JPH0938096A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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Publication number
JPH0938096A
JPH0938096A JP7195593A JP19559395A JPH0938096A JP H0938096 A JPH0938096 A JP H0938096A JP 7195593 A JP7195593 A JP 7195593A JP 19559395 A JP19559395 A JP 19559395A JP H0938096 A JPH0938096 A JP H0938096A
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JP
Japan
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focus
ultrasonic
treatment target
treatment
ultrasonic wave
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Application number
JP7195593A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Okazaki
清 岡崎
Yuji Yanagida
祐司 柳田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的な焦点移動及び電子的な焦点移動を効率
良く組み合わせて位置決めを行なう。 【解決手段】強力超音波の焦点を所定位置に固定した状
態で画像に表示された治療対象の位置に応じてアプリケ
ータ1を移動させて固定焦点位置を治療対象に一致させ
るアプリケータ保持装置2、アプリケータ移送制御部2
0、トリガ回路22、CPU23(移動制御手段)と、
強力超音波の焦点を予め定められた焦点移動可能領域内
で電子的に移動可能なピエゾ素子5a1 〜5an 、ピエ
ゾ素子駆動回路21、トリガ回路22、CPU23(焦
点移動手段)と、治療対象部位が焦点移動可能領域内に
存在するか否かに応じて移動制御手段によるアプリケー
タ1の移動制御及び焦点移動手段による電子的焦点移動
制御を選択可能な操作盤30(焦点位置指示器32、ア
プリケータ移動指示器33、確認キー34)とを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿路系結石、胆
石、膀石等の消化器系結石,唾石等の結石や前立線肥大
症等の良性疾患、または癌等の悪性疾患に対し強力超音
波を照射して破砕治療又は温熱治療を行なう超音波治療
装置に係わり、特に、強力超音波の焦点位置を機械的及
び電子的に位置決め可能な超音波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特願昭62−295105号公報
や特願昭63−3824号公報に開示された衝撃波結石
破砕装置または温熱癌治療装置等の超音波治療装置があ
る。これらの装置では、強力な超音波を発生する超音波
送波手段として例えば球殻状に形成された振動子を備え
ている。この振動子は幾何学的に固定の焦点を有し、超
音波を当該焦点に集束するようになっている。また、超
音波送波手段として平板状に形成され超音波放射側の前
面に音響レンズが設けられた振動子も実用化されてお
り、音響レンズの焦点に超音波を集束するようになって
いる。
【0003】超音波送波手段である振動子と、超音波の
伝搬媒質であり、振動子と診断対象である被検体とのカ
ップリングをなす水とはアプリケータに内蔵されてい
る。このアプリケータは保持装置に保持されるととも
に、その保持装置により被検体の体軸方向(Z軸)、寝
台の上下方向に平行且つZ軸に直交する方向(Y軸)、
Z軸及びY軸に直交する方向(X軸)への平行移動が可
能であり、また、アプリケータの中心を通りX軸に平行
な軸を中心とした方向(α方向)及びアプリケータの中
心を通りZ軸に平行な軸を中心とした方向(β方向)へ
の回転移動が可能になっている。
【0004】一方、アプリケータ内部には超音波プロー
ブが挿入配置され、その超音波プローブにより被検体を
走査して得られた超音波画像に基づいて被検体内の治療
対象を表示することができる。また、超音波画像には、
上記アプリケータの位置に応じた振動子の幾何学的固定
焦点位置が焦点マーカーとして表示されている。
【0005】治療を行なうにあたりオペレータは、その
焦点マーカーが治療対象と一致するように保持装置を介
してアプリケータを平行・回転移動させて、振動子の固
定焦点の位置決め(治療対象との位置合わせ)を行なっ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の位置決
め方式では、振動子の固定焦点位置と治療対象とを一致
させるためにアプリケータを機械的に移動させて行なっ
ており、特に深さ方向(Y軸方向)の移動による位置決
めでは、球殻状の振動子を用いた場合(レンズ無しの場
合)にはアプリケータ内の水量を調整して、また平板状
の振動子を用いた場合(レンズ有りの場合)にはレンズ
と振動子間の距離を調節する操作を行なう必要がある。
【0007】しかしながら、治療対象は患者の呼吸や随
意運動等により移動するため、同治療対象は一度位置合
わせされた振動子の固定焦点位置から外れてしまうこと
が度々あり、正確且つ効果的な治療が十分に行なえない
可能性があった。
【0008】そこで、従来装置では、治療対象が振動子
の固定焦点位置から外れた場合には、直ちに振動子の駆
動を停止して強力超音波の照射を停止し、再度位置決め
を行なっていた。この際、位置決め用の超音波画像上に
治療対象が表示されていなければ、再度アプリケータを
機械的に動かして位置決めを行なうしかなかった。
【0009】また、位置決め用の超音波画像には治療対
象が表示されている場合でも、当該治療対象と振動子固
定焦点位置とが僅かに離れている頻度は高く、この被検
体の呼吸等による治療対象の僅かな移動に対しても、機
械的な手法で比較的大型なアプリケータを動かして位置
決めすることは、意外に時間がかかり、またオペレータ
の操作が面倒であるという欠点を有していた。
【0010】一方、振動子として例えば複数分割された
ピエゾ素子を用い、これらのピエゾ素子の駆動タイミン
グを電子遅延制御することにより前記焦点を幾何学的固
定位置から移動させることも可能であった。この電子遅
延制御による焦点移動は、前述した位置決めの際に非常
に有効であると考えられている。しかしながら、焦点の
移動範囲が大きくなればなるほど治療に使用できる強力
超音波の集束度が低下してしまい、ある範囲以上では実
質的に治療が不可能となる(集束超音波の強度が弱いた
め)可能性があった。また、超音波の集束度が低下する
ということは、言い換えれば焦点以外の部分にある程度
の強度を有した超音波が照射されていることを意味す
る。つまり、焦点領域以外の部分、言い換えれば治療対
象の周囲の正常組織部分にある程度の強度の超音波が照
射されてしまうといった欠点を有していた。
【0011】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、アプリケータの機械的な移動に応じた焦点
移動及び電子遅延制御に応じた焦点移動を効果的に組み
合わせて上記焦点の位置決めを行なう超音波治療装置を
提供することにより、治療時間を短縮して効率良く治療
を行なうことをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載した超音波治療装置によれば、複数
のピエゾ素子を有し、その複数のピエゾ素子を駆動させ
て強力な超音波を送波する超音波送波手段と、この超音
波送波手段を内蔵するアプリケータと、寝台に載置され
た被検体の治療対象を含む画像を撮像し表示する撮像表
示手段とを備えた超音波治療装置において、前記強力超
音波の焦点を所定位置に固定した状態で前記画像に表示
された治療対象の位置に応じて前記アプリケータを移動
させて前記固定焦点位置を前記治療対象に一致させる移
動制御手段と、前記強力超音波の焦点を予め定められた
焦点移動可能領域内で電子的に移動可能な焦点移動手段
と、前記治療対象部位が前記焦点移動可能範囲内に存在
するか否かに応じて前記移動制御手段によるアプリケー
タ移動制御及び前記焦点移動手段による前記電子的焦点
移動制御を選択可能な選択手段とを備えている。
【0013】請求項2記載の超音波治療装置によれば、
複数のピエゾ素子を有し、その複数のピエゾ素子を駆動
させて強力な超音波を送波する超音波送波手段と、この
超音波送波手段を内蔵するアプリケータと、体軸方向に
移動可能な被検体載置用の天板を有する寝台と、前記天
板に載置された被検体の治療対象を含む画像を撮像し表
示する撮像表示手段とを備えた超音波治療装置におい
て、前記強力超音波の焦点を所定位置に固定した状態で
前記画像に表示された治療対象の位置に応じて前記アプ
リケータ及び前記天板の内の少なくとも一方を移動させ
て前記固定焦点位置を前記治療対象に一致させる移動制
御手段と、前記強力超音波の焦点を予め定められた焦点
移動可能領域内で電子的に移動可能な焦点移動手段と、
前記治療対象部位が前記焦点移動可能範囲内に存在する
か否かに応じて前記移動制御手段によるアプリケータ移
動制御及び前記焦点移動手段による前記電子的焦点移動
制御を選択可能な選択手段とを備えている。
【0014】請求項3記載した超音波治療装置によれ
ば、前記選択手段は、前記治療対象が前記固定焦点位置
から前記焦点移動可能領域内で移動した際に前記焦点移
動手段による電子的焦点移動制御を選択するようにして
いる。
【0015】請求項4に記載した超音波治療装置によれ
ば、前記選択手段は、前記治療対象移動位置を指定する
指定手段を備え、前記焦点移動手段は、前記治療対象移
動位置の指定に応じて前記各ピエゾ素子の駆動タイミン
グを定める遅延時間を各ピエゾ素子毎に設定する遅延時
間設定手段を備えている。
【0016】請求項5に記載した超音波治療装置によれ
ば、前記指定手段は、前記画像上における前記治療対象
の移動位置をマーカーで指定するマーカー指定手段であ
る。
【0017】請求項6に記載した超音波治療装置によれ
ば、前記固定焦点位置は幾何学的に定められた位置であ
り、その幾何学的位置を示す焦点マーカーを表示するマ
ーカー表示手段を備えている。
【0018】請求項7に記載した超音波治療装置によれ
ば、前記マーカー指定手段は、前記焦点マーカーを前記
治療対象の移動位置へ移動させることにより前記移動位
置を指定するようにしている。
【0019】請求項8に記載した超音波治療装置によれ
ば、前記選択手段は、前記治療対象が前記固定焦点位置
から前記焦点移動可能領域外へ移動した際に前記移動制
御手段によるアプリケータ移動制御を選択するようにし
ている。
【0020】請求項9に記載した超音波治療装置によれ
ば、被検体内の治療部位に超音波を集束させ、その集束
超音波により前記治療部位の治療を行なう超音波治療装
置において、前記超音波を送波する複数の超音波送波手
段と、この超音波送波手段を駆動する駆動手段と、前記
集束超音波におけるエネルギー閾値を記憶する記憶手段
と、前記治療部位を含む被検体画像を撮像する撮像手段
と、この撮像手段により得られた撮像画像、前記集束超
音波の位置を示すマーカー、及び前記記憶手段に記憶さ
れた閾値を示す範囲を表示する表示手段とを備えてい
る。
【0021】請求項10に記載した超音波治療装置によ
れば、前記複数の超音波送波手段を内蔵するアプリケー
タと、このアプリケータを移動させる第1の移動手段
と、前記駆動手段における前記それぞれの超音波送波手
段の駆動制御を行なうことにより、前記超音波の集束位
置を移動させる第2の移動手段を備えている。
【0022】請求項11に記載した超音波治療装置によ
れば、前記超音波送波手段は、前記複数のピエゾ素子に
高周波パルスを印加して駆動させて同ピエゾ素子から衝
撃波を発生させる高周波パルス発生回路を備えている。
【0023】請求項12に記載した超音波治療装置によ
れば、前記超音波送波手段は、前記複数のピエゾ素子に
バースト波を印加して駆動させて同ピエゾ素子から同強
力超音波を発生させるバースト波駆動回路を備えてい
る。
【0024】請求項13に記載した超音波治療装置によ
れば、前記撮像表示手段は、超音波信号を送受信し、そ
の受信信号から同治療対象を含む領域の超音波画像を表
示する超音波画像取得・表示手段である。
【0025】請求項14に記載した超音波治療装置によ
れば、前記撮像表示手段は、前記被検体の治療対象を含
む領域にX線を照射し、同治療対象を含む領域を透過し
たX線に基づいて同治療対象を含む領域のX線透視像を
表示するX線撮像・表示手段である。
【0026】請求項15に記載した超音波治療装置によ
れば、前記撮像表示手段は、前記被検体の治療対象を含
む領域に多方向からX線を照射し、同治療対象を含む領
域を透過して得られた多方向X線投影データに基づいて
同治療対象を含む領域の断層像を表示するX線CT装置
である。
【0027】請求項16に記載した超音波治療装置によ
れば、前記撮像表示手段は、前記被検体の治療対象を含
む領域に対し複数の傾斜磁場を印加し、その結果得られ
た核磁気共鳴信号の投影データから同治療対象を含む領
域の核磁気共鳴画像を表示するMRI装置である。
【0028】本発明の超音波治療装置は、機械的位置決
め手段と電子的位置決め手段とを備えている。すなわ
ち、機械的位置決め手段として、強力超音波の焦点を所
定位置に固定した状態で画像に表示された治療対象の位
置に応じてアプリケータを移動させて固定焦点位置を治
療対象に一致させる移動制御手段を備え、電子的位置決
め手段として、前記強力超音波の焦点を予め定められた
焦点移動可能領域内で電子的に移動可能な焦点移動手段
を備えている。
【0029】そして、本発明では、治療対象部位が焦点
移動可能範囲内に存在するか否かに応じて、選択手段に
より、移動制御手段によるアプリケータ移動制御及び焦
点移動手段による前記電子的焦点移動制御が選択可能に
なっている。
【0030】ここで述べた焦点位置移動可能領域は、メ
ーカー等が実験により求めたものであり、破砕あるいは
温熱治療を行なうために十分なエネルギーが保持でき、
しかも被検体への影響を最小限に抑える範囲に予め設定
されている。したがって、治療対象が焦点位置移動可能
領域内にある場合には、電子的焦点移動を効果的に行な
うことができるため、機械的位置決めを行なうより電子
的位置決めを行なうほうが優れている。しかし、治療対
象が焦点位置移動可能領域外にある場合では、電子的焦
点移動を行なうための上記利点が得られていないため、
機械的位置決めを行なう必要がある。
【0031】そこで、本発明では、選択手段により治療
対象部位が焦点位置移動可能領域内にあるか否かに応じ
て電子的位置決めあるいは機械的位置決めを選択して、
両者を効率良く組み合わせて用いることにしている。
【0032】例えば、被検体の呼吸等により治療対象が
焦点位置移動可能領域内で移動した場合では、電子的位
置決めを行なうことが可能なため、選択手段により焦点
移動手段による電子的焦点移動制御が選択される。
【0033】選択手段として、例えば指定手段(マーカ
ー指定手段)により画像上における焦点位置移動可能領
域内での治療対象の移動位置がマーカーで指定される。
この指定手段による焦点の移動位置指定に応じて、遅延
時間設定手段により各ピエゾ素子の駆動タイミングを定
める遅延時間が各ピエゾ素子毎に設定される一方、前記
治療対象が焦点位置移動可能領域外へ移動した場合で
は、電子的位置決めを行なうには弊害があるため、選択
手段により移動制御手段による固定焦点位置でのアプリ
ケータ移動制御が選択される。
【0034】さらに、請求項9乃至10記載の発明によ
れば、駆動手段により駆動された複数の超音波送波手段
(例えばアプリケータに内蔵されている)により超音波
が送波され、被検体内の治療部位にその超音波が集束さ
れる。また、集束超音波におけるエネルギー閾値(メー
カー等が実験により求めたものであり、破砕あるいは温
熱治療を行なうために十分なエネルギー値であり、しか
も被検体への影響を最小限に抑える値である)が記憶手
段により記憶され、治療部位を含む被検体画像が撮像手
段により撮像されている。
【0035】このとき、撮像手段により得られた撮像画
像、集束超音波の位置を示すマーカー、及び記憶手段に
記憶された閾値を示す範囲が表示手段により表示されて
いるため、マーカーと閾値の範囲とを比較することによ
り、集束超音波の位置とエネルギー閾値との関係を把握
可能になっている。
【0036】特に、複数の超音波送波手段がアプリケー
タに内蔵され、そのアプリケータが第1の移動手段によ
り移動され、第2の移動手段により駆動手段におけるそ
れぞれの超音波送波手段の駆動制御が行なわれて超音波
の集束位置が移動するようになっているため、上記集束
超音波の位置とエネルギー閾値との関係を把握しなが
ら、集束超音波位置を第1の移動手段あるいは(及び)
第2の移動手段により移動可能になっている。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0038】本実施形態における超音波治療装置の外観
構成を図1に示す。超音波治療装置は、圧電変換素子等
の強力超音波発生手段を備えたアプリケータ1と、この
アプリケータ1を移動・回転自在に保持するアプリケー
タ保持装置2と、被検体である患者P載置用の寝台3と
を備えている。図1の仮想線で示すように、アプリケー
タ1は、保持装置2内部の移動機構により被検体の体軸
方向(Z軸)、寝台の上下方向に平行且つZ軸に直交す
る方向(Y軸)、Z軸及びY軸に直交する方向(X軸)
への平行移動が可能であり、また、アプリケータの中心
を通りX軸に平行な軸を中心とした方向(α方向)及び
アプリケータの中心を通りZ軸に平行な軸を中心とした
方向(β方向)への回転移動が可能になっている。
【0039】また、寝台3は、その上部に長手方向にス
ライド自在な患者載置用の天板3aを備えている。天板
3aのスライドは、図示しない寝台内部の駆動装置によ
り行なわれる。
【0040】超音波治療装置のブロック構成を図2に示
す。アプリケータ1は、圧電変換素子であるピエゾ素子
5を有している。このピエゾ素子5は、凹面状に形成さ
れた基板上に複数個に分割(5a1 〜5an )されて配
設され、全体で凹面状に形成されている。上述したピエ
ゾ素子5の構成から、同ピエゾ素子5は幾何学的な位置
に焦点(幾何学的焦点)を有している。また、ピエゾ素
子5の中央部には孔が形成され、この孔には、複数分割
された超音波振動子を有し超音波信号を送受信して患者
P内の所要部位を例えばセクタ走査する超音波プローブ
6が挿入されている。この超音波プローブ6は、プロー
ブ移動機構7により軸方向に移動可能及び軸中心に回転
可能に構成されている。さらに、アプリケータ1の患者
Pとの接触側には、超音波を伝播する溶液例えば水を内
包し生体とのカップリング膜で形成されたウオーターバ
ッグ8が配設されている。
【0041】超音波プローブ6は電子走査部10に接続
されている。この電子走査部10は、パルサ等を有した
超音波送信回路11と、プリアンプ等を有した超音波受
信回路12と、ディレイラインや加算器、検波回路等を
有した遅延駆動回路13とを備え、送信回路11及び受
信回路12により各振動子にディレイラインを介して個
別の遅延時間を与えて送信及び受信を行なうことによ
り、患者P内をセクタ走査するようになっている。受信
信号は、加算器、検波回路等を介してAモード(包絡
線)信号となってDSC14に送られる。DSC14
は、フレームメモリ、走査変換回路等を備え、送られた
Aモード信号をフレームメモリを介してTV走査型の画
像信号(Bモード画像信号)に走査変換し、その画像信
号をTVモニタ15に送るようになっている。この結
果、TVモニタ15には、患者P内のBモード断層像が
表示される。
【0042】一方、アプリケータ保持装置2内部の移動
機構はアプリケータ移動制御部20に接続されている。
アプリケータ移動制御部20は、後述するCPU、トリ
ガ回路を介して送られるアプリケータ移動トリガ信号に
応じて、アプリケータのX、Y、Z方向への移動量及び
α、β方向への回転移動量等を制御するようになってい
る。アプリケータ保持部2の移動機構は、アプリケータ
移動制御部20から送られた移動制御量に基づいてアプ
リケータ1をX、Y、Z方向あるいは(及び)α、β方
向へ移動させるようになっている。
【0043】アプリケータ1内の各ピエゾ素子5a1 〜
5an はピエゾ素子駆動回路21に接続されている。こ
のピエゾ素子駆動回路21は、各ピエゾ素子5a1 〜5
anにそれぞれ接続されたパルサ群、各パルサに強力超
音波発生用の高電圧を供給する高電圧供給回路等を有す
る。各パルサは供給電圧に基づいて各ピエゾ素子5a1
〜5an を駆動することにより、同ピエゾ素子5a1 〜
5an から強力超音波が送波され、同強力超音波は幾何
学的焦点位置に集束されて衝撃波となる。
【0044】ピエゾ素子駆動回路21はトリガ回路22
を介してCPU23に接続されている。このCPU23
は、トリガ回路22を介してピエゾ素子駆動回路21に
対し駆動トリガ信号を送ることによりピエゾ素子5a1
〜5an の駆動タイミングを制御するようになってい
る。
【0045】通常は各ピエゾ素子5a1 〜5an の駆動
タイミングは同一であり、送信超音波の焦点位置も幾何
学的焦点位置に固定されている(固定モード)。しか
し、本実施形態によれば、後述する焦点位置指示器の操
作に応じて自動的に各ピエゾ素子5a1 〜5an の駆動
タイミングを個別に変化可能な状態(つまり、送信超音
波の焦点位置が変化可能な状態;移動モード)に切り換
えることができる。すなわち、移動モードにおいて、各
ピエゾ素子5a1 〜5an の駆動タイミングを個別に制
御する(各ピエゾ素子5a1 〜5an の駆動時間を個別
に遅延させる)ことにより、前記送信超音波の焦点位置
を幾何学的焦点位置から変化させることができるように
なっている。
【0046】また、CPU23は、同じくトリガ回路2
2を介して遅延駆動回路13、アプリケータ移動制御部
20、DSC14、及び後述する焦点マーカー表示回路
25に接続されている。CPU23は、トリガ回路22
を介して遅延駆動回路13に対し遅延トリガ信号を送る
ことにより各振動子の遅延時間を制御するようになって
いる。また、CPU23は、トリガ回路22を介してD
SC14にDSC制御トリガ信号を送ることによりDS
C14での走査変換タイミングを制御するようになって
いる。
【0047】超音波治療装置は、焦点マーカー表示回路
25を有している。焦点マーカー表示回路25は、CP
U23からトリガ回路22を介して送られるアプリケー
タ1の焦点位置(幾何学的焦点位置)情報に基づき、D
SC14のフレームメモリ上の幾何学的焦点に対応する
位置に焦点マーカーデータを書き込むようになってい
る。
【0048】一方、CPU23には、操作盤(操作パネ
ル)30及び領域記憶回路31が接続されている。この
操作盤30は、オペレータの操作による制御データ入力
機能を有しており、例えば操作卓(コンソール)上やア
プリケータ1の外表面等に設けられている。この操作盤
には、図3に示すように、TVモニタ15上に表示され
たカーソルを所望の位置に移動可能な例えばトラックボ
ール32aを有し、カーソルの移動位置により焦点位置
を指示する焦点位置指示器32と、例えばX−Y平面
内、Z方向、α及びβ方向それぞれのアプリケータ1移
動指示用の例えば3つのジョイスティック33a〜33
cを有したアプリケータ移動指示器33とが設けられて
いる。図中の33aは、X−Y平面内の移動指示用のジ
ョイスティックであり、図中の33bは、Z方向の移動
指示用のジョイスティックである。また、図中の33c
は、α及びβ方向移動指示用のジョイスティックであ
る。焦点位置指示器32及びアプリケータ移動指示器3
3から入力される指示データは、それぞれCPU23に
送られるようになっている。また、操作盤30には、移
動焦点位置の確認用の確認キー34と、所定タイミング
毎の強力超音波の照射を指令する強力超音波照射スイッ
チ35と、強力超音波の照射停止を指令する照射停止ス
イッチ36とが設けられている。なお、操作盤30に設
けられたその他のスイッチ類は、本実施形態と直接関係
ないため、図示を省略している。
【0049】また領域記憶回路31はメモリを有し、ピ
エゾ素子5a1 〜5an の強力超音波の焦点位置を駆動
遅延制御により移動する焦点移動可能領域を予め記憶し
ている。この焦点移動可能領域は、メーカーが実験、シ
ミュレーション等により求めたものであり、その領域内
における強力超音波の焦点位置の移動であれば、その焦
点位置での強力超音波のエネルギーは破砕(温熱)治療
を行なうために必要十分なものであり、且つ焦点位置以
外の領域への不必要な超音波の送波をほとんど影響のな
い最小限に抑えることができる。CPU23の内部メモ
リには、上記焦点移動可能領域中の各位置に超音波を集
束させるための各ピエゾ素子5a1 〜5an の遅延時間
がそれぞれ記憶されている。
【0050】図4に焦点移動可能領域Rを示す。図4中
の破線部分が焦点移動可能領域Rであり、通常の状態
(駆動遅延制御が行なわれない)では、図4中の幾何学
的焦点位置f1 に強力超音波が集束する(図中実線)よ
うになっている。ここで、焦点移動指示器32のトラッ
クボール32aを操作してカーソルを図4中の位置f2
に移動させたとすると、CPU23、トリガ回路22か
らの制御に応じて遅延制御が掛けられ、幾何学的焦点位
置f1 に集束していた超音波は、指示された位置f2 に
集束するようになっている(図4中一点鎖線参照)。
【0051】次に本実施形態の全体動作について説明す
る。
【0052】最初に寝台3に患者Pを載置して、同患者
P又はアプリケータ1に超音波ゼリー等の超音波伝搬補
助剤を塗る。そして、オペレータは、超音波プローブ6
を介してTVモニタ15に表示された同患者P内のBモ
ード断層像を見ながら、図2及び図3に示した操作盤3
0上のアプリケータ移動指示器33を操作する。この操
作データはCPU23に送られ、そのCPU23からの
制御に基づいて、トリガ回路22、アプリケータ移動制
御部20、及びアプリケータ保持装置2を介してアプリ
ケータ1が移動する(図5のステップS1参照)。この
とき、アプリケータ1は、その焦点位置が幾何学的位置
に固定された状態(固定モード状態)で移動しているた
め、その移動に伴って変化するアプリケータの幾何学的
焦点位置情報は、CPU23からトリガ回路22を介し
て焦点マーカー表示回路25に送られている。焦点マー
カー表示回路25の動作により、焦点マーカーはBモー
ド断層像上をアプリケータ1の移動に伴って移動(連
動)する(ステップS2)。したがって、オペレータ
は、TVモニタ15を見ながら焦点マーカーを治療部位
に一致させるようにアプリケータ移動指示器33を操作
すればよく、この結果、図6に示すように、幾何学的焦
点位置を表す焦点マーカーM(M′→Mに移動)、すな
わち幾何学的焦点位置が治療対象部位Tに一致する。な
お、通常は患者Pには随意運動をしないように指示して
いるが、呼吸により治療部位が周期的に移動するため、
動きが小さく、長く位置がずれない呼気時において位置
決めをする場合が多い。
【0053】続いて、オペレータは、操作盤30の強力
超音波照射スイッチ35をONにする。この強力超音波
照射指令はCPU23に送られ、そのCPU23からの
制御に基づいて、トリガ回路22、ピエゾ素子駆動回路
21を介してピエゾ素子5が駆動して、強力超音波が治
療対象部位に照射される(ステップS3)。
【0054】一方、このように位置決めを行なって治療
を開始しても、治療は通常少なくとも30分、平均で1
時間程度行なうので、開始後10分程経過すると、Bモ
ード断層像上に治療部位は見えているものの上記焦点マ
ーカーとは不一致状態にあるか、あるいは呼吸周期の吸
気の一時期にのみ焦点マーカーと治療対象部位とが一致
して他の大部分では不一致状態の場合が多く見受けられ
る。
【0055】この状態になったとき(ステップS4の判
断の結果NO)、オペレータは、照射停止スイッチ36
をONして強力超音波照射を停止させる(ステップS
5)。
【0056】上記の移動要因を考えれば、図7に示すよ
うに、治療対象Tが焦点移動可能領域R内で移動(T→
T1 )した場合がかなりの割合で多く見受けられる。そ
こで、図7に示すように、焦点位置指示器32のトラッ
クボール32aを操作して、治療対象部位T1 へカーソ
ルを合わせて確認キー34をONして、焦点マーカーM
を移動させる(M→M1 )(ステップS6)。
【0057】その結果、移動した焦点マーカーM1 と治
療対象部位T1 とが一致した場合、オペレータは、この
状態で強力超音波照射スイッチ35をONすると、この
強力超音波照射指令はCPU23に送られる。
【0058】CPU23は、焦点位置指示器32操作に
よる焦点マーカーM1 の位置データに基づいて、同位置
に強力超音波焦点を移動させるための遅延データを計算
し、この遅延データをトリガ回路22を介してピエゾ素
子駆動回路21に送る。ピエゾ素子駆動回路21は、送
られた遅延データに基づいてピエゾ素子5a1 〜5an
を遅延駆動する。その結果、ピエゾ素子5a1 〜5an
の焦点は、焦点マーカーM1 で指定された位置に設定さ
れ、その位置にある治療対象部位Tに強力超音波が照射
される(ステップS7)。この強力超音波の照射を所定
タイミング毎に繰り返すことにより、同治療対象部位T
は破砕あるいは温熱治療される。
【0059】なお、上述したように幾何学的焦点と治療
対象の一致・不一致毎に強力超音波を停止・再スタート
させるのではなく、Bモード断層像をリアルタイムで監
視しながら、強力超音波の焦点マーカーを移動した治療
対処部位へこまめに動かし、連続的に強力超音波を照射
してもよい。
【0060】一方、治療対象部位が図6及び図7に示し
た焦点移動可能領域R外に移動した場合やBモード断層
像上に治療対象部位が確認できなかった場合には、最初
の位置決めと同様に操作盤30のアプリケータ移動指示
器32を操作してアプリケータ1を移動させる(図8;
ステップS10)。このアプリケータ移動指示器32操
作によるアプリケータ1移動指令に応じて、CPU23
は、トリガ回路22を介してピエゾ素子駆動回路21を
制御して各ピエゾ素子5a1 〜5an の遅延時間を幾何
学的焦点時に再設定する(移動モードから固定モードに
戻す)(ステップS11)とともに、トリガ回路22を
介して焦点マーカー表示回路25を制御して、幾何学的
焦点位置を表す焦点マーカーMを表示させる(ステップ
S12)。この結果、電子遅延制御により移動した焦点
位置及びその焦点位置を表す焦点マーカーは、幾何学的
焦点(アプリケータ移動時焦点)に自動的に戻り、再度
アプリケータ1を移動させることにより機械的位置決め
を行なうことができ、治療を再開することができる(ス
テップS13)。
【0061】以上述べたように、強力超音波の焦点位置
の位置決め方法として、アプリケータ1の移動による機
械的位置決め方法と各ピエゾ素子5a1 〜5an の遅延
時間設定による電子的位置決め方法の2種類用意してい
るので、診断状況や治療対象部位の移動位置等の各種状
況に合わせて上記機械的位置決め方法あるいは電子的位
置決め方法を設定することができる。
【0062】特に、一度位置決めした後で治療対象部位
が移動した場合、アプリケータ1の移動による機械的位
置決めか、あるいは各ピエゾ素子5a1 〜5an の遅延
時間設定による電子的位置決めか選択可能に構成されて
いるので、その治療対象部位が焦点移動可能領域内にあ
るか否かに応じて電子的位置決めあるいは機械的位置決
めを設定することが可能である。焦点移動可能領域内で
は焦点位置は破砕あるいは温熱治療に十分なエネルギー
を有し、且つ焦点位置以外の領域への不必要な超音波の
送波をほとんど影響のない最小限に抑えられているた
め、焦点移動可能領域内に治療対象部位がある場合には
電子的位置決めが選択され、焦点移動可能領域外に治療
対象部位がある場合には機械的位置決めが選択される。
【0063】つまり、電子的位置決めと機械的位置決め
とを単に組み合わせたのではなく、焦点位置のエネルギ
ーや焦点位置周囲への超音波の影響等を考慮して電子的
位置決め可能領域を明確に定め、その領域に基づいて機
械的位置決めあるいは電子的位置決めを設定可能である
ため、どちらの位置決めを設定しても治療対象を確実に
破砕あるいは温熱治療することができるとともに、治療
対象部位周囲に対する影響も必要最小限に止めることが
できる。
【0064】したがって、治療時間を短縮して効率良く
治療できることはもちろんのこと、オペレータの負担を
軽減させるとともに、焦点と治療対象部位との一致度を
さらに向上させることができるので、従来に比べてさら
に安全に治療を実施できることとなる。
【0065】また、上記実施形態では焦点の機械的移動
として、アプリケータ1を移動させる場合を示したが、
代わりに患者P(天板3a)を移動させて治療対象部位
Tを幾何学的焦点位置へ一致させる構成にしてもよく、
さらにアプリケータ1と患者P(天板3a)の双方の移
動により、治療対象部位と幾何学的焦点の位置決めを行
ってもよい。
【0066】さらに、本実施形態では、オペレータの操
作盤30の操作によりアプリケータ1の移動による機械
的位置決めあるいはピエゾ素子駆動回路21の制御によ
る電子的位置決めを選択していたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、焦点マーカーMの位置データと
焦点移動可能領域の位置データとの比較により、自動的
に選択可能な構成にしてもよい。
【0067】さらにまた、本実施形態では、強力超音波
を焦点位置に照射して衝撃波を生成する場合を示した
が、この衝撃波は、治療対象として結石等の破砕治療の
際に有効である。本発明はこの破砕治療以外にも、例え
ば体内組織の温熱治療にも有効である。その温熱治療の
場合では、例えば、CPU23,トリガ回路22を介し
てピエゾ素子5a1 〜5an を駆動させるタイミングを
連続的にして超音波をバースト的に照射することによ
り、その焦点位置に熱を発生させて組織を変性させた
り、蒸散させてもよい。
【0068】一方、本実施形態では、患者P内をモニタ
リングする手段として、アプリケータ内に挿入された超
音波プローブを含む超音波診断装置を用いたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、図9に示す
ように、患者PのX線透視画像を表示するX線透視装置
50を用いてもよい。
【0069】このX線透視装置50は、X線を発生する
X線管51と、このX線管51から発生され、患者Pを
透過したX線をX線検出面により検出して光学像に変換
するイメージインテンシファイヤ(I.I.)52とを
備えている。X線管51には、当該X線管51から発生
するX線の出力を制御するX線制御部53が接続されて
いる。このX線制御部53はトリガ回路22を介してC
PU23に接続されている。また、X線管51とI.
I.52とは、支持アーム54によりその相対位置を保
ったまま支持され、患者Pを挟んで対向配置されてい
る。支持アーム54は、図示しない支持アーム移動機構
に接続されている。この支持アーム移動機構は、支持ア
ーム54をx、y、z座標空間内で平行移動可能になっ
ているとともに、X線管51の焦点とI.I.52のX
線検出面の所定点とを結ぶ線、の中点(以下、アイソセ
ンタという)を中心として回転可能になっている。
【0070】そして、X線透視装置50は、I.I.5
2により得られた光学像をアナログ画像信号に変換する
TVカメラ55と、フレームメモリを有しTVカメラ5
5により変換されたアナログ画像信号をディジタル画像
信号に変換するとともに、そのディジタル画像信号に対
しフレームメモリを介して所望の画像処理を施した後ア
ナログ画像信号に再変換する画像処理部56と、この画
像処理部56により変換されたアナログ画像信号を表示
するTVモニタ57とを備えている。なお、焦点マーカ
ー表示回路25は、CPU23からトリガ回路22を介
して送られるアプリケータ1の焦点位置(幾何学的焦点
位置)情報に基づき、画像処理部56のフレームメモリ
上の幾何学的焦点に対応する位置に焦点マーカーデータ
を書き込むようになっている。
【0071】このX線透視装置50を用いた超音波治療
装置において、アプリケータ1の移動により幾何学的焦
点を治療対象部位に合わせた後で、焦点移動可能領域内
で治療対象部位が幾何学的焦点位置から移動した場合、
現在の支持アーム54の回転角度を0°とすると、その
状態におけるX線透視像がI.I.52、TVカメラ5
5、及び画像処理部56を介してTVモニタ57に得ら
れている。
【0072】オペレータは、TVモニタ57に表示され
たX線透視像を見ながら、焦点位置指示器32のトラッ
クボール32aを操作して治療対象部位Ta へカーソル
を合わせて確認キー34をONして、図10(a)に示
すように焦点マーカーMa を移動させる(M′→Ma
)。この焦点マーカーMa の位置データ(例えば角度
0°)は、CPU23に送られる。
【0073】さらに、オペレータは、支持アーム34を
所要角度θ(例えば30°等)回転2せ(図9中の仮想
線)、回転後のX線透視像を見ながら、焦点位置指示器
32のトラックボール32aを操作して治療対象部位T
(支持アーム34の回転によりTa →Tb へ移動してい
る)へカーソルを合わせて確認キー34をONして、図
10(b)に示すように焦点マーカーMa を再度移動さ
せる(Ma →Mb )。この焦点マーカーMの位置データ
(角度30°)は、CPU23に送られる。
【0074】CPU23は、位置データ(角度0°)及
び位置データ(角度θ°)に基づいて同位置に強力超音
波焦点を移動させるための遅延データを計算し、この遅
延データをトリガ回路22を介してピエゾ素子駆動回路
21に送る。ピエゾ素子駆動回路21は、送られた遅延
データに基づいてピエゾ素子5a1 〜5an を遅延駆動
する。その結果、焦点マーカーMb で指定された焦点位
置にある治療対象部位Tb に強力超音波が照射される。
その結果、同治療対象部位Tb が破砕あるいは温熱治療
される。
【0075】さらに、治療対象部位モニタリング手段と
して、超音波診断装置、X線透視装置以外にも、例えば
X線CT装置、MRI装置、及び核医学診断装置等を用
いることができる。
【0076】図11は、X線CT装置を用いた例であ
り、このX線CT装置60は、ガントリー61を備え、
そのガントリー61内にX線菅62、X線検出器63、
及びデータ収集装置64等を備えている。また、データ
収集装置64の出力は、画像再構成回路65を介してT
Vモニタ66に接続されている。X線管62には、当該
X線管62から発生するX線の出力を制御するX線制御
部67が接続されている。このX線制御部67はトリガ
回路22を介してCPU23に接続されている。このX
線CT装置60では、患者Pをスキャンして得られた投
影データを画像再構成回路65により再構成して同患者
PのCT画像を得るものであり、治療対象部位TがX線
透視像や超音波画像等では見にくい場合等に使用するこ
とができる。
【0077】また、図12は、MRI装置70を用いた
例であり、このMRI装置70は、ガントリー71を備
え、そのガントリー71内に主磁石72、勾配磁場コイ
ル73、RF送受信用コイル74を備えている。このR
Fコイル74により受信されたMR信号は、MR信号処
理装置75により画像再構成処理等の信号処理が施され
てMR画像が生成される。このMR画像はTVモニタ7
6により表示される。このMRI装置70は、治療対象
部位がX線透視像や超音波画像等では見にくい場合等に
使用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明の超音波治療装
置によれば、治療対象部位が焦点移動可能領域内にある
か否かに応じて電子的位置決めあるいは機械的位置決め
を選択することが可能である。すなわち、焦点移動可能
領域内に治療対象部位がある場合には、オペレータによ
るアプリケータ移動操作等を行なう必要のない電子的位
置決めが選択され、焦点移動可能領域外に治療対象部位
がある場合には、弊害を伴う電子的位置決めではなく機
械的位置決めが選択される。
【0079】すなわち、電子的位置決めと機械的位置決
めとを単に組み合わせたのではなく、焦点位置のエネル
ギーや焦点位置周囲への超音波の影響等を考慮して電子
的位置決め可能領域を明確に定め、その領域に基づいて
機械的位置決めあるいは電子的位置決めを設定してい
る。したがって、どちらの位置決めを設定しても治療対
象を確実に破砕あるいは温熱治療することができるとと
もに、治療対象部位周囲に対する影響も必要最小限に止
めることができる。
【0080】その結果、治療時間を短縮させ、オペレー
タの負担を軽減させるとともに、焦点と治療対象部位と
の一致度をさらに向上させることができ、治療効率の向
上に寄与する。
【0081】また、請求項9乃至10に記載した発明に
よれば、撮像画像、集束超音波の位置を示すマーカー、
及び集束超音波のエネルギー閾値を示す範囲が表示され
ているため、集束超音波の位置(マーカー)とエネルギ
ー閾値との関係を把握しながら、アプリケータの移動に
基づく超音波の集束位置の移動(機械的位置決め)ある
いは(及び)超音波送波手段の駆動制御に基づく超音波
の集束位置の移動(電子的位置決め)により、当該超音
波の焦点位置を治療部位へ位置決め可能になっている。
すなわち、電子的位置決めと機械的位置決めとを単に組
み合わせたのではなく、焦点位置のエネルギーや焦点位
置周囲への超音波の影響等を考慮して電子的位置決め可
能なエネルギー範囲を明確に定め、その範囲に基づいて
機械的位置決めあるいは電子的位置決めを設定可能にな
っているため、どちらの位置決めを設定しても治療対象
を確実に破砕あるいは温熱治療することができるととも
に、治療対象部位周囲に対する影響も必要最小限に止め
ることができる。
【0082】その結果、治療時間を短縮させ、オペレー
タの負担を軽減させるとともに、焦点と治療対象部位と
の一致度をさらに向上させることができ、治療効率の向
上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る超音波治療装置の外観
構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態に係る超音波治療装置の概略
構成を示すブロック図。
【図3】操作盤の概略を示す図。
【図4】焦点移動可能領域を説明するための図。
【図5】本発明の実施形態の全体動作を説明するための
概略フローチャート。
【図6】画像上におけるアプリケータの移動に伴った焦
点マーカーの移動を示す図。
【図7】移動した治療対象部位に焦点マーカーを合わせ
る際の画像上のマーカーの動きを示す図。
【図8】本発明の実施形態の全体動作を説明するための
概略フローチャート。
【図9】治療対象部位モニタリング手段としてX線透視
装置を用いた場合の超音波治療装置の概略構成を示すブ
ロック図。
【図10】(a)は、治療対象部位に焦点マーカーを合
わせる際の画像上のマーカーの動きを示す図であり、
(b)は、θ°回転に伴って移動した治療対象部位に焦
点マーカーを合わせる際の画像上のマーカーの動きを示
す図である。
【図11】治療対象部位モニタリング手段としてX線C
T装置を用いた場合の超音波治療装置の概略構成を示す
ブロック図。
【図12】治療対象部位モニタリング手段としてMRI
装置を用いた場合の概略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 アプリケータ 2 アプリケータ保持装置 3 寝台 3a 天板 5(5a1 〜5an ) ピエゾ素子 6 超音波プローブ 10 電子走査部 11 超音波送信回路 12 超音波受信回路 14 DSC 15 TVモニタ 20 アプリケータ移動制御部 21 ピエゾ素子駆動回路 22 トリガ回路 23 CPU 25 焦点マーカー表示回路 30 操作盤 31 領域記憶回路 32 焦点位置指示器 32a トラックボール 33 アプリケータ移動指示器 33a〜33c ジョイスティック 50 X線透視装置 51 X線管 52 I.I. 53 X線曝射制御部 54 支持アーム 55 TVカメラ 56 画像処理部 57 TVモニタ 60 X線CT装置 61 ガントリー 62 X線菅 63 X線検出器 64 データ収集装置 65 画像再構成装置 66 TVモニタ 70 MRI装置 71 ガントリー 72 主磁石 73 勾配磁場コイル 74 RFコイル 75 MR信号処理装置 76 TVモニタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のピエゾ素子を有し、その複数のピ
    エゾ素子を駆動させて強力な超音波を送波する超音波送
    波手段と、この超音波送波手段を内蔵するアプリケータ
    と、寝台に載置された被検体の治療対象を含む画像を撮
    像し表示する撮像表示手段とを備えた超音波治療装置に
    おいて、 前記強力超音波の焦点を所定位置に固定した状態で前記
    画像に表示された治療対象の位置に応じて前記アプリケ
    ータを移動させて前記固定焦点位置を前記治療対象に一
    致させる移動制御手段と、前記強力超音波の焦点を予め
    定められた焦点移動可能領域内で電子的に移動可能な焦
    点移動手段と、前記治療対象部位が前記焦点移動可能範
    囲内に存在するか否かに応じて前記移動制御手段による
    アプリケータ移動制御及び前記焦点移動手段による前記
    電子的焦点移動制御を選択可能な選択手段とを備えたこ
    とを特徴とする超音波治療装置。
  2. 【請求項2】 複数のピエゾ素子を有し、その複数のピ
    エゾ素子を駆動させて強力な超音波を送波する超音波送
    波手段と、この超音波送波手段を内蔵するアプリケータ
    と、体軸方向に移動可能な被検体載置用の天板を有する
    寝台と、前記天板に載置された被検体の治療対象を含む
    画像を撮像し表示する撮像表示手段とを備えた超音波治
    療装置において、 前記強力超音波の焦点を所定位置に固定した状態で前記
    画像に表示された治療対象の位置に応じて前記アプリケ
    ータ及び前記天板の内の少なくとも一方を移動させて前
    記固定焦点位置を前記治療対象に一致させる移動制御手
    段と、前記強力超音波の焦点を予め定められた焦点移動
    可能領域内で電子的に移動可能な焦点移動手段と、前記
    治療対象部位が前記焦点移動可能範囲内に存在するか否
    かに応じて前記移動制御手段によるアプリケータ移動制
    御及び前記焦点移動手段による前記電子的焦点移動制御
    を選択可能な選択手段とを備えたことを特徴とする超音
    波治療装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記治療対象が前記固
    定焦点位置から前記焦点移動可能領域内で移動した際に
    前記焦点移動手段による電子的焦点移動制御を選択する
    ようにした請求項1又は2記載の超音波治療装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記治療対象移動位置
    を指定する指定手段を備え、前記焦点移動手段は、前記
    治療対象移動位置の指定に応じて前記各ピエゾ素子の駆
    動タイミングを定める遅延時間を各ピエゾ素子毎に設定
    する遅延時間設定手段を備えた請求項3記載の超音波治
    療装置。
  5. 【請求項5】 前記指定手段は、前記画像上における前
    記治療対象の移動位置をマーカーで指定するマーカー指
    定手段である請求項3記載の超音波治療装置。
  6. 【請求項6】 前記固定焦点位置は幾何学的に定められ
    た位置であり、その幾何学的位置を示す焦点マーカーを
    表示するマーカー表示手段を備えた請求項5記載の超音
    波治療装置。
  7. 【請求項7】 前記マーカー指定手段は、前記焦点マー
    カーを前記治療対象の移動位置へ移動させることにより
    前記移動位置を指定するようにした請求項6記載の超音
    波治療装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、前記治療対象が前記固
    定焦点位置から前記焦点移動可能領域外へ移動した際に
    前記移動制御手段によるアプリケータ移動制御を選択す
    るようにした請求項1又は2記載の超音波治療装置。
  9. 【請求項9】 被検体内の治療部位に超音波を集束さ
    せ、その集束超音波により前記治療部位の治療を行なう
    超音波治療装置において、 前記超音波を送波する複数の超音波送波手段と、この超
    音波送波手段を駆動する駆動手段と、前記集束超音波に
    おけるエネルギー閾値を記憶する記憶手段と、前記治療
    部位を含む被検体画像を撮像する撮像手段と、この撮像
    手段により得られた撮像画像、前記集束超音波の位置を
    示すマーカー、及び前記記憶手段に記憶された閾値を示
    す範囲を表示する表示手段とを備えることを特徴とする
    超音波治療装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の超音波送波手段を内蔵する
    アプリケータと、このアプリケータを移動させる第1の
    移動手段と、前記駆動手段における前記それぞれの超音
    波送波手段の駆動制御を行なうことにより、前記超音波
    の集束位置を移動させる第2の移動手段を備えた請求項
    9記載の超音波治療装置。
  11. 【請求項11】 前記超音波送波手段は、前記複数のピ
    エゾ素子に高周波パルスを印加して駆動させて同ピエゾ
    素子から衝撃波を発生させる高周波パルス発生回路を備
    えた請求項1乃至10記載の内何れか1項記載の超音波
    治療装置。
  12. 【請求項12】 前記超音波送波手段は、前記複数のピ
    エゾ素子にバースト波を印加して駆動させて同ピエゾ素
    子から同強力超音波を発生させるバースト波駆動回路を
    備えた請求項1乃至10記載の内何れか1項記載の超音
    波治療装置。
  13. 【請求項13】 前記撮像表示手段は、超音波信号を送
    受信し、その受信信号から同治療対象を含む領域の超音
    波画像を表示する超音波画像取得・表示手段である請求
    項1乃至12記載の内何れか1項記載の超音波治療装
    置。
  14. 【請求項14】 前記撮像表示手段は、前記被検体の治
    療対象を含む領域にX線を照射し、同治療対象を含む領
    域を透過したX線に基づいて同治療対象を含む領域のX
    線透視像を表示するX線撮像・表示手段である請求項1
    乃至12記載の内何れか1項記載の超音波治療装置。
  15. 【請求項15】 前記撮像表示手段は、前記被検体の治
    療対象を含む領域に多方向からX線を照射し、同治療対
    象を含む領域を透過して得られた多方向X線投影データ
    に基づいて同治療対象を含む領域の断層像を表示するX
    線CT装置である請求項1乃至12記載の内何れか1項
    記載の超音波治療装置。
  16. 【請求項16】 前記撮像表示手段は、前記被検体の治
    療対象を含む領域に対し複数の傾斜磁場を印加し、その
    結果得られた核磁気共鳴信号の投影データから同治療対
    象を含む領域の核磁気共鳴画像を表示するMRI装置で
    ある請求項1乃至12記載の内何れか1項記載の超音波
    治療装置。
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