JPH0941919A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents

弁開閉時期制御装置

Info

Publication number
JPH0941919A
JPH0941919A JP19538195A JP19538195A JPH0941919A JP H0941919 A JPH0941919 A JP H0941919A JP 19538195 A JP19538195 A JP 19538195A JP 19538195 A JP19538195 A JP 19538195A JP H0941919 A JPH0941919 A JP H0941919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
crankshaft
valve opening
gear
closing timing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19538195A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Eguchi
勝彦 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP19538195A priority Critical patent/JPH0941919A/ja
Publication of JPH0941919A publication Critical patent/JPH0941919A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工コストの高い歯車を用いないで構成した
安価な弁開閉時期制御装置を提供すること。 【解決手段】 当該弁開閉時期制御装置を、内燃機関の
カムシャフト11に連結されて回転し、外周部位にカム
が形成された第1カム部材14と、内燃機関のクランク
シャフトに連結されて回転するとともに、第1カム部材
14の外周に同軸的に組付けられ、内周部位にカムが形
成された第2カム部材17と、両カム部材14,17の
前記各カム間に軸方向へ移動可能に組付けられ、両カム
部材14,17の前記各カムに係合して回転を伝達する
とともに、軸方向への移動により両カム部材14,17
を相対的に回転させて、クランクシャフトとカムシャフ
トとの間の回転位相を変更させるカム駆動体20と、こ
のカム駆動体20を軸方向へ移動させるカム駆動機構3
0を備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関における
吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とした弁開閉時
期制御装置(内燃機関のバルブタイミング調整装置)に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁開閉時期制御装置の一つとし
て、内燃機関のクランクシャフトまたはカムシャフトの
一方に連結されて回転し、外周に外歯が形成された中心
歯車と、前記クランクシャフトまたは前記カムシャフト
の他方に連結されて回転するとともに、前記中心歯車の
外周に同軸的に組付けられ、内周に内歯が形成された外
周歯車と、前記中心歯車と前記外周歯車との間の環状空
間に軸方向へ移動可能に挿入され、少なくとも一方がは
す歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内歯
とに係合して回転を伝達するとともに、軸方向への移動
により前記中心歯車と前記外周歯車とを相対的に回転さ
せて、前記クランクシャフトと前記カムシャフトとの間
の回転位相を変更させる円筒形の歯車集合体と、前記歯
車集合体を軸方向へ移動させる歯車駆動機構を備えて、
前記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉動作時期を
変化可能としたものがあり、例えば特公平5−7784
2号公報に示されている。
【0003】上記した公報の弁開閉時期制御装置におい
ては、前記歯車集合体が、前記中心歯車の外歯と前記外
周歯車の内歯とに係合する内歯と外歯を有して前記歯車
駆動機構によって軸方向へ移動される主歯車と、この主
歯車とは別体で前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内
歯とに係合する内歯と外歯を有して弾性部材を介して前
記主歯車に連結された副歯車とを備える構成となってい
て、主歯車と副歯車が弾性部材の付勢力により軸方向の
逆方向に付勢されることにより、当該歯車集合体の各歯
と前記中心歯車の外歯及び前記外周歯車の内歯とのバッ
クラッシュがゼロとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の弁開閉
時期制御装置においては、外周に外歯が形成された中心
歯車と、内周に内歯が形成された外周歯車と、少なくと
も一方がはす歯とされた前記中心歯車の外歯と前記外周
歯車の内歯とに係合する内歯と外歯を有する主歯車と、
前記中心歯車の外歯と前記外周歯車の内歯とに係合する
内歯と外歯を有する副歯車等の特殊な歯車を多数使用し
ているため、非常にコストがかかる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、内燃機関のカムシャ
フトによる吸気、排気弁の開閉動作時期を変化可能とし
た当該弁開閉時期制御装置を、内燃機関のクランクシャ
フトまたはカムシャフトの一方に連結されて回転し、外
周部位にカムが形成された第1カム部材と、前記クラン
クシャフトまたは前記カムシャフトの他方に連結されて
回転するとともに、前記第1カム部材の外周に同軸的に
組付けられ、内周部位にカムが形成された第2カム部材
と、前記両カム部材の前記各カム間に軸方向へ移動可能
に組付けられ、前記両カム部材の前記各カムに係合して
回転を伝達するとともに、軸方向への移動により前記両
カム部材を相対的に回転させて、前記クランクシャフト
と前記カムシャフトとの間の回転位相を変更させるカム
駆動体と、このカム駆動体を軸方向へ移動させるカム駆
動機構を備える構成とした。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明による弁開閉時期制御装置
においては、上記した従来装置の歯車(中心歯車、外周
歯車、主歯車及び副歯車等)に代えて、歯車より加工コ
ストの安い第1カム部材、第2カム部材及びカム駆動体
を採用したものであり、低コスト化を図ることができ
る。また、カム駆動体をカム駆動機構によって軸方向へ
移動させることにより、両カム部材を相対的に回転させ
て、クランクシャフトとカムシャフトとの間の回転位相
を変更させるようにしたものであるため、カム駆動体が
係合する両カム部材の各カム形状を適宜に設定すること
により、カム駆動体の軸方向移動量に対する両カム部材
の相対回転量の変化特性を適宜に設定することが可能で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明による弁開
閉時期制御装置を示していて、この弁開閉時期制御装置
においては、内燃機関のカムシャフト11にピン12と
ボルト13を用いて第1カム部材14が同軸的かつ一体
回転可能に組付けられている。また、カムシャフト11
にはハブ15が回転可能に組付けられていて、このハブ
15にボルト16を用いて第2カム部材17とタイミン
グプーリ18が同軸的かつ一体回転可能に組付けられて
いる。タイミングプーリ18は、タイミングベルト(図
示省略)を介して内燃機関のクランクシャフト(図示省
略)により駆動されるようになっている。
【0008】第1カム部材14は所要の軸方向長さを有
していて、外周部位には二対のカム14a,14bが形
成されており、各カム14a,14bには周方向にて同
方向に傾斜するカム面14a1,14b1が形成されて
いる(図3及び図4参照)。第2カム部材17は、第1
カム部材14の外周に同軸的に配置されていて、内周部
位には第1カム部材14の各カム14a,14bに対向
する二対のカム17a,17bが形成されており、各カ
ム17a,17bには各カム14a,14bのカム面1
4a1,14b1とにより軸方向の楔面を互い違いに形
成するカム面17a1,17b1が形成されている(図
3及び図4参照)。また、第1カム部材14と第2カム
部材17の各カム14a,14bと17a,17b間に
は、カム駆動機構30によって軸方向に移動されるカム
駆動体20が軸方向へ移動可能に組付けられている。な
お、第2カム部材17の端部にはキャップ19が液密的
かつ脱着可能に組付けられている。
【0009】カム駆動体20は、両カム部材14,17
の各カム14a,14bと17a,17bに係合して回
転を伝達するとともに、軸方向への移動により両カム部
材14,17を相対的に回転させて、クランクシャフト
(図示省略)とカムシャフト11との間の回転位相を変
更させるものであり、第1楔体21と第2楔体22とこ
れらを連結支持するリング23を備えている。第1楔体
21は、カム面14a1,17a1に係合する軸方向の
楔面21a,21bを有していて、ピン24と圧縮コイ
ルスプリング25を介してリング23に連結されてお
り、楔面21a,21bにてカム面14a1,17a1
に弾撥的に当接している。第2楔体22は、カム面14
b1,17b1に係合する軸方向の楔面22a,22b
を有していて、圧縮コイルスプリング26を介してリン
グ23に連結されており、楔面22a,22bにてカム
面14b1,17b1に弾撥的に当接している。ピン2
4は、第1楔体21に形成されている軸方向の段付孔を
貫通した脚部先端にてリング23に圧入固定されてい
て、頭部にて圧縮コイルスプリング25(段付孔に組付
けられている)の一端と係合している。
【0010】歯車駆動機構30は、図1に示したよう
に、第1カム部材14とハブ15と第2カム部材17等
によって構成されるシリンダ31と、上記したリング2
3に一体的に形成されてシリンダ31内にシールリング
32を介して軸方向へ摺動可能に組付けたピストン33
と、このピストン33の軸方向移動を制御する油圧制御
弁34及びバルブタイミング制御装置35等によって構
成されていて、ピストン33の図示右側に形成された油
室はハブ15とカムシャフト11に設けた油路36を通
して油圧制御弁34のAポートに接続され、ピストン3
3の図示左側に形成された油室は両カム部材14,17
間とボルト13とカムシャフト11に設けた油路37を
通して油圧制御弁34のBポートに接続されている。ま
た、油圧制御弁34のPポートには油圧ポンプ38が接
続されRポートにはリザーバ39が接続されていて、油
圧制御弁34がバルブタイミング制御装置35によって
作動を制御されることにより、ピストン33が軸方向に
駆動されて、カム駆動体20が軸方向に駆動されるよう
になっている。
【0011】上記のように構成したこの実施形態におい
ては、各カム部材14,17のカム面14a1,14b
1、17a1,17b1に係合する楔面21a,21
b、22a,22bを有する各楔体21,22が軸方向
にばね付勢されて各カム部材14,17を周方向の逆方
向に押動することにより、各カム部材14,17と各楔
体21,22の周方向隙間(バックラッシュ)がゼロと
されていて、この周方向隙間による不具合(各カム部材
14,17と各楔体21,22との当接部での騒音の発
生、弁開閉時期の不安定化)が防止されている。
【0012】また、この実施形態においては、カム駆動
機構30によってカム駆動体20が軸方向へ移動される
と、図5に例示したように、カム駆動体20における両
楔体21,22の協同作用によって第1カム部材14が
第2カム部材17に対して相対的に回転し、これによっ
てクランクシャフト(図示省略)とカムシャフト11と
の間の回転位相が変更され、カムシャフト11による吸
気、排気弁(図示省略)の開閉動作時期が変化する。
【0013】ところで、この実施形態においては、歯車
より加工コストの安い第1カム部材14、第2カム部材
17及びカム駆動体20を採用して当該弁開閉時期制御
装置を構成したものであり、当該弁開閉時期制御装置の
低コスト化を図ることができる。また、カム駆動体20
をカム駆動機構30によって軸方向へ移動させることに
より、両カム部材14,17を相対的に回転させて、ク
ランクシャフトとカムシャフト11との間の回転位相を
変更させるようにしたものであるため、カム駆動体20
の各楔体21,22が係合する両カム部材14,17の
各カム形状を適宜に設定することにより、カム駆動体2
0の軸方向移動量に対する両カム部材14,17の相対
回転量の変化特性を適宜に設定することが可能である。
【0014】また、この実施形態においては、カム駆動
体20において各楔体21,22を採用しているため、
例えば相対回転量を小さくする必要がある場合等には、
各楔体21,22の各楔面21a,21b、22a,2
2bのなす角を小さくすることにより、各楔体21,2
2を軸方向に付勢する圧縮コイルスプリング25,26
のばね力が小さくても各カム部材14,17に周方向の
大きな押動力を付与することができて、各カム部材1
4,17と各楔体21,22の周方向隙間を的確にゼロ
とすることができる。したがって、各圧縮コイルスプリ
ング25,26の小型化を図って取付スペースの省スペ
ース化を図ることができ、変動トルクの大きい内燃機関
にもコンパクトに適用することができる。また、楔面と
いった簡単な形状で同効果が得られるので、安価に実施
できる。
【0015】上記した実施形態においては、周方向にて
二対の楔体21,22を備えるカム駆動体20を採用し
たが、カム駆動体を構成する各楔体の数は適宜増減変更
可能であり、これに合わせて各カム部材に形成するカム
面の数を増減変更して実施することも可能である。ま
た、上記した実施形態においては、本発明による弁開閉
時期制御装置をカムシャフト側に設けたが、クランクシ
ャフト側に設けて実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による弁開閉時期制御装置の一実施形
態を示すものであり、図3の1−1線で切断して矢印方
向にみた展開側面図である。
【図2】 図1に示した弁開閉時期制御装置を図3の2
−2線で切断して矢印方向にみた展開側面図である。
【図3】 図1の3−3線で切断して矢印方向にみた断
面図である。
【図4】 図1〜図3に示した両カム部材とカム駆動体
の各構成部材との関係を周方向に沿って切断し展開して
示した断面図である。
【図5】 図4に示した部位の作動説明図である。
【符号の説明】
11…カムシャフト、14…第1カム部材、14a,1
4b…カム、14a1,14b1…カム面、17…第2
カム部材、17a,17b…カム、17a1,17b1
…カム面、20…カム駆動体、21,22…楔体、21
a,21b,22a,22b…楔面、23…リング、2
4…ピン、25,26…圧縮コイルスプリング、30…
カム駆動機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトまたはカム
    シャフトの一方に連結されて回転し、外周部位にカムが
    形成された第1カム部材と、前記クランクシャフトまた
    は前記カムシャフトの他方に連結されて回転するととも
    に、前記第1カム部材の外周に同軸的に組付けられ、内
    周部位にカムが形成された第2カム部材と、前記両カム
    部材の前記各カム間に軸方向へ移動可能に組付けられ、
    前記両カム部材の前記各カムに係合して回転を伝達する
    とともに、軸方向への移動により前記両カム部材を相対
    的に回転させて、前記クランクシャフトと前記カムシャ
    フトとの間の回転位相を変更させるカム駆動体と、この
    カム駆動体を軸方向へ移動させるカム駆動機構を備え
    て、前記カムシャフトによる吸気、排気弁の開閉動作時
    期を変化可能とした弁開閉時期制御装置。
JP19538195A 1995-07-31 1995-07-31 弁開閉時期制御装置 Pending JPH0941919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19538195A JPH0941919A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 弁開閉時期制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19538195A JPH0941919A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 弁開閉時期制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0941919A true JPH0941919A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16340227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19538195A Pending JPH0941919A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 弁開閉時期制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0941919A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5566651A (en) Device for continuous angular adjustment between two shafts in driving relationship
JP2969951B2 (ja) 内燃エンジンのバルブ駆動システム
JP4442574B2 (ja) バルブタイミング調整装置
JP2001221019A (ja) 可変カムシャフトタイミングシステム
US6883482B2 (en) Variable valve timing controller
JP2019007409A (ja) 弁開閉時期制御装置
US4993370A (en) Valve driving mechanism for internal combustion engine
US6213071B1 (en) Variable phase coupling
EP1217176B1 (en) Valve timing adjusting device
JPH11153009A (ja) 内燃機関用バルブタイミング調整装置
JP3671440B2 (ja) トルク伝達装置
JPH09310607A (ja) 内燃機関のバルブタイミング可変機構
CN113167140B (zh) 阀正时调整装置
US5724928A (en) Valve timing adjustment device for internal combustion engine
JPH0941919A (ja) 弁開閉時期制御装置
JP2021046844A (ja) バルブタイミング調整装置
JP2002242626A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JPH02149707A (ja) 弁開閉時期制御装置
JPH09151710A (ja) 弁開閉時期制御装置
JP3079778B2 (ja) 内燃機関のバルブタイミング調整装置
JP2873180B2 (ja) 可変バルブタイミング機構
JPH0941916A (ja) 弁開閉時期制御装置
JPH087045Y2 (ja) 可変バルブタイミング装置
JPH0941918A (ja) 弁開閉時期制御装置
JP2003301703A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置