JP2002245570A - ガス漏れ警報器 - Google Patents

ガス漏れ警報器

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JP2002245570A
JP2002245570A JP2001040298A JP2001040298A JP2002245570A JP 2002245570 A JP2002245570 A JP 2002245570A JP 2001040298 A JP2001040298 A JP 2001040298A JP 2001040298 A JP2001040298 A JP 2001040298A JP 2002245570 A JP2002245570 A JP 2002245570A
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gas
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sensor
leak alarm
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JP2001040298A
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Hiroyuki Takaoka
浩幸 高岡
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 点検員が家庭に来なくても、ガス漏れ警報器
がガスセンサも含めて正常に機能しているかどうかが自
動定期点検されるガス漏れ警報器を提供する。 【解決手段】 点検ガス発生制御手段101は、計時手
段2から取得される計時情報に基づき定期的に点検ガス
発生手段4を制御して点検ガスを発生させる。そして、
ガスセンサ点検手段102は、点検ガスに応答してガス
センサ3から供給される検出出力に基づきガスセンサ3
を点検する。このガスセンサ点検手段102による点検
結果が、ガスセンサ正常報知手段103及びガスセンサ
異常警報手段104から出力される。したがって、ガス
センサ3も含めたガス漏れ警報器自体が正常に機能して
いるかどうかが、定期的に使用者側で認識できるように
なる。このため、専門の点検員による定期検査も不要に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏れ警報器に
関し、特に、ガスセンサを含む警報器自体の自動点検機
能を備えたガス漏れ警報器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、多くの家庭にはガス漏れを検知し
て音声等により警報を発するガス漏れ警報器が装備され
ている。ところが、このガス漏れ警報器は正常状態が続
いている限り警報を発しないので、使用者は警報器の必
要性を疑問視することもあった。そこで、正常状態が続
いていても定期的に正常であることを音声報知するよう
にするようにしたガス漏れ警報器が、例えば実用新案登
録公報第2503951号において提案されているが、
このガス漏れ警報器にも以下に述べるような問題があ
る。
【0003】すなわち、上記公報のガス漏れ警報器で
は、タイマを内蔵したマイコンにガスセンサが接続され
ている。このマイコンはタイマから計時情報を取得する
と共に、ガスセンサからの検出出力に基づきガス漏れ監
視を行っている。そして、マイコンは、ガスセンサから
の検出出力及びタイマからの計時情報に基づき、一定期
間ガス漏れが検出されない場合には、音声発生回路を制
御して正常である旨を音声報知するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のガス漏れ警報器では、ガスセンサからの検出出力に
基づいて上記ガス漏れ監視及び定期的な正常報知を行っ
ている。すなわち、ガスセンサからの検出出力に基づく
ということは、ガスセンサの検出性能が劣化して高濃度
のガス漏れを検出できなくなった場合においても、マイ
コン側では正常であると判断してしまう可能性もある。
要するに、従来のガス漏れ警報器では、センサの性能も
含めて警報器自体が正常に機能しているかどうかは認識
できないという問題点がある。したがって、実際には警
報すべきガス漏れが発生していても、長期間放置された
ままにされる可能性もある。このため、定期的に点検員
を各家庭に派遣して、警報器の点検を行わざるをえなか
った。
【0005】よって本発明は、上述した現状に鑑み、点
検員が家庭に来なくても、ガス漏れ警報器がガスセンサ
も含めて正常に機能しているかどうかが自動定期点検さ
れるガス漏れ警報器を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載のガス漏れ警報器は、図1の基
本構成図に示すように、ガス漏れを検出して警報するガ
ス漏れ警報器であって、計時情報を供給する計時手段2
と、ガス濃度を検出して検出出力を供給するガスセンサ
3と、点検ガスを発生する点検ガス発生手段4と、前記
計時情報に基づき定期的に前記点検ガス発生手段4を制
御して、前記点検ガスを発生させる点検ガス発生制御手
段101と、前記点検ガスに応答して前記ガスセンサ3
から供給される前記検出出力に基づき、前記ガスセンサ
3を点検するガスセンサ点検手段102と、前記ガスセ
ンサ点検手段102による点検結果が正常を示す場合、
前記ガスセンサ3が正常であることを報知するガスセン
サ正常報知手段103と、前記ガスセンサ点検手段10
2による点検結果が異常を示す場合、前記ガスセンサ3
が異常であることを警報するガスセンサ異常警報手段1
04とを有することを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、点検ガス発
生制御手段101は、計時手段2から取得される計時情
報に基づき定期的に点検ガス発生手段4を制御して点検
ガスを発生させる。そして、ガスセンサ点検手段102
は、点検ガスに応答してガスセンサ3から供給される検
出出力に基づきガスセンサ3を点検する。このガスセン
サ点検手段102による点検結果が、ガスセンサ正常報
知手段103及びガスセンサ異常警報手段104から出
力される。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載のガス漏れ警報器は、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項1記載のガス漏れ警報器において、前記ガ
スセンサ異常警報手段104は、音声により前記ガスセ
ンサ3が異常であることを警報する音声出力手段5〜8
であることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、音声により
ガスセンサ3が異常であることが警報されるので、使用
者が本ガス漏れ警報器から所用で多少離れた場所にいて
も、センサ異常を認識できるようになる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載のガス漏れ警報器は、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項2記載のガス漏れ警報器において、一定期
間ガス漏れ警報が無く、かつ前記ガスセンサ点検手段1
02による点検結果が正常を示す場合、ガス漏れ無しで
あることを報知するガス漏れ無し報知手段105を更に
含むことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ガス漏れ無
し報知手段105は、一定期間ガス漏れ警報が無く、か
つガスセンサ点検手段102による点検結果が正常を示
す場合、ガス漏れ無しであることを報知するので、ガス
センサ点検結果が正常であることをトリガーとして、ガ
スセンサ3が正常であること及びガス漏れが無いことの
両方が使用者に認識される。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載のガス漏れ警報器は、図1の基本構成図に示すよ
うに、請求項1〜3いずれか記載のガス漏れ警報器にお
いて、前記点検ガス発生手段4は、ゲル状電解質の点検
ガス材料411を半透過膜412で覆い、その内部にコ
イル状の白金ヒータ413を備えた点検ガス発生部41
と、前記白金ヒータ413に駆動電流を供給する駆動回
路42とから構成されることを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、駆動回路4
2により、白金ヒータ413に電流が流れると、内部の
ゲル状の点検ガス材料411が加熱される。すると、点
検ガス材料411は気化し、半透過膜412を透過して
外部に漏れる。このようにして点検ガスが発生され、ガ
スセンサ3に供給される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、本発明のガス漏れ警報器
の一実施形態を示すブロック図である。図2に示す本ガ
ス漏れ警報器は、例えば、家庭内のガス機器が置かれて
いる部屋内の所定位置に設置される。そして、ガス漏れ
を検出して音声等により警報を発する基本機能を備えて
いる。本ガス漏れ警報器は、このような基本機能に加え
て、ガス漏れが一定期間ない場合にこのガス漏れ警報器
を自動的に点検し、点検結果に基づき正常報知/異常警
報を発する機能を備える。
【0015】図2に示すように本ガス漏れ警報器は、マ
イクロコンピュータ(マイコン)1、タイマ回路2、ガ
スセンサ3、点検ガス発生手段4、音声IC5、フィル
タ6、アンプ7、及びスピーカ8を基本的に備えてい
る。
【0016】マイコン1は家庭用電源又は内蔵電池によ
り駆動し、タイマ回路2、ガスセンサ3、点検ガス発生
手段4、及び音声IC5が接続されている。マイコン1
は、図4及び図5で後述するように、タイマ回路2から
のタイマ情報を受けて、定期的に、例えば1年毎に点検
ガスを発生させ、この点検用ガスに応答してガスセンサ
3から供給される検出出力に基づきガスセンサ3を点検
する。そして、異常時には異常警報を発するように音声
IC5を制御し、正常時にはガスセンサが正常であるこ
とやガス漏れがないことを報知するように音声IC5を
制御したりする。また、常時、ガスセンサ3からの検出
出力を受け、ガス漏れを検出して、ガス漏れを警報する
ように音声IC5を制御したりする。
【0017】タイマ回路2は、マイコン1のセット/リ
セット指令に応じて計時開始/計時停止等を行い、タイ
マ情報(請求項では計時情報と記載)をマイコン1に供
給する。このタイマ回路2は、請求項1の計時手段に相
当する。
【0018】ガスセンサ3は、公知のガスセンサ素子3
1及び検出回路32を含んで構成される。ガスセンサ素
子31はガス濃度を検知し、検出回路32はガスセンサ
素子31が検知したガス濃度に対応する電圧値を検出出
力としてマイコン1に供給する。
【0019】点検ガス発生手段4は、点検ガス発生部4
1及び駆動回路42を含んで構成される。点検ガス発生
部41は図3で後述するが、ゲル状点検ガスをマイコン
1の制御に基づき定期的に発する。駆動回路42は、マ
イコン1の制御のもとに所定の電流を点検ガス発生部4
1に供給して、点検ガス発生部41を駆動させる。
【0020】音声IC5は、複数種類の音声情報、すな
わち、ガス漏れ警報として「ガスが漏れていません
か」、センサ正常報知として「ガスセンサ定期点検終
了、ガスセンサは正常です」、センサ異常警報として
「ガスセンサが異常です。直ちにサービス会社に連絡し
て下さい」、そしてガス漏れ無し報知として「定期点検
終了、ガスの安全を確認してお休みください」等が予め
格納されている。そして、マイコン1に指令制御され
て、いずれかの音声情報が出力される。この音声情報
は、フィルタ6を通じてアンプ7により増幅されて、ス
ピーカ8から出力される。
【0021】このように、音声により点検結果及びガス
漏れ警報が出力されるので、使用者が本ガス漏れ警報器
から所用で多少離れた場所にいても、センサ異常等を認
識でき、即座に適切な対応がとれるようになる。なお、
これら音声IC5、フィルタ6、アンプ7及びスピーカ
8は、請求項2の音声出力手段に相当する。この音声出
力手段に替えて、又は組み合わせて、LCD及びLED
等の表示手段を上記警報及び報知に用いるようにしても
よい。
【0022】次に図3を用いて、上記点検ガス発生部に
ついて説明する。図3は図2の点検ガス発生部を示す概
略図である。
【0023】図3に示すように、点検ガス発生部41
は、イオン導電体材料であるゲル状電解質の点検ガス材
料411をカプセル状の半透過膜412で覆われてい
る。そして、内部に上記駆動回路42に接続されたコイ
ル状の白金ヒータ413を備えている。このような構成
において、マイコン1の指令され駆動回路42により、
白金ヒータ413に電流が流れると、内部のゲル状の点
検ガス材料411が加熱される。すると、点検ガス材料
411は気化し、半透過膜412を透過して外部に漏れ
る。このようにイオン導電体の材料を電気化学反応させ
ることによって、前述したような点検ガスが発生され、
ガスセンサ3に供給される。なお、点検ガス材料411
は通常時、自然気化によりガスセンサ3を反応させてし
まう可能性があるので、上述のように半透過膜412で
覆っている。半透過膜412は自然気化時に発生するわ
ずかなガスは遮断し、白金ヒータにより強制加熱された
活性気化時に発生する適量のガスのみを透過させるよう
になっている。
【0024】このように、ゲル状の点検ガス材料411
及び白金ヒータ413を用いることにより、任意のタイ
ミングで点検ガスを発生できるようになる。更に、点検
ガス材料411を半透過膜412で覆うことにより、自
然気化時に発生するガスは遮断し、白金ヒータによる強
制加熱時にのみ適量のガスを外部に供給することができ
るようになる。
【0025】更に図4及び図5を用いて、上記マイコン
の本発明に関わる処理手順について説明する。図4は、
図2のマイコンの処理手順を示すフローチャートであ
る。図5は、図3の定期点検処理を示すフローチャート
である。
【0026】図4のステップS1において、マイコン1
は初期状態において計時を開始するようにタイマ回路2
にセット指令を出力して、処理をステップS2に移行す
る。マイコン1はガスセンサ3からの検出出力を常時入
力しており、ステップS2において上記検出出力をガス
漏れ判断基準値と比較することにより、ガス漏れ検出を
行う。すなわち、上記検出出力の値が基準値を上回れば
ガス漏れ有りと判断し、下回ればガス漏れ無しと判断す
る。ここで、ガス漏れ無しと判断し(ステップS2の
N)、移行した先のステップS7においてタイムアップ
と判断されない限り(ステップS7のN)、このガス漏
れ検出は継続される。ここで、ガス漏れ有りと判断する
と(ステップS2のY)、警報を発すべく処理はステッ
プS3に移行する。
【0027】ステップS3において、マイコン1は音声
IC5を制御して、上述した「ガスが漏れていません
か」というガス漏れ警報をスピーカ8から出力させ、処
理をステップS4に移行する。ステップS4において、
マイコン1は計時を停止するようにタイマ回路2にリセ
ット指令を出力して、処理をステップS5に移行する。
ステップS5においては、上記ステップS2で説明した
と同様のガス漏れ検出が、ガス漏れが無くなるまで継続
される(ステップS5のY)。すなわち、ガス漏れが継
続的に発生している限り、このステップS5が繰り返さ
れ、ステップS3で起動されたガス漏れ警報がスピーカ
8から繰り返し出力される。この繰り返し警報により確
実にガス漏れが警報されるようになる。なお、このガス
漏れが認識された後、図示しない所定のスイッチ操作に
より、このガス漏れ警報を停止できるようにしてもよ
い。このステップS5において、マイコン1はガスセン
サ3からの検出出力に基づき、ガス漏れが停止したと判
断すると(ステップS6のN)、ガス漏れ警報を停止す
べく処理をステップS6に移行する。そしてステップS
6においてガス漏れ警報が停止された後、処理はステッ
プS1に戻され再び、ガス漏れ検出が行われる。
【0028】一方、上記ステップS2のNで移行した先
のステップS7において、マイコン1はタイマ回路2か
ら取得されるタイマ情報に基づきタイムアップしたかど
うかを判断する。すなわち、ここでは、ステップS1で
タイマセットされた後、例えば1年が経過したかどうか
が判断され、この期間が経過したと判断されると(ステ
ップS7のY)、定期点検処理を行うべく処理はステッ
プS8に移行される。ステップS8の定期点検処理は、
次のステップS5を用いて説明するが、ここでは基本的
に点検ガスを用いてガスセンサ3を点検し、異常時には
異常警報を発し、正常時にはガスセンサが正常であるこ
とやガス漏れがないことを報知するように制御する。そ
して、このステップS8が終了すると処理はステップS
9に移行してタイマ回路2がリセットされた後、新たに
所定期間、ガス漏れ検出を継続すべく処理はステップS
1に戻される。
【0029】図5に示す定期点検処理のステップS81
において、マイコン1は駆動回路42を制御して、点検
ガス発生部41から上記点検ガスを発生させる。この点
検ガスは、人体に害が無く、かつガスセンサ3の検出異
常を検出できる程度に設定されている。なお、この点検
ガスに応答して、ガスセンサ3は上記検出出力をマイコ
ン1に出力してくる。このステップS81は請求項1の
点検ガス発生制御手段に相当する。
【0030】ステップS82において、マイコン1は上
記検出出力を受信して処理をステップS83に移行す
る。ステップS83においては、この受信した検出出力
に基づきガスセンサ3が正常であるかどうかが判断され
る。すなわち、マイコン1は上記受信した検出出力と、
予め実験等をもとに定められたセンサ正常基準値又は範
囲と比較することにより、ガスセンサ3が正常に機能し
ているかどうかの判断をする。すなわち、上記検出出力
の値がこの基準値を上回ればガスセンサ3は正常である
と判断し、下回ればガスセンサ3の検出精度劣化等によ
りガス濃度を正確に検出できなくなっており、ガスセン
サ3は異常であると判断する。なお、上記検出出力の値
が上記センサ正常基準範囲に入ればガスセンサ3は正常
であると判断し、範囲外であれば異常であると判断する
ようにしてもよい。ここで、ガスセンサ3は正常である
と判断されると(ステップS83のY)ステップS84
に移行し、異常であると判断されると(ステップS83
のN)ステップS86に移行する。なお、このステップ
S83は請求項1のガスセンサ点検手段に相当する。
【0031】ステップS84においては、センサ正常報
知が行なわれる。すなわち、マイコン1は音声IC5を
制御して、上述した「ガスセンサ定期点検終了、ガスセ
ンサは正常です」というセンサ正常報知を所定時間、ス
ピーカ8から出力させ、処理をステップS85に移行す
る。ステップS85においては、ガス漏れ無し報知が行
なわれる。すなわち、マイコン1は音声IC5を制御し
て、上述した「定期点検終了、ガスの安全を確認してお
休みください」というガス漏れ無し報知を所定時間、ス
ピーカ8から出力させた後、リターンする。これらステ
ップS85及びステップS86によって、ガスセンサ点
検結果が正常であることをトリガーとして、ガスセンサ
3が正常であること及びガス漏れが無いことの両方が使
用者に認識されるようになる。なお、上記ステップS8
4は請求項1のガスセンサ正常報知手段に相当し、ステ
ップS85は請求項3のガス漏れ無し報知手段に相当す
る。
【0032】一方、ステップS86においては、センサ
異常警報が行われる。すなわち、マイコン1は音声IC
5を制御して、上述した「ガスセンサが異常です。直ち
にサービス会社に連絡して下さい」というセンサ異常警
報を所定時間、スピーカ8から出力させた後、リターン
する。なお、上記ステップS86は請求項1のガスセン
サ異常警報手段に相当する。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、定期的に点検ガスをガスセンサ3に供給することに
よりガスセンサ3を点検して、点検結果を出力するよう
にしているので、ガスセンサ3も含めたガス漏れ警報器
自体が正常に機能しているかどうかが、定期的に使用者
側で認識できるようになる。また、専門の点検員による
定期検査も不要になる。
【0034】なお、上記ステップS7のタイムアップと
する期間は1年に限定するものでなく、例えば、1ヶ月
としてもよい。また、ステップS84及びステップS8
6のセンサ正常報知及び異常報知を1年のタイムアップ
期間とし、ステップS85のガス漏れ無し報知を1ヶ月
のタイムアップ期間とするように場合分けしてもよい。
更に、本ガス漏れ警報器をマイコンガスメータと結合し
て、例えば、異常時にはガス供給を遮断するようにする
ことも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、点検ガス発生制御手段101は、計時手段
2から取得される計時情報に基づき定期的に点検ガス発
生手段4を制御して点検ガスを発生させる。そして、ガ
スセンサ点検手段102は、点検ガスに応答してガスセ
ンサ3から供給される検出出力に基づきガスセンサ3を
点検する。このガスセンサ点検手段102による点検結
果が、ガスセンサ正常報知手段103及びガスセンサ異
常警報手段104から出力される。このように、定期的
に点検ガスをガスセンサ3に供給することによって、ガ
スセンサ3を点検して、点検結果を出力するようにして
いるので、ガスセンサ3も含めたガス漏れ警報器自体が
正常に機能しているかどうかが、定期的に使用者側で認
識できるようになる。このため、専門の点検員による定
期検査も不要になる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、音声により
ガスセンサ3が異常であることが警報されるので、使用
者が本ガス漏れ警報器から所用で多少離れた場所にいて
も、センサ異常を認識でき、即座に適切な対応がとれる
ようになる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、ガス漏れ無
し報知手段105は、一定期間ガス漏れ警報が無く、か
つガスセンサ点検手段102による点検結果が正常を示
す場合、ガス漏れ無しを報知するので、ガスセンサ点検
結果が正常であることをトリガーとして、ガスセンサ3
が正常であること及びガス漏れが無いことの両方が使用
者に認識されるようになる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、駆動回路4
2により、白金ヒータ413に電流が流れると、内部の
ゲル状の点検ガス材料411が加熱される。すると、点
検ガス材料411は気化し、半透過膜412を透過して
外部に漏れる。このようにして点検ガスが発生され、ガ
スセンサ33に供給される。このように、ゲル状の点検
ガス材料411及び白金ヒータ413を用いることによ
り、任意のタイミングで点検ガスを発生できるようにな
る。更に、点検ガス材料411を半透過膜412で覆う
ことにより、自然気化時に発生するガスは遮断し、白金
ヒータによる強制加熱時にのみ適量のガスを外部に供給
することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス漏れ警報器の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明のガス漏れ警報器の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の点検ガス発生部を示す概略図である。
【図4】図2のマイコンの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図5】図3の定期点検処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 マイコン 2 タイマ回路(計時手段) 3 ガスセンサ 4 点検ガス発生手段 5 音声IC(音声出力手段) 6 フィルタ(音声出力手段) 7 アンプ(音声出力手段) 8 スピーカ 31 ガスセンサ素子 32 検出回路 41 点検ガス発生部 42 駆動回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス漏れを検出して警報するガス漏れ警報
    器であって、 計時情報を供給する計時手段と、 ガス濃度を検出して検出出力を供給するガスセンサと、 点検ガスを発生する点検ガス発生手段と、 前記計時情報に基づき定期的に前記点検ガス発生手段を
    制御して、前記点検ガスを発生させる点検ガス発生制御
    手段と、 前記点検ガスに応答して前記ガスセンサから供給される
    前記検出出力に基づき、前記ガスセンサを点検するガス
    センサ点検手段と、 前記ガスセンサ点検手段による点検結果が正常を示す場
    合、前記ガスセンサが正常であることを報知するガスセ
    ンサ正常報知手段と、 前記ガスセンサ点検手段による点検結果が異常を示す場
    合、前記ガスセンサが異常であることを警報するガスセ
    ンサ異常警報手段と、 を有することを特徴とするガス漏れ警報器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス漏れ警報器におい
    て、 前記ガスセンサ異常警報手段は、音声により前記ガスセ
    ンサが異常であることを警報する音声出力手段であるこ
    とを特徴とするガス漏れ警報器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガス漏れ警報器におい
    て、 一定期間ガス漏れ警報が無く、かつ前記ガスセンサ点検
    手段による点検結果が正常を示す場合、ガス漏れ無しで
    あることを報知するガス漏れ無し報知手段を更に含むこ
    とを特徴とするガス漏れ警報器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3いずれか記載のガス漏れ警
    報器において、 前記点検ガス発生手段は、 ゲル状電解質の点検ガス材料を半透過膜で覆い、その内
    部にコイル状の白金ヒータを備えた点検ガス発生部と、 前記白金ヒータに駆動電流を供給する駆動回路と、 から構成されることを特徴とするガス漏れ警報器。
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