で設けられており、ダクト本体１と多
孔質パイプ２との間の空間５に間欠的に圧縮空気を供給
する。圧縮空気の圧力は0.2 〜1.0MPa程度とすることが
好ましく、供給された圧縮空気は多孔質パイプ２を貫通
してダクト内に噴出し、多孔質パイプ２の内表面に付着
したダストを吹き飛ばす。
【０００７】圧縮空気の供給周期はダストの付着量に応
じて適宜に設定すればよく、また１回の噴出はごく短時
間でよいので、パルス的な噴出を行なわせればよい。ま
た圧縮空気の供給はパイプ固定部材３により区画された
ゾーン毎に行なえばよいが、この場合、炉に近い側から
集塵装置側に向かって順次圧縮空気を噴出すれば、除去
されたダストを集塵装置に向かって搬送することができ
るので好ましい。
じて適宜に設定すればよく、また１回の噴出はごく短時
間でよいので、パルス的な噴出を行なわせればよい。ま
た圧縮空気の供給はパイプ固定部材３により区画された
ゾーン毎に行なえばよいが、この場合、炉に近い側から
集塵装置側に向かって順次圧縮空気を噴出すれば、除去
されたダストを集塵装置に向かって搬送することができ
るので好ましい。
【０００８】なお、図２に示すようにエルボ部分等にも
同様の構造を設けておけば、ダストが堆積し易いエルボ
部分等のダストをも確実に除去することができ、特にこ
の部分の空間５のスパンを他のストレート部分よりも短
くしておき、ストレート部分よりも頻繁に圧縮空気を供
給することが好ましい。この場合、ダストはエルボの外
側部分に付着・堆積し易いので、通気口４を外側に設け
ることが好ましい。
同様の構造を設けておけば、ダストが堆積し易いエルボ
部分等のダストをも確実に除去することができ、特にこ
の部分の空間５のスパンを他のストレート部分よりも短
くしておき、ストレート部分よりも頻繁に圧縮空気を供
給することが好ましい。この場合、ダストはエルボの外
側部分に付着・堆積し易いので、通気口４を外側に設け
ることが好ましい。
【０００９】また、通気口４、４間のスパンが長い場合
には、ダクトの長手方向に圧力勾配が生じるおそれがあ
る。そのような場合には、図３に示すように通気口４に
ノズル６を取付け、排ガスの流れ方向に向かって圧縮空
気を吹き込むようにすれば、圧力勾配が減少して均一な
ダスト除去が可能となる。
には、ダクトの長手方向に圧力勾配が生じるおそれがあ
る。そのような場合には、図３に示すように通気口４に
ノズル６を取付け、排ガスの流れ方向に向かって圧縮空
気を吹き込むようにすれば、圧力勾配が減少して均一な
ダスト除去が可能となる。
【００１０】さらに、ダクトの上側と下側とでダストの
堆積状態が異なるような場合には、図４に示すように多
孔質パイプ２の上部と下部とを通気速度の異なる材質で
構成し、多孔質パイプ２内への圧縮空気の吹き込み速度
を変えることもできる。
堆積状態が異なるような場合には、図４に示すように多
孔質パイプ２の上部と下部とを通気速度の異なる材質で
構成し、多孔質パイプ２内への圧縮空気の吹き込み速度
を変えることもできる。
【００１１】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の排ガス
ダクトの閉塞防止方法はダクト本体と多孔質パイプとの
間の空間に間欠的に圧縮空気を供給して多孔質パイプを
通じて噴出させることにより、堆積したダストを除去す
るので、常時エアカーテンを形成していた従来法とは異
なり排ガス量を大きく増加させることなくダストの付着
を防止することができる。またエルボ部分等におけるダ
ストの付着をも確実に防止することもできる。さらにセ
ラミック製の多孔質パイプを使用したので、ダストによ
る腐食を防止することができる。
ダクトの閉塞防止方法はダクト本体と多孔質パイプとの
間の空間に間欠的に圧縮空気を供給して多孔質パイプを
通じて噴出させることにより、堆積したダストを除去す
るので、常時エアカーテンを形成していた従来法とは異
なり排ガス量を大きく増加させることなくダストの付着
を防止することができる。またエルボ部分等におけるダ
ストの付着をも確実に防止することもできる。さらにセ
ラミック製の多孔質パイプを使用したので、ダストによ
る腐食を防止することができる。
【図１】本発明の好ましい実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図２】エルボ部分の断面図である。
【図３】通気口の変形例を示す断面図である。
【図４】多孔質パイプの変形例を示す斜視図である。
１ ダクト本体、２ 多孔質パイプ、３ パイプ固定部
材、４ 通気口、５ダクト本体と多孔質パイプとの間の
空間、６ ノズル
材、４ 通気口、５ダクト本体と多孔質パイプとの間の
空間、６ ノズル
Claims (3)
- 【請求項１】 ダストを含んだ排ガスを移送するダクト
本体の内周にセラミック多孔体からなる多孔質パイプを
設け、ダクト本体と多孔質パイプとの間の空間に間欠的
に圧縮空気を供給して多孔質パイプを通じて噴出させる
ことにより、堆積したダストを除去することを特徴とす
る排ガスダクトの閉塞防止方法。 - 【請求項２】 多孔質パイプを２〜10cm/secの通気速度
を持つものとした請求項１記載の排ガスダクトの閉塞防
止方法。 - 【請求項３】 圧縮空気の圧力を0.2 〜1.0MPaとした請
求項２記載の排ガスダクトの閉塞防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7190473A JP3021325B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 排ガスダクトの閉塞防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7190473A JP3021325B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 排ガスダクトの閉塞防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0942647A true JPH0942647A (ja) | 1997-02-14 |
| JP3021325B2 JP3021325B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=16258704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7190473A Expired - Lifetime JP3021325B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 排ガスダクトの閉塞防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3021325B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100894057B1 (ko) * | 2002-10-28 | 2009-04-21 | 주식회사 포스코 | 전기도금강판용 코팅용액 공급관 막힘방지장치 |
| JP2013059874A (ja) * | 2011-09-12 | 2013-04-04 | Toyota Motor Corp | インサート成形方法、および射出成形機 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6277347B1 (en) | 1997-02-24 | 2001-08-21 | Applied Materials, Inc. | Use of ozone in process effluent abatement |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP7190473A patent/JP3021325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100894057B1 (ko) * | 2002-10-28 | 2009-04-21 | 주식회사 포스코 | 전기도금강판용 코팅용액 공급관 막힘방지장치 |
| JP2013059874A (ja) * | 2011-09-12 | 2013-04-04 | Toyota Motor Corp | インサート成形方法、および射出成形機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3021325B2 (ja) | 2000-03-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991221 |