JPH0937293A - 信号分離装置およびそれを有するテレビジョン受像機 - Google Patents

信号分離装置およびそれを有するテレビジョン受像機

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JPH0937293A
JPH0937293A JP7184470A JP18447095A JPH0937293A JP H0937293 A JPH0937293 A JP H0937293A JP 7184470 A JP7184470 A JP 7184470A JP 18447095 A JP18447095 A JP 18447095A JP H0937293 A JPH0937293 A JP H0937293A
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賢 井上
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稔 漆原
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    • H04N9/00Details of colour television systems
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリを効率よく使用し、システムをコンパク
トにまとめる。 【解決手段】NTSC放送時には、スイッチ22,2
5,28をN側に接続し、メモリ26,27、減算器2
3等で三次元くし型フィルタを構成し、映像信号SVよ
りフレーム間処理で搬送色信号CFLを分離する。この場
合、映像信号SVを2系統に分割してメモリ26,27
に書き込む。EDTV2放送時には、スイッチ22,2
8をE側に接続し、メモリ26、減算器23で三次元く
し型フィルタを構成し、映像信号SVより搬送色信号C
FLと水平解像度補強信号HH’FLの合成信号(CFL+H
H’FL)を分離する。また、スイッチ25をE側に接続
し、メモリ27,減算器41等で三次元くし型フィルタ
を構成し、合成信号(C+HH’)よりフィールド間処
理で水平解像度補強信号HH’を分離する。メモリ2
6,27のメモリ容量を効率よく使用でき、システムを
コンパクトにまとめることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号分離装置お
よびそれを有するテレビジョン受像機に関する。詳しく
は、NTSC方式の放送時に三次元くし型フィルタで使
用するフレームメモリをEDTV2方式(第二世代ED
TV)の放送時には三次元くし型フィルタと搬送色信号
および水平解像度補強信号の分離部とに分割して使用す
ることによって、メモり容量を無駄なく使用でき、シス
テムをコンパクトにまとめることができる信号分離装置
およびそれを有するテレビジョン受像機に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】テレビの放送方式として第二世代EDT
V(extended definition television)が提案されてい
る。この第二世代EDTV(以下、「EDTV2」とい
う)は、放送局でEDTV2用の16:9高画質順次走
査カメラで撮像されたワイドアスペクト比の映像信号を
通常の地上波用の電波で各家庭に送信し、各家庭では1
6:9高画質順次走査の画像をそのまま再現しようとす
るものである。
【0003】EDTV2方式では、現行NTSC方式と
の両立性を実現するために、4:3の画面の上下に無画
部(黒帯部分)を設けて16:9の画を送る、いわゆる
レターボックス方式が採用されている。そして、このE
DTV2方式では、図22に示すように、4:3の画面
中央部に主画部として16:9の画像をのせ、画面上下
に無画部を設定している。NTSC方式の場合、走査線
数が525本であるが、画面に出てくる有効な走査線数
は一般に480本程度となる。さらに飛び越し走査をし
ているので、フィールド当たりの有効走査線数は半分の
240本となる。したがって、EDTV2方式の場合、
主画部はフィールド当たり180本の走査線、無画部は
上下それぞれ30本の走査線で構成されている。
【0004】また、EDTV2方式では、送られてきた
上下無画部付きの画像を上下左右に33%拡大すること
で16:9の画面いっぱいに表示される。そのため、左
右方向は従来の画像より33%拡大表示されるため、そ
のままでは現行NTSC方式よりも解像度が落ちて見え
ることになる。そこで、EDTV2方式では、現行NT
SC方式よりも映像周波数帯域の広いカメラを使用する
ことで、解像度の低下を補って高画質を確保している。
カメラの映像周波数帯域は、現行NTSC用が4.2M
Hzであるのに対して、EDTV2用は6MHzまで拡
大されている。
【0005】しかし、現行の地上波放送では映像周波数
帯域は4.2MHzまでしか送ることができないので、
図23に示すように4.2MHzから6MHzまでの高
域の周波数成分(水平輝度高域成分)を低域に周波数変
換し、16:9の主画部に水平解像度補強信号HH’と
して周波数多重して送っている。主画部に多重する場
合、従来の搬送色信号Cと同様に輝度信号Yに多重され
るが、従来使用されていない、いわゆるホールという三
次元空間の隙間を利用しており、搬送色信号Cに混じる
ことはない。なお、映像信号より水平解像度補強信号H
H’を分離する場合には、搬送色信号Cの分離と同様
に、例えば三次元くし型フィルタを使用して行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図24は、NTSC放
送の他にEDTV2放送にも対応するテレビジョン受像
機の構成例を示している。
【0007】図24の例のテレビジョン受像機は、チュ
ーナ102、映像検波回路103およびA/D変換器1
04を有している。チューナ102にはアンテナ101
で捕らえられたテレビ放送信号が供給される。チューナ
102では、所望のテレビ放送信号の中間周波信号を得
るための選局処理と、その中間周波信号を増幅するため
の中間周波増幅処理が行われる。映像検波回路103に
はチューナ102より出力される中間周波信号が供給さ
れ、同期検波等の検波処理が行われて映像信号SVが取
り出される。A/D変換器104には映像検波回路10
3で取り出される映像信号SVが供給されてディジタル
信号に変換される。例えば、サンプリング周波数が1
4.3MHz(4fsc)で、1サンプル8ビットで量子
化される。なお、fscは色副搬送波周波数であって、
3.58MHzである。
【0008】また、図24の例のテレビジョン受像機
は、信号分離回路105および受信信号判定回路106
を有している。信号分離回路105および受信信号判定
回路106には、それぞれA/D変換器104でディジ
タル信号に変換された映像信号SVが供給される。判定
回路106では、映像信号SVの映像信号区間の所定ラ
イン(22H,285H)に挿入された識別制御信号に
基づいて、映像信号SVがNTSC放送によるものか、
EDTV2放送によるものかが判定される。判定回路1
06からは、例えば映像信号SVがEDTV2放送によ
るものであるときハイレベル「H」となり、映像信号S
VがNTSC放送によるものであるときローレベル
「L」となる判定信号SCが出力され、この判定信号S
Cは信号分離回路105に供給される。
【0009】信号分離回路105では、判定回路106
より供給される判定信号SCに基づいて信号分離処理が
行われる。すなわち、映像信号SVがNTSC放送によ
るものであるときは、映像信号SVより輝度信号Yおよ
び搬送色信号Cが分離される。一方、映像信号SVがE
DTV2放送によるものであるときは、映像信号SVよ
り輝度信号Y、搬送色信号Cおよび水平解像度補強信号
HH’が分離されると共に、水平解像度補強信号HH’
に対してはさらにデコード処理(搬送波抑制振幅復調処
理)が行われて水平輝度高域成分YHHが得られる。
【0010】また、図24の例のテレビジョン受像機
は、加算器107、色復調回路108、マトリックス回
路109、D/A変換器110および映像出力回路11
1を有している。映像信号SVがNTSC放送によるも
のであるとき、信号分離回路105より出力される輝度
信号Yは加算器107を介してマトリックス回路109
に供給される。一方、映像信号SVがEDTV2放送に
よるものであるときは、加算器107には信号分離回路
105より出力される輝度信号Yおよび水平輝度高域成
分YHHが供給されて加算され、その加算輝度信号(Y+
HH)がマトリックス回路109に供給される。
【0011】色復調回路108には信号分離回路105
より出力される搬送色信号Cが供給され、R−Y軸およ
びB−Y軸で復調処理が行われて赤色差信号R−Yおよ
び青色差信号B−Yが得られる。マトリックス回路10
9には、上述した輝度信号Yまたは加算輝度信号(Y+
HH)と共に、色復調回路108より出力される色差信
号R−Y,B−Yが供給される。そして、このマトリッ
クス回路109では、それらの輝度信号および色差信号
がマトリックス処理されて赤、緑、青の色信号R,G,
Bが得られる。D/A変換器110にはマトリックス回
路109より出力される色信号R,G,Bが供給されて
アナログ信号に変換される。映像出力回路110にはD
/A変換器110でアナログ信号に変換された色信号
R,G,Bが供給され、この映像出力回路111で増幅
された色信号R,G,Bはカラー受像管112に供給さ
れる。
【0012】以上の構成において、映像検波回路103
よりNTSC放送による映像信号SVが得られるとき、
受信信号判定回路106より出力される判定信号SCは
ローレベル「L」となるため、信号分離回路105では
映像信号SVより輝度信号Yおよび搬送色信号Cが分離
される。そして、色復調回路108で搬送色信号Cより
復調された色差信号R−Y,B−Yおよび輝度信号Yが
マトリックス回路109に供給されて色信号R,G,B
が得られ、カラー受像管112にはその色信号R,G,
Bによるカラー画像、従ってNTSC放送の画像が表示
される。
【0013】また、映像検波回路103よりEDTV2
放送による映像信号SVが得られるとき、受信信号判定
回路106より出力される判定信号SCはハイレベル
「H」となるため、信号分離回路105では映像信号S
Vより輝度信号Y、搬送色信号Cおよび水平解像度補強
信号HH’が分離されると共に、この水平解像度補強信
号HH’が復調されて水平輝度高域成分YHHが得られ
る。そして、色復調回路108で搬送色信号Cより復調
された色差信号R−Y,B−Yと加算器107より出力
される加算輝度信号(Y+YHH)がマトリックス回路1
09に供給されて色信号R,G,Bが得られ、カラー受
像管112にはその色信号R,G,Bによるカラー画
像、従ってEDTV2放送の画像が表示される。
【0014】図25は、信号分離回路105の構成例を
示している。図25の例の信号分離回路105は、映像
信号SVより輝度信号Yと搬送色信号C、あるいは映像
信号SVより輝度信号Yと搬送色信号Cおよび水平解像
度補強信号HH’の合成信号を分離するための信号処理
回路120と、搬送色信号Cおよび水平解像度補強信号
HH’の合成信号より搬送色信号Cと水平解像度補強信
号HH’を分離するための信号処理回路140と、水平
解像度補強信号HH’を復調処理して水平輝度高域成分
HHを得るためのデコーダ150と、搬送色信号Cや水
平解像度補強信号HH’に対する輝度信号Yの時間的ず
れを調整するための遅延回路151とを有している。
【0015】A/D変換器104より出力される8ビッ
トデータである映像信号SVは、C型の三次元くし型フ
ィルタを構成するフレームメモリ121および減算器1
22に供給される。フレームメモリ121より出力され
る1フレーム期間遅延された映像信号SVFLは減算器1
22に供給される。また、A/D変換器104より供給
される映像信号SVは、C型の二次元くし型フィルタを
構成するラインメモリ123および減算器124に供給
される。ラインメモリ123より出力される1水平期間
遅延された映像信号SVLIは減算器124に供給され
る。減算器122,124の出力データは、それぞれ係
数器125,126で係数(1−K),Kが掛算された
後に加算器127に供給されて加算される。
【0016】また、減算器122の出力データはローパ
スフィルタ128に供給されて低域成分が動き成分とし
て抜き出され、この動き成分は動き検出回路129に供
給される。動き検出回路129は、動き成分に基づき、
上述した係数(1−K),Kを設定する。ここで、Kは
0〜1の範囲で変化し、動きが大きくなる程大きくな
る。また、A/D変換器104より出力される8ビット
データである映像信号SVは減算器130に供給され、
この減算器130には加算器127の出力データが供給
される。そして、減算器130の出力データが遅延回路
151を介して出力される。
【0017】また、加算器127の出力データは三次元
くし型フィルタを構成するフィールドメモリ141およ
び減算器142に供給される。フィールドメモリ141
より出力される1フィールド期間遅延されたデータは減
算器142に供給される。減算器142の出力データは
接続スイッチ143を介してデコーダ150に供給され
る。また、加算器127の出力データは減算器144に
供給され、この減算器144には減算器142の出力デ
ータが接続スイッチ143を介して供給される。接続ス
イッチ143には受信信号判定回路106より出力され
る判定信号SCがオンオフ制御信号として供給される。
この場合、映像信号SVがNTSC放送によるものであ
るとき接続スイッチ143はオフとされ、映像信号SV
がEDTV2放送によるものであるときはオンとされ
る。
【0018】以上の構成において、映像信号SVがNT
SC放送によるものである場合、信号処理回路120の
減算器122からはフレーム間処理による搬送色信号C
FLが得られると共に、減算器124からはライン間処理
による搬送色信号CLIが得られる。そのため、加算器1
27の出力信号としてフレーム間処理による搬送色信号
FLとライン間処理による搬送色信号CLIとが動きに応
じた比率で加算された搬送色信号Cが得られる。この場
合、接続スイッチ143はオフとされているため、加算
器127より出力される搬送色信号Cはそのまま減算器
144を通じて信号分離回路105の出力データとな
る。
【0019】また、信号処理回路120の減算器130
には加算器127より出力される搬送色信号Cが供給さ
れて映像信号SVより減算される。そのため、減算器1
30からは輝度信号Yが得られ、この輝度信号Yが遅延
回路151で時間調整された後に信号分離回路105の
出力データとなる。
【0020】一方、映像信号SVがEDTV2放送によ
るものである場合、信号処理回路120の減算器122
からはフレーム間処理による搬送色信号CFLおよび水平
解像度補強信号HH’FLの合成信号(CFL+HH’FL
が得られると共に、減算器124からはライン間処理に
よる搬送色信号CLIおよび水平解像度補強信号HH’ LI
の合成信号(CLI+HH’LI)が得られる。そのため、
加算器127の出力データとしてフレーム間処理による
合成信号(CFL+HH’FL)とライン間処理による合成
信号(CLI+HH’LI)とが動きに応じた比率で加算さ
れた合成信号(C+HH’)が得られる。そして、信号
処理回路140の減算器142からはフィールド間処理
でもって水平解像度補強信号HH’が得られる。
【0021】この場合、接続スイッチ143がオンとさ
れているため、減算器142より出力される水平解像度
補強信号HH’は接続スイッチ143を介してデコーダ
150に供給されて水平輝度高域成分YHHが得られ、こ
の水平輝度高域成分YHHが信号分離回路105の出力デ
ータとなる。
【0022】また、接続スイッチ143がオンとされて
いるため、信号処理回路140の減算器144に減算器
142より出力される水平解像度補強信号HH’が接続
スイッチ143を介して供給されて信号処理回路120
の加算器127より出力される合成信号(C+HH’)
より減算される。そのため、減算器144からは搬送色
信号Cが得られ、この搬送色信号Cが信号分離回路10
5の出力データとなる。
【0023】また、信号処理回路120の減算器130
には加算器127より出力される合成信号(C+H
H’)が供給されて映像信号SVより減算される。その
ため、減算器130からは輝度信号Yが得られ、この輝
度信号Yが遅延回路151で時間調整された後に信号分
離回路105の出力データとなる。
【0024】図25に示す信号分離回路105におい
て、信号処理回路120ではフレームメモリ121を使
用して三次元くし型フィルタが構成されると共に、信号
処理回路140ではフィールドメモリ141を使用して
三次元くし型フィルタが構成されている。しかし、フィ
ールドメモリ141を使用して構成される三次元くし型
フィルタは、EDTV2放送時にのみ使用されるため、
NTSC放送時にはフィールドメモリ141は無駄とな
る。また、信号処理回路120がフレームメモリ121
を持ち、信号処理回路140がフィールドメモリ141
を持つため、回路の上での無駄が多くなる。
【0025】そこで、この発明では、メモリを効率よく
使用できると共に、システムをコンパクトにまとめるこ
とができる信号分離装置およびそれを有するテレビジョ
ン受像機を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明は、輝度信号お
よび搬送色信号が合成された第1の映像信号より輝度信
号および搬送色信号を分離すると共に、輝度信号、搬送
色信号および水平解像度補強信号が合成された第2の映
像信号より輝度信号、搬送色信号および水平解像度補強
信号を分離する信号分離装置において、第1および第2
のメモリを使用して第1の映像信号より輝度信号と搬送
色信号を分離する第1の信号分離部と、第1のメモリを
使用して第2の映像信号より輝度信号と搬送色信号およ
び水平解像度補強信号の合成信号とを分離する第2の信
号分離部と、第2のメモリを使用して上記合成信号より
搬送色信号と水平解像度補強信号とを分離する第3の信
号分離部とを備えるものである。
【0027】またこの発明は、輝度信号および搬送色信
号が合成された第1の映像信号と、輝度信号、搬送色信
号および水平解像度補強信号が合成された第2の映像信
号とを受信し得るテレビジョン受像機において、第1お
よび第2のメモリを使用して第1の映像信号より輝度信
号と搬送色信号とを分離する第1の信号分離部と、第1
のメモリを使用して第2の映像信号より輝度信号と搬送
色信号および水平解像度補強信号の合成信号とを分離す
る第2の信号分離部と、第2のメモリを使用して上記合
成信号より搬送色信号と水平解像度補強信号とを分離す
る第3の信号分離部とを有し、第1の映像信号の受信時
には、第1の信号分離部によって第1の映像信号より輝
度信号と搬送色信号とを分離し、第2の映像信号の受信
時には、第2の信号分離部によって第2の映像信号より
輝度信号と搬送色信号および水平解像度補強信号の合成
信号とを分離すると共に、第3の信号分離部によって合
成信号より搬送色信号と水平解像度補強信号とを分離す
るものである。
【0028】輝度信号および搬送色信号が合成された第
1の映像信号に関しては、第1および第2のメモリを使
用して第1の信号分離部が構成され、この第1の信号分
離部でもって第1の映像信号より輝度信号と搬送色信号
とが分離される。
【0029】輝度信号、搬送色信号および水平解像度補
強信号が合成された第2の映像信号に関しては、第1の
メモリを使用して第2の信号分離部が構成され、この第
2の信号分離部でもって第2の映像信号より輝度信号と
搬送色信号および水平解像度補強信号の合成信号とが分
離されると共に、第2のメモリを使用して第3の信号分
離部が構成され、この第3の信号分離部でもって合成信
号より搬送色信号と水平解像度補強信号とが分離され
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのテレビジョン受像機の構成を示している。こ
のテレビジョン受像機は、NTSC放送の他にEDTV
2放送に対応するものである。
【0031】図1に示すテレビジョン受像機は、チュー
ナ2、映像検波回路3およびA/D変換器4を有してい
る。チューナ2にはアンテナ1で捕らえられたテレビ放
送信号が供給される。チューナ2では、所望のテレビ放
送信号の中間周波信号を得るための選局処理と、その中
間周波信号を増幅するための中間周波増幅処理が行われ
る。映像検波回路3にはチューナ2より出力される中間
周波信号が供給され、同期検波等の検波処理が行われて
映像信号SVが取り出される。A/D変換器4には映像
検波回路3で取り出される映像信号SVが供給されてデ
ィジタル信号に変換される。本例では、サンプリング周
波数が14.3MHz(4fsc)で、1サンプル8ビッ
トで量子化される。なお、fscは色副搬送波周波数であ
って、3.58MHzである。
【0032】また、図1に示すテレビジョン受像機は、
信号分離回路5および受信信号判定回路6を有してい
る。信号分離回路5および受信信号判定回路6には、そ
れぞれA/D変換器4でディジタル信号に変換された映
像信号SVが供給される。判定回路6では、映像信号S
Vの映像信号区間の所定ライン(22H,285H)に
挿入された識別制御信号に基づいて、映像信号SVがN
TSC放送によるものか、EDTV2放送によるものか
が判定される。判定回路6からは、例えば映像信号SV
がEDTV2放送によるものであるときハイレベル
「H」となり、映像信号SVがNTSC放送によるもの
であるときローレベル「L」となる判定信号SCが出力
され、この判定信号SCは信号分離回路5に供給され
る。
【0033】信号分離回路5では、判定回路6より供給
される判定信号SCに基づいて信号分離処理が行われ
る。すなわち、映像信号SVがNTSC放送によるもの
であるときは、映像信号SVより輝度信号Yおよび搬送
色信号Cが分離される。一方、映像信号SVがEDTV
2放送によるものであるときは、映像信号SVより輝度
信号Y、搬送色信号Cおよび水平解像度補強信号HH’
が分離されると共に、水平解像度補強信号HH’に対し
てはさらにデコード処理(搬送波抑制振幅復調処理)が
行われて水平輝度高域成分YHHが得られる。
【0034】また、図1に示すテレビジョン受像機は、
加算器7、色復調回路8、マトリックス回路9、D/A
変換器10および映像出力回路11を有している。映像
信号SVがNTSC放送によるものであるとき、信号分
離回路5より出力される輝度信号Yは加算器7を介して
マトリックス回路9に供給される。一方、映像信号SV
がEDTV2放送によるものであるときは、加算器7に
は信号分離回路5より出力される輝度信号Yおよび水平
輝度高域成分YHHが供給されて加算され、その加算輝度
信号(Y+YHH)がマトリックス回路9に供給される。
【0035】色復調回路8には信号分離回路5より出力
される搬送色信号Cが供給され、R−Y軸およびB−Y
軸で復調処理が行われて赤色差信号R−Yおよび青色差
信号B−Yが得られる。マトリックス回路9には、上述
した輝度信号Yまたは加算輝度信号(Y+YHH)と共
に、色復調回路8より出力される色差信号R−Y,B−
Yが供給される。そして、このマトリックス回路9で
は、それらの輝度信号および色差信号がマトリックス処
理されて赤、緑、青の色信号R,G,Bが得られる。D
/A変換器10にはマトリックス回路9より出力される
色信号R,G,Bが供給されてアナログ信号に変換され
る。映像出力回路11にはD/A変換器10でアナログ
信号に変換された色信号R,G,Bが供給され、この映
像出力回路11で増幅された色信号R,G,Bはカラー
受像管12に供給される。
【0036】以上の構成において、映像検波回路3より
NTSC放送による映像信号SVが得られるとき、受信
信号判定回路6より出力される判定信号SCはローレベ
ル「L」となるため、信号分離回路5では映像信号SV
より輝度信号Yおよび搬送色信号Cが分離される。そし
て、色復調回路8で搬送色信号Cより復調された色差信
号R−Y,B−Yおよび輝度信号Yがマトリックス回路
9に供給されて色信号R,G,Bが得られ、カラー受像
管12にはその色信号R,G,Bによるカラー画像、従
ってNTSC放送の画像が表示される。
【0037】また、映像検波回路3よりEDTV2放送
による映像信号SVが得られるとき、受信信号判定回路
6より出力される判定信号SCはハイレベル「H」とな
るため、信号分離回路5では映像信号SVより輝度信号
Y、搬送色信号Cおよび水平解像度補強信号HH’が分
離されると共に、この水平解像度補強信号HH’が復調
されて水平輝度高域成分YHHが得られる。そして、色復
調回路8で搬送色信号Cより復調された色差信号R−
Y,B−Yと加算器7より出力される加算輝度信号(Y
+YHH)がマトリックス回路9に供給されて色信号R,
G,Bが得られ、カラー受像管12にはその色信号R,
G,Bによるカラー画像、従ってEDTV2放送の画像
が表示される。
【0038】図2は、信号分離回路5の構成を示してい
る。図において、A/D変換器4より出力される8ビッ
トデータである映像信号SVは、ビット変換器21、切
換スイッチ22のE側の固定端子、減算器23に供給さ
れる。ビット変換器21は、8ビットデータを12ビッ
トデータに変換するためのものである。ビット変換器2
1の出力データ(12ビットデータ)の上位8ビットは
切換スイッチ22のN側の固定端子に供給され、下位4
ビットは切換スイッチ25のN側の固定端子に供給され
る。切換スイッチ22の出力データ(8ビットデータ)
は第1のメモリとしての2Mビットのメモリ(ビデオR
AM)26に書き込みデータとして供給される。また、
切換スイッチ25の出力データ(4ビットデータ)は第
2のメモリとしての1Mビットのメモリ(ビデオRA
M)27に書き込みデータとして供給される。
【0039】メモリ26の読み出しデータ(8ビットデ
ータ)は切換スイッチ28のE側の固定端子に供給され
る。また、メモリ26の読み出しデータ(8ビットデー
タ)を上位ビットとすると共にメモリ27の読み出しデ
ータ(4ビットデータ)を下位ビットとする合成データ
(12ビットデータ)はビット変換器29に供給され
る。ビット変換器29は、12ビットデータを8ビット
データに変換するためのものである。ビット変換器29
の出力データ(8ビットデータ)は切換スイッチ28の
N側の固定端子に供給され、この切換スイッチ28の出
力データ(8ビットデータ)は減算器23に供給され
る。
【0040】また、A/D変換器4より出力される8ビ
ットデータである映像信号SVは、C型の二次元くし型
フィルタを構成するラインメモリ30および減算器31
に供給される。ラインメモリ30より出力される1水平
期間遅延された映像信号SV LIは減算器31に供給され
る。減算器23,31の出力データは、それぞれ係数器
32,33で係数(1−K),Kが掛算された後に加算
器34に供給されて加算される。また、減算器23の出
力データはローパスフィルタ35に供給されて低域成分
が動き成分として抜き出され、この動き成分は動き検出
回路36に供給される。動き検出回路36は、動き成分
に基づき、上述した係数(1−K),Kを設定する。こ
こで、Kは0〜1の範囲で変化し、動きが大きくなる程
大きくなる。
【0041】また、A/D変換器4より出力される8ビ
ットデータである映像信号SVは減算器38に供給され
ると共に、この減算器38に加算器34の出力データが
供給される。そして、減算器38の出力データが遅延回
路39を介して信号分離回路5の出力となる。遅延回路
39は、搬送色信号Cや水平解像度補強信号HH’に対
する輝度信号Yの時間的ずれを調整するためのものであ
る。
【0042】また、加算器34の出力データは、ビット
変換器40および減算器41に供給される。ビット変換
器40は、8ビットデータを4ビットデータに変換する
ためのものである。ビット変換器40の出力データ(4
ビットデータ)は切換スイッチ25のE側の固定端子に
供給される。また、メモリ27の読み出しデータ(4ビ
ットデータ)はビット変換器42に供給される。ビット
変換器42は、4ビットデータを8ビットデータに変換
するためのものである。ビット変換器42の出力データ
(8ビットデータ)は減算器41に供給される。
【0043】また、加算器34の出力データは減算器4
3に供給されると共に、この減算器43に減算器41の
出力データが接続スイッチ44を介して供給される。そ
して、減算器43の出力データが信号分離回路5の出力
となる。接続スイッチSCには受信信号判定回路6より
出力される判定信号SCがオンオフ制御信号として供給
される。この場合、接続スイッチ44は、映像信号SV
がNTSC放送によるものであるときはオフとされ、映
像信号SVがEDTV2放送によるものであるときはオ
ンとされる。
【0044】また、減算器41の出力データは接続スイ
ッチ44を介してデコーダ45に供給される。このデコ
ーダ45は水平解像度補強信号HH’を復調処理して水
平輝度高域成分YHHを得るためのものである。そして、
このデコーダ45の出力データは信号分離回路5の出力
となる。
【0045】また、上述したメモリ26には各フレーム
の始まりのタイミングで発生されるリセット信号VRS
T1が供給され、書き込みアドレスおよび読み出しアド
レスのリセットが行われる。また、リセット信号VRS
T1は切換スイッチ47のN側の固定端子に供給され、
この切換スイッチ47のE側の固定端子には各フィール
ドの始まりのタイミングで発生されるリセット信号VR
ST2が供給される。そして、切換スイッチ47の出力
信号はメモリ27に供給される。
【0046】ここで、切換スイッチ47は判定信号SC
に基づいて切換制御され(制御ラインは図示せず)、映
像信号SVがNTSC放送によるものであるときはN側
に接続され、映像信号SVがEDTV2放送によるもの
であるときはE側に接続される。したがって、映像信号
SVがNTSC放送によるものであるとき、メモリ27
にはリセット信号VRST1が供給され、書き込みアド
レスおよび読み出しアドレスがフレーム毎にリセットさ
れる。また、映像信号SVがEDTV2放送によるもの
であるとき、メモリ27にはリセット信号VRST2が
供給され、書き込みアドレスおよび読み出しアドレスが
フィールド毎にリセットされる。
【0047】なお、上述した切換スイッチ22,25,
28も、接続スイッチ47と同様に、判定信号SCに基
づいて切換制御され、映像信号SVがNTSC放送によ
るものであるときはN側に接続され、映像信号SVがE
DTV2放送によるものであるときはE側に接続され
る。
【0048】また、14.3MHzのクロックCLK1
は切換スイッチ48のE側の固定端子に供給され、この
切換スイッチ48のN側の固定端子には14.3×2/
3MHzのクロックCLK2が供給される。そして、切
換スイッチ48の出力信号がメモリ26に動作クロック
として供給される。また、クロックCLK2は切換スイ
ッチ49のN側の固定端子に供給され、この切換スイッ
チ49のE側の固定端子には14.3×2MHzのクロ
ックCLK3が供給される。そして、切換スイッチ49
の出力信号がメモリ27に動作クロックとして供給され
る。
【0049】ここで、切換スイッチ48,49は、上述
した切換スイッチ47と同様に、判定信号SCに基づい
て切換制御され、映像信号SVがNTSC放送によるも
のであるときはN側に接続され、映像信号SVがEDT
V2放送によるものであるときはE側に接続される。し
たがって、映像信号SVがNTSC放送によるものであ
るとき、メモリ26,27にはクロックCLK2が動作
クロックとして供給される。また、映像信号SVがED
TV2放送によるものであるとき、メモリ26にはクロ
ックCLK1が動作クロックとして供給されると共に、
メモリ27にはクロックCLK3が動作クロックとして
供給される。
【0050】図3は、ビット変換器21の構成を示して
いる。図において、入力8ビットデータS11(サンプ
リング周波数は14.3MHz)は、Dフリップフロッ
プで構成されるラッチ回路51,52および53の直列
回路に供給される。ラッチ回路51より出力される8ビ
ットデータS12のうち、上位4ビットのデータS13
はセレクタを構成する切換スイッチ54のa側の固定端
子に供給され、下位4ビットのデータはDフリップフロ
ップで構成されるラッチ回路55に供給される。ラッチ
回路55より出力される4ビットデータS14は切換ス
イッチ54のb側の固定端子に供給される。そして、切
換スイッチ54より出力される4ビットデータS15は
Dフリップフロップで構成されるラッチ回路56に供給
される。
【0051】また、ラッチ回路52より出力される8ビ
ットデータS16のうち、上位4ビットのデータS17
はセレクタを構成する切換スイッチ57のa側の固定端
子に供給され、下位4ビットのデータはDフリップフロ
ップで構成されるラッチ回路58に供給される。そし
て、ラッチ回路58より出力される4ビットデータS1
8は切換スイッチ57のb側の固定端子に供給される。
そして、切換スイッチ57より出力される4ビットデー
タS19はDフリップフロップで構成されるラッチ回路
59に供給される。
【0052】また、ラッチ回路53より出力される8ビ
ットデータS20のうち、上位4ビットのデータS21
はセレクタを構成する切換スイッチ60のa側の固定端
子に供給され、下位4ビットのデータはDフリップフロ
ップで構成されるラッチ回路61に供給される。そし
て、ラッチ回路61より出力される4ビットデータS2
2は切換スイッチ60のb側の固定端子に供給される。
そして、切換スイッチ60より出力される4ビットデー
タS23はDフリップフロップで構成されるラッチ回路
62に供給される。
【0053】また、上述したラッチ回路56,59,6
2よりそれぞれ出力される4ビットデータでもって出力
12ビットデータS24(サンプリング周波数は14.
3×2/3MHz)が構成される。この場合、ラッチ回
路62,59,56よりそれぞれ出力される4ビットデ
ータが、出力12ビットデータS24の上位4ビットデ
ータ、中位4ビットデータ、下位4ビットデータとな
る。
【0054】また、ラッチ回路51〜53,55,5
8,61には、それぞれ14.3MHzのクロックCL
K1(図4Aに図示)がラッチクロックとして供給され
る。ラッチ回路56,59,62には、それぞれ14.
3×2/3MHzのクロックCLK2(図4Bに図示)
がラッチクロックとして供給される。そして、切換スイ
ッチ54,57,60は、それぞれクロックCLK2に
同期した切換制御信号SWa(図4Cに図示)でもって
a側またはb側に選択的に切り換えられる。
【0055】以上の構成において、入力8ビットデータ
S11が図4Dに示すようであるとき、ラッチ回路51
の出力データS12は図4Eに示すようになり、切換ス
イッチ54のa側、b側の固定端子には図4F、Gに示
す4ビットデータS13,S14が供給され、切換スイ
ッチ54からは図4Hに示すような4ビットデータS1
5が出力される。図4において、A1u,A2u・・のよう
に「u」の付されたデータは、それぞれA1,A2・・の
8ビットデータの上位4ビットデータを示しており、A
1d,A2d・・のように「d」の付されたデータは、それ
ぞれA1,A2・・の8ビットデータの下位4ビットデー
タを示している。
【0056】また、ラッチ回路52の出力データS16
は図4Iに示すようになり、切換スイッチ57のa側、
b側の固定端子には図4J、Kに示す4ビットデータS
17,S18が供給され、切換スイッチ57からは図4
Lに示すような4ビットデータS19が出力される。ま
た、ラッチ回路53の出力データS20は図4Mに示す
ようになり、切換スイッチ60のa側、b側の固定端子
には図4N、Oに示す4ビットデータS21,S22が
供給され、切換スイッチ60からは図4Pに示すような
4ビットデータS23が出力される。これにより、ラッ
チ回路62,59,56より図4Qに示すような出力1
2ビットデータS24(サンプリング周波数は14.3
×2/3MHz)が得られる。
【0057】図5は、ビット変換器29の構成を示して
いる。図において、入力12ビットデータS31(サン
プリング周波数は14.3×2/3MHz)は、Dフリ
ップフロップで構成されるラッチ回路63に供給され
る。ラッチ回路63より出力される12ビットデータS
32のうち、上位4ビットのデータS33はセレクタを
構成する切換スイッチ64のa側の固定端子に下位4ビ
ットのデータとして供給され、中位4ビットのデータS
34は切換スイッチ64のb側の固定端子に下位4ビッ
トのデータとして供給される。
【0058】また、ラッチ回路63より出力される12
ビットデータS32はDフリップフロップで構成される
ラッチ回路65に供給される。ラッチ回路65より出力
される12ビットデータS35のうち、上位4ビットの
データS36は切換スイッチ64のa側の固定端子に上
位4ビットのデータとして供給され、中位4ビットのデ
ータS37は切換スイッチ64のb側の固定端子に上位
4ビットのデータとして供給され、下位4ビットのデー
タS38は切換スイッチ64のc側の固定端子に下位4
ビットのデータとして供給される。
【0059】また、ラッチ回路65より出力される12
ビットデータS35のうち下位4ビットのデータS38
はDフリップフロップで構成されるラッチ回路66に供
給される。このラッチ回路66より出力される4ビット
データS39は切換スイッチ64のc側の固定端子に上
位4ビットのデータとして供給される。切換スイッチ6
4より出力される8ビットデータS40はDフリップフ
ロップで構成されるラッチ回路67に供給される。そし
て、ラッチ回路67より出力8ビットデータS41(サ
ンプリング周波数は14.3MHz)が出力される。
【0060】また、ラッチ回路63,65,66には、
それぞれ14.3×2/3MHzのクロックCLK2
(図6Bに図示)がラッチクロックとして供給される。
ラッチ回路67には14.3MHzのクロックCLK1
(図6Aに図示)がラッチクロックとして供給される。
そして、切換スイッチ64はクロックCLK1に同期し
た切換制御信号SWb(図6Cに図示)でもってa側、
b側またはc側に選択的に切り換えられる。
【0061】以上の構成において、入力12ビットデー
タS31が図6Dに示すようであるとき、ラッチ回路6
3の出力データS32は図6Eに示すようになり、切換
スイッチ64のa側、b側の固定端子にはそれぞれ図6
F,Gに示す4ビットデータS33,S34が下位4ビ
ットのデータとして供給される。また、ラッチ回路65
の出力データS35は図6Hに示すようになり、切換ス
イッチ64のa側、b側の固定端子にはそれぞれ図6
I,Jに示す4ビットデータS36,S37が上位4ビ
ットのデータとして供給され、切換スイッチ64のc側
の固定端子には図6Kに示す4ビットデータS38が下
位4ビットのデータとして供給される。
【0062】また、ラッチ回路66より出力される4ビ
ットデータS39は図6Lに示すようになり、この4ビ
ットデータS39は切換スイッチ64のc側の固定端子
に上位4ビットのデータとして供給される。そして、切
換スイッチ64より出力される8ビットデータS40は
図6Mに示すようになり、ラッチ回路67より図6Nに
示すような8ビットデータS41(サンプリング周波数
は14.3MHz)が得られる。
【0063】なお、図6において、データに付されたA
1u,A1dなどの符号は図4においてデータに付された符
号と対応している。図4と図6を併せて見ると、ビット
変換器21で変換して得られた12ビットデータをビッ
ト変換器29で元の8ビットデータに戻すことが可能で
あることがわかる。
【0064】図7は、ビット変換器40の構成を示して
いる。図において、入力8ビットデータS51(サンプ
リング周波数は14.3MHz)は、Dフリップフロッ
プで構成されるラッチ回路69に供給される。ラッチ回
路69より出力される8ビットデータS52のうち、上
位4ビットのデータS53はセレクタを構成する切換ス
イッチ70のa側の固定端子に供給され、下位4ビット
のデータS54は切換スイッチ70のb側の固定端子に
供給される。また、切換スイッチ70より出力される4
ビットデータS55はDフリップフロップで構成される
ラッチ回路71に供給される。そして、ラッチ回路71
より出力4ビットデータS56(サンプリング周波数は
14.3×2MHz)が出力される。
【0065】また、ラッチ回路69には14.3MHz
のクロックCLK1(図8Aに図示)がラッチクロック
として供給される。ラッチ回路71には14.3×2M
HzのクロックCLK3(図8Bに図示)がラッチクロ
ックとして供給される。そして、切換スイッチ70はク
ロックCLK3に同期した切換制御信号SWc(図8C
に図示)でもってa側またはb側に選択的に切り換えら
れる。
【0066】以上の構成において、入力8ビットデータ
S51が図8Dに示すようであるとき、ラッチ回路69
の出力データS52は図8Eに示すようになり、切換ス
イッチ70のa側、b側の固定端子にはそれぞれ図8
F,Gに示す4ビットデータS53,S54が供給され
る。そして、切換スイッチ70より出力される4ビット
データS55は図8Hに示すようになり、ラッチ回路7
1より図8Iに示すような出力4ビットデータS56
(サンプリング周波数は14.3×2MHz)が得られ
る。図8において、B1u,B2u・・のように「u」の付
されたデータは、それぞれB1,B2・・の8ビットデー
タの上位4ビットデータを示しており、B1d,B2d・・
のように「d」の付されたデータは、それぞれB1,B2
・・の8ビットデータの下位4ビットデータを示してい
る。
【0067】図9は、ビット変換器42の構成を示して
いる。図において、入力4ビットデータS61(サンプ
リング周波数は14.3×2MHz)は、Dフリップフ
ロップで構成されるラッチ回路73に供給される。ラッ
チ回路73より出力される4ビットデータS62はDフ
リップフロップで構成されるラッチ回路74に下位4ビ
ットのデータとして供給される。また、ラッチ回路73
より出力される4ビットデータS62はDフリップフロ
ップで構成されるラッチ回路75に供給され、このラッ
チ回路75より出力される4ビットデータS63はラッ
チ回路74に上位4ビットのデータとして供給される。
そして、ラッチ回路74より出力8ビットデータS64
(サンプリング周波数は14.3MHz)が出力され
る。
【0068】また、ラッチ回路73,75には、それぞ
れ28.6MHzのクロックCLK3(図10Bに図
示)がラッチクロックとして供給される。ラッチ回路7
4には14.3MHzのクロックCLK1(図10Aに
図示)がラッチクロックとして供給される。
【0069】以上の構成において、入力4ビットデータ
S61が図10Cに示すようであるとき、ラッチ回路7
3の出力データS62は図10Dに示すようになり、こ
の4ビットデータS62がラッチ回路74に下位4ビッ
トのデータとして供給される。また、ラッチ回路75の
出力データS63は図10Eに示すようになり、この4
ビットデータS63がラッチ回路74に上位4ビットの
データとして供給される。そして、ラッチ回路74より
図10Fに示すような出力8ビットデータS64(サン
プリング周波数は14.3MHz)が得られる。
【0070】なお、図10において、データに付された
1u,B1dなどの符号は図8においてデータに付された
符号と対応している。図8と図10を併せて見ると、ビ
ット変換器40で変換して得られた4ビットデータをビ
ット変換器42で元の8ビットデータに戻すことが可能
であることがわかる。
【0071】次に、図2に示す信号分離回路5の動作を
説明する。
【0072】まず、映像信号SVがNTSC放送による
ものである場合を説明する。この場合、切換スイッチ4
8,49がそれぞれN側に接続されるので、メモリ2
6,27には14.3×2/3MHzのクロックCLK
2が動作クロックとして供給される。また、切換スイッ
チ47がN側に接続されるので、メモリ26,27には
リセット信号VRST1が供給され、書き込みアドレス
および読み出しアドレスがフレーム毎にリセットされ
る。
【0073】また、切換スイッチ22,25,28がN
側に接続される。そのため、8ビットデータである映像
信号SV(図4DのデータS11参照)がビット変換器
21で変換されて得られる12ビットデータ(図4Qの
データS24参照)の上位4ビットおよび中位4ビット
の8ビットデータが切換スイッチ22を介してメモリ2
6に供給されて順次書き込まれると共に、その下位4ビ
ットデータが切換スイッチ25を介してメモリ27に供
給されて順次書き込まれる。
【0074】そして、メモリ26およびメモリ27より
それぞれほぼ1フレーム期間遅延して読み出される8ビ
ットデータおよび4ビットデータよりなる12ビットデ
ータ(図6DのデータS31参照)がビット変換器29
で変換されて得られる8ビットデータ(図6Nのデータ
S41参照)が切換スイッチ28を介して減算器23に
供給されて映像信号SVとの減算が行われる。
【0075】上述せずも、ビット変換器29における遅
延量が考慮され、ビット変換器29より切換スイッチ2
8を介して減算器23に供給される8ビットデータが映
像信号SVに対して1フレーム期間(525水平期間)
だけ遅延するように、メモリ26,27における読み出
しタイミングが制御されている。これにより、メモリ2
6,27、ビット変換器21,29および減算器23で
C型の三次元くし型フィルタが構成され、減算器23か
らはフレーム間処理による搬送色信号CFLが得られる。
【0076】また、映像信号SVが、ラインメモリ30
および減算器31で構成されるC型の二次元くし型フィ
ルタに供給されるため、減算器31からはライン間処理
による搬送色信号CLIが得られる。これにより、加算器
34の出力信号としてフレーム間処理による搬送色信号
FLとライン間処理による搬送色信号CLIとが動きに応
じた比率で加算された搬送色信号Cが得られる。この場
合、接続スイッチ44はオフとされているため、加算器
34より出力される搬送色信号Cがそのまま減算器43
を通じて信号分離回路5の出力データとなる。
【0077】また、加算器34より出力される搬送色信
号Cが減算器38に供給されて映像信号SVより減算さ
れる。そのため、減算器38からは輝度信号Yが得ら
れ、この輝度信号Yが遅延回路39で時間調整された後
に信号分離回路5の出力データとなる。
【0078】ここで、図11Aを参照して、NTSC放
送時にメモリ26,27で書き込み、読み出しを行うべ
き画素数について説明する。
【0079】画素データの幅を8ビット/4ビットとし
た場合、(1)式、(2)式に示すようになる。
【0080】 2Mビット=8ビット×262144 ・・・(1) 1Mビット=4ビット×262144 ・・・(2) 1フレーム当たりの画素数は、4fsc(14.3MH
z)のクロックレートでサンプリングを行った場合、
(3)式に示すようになる。
【0081】 910×262.5×2=477750 ・・・(3) (3)式で示された画素数では、3Mビットのメモリ容
量でもって8ビットデータである映像信号SVを1フレ
ーム遅延させることはできない。そこで、以下のような
処理を行ってメモリを使用する。すなわち、NTSC放
送時の三次元くし型フィルタは、全ての画素に対して演
算する必要はなく、垂直帰線消去区間および水平帰線消
去区間(図11Aの斜線部)を除いた有効画面内の画素
を用いて演算を行えば足りる。有効画面内の画素数は、
(4)式で示すようになる。
【0082】 755×242×2=365420 ・・・(4) また、1画素当たり8ビットのデータ幅をもっているの
で、3画素分のデータをまとめ、それぞれのデータを上
位4ビットと下位4ビットに分割し、上位分、下位分で
まとめた12ビットデータに変換する。これにより、
(4)式で示された有効画面内の画素数は、見かけ上
(5)式に示すようになる。
【0083】 365420×(8/12)=243613.33 ・・・(5) よって、(1)式、(2)式、(5)式から、図2の例
のように、ビット変換器21で変換された12ビットデ
ータを8ビットおよび4ビットのデータに分割してそれ
ぞれメモリ26およびメモリ27に書き込むことで、有
効画面内の画素のデータに関して1フレーム期間の遅延
を得ることができ、合計3MビットのメモリでNTSC
放送時に三次元くし型フィルタを実現できる。なお、上
述せずも、有効画面以外の部分(垂直帰線消去区間およ
び水平帰線消去区間)では、クロックCLK2の供給を
停止する等して、メモリ26,27の動作を固定する必
要がある。
【0084】次に、映像信号SVがEDTV2放送によ
るものである場合を説明する。この場合、切換スイッチ
48がE側に接続されるので、メモリ26には14.3
MHzのクロックCLK1が動作クロックとして供給さ
れる。このメモリ26にはリセット信号VRST1が供
給され、書き込みアドレスおよび読み出しアドレスがフ
レーム毎にリセットされる。
【0085】また、切換スイッチ22,28はそれぞれ
E側に接続される。そのため、8ビットデータである映
像信号SVがメモリ26に供給されて順次書き込まれ
る。そして、メモリ26より1フレーム期間遅延して読
み出される8ビットデータは切換スイッチ28を介して
減算器23に供給されて映像信号SVとの減算が行われ
る。これにより、メモリ26および減算器23でC型の
三次元くし型フィルタが構成され、減算器23からはフ
レーム間処理による搬送色信号CFLおよび水平解像度補
強信号HH’FLの合成信号(CFL+HH’FL)が得られ
る。
【0086】また、映像信号SVが、ラインメモリ30
および減算器31で構成されるC型の二次元くし型フィ
ルタに供給されるため、減算器31からはライン間処理
による搬送色信号CLIおよび水平解像度補強信号HH’
LIの合成信号(CLI+HH’ LI)が得られる。そのた
め、加算器34の出力データとしてフレーム間処理によ
る合成信号(CFL+HH’FL)とライン間処理による合
成信号(CLI+HH’LI)とが動きに応じた比率で加算
された合成信号(C+HH’)が得られる。
【0087】また、切換スイッチ49がE側に接続され
るので、メモリ27には14.3×2MHzのクロック
CLK3が動作クロックとして供給される。また、切換
スイッチ47がE側に接続されるので、メモリ27には
リセット信号VRST2が供給され、書き込みアドレス
および読み出しアドレスがフィールド毎にリセットされ
る。
【0088】また、切換スイッチ25はE側に接続され
る。そのため、8ビットデータである合成信号(C+H
H’)(図8DのデータS51参照)がビット変換器4
0で変換されて得られる4ビットデータ(図8Iのデー
タS56参照)が切換スイッチ25を介してメモリ27
に供給されて順次書き込まれる。そして、メモリ27よ
りほぼ1フレーム期間遅延して読み出される4ビットデ
ータ(図10CのデータS61参照)がビット変換器4
2で変換されて得られる8ビットデータ(図10Fのデ
ータS64参照)が減算器41に供給されて合成信号
(C+HH’)との減算が行われる。
【0089】上述せずも、ビット変換器42における遅
延量が考慮され、ビット変換器42より減算器41に供
給される8ビットデータが合成信号(C+HH’)に対
して1フィールド期間(262水平期間)だけ遅延する
ように、メモリ27における読み出しタイミングが制御
されている。これにより、メモリ27、ビット変換器4
0,42および減算器41で三次元くし型フィルタが構
成され、減算器41からはフィールド間処理でもって水
平解像度補強信号HH’が得られる。
【0090】この場合、接続スイッチ44がオンとされ
ているため、減算器41より出力される水平解像度補強
信号HH’は接続スイッチ44を介してデコーダ45に
供給されて水平輝度高域成分YHHが得られ、この水平輝
度高域成分YHHが信号分離回路5の出力データとなる。
【0091】また、接続スイッチ44がオンとされてい
るため、減算器41より出力される水平解像度補強信号
HH’が接続スイッチ44を介して減算器43に供給さ
れて合成信号(C+HH’)より減算される。そのた
め、減算器43からは搬送色信号Cが得られ、この搬送
色信号Cが信号分離回路5の出力データとなる。
【0092】また、加算器34より出力される合成信号
(C+HH’)が減算器38に供給されて映像信号SV
より減算される。そのため、減算器38からは輝度信号
Yが得られ、この輝度信号Yが遅延回路39で時間調整
された後に信号分離回路5の出力データとなる。
【0093】ここで、図11Bを参照して、EDTV2
放送時にメモリ26,27で書き込み、読み出しを行う
べき画素数について説明する。EDTV2放送時の映像
は上述したようにレターボックス方式で送信されてくる
ため、以下のような処理を行ってメモリを使用する。す
なわち、レターボックス方式は、有効画面内の一部であ
る主画部に画像が存在しており、EDTV2放送時の三
次元くし型フィルタは主画部の画素を用いて演算を行え
ば足りる。主画部の画素数は、(6)式で示すようにな
り、2Mビットのメモリでは容量が不足する。
【0094】 755×180×2=271800>262144 ・・・(6) しかし、水平帰線消去区間を除いた1ライン当たり75
5画素の中に、画面内に表示されないオーバースキャン
分の画素が存在するため、このオーバースキャン分とし
ての27画素を間引いて処理すると、画素数は(7)式
に示すようになる。
【0095】 728×180×2=262080<262144 ・・・(7) よって、(1)式、(7)式から、図2の例のように、
2Mビットのメモリ26でもって、映像信号SVより輝
度信号Yと合成信号(C+HH’)とを分離するための
三次元くし型フィルタを実現できる。なお、上述せず
も、主画部以外の部分や間引かれるオーバースキャン部
分では、クロックCLK1の供給を停止する等して、メ
モリ26の動作を固定する必要がある。
【0096】また、合成信号(C+HH’)より水平解
像度補強信号HH’を分離するための三次元くし型フィ
ルタは、(7)式の画素数に対して得られる合成信号
(C+HH’)を1フィールド期間遅延させることで実
現でき、(8)式で示すような画素数のデータを書き込
み可能なメモリを使用して構成できる。
【0097】 728×180=130860<262144 ・・・(8) しかし、合成信号(C+HH’)は8ビットのデータ幅
をもっており、1Mビットのメモリの入力データ幅に適
していない。よって、図2の例のように、8ビットデー
タをビット変換器40で4ビットデータに変換した後に
1Mビットのメモリ27に書き込むようにしている。デ
ータ幅を変換することで、画素数は見かけ上(9)式に
示すようになる。
【0098】 728×180×2=261720<262144 ・・・(9) これにより、1Mビットのメモリ27でもって、合成信
号(C+HH’)より水平解像度補強信号HH’を分離
するための三次元くし型フィルタを実現できる。なお、
メモリ26ど同様に、主画部以外の部分や間引かれるオ
ーバースキャン部分では、クロックCLK3の供給を停
止する等して、メモリ27の動作を固定する必要があ
る。
【0099】このように本例によれば、NTSC放送時
には2Mビットのメモリ26および1Mビットのメモリ
27を使用して映像信号SVより搬送色信号Cを分離す
る三次元くし型フィルタが構成され、一方EDTV2放
送時には2Mビットのメモリ26を使用して映像信号S
Vより合成信号(C+HH’)を分離する三次元くし型
フィルタが構成されると共に、その合成信号(C+H
H’)より水平解像度補強信号HH’を分離する三次元
くし型フィルタが構成される。したがって、メモリ2
6,27の3Mビットのメモリ容量を効率よく使用で
き、システムをコンパクトにまとめることができる。
【0100】次に、図12を参照して、信号分離回路5
の他の構成を説明する。この図12において、図2と対
応する部分には、同一符号を付し、その詳細説明は省略
する。図において、A/D変換器4より出力される8ビ
ットデータである映像信号SVは、2Mビットのメモリ
26に書き込みデータとして供給されると共に、ビット
変換器81に供給される。ビット変換器81は、8ビッ
トデータを4ビットデータに変換するためのものであ
る。ビット変換器81の出力データ(4ビットデータ)
は切換スイッチ25のN側の固定端子に供給される。
【0101】メモリ26の読み出しデータ(8ビットデ
ータ)は切換スイッチ82のa側の固定端子に供給され
る。また、メモリ27の読み出しデータ(4ビットデー
タ)はビット変換器83に供給される。ビット変換器8
3は、4ビットデータを8ビットデータに変換するため
のものである。ビット変換器83の出力データ(8ビッ
トデータ)は切換スイッチ82のb側の固定端子に供給
され、この切換スイッチ82の出力データ(8ビットデ
ータ)は減算器23に供給される。
【0102】また、14.3MHzのクロックCLK1
はメモリ26に動作クロックとして供給されると共に、
切換スイッチ84のN側の固定端子に供給される。切換
スイッチ84のE側の固定端子には14.3×2MHz
のクロックCLK3が供給される。そして、切換スイッ
チ84の出力信号がメモリ27に動作クロックとして供
給される。
【0103】ここで、切換スイッチ84は、判定信号S
Cに基づいて切換制御され、映像信号SVがNTSC放
送によるものであるときはN側に接続され、映像信号S
VがEDTV2放送によるものであるときはE側に接続
される。したがって、映像信号SVがNTSC放送によ
るものであるとき、メモリ27にはクロックCLK1が
動作クロックとして供給される。また、映像信号SVが
EDTV2放送によるものであるとき、メモリ27には
クロックCLK3が動作クロックとして供給される。
【0104】また、メモリ26,27には接続スイッチ
85を介して書き込みイネーブル信号WENおよび読み
出しイネーブル信号RENが供給される。接続スイッチ
85は、判定信号SCに基づいてオンオフ制御され、映
像信号SVがNTSC放送によるものであるときはオン
とされ、映像信号SVがEDTV2放送によるものであ
るときはオフとされる。したがって、映像信号SVがN
TSC放送によるものであるときは、メモリ26,27
にイネーブル信号WEN,RENが供給され、イネーブ
ル信号WEN,RENがローレベル「L」となる3クロ
ック毎にそれぞれデータの書き込み、読み出しが停止さ
れる。また、映像信号SVがEDTV2放送によるもの
であるとき、メモリ26,27にイネーブル信号WE
N,RENは供給されず、データの書き込み、読み出し
が連続して行われる。図12のその他の構成は、図2の
例と同様に構成される。
【0105】図13は、ビット変換器81およびその周
辺回路の構成を示している。図12の例では映像信号S
Vが直接メモリ26に供給されるように説明したが、実
際には時間調整用のラッチ回路を介して供給される。
【0106】図において、入力8ビットデータS71
(サンプリング周波数は14.3MHz)は、Dフリッ
プフロップで構成されるラッチ回路87に供給される。
ラッチ回路87より出力される8ビットデータS72の
うち、上位4ビットのデータS73はセレクタを構成す
る切換スイッチ88のa側の固定端子に供給され、下位
4ビットのデータS74はラッチ回路89に供給され
る。ラッチ回路89より出力される4ビットデータS7
5は切換スイッチ88のb側の固定端子に供給される。
切換スイッチ88より出力される4ビットデータS76
はDフリップフロップで構成されるラッチ回路90に供
給される。そして、ラッチ回路90より出力4ビットデ
ータS77(サンプリング周波数は14.3MHz)が
得られ、その出力4ビットデータS77は切換スイッチ
25のN側の固定端子に供給される。この場合、ラッチ
回路87,89,90および切換スイッチ88によりビ
ット変換器81が構成される。
【0107】また、ラッチ回路87より出力される8ビ
ットデータS72はDフリップフロップで構成されるラ
ッチ回路91および92の直列回路に供給される。ラッ
チ回路92より出力される8ビットデータS78はDフ
リップフロップで構成されるラッチ回路93に供給され
る。そして、ラッチ回路93より出力される8ビットデ
ータS79(サンプリング周波数は14.3MHz)が
メモリ26に書き込みデータとして供給される。これに
より、映像信号SVはラッチ回路87,91〜93で時
間調整されてメモリ26に供給されることとなる。
【0108】また、ラッチ回路87,89,90〜93
には、それぞれ14.3MHzのクロックCLK1(図
14Aに図示)がラッチクロックとして供給される。そ
して、切換スイッチ88はクロックCLK1に同期した
切換制御信号SWd(図14Bに図示)でもってa側ま
たはb側に選択的に切り換えられる。
【0109】以上の構成において、入力8ビットデータ
S71が図14Dに示すようであるとき、ラッチ回路8
7の出力データS72は図14Eに示すようになり、切
換スイッチ88のa側の固定端子には図14Fに示すよ
うな4ビットデータS73が供給される。また、ラッチ
回路89には図14Gに示すような4ビットデータS7
4が供給され、切換スイッチ88のb側の固定端子には
図14Hに示すような4ビットデータS75が供給され
る。そして、切換スイッチ88からは図14Iに示すよ
うな4ビットデータS76が出力される。これにより、
ラッチ回路90より図14Jに示すような出力4ビット
データS77(サンプリング周波数は14.3MHz)
が得られる。また、ラッチ回路92の出力データS78
は図14Kに示すようになる。これにより、ラッチ回路
93より図14Lに示すような8ビットデータS79
(サンプリング周波数は14.3MHz)が得られる。
【0110】なお、図14において、A1u,A2u・・の
ように「u」の付されたデータは、それぞれA1,A2
・の8ビットデータの上位4ビットデータを示してお
り、A 1d,A2d・・のように「d」の付されたデータ
は、それぞれA1,A2・・の8ビットデータの下位4ビ
ットデータを示している。図14Cは書き込みイネーブ
ル信号WENを示しており、このイネーブル信号WEN
がハイレベル「H」である区間のみで書き込みが行われ
る。したがって、後述するように、NTSC放送時に
は、メモリ26にA1,A2,A4,A5・・・の8ビット
データを書き込むことができ、メモリ27にA3u
3d,A6u,A6d・・・の4ビットデータを書き込むこ
とができる。
【0111】図15は、ビット変換器83およびその周
辺回路の構成を示している。図12の例ではメモリ26
の読み出しデータ(8ビットデータ)が直接切換スイッ
チ82のa側の固定端子に供給されるように説明した
が、実際には時間調整用のラッチ回路を介して供給され
る。
【0112】図において、メモリ27の読み出しデータ
である入力4ビットデータS81(サンプリング周波数
は14.3MHz)はDフリップフロップで構成される
ラッチ回路95および96の直列回路に供給される。ラ
ッチ回路96より出力される4ビットデータS82は切
換スイッチ82のb側の固定端子に下位4ビットのデー
タとして供給されると共に、Dフリップフロップで構成
されるラッチ回路97に供給される。そして、ラッチ回
路97より出力される4ビットデータS83は切換スイ
ッチ82のb側の固定端子に上位4ビットのデータとし
て供給される。上述したラッチ回路95〜97でビット
変換器83が構成される。
【0113】また、メモリ26の読み出しデータ(8ビ
ットデータ)S84はDフリップフロップで構成される
ラッチ回路98に供給される。ラッチ回路98より出力
される8ビットデータS85は切換スイッチ82のa側
の固定端子に供給される。切換スイッチ82より出力さ
れる8ビットデータS86はDフリップフロップで構成
されるラッチ回路99に供給される。そして、ラッチ回
路99より8ビットデータS87(サンプリング周波数
は14.3MHz)が出力され、その8ビットデータS
87が減算器23に供給される。
【0114】また、ラッチ回路95〜99には、それぞ
れ14.3MHzのクロックCLK1(図16Aに図
示)がラッチクロックとして供給される。切換スイッチ
82には、NTSC放送時には、クロックCLK1に同
期した切換制御信号SWe(図16Bに図示)が供給さ
れてa側またはb側に選択的に切り換えられる。EDT
V2放送時には、切換スイッチ82はa側に接続された
ままとされる。
【0115】以上の構成において、NTSC放送時に
は、メモリ26,27に図16Cに示すような読み出し
イネーブル信号RENが供給されるため、メモリ27の
読み出しデータである入力4ビットデータS81は図1
6Dに示すようになり、また、メモリ26の読み出しデ
ータである8ビットデータS84は図16Gに示すよう
になる。そのため、ラッチ回路96の出力データS82
は図16Eに示すようになり、切換スイッチ82のb側
の固定端子に下位4ビットのデータとして供給される。
【0116】また、ラッチ回路97の出力データS83
は図16Fに示すようになり、切換スイッチ82のb側
の固定端子に上位4ビットのデータとして供給される。
また、ラッチ回路98の出力データS85は図16Hに
示すようになり、切換スイッチ82のa側の固定端子に
供給される。そのため、切換スイッチ82より出力され
る8ビットデータS86は図16Iに示すようになり、
ラッチ回路99より図16Jに示すような8ビットデー
タS87が出力される。
【0117】これに対して、EDTV2放送時には、切
換スイッチ82はa側に接続されたままにある。そのた
め、メモリ26より連続的に出力される読み出しデータ
(8ビットデータ)がラッチ回路98,99を介して減
算器23に供給されることになる。
【0118】なお、図16において、データに付された
1u,A1dなどの符号は図14においてデータに付され
た符号と対応している。図14と図16を併せて見る
と、ビット変換器81等で処理して得られた4ビットお
よび8ビットのデータを、ビット変換器83等で処理す
ることで元の8ビットデータに戻すことが可能であるこ
とがわかる。
【0119】次に、図12に示す信号分離回路5の動作
を説明する。
【0120】まず、映像信号SVがNTSC放送による
ものである場合を説明する。この場合、切換スイッチ8
4がN側に接続されるので、メモリ26,27には1
4.3MHzのクロックCLK1が動作クロックとして
供給される。また、切換スイッチ47がN側に接続され
るので、メモリ26,27にはリセット信号VRST1
が供給され、書き込みアドレスおよび読み出しアドレス
がフレーム毎にリセットされる。また、接続スイッチ8
5がオンとされるので、メモリ26,27には書き込み
イネーブル信号WENおよび読み出しイネーブル信号R
ENが供給され、データの書き込み、読み出しはそれぞ
れ3クロック毎に停止される。
【0121】また、切換スイッチ25がN側に接続され
る。そのため、メモリ26には映像信号SVに係る8ビ
ットデータ(図14LのデータS79参照)が供給され
て順次書き込まれると共に、メモリ27にはビット変換
器81より出力される4ビットデータ(図14Jのデー
タS77参照)が切換スイッチ25を介して供給されて
順次書き込まれる。この場合、メモリ26,27では、
書き込みイネーブル信号WENがローレベル「L」とな
る3クロック毎にデータの書き込みが停止されるため、
結果的にメモリ26には映像信号SVの連続する3画素
分のデータのうち、2画素分のデータが書き込まれると
共に、メモリ27には残りの1画素分のデータが書き込
まれる。
【0122】また、読み出しイネーブル信号RENに基
づいて、メモリ26およびメモリ27よりそれぞれほぼ
1フレーム期間遅延して間欠的に読み出される8ビット
データ(図16GのデータS84参照)および4ビット
データ(図16DのデータS81参照)がビット変換器
83、切換スイッチ82等で処理されて元の状態に戻さ
れた8ビットデータ(図16JのデータS87参照)が
減算器23に供給されて映像信号SVとの減算が行われ
る。
【0123】上述せずも、ビット変換器83等における
遅延量が考慮され、減算器23に供給される8ビットデ
ータが映像信号SVに対して1フレーム期間だけ遅延す
るように、メモリ26,27における読み出しタイミン
グが制御されている。これにより、メモリ26,27、
減算器23等でC型の三次元くし型フィルタが構成さ
れ、減算器23からはフレーム間処理による搬送色信号
FLが得られる。
【0124】NTSC放送時におけるその他の動作は、
図2の例と同様であって、信号分離回路5の出力データ
として輝度信号Yおよび搬送色信号Cが出力される。な
お、上述したようにNTSC放送時に、メモリ26,2
7に書き込まれ、また読み出される画素数は、図2の例
と同様に、有効画面内のみの画素数に制御される。
【0125】次に、映像信号SVがEDTV2放送によ
るものである場合を説明する。この場合、メモリ26に
は14.3MHzのクロックCLK1が動作クロックと
して供給される。また、メモリ26にはリセット信号V
RST1が供給され、書き込みアドレスおよび読み出し
アドレスがフレーム毎にリセットされる。また、接続ス
イッチ85はオフとされるので、メモリ26には書き込
みイネーブル信号WENおよび読み出しイネーブル信号
RENが供給されず、データの書き込み、読み出しは連
続的に行われる。
【0126】この場合、映像信号SV(8ビットデー
タ)がメモリ26に供給されて順次書き込まれる。そし
て、切換スイッチ82はa側に接続されたままとされる
ので、メモリ26より1フレーム期間遅延して読み出さ
れる8ビットデータは切換スイッチ82を介して減算器
23に供給されて映像信号SVとの減算が行われる。こ
れにより、メモリ26および減算器23でC型の三次元
くし型フィルタが構成され、減算器23からはフレーム
間処理による搬送色信号CFLおよび水平解像度補強信号
HH’FLの合成信号(CFL+HH’FL)が得られる。
【0127】また、切換スイッチ84がE側に接続され
るので、メモリ27には14.3×2MHzのクロック
CLK3が動作クロックとして供給される。また、接続
スイッチ47がE側に接続されるので、メモリ27には
リセット信号VRST2が供給され、書き込みアドレス
および読み出しアドレスがフィールド毎にリセットされ
る。また、接続スイッチ85はオフとされるので、メモ
リ27には書き込みイネーブル信号WENおよび読み出
しイネーブル信号RENが供給されず、データの書き込
み、読み出しは連続的に行われる。これにより、メモリ
27、ビット変換器40,42および減算器41でもっ
て、図2の例と同様に三次元くし型フィルタが構成さ
れ、加算器34より出力される合成信号(C+HH’)
より水平解像度補強信号HH’が分離される。
【0128】EDTV2放送時におけるその他の動作
は、図2の例と同様であって、信号分離回路5の出力デ
ータとして輝度信号Y、搬送色信号Cおよび水平輝度高
域成分YHHが出力される。なお、上述したようにEDT
V2放送時に、メモリ26,27に書き込まれ、また読
み出される画素数は、図2の例と同様に、主画部(オー
バースキャン分の画素を除く)のみの画素数に制御され
る。
【0129】このように信号分離回路5を図12に示す
ように構成する場合にあっても、図2に示すように構成
する場合と同様に、メモリ26,27の3Mビットのメ
モリ容量を効率よく使用でき、システムをコンパクトに
まとめることができる。さらに、信号分離回路5を図1
2に示すように構成することで、14.3×2/3MH
zのクロックCLK2を不要とでき、回路構成を簡単に
できる利益がある。
【0130】次に、図17を参照して、信号分離回路5
のさらに他の構成を説明する。この図17において、図
2と対応する部分には、同一符号を付し、その詳細説明
は省略する。図において、A/D変換器4より出力され
る8ビットデータである映像信号SVは、ビット変換器
201に供給される。ビット変換器201は、8ビット
データを16ビットデータに変換するためのものであ
る。ビット変換器201の出力データ(16ビットデー
タ)の上位8ビットのデータは切換スイッチ22のN側
の固定端子に供給され、下位8ビットのデータは切換ス
イッチ202のN側の固定端子に供給される。
【0131】切換スイッチ202のE側の固定端子には
加算器34より出力される8ビットデータとしての合成
信号(C+HH’)が供給され、この切換スイッチ20
2の出力データ(8ビットデータ)が2Mビットのメモ
リ(ビデオRAM)203に書き込みデータとして供給
される。切換スイッチ202は判定信号SCに基づいて
切換制御され、映像信号SVがNTSC放送によるもの
であるときはN側に接続され、映像信号SVがEDTV
2放送によるものであるときはE側に接続される。
【0132】また、メモリ26の読み出しデータ(8ビ
ットデータ)は切換スイッチ28のE側の固定端子に供
給される。また、メモリ26の読み出しデータ(8ビッ
トデータ)を上位8ビットデータとすると共にメモリ2
03の読み出しデータ(8ビットデータ)を下位8ビッ
トデータとする合成データ(16ビットデータ)はビッ
ト変換器204に供給される。ビット変換器204は、
16ビットデータを8ビットデータに変換するためのも
のである。ビット変換器204の出力データ(8ビット
データ)は切換スイッチ28のN側の固定端子に供給さ
れ、この切換スイッチ28の出力データ(8ビットデー
タ)は減算器23に供給される。
【0133】また、14.3MHzのクロックCLK1
は切換スイッチ205のE側の固定端子に供給され、こ
の切換スイッチ205のN側の固定端子には14.3×
1/2MHzのクロックCLK4が供給される。そし
て、切換スイッチ205の出力信号がメモリ26,20
3に動作クロックとして供給される。ここで、切換スイ
ッチ205は、判定信号SCに基づいて切換制御され、
映像信号SVがNTSC放送によるものであるときはN
側に接続され、映像信号SVがEDTV2放送によるも
のであるときはE側に接続される。したがって、映像信
号SVがNTSC放送によるものであるとき、メモリ2
6,203にはクロックCLK4が動作クロックとして
供給される。また、映像信号SVがEDTV2放送によ
るものであるとき、メモリ26,27にはクロックCL
K1が動作クロックとして供給される。図17のその他
の構成は、図2の例と同様に構成される。
【0134】図18は、ビット変換器201の構成を示
している。図において、入力8ビットデータ(サンプリ
ング周波数は14.3MHz)S91は、Dフリップフ
ロップで構成されるラッチ回路206に供給される。ラ
ッチ回路206より出力される8ビットデータS92は
Dフリップフロップで構成されるラッチ回路207,2
08に供給される。ラッチ回路208より出力される8
ビットデータS93はDフリップフロップで構成される
ラッチ回路209に供給される。また、上述したラッチ
回路209,207よりそれぞれ出力される8ビットデ
ータでもって出力16ビットデータ(サンプリング周波
数は14.3×1/2MHz)S94が構成される。こ
の場合、ラッチ回路209,207よりそれぞれ出力さ
れる8ビットデータが、出力16ビットデータS94の
上位8ビットデータ、下位8ビットデータとなる。
【0135】また、ラッチ回路206,208には、そ
れぞれ14.3MHzのクロックCLK1(図19Aに
図示)がラッチクロックとして供給される。ラッチ回路
207,209には、それぞれ14.3×1/2MHz
のクロックCLK4(図19Bに図示)がラッチクロッ
クとして供給される。
【0136】以上の構成において、入力8ビットデータ
S91が図19Cに示すようであるとき、ラッチ回路2
06の出力データS92は図19Dに示すようになり、
この出力データS)2はラッチ回路207に供給され
る。また、ラッチ回路208の出力データS93は図1
9Eに示すようになり、この出力データS93はラッチ
回路209に供給される。これにより、ラッチ回路20
9,207より図19Fに示すように出力16ビットデ
ータS94(サンプリング周波数は14.3×1/2M
Hz)が得られる。
【0137】図20は、ビット変換器204の構成を示
している。図において、入力16ビットデータ(サンプ
リング周波数は14.3×1/2MHz)S101は、
Dフリップフロップで構成されるラッチ回路211に供
給される。ラッチ回路211より出力される16ビット
データS102のうち、上位8ビットのデータS103
はセレクタを構成する切換スイッチ212のa側の固定
端子に供給され、下位8ビットのデータS104は切換
スイッチ212のb側の固定端子に供給される。
【0138】また、切換スイッチ212より出力される
8ビットデータS105はDフリップフロップで構成さ
れるラッチ回路213に供給される。そして、ラッチ回
路213より出力8ビットデータS106(サンプリン
グ周波数は14.3MHz)が出力される。
【0139】また、ラッチ回路211には14.3×1
/2MHzのクロックCLK4(図21Bに図示)がラ
ッチクロックとして供給され、ラッチ回路213には1
4.3MHzのクロックCLK1(図21Aに図示)が
ラッチクロックとして供給される。そして、切換スイッ
チ212はクロックCLK1に同期した切換制御信号S
Wf(図21Cに図示)でもってa側またはb側に選択
的に切り換えられる。
【0140】以上の構成において、入力16ビットデー
タS101が図21Dに示すようであるとき、ラッチ回
路211の出力データS102は図21Eに示すように
なり、切換スイッチ212のa側、b側の固定端子には
それぞれ図21F,Gに示す8ビットデータS103,
S104が供給される。これにより、切換スイッチ21
2より出力される8ビットデータS105は図21Hに
示すようになり、ラッチ回路213より図21Iに示す
ような出力8ビットデータS106(サンプリング周波
数は14.3MHz)が得られる。
【0141】なお、図21において、データに付された
1,A2などの符号は図19においてデータに付された
符号と対応している。図19と図21を併せて見ると、
ビット変換器201で変換して得られた16ビットデー
タをビット変換器204で元の8ビットデータに戻すこ
とが可能であることがわかる。
【0142】次に、図17に示す信号分離回路5の動作
を説明する。
【0143】まず、映像信号SVがNTSC放送による
ものである場合を説明する。この場合、切換スイッチ4
7がN側に接続されるので、メモリ26,203にはリ
セット信号VRST1が供給され、書き込みアドレスお
よび読み出しアドレスがフレーム毎にリセットされる。
また、切換スイッチ205がN側に接続されるので、メ
モリ26,203には14.3×1/2MHzのクロッ
クCLK4が動作クロックとして供給される。
【0144】また、切換スイッチ22,202,28が
N側に接続される。そのため、8ビットデータである映
像信号SV(図19CのデータS91参照)がビット変
換器201で変換されて得られる16ビットデータ(図
19FのデータS94参照)の上位8ビットのデータが
メモリ26に供給されて順次書き込まれると共に、その
下位8ビットのデータがメモリ203に供給されて順次
書き込まれる。
【0145】そして、メモリ26およびメモリ203よ
りそれぞれほぼ1フレーム期間遅延して読み出される8
ビットデータよりなる16ビットデータ(図21Dのデ
ータS101参照)がビット変換器204で変換されて
得られる8ビットデータ(図21IのデータS106参
照)が切換スイッチ28を介して減算器23に供給され
て映像信号SVとの減算が行われる。
【0146】上述せずも、ビット変換器204における
遅延量が考慮され、ビット変換器204より切換スイッ
チ28を介して減算器23に供給される8ビットデータ
が映像信号SVに対して1フレーム期間だけ遅延するよ
うに、メモリ26,203における読み出しタイミング
が制御されている。これにより、メモリ26,203、
ビット変換器201,204および減算器23でC型の
三次元くし型フィルタが構成され、減算器23からはフ
レーム間処理による搬送色信号CFLが得られる。
【0147】NTSC放送時におけるその他の動作は、
図2の例と同様であって、信号分離回路5の出力データ
として輝度信号Yおよび搬送色信号Cが出力される。な
お、上述したようにNTSC放送時に、メモリ26,2
03に書き込まれ、また読み出される画素数は、図2の
例と同様に、有効画面内のみの画素数に制御される。
【0148】次に、映像信号SVがEDTV2放送によ
るものである場合を説明する。この場合、メモリ26に
はリセット信号VRST1が供給されて書き込みアドレ
スおよび読み出しアドレスがフレーム毎にリセットされ
る。また、切換スイッチ205がE側に接続されるの
で、メモリ26には14.3MHzのクロックCLK1
が動作クロックとして供給される。
【0149】また、切換スイッチ22,28はそれぞれ
E側に接続される。そのため、8ビットデータである映
像信号SVがメモリ26に供給されて順次書き込まれ
る。そして、メモリ26より1フレーム期間遅延して読
み出される8ビットデータは切換スイッチ28を介して
減算器23に供給されて映像信号SVとの減算が行われ
る。これにより、メモリ26および減算器23でC型の
三次元くし型フィルタが構成され、減算器23からはフ
レーム間処理による搬送色信号CFLおよび水平解像度補
強信号HH’FLの合成信号(CFL+HH’FL)が得られ
る。
【0150】また、切換スイッチ205がE側に接続さ
れるので、メモリ203には14.3MHzのクロック
CLK1が動作クロックとして供給される。また、切換
スイッチ47がE側に接続されるので、メモリ203に
はリセット信号VRST2が供給され、書き込みアドレ
スおよび読み出しアドレスがフィールド毎にリセットさ
れる。
【0151】また、切換スイッチ202はE側に接続さ
れる。そのため、8ビットデータである合成信号(C+
HH’)が切換スイッチ202を介してメモリ203に
供給されて順次書き込まれる。そして、メモリ203よ
り1フィールド期間遅延して読み出される8ビットデー
タが減算器41に供給されて合成信号(C+HH’)と
の減算が行われる。これにより、メモリ203および減
算器41で三次元くし型フィルタが構成され、減算器4
1からはフィールド間処理でもって水平解像度補強信号
HH’が得られる。
【0152】EDTV2放送時におけるその他の動作
は、図2の例と同様であって、信号分離回路5の出力デ
ータとして輝度信号Y、搬送色信号Cおよび水平輝度高
域成分YHHが出力される。なお、上述したようにEDT
V2放送時に、メモリ26,203に書き込まれ、また
読み出される画素数は、図2の例と同様に、主画部(オ
ーバースキャン分の画素を除く)のみの画素数に制御さ
れる。
【0153】このように信号分離回路5を図17に示す
ように構成する場合にあっても、図2に示すように構成
する場合と同様に、メモリ26,203の4Mビットの
メモリ容量を効率よく使用でき、システムをコンパクト
にまとめることができる。さらに、信号分離回路5を図
17に示すように構成することで、14.3×2MHz
のクロックCLK2によるメモリ等の高速動作を回避で
き、システム制御が容易となる利益がある。
【0154】なお、上述した実施の形態では、2Mビッ
トのメモリ26と1Mビットのメモリ27、あるいは2
Mビットのメモリ26と2Mビットのメモリ203を使
用したものであるが、メモリ容量はこれに限定されるも
のでないことは勿論である。
【0155】
【発明の効果】この発明によれば、輝度信号および搬送
色信号が合成された第1の映像信号に関しては、第1お
よび第2のメモリを使用して第1の信号分離部が構成さ
れ、この第1の信号分離部でもって第1の映像信号より
輝度信号と搬送色信号とが分離されると共に、輝度信
号、搬送色信号および水平解像度補強信号が合成された
第2の映像信号に関しては、第1のメモリを使用して第
2の信号分離部が構成され、この第2の信号分離部でも
って第2の映像信号より輝度信号と搬送色信号および水
平解像度補強信号の合成信号とが分離されると共に、第
2のメモリを使用して第3の信号分離部が構成され、こ
の第3の信号分離部でもって合成信号より搬送色信号と
水平解像度補強信号とが分離されるため、メモリ容量を
効率よく使用でき、システムをコンパクトにまとめるこ
とができる。
【0156】また、受信映像信号が第1の映像信号であ
るか第2の映像信号であるかを信号判別手段で判別し、
その判別結果によって第1の信号分離部または第2およ
び第3の信号分離部の使用状態に制御することで、ユー
ザの使い勝手の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態としてのテレビジョン受
像機の構成を示すブロック図である。
【図2】信号分離回路の構成を示すブロック図である。
【図3】ビット変換器(8→12)の構成を示す接続図
である。
【図4】ビット変換器(8→12)の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図5】ビット変換器(12→8)の構成を示す接続図
である。
【図6】ビット変換器(12→8)の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】ビット変換器(8→4)の構成を示す接続図で
ある。
【図8】ビット変換器(8→4)の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図9】ビット変換器(4→8)の構成を示す接続図で
ある。
【図10】ビット変換器(4→8)の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図11】NTSC放送時の画素数とEDTV2放送時
の画素数を説明するための図である。
【図12】信号分離回路の他の構成を示すブロック図で
ある。
【図13】ビット変換器(8→4)および周辺回路の構
成を示す接続図である。
【図14】ビット変換器(8→4)および周辺回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図15】ビット変換器(4→8)および周辺回路の構
成を示す接続図である。
【図16】ビット変換器(4→8)および周辺回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図17】信号分離回路の他の構成を示すブロック図で
ある。
【図18】ビット変換器(8→16)の構成を示す接続
図である。
【図19】ビット変換器(8→16)の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図20】ビット変換器(16→8)の構成を示す接続
図である。
【図21】ビット変換器(16→8)の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図22】EDTV2の画面構成を説明するための図で
ある。
【図23】EDTV2における水平解像度補強信号を説
明するための図である。
【図24】NTSC放送およびEDTV2放送に対応し
たテレビジョン受像機の構成を示すブロック図である。
【図25】信号分離回路の構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2 チューナ 3 映像検波回路 5 信号分離回路 6 受信信号判別回路 12 カラー受像管 21,29,40,42,81,83,201,204
ビット変換器 22,25,28,47〜49,82,84,202,
205 切換スイッチ 23,31,38,41,43 減算器 26,203 2Mビットのメモリ(ビデオRAM) 27 1Mビットのメモリ(ビデオRAM) 30 ラインメモリ 32,33 係数器 34 加算器 36 動き検出器 39 遅延回路 44,85 接続スイッチ 45 デコーダ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号および搬送色信号が合成された
    第1の映像信号より上記輝度信号および搬送色信号を分
    離すると共に、輝度信号、搬送色信号および水平解像度
    補強信号が合成された第2の映像信号より上記輝度信
    号、搬送色信号および水平解像度補強信号を分離する信
    号分離装置において、 第1および第2のメモリを使用して上記第1の映像信号
    より輝度信号と搬送色信号とを分離する第1の信号分離
    部と、 上記第1のメモリを使用して上記第2の映像信号より輝
    度信号と搬送色信号および水平解像度補強信号の合成信
    号とを分離する第2の信号分離部と、 上記第2のメモリを使用して上記合成信号より搬送色信
    号と水平解像度補強信号とを分離する第3の信号分離部
    とを備えることを特徴とする信号分離装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の信号分離部では上記第1およ
    び第2のメモリを使用して三次元くし型フィルタが構成
    されると共に、上記第2の信号処理部では上記第1のメ
    モリを使用して三次元くし型フィルタが構成されること
    を特徴とする請求項1に記載の信号分離装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の信号処理部では、上記第1の
    映像信号を2系統に分割して上記第1および第2のメモ
    リにそれぞれ書き込んで処理をすることを特徴とする請
    求項1に記載の信号分離装置。
  4. 【請求項4】 上記輝度信号および搬送色信号が合成さ
    れた第1の映像信号と、輝度信号、搬送色信号および水
    平解像度補強信号が合成された第2の映像信号とを受信
    し得るテレビジョン受像機において、 第1および第2のメモリを使用して上記第1の映像信号
    より輝度信号と搬送色信号とを分離する第1の信号分離
    部と、 上記第1のメモリを使用して上記第2の映像信号より輝
    度信号と搬送色信号および水平解像度補強信号の合成信
    号とを分離する第2の信号分離部と、 上記第2のメモリを使用して上記合成信号より搬送色信
    号と水平解像度補強信号とを分離する第3の信号分離部
    とを有し、 上記第1の映像信号の受信時には、上記第1の信号分離
    部によって上記第1の映像信号より輝度信号と搬送色信
    号とを分離し、 上記第2の映像信号の受信時には、上記第2の信号分離
    部によって上記第2の映像信号より輝度信号と搬送色信
    号および水平解像度補強信号の合成信号とを分離すると
    共に、上記第3の信号分離部によって上記合成信号より
    搬送色信号と水平解像度補強信号とを分離することを特
    徴とするテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】 上記第1の信号分離部では上記第1およ
    び第2のメモリを使用して三次元くし型フィルタが構成
    されると共に、上記第2の信号処理部では上記第1のメ
    モリを使用して三次元くし型フィルタが構成されること
    を特徴とする請求項4に記載のテレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】 上記第1の信号処理部では、上記第1の
    映像信号を2系統に分割して上記第1および第2のメモ
    リにそれぞれ書き込んで処理をすることを特徴とする請
    求項4に記載のテレビジョン受像機。
  7. 【請求項7】 受信映像信号が上記第1の映像信号であ
    るか上記第2の映像信号であるかを判別する信号判別手
    段と、 上記信号判別手段の判別結果に応じて上記第1の信号分
    離部の使用状態または上記第2および第3の信号分離部
    の使用状態とする動作制御手段とを有することを特徴と
    する請求項4に記載のテレビジョン受像機。
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