JPH0938939A - 筒状成形体の成形方法 - Google Patents
筒状成形体の成形方法Info
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- JPH0938939A JPH0938939A JP19652495A JP19652495A JPH0938939A JP H0938939 A JPH0938939 A JP H0938939A JP 19652495 A JP19652495 A JP 19652495A JP 19652495 A JP19652495 A JP 19652495A JP H0938939 A JPH0938939 A JP H0938939A
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- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
し、作業性が向上する筒状成形体の成形方法及び金属不
純物の混入を避けることが可能な新規なセラミックスの
成形方法を提案することにある。 【構成】芯体に円柱状樹脂を用いて成形することを特徴
とする筒状成形体の成形方法。
Description
る方法に関するものである。
てラバ−プレスあるいはアイソスタチックプレスともい
われている方法があげられる。粉体あるいはあらかじめ
成形された圧粉体をゴム型内に充填し、液体を媒介とし
て周囲より方向性のない、高い静水圧を均等に加えて、
密度の均質なプレス成形品を得ようとする技術である
〔例えば、「セラミクスのプロセステクノロジ−」学献
社(1988)〕。ラバ−プレスには大別すると湿式法
と乾式法の2種類がある。
ゴム製容器中に円柱状芯体を挿入し、芯体とゴム製容器
の間に粉末を充填して密栓した後、液中に入れて加圧
(以下、CIPと略す。Cold Isostatic
Press)する。乾式法で筒状成形体を作製する場
合には、高圧筒の中にあらかじめ成形用ゴム型をセット
し、上部より粉体を入れ、蓋を閉じ、加圧後圧粉体を取
り出す。乾式法は湿式法と異なり加圧液が作業工程を通
じて全く大気に直接触れることはない。従来、これらの
方法に用いられる芯体材料には、鉄を主成分とする金属
材料が使用されている。
る筒状成形体のサイズ範囲が狭く、少品種大量生産に適
している。また、芯体は一般的には装置に固定されるの
で通常作業時に芯体重量が問題になることはない。
にゴム製容器を入れるので、任意サイズのゴム製容器と
芯体を用意すれば筒状成形体が作製可能であり、多品種
少量生産に適している。この場合、芯体は一般的にはC
IP装置に固定することは困難なため、手作業で行う工
程が入ることは避けられない。ゴム製容器に芯体をセッ
ティングする時や逆にゴム製容器から芯体を取り出す時
などは、大型の芯体の場合、電磁石やクレ−ンを使用し
て行うが、繁雑であり、また、芯体重量が増加するほど
危険性が大きくなる。
着色したり焼結特性が変化するなどの悪影響がでる。
鉄である芯体を用いた場合、芯体サイズがある程度大き
くなると芯体が重くなり、運搬等の作業性が低下する。
本発明者らは、従来よりも芯体重量を軽減し、作業性が
向上する筒状成形体の成形方法を提案するものである。
軽減に関し鋭意検討した結果、低比重かつ衝撃強さおよ
び強度が高い特性を有する樹脂を円柱状に加工し、芯体
として用いることで芯体重量を軽減でき、作業性に優れ
る筒状成形体の成形方法を見出し本発明を完成するに至
った。即ち、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート、変性ポリフェニレンオキシド、ポリブチレンテ
レフタレート等のエンジニアリングプラスチックスに代
表される樹脂材料が芯体として良好であり、繰り返し使
用環境下にも耐えられることを見出した。
属を使用する時に錆や削り滓等から混入する有害な金属
不純物がなくなる効果もある。
重量の軽減が必須であり、鉄系以外の材料を芯体に用い
ることを考え、種々の材料についてテストを行った。そ
の結果、汎用性があり、金属では比重が低いアルミニウ
ムが芯体として良好であった。しかし、アルミニウムで
も比重が約2.7g/cm3 で鉄と比較すると約1/3
であり、鉄系と同一重量とする場合には芯体としての体
積は3倍程度にしかならない。そこで本発明者等はさら
に低比重材料のテストを行った。
同一重量にする場合には7〜8倍の体積にすることがで
きる。一方、芯体として要求される特性は、繰り返し使
用される環境下において変形しない、あるいは、変形し
たとしても極わずかであることである。これらの特性を
みたす材料としては、ナイロン樹脂をはじめとする樹脂
材料であることを見出した。
ては、機械的強度が強く、耐衝撃性に優れることがあげ
られる。機械的特性として、曲げ強さ:500kg/c
m2 、アイゾット衝撃強さ(ノッチ付):4kg・cm/
cm以上が望ましい。その他の特性としては、耐摩耗
性、自己潤滑性に優れていればなお良い。例えば、モノ
マ−キャスティングナイロン樹脂は上記の特性を兼ね備
えており、芯体に適している材料の一つである。
材を加工する時に注意すべき事項がある。金属材料を円
柱に加工する場合、一般的には旋盤で切削加工後、ダイ
ヤモンド等の硬い物質を含有するものを使用してラップ
仕上げを行っている。一方、樹脂材料を円柱に加工する
場合には、金属と同様にラップ仕上げをすることはでき
ないので、一部の溶融させて加工する場合を除き旋盤で
の切削加工のみとなる。したがって、旋盤での加工時
に、できる限り芯体の表面を滑らかにしておく必要があ
る。一般的には、芯体の表面粗さが小さければ小さい程
よい。これは、作製される筒状成形体の内面に芯体表面
形状が転写されるためである。つまり、芯体の表面粗さ
が小さい方が作製される筒状成形体の内面が滑らかにな
る。最終的な製品とする時の加工を無くせる、あるいは
軽減できることになる。
理後に筒状成形体が割れることがある。CIP圧力解放
時に成形体が若干伸びるのだが、前記現象はこの動きを
妨げられるためである。この割れを回避する手段として
は、芯体と筒状成形体との間に何等かの物質を挟み、成
形体の伸びを妨げないようにすることがあげられる。間
に挟む物質としては、パラフィン紙、ビニ−ル等比較的
薄いシ−ト状の物質であればよい。
で芯体重量を軽減し、作業性に優れた筒状成形体を作製
する成形方法となる。また、芯体を樹脂製にすることに
より、有害な金属がセラミックス成形体に混入しなくな
る。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。特
に、今回成形に使用した原料粉末は、酸化インジウム9
0重量%−酸化スズ10重量%の混合粉末にパラフィン
ワックスを3重量%添加した粉末であったが、一般的な
セラミックス粉末で成形可能であり、これに限定される
ものではない。
加工して、直径:157mm、長さ:300mmの芯体
とした。重量は約6.7kgであった。この芯体をゴム
製容器(内径:210mm、長さ300mm)内の中央
に吸盤を用いた一種の真空輸送状態で設置した。芯体と
ゴム製容器との空間に原料粉末を充填した。この際、な
るべく均一に粉末を充填するために、外部より振動、回
転、衝撃などの力を加えた。なお、圧粉体と芯体、圧粉
体とゴム製容器との接着防止のために、それぞれの間に
パラフィン紙を装着した。密栓した後、CIP処理を行
った。CIP成形圧力は2.8ton/cm2 で行っ
た。得られた筒状成形体は内径が157.2mm、外径
が約190mm、高さが約2650mmであった。CI
P処理後、特に芯体に異常は見られなかった。また、同
一の芯体を使用し、同じ操作を繰り返し行い、合計5回
成形を行ったが、特に芯体に異常は見られなかった。
kgの円柱状変性ポリフェニレンオキシド樹脂(ノリル
樹脂)を芯体とし、ゴム製容器(内径:208mm,長
さ:240mm)内の中央に設置した。実施例1と同様
にして、成形を行った。得られた筒状成形体は、内径が
160.3mm、外径が約189mm、高さが約207
0mmであった。CIP処理後、特に芯体に異常は見ら
れなかった。また、同一の芯体を使用し、合計4回成形
を行ったが、特に芯体に異常は見られなかった。
Claims (3)
- 【請求項1】芯体に円柱状樹脂を用いて成形することを
特徴とする筒状成形体の成形方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の成形方法がアイソスタチ
ックプレス成形法であることを特徴とする筒状成形体の
成形方法。 - 【請求項3】請求項1に記載の成形方法がラバープレス
成形法であることを特徴とする筒状成形体の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19652495A JPH0938939A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 筒状成形体の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19652495A JPH0938939A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 筒状成形体の成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0938939A true JPH0938939A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16359178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19652495A Pending JPH0938939A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 筒状成形体の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0938939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114245761A (zh) * | 2019-09-27 | 2022-03-25 | 东邦钛株式会社 | 压粉体的制造方法以及烧结体的制造方法 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP19652495A patent/JPH0938939A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114245761A (zh) * | 2019-09-27 | 2022-03-25 | 东邦钛株式会社 | 压粉体的制造方法以及烧结体的制造方法 |
CN114245761B (zh) * | 2019-09-27 | 2024-02-27 | 东邦钛株式会社 | 压粉体的制造方法以及烧结体的制造方法 |
US12103082B2 (en) | 2019-09-27 | 2024-10-01 | Toho Titanium Co., Ltd. | Method for producing green compact and method for producing sintered body |
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