JPH0940566A - 乳酸菌発酵物からなる糖尿病治療剤及び免疫増強剤 - Google Patents
乳酸菌発酵物からなる糖尿病治療剤及び免疫増強剤Info
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Abstract
ことができ、各種の栄養成分を豊富に含み、糖尿病症状
の軽減だけでなく、免疫力の増強作用もある糖尿病治療
剤及び免疫増強剤を提供する。 【構成】 米糠及び/又は玄米粉に水を加えた後、液化
型アミラーゼを加えて加熱処理し、この加熱処理液にセ
ルラーゼ、プロテアーゼ及び糖化型アミラーゼを加えて
酵素処理し、この酵素処理液から遠心分離又は濾過によ
って油脂部分を除去し、この処理液に乳酸菌を接種して
発酵させることにより、蛋白質又はその分解物、糖質、
水溶性ビタミン、ミネラルを含有する糖尿病治療剤及び
免疫増強剤を得る。
Description
米粉を原料として得られた乳酸菌発酵物からなる糖尿病
治療剤及び免疫増強剤に関する。
一般的であるが、インシュリンは、腸管で分解されるた
め、経口的に投与することができず、医師の指導の下に
注射で投与しなければならない。このため、インシュリ
ンによる治療には、入院又は通院が必要となる。また、
インシュリンの投与を中止すると、糖尿病の症状が再び
でてきて、抜本的な治療剤とはならないことが多い。
症状を軽減する作用を有することが見いだされ、各種の
糖尿病治療剤が提案されている。例えば、特開昭61−
167622号には、ビール酵母の細胞壁成分を主成分
とする糖尿病コントロール剤が提案されている。
くから利用され、腸内細菌叢の改善などの効果が知られ
ているものの、乳酸菌発酵物の成人病等に対する生理活
性効果についての報告はまだ少ないのが現状である。
ュリンによる治療は、入院又は通院が必要で、抜本的な
治療にならないことが多いという問題点がある。
生活の中で食品として気軽に摂取することができ、食品
素材であるから副作用の心配もないという利点がある
が、食物繊維は難消化性であって、多量に摂取すること
が困難であり、また、他の栄養成分に乏しいという問題
点がある。
各種の合併症を引き起こすことが多く、糖尿病の治療に
おいては、糖尿病症状を軽減することだけでなく、良好
な栄養状態と健康状態を維持し、各種の病気に対する抵
抗力をつけることが重要とされている。
中で飲食品として気軽に摂取することができ、各種の栄
養成分を豊富に含み、糖尿病症状の軽減だけでなく、免
疫力の増強作用もある糖尿病治療剤及び免疫増強剤を提
供することにある。
/又は玄米粉中に含まれる栄養成分に着眼し、これらを
乳酸菌発酵させることによって良好な風味を有する栄養
豊富な飲食品を提供すべく鋭意研究してきたが、その過
程で、上記乳酸菌発酵物が、糖尿病症状の軽減効果と免
疫増強効果を有することを見いだし、本発明を完成する
に至った。
は玄米粉を原料として得られた乳酸菌発酵物であって、
蛋白質又はその分解物、糖質、水溶性ビタミン、ミネラ
ルを含有することを特徴とする糖尿病治療剤を提供する
ものである。
は玄米粉を原料として得られた乳酸菌発酵物であって、
蛋白質又はその分解物、糖質、水溶性ビタミン、ミネラ
ルを含有することを特徴とする免疫増強剤を提供するも
のである。
尿病治療剤及び免疫増強剤は、米糠及び/又は玄米粉に
水を加えた後、液化型アミラーゼを加えて加熱処理し、
この加熱処理液にセルラーゼ、プロテアーゼ及び糖化型
アミラーゼを加えて酵素処理し、この酵素処理液から遠
心分離又は濾過によって油脂部分を除去し、この処理液
に乳酸菌を接種して発酵させることにより得られたもの
で構成される。
剤の構成成分としての蛋白質又はその分解物とは、蛋白
質、ペプチド、アミノ酸等を含む意味である。また、糖
質とは、澱粉、ヘミセルロース等の多糖類やその部分分
解物、オリゴ糖類、二糖類、単糖類等を含む意味であ
る。
後述する動物試験データに示されるように、糖尿病の症
状を軽減する顕著な効果を有し、また、明らかな免疫増
強作用も認められる。したがって、本発明の糖尿病治療
剤及び免疫増強剤を摂取することによって、糖尿病に対
する治療効果のみならず、種々の病気に対する抵抗力を
つける効果がもたらされると考えられる。
剤は、米糠及び/又は玄米粉に起因する豊富な栄養成分
を含み、乳酸菌発酵によって良好な風味も付与されてい
るので、日常生活の中で飲食品として気軽にかつ好きな
だけ摂取することができ、それによって良好な栄養状態
と健康状態を維持することができる。
強剤は、米糠及び/又は玄米粉を原料として得られた乳
酸菌発酵物であって、蛋白質又はその分解物、糖質、水
溶性ビタミン、ミネラルを含有するものであればよく、
乳酸菌発酵の方法は各種の方法が採用できる。その好ま
しい製造方法を記載すれば、次の通りである。
選ばれた少なくとも一種が用いられる。米糠としては、
玄米を白米に精米する過程で除去される米の果皮、種
皮、糊粉層、胚芽等を含む通常の米糠をそのまま用いる
ことができ、玄米粉としては、玄米を粉砕して粉状にし
たものを用いることができる。なお、米糠、玄米粉は、
新鮮なものを用いるのが好ましい。
豊富な栄養成分を含有している。なお、表1は、「日本
食品成分表(四訂版)、科学技術庁資源調査編」によ
る、玄米、白米及び米糠の可食部100 g当たりの各種成
分の値を示す。
が多く含まれていることが知られている(J.W.JR.Erdem
an, J.Am.Oil.Chem.誌、56巻、736 頁、1979年参照)。
料としては、上記米糠、玄米粉から選ばれた少なくとも
一種の他に、更に、小麦ふすま、トウモロコシ外皮、オ
カラ等を副原料として添加することもできる。これらの
副原料の配合割合は、原料全体に対して1〜50重量%が
好ましい。
ましい製造方法においては、まず、最初の工程におい
て、米糠、玄米粉から選ばれた少なくとも一種に、必要
に応じて副原料を配合した後、水を加え、次いで、液化
型アミラーゼを加えてよく混合し、加熱処理することに
より、予め澱粉をある程度まで分解して液化する。水の
添加量は、原料全体に対して0.5 〜100 重量倍が好まし
い。加熱処理は、始め10〜90℃までは、3〜60分間程度
かけてゆっくり加熱し、その後、2〜30分間沸騰を続け
るのが好ましい。このようにして加熱処理することによ
り、原料中の澱粉がα化されると共にある程度まで分解
して液化され、後の工程で糊化するのが防止される。な
お、液化型アミラーゼとしては、α−アミラーゼが好ま
しく用いられる。
の工程において、セルラーゼ、プロテアーゼ及び糖化型
アミラーゼを加えて更に酵素処理する。セルラーゼによ
り糠の組織の細胞壁が分解され、プロテアーゼにより蛋
白質が分解される。更に、糖化型アミラーゼにより、上
記工程で液化された澱粉が、グルコースなどに糖化され
る。糖化型アミラーゼとしては、グルコアミラーゼが好
ましく用いられる。なお、この工程においても、液化型
アミラーゼと糖化型アミラーゼとを併用して分解しても
よい。なお、これらの酵素は、いずれも市販されている
ので、その中から適宜選択して用いることができる。
量、温度、pH、時間を選択して行えばよく、処理条件
が同じであれば同時に添加して処理することもでき、ま
た、一種又は二種以上を添加して、二回以上に分けて処
理することもできる。なお、後に実施例で示すように、
この酵素処理により、各種ビタミン量が増加する。
いて、遠心分離又は濾過により、油脂部分を除去する。
例えば遠心分離すると、水不溶性の沈殿物からなる下層
と、水溶液からなる中・上層と、油脂部分からなる最上
層とに分れるので、油脂部分からなる最上層を除くこと
ができる。このようにして、油脂成分を除去しておくこ
とにより、次の工程で行う乳酸発酵の際に、油脂成分が
分解、酸化されて糠臭、腐敗臭となったり、有毒化する
のが防止される。なお、下層の沈殿物と、中・上層の水
溶液とは、混合した状態で次の乳酸発酵を行い、その
後、沈殿物を除去することもできるが、この段階で、沈
殿物をも除去し、茶褐色透明の水溶液のみを乳酸発酵さ
せることがより好ましい。なお、上記沈殿物は、食物繊
維質からなり、本発明の主旨とは異なるが、この部分も
機能性食品として利用可能である。
発酵の工程における本培養液として用いるが、酵素処理
を終了した段階、又は油脂部分を除去した段階におい
て、必要に応じて、糖類を添加することもできる。糖類
としては、例えば、6炭糖類、5炭糖類、2糖類等を用
いることができる。
を接種して発酵させる。なお、処理液は、本培養液とし
て乳酸発酵に用いる前に、公知の手段により滅菌処理を
しておくのが好ましい。通常は、オートクレーブ等に入
れ、120 〜130 ℃で、5〜20分間程度処理することによ
り充分な滅菌がなされる。
ラクトバシルス・アシドフィルス(Lactobacillus acido
philus) が、味の面ではラクトバシルス・ビフィズス(L
actobacillus bifidus) が好ましいが、その他、ストレ
プトコッカス・フェカリス(Streptococcus faecalis)、
ラクトバシルス・ブルガリカス (Lactobacillus bulgar
icus) 、ラクトバシルス・サンフランシスコ (Lactobac
illus sanfrancisco)、ラクトバシルス・カゼイ (Lacto
bacillus casei)、ストレプトマイセス・ラクチス(Stre
ptomyces lactis) 等を用いることもできる。これら
は、単独で、又は二種以上を併用して用いることができ
る。これらの乳酸菌の選択によって、最終的な発酵液の
味、香り、栄養素等を変化させることができる。なお、
これらの乳酸菌は、いずれも公知の菌で、容易に入手す
ることができる。
上記本培養液に添加することが好ましい。例えば、牛乳
培地等を用いて、35〜40℃で7日間程度培養した後、こ
れを更にグルコース0.8 重量%、酵母エキス0.8 重量
%、ラクトース0.7 重量%からなる培地に殖菌して、35
〜40℃で2日間培養して前培養液を得る。そして、この
前培養液を、本培養液に1〜20重量%添加することが好
ましい。
を主原料として調製された本培養液に、乳酸菌を添加し
た後、常法にしたがって発酵を行う。培地は静置培養が
好ましいが、その他、撹拌振とう培養、通気培養なども
可能である。培養条件は、30〜40℃で、3〜10日間程度
とするのが好ましい。
除去していない場合は、乳酸発酵終了後、必要に応じて
水不溶性部分を除去する。
示すように、各種水溶性ビタミンの量が増加し、特に、
ニコチン酸又はニコチンアミド、パントテン酸、ピリド
キシン(ビタミンB6 )、チアミン(ビタミンB1 )、
リボフラビン(ビタミンB2)は、顕著に増加する。
タミンを高含量で含有すると共に、セルロース、澱粉、
蛋白質が低分子化され、水溶性となったもの、すなわ
ち、水溶性の植物繊維、糖質、各種ペプチド、アミノ酸
類も含有している。更に、各種のミネラルも豊富に含有
している。
ままでも米糠又は玄米粉の有する特有の悪臭であるいわ
ゆる糠臭はかなり低減されるが、更に以下に示す工程を
行うと、残存する糠臭が更に著しく低減されるので好ま
しい。
液に、ガス体を接触させるか、超音波を当てるか、又は
放射線を照射する。
は、曝気、脱気、攪拌振盪等の方法が採用される。
全なガス体、例えば空気、窒素、酸素、アルゴン等のガ
ス体を、例えばガス噴出器、スプレードライ機等を用い
て接触させる方法が好ましく用いられる。ガス体として
は、特に空気が好ましい。曝気をガス噴出器を用いて行
なう場合は、発酵液100ml 当たり5〜3000ml/ 分のガス
流量で、0.01〜25時間行うのが好ましい。
えば、凍結乾燥器、真空乾燥器、加熱減圧乾燥器等を用
いて減圧する方法が好ましい。脱気は、0.1 〜700mmHg
柱程度の減圧度で、0.01〜25時間程度行うのが好まし
い。脱気すると、発酵液中に溶存しているガス体が放出
され、そのときにガス体が発酵液と接触する。
は、各種の攪拌混合機や、振盪機を用いて、発酵液を攪
拌又は振盪する方法が採用される。振盪は、往復振盪、
回転振盪のいずれでもよいが、往復振盪が好ましい。振
盪条件は、10〜300 回/分で、10分間〜5時間行うのが
好ましい。攪拌振盪によって、周囲の空気が発酵液中に
混合して、発酵液と接触する。
は、公知の超音波発生機を用い、発酵液の容器や、発酵
液中に浸漬した発振器等を介して、発酵液に超音波を付
与すればよい。超音波の振動数は2万サイクル/秒以上
が好ましい。超音波発生機として、例えば「Ultrasonic
generator US300」(商品名、株式会社日本精機製作所
製)を用いた場合、処理条件は、1〜500 μAで、0.1
〜300 分間とするのが好ましい。
ては、人体に危険が少ないα線、β線を照射するのが好
ましく、公知の放射線照射装置を用いて照射すればよ
い。
させるか、超音波を当てるか、又は放射線を照射するこ
とにより、無色透明に近く、米糠、玄米粉に起因する臭
いが非常に少ない乳酸発酵液を得ることができる。
上記発酵液そのものであってもよいが、必要に応じて上
記発酵液を更に乾燥粉末化し、粉剤、錠剤、カプセル剤
としたものであってもよい。乾燥粉末化する方法として
は、噴霧乾燥、凍結乾燥、熱風乾燥、スプレードライな
ど、各種の方法が採用できる。
酵液をそのまま摂取することもできるが、そのままで
は、味、香り、栄養価とも濃厚であるので、2〜20倍
程度に水で希釈して飲むのが好ましい。また、上記発酵
液に、各種香料、着色料、呈味成分、ゲル化剤等を添加
することもできる。
剤は、各種果汁、栄養ドリンク等の飲料に添加したり、
ごはん、パン等の他の食品や、食品素材等に添加して摂
取することもできる。
増強剤は、各種の飼料に添加することもできる。例え
ば、天然配合飼料中に、飼料重量の1/20〜10倍量
の乳酸菌発酵液を加え、乾燥して飼料とすることもでき
る。
下の実施例において、液化型アミラーゼとしては、α−
アミラーゼである「ユニアーゼBM80」(商品名、株式
会社ヤクルト本社製)を用い、糖化型アミラーゼとして
は、グルコアミラーゼである「ユニアーゼ30」(商品
名、株式会社ヤクルト本社製)を用い、セルラーゼとし
ては、「セルラーゼオノズカ3S」(商品名、株式会社
ヤクルト本社製)を用い、プロテアーゼとしては、「パ
ンチターゼNP−2」(商品名、株式会社ヤクルト本社
製)を用いた。
対して0.1 重量%のα−アミラーゼ(ユニアーゼBM8
0)を加えて撹拌し、20分かけて90℃まで加熱し、その
後沸騰させて、10分間保持した。
てそれぞれ0.5 重量%の、α−アミラーゼ(ユニアーゼ
BM80)、グルコアミラーゼ(ユニアーゼ30)及びセル
ラーゼ(セルラーゼオノズカ3S)と、米糠に対して0.
4 重量%のプロテアーゼ(パンチターゼNP−2)とを
添加し、50℃の恒温器中で、撹拌下に、24時間酵素処理
を行った。
に冷却し、4℃、5000rpm の条件下に遠心分離し、最上
層の油脂部分と、下層の沈殿部分とを分別除去して、茶
褐色透明溶液を得た。
容三角フラスコに200 mlの割合で分注し、綿栓をした
後、オートクレーブで、120 ℃の条件下に、15分間高圧
滅菌処理した。これを乳酸発酵本培養液とする。
ラクトバシルス・ビフィズス、ストレプトコッカス・フ
ェカリスを、それぞれ牛乳培地等を用いて、35〜40℃で
7日間程度培養した後、この一白金耳を更にグルコース
0.8 重量%、酵母エキス0.8重量%、ラクトース0.7 重
量%からなる培地に殖菌して、35〜40℃で2日間培養し
て3種類の前培養液を得た。
乳酸発酵本培養液に、5重量%の割合で添加し、34〜40
℃で、8日間発酵させて、3種類の乳酸発酵液を得た。
間、80時間、144時間、192時間で培養液の一部
を採取して、ニコチン酸、パントテン酸、ピリドキシン
(ビタミンB6 )、チアミン(ビタミンB1 )、リボフ
ラビン(ビタミンB2 )の含量を分析した。
式会社島津製作所製、検知器:紫外分光光度計SPD−
6A(210 nm)、カラム:シンパックCLC−ODS
[M](4.6 ×250 mm)(40℃))を用い、溶媒として
1.2 mMオクタスルフォン酸ナトリウムの0.1 M リン酸バ
ッファー(pH2.1 )溶液とアセトニトリルとの9:1
混液(流速1.5 ml/ 分)を用いて行った。
て、乳酸菌の欄のAはラクトバシルス・アシドフィル
ス、Bはラクトバシルス・ビフィズス、Fはストレプト
コッカス・フェカリスを表す。
い、各種の水溶性ビタミンが顕著に増大することがわか
る。
ィズスを用い、発酵時間を240 時間として、上記の方法
で得られた発酵液について、ガス噴出器を用いて、発酵
液100ml 当たり600ml/分の流量で空気を挿入し、5時間
曝気することにより、糠臭を除去した。
食品としての安全性をみるための各種分析を行った結果
を表3に示す。
について、アミノ酸分析をした結果を表4に示す。な
お、アミノ酸分析は、過ギ酸酸化処理後、塩酸加水分解
して、アミノ酸自動分析法によって行い、トリプトファ
インだけは、高速液体クロマトグラフ法によって行っ
た。
は、蛋白質又はその分解物、糖質、水溶性ビタミン、ミ
ネラルを含む栄養豊富な飲料であることがわかる。
え、加える水の量を玄米粉の2重量倍とし、加熱処理の
際のα−アミラーゼの量を玄米粉に対して0.6重量%と
した以外は実施例1と同様にして、乳酸菌発酵液を得
た。
ろ、実施例1の乳酸菌発酵液と同様に蛋白質又はその分
解物、糖質、水溶性ビタミン、ミネラルを含み、糖質の
含量がやや多いことがわかった。
計4群用意し、通常の固形飼料(オリエンタル酵母製)
と、飲料水として、A群、C群については蒸留水のみ、
B群、D群については実施例1で得られた乳酸菌発酵液
を蒸留水で1/2に希釈した液(以下単に「1/2発酵
希釈液」とする)とをそれぞれ自由に与えて、全群17
日間予備飼育した。全群とも、予備飼育の17日目に1
日絶食させ、A〜D群について更に次のように飼育し
た。なお、1日絶食させ後、飼料については、全群とも
上記と同じ固形飼料を自由摂取させた。
100g体重の量で腹腔内投与し、その後、再び蒸留水のみ
を飲料水として飼育した。 D群:1日絶食させた後、アロキサンを0.25ml(10mg)/
100g体重の量で腹腔内投与し、その後、再び1/2発酵
希釈液を飲料水として飼育した。
して、血糖低下作用を発揮するホルモン、インシュリン
の分泌を抑制する物質として知られており、人工的に糖
尿病を惹起する物質として各種実験に用いられているも
のである。
均体重、血糖値、尿糖値、1匹1日当たりの尿量、1匹
1日当たりの平均飲水量、1匹1日当たりの平均摂餌
量、尿中ウロビリノーゲン、尿蛋白、尿中ケトン体、尿
pHの各値について、経時的に測定した。
ンスカートリッジ」(商品名、ダイキン工業株式会社
製、小野薬品工業株式会社販売)を用い、小型電極血糖
測定機器「アントセンス」(商品名、ダイキン工業株式
会社製、三共株式会社販売)によって測定した。
蛋白値、尿中ケトン体、尿pHは、テストペーパー「ウ
ロラブスティクス」(商品名、マイルズ三共株式会社
製)を用いて測定した。
すが、A群とD群が同じ挙動を示し、また、B群とC群
が同じ挙動を示した。注意すべき点は、1/2発酵希釈
液を飲料水として飼育し、アロキサン投与したD群は、
蒸留水のみを飲料水として飼育し、アロキサン投与した
C群に比べて、アロキサン投与後の体重増加が大きくな
っており、アロキサン投与をしないA群と同様の挙動を
示したことである。なお、C群の内の1匹は、アロキサ
ン投与後の3日目にアロキサン毒性によって死亡した。
蒸留水のみを飲料水として飼育し、アロキサン投与した
C群は、顕著な血糖値の増加が見られたが、1/2発酵
希釈液を飲料水として飼育し、アロキサン投与したD群
は、血糖値の増加量が半減することがわかる。
蒸留水のみを飲料水として飼育し、アロキサン投与した
C群は、顕著な尿糖値の増加が見られたが、1/2発酵
希釈液を飲料水として飼育し、アロキサン投与したD群
は、尿糖値の増加量がかなり減少することがわかる。
留水のみを飲料水として飼育し、アロキサン投与したC
群は、顕著な尿量の増加が見られたが、1/2発酵希釈
液を飲料水として飼育し、アロキサン投与したD群は、
その他の群と同様に正常な値を保ち続けた。
蒸留水のみを飲料水として飼育し、アロキサン投与した
C群のみが、顕著な飲水量の増加が見られた。
やや減少が見られたが、その他の群はほぼ同様の結果を
示した。また、尿蛋白値は、各群全く錯綜した結果を示
したが、全試験期間を通じて見た場合は、全群ほぼ同量
の排泄量を示した。更に、尿pHも各群錯綜していた
が、全試験期間を通じて見た場合は、同様な結果であっ
た。尿中ウロビリノーゲン、尿中ケトン体は、全群全く
同じ結果を示し、何ら変化は見られなかった。
結果から、蒸留水のみを飲料水として飼育し、アロキサ
ン投与したC群は、アロキサン投与後に顕著な糖尿病の
症状が見られるが、1/2発酵希釈液を飲料水として飼
育し、アロキサン投与したD群は、糖尿病の症状が顕著
に抑制されることがわかる。
群用意し、A群は蒸留水のみを飲料水とし、B群は試験
例1と同じ1/2発酵希釈液を飲料水とし、飼料として
はいずれも試験例1と同じ通常の固形飼料を用い、飲料
水及び飼料を自由摂取させて飼育した。
量を経時的に測定した。また、実験最終日に、0.05ml
(2μg)のフィトヘムアグルチニン(Pytohaemaggluti
nin)を耳たぶの内皮に注入し、24時間後の赤斑の程度
を日本光電製測色色差計で測って免疫機能の程度を測定
した。
して作用するもので、フィトヘムアグルチニンを注入し
た後の赤斑が濃くでるほど、抗原抗体反応による抗体産
生力が強いと判断される。
同じ挙動を示した。
し、多少の変動はあるが、ほぼ試験全期間を通じてB群
の摂取量が多いことがわかる。
を示している。また、B群については、1/2発酵希釈
液からなる飲料水中に含まれる固液分の量を上記B群の
摂餌量に加えた合計の摂餌量を計算し、図中B’(−△
−のグラフ)で示した。
にA群の方が多くなっているが、飲料水中に含まれる固
液分の量を加えたB’で比較すると、両群ともほぼ同様
な挙動を示すことがわかる。
分を摂取しているため、その分だけ摂餌量が減少するこ
とがわかる。逆に言えば、B群は、固形飼料の摂餌量を
減らしてでも、発酵希釈液を好んで多飲することによ
り、摂餌量の不足分を補っていることがわかる。
た翌日の免疫反応の結果を示し、図において、a値の増
加は赤色が強いこと、b値の増加は黄色が強いことを示
している。免疫反応は、赤色が強いほど顕著であること
を示すので、B群は、A群に比べて、明らかに免疫反応
が強く、免疫力が増強されていることがわかる。
群用意し、A群は蒸留水のみを飲料水とし、B群は実施
例1で得られた乳酸菌発酵液を蒸留水で1/3に希釈し
た液(以下単に「1/3発酵希釈液」とする)を飲料水
とし、飼料としてはいずれも試験例1と同じ固形飼料を
用い、飲料水及び飼料を自由摂取させて35日間飼育し
た。
齢)における各群の1匹当たりの平均体重と、最終日の
1日における各群の1匹当たりの平均飲水量及び平均摂
餌量とを測定した。
もほぼ同様であるが、B群の方が若干増加している。
明らかに多くなっており、成長ラットの場合も発酵希釈
液を好んで飲用することがわかる。
お、B群については、1/3発酵希釈液からなる飲料水
中に含まれる固形分の量を上記B群の摂餌量に加えた合
計の摂餌量を計算し、図中B’で示した。
にA群の方が多くなっているが、飲料水中に含まれる固
形分の量を加えたB’で比較すると、大きな差はないこ
とがわかる。
ても、発酵希釈液を好んで飲用し、それによって蒸留水
を飲料水とした場合よりも体重が増加することがわか
る。
B群の2群用意し、A群は蒸留水のみを飲料水とし、B
群は試験例3と同じ1/3発酵希釈液を飲料水とし、飼
料としてはいずれも試験例1と同じ固形飼料を用い、飲
料水及び飼料を自由摂取させて1日間飼育した。
平均飲水量を測定した。この結果を図13に示す。
いても、発酵希釈液を好んで飲用することがわかる。
剤及び免疫増強剤を含む発酵希釈液は、幼年ラットから
成長ラット、中老ラットになるに従って好んで飲用する
傾向があり、固形飼料の摂餌量を減らしても嗜飲するこ
とから、この発酵希釈液は、ラットにとって非常に美味
な飲料となっていることがわかる。
るに従って体重の増加を示すことから、この発酵希釈液
は、美味であると共に、栄養豊富な飲料となっているこ
とがわかる。
よって、免疫力が増強され、糖尿病誘因物質であるアロ
キサンを投与した後の糖尿病症状を顕著に軽減する効果
がもたらされることがわかる。
療剤及び免疫増強剤は、糖尿病症状を軽減すると共に、
免疫力を増強させる効果を有し、美味であると共に栄養
豊富であることから、糖尿病患者等の健康状態を回復さ
せ、糖尿病の抜本的治療も期待できると考えられる。ま
た、本発明の糖尿病治療剤及び免疫増強剤は、前記表3
に示したように、人体に危険な成分を含有しておらず、
本来食品として自由に摂取できるものであるため、日常
生活の中で手軽に、かつ好きなだけ摂取することがで
き、長期に亙って摂取することにより、治療効果を高め
ることができる。
図表である。
表である。
表である。
である。
表である。
図表である。
表である。
表である。
図表である。
である。
ある。
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 米糠及び/又は玄米粉を原料として得ら
れた乳酸菌発酵物であって、蛋白質又はその分解物、糖
質、水溶性ビタミン、ミネラルを含有することを特徴と
する糖尿病治療剤。 - 【請求項2】 米糠及び/又は玄米粉に水を加えた後、
液化型アミラーゼを加えて加熱処理し、この加熱処理液
にセルラーゼ、プロテアーゼ及び糖化型アミラーゼを加
えて酵素処理し、この酵素処理液から遠心分離又は濾過
によって油脂部分を除去し、この処理液に乳酸菌を接種
して発酵させることにより得られたものである請求項1
記載の糖尿病治療剤。 - 【請求項3】 米糠及び/又は玄米粉を原料として得ら
れた乳酸菌発酵物であって、蛋白質又はその分解物、糖
質、水溶性ビタミン、ミネラルを含有することを特徴と
する免疫増強剤。 - 【請求項4】 米糠及び/又は玄米粉に水を加えた後、
液化型アミラーゼを加えて加熱処理し、この加熱処理液
にセルラーゼ、プロテアーゼ及び糖化型アミラーゼを加
えて酵素処理し、この酵素処理液から遠心分離又は濾過
によって油脂部分を除去し、この処理液に乳酸菌を接種
して発酵させることにより得られたものである請求項3
記載の免疫増強剤。
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