JPH09405U - ガスレーザ装置 - Google Patents
ガスレーザ装置Info
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- JPH09405U JPH09405U JP8197U JP8197U JPH09405U JP H09405 U JPH09405 U JP H09405U JP 8197 U JP8197 U JP 8197U JP 8197 U JP8197 U JP 8197U JP H09405 U JPH09405 U JP H09405U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器内の経時的なガス圧変動を電源を入れる
たびに逐次追跡でき、ガス圧の変動状況を把握できるよ
うにする。 【解決手段】 ガスを容器内に封じこめ、この容器内で
レーザ発振を起こさせる形式のガスレーザ装置におい
て、ガス圧モニタ手段にてモニタした容器内のガス圧力
をレーザ用コントローラのガス圧記憶用外部メモリに退
避し、このガス圧記憶用外部メモリに退避したガス圧と
その後にモニタした容器内の圧力とを順次比較すること
によってガス漏れを検知するガス漏れ検知装置を備え、
このガス漏れ検知装置が、ガスレーザ装置の電源を切る
前のガス圧力をガス圧記憶用外部メモリへ退避し、つぎ
に電源を入れたときのガス圧力と比較してガス漏れを検
知できるガス漏れ検知装置である。
たびに逐次追跡でき、ガス圧の変動状況を把握できるよ
うにする。 【解決手段】 ガスを容器内に封じこめ、この容器内で
レーザ発振を起こさせる形式のガスレーザ装置におい
て、ガス圧モニタ手段にてモニタした容器内のガス圧力
をレーザ用コントローラのガス圧記憶用外部メモリに退
避し、このガス圧記憶用外部メモリに退避したガス圧と
その後にモニタした容器内の圧力とを順次比較すること
によってガス漏れを検知するガス漏れ検知装置を備え、
このガス漏れ検知装置が、ガスレーザ装置の電源を切る
前のガス圧力をガス圧記憶用外部メモリへ退避し、つぎ
に電源を入れたときのガス圧力と比較してガス漏れを検
知できるガス漏れ検知装置である。
Description
【0001】
本考案は、ガスを容器内に封じこめ、この容器内でレーザ発振を起こさせる形 式のガスレーザ装置に関するものである。
【0002】
従来のガスレーザ装置、例えば、エキシマレーザ装置では、ハロゲンガスを含 む混合ガスを密閉容器内に大気圧よりかなり高い圧力(約2kg/cm2 cds )で封入し、これを励起して発振を行う。このとき、ハロゲンガスは人体に対し て有害であるため、この取扱いは慎重に行わなければならず、容器に漏れがない かしっかり確認しなければならない。ところが製造当初は漏れのない装置でもO リング等のシール部材の劣化や継手のゆるみ等で長い時間のあいだにガス漏れが 生じることがある。
【0003】 従来このガス漏れの検知にはHeリークデテクタ、ハロゲンセンサを使用した り匂いをかぐかしている。
【0004】
しかしなから、Heリークデテクタは操作が面倒であり、工場等に備付けられ た装置に対して日常点検を行うのには不向きである。またハロゲンセンサは感度 が悪く、感知した頃には空気中のハロゲンガスの濃度がかなり高いレベルに達し ており、信頼性が低い。また、匂いに関しては、感度は良いが、作業者が常にレ ーザ装置についていなければならないので、産業用としてはものにならない。
【0005】 本考案は上記のことにかんがみなされたもので、簡単な手段によりガス漏れを 検知及び警告を発することができ、レーザの発振出力低下の防止と、ガスが人体 及び他の機材に及ぼす悪影響をなくすことができると共に、容器内のガス圧値が 異常域に近付いているか否か等、ガス圧の変動状況まで把握でき、また、検知さ れる各ガス圧を基準温度に換算された正確な値として得ることができるようにし たガスレーザ装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
上記目的を達成するために、本考案に係るガスレーザ装置は、ガスを容器内に 封じこめ、この容器内でレーザ発振を起こさせる形式のガスレーザ装置において 、ガス圧モニタ手段にてモニタした容器内のガス圧力をレーザ用コントローラの ガス圧記憶用外部メモリに退避し、このガス圧記憶用外部メモリに退避したガス 圧とその後にモニタした容器内の圧力とを順次比較することによってガス漏れを 検知するガス漏れ検知装置を備え、このガス漏れ検知装置が、ガスレーザ装置の 電源を切る前のガス圧力をガス圧記憶用外部メモリへ退避し、つぎに電源を入れ たときのガス圧力と比較してガス漏れを検知できるガス漏れ検知装置である構成 となっている。
【0007】 また、上記ガスレーザ装置において、ガス圧力を測定するときに、これと同時 にガス温度を測定し、常に基準温度におけるガス圧として換算し、記憶した値と 、現在の値とを比較するようにした構成にした。
【0008】
先にモニタされたガスレーザ装置の容器内のガス圧値と、後に検出される容器 内のガス圧値との比較が順次続けられ、その比較結果により容器内のガス漏れが 検出される。そしてこのときの比較は電源を入れるたびに行われ、長時間のレー ザ休止状態の前後の圧力を比較して、このレーザ休止状態での容器内のガス漏れ が検出される。そして上記ガス漏れのチェックが基準温度のガス圧に換算されて なされる。
【0009】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図中1は容器、2はガスボンベ、3は排気ポンプ、4はこれらを接続するパイ プに介装するバルブである。5は容器1に接続した圧力センサ、6は圧力センサ 用コントローラ、7はレーザ用コントローラである。上記圧力センサ5は容器1 内の圧力を常時モニターし、長時間のレーザ休止長時間の前後の圧力をこの圧力 センサ用コントローラ6で比較することによって容器1のガス漏れをチェックで きるようになっている。8は上記レーザ用コントローラ7に接続したガス圧記憶 用外部メモリである。
【0010】 この構成での作用は第2図に示すようになる。第2図において、漏れチェック の開始は、例えば、レーザ用コントローラ7からボタンを押すことによって行う こともできる。この場合、その途中でレーザ発振を行うことになればフッ素の減 少などによって圧力が低下してしまうため正確なチェックができないので、レー ザ用コントローラ7がチェックの前後でレーザになにが起こったかを正確に把握 する必要がある。このことから、レーザ発振の終了を漏れチェックの開始とする ことができる。そしてこのとき、レーザ装置の電源を切る前の圧力をガス圧記憶 用外部メモリ8へ退避し、このガス圧と電源を入れたときのモニター値と比較す ることで漏れチェックができる。この場合の作用は第3図に示すようになる。な を、ガス圧記憶用外部メモリ8へガス圧力を退避することにより、レーザ用コン トローラ7の電源を切ってもガス圧が記憶されている。このとき、上記ガス圧記 憶用外部メモリ8に退避されたガス圧とその後のモニター値との比較は電源を入 れるたびに順次行われる。
【0011】 また、ガスの圧力はその絶対圧力に比例するため、例えば、ガス圧記憶用外部 メモリ8への記憶時のガス温度が現在のガス温度よりも高かったならば、ガス圧 は下がってしまう。そのために漏れてもいないのにガスもれ警報を出すこともあ る。また、その逆に漏れているのに温度上昇によってそれを検出できないことも ある。
【0012】 そのために、ガスの圧力を測定すると同時にそのガスの温度を測定し、ある基 準温度(例えば0度)における圧力に換算し、この換算値を比較して漏れの検知 を行うことが考えられる。この場合の作用は第4図に示すようになる。
【0013】
本考案によれば、簡単な手段によりガス装置の容器内でガス漏れを検知できて 、レーザの発振出力低下の防止と、ガスが人体及び他の機材に及ぼす悪影響をな くすことができると共に、容器内の経時的なガス圧変動を電源を入れるたびに逐 次追跡でき、ガス圧値が異常域に近付いているか否か等、ガス圧の変動状況まで 把握できる。
【0014】 また、本考案によれば、上記のようにして検知される各ガス圧は基準温度に換 算された正確な値として得ることができる。
【図1】本考案の実施例を示す構成説明図である。
【図2】作用を示すフローチャートである。
【図3】作用を示すフローチャートである。
【図4】作用を示すフローチャートである。
1…容器、2…ボンベ、3…排気ポンプ、4…バルブ、
5…圧力センサ、6…圧力センサ用コントローラ、7…
レーザー用コントローラ、8…ガス圧記憶用外部メモ
リ。
5…圧力センサ、6…圧力センサ用コントローラ、7…
レーザー用コントローラ、8…ガス圧記憶用外部メモ
リ。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガスを容器内に封じこめ、この容器内で
レーザ発振を起こさせる形式のガスレーザ装置におい
て、ガス圧モニタ手段にてモニタした容器内のガス圧力
をレーザ用コントローラのガス圧記憶用外部メモリに退
避し、このガス圧記憶用外部メモリに退避したガス圧と
その後にモニタした容器内の圧力とを順次比較すること
によってガス漏れを検知するガス漏れ検知装置を備え、
このガス漏れ検知装置が、ガスレーザ装置の電源を切る
前のガス圧力をガス圧記憶用外部メモリへ退避し、つぎ
に電源を入れたときのガス圧力と比較してガス漏れを検
知できるガス漏れ検知装置であることを特徴とするガス
レーザ装置。 - 【請求項2】 ガス圧力を測定するときに、これと同時
にガス温度を測定し、常に基準温度におけるガス圧とし
て換算し、記憶した値と、現在の値とを比較するように
したことを特徴とする請求項1記載のガスレーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8197U JP2561510Y2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | ガスレーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8197U JP2561510Y2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | ガスレーザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09405U true JPH09405U (ja) | 1997-07-15 |
JP2561510Y2 JP2561510Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=11464211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8197U Expired - Lifetime JP2561510Y2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | ガスレーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561510Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102015007501A1 (de) | 2014-06-18 | 2015-12-24 | Fanuc Corporation | Gaslaseroszillator mit Abschätzung der Abdichtung des Gasbehälters |
WO2017158694A1 (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | ギガフォトン株式会社 | レーザ装置及び極端紫外光生成システム |
JP2018533187A (ja) * | 2015-11-23 | 2018-11-08 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 燃料電池システムの漏れ監視 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5661834B2 (ja) | 2013-03-05 | 2015-01-28 | ファナック株式会社 | レーザガス容器の密閉性を推定可能なレーザ装置 |
JP6568311B2 (ja) | 2016-05-09 | 2019-08-28 | ギガフォトン株式会社 | レーザ装置 |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP8197U patent/JP2561510Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102015007501A1 (de) | 2014-06-18 | 2015-12-24 | Fanuc Corporation | Gaslaseroszillator mit Abschätzung der Abdichtung des Gasbehälters |
US9252552B2 (en) | 2014-06-18 | 2016-02-02 | Fanuc Corporation | Gas laser oscillator capable of estimating sealability of gas container |
CN105322417A (zh) * | 2014-06-18 | 2016-02-10 | 发那科株式会社 | 可推定气体容器的密闭性的气体激光振荡器 |
JP2018533187A (ja) * | 2015-11-23 | 2018-11-08 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 燃料電池システムの漏れ監視 |
US11196067B2 (en) | 2015-11-23 | 2021-12-07 | Robert Bosch Gmbh | Leakage monitoring of a fuel cell system |
WO2017158694A1 (ja) * | 2016-03-14 | 2017-09-21 | ギガフォトン株式会社 | レーザ装置及び極端紫外光生成システム |
US10461494B2 (en) | 2016-03-14 | 2019-10-29 | Gigaphoton Inc. | Laser apparatus and extreme ultraviolet light generation system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561510Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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