JPH0941641A - 合成樹脂製マット - Google Patents

合成樹脂製マット

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JPH0941641A
JPH0941641A JP19647295A JP19647295A JPH0941641A JP H0941641 A JPH0941641 A JP H0941641A JP 19647295 A JP19647295 A JP 19647295A JP 19647295 A JP19647295 A JP 19647295A JP H0941641 A JPH0941641 A JP H0941641A
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JP
Japan
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mat
blocks
synthetic resin
block
connecting band
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JP19647295A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Teramoto
健次郎 寺本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連結帯の変形に対する自由度を高くでき、ブ
ロックの伸縮による寸法差を充分に吸収できる合成樹脂
製マットを提供する。 【解決手段】 マット本体1が複数のブロック2から構
成されており、各ブロック2は所定幅の空隙3を隔てて
配置されるとともに、隣接するブロック2間にかけ渡さ
れた連結帯4により相互に連結されている合成樹脂製マ
ットにおいて、連結帯4を、横方向に折り返された平面
視略V字状に形成されるとともに、両端部分でブロック
2の側面にそれぞれ連結されたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マット本体が、連
結帯により相互に連結された複数のブロックから構成さ
れている合成樹脂製マットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の合成樹脂製マットには、
実公平1−41346号公報に開示されたものがある。
この合成樹脂製マットにおいては、図8(a)に示すよ
うに、マット本体71を構成する複数のブロック72が
所定幅の空隙73を隔てて配置されるとともに、連結帯
74により相互に連結されている。なお、符号75はブ
ロック72の基板を、76は基板75の底面に突設され
た支柱を、それぞれ示している。
【0003】連結帯74は、一端が一方のブロック72
の基板75側面上部に連結されるとともに、他端が他方
のブロック72の基板75側面下部に連結されており、
一端近傍で下向きに折り曲げられるとともに、この下向
きに折り曲げられた部分の下端部がU字状に立ち上げら
れた形状をなしている。
【0004】この合成樹脂製マットは、温度変化に伴っ
てブロック72が伸縮した場合、連結帯74が変形して
寸法差を吸収することにより合成樹脂製マットが波打っ
たり浮き上がったりするのを防止するとともに、合成樹
脂製マットを巻き取る際には、連結帯74が変形して空
隙73に沿って折れ曲がるので、巻き取りが容易になる
というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の合成樹脂製マットにおいては、ブロック72が
収縮して空隙73の幅が広くなった場合、図8(b)に
示すようにブロック72の一方が浮き上がることにな
り、この浮き上がった部分が靴で踏まれると、連結帯7
4に引張応力が生じて、連結帯74が切断されるおそれ
があった。
【0006】したがって、強度を持たせて切断を防ぐ必
要から、連結帯74をある程度厚く形成せざるを得ず、
このため、連結帯74の変形に対する自由度が低くな
り、ブロック72の伸縮による寸法差を充分に吸収でき
ないものとなっているのが実情であった。
【0007】よって、このような合成樹脂製マットを、
例えば約20mの長さにわたってプールサイドに敷設し
たような場合、夜間の温度低下に伴ってブロック72が
収縮すると、合成樹脂製マットの両端部が中央部に向か
って引っ張られて、その全長が50cmほど短くなるため
に、その後、昼間の温度上昇に伴ってブロック72が伸
長した際に、合成樹脂製マットが波打ったり浮き上がっ
たりするという問題があった。
【0008】本発明は以上のような問題に鑑みてなされ
たものであって、連結帯の変形に対する自由度を高くで
き、ブロックの伸縮による寸法差を充分に吸収できる合
成樹脂製マットを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、マット本体が複数のブロックから構成さ
れており、各ブロックは所定幅の空隙を隔てて配置され
るとともに、隣接するブロック間にかけ渡された連結帯
により相互に連結されている合成樹脂製マットにおい
て、前記連結帯が、横方向に折り返された平面視略V字
状体を含んで形成されるとともに、両端部分でブロック
の側面にそれぞれ連結されている構成としたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。なお、図3におけるA−A
線,B−B線,C−C線は、図2に同一符号で示したも
のと同一の切断線を示している。
【0011】これらの図において全体を符号1で示され
るマット本体は、複数のブロック2から、平面視略正方
形に構成されている。各ブロック2は以下のように構成
されている。すなわち、ブロック2の基板21は格子状
に形成されており、この基板21の底面に適宜な間隔で
支柱22が突設されるとともに、基板21の外周縁から
下向きに延びる側板23が形成されている。また、基板
21底面の外周縁部には補助支柱24が側板23と一体
的に形成されている。
【0012】このようなブロック2は、所定幅の空隙3
を隔てて配置されるとともに、隣接するブロック2間に
かけ渡された連結帯4により相互に連結されている。
【0013】連結帯4は空隙3内に設けられており、そ
の中間部分で横方向に折り返された平面視略V字状に形
成されるとともに、図4に示すように、V字の両端部分
を側板23と一体的に形成することにより、隣接するブ
ロック2の側面にそれぞれ連結されている。なお、連結
帯4の、図4に示した両端部分を除いた部分は側板23
とは独立形成されている。また、靴で踏まれることによ
る破損を防止するために、連結帯4の上端はブロック2
の上面よりも一段低くなっている。
【0014】また、5はマット本体1の2辺の側面に突
設された嵌合筒、6はマット本体1の他の2辺の側面に
突設され、前記嵌合筒5に挿脱自在な嵌合突起であっ
て、マット本体1は、前記嵌合筒5及び嵌合突起6から
なる公知の連結構造により複数が繋ぎ合わされて、任意
の形状及び大きさの合成樹脂製マットを形成するように
なっている。
【0015】なお、このマット本体1は、ポリプロピレ
ン,ポリエチレン,塩化ビニル,EVA(エチレン−酢
酸ビニル共重合体)などの合成樹脂を原料とし、例えば
射出成型機を用いて一体成型されたものである。
【0016】因みに、マット本体1を成型する際の空隙
3の幅は、ブロック2の温度変化に伴う最大寸法差を使
用原料の膨張率に基づいて計算し、これより僅かに大き
めに設定しておけばよく、具体的には、最大3〜4%の
寸法差が吸収できるようになっていればよい。
【0017】また、図1から明らかなように、マット本
体1四隅のブロック2は小さい正方形に形成されるとと
もに、これら四隅のブロック2の間に位置するブロック
2は長方形に形成されており、前記のように複数のマッ
ト本体1を繋ぎ合わせた際、小さい正方形のブロック2
は4枚が、長方形のブロック2は2枚が、それぞれ相互
に一体的に連結されて、マット本体1中央のブロック2
と同じ大きさの正方形のブロックを形成するようになっ
ている。
【0018】以上のような合成樹脂製マットにおいて
は、連結帯4が、横方向に折り返された平面視略V字状
に形成されているため、連結帯4の変形に伴って隣接す
るブロック2間に段差が生じることがなく、温度低下に
よりブロック2が収縮した場合であっても、従来例のよ
うに隣接するブロック2の一方が浮き上がることがなく
て、靴で踏まれても連結帯4が切断されるおそれがな
い。
【0019】したがって、連結帯4を従来のものに比べ
て薄く形成することが可能となり、この結果、連結帯4
を変形に対する自由度が高く、ブロック2の伸縮による
寸法差を充分に吸収できるものとすることが可能とな
る。
【0020】また、図8の合成樹脂製マットでは、連結
帯74が垂直方向に延びるているため、マット本体71
の厚さが薄い場合には連結帯74の長さが短くならざる
を得なかったが、本発明に係る合成樹脂製マットでは、
連結帯4が水平方向に延びており、その長さがマット本
体1の厚さによって制限されることがないため、連結帯
4を必要に応じて長くすることができ、この理由からも
連結帯4を変形に対する自由度の高いものとできる。
【0021】図7は、例えば夏の暑い時期に、多数のマ
ット本体1を連結して構成した長さ約25mの合成樹脂
製マットを学校の廊下に敷設するとともに、移動しない
ようにその両端を固定したような場合において、冬季に
なってブロック2が収縮した際のマット本体1の状態を
示している。このように、合成樹脂製マットの全長が決
められている条件下でブロック2が大幅に収縮したよう
な場合にも、その寸法差は図のような連結帯4の変形に
より充分に吸収される。
【0022】また、例えば多数のマット本体1を連結し
て構成した長さ約20mの合成樹脂製マットをプールサ
イドに敷設したような場合、夜間の温度低下に伴ってブ
ロック2が収縮すると、空隙3の幅を広くするように連
結帯4が変形することにより寸法差が吸収されるので、
合成樹脂製マットの全長は短くなることがなく、よっ
て、その後、昼間の温度上昇に伴ってブロック2が伸長
した際にも、寸法差は空隙3の幅を狭くするように連結
帯4が変形することにより吸収されることになって、合
成樹脂製マットが波打ったり浮き上がったりすることが
防止される。
【0023】また、余り踏まれない部分のブロック2は
敷設時の状態を保つのに対し、よく踏まれる部分のブロ
ック2は長期間のうちに次第に偏平化して水平方向に広
がることになり、これが原因となって合成樹脂製マット
が波打ったり浮き上がったりすることも従来はあった
が、本発明では連結帯4の変形に対する自由度が高いた
め、このようなブロック2間の寸法差も吸収できて、合
成樹脂製マットの波打ちや浮き上がりを防止できる。
【0024】また、合成樹脂製マットを敷設する際、敷
設するスペースと合成樹脂製マットの寸法との間に多少
の差異があっても、この差異を連結帯4の変形でカバー
できるので寸法的融通がきくとともに、敷設する床面に
凹凸があっても連結帯4が容易に変形して合成樹脂製マ
ットが凹凸に応じた形状となるので、床面に良くフィッ
トする。
【0025】さらに、連結帯4の変形に対する自由度が
高いため、掃除や片付けの際の巻き取りが従来のものに
比べて容易に行なえるとともに、合成樹脂製マットを適
宜の長さごとに交互に反対方向に折り返した状態で片付
けることも可能である。
【0026】なお、本発明の実施の形態が前記したもの
に限定されるわけではなく、例えば連結帯4は、横方向
に折り返された平面視略V字状体の2つを反対の向きに
連結して平面視略Z字状に形成してもよく、また、3つ
の平面視略V字状体を交互に反対の向きに連結して平面
視略W字状に形成してもよい。
【0027】また、連結帯4の両端部分をブロック2の
側板23に連結せずに、基板21の側面又は補助支柱2
4に連結してもよい。また、ブロック2の基板21は格
子状以外のものでもよく、さらに、基板21の上面に多
数の草葉体が列設された所謂人工芝タイプのものでもよ
い。
【0028】また、前記では複数のマット本体1を繋ぎ
合わせて構成される合成樹脂製マットについて説明した
が、1枚のマット本体1のみから構成される合成樹脂製
マットにも本発明の適用が可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る合成
樹脂製マットにおいては、連結帯が、横方向に折り返さ
れた平面視略V字状体を含んで形成されるとともに、両
端部分でブロックの側面にそれぞれ連結されているの
で、従来のものに比べて連結帯の変形に対する自由度を
高くすることが可能であり、したがって、ブロックの伸
縮による寸法差を充分に吸収できて、合成樹脂製マット
の波打ちや浮き上がりが防止できる。また、敷設の際に
寸法的融通がきき、敷設する床面に凹凸があっても合成
樹脂製マットが床面に良くフィットし、掃除や片付けの
際の巻き取りも容易な合成樹脂製マットとすることも可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る合成樹脂製マットのマット本体を
示す平面図である。
【図2】マット本体の要部拡大平面図である。
【図3】マット本体の要部拡大底面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】図2のB−B線拡大断面図である。
【図6】図2のC−C線拡大断面図である。
【図7】ブロックが収縮した状態を示すマット本体の要
部拡大平面図である。
【図8】(a)は従来の合成樹脂製マットの要部概略断
面図、(b)はブロックが収縮した状態を示す従来の合
成樹脂製マットの要部概略断面図である。
【符号の説明】
1 マット本体 2 ブロック 3 空隙 4 連結帯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マット本体が複数のブロックから構成さ
    れており、各ブロックは所定幅の空隙を隔てて配置され
    るとともに、隣接するブロック間にかけ渡された連結帯
    により相互に連結されている合成樹脂製マットにおい
    て、 前記連結帯が、横方向に折り返された平面視略V字状体
    を含んで形成されるとともに、両端部分でブロックの側
    面にそれぞれ連結されていることを特徴とする合成樹脂
    製マット。
JP19647295A 1995-08-01 1995-08-01 合成樹脂製マット Pending JPH0941641A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19647295A JPH0941641A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 合成樹脂製マット

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JP19647295A JPH0941641A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 合成樹脂製マット

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JPH0941641A true JPH0941641A (ja) 1997-02-10

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ID=16358377

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JP19647295A Pending JPH0941641A (ja) 1995-08-01 1995-08-01 合成樹脂製マット

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JP (1) JPH0941641A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007118913A1 (es) * 2006-04-17 2007-10-25 Golden Decking, S.L. Placa perfeccionada para la configuración de suelos
JP2009281103A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Yamazaki Corp マット体
JP2014070384A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Sekisui Chem Co Ltd 床材

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