JPH0941926A - 圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置 - Google Patents

圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置

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Publication number
JPH0941926A
JPH0941926A JP19861095A JP19861095A JPH0941926A JP H0941926 A JPH0941926 A JP H0941926A JP 19861095 A JP19861095 A JP 19861095A JP 19861095 A JP19861095 A JP 19861095A JP H0941926 A JPH0941926 A JP H0941926A
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JP
Japan
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cam
compression
type engine
braking device
engine auxiliary
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Application number
JP19861095A
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English (en)
Inventor
Seiji Okada
誠二 岡田
Takashi Takahashi
孝 高橋
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置を成す
油路を短縮して加工コストの低減を図り、更に吸収馬力
の向上をも図る。 【解決手段】 カムシャフト24に排気カム26及び第
2カム31を配設し、排気弁を通常の排気行程で開放す
る排気ロッカアーム30と、第2カム31から遠ざける
方向に第1スプリング51により付勢されるマスターピ
ストン46と、排気ロッカアーム30から遠ざける方向
に第2スプリング54により付勢されるスレーブピスト
ン40と、マスターピストンとスレーブピストンを接続
する流体回路41と、補助ブレーキ運転時にマスターピ
ストン46及びスレーブピストン40を第1及び第2ス
プリングの付勢力に抗して第2カム31及びロッカアー
ム30の他端側に当接させて、排気弁28を圧縮行程上
死点付近で強制的に開放させ、通常運転時には流体回路
から油圧を排出するソレノイドバルブ45及びコントロ
ールバルブ44とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧縮行程終了時近傍
で燃焼室の高圧エアを排気路側に排出し、エンジンの圧
縮仕事を放出し、エンジンに負の仕事をさせ車両の運動
エネルギを吸収する圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装
置、特に、燃焼室の高圧エアを油圧ピストンで駆動する
排気弁によって排出するようにした圧縮開放型エンジン
補助ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両は走行と停止を繰返し、特に、停止
時には走行時の運動エネルギをブレーキ手段の働きによ
って熱エネルギに変換し、車両を停止させているが、そ
のブレーキ装置の補助をすべく、車両にはブレーキ補助
手段が装着される場合がある。このブレーキ補助手段
は、車両の運動エネルギを吸収して停止補助を行うもの
で、通常のエンジンブレーキの他に、例えば、エンジン
の排気路を閉じてエンジンの吸・排気行程に吸収仕事を
発生させて、車両の運動エネルギを吸収するという排気
ブレーキがあり、あるいはエンジンの圧縮行程で圧縮行
程を行わせた上でその圧縮行程終了近傍域でシリンダ内
の高圧気体を排気路側に逃がして圧縮仕事を吸収し、車
両の運動エネルギを吸収するという圧縮開放型エンジン
ブレーキ等が知られている。
【0003】この内、圧縮開放型エンジンブレーキはエ
ンジンの排気量が大きいほど大きな制動力を発生出来、
比較的高排気量のエンジンに多用されている。この圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置としては、例えば、図
8、図9に示すようなものが知られている。ここでのエ
ンジン1はOHV式の動弁系を備え、特にこのエンジン
は燃焼室2に排気弁3(ここでは2弁)及び図示しない
吸気弁を配し、一対の排気弁3をバルブブリッジ4を介
し排気用ロッカアーム5で開閉させる。なお排気用ロッ
カアーム5はその他端が図示しない排気側プッシュロッ
ドを介し排気カム(図示せず)で駆動される。
【0004】この一対の排気弁3の内の一方の排気弁3
のバルブステムの上端には、バルブブリッジ4が当接す
るが、ここでは、バルブブリッジ4の貫通穴に摺動自在
に嵌挿された弁型ピン6を介し当接する。このエンジン
1はそのシリンダヘッド7の上に油路形成体8を一体的
に取付けその上に図示しないロッカカバーを装着する。
この油路形成体8は各気筒(図9には1気筒のみを示し
た)の弁型ピン6と対向するスレーブピストン9を備
え、しかも、同ピストンを閉回路系の作動油路10を介
し駆動するマスターピストン11と、作動油路10に分
配路14を介し所定時に油圧源Pからの油圧を供給する
ソレノイドバルブ12及びコントロールバルブ13とを
収容する。
【0005】ここで、1の気筒のスレーブピストン9
と、同ピストンを作動油路10を介し駆動するマスター
ピストン11は、他の気筒の吸気ロッカアーム5’に対
向配備される。この場合、1の気筒のスレーブピストン
9を圧縮行程終了時近傍で駆動し、弁型ピン6を介し排
気弁3を開作動させる(例えば、図6の2点鎖線参照)
のに適したロッカアーム5’が選択される。そして、同
ロッカアーム5’のプッシュロッド15との対向端にマ
スターピストン11を配設し、同マスターピストン11
と1の気筒のスレーブピストン9とを、図8に示すよう
な油路形成体8上の作動油路10で連通させる。なお、
図8では、3気筒エンジンの油路形成体8を示し、バル
ブブリッジ4を介し駆動される1対の排気弁3の内の一
方のバルブのみを示し、他方を省略した。
【0006】この場合、非作動時には、ソレノイドバル
ブ12はオフして、分配路14の油圧をドレーン側Dに
排除し、コントロールバルブ13が降下し、作動油路1
0を開放することと成り、スレーブピストン9は非作動
となる。一方、駆動時にはソレノイドバルブ12はオン
して、分配路14に油圧源を連通させ、コントロールバ
ルブ13を上昇させ、作動油路10を閉鎖し、同時に一
方弁を成すコントロールバルブ13を介し高圧油を各作
動油路10に供給する。これにより、各プッシュロッド
15’との対向端のマスターピストン11が駆動すると
作動油路10を介し油圧がスレーブピストン9に働き、
同ピストンを介し弁型ピン6及び排気弁3が開弁方向に
作動する。これによって圧縮開放型エンジン補助ブレー
キ装置の駆動時には、各気筒の圧縮行程終了近傍域でシ
リンダ内の高圧気体が排出されて圧縮仕事を吸収し、車
両の運動エネルギを吸収することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置の場合、1の気筒のス
レーブピストン9を圧縮行程終了時近傍で駆動するため
に、他気筒のロッカアーム5’のプッシュロッド15と
の対向端にマスターピストン11を配設し、同マスター
ピストン11と1の気筒のスレーブピストン9とを作動
油路10で連通させる。このため、作動油路10の形状
が比較的長くなり、その作動油路10の穴加工に時間を
採り、コストアップの要因と成っている。更に、既存の
吸気カムや排気カムを利用するので、補助ブレーキ作動
時のバルブ開閉タイミングが一義的に決まってしまい、
吸収馬力の向上を図る上で問題と成っている。
【0008】また、近年ディーゼルエンジンにおいて
も、耐久性の向上、部品点数の削減あるいは軽量化など
の点から、クランクシャフトから吸排気弁までの動弁系
部品における慣性質量を低減させるべく、シリンダヘッ
ド上にカムシャフトを配置するOHC(オーバーヘッド
カムシャフト)化が望まれている。そこで上述の課題を
解決するものとして、特公平3−47410号公報に開
示された圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置がある。
この装置は、シリンダヘッド上に設けられたカムシャフ
ト上に、排気弁駆動用のカム、吸気弁駆動用のカム及び
補助ブレーキ作動用の専用カムを備えた構成で、図9を
参照して説明すると、専用カムはマスターピストン11
を駆動するものであり、他の構成は図9の構成とほぼ同
一である。
【0009】しかしながら、このような構成では排気弁
3のいずれか一方のみを弁型ピストン6で押し下げ開弁
させるため、大きな吸収馬力を得ることができないもの
である。本発明の目的は、油路加工の簡素化を図れ、し
かも、バルブ開閉タイミングを適正化出来るとともに大
きな吸収馬力を得ることを可能とした圧縮開放型エンジ
ン補助ブレーキ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、エンジンのシリンダヘッド
上に回転自在に設けられたカムシャフトと、同カムシャ
フトに配設された第1カムと、上記エンジンの各シリン
ダに設けられた少なくとも1個の排気弁と、通常運転時
に一端が上記第1カムと当接し他端が上記排気弁と当接
すると共に上記排気弁を通常の排気行程で開放するロッ
カアームと、上記カムシャフトに配設された第2カム
と、同第2カムと対向する位置に配設されると共に同第
2カムから遠ざける方向に第1スプリングにより付勢さ
れるマスターピストンと、上記ロッカアームの他端側に
対向して配設されると共に同ロッカアームから遠ざける
方向に第2スプリングにより付勢されるスレーブピスト
ンと、一端に上記マスターピストンを他端にスレーブピ
ストンを有する閉回路系の流体回路と、エンジン補助ブ
レーキ運転時に上記流体回路に油圧を供給し上記マスタ
ーピストン及び上記スレーブピストンを第1及び第2ス
プリングの付勢力に抗して第2カム及びロッカアームの
他端側に当接させ、上記第2カムにより上記排気弁を圧
縮行程上死点に付近で強制的に開放するとともに、通常
運転時は上記流体回路から油圧を排出する油圧給排手段
とを有することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、上記第1カ
ムと上記第2カムとは上記カムシャフト上に隣合って配
設されることを特徴とする圧縮開放型エンジン補助ブレ
ーキ装置。
【0012】請求項3の発明は、請求項1に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、上記マスタ
ーピストンは、常時上記第2カムに付勢され当接するタ
ペットを介して同第2カムと当接することを特徴とする
圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置。
【0013】請求項4の発明は、請求項3に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、上記タペッ
トは第1スプリングとは異なる第3スプリングにより上
記第2カムと当接することを特徴とする圧縮開放型エン
ジン補助ブレーキ装置。
【0014】請求項5の発明は、請求項4に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、上記第3ス
プリングは第1スプリングより付勢力が大であることを
特徴とする圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置。
【0015】請求項6の発明は、請求項3に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、上記タペッ
トは第1スプリングにより上記第2カムに付勢されるこ
とを特徴とする圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置。
【0016】請求項7の発明は、請求項3に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、上記マスタ
ーピストンの上記第2カム側先端部より上記タペットの
上記第2カム当接面の方が十分に面積が広いことを特徴
とする圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置。
【0017】
【実施例】図1の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置
は図示しない車両のディーゼルエンジン(以後単にエン
ジンと記す)20及びその動力伝達系に付設されてい
る。このエンジン1は4気筒でOHC式の動弁系を備え
たエンジンであり、周知の燃料供給系及び吸排気系を備
え、特に、各気筒には圧縮開放型エンジン補助ブレーキ
装置20が付設される。
【0018】このエンジンEの動弁系は図示しないクラ
ンクシャフトの回転をタイミングベルト21を介してタ
イミングギア22で受ける。このタイミングギア22に
はシリンダヘッド23に枢支されたカム軸24の一端が
一体結合され、そのカム軸24上には各気筒と対向する
吸気カム25、第1カムとしての排気カム26及び両カ
ム間の第2カム31が各気筒と対向するよう順次配設さ
れ、この内、吸排カム25,26は給排ロッカアーム2
9,30を介し吸排気弁27,28に連結される。吸気
カム25及び排気カム26は図6に示すように排気行程
及び吸気行程で開弁作動出来る。第2カム31は、開弁
角θ1でリフト作動し、圧縮上死点TDC前のカム角θ
aで開弁し、上死点後θbで閉弁する。ここで、開弁角
θ1は各気筒に圧縮仕事を十分に行わせた上で高圧気体
を排気路EXに確実に排気出来る適正な値に設定され、
これによって、補助ブレーキ装置の吸収馬力を十分に確
保出来るように設定される。
【0019】カム軸24はシリンダヘッド23の上壁上
に複数の軸受部材36を介して枢支され、そのカム軸2
4には給排ロッカアーム軸32,33が並設され、これ
らも両軸も複数の軸受部材36に支持される。給排ロッ
カアーム軸32,33には給排ロッカアーム29,30
の各一端が当接する。この給排ロッカアーム29,30
の各他端はバルブブリッジ34,35の中央部に当接す
る。バルブブリッジ34,35は図3に示すように(排
気側のみ示す)、T字型を呈し、シリンダヘッド23の
上壁より突出するピン37に摺動自在に外嵌され、左右
端部が一対の排気弁28に当接するように形成される。
【0020】このエンジンEの排気系には排気ブレーキ
装置及び圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置20が装
備される。なお、この排気ブレーキ装置は周知の構成を
採り、排気路EXに設けたシャッタ弁38をエンジンブ
レーキ時に図示しないアクチュエータを駆動して閉方向
に操作し、排気圧を上げてエンジンEの吸・排気仕事を
増大させ、吸収仕事を発生させる。シリンダヘッド23
の上壁より突出する複数の軸受部材36の上端には圧縮
開放型エンジンブレーキ装置の要部を成す油路形成体3
9が一体的に取付けられ、油路形成体39の上部にロッ
カカバー43(図2参照)が装着される。
【0021】図2、図3に示すように、油路形成体39
は各気筒(図2,図3には1気筒のみを示した)のバル
ブブリッジ35と対向するスレーブピストン40を備
え、しかも、同ピストンを閉回路系の作動油路41を介
し駆動するマスターピストン46と、作動油路41に分
配路42を介し所定時に油圧源Pからの油圧を供給する
ソレノイドバルブ45及びコントロールバルブ44とを
収容する。ソレノイドバルブ45は図3に示すように、
オン時に分配路42に対して油圧源Pを連通させ、オフ
時に分配路42をドレーンD側に連通させる切換弁とし
て機能する。なお、ソレノイドバルブ45はエンジンコ
ントロールユニット47によって駆動制御される。
【0022】油路形成体39には第2カム31に対向配
備されるマスターピストン46が装着される。ここで
は、油路形成体39に形成される大径穴48にはタペッ
ト50が、大径穴48に続く小径穴49にはマスターピ
ストン46がそれぞれ摺動自在に嵌挿される。ここで、
図3及び図4を用いて、第2カム31、タペット50及
びマスターピストン46との関係について詳述する。
【0023】タペット50は第3スプリング52により
油路形成体39に対して第2カム31側に付勢され、当
接面501が第2カム31の動作に関係無く常に当接し
た状態を保っている。また、第3スプリング52のスプ
リング力は第2カム31のタペット押し上げ力より弱く
設定されているが、あまりに弱く設定してしまうと、第
2カムの回転により押し上げられたとき第2カム上で、
バウンドする恐れがあるため、バウンドしない程度の強
さに設定されている。即ち、タペット50は第2カム3
1の回転に追従して、第2カム31上を常時上下運動を
行うものである。 更に、タペット50の当接面501
は、第2カムの回転方向(図3中のF方向)に対して十
分に長い形状を成しているため、第2カムの回転方向に
作用する力を十分に分散することが出来る。なお、第2
カム31のカム幅eはタペット50の当接面501の直
径に応じて適宜設定され、第2カム31がマスターピス
トン46に直接当接する場合と比べ押圧力を分散し易く
なる。
【0024】またタペット50はその内部低壁にマスタ
ーピストン46を当接する台座502が設けられ、その
台座502上に配設されマスターピストン46を作動油
路41に連通する小径穴49内に押し込む方向に付勢さ
れた第1スプリング51が設けられている。この第1ス
プリングのスプリング力は作動油路41内の作動油圧よ
り弱く設定されている。これにより、圧縮開放型エンジ
ン補助ブレーキ作動時には、作動油路41に作動油圧が
印加されたときにはマスターピストン46が台座502
に当接して、第2カム31の動きに追従してマスターピ
ストン46が作動油路41内の圧力を加圧出来るもので
あり、一方非作動時には、第1スプリング51の付勢力
によりマスターピストン46は台座502から離脱さ
れ、タペット50のみが第2カムの回転に追従して、上
下運動する。次に、圧縮開放型エンジン補助ブレーキの
作動を図2、図3及び図4を用いて説明する。
【0025】コントロールバルブ44は上下方向に長い
空間441に上下動自在に嵌挿され、常時戻しバネ44
2で下方である作動油路41の開放位置側に付勢され
る。しかもコントロールバルブ44は一方弁としての機
能を備える。ここで、分配路42の高圧時にコントロー
ルバルブ44は上昇し、閉鎖位置に保持され、作動油路
41を閉じ、且つ分配路42の高圧油の供給のみを許容
する。この際、図4(b)に示すように、作動油路41
側のマスターピストン46はタペット50及び第2カム
31に当接する作動位置B2側に押圧される。一方、分
配路42の低圧時にコントロールバルブ44は降下し、
開放位置に保持され、作動油路41を開口443を介し
大気開放する。この場合、作動油路41側のマスターピ
ストン46は非作動位置B1に保持され、この際、マス
ターピストン46はタペット50から第1スプリング5
1の働きで浮き上がり、タペット50は空作動する。
【0026】油路形成体39には排気ロッカアーム30
に対向配備されるスレーブピストン40が収容される。
スレーブピストン40は油路形成体39に形成される穴
53に摺動自在に嵌挿される。穴53はその上部が作動
油路41に連通され、その下部はピストン小径部を貫通
する低壁を備え、低壁に下端が当接する第2スプリング
54が常時スレーブピストン40をストッパ55に当接
するように押圧する。
【0027】ここで、スレーブピストン40はその下端
を排気ロッカアーム30に当接出来、特に、非作動時は
ストッパ55に当接し、排気ロッカアーム30には押圧
力を加えず、作動時には、その下端を排気ロッカアーム
30に押圧し、排気ロッカアーム30及びその下部のバ
ルブブリッジ35及び一対の排気弁28を押圧し、燃焼
室C1の高圧気体を排気路EX側に排出できる。このよ
うに図2、図3には第1気筒の圧縮開放型エンジン補助
ブレーキ装置の要部を示したが、同様にその他の気筒の
圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置の要部も構成され
る。このような圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置2
0のソレノイドバルブ45はエンジンコントロールユニ
ット47によって駆動制御される。
【0028】エンジンコントロールユニット47はエン
ジン回転数Neをエンジン回転センサ56、アクセル開
度θaをアクセル開度センサ57、車速Vを車速センサ
58、補助ブレーキ信号sを図示しない車両のハンドル
に付設されるコンビネーションスイッチ59より入力さ
れる。エンジンコントロールユニット47は、周知のエ
ンジン制御処理の途中で、車両情報としてのエンジン回
転数Ne、アクセル開度θa、車速V、補助ブレーキ信
号spを取り込み、これら情報に基づきソレノイドバル
ブ45を駆動し、補助ブレーキ駆動制御を行う。
【0029】即ち、エンジンコントロールユニット47
は、エンジン回転数Neが所定回転数(アイドル回転
数)以上で、車速Vが所定の走行時判定値を上回らない
限りソレノイドバルブ45を非作動に保持する。この
間、作動油路41の油圧は開口443より排除され、マ
スターピストン46は第1スプリング51でタペット5
0より離れ(図4(a)参照)、タペット50のみ空作
動する。このため、スレーブピストン40は第2スプリ
ング54によって非作動位置に保持され、一対の排気弁
28及び吸気弁27は、図6に示すように排気行程及び
吸気行程で開作動するのみの状態を保持する。
【0030】エンジン回転数Neが所定回転数(アイド
ル回転数)以上で、車速Vが所定の走行時判定値を上回
り、アクセル開度θaが全閉に保持された場合でも、補
助ブレーキ信号spがオンされない限り、上述と同様
に、ソレノイドバルブ45を非作動に保持し、スレーブ
ピストン40を第2スプリング54によって非作動位置
に保持し、一対の排気弁28及び吸気弁27を、通常状
態で駆動する。一方、エンジン回転数Neが所定回転数
(アイドル回転数)以上で、車速Vが所定の走行時判定
値を上回り、アクセル開度θaが全閉に保持された場合
において、コンビネーションスイッチ59が切換えら
れ、補助ブレーキ信号spがオンされると、エンジンコ
ントロールユニット47は駆動回路471を介しソレノ
イドバルブ45にオン出力を発する。
【0031】これによって、分配路42が油圧源Pに連
通され、コントロールバルブ44が上昇して作動油路4
1を閉じ、作動油路41を所定の油圧に保持し、マスタ
ーピストン46とスレーブピストン40が受ける油圧が
等圧化される。すると、図5に破線で示すように、各気
筒の圧縮行程より膨張行程にわたって第2カム31がT
DCの前後のθ1(図6参照)で一対の排気弁28を開
作動し、燃焼室C1内の圧縮済高圧気体を排気路EXに
排出する。このように、各気筒の燃焼室C1の高圧気体
が排出されて圧縮仕事が吸収され、車両の運動エネルギ
を吸収し、圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置20と
して作動することができる。なお、圧縮開放型エンジン
補助ブレーキ装置20と同時に、排気ブレーキ装置の排
気路EXに設けたシャッタ弁38を閉方向に操作し、排
気圧を上げてエンジンの吸・排気仕事を増大させ、吸収
仕事をより増大させても良い。
【0032】次に、図7を用いて本実施例の変形例につ
いて説明する。図7は図4(a)の部位に相当するもの
であり、図4(a)と異なる点は図4(a)が第2及び
第3スプリング51,52の2つのスプリングを持つも
のであるのに対し、本変形例では第1スプリング51a
がタペット50の台座502上に配設され、マスターピ
ストン46を第2カム31から遠ざける方向に付勢する
と共に、タペット50を第2カム31に押し付ける方向
に付勢するものである。
【0033】この時の第1スプリング51aのスプリン
グ力、作動油路41の作動油圧及び第2カム31がタペ
ット50を押し上げる力の大小関係は、押し上げ力が最
も大きく、次に作動油圧、次にスプリング力と順次小さ
くなるように設定されている。 この変形例を用いた場
合も、図1の実施例と同様の作用効果が得られ、特に、
部品数の低減を図れる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、シリンダ
ヘッド上のカムシャフトに第1カム及び第2カムをそれ
ぞれ配設し、通常運転時に一端が第1カムと当接し他端
が排気弁と当接すると共に排気弁を通常の排気行程で開
放するロッカアームを備え、更に、第2カムと対向する
位置に配設されると共に同第2カムから遠ざける方向に
第1スプリングにより付勢されるマスターピストンと、
ロッカアームの他端側に対向して配設されると共に同ロ
ッカアームから遠ざける方向に第2スプリングにより付
勢されるスレーブピストンとを備え、更に、閉回路系で
ある流体回路の一端にマスターピストンを他端にスレー
ブピストンを配し、エンジン補助ブレーキ運転時におい
ては、油圧給排手段の切換によって、流体回路に油圧を
供給しマスターピストン及びスレーブピストンを第1及
び第2スプリングの付勢力に抗して第2カム及びロッカ
アームの他端側に当接させ、その上で、第2カムにより
排気弁を圧縮行程上死点付近で強制的に開放し、通常運
転時においては、油圧給排手段の切換によって流体回路
から油圧を排出する。このため、同一気筒上のマスター
ピストンとスレーブピストンを流体回路で連通できるの
で、流体回路を比較的短く出来、作動油路の穴加工費を
低減出来、しかも、カムシャフトに新たに第2カムを設
けるので、第2カムのバルブ開閉タイミングを適正化で
き、吸収馬力の向上を図れる。また、スレーブピストン
がロッカアームに当接するので、複数の排気弁を同時に
開弁することを可能とし、吸収馬力の向上をさらに図れ
る。
【0035】請求項2の発明は、請求項1に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、第1カムと
第2カムとはカムシャフト上に隣合って配設されるの
で、流体回路を特に短く出来る。
【0036】請求項3の発明は、請求項1に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、マスターピ
ストンは、常時第2カムに付勢され当接するタペットを
介して同第2カムと当接する。この場合、第2カムにマ
スターピストンが直接接しないので、圧縮開放型エンジ
ン補助ブレーキ作動時のマスターピストンが第2カムの
回転力によりマスターピストンの横方向からの力を受け
ることがなくなり、マスターピストンのタペット及び第
2カムへの着座がスムーズとなりマスターピストンの耐
久性が向上する。
【0037】請求項4及び請求項5の発明は、請求項3
に記載の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置におい
て、タペットは第1スプリングとは異なる第3スプリン
グにより第2カムと当接するので、タペットを確実に上
下摺動させることができる。特に、第3スプリングは第
1スプリングより付勢力が大とすると、タペットの空作
動時に、マスターピストンの連動を排除出来マスターピ
ストンの耐久性が向上する。
【0038】請求項6の発明は、請求項3に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、タペットは
第1スプリングにより上記第2カムに付勢される構造を
採るため、第1スプリングがタペットを第2カムに付勢
する役割とマスターピストンを第2カムから遠ざける方
向に付勢する役割を兼用することが可能となり、部品点
数の削減も可能である。
【0039】請求項7の発明は、請求項3に記載の圧縮
開放型エンジン補助ブレーキ装置において、マスターピ
ストンの第2カム側先端部よりタペットの第2カム当接
面の方が十分に面積が広いので、タペットに加わるカム
の回転方向の力を排除出来、スムーズにタペットを往復
動出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての圧縮開放型エンジ
ン補助ブレーキ装置の装備されたエンジンの概略構成図
である。
【図2】図1の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置の
シリンダヘッド部分の切欠部分拡大平面図である。
【図3】図1の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置の
概略要部構成図である。
【図4】図1の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置の
第2カムの作動説明図であり、(a)は低油圧時、
(b)は高油圧時を示す。
【図5】図1の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置を
装備するエンジンの行程説明図である。
【図6】図1の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置を
装備するエンジンの吸排気カム及び第2カムの作動説明
図である。
【図7】本発明の変形例としての圧縮開放型エンジン補
助ブレーキ装置のマスターピストン近傍の断面図であ
る。
【図8】従来の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置の
油余形成部材の平面図である。
【図9】従来の圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置を
装備するエンジンの概略要部構成図である。
【符号の説明】
23 シリンダヘッド 24 カム軸 25 吸気カム 26 排気カム 27 吸気弁 28 排気弁 29 ロッカアーム 30 排気ロッカアーム 31 第2カム 32 吸気ロッカアーム軸 33 排気ロッカアーム軸 34 バルブブリッジ 35 バルブブリッジ 36 軸受部材 39 油路形成体 40 スレーブピストン 41 流体回路 44 コントロールバルブ 45 ソレノイドバルブ 46 マスターピストン 51 第1スプリング 52 第3スプリング 54 第2スプリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのシリンダヘッド上に回転自在に
    設けられたカムシャフトと、 同カムシャフトに配設された第1カムと、上記エンジン
    の各シリンダに設けられた少なくとも1個の排気弁と、
    通常運転時に一端が上記第1カムと当接し他端が上記排
    気弁と当接すると共に上記排気弁を通常の排気行程で開
    放するロッカアームと、上記カムシャフトに配設された
    第2カムと、同第2カムと対向する位置に配設されると
    共に同第2カムから遠ざける方向に第1スプリングによ
    り付勢されるマスターピストンと、上記ロッカアームの
    他端側に対向して配設されると共に同ロッカアームから
    遠ざける方向に第2スプリングにより付勢されるスレー
    ブピストンと、一端に上記マスターピストンを他端にス
    レーブピストンを有する閉回路系の流体回路と、エンジ
    ン補助ブレーキ運転時に上記流体回路に油圧を供給し上
    記マスターピストン及び上記スレーブピストンを第1及
    び第2スプリングの付勢力に抗して第2カム及びロッカ
    アームの他端側に当接させ、上記第2カムにより上記排
    気弁を圧縮行程上死点付近で強制的に開放するととも
    に、通常運転時は上記流体回路から油圧を排出する油圧
    給排手段とを有することを特徴とする圧縮開放型エンジ
    ン補助ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の圧縮開放型エンジン補助
    ブレーキ装置において、上記第1カムと上記第2カムと
    は上記カムシャフト上に隣合って配設されることを特徴
    とする圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の圧縮開放型エンジン補助
    ブレーキ装置において、上記マスターピストンは、常時
    上記第2カムに付勢され当接するタペットを介して同第
    2カムと当接することを特徴とする圧縮開放型エンジン
    補助ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の圧縮開放型エンジン補助
    ブレーキ装置において、上記タペットは第1スプリング
    とは異なる第3スプリングにより上記第2カムと当接す
    ることを特徴とする圧縮開放型エンジン補助ブレーキ装
    置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の圧縮開放型エンジン補助
    ブレーキ装置において、上記第3スプリングは第1スプ
    リングより付勢力が大であることを特徴とする圧縮開放
    型エンジン補助ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】請求項3に記載の圧縮開放型エンジン補助
    ブレーキ装置において、上記タペットは第1スプリング
    により上記第2カムに付勢されることを特徴とする圧縮
    開放型エンジン補助ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】請求項3に記載の圧縮開放型エンジン補助
    ブレーキ装置において、上記マスターピストンの上記第
    2カム側先端部より上記タペットの上記第2カム当接面
    の方が十分に面積が広いことを特徴とする圧縮開放型エ
    ンジン補助ブレーキ装置。
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