JPH0937495A - 偏平コアレスモータのロータとその製造方法 - Google Patents
偏平コアレスモータのロータとその製造方法Info
- Publication number
- JPH0937495A JPH0937495A JP20178295A JP20178295A JPH0937495A JP H0937495 A JPH0937495 A JP H0937495A JP 20178295 A JP20178295 A JP 20178295A JP 20178295 A JP20178295 A JP 20178295A JP H0937495 A JPH0937495 A JP H0937495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- printed wiring
- wiring board
- air
- flat coreless
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて薄い厚みの印刷配線板を使用すること
によって空隙ロスの増大を防ぐと共に、この薄い印刷配
線板を使用しながらも、生産性のよい、したがってコス
ト的に有利な偏平コアレスモータのロータとその製造方
法を提供する。 【構成】 印刷配線板22は極めて薄いものであって、
一面に平板コミュテータ22c,222cを形成すると
共に、他面に配線パターン22a,222a,22b,
222bを形成する。これを一単位として所定のピッチ
P,PPで多数連設させてなる。この印刷配線板に空心
コイル1,11で配設したあと、樹脂で一体成形するこ
とによりロータ群を形成し、その後一単位毎に切り離し
てなる。切り離し部分にはわずかな連結部5を残して切
り込み6にしたり、ミシン目56にしたものでもよい。
によって空隙ロスの増大を防ぐと共に、この薄い印刷配
線板を使用しながらも、生産性のよい、したがってコス
ト的に有利な偏平コアレスモータのロータとその製造方
法を提供する。 【構成】 印刷配線板22は極めて薄いものであって、
一面に平板コミュテータ22c,222cを形成すると
共に、他面に配線パターン22a,222a,22b,
222bを形成する。これを一単位として所定のピッチ
P,PPで多数連設させてなる。この印刷配線板に空心
コイル1,11で配設したあと、樹脂で一体成形するこ
とによりロータ群を形成し、その後一単位毎に切り離し
てなる。切り離し部分にはわずかな連結部5を残して切
り込み6にしたり、ミシン目56にしたものでもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯無線通信装置の
無音報知源等に用いて好適な偏平コアレスモータのロー
タとその製造方法に係り、特に生産コストを低減させた
大量生産が容易にできるようにしたものである。
無音報知源等に用いて好適な偏平コアレスモータのロー
タとその製造方法に係り、特に生産コストを低減させた
大量生産が容易にできるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より偏平コアレスモータのロータの
給電手段として薄型化のために平板コミュテータを用い
るものが知られている。例えば、ロータ自体を偏心させ
た振動モータに用いるものでは、実願昭63−1186
8号の第1図に示すように樹脂成型したロータに平板コ
ミュテータを添設してなるものか、本出願人が先に提案
した特願平6−323845号の一連の図面で示すよう
に、ロータの外周寸法に合わせた厚み0.2ミリ程度ガ
ラスクロスエポキシ板の一面に平板コミュテータを、他
面に配線パターンをそれぞれ印刷配線し、この配線パタ
ーン側に3個の空心コイルを配して端末を結線したあと
樹脂で一体成型してなるものである。すなわち、図6に
示すように、一面に整流子パターンからなる平板コミュ
テータ20を形成すると共に、他面に配線パターン2
a、2bを形成した印刷配線板2を予めロータの外形と
ほぼ同寸法にプレス加工しておき、この印刷配線板2
を、ガイドホールHを治具の突起(図示せず)に合わせ
てセットし、3個の空心コイル1を配着したあと、各端
末1a,1bをそれぞれ前記の配線パターン2a,2b
に半田結線し、金型(図示せず)にセットして各空心コ
イルの厚み分(高さ)まで一体に樹脂モールドしてなる
ものである。
給電手段として薄型化のために平板コミュテータを用い
るものが知られている。例えば、ロータ自体を偏心させ
た振動モータに用いるものでは、実願昭63−1186
8号の第1図に示すように樹脂成型したロータに平板コ
ミュテータを添設してなるものか、本出願人が先に提案
した特願平6−323845号の一連の図面で示すよう
に、ロータの外周寸法に合わせた厚み0.2ミリ程度ガ
ラスクロスエポキシ板の一面に平板コミュテータを、他
面に配線パターンをそれぞれ印刷配線し、この配線パタ
ーン側に3個の空心コイルを配して端末を結線したあと
樹脂で一体成型してなるものである。すなわち、図6に
示すように、一面に整流子パターンからなる平板コミュ
テータ20を形成すると共に、他面に配線パターン2
a、2bを形成した印刷配線板2を予めロータの外形と
ほぼ同寸法にプレス加工しておき、この印刷配線板2
を、ガイドホールHを治具の突起(図示せず)に合わせ
てセットし、3個の空心コイル1を配着したあと、各端
末1a,1bをそれぞれ前記の配線パターン2a,2b
に半田結線し、金型(図示せず)にセットして各空心コ
イルの厚み分(高さ)まで一体に樹脂モールドしてなる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
偏平コアレスモータのロータは、軸方向空隙型となるた
め、印刷配線板の全面がマグネット面に臨むことにな
り、効率の向上を図るには空隙とマグネットの厚みの比
で表される動作点パーミアンス係数を大きくとるため、
印刷配線板の厚みをできるだけ薄くするのがよいが、厚
みを0.1以下にした場合変形しやすく作業性に問題が
あった。しかも、治具にセットするといえども個々に半
田結線したり、射出成型に個々に装着しなくてはならな
いなど、作業時間も長くなるためタクトロスが多くなっ
て、稼動率が悪化するものであった。
偏平コアレスモータのロータは、軸方向空隙型となるた
め、印刷配線板の全面がマグネット面に臨むことにな
り、効率の向上を図るには空隙とマグネットの厚みの比
で表される動作点パーミアンス係数を大きくとるため、
印刷配線板の厚みをできるだけ薄くするのがよいが、厚
みを0.1以下にした場合変形しやすく作業性に問題が
あった。しかも、治具にセットするといえども個々に半
田結線したり、射出成型に個々に装着しなくてはならな
いなど、作業時間も長くなるためタクトロスが多くなっ
て、稼動率が悪化するものであった。
【0004】
【発明の目的】この発明は、上記のような問題点を解決
しようとするもので、すなわち、極めて薄い印刷配線板
を使用することによって空隙のロスの増大を防ぐと共
に、この薄い印刷配線板を使用しながらも生産性のよ
い、したがってコスト的に有利な偏平コアレスモータの
ロータとその製造方法を提供しようとするものである。
しようとするもので、すなわち、極めて薄い印刷配線板
を使用することによって空隙のロスの増大を防ぐと共
に、この薄い印刷配線板を使用しながらも生産性のよ
い、したがってコスト的に有利な偏平コアレスモータの
ロータとその製造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するには、請求項1に示す発明のように、一面にコミュ
テータ用パターンを形成すると共に、他面に配線パター
ンを形成した印刷配線板の前記他面側に複数個の空心コ
イルを配設し、樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモ
ータのロータにおいて、前記印刷配線板は一単位毎にコ
ミュテータ用パターンと配線パターンを所定のピッチで
複数個連設してなるものであって、この印刷配線板に前
記一単位毎に複数個の空心コイルを前記ピッチで配設し
たあと樹脂で一体成形することによりロータ群を形成
し、その後一単位毎に切り離すことによって形成してな
るもので達成できる。課題解決の別の手段としては、請
求項2に示す発明のように前記印刷配線板の切り離す部
分には連結部を残して予め切り込みが設けられるように
したもので達成できる。さらに、請求項3に示す発明の
ように、前記連結部は切り離しの残りがロータの旋回外
周より外方に出ないように配慮されているものがよい。
そして、切り離し部分は請求項4に示す発明のように切
り込みと連結部が交互に形成されたミシン目になってい
るものでもよい。また、連結部分は請求項5に示す発明
のように、空心コイルの外周以外のところに配されるよ
うにしたものでもよい。このような偏平コアレスモータ
のロータの製造方法は、請求項5に示す発明のように、
印刷配線板の一面と他面にそれぞれコミュテータ用パタ
ーンと配線パターンを所定のピッチで複数個連設する工
程と、この印刷配線板を治具にセットして一単位毎に複
数個の空心コイルを前記ピッチに合わせて配設する工程
と、この空心コイルの端末を前記配線パターンに結線す
る工程と、この空心コイルの端末結線された印刷配線板
を金型に嵌めて樹脂で一体成形することにより連設した
ロータ群を形成する工程と、この一体化されたロータ群
を個々に切り離すことに単一のロータにする工程とで達
成できる。
するには、請求項1に示す発明のように、一面にコミュ
テータ用パターンを形成すると共に、他面に配線パター
ンを形成した印刷配線板の前記他面側に複数個の空心コ
イルを配設し、樹脂で一体成形してなる偏平コアレスモ
ータのロータにおいて、前記印刷配線板は一単位毎にコ
ミュテータ用パターンと配線パターンを所定のピッチで
複数個連設してなるものであって、この印刷配線板に前
記一単位毎に複数個の空心コイルを前記ピッチで配設し
たあと樹脂で一体成形することによりロータ群を形成
し、その後一単位毎に切り離すことによって形成してな
るもので達成できる。課題解決の別の手段としては、請
求項2に示す発明のように前記印刷配線板の切り離す部
分には連結部を残して予め切り込みが設けられるように
したもので達成できる。さらに、請求項3に示す発明の
ように、前記連結部は切り離しの残りがロータの旋回外
周より外方に出ないように配慮されているものがよい。
そして、切り離し部分は請求項4に示す発明のように切
り込みと連結部が交互に形成されたミシン目になってい
るものでもよい。また、連結部分は請求項5に示す発明
のように、空心コイルの外周以外のところに配されるよ
うにしたものでもよい。このような偏平コアレスモータ
のロータの製造方法は、請求項5に示す発明のように、
印刷配線板の一面と他面にそれぞれコミュテータ用パタ
ーンと配線パターンを所定のピッチで複数個連設する工
程と、この印刷配線板を治具にセットして一単位毎に複
数個の空心コイルを前記ピッチに合わせて配設する工程
と、この空心コイルの端末を前記配線パターンに結線す
る工程と、この空心コイルの端末結線された印刷配線板
を金型に嵌めて樹脂で一体成形することにより連設した
ロータ群を形成する工程と、この一体化されたロータ群
を個々に切り離すことに単一のロータにする工程とで達
成できる。
【0006】
【作用】この発明の請求項1に示す課題解決手段による
ロータは、一枚の薄い印刷配線板に多数連設して一体に
樹脂し、その後一単位毎に切り離すようにしたので、射
出金型等に一つ毎に装着する必要がなく大量生産ができ
る。また、請求項2に示す課題解決手段によると、予め
配した切り込みによって切り離しが容易にできる。さら
に、請求項3に示す課題解決手段によれば切り離しの際
の連結部が旋回外周に出ないようににしたので、回転時
に外周とハウジング等との当たり問題が出ない。そし
て、請求項4に示す課題達成手段のように切り離し部を
ミシン目にすると、手で簡単に切り離すことができる。
このロータの製造方法として請求項5に示すような工程
をとると、複数個のロータを一度に成形できるので大量
生産が容易にできる。
ロータは、一枚の薄い印刷配線板に多数連設して一体に
樹脂し、その後一単位毎に切り離すようにしたので、射
出金型等に一つ毎に装着する必要がなく大量生産ができ
る。また、請求項2に示す課題解決手段によると、予め
配した切り込みによって切り離しが容易にできる。さら
に、請求項3に示す課題解決手段によれば切り離しの際
の連結部が旋回外周に出ないようににしたので、回転時
に外周とハウジング等との当たり問題が出ない。そし
て、請求項4に示す課題達成手段のように切り離し部を
ミシン目にすると、手で簡単に切り離すことができる。
このロータの製造方法として請求項5に示すような工程
をとると、複数個のロータを一度に成形できるので大量
生産が容易にできる。
【0007】
【第1の実施例】次に、この発明の第1の実施例の構成
を図1、図2に基づいて説明する。図1は偏平コアレス
振動モータのロータを構成する主要部材の薄い印刷配線
板22の要部平面図である。図2は同ロータを構成する
組立説明図である。薄い印刷配線板22はフレキシブル
シート又は厚み0.1ミリのガラスクロスエポキシ板か
らなり、一面(図において裏側)に6個のセグメントか
らなる平板コミュテータパターン22cを形成すると共
に、他面(図において表側)に巻始め、巻終わりの各配
線パターン22a,22bを形成し、これを一単位とし
て一定のピッチPに多数連設させてある。なお、22d
はロータ外径寸法を表す想像線であり、後述のロータ完
成時のプレス切断ラインでもある。またH1は位置決め
用ガイド孔である。なお、前記の平板コミュテータパタ
ーン22cは金メッキが施され、直接コミュテータセグ
メントを形成させている。
を図1、図2に基づいて説明する。図1は偏平コアレス
振動モータのロータを構成する主要部材の薄い印刷配線
板22の要部平面図である。図2は同ロータを構成する
組立説明図である。薄い印刷配線板22はフレキシブル
シート又は厚み0.1ミリのガラスクロスエポキシ板か
らなり、一面(図において裏側)に6個のセグメントか
らなる平板コミュテータパターン22cを形成すると共
に、他面(図において表側)に巻始め、巻終わりの各配
線パターン22a,22bを形成し、これを一単位とし
て一定のピッチPに多数連設させてある。なお、22d
はロータ外径寸法を表す想像線であり、後述のロータ完
成時のプレス切断ラインでもある。またH1は位置決め
用ガイド孔である。なお、前記の平板コミュテータパタ
ーン22cは金メッキが施され、直接コミュテータセグ
メントを形成させている。
【0008】このような印刷配線板22を用いてロータ
にするには図2に示すように、パレットあるいはマガジ
ン(図示せず)から自動的に一単位毎に3個の空心コイ
ル1‥‥を紫外線硬化型嫌気性接着剤を介して配設し、
前記ピッチPに合わせて他の位置にも同様に連設してい
く。全部空心コイルが配設し終わったら、リフローハン
ダにより各端末1a‥‥、1b‥‥を、前記印刷配線板
22の所定の配線パターン22a、22bに一括半田結
線する。その後、半田付部分に保護塗料4を塗布し、予
め用意した射出金型(図示せず)に装着し、高摺動性の
樹脂Jで一体成形する。その後、予め用意したプレス金
型(図示せず)で前述の想像線22dの位置で一遍に切
り離すことにより、一度に多数のロータRが得られるこ
とになる。なお、図中Jaはシャフト(図示せず)に回
転自在に遊嵌させる軸受け孔である。
にするには図2に示すように、パレットあるいはマガジ
ン(図示せず)から自動的に一単位毎に3個の空心コイ
ル1‥‥を紫外線硬化型嫌気性接着剤を介して配設し、
前記ピッチPに合わせて他の位置にも同様に連設してい
く。全部空心コイルが配設し終わったら、リフローハン
ダにより各端末1a‥‥、1b‥‥を、前記印刷配線板
22の所定の配線パターン22a、22bに一括半田結
線する。その後、半田付部分に保護塗料4を塗布し、予
め用意した射出金型(図示せず)に装着し、高摺動性の
樹脂Jで一体成形する。その後、予め用意したプレス金
型(図示せず)で前述の想像線22dの位置で一遍に切
り離すことにより、一度に多数のロータRが得られるこ
とになる。なお、図中Jaはシャフト(図示せず)に回
転自在に遊嵌させる軸受け孔である。
【0009】
【第2の実施例】上述の第1の実施例の変形として図3
に示すように印刷配線板22の切り離し部に、わずかな
幅の連結部5‥‥を残して切り込み6‥‥を設けてもよ
い。このようにすると、切り離しがプレス金型を用いな
いでも容易にできる。なお、この場合連結部5は、ロー
タRの旋回外周以外のところに配しておくのがよいし、
連結部分の切り残しが旋回外周により出ないように、連
結部5のところを旋回外周より凹所7にしておくのがハ
ウジング(図示せず)の内壁に当たらないようにするた
めに望ましい。
に示すように印刷配線板22の切り離し部に、わずかな
幅の連結部5‥‥を残して切り込み6‥‥を設けてもよ
い。このようにすると、切り離しがプレス金型を用いな
いでも容易にできる。なお、この場合連結部5は、ロー
タRの旋回外周以外のところに配しておくのがよいし、
連結部分の切り残しが旋回外周により出ないように、連
結部5のところを旋回外周より凹所7にしておくのがハ
ウジング(図示せず)の内壁に当たらないようにするた
めに望ましい。
【0010】
【第3の実施例】図4は、この発明の第3の実施例の構
成を示す要部平面図で、上述の実施例が振動モータ用の
偏心させたロータを示したのに対して、通常回転型ロー
タに採用したものを示している。すなわち、薄い印刷配
線板22の一面(図において裏側)に、前述の実施例と
同様に6個のセグメントからなる平板コミュテータパタ
ーン222cを形成すると共に、他面(図において表
側)に巻始め、巻終わりの各配線パターン222a、2
22bを形成し、これを一単位として所定のピッチPP
に多数連接してなる。なお、56はロータ外径寸法位置
に形成された切り込みと連結部が交互になったミシン目
である。このミシン目の内側には想像線で示すように3
個の空心コイル11‥‥が中心と同心になるように等分
配設される。以下の組立構成については、第1の実施例
と同様になるので、その説明は省略したい。このように
すると、各連接されたロータはミシン目56によって容
易に切り離しができることになる。このミシン目型につ
いては第1、第2の実施例の振動モータ用偏心ロータに
も採用できるのはいうまでもない。
成を示す要部平面図で、上述の実施例が振動モータ用の
偏心させたロータを示したのに対して、通常回転型ロー
タに採用したものを示している。すなわち、薄い印刷配
線板22の一面(図において裏側)に、前述の実施例と
同様に6個のセグメントからなる平板コミュテータパタ
ーン222cを形成すると共に、他面(図において表
側)に巻始め、巻終わりの各配線パターン222a、2
22bを形成し、これを一単位として所定のピッチPP
に多数連接してなる。なお、56はロータ外径寸法位置
に形成された切り込みと連結部が交互になったミシン目
である。このミシン目の内側には想像線で示すように3
個の空心コイル11‥‥が中心と同心になるように等分
配設される。以下の組立構成については、第1の実施例
と同様になるので、その説明は省略したい。このように
すると、各連接されたロータはミシン目56によって容
易に切り離しができることになる。このミシン目型につ
いては第1、第2の実施例の振動モータ用偏心ロータに
も採用できるのはいうまでもない。
【0011】
【第4実施例】図5は、この発明の第4の実施例の構成
を示す要部平面図で、上記第3の実施例と同様の、通常
回転型ロータに採用したものであるが、この場合連結部
55と切り込み66の位置は想像線で示す3個の等分配
置した空心コイル11の内径の位置になるようにしてあ
る。このため、連結部55の切り離しは、プレス型をコ
イルの内径を通して容易にできる。このようにした場
合、配置ピッチを工夫する。たとえば空心コイルの外周
サイズ以下のピッチでも1個おきに2分の1ずつセット
し、これをまた1個ずらしてセットするなどして取数を
多くすることも可能である。図中、配線パターン、コミ
ュテータ用パターンは省略してあるが、上述の各実施例
と同様になるのはいうまでもない。
を示す要部平面図で、上記第3の実施例と同様の、通常
回転型ロータに採用したものであるが、この場合連結部
55と切り込み66の位置は想像線で示す3個の等分配
置した空心コイル11の内径の位置になるようにしてあ
る。このため、連結部55の切り離しは、プレス型をコ
イルの内径を通して容易にできる。このようにした場
合、配置ピッチを工夫する。たとえば空心コイルの外周
サイズ以下のピッチでも1個おきに2分の1ずつセット
し、これをまた1個ずらしてセットするなどして取数を
多くすることも可能である。図中、配線パターン、コミ
ュテータ用パターンは省略してあるが、上述の各実施例
と同様になるのはいうまでもない。
【0012】この発明の偏平コアレスモータのロータ
は、上述の説明をまとめると次のような製造工程を採用
することにより完成することが判る。すなわち、 1 印刷配線板22の一面と他面にそれぞれ平板コミュ
テータ22c,222cと配線パターン22a,222
a,22b,222bを所定のピッチP,PPで多数
(複数個)連接する工程。 2 この印刷配線板22を治具(図示せず)にセットし
て一単位毎に複数個の空心コイル1‥‥、11‥‥を前
記ピッチP,PPに合わせて接着剤を介して配設する工
程。 3 この空心コイルの端末1a‥‥,1b‥‥を前記配
線パターン22a‥‥,222a‥‥,22b‥‥,2
22b‥‥に半田結線する工程。 4 この空心コイルを配設して端末結線された印刷配線
板を金型(図示せず)に嵌めて樹脂で一体成形すること
により連設したロータ群を形成する工程。 5 この一体化されたロータ群を個々に切り離すことに
より単一のロータにする工程。 このような製造方法によれば個々に1ケずつ金型にセッ
トしたものに比べてタクトが減少されるので稼動率が上
がり、切り離しも一遍にできるので生産性がよいものと
なる。
は、上述の説明をまとめると次のような製造工程を採用
することにより完成することが判る。すなわち、 1 印刷配線板22の一面と他面にそれぞれ平板コミュ
テータ22c,222cと配線パターン22a,222
a,22b,222bを所定のピッチP,PPで多数
(複数個)連接する工程。 2 この印刷配線板22を治具(図示せず)にセットし
て一単位毎に複数個の空心コイル1‥‥、11‥‥を前
記ピッチP,PPに合わせて接着剤を介して配設する工
程。 3 この空心コイルの端末1a‥‥,1b‥‥を前記配
線パターン22a‥‥,222a‥‥,22b‥‥,2
22b‥‥に半田結線する工程。 4 この空心コイルを配設して端末結線された印刷配線
板を金型(図示せず)に嵌めて樹脂で一体成形すること
により連設したロータ群を形成する工程。 5 この一体化されたロータ群を個々に切り離すことに
より単一のロータにする工程。 このような製造方法によれば個々に1ケずつ金型にセッ
トしたものに比べてタクトが減少されるので稼動率が上
がり、切り離しも一遍にできるので生産性がよいものと
なる。
【0013】また上記実施例はいずれも6セグメントの
コミュテータパターンを金メッキしそのまま平板コミュ
テータとして用いるものを例示したが銅箔パターンのま
まにして円筒型コミュテータ(図示せず)を半田結線し
たものでもよいのはもちろんである。
コミュテータパターンを金メッキしそのまま平板コミュ
テータとして用いるものを例示したが銅箔パターンのま
まにして円筒型コミュテータ(図示せず)を半田結線し
たものでもよいのはもちろんである。
【0014】
【発明の効果】この発明は上述のように、上述のように
構成したので、動作点パーミアンス係数の低下のおそれ
がないように印刷配線板を極めて薄く、例えば0.1以
下にしたものであっても、容易にしかも大量に生産で
き、したがってコスト的にも有利な偏平コアレスモータ
のロータとその製造方法が提供できることになる。
構成したので、動作点パーミアンス係数の低下のおそれ
がないように印刷配線板を極めて薄く、例えば0.1以
下にしたものであっても、容易にしかも大量に生産で
き、したがってコスト的にも有利な偏平コアレスモータ
のロータとその製造方法が提供できることになる。
【図1】本発明の偏平コアレスモータのロータ第1の実
施例の構成部品の要部平面図である。
施例の構成部品の要部平面図である。
【図2】同ロータの組立説明図である。
【図3】本発明の同ロータの第2の実施例の構成部品の
要部拡大平面図である。
要部拡大平面図である。
【図4】本発明の同ロータの第3の実施例の構成部品の
要部平面図である。
要部平面図である。
【図5】本発明の第4の実施例の構成部品の要部平面図
である。
である。
【図6】従来の偏平コアレスモータのロータの要部平面
図である。
図である。
1,11 空心コイル 1a 巻始め端末 1b 巻終わり端末 22 印刷配線板 22c,222c 平板コミュテータ 22a,222a 巻始め配線パターン 22b,222b 巻終わり配線パターン P,PP ピッチ 22d 切断ライン 5 連結部 6 切り込み 56 ミシン目
Claims (6)
- 【請求項1】 一面にコミュテータ用パターンを形成す
ると共に、他面に配線パターンを形成した印刷配線板の
前記他面側に複数個の空心コイルを配置し、樹脂で一体
成形してなる偏平コアレスモータのロータにおいて、前
記印刷配線板は一単位毎のコミュテータ用パターンと配
線パターンを所定のピッチで複数個連設してなるもので
あって、この印刷配線板に前記一単位毎に複数個の空心
コイルを前記ピッチで配設したあと樹脂で一体成形する
ことによりロータ群を形成し、その後一単位毎に切り離
すことにより形成してなる偏平コアレスモータのロー
タ。 - 【請求項2】 前記印刷配線板の切り離す部分には連結
部を残して予め切り込みが設けられている請求項1に記
載の偏平コアレスモータのロータ。 - 【請求項3】 前記連結部は切り離しの残りがロータの
旋回外周より外方に出ないように配慮されている請求項
2に記載の偏平コアレスモータのロータ。 - 【請求項4】 前記切り離し部分は切り込みと連結部が
交互に形成されたミシン目になっている請求項1または
2に記載の偏平コアレスモータのロータ。 - 【請求項5】 前記連結部は空心コイルの旋回外周以外
のところに配されている請求項1乃至4のいずれか一つ
に記載の偏平コアレスモータのロータ。 - 【請求項6】 次の工程からなる偏平コアレスモータの
ロータの製造方法。 1 印刷配線板の一面と他面にそれぞれコミュテータ用
パターンと配線パターンを所定のピッチで複数個連設す
る工程。 2 この印刷配線板を治具にセットして一単位毎に複数
個の空心コイルを前記ピッチに合わせて配設する工程。 3 この空心コイルの端末を前記配線パターンに結線す
る工程。 4 この空心コイルを配設して端末配線された印刷配線
板を金型に嵌めて樹脂で一体成形することにより連結し
たロータ群を形成する工程。 5 この一体化されたロータ群を個々に切り離すことに
単一のロータにする工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20178295A JP3342250B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 扁平コアレス振動モータのロータとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20178295A JP3342250B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 扁平コアレス振動モータのロータとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937495A true JPH0937495A (ja) | 1997-02-07 |
JP3342250B2 JP3342250B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=16446860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20178295A Expired - Fee Related JP3342250B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 扁平コアレス振動モータのロータとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3342250B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1026812A2 (en) * | 1999-01-29 | 2000-08-09 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric commutator |
EP1037362A2 (en) * | 1999-03-15 | 2000-09-20 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor |
US6384499B2 (en) * | 1998-03-31 | 2002-05-07 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor and compact vibrator motor including the eccentric rotor |
US6541891B2 (en) * | 2000-06-19 | 2003-04-01 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Rotor having printed wiring commutator member and flat motor having the rotor |
KR100419433B1 (ko) * | 2000-08-11 | 2004-02-18 | 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 | 원반형 편심 로우터 및 동 로우터를 구비한 편평형 진동모터 |
CN103001363A (zh) * | 2011-09-14 | 2013-03-27 | 建准电机工业股份有限公司 | 马达及其定子线圈组与散热风扇 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20178295A patent/JP3342250B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6384499B2 (en) * | 1998-03-31 | 2002-05-07 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor and compact vibrator motor including the eccentric rotor |
EP1026812A2 (en) * | 1999-01-29 | 2000-08-09 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric commutator |
EP1026812A3 (en) * | 1999-01-29 | 2001-08-16 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric commutator |
US6507136B1 (en) | 1999-01-29 | 2003-01-14 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric commutator for vibrator motor |
US6674202B2 (en) | 1999-01-29 | 2004-01-06 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric commutator for vibrator motor |
EP1037362A2 (en) * | 1999-03-15 | 2000-09-20 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor |
EP1037362A3 (en) * | 1999-03-15 | 2001-08-16 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor |
EP1467467A2 (en) * | 1999-03-15 | 2004-10-13 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor |
EP1467467A3 (en) * | 1999-03-15 | 2005-12-28 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Eccentric rotor |
US6541891B2 (en) * | 2000-06-19 | 2003-04-01 | Tokyo Parts Industrial Co., Ltd. | Rotor having printed wiring commutator member and flat motor having the rotor |
KR100419433B1 (ko) * | 2000-08-11 | 2004-02-18 | 도쿄파츠고교 가부시키가이샤 | 원반형 편심 로우터 및 동 로우터를 구비한 편평형 진동모터 |
CN103001363A (zh) * | 2011-09-14 | 2013-03-27 | 建准电机工业股份有限公司 | 马达及其定子线圈组与散热风扇 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3342250B2 (ja) | 2002-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5628951A (en) | Method of producing a coreless armature | |
US7015619B2 (en) | Molded motor | |
JP2003079111A (ja) | 積層鉄心の製造方法 | |
JP3190511B2 (ja) | 回転電動機およびその製造方法 | |
US20080048529A1 (en) | Manufacturing method for stator core and for stepping motor, and stepping motor | |
JP3913713B2 (ja) | インシュレータ及びその製造方法 | |
JPH0937495A (ja) | 偏平コアレスモータのロータとその製造方法 | |
US7127795B2 (en) | Rotor assembly and method for making the rotor assembly | |
JP3569336B2 (ja) | 同期電動機のステータの製造方法 | |
JPH1198774A (ja) | ステータの製造方法 | |
JP3964306B2 (ja) | 電動機の固定子積層鉄心の製造方法 | |
JP2000358346A (ja) | コンデンサ電動機固定子の製造方法 | |
JPH04222454A (ja) | モータの製造方法 | |
JPH1052018A (ja) | 偏平コアレスモータ用樹脂モールドロータとその製造方法 | |
JP3576106B2 (ja) | コンデンサ電動機固定子およびその製造方法 | |
JPH09215239A (ja) | 電動機の結線用部品及びその結線用部品を備えた電動機 | |
JPH11289721A (ja) | 積層固定子鉄心とその製造方法 | |
JP2634001B2 (ja) | 薄型コイル | |
JP2899440B2 (ja) | 電動機の固定子鉄心 | |
JPH0731123A (ja) | ステッピングモータのステータ成形方法 | |
JP3434342B2 (ja) | モータ用コア積層体の製造方法 | |
JPS63299733A (ja) | コンデンサ−電動機 | |
JP2562721Y2 (ja) | 薄型コイル組 | |
JPH04137451U (ja) | 薄型コイル | |
JP3407803B2 (ja) | 扁平コアレスモータのロータの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |