JPH0936833A - 多重化端局装置 - Google Patents

多重化端局装置

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JPH0936833A
JPH0936833A JP7186028A JP18602895A JPH0936833A JP H0936833 A JPH0936833 A JP H0936833A JP 7186028 A JP7186028 A JP 7186028A JP 18602895 A JP18602895 A JP 18602895A JP H0936833 A JPH0936833 A JP H0936833A
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signal
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伸治 松岡
Yoshihiko Uematsu
芳彦 植松
Kazuyuki Matsumura
和之 松村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一システム構成により大容量伝送を可能と
する。 【解決手段】 送信側で伝送路フレーム構成後のk並列
電気信号をそれぞれ異なる波長のk並列光信号に変換
し、波長多重して光ファイバ伝送に送出する。受信側で
は、各波長ごとに分波して電気信号に変換し、k並列電
気信号をそれぞれ識別再生して伝送路フレーム終端処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝送システムに
おいて、大容量伝送のための並列伝送を行う多重化端局
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光伝送システムでは、図22に示すよう
に多重化機能をもつ端局装置、すなわち多重化端局装置
2を用いた大容量伝送により、端局装置間の伝送コスト
の削減を図っている。図23は、従来の多重化端局装置
2の構成例を示す。
【0003】図23(1) において、送信側では、多重回
路11で局内からの複数の局内チャネルを電気的に多重
化し、伝送路フレーム構成回路12で伝送路フレーム処
理を行い、電気/光変換回路13で光信号に変換して光
ファイバ伝送路1に送出する。受信側では、光/電気変
換回路24,識別再生回路23,伝送路フレーム終端回
路22および多重分離回路21を介して局内チャネルへ
の分離を行う。
【0004】また、最近では多重化速度の上昇や伝送路
フレーム処理の複雑化により、図23(2) に示すよう
に、多重回路11および多重分離回路21を多段に構成
し、途中の速度で伝送路フレーム処理を行う構成がとら
れている。さらに大容量化を図るためには、多重化端局
装置を構成する各回路の高速化が必要となる。しかし、
多重化端局装置を構成する各回路の高速化が容易でない
場合には、図23に示すように、所定の多重数単位に1
つのシステムを構成し、各システムにそれぞれ異なる波
長を割り当て、1本の光ファイバ伝送路で波長多重して
伝送する複数システム伝送方式が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】波長多重技術を用いた
複数システム伝送方式では、複数のシステムが1つの光
ファイバ伝送路を共有することになるので安価に構成す
ることができる。しかし、各システムが独立した構成と
なるので、各システム対応に多重回路、伝送路フレーム
構成回路、伝送路フレーム終端回路、多重分離回路等が
必要となり、さらに監視・制御回路等もシステム対応に
必要となる。また、1伝送区間の監視を複数のフレーム
終端結果をもとに行うために、1伝送区間の状態を各シ
ステム間の監視情報をもとに判断する機能が必要とな
る。
【0006】本発明は、従来の単一システムで、かつ大
容量伝送を可能とする多重化端局装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の多重化端局装置
は、送信側で伝送路フレーム構成後のk並列電気信号を
それぞれ異なる波長のk並列光信号に変換し、波長多重
して光ファイバ伝送に送出する。受信側では、各波長ご
とに分波して電気信号に変換し、k並列電気信号をそれ
ぞれ識別再生して伝送路フレーム終端処理を行う。この
ような構成により、多重化速度の1/kの処理速度で単
一システムが実現できる。
【0008】また、送信側から信号系列とは別にクロッ
クを波長多重して伝送し、受信側で受信したクロック光
信号から抽出されたクロックを抽出して受信側のディジ
タル信号処理に供する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1の多重化端局装
置の実施形態を示す。図において、多重回路11は、局
内からのNチャネルの信号ch1〜chNを多重化し、k並
列の信号dsi1〜dsikを出力する。伝送路フレーム構成回
路12は、多重化途中のk並列の信号dsi1〜dsikに対し
て伝送路フレームを構成し、k並列電気信号dso1〜dsok
を出力する。電気/光変換回路(E/O)13−1〜1
3−kは、k並列電気信号dso1〜dsokをそれぞれ異なる
波長のk並列光信号deo1〜deokに変換する。光合波器1
4は、k並列光信号deo1〜deokを合波して光ファイバ伝
送路1に送出する。
【0010】光分波器25は、光ファイバ伝送路1から
受信した波長多重光信号を各波長のk並列光信号doe1
doekに分波する。光/電気変換回路(O/E)24−1
〜24−kは、分波された各波長のk並列光信号doe1
doekをそれぞれk並列電気信号dci1〜dcikに変換する。
識別再生回路23−1〜23−kは、k並列電気信号dc
i1〜dcikをそれぞれ識別再生する。伝送路フレーム終端
回路22は、識別再生されたk並列電気信号dco1〜dcok
の伝送路フレーム終端処理を行い、k並列の信号dro1
drokを出力する。多重分離回路21は、k並列の信号dr
o1〜drokをNチャネルの信号ch1〜chNに多重分離す
る。
【0011】このような構成により、高速電気回路を用
いた単一システムに比べて、1/kの処理速度で伝送容
量が同一の多重化端局装置を実現できる。また、伝送路
フレームが1種類であることから、従来の単一システム
と同様の監視および制御が可能となる。図2は、請求項
2の多重化端局装置の実施形態を示す。
【0012】本装置は、図1の構成に加えて、送信側に
伝送路フレーム構成等のディジタル処理を行うクロック
dickを、k並列光信号deo1〜deokとは異なる波長のクロ
ック光信号deock に変換する電気/光変換回路(E/
O)13−(k+1) を備える。光合波器14は、k並列光
信号deo1〜deokとクロック光信号deock を合波して光フ
ァイバ伝送路1に送出する。受信側の光分波器25は、
光ファイバ伝送路1から受信した波長多重光信号を各波
長のk並列光信号doe1〜doekおよびクロック光信号doe
ck に分波する。光/電気変換回路(O/E)24−(k+
1) は、クロック光信号doeck をクロック電気信号dock
に変換し、クロック抽出回路26は、クロック電気信号
dockからクロックdexck を抽出し、受信側のディジタル
信号処理に供する。
【0013】一般に伝送距離が長距離化すると、高い受
信感度が要求される。受信感度を向上させるにはクロッ
クジッタの低減が有効である。クロックジッタは、雑音
などにより生じるランダム性ジッタと、信号系列からク
ロックを抽出する際に符号パターンに起因して生じるパ
ターンジッタ(システマチックジッタ)が主な発生要因
である。請求項2の多重化端局装置では、クロックを信
号系列とは別に波長多重して伝送し、受信側では信号系
列からクロックを抽出するのではなく、受信したクロッ
ク光信号から抽出されたクロックを用いることにより、
パターンジッタが低減される。これにより、伝送距離の
長距離化が可能となる。
【0014】図3は、請求項3,4の多重化端局装置の
実施形態を示す。ここでは、図1に示す請求項1の多重
化端局装置の一部を示すが、図2に示す請求項2の多重
化端局装置においても同様である。送信側では、k並列
光信号deo1〜deokの波長をデータ系列(dso1〜dsok)の
順で等間隔に設定する。チャネル1の光信号の波長をλ
1 、隣接するチャネル間の波長間隔をΔλとすると、チ
ャネルn(1≦n≦k)の光信号deonの波長λn はλ1
+(n−1)Δλ となる。
【0015】このようなk並列光信号deo1〜deokを波長
多重して光ファイバ伝送路1を伝送させると、光ファイ
バ伝送路1の波長分散特性により受信側では波長に応じ
て相対遅延が生じる。受信側の光分波器25と光/電気
変換回路24−1〜24−kとの間に挿入される遅延手
段27−1〜27−kは、このようなk並列光信号間の
相対時間遅延差を補正する遅延を与える。隣接するチャ
ネル間の相対遅延量をΔdtとすると、チャネルnの遅延
量τn は(n−1)Δdtとなる。
【0016】なお、図3では、光分波器25と光/電気
変換回路24−1〜24−kとの間に遅延手段27−1
〜27−kを挿入しているが、光/電気変換回路24−
1〜24−kと識別再生回路23−1〜23−kとの間
で電気信号に対して遅延させる構成でもよい。また、送
信側でk並列光信号deo1〜deokの波長をデータ系列の順
で等間隔に設定することにより、受信側における遅延補
正を容易に行うことがてきる特徴がある。
【0017】図4は、請求項5の多重化端局装置の実施
形態を示す。ここでは、図2に示す請求項2の多重化端
局装置の一部を示すが、図1に示す請求項1の多重化端
局装置においても同様である。上述したように、k並列
光信号deo1〜deokを波長多重して光ファイバ伝送路1を
伝送させると、光ファイバ伝送路1の波長分散特性によ
り受信側では波長に応じて相対遅延が生じる。受信側で
は、光/電気変換回路24−1〜24−kから出力され
るk並列電気信号dci1〜dcikをそのまま識別再生する
と、相対的なビット位相ずれが生じる。識別再生回路2
3−1〜23−kと伝送路フレーム終端回路22との間
に挿入されるチャネル間ビット位相制御回路28は、識
別再生されたk並列電気信号dco1〜dcokの内容から並列
信号間のビット位相差を検出し、そのビット位相差に応
じてディジタル処理によりk並列電気信号dco1〜dcok
ビット位相ずれを補正する。
【0018】このような構成では、図3に示す固定的な
遅延手段と異なり、k並列光信号の波長が変更になった
場合でも、また伝送距離が変更になった場合でも遅延補
正を容易に行うことができる。また、請求項6の多重化
端局装置では、光ファイバ伝送路へ送出するクロック光
信号として正弦波を用いることにより、受信側でクロッ
クを抽出する際のクロック周波数に応じたスペクトル成
分の電力をより大きなものにすることができる。
【0019】図5は、請求項7の多重化端局装置の実施
形態を示す。ここでは、図1に示す多重化端局装置に対
応する受信側の構成の一部を示す。図において、クロッ
ク抽出回路31−1〜31−kは、k並列電気信号dci1
〜dcikからそれぞれクロック成分を抽出し、抽出クロッ
クck1 〜ckk を出力する。識別器32−1〜32−k
は、k並列電気信号dci1〜dcikをそれぞれ抽出クロック
ck1 〜ckk で識別再生する。クロック乗換回路33−1
〜33−kは、それぞれの自己抽出クロックに同期した
k並列電気信号を基準チャネルの信号系列から抽出した
クロック(ここではck1 )に同期した信号に乗せ換え
る。これにより、ジッタ等による変動を吸収することが
でき、かつチャネル相互間のクロック相対変動を吸収す
ることができる。
【0020】図6は、請求項8の多重化端局装置の実施
形態を示す。ここでは、図2に示す多重化端局装置に対
応する受信側の構成の一部を示す。図において、クロッ
ク抽出回路31−1〜31−kは、k並列電気信号dci1
〜dcikからそれぞれクロック成分を抽出し、抽出クロッ
クck1 〜ckk を出力する。識別器32−1〜32−k
は、k並列電気信号dci1〜dcikをそれぞれ抽出クロック
ck1 〜ckk で識別再生する。クロック乗換回路33−1
〜33−kは、それぞれの自己抽出クロックに同期した
k並列電気信号をクロック光信号doeck から抽出したク
ロックdexck に同期した信号に乗せ換える。これによ
り、多重化端局装置を図5の構成よりさらに精度のよい
クロックで動作させることができる。
【0021】図7は、請求項9の多重化端局装置の実施
形態を示す。ここでは、図2に示す多重化端局装置に対
応する受信側の構成の一部を示す。図において、可変遅
延回路34−1〜34−kは、k並列電気信号dci1〜dc
ikにそれぞれ所定の遅延を与えて識別器32−1〜32
−kに送出する。位相比較回路35−1〜35−kは、
可変遅延回路34−1〜34−kから出力された並列電
気信号の位相と、クロック光信号doeck から抽出したク
ロックdexck の位相とを比較し、それぞれの位相差が一
致するように可変遅延回路34−1〜34−kの遅延量
を設定する。これにより、パターンジッタをなくし、か
つ最適な識別点で識別することができるので、受信感度
を向上させて伝送距離の長距離化を図ることができる。
【0022】図8は、請求項10の多重化端局装置の実
施形態を示す。ここでは、図2に示す多重化端局装置に
対応する受信側の構成の一部を示す。図において、可変
遅延回路34−1〜34−kは、k並列電気信号dci1
dcikにそれぞれ所定の遅延を与えて識別器32−1〜3
2−kに送出する。位相比較回路35−1〜35−k
は、可変遅延回路34−1〜34−kから出力された並
列電気信号の位相と、クロック光信号doeck から抽出し
たクロックdexck の位相とを比較し、位相差p1 〜pk
を出力する。マーク率検出回路36−1〜36−kは、
可変遅延回路34−1〜34−kから出力された並列電
気信号のマーク率m1 〜mk を検出して出力する。制御
回路37−1〜37−kは、位相差p1 〜pk とマーク
率m1 〜mk をもとに可変遅延回路34−1〜34−k
の遅延量を設定する。
【0023】これにより、マーク率が変動するような信
号系列を受信した場合でもパターンジッタをなくするこ
とができ、かつ最適な識別点で識別することができるの
で、受信感度を向上させて伝送距離の長距離化を図るこ
とができる。
【0024】
【実施例】
(第1実施例)図9は、本発明の多重化端局装置の第1
実施例の構成を示す。図において、多重回路11は、局
内からのNチャネルの信号ch1〜chNを多重化し、k並
列の信号dsi1〜dsikを出力する。伝送路フレーム構成回
路12は、多重化途中のk並列の信号dsi1〜dsikに対し
て伝送路フレームを構成し、k並列電気信号dso1〜dsok
を出力する。電気/光変換回路(E/O)13−1〜1
3−kは、k並列電気信号dso1〜dsokをそれぞれ異なる
波長のk並列光信号deo1〜deokに変換する。ここで、チ
ャネル1の光信号の波長をλ1 、隣接するチャネル間の
波長間隔をΔλとすると、チャネルn(1≦n≦k)の
光信号deonの波長λn は、λ1+(n−1)Δλ となる。
光合波器14は、k並列光信号deo1〜deokを合波して光
ファイバ伝送路1に送出する。
【0025】光分波器25は、光ファイバ伝送路1から
受信した波長多重光信号を各波長のk並列光信号doe1
doekに分波する。遅延手段27−1〜27−kは、光フ
ァイバ伝送路1の波長分散特性により生じる相対時間遅
延差分をチャネル1を基準として遅延させる。隣接する
チャネル間の相対遅延量をΔdtとすると、チャネルnの
遅延量τn は(k−1)Δdtとなる。光/電気変換回路
(O/E)24−1〜24−kは、遅延調整された各波
長のk並列光信号doe1〜doekをそれぞれk並列電気信号
dci1〜dcikに変換する。
【0026】クロック抽出回路31−1〜31−kは、
k並列電気信号dci1〜dcikからそれぞれクロック成分を
抽出し、抽出クロックck1 〜ckk を出力する。識別器3
2−1〜32−kは、k並列電気信号dci1〜dcikをそれ
ぞれ抽出クロックck1 〜ckkで識別する。クロック乗換
回路33−1〜33−kは、それぞれの自己抽出クロッ
クに同期したk並列電気信号をチャネル1の抽出クロッ
クck1 に同期した信号に乗せ換える。
【0027】伝送路フレーム終端回路22は、クロック
乗換回路33−1〜33−kから出力されるk並列電気
信号dco1〜dcokを入力し、チャネル1の抽出クロックck
1 によって伝送路フレームに対するフレーム同期および
その他のフレーム終端処理を行い、k並列の信号dro1
drokを出力する。多重分離回路21は、k並列の信号dr
o1〜drokをNチャネルの信号ch1〜chNに多重分離す
る。
【0028】このように、1種類の伝送路フレームをk
並列電気信号dso1〜dsokで構成し、それぞれ異なる波長
のk並列光信号deo1〜deokに変換して波長多重伝送する
ことにより、高速電気回路を必要とせず、かつ単一シス
テムとしての監視/制御が可能な多重化端局装置を構成
することができる。また、分波後の光信号に対して、波
長分散により生じる相対時間遅延差分を遅延させている
ので、波長分散の影響を取り除くことができる。なお、
本実施例では、光信号に対して遅延を与える構成になっ
ているが、光/電気変換後の電気信号を相対時間遅延さ
せる構成でもよい。
【0029】また、k並列電気信号dci1〜dcikを自己抽
出クロックで識別再生後に、自己抽出クロックに同期し
た信号から基準チャネルの抽出クロックに同期した信号
に乗り換えることにより、ジッタ等による変動を吸収す
ることができ、かつチャネル相互間のクロック相対変動
を吸収することができる。なお、本実施例では、基準チ
ャネルをチャネル1としているが、他のチャネルを基準
チャネルとしてもよい。
【0030】(第2実施例)図10は、本発明の多重化
端局装置の第2実施例の構成を示す。本実施例では、第
1実施例がk並列光信号deo1〜deokのみを波長多重伝送
しているのに対して、信号処理用のクロックも電気/光
変換し、クロック光信号として波長多重伝送する。
【0031】図において、電気/光変換回路(E/O)
13−(k+1) は、クロックdickをk並列光信号deo1〜de
okとは異なる波長のクロック光信号deock に変換する。
光合波器14は、k並列光信号deo1〜deokとクロック光
信号deock を合波して光ファイバ伝送路1に送出する。
光分波器25は、光ファイバ伝送路1から受信した波長
多重光信号を各波長のk並列光信号doe1〜doekおよびク
ロック光信号doeck に分波する。光/電気変換回路(O
/E)24−(k+1) は、クロック光信号doeckをクロッ
ク電気信号dockに変換する。クロック抽出回路26は、
クロック電気信号dockからクロックdexck を抽出し、ク
ロック乗換回路33−1〜33−kに乗り換えクロック
として供給する。これにより、第1実施例の利点に加え
て、受信側の信号処理をより精度の高いクロックで動作
させることができる。
【0032】(第3実施例)図11は、本発明の多重化
端局装置の第3実施例の構成を示す。本実施例では、第
2実施例が光ファイバ伝送路1の波長分散により生じる
相対時間遅延差分を識別再生前の各並列信号を遅延させ
て補正しているのに対して、識別再生してクロック乗り
換え後の並列信号をもとにチャネル間の相対的なビット
位相ずれを検出して補正する。なお、送信側の構成は第
2実施例と同様であるので省略する。
【0033】図において、クロック乗換回路33−1〜
33−kと伝送路フレーム終端回路22との間にチャネ
ル間ビット位相制御回路28を挿入する。チャネル間ビ
ット位相制御回路28は、クロック乗り換え後のk並列
電気信号dco1〜dcokの内容から特徴的なパターン(例え
ばフレーム同期パターン)をビットずれに対応した数種
類の照合パターンで検出し、合致した照合パターンによ
り並列信号間のビット位相差を検出する。そして、その
ビット位相差に応じてディジタル処理によりk並列電気
信号dco1〜dcokのビット位相ずれを補正する。これによ
り、k並列光信号の波長の変更、伝送距離の変更によっ
て波長分散の影響が変わった場合でも、チャネル間のビ
ット位相ずれを自動的に補正することができる。
【0034】(第4実施例−RZ符号に適用)図12
は、本発明の多重化端局装置の第4実施例の構成を示
す。本実施例では、第3実施例が各並列信号を自己抽出
クロックで識別再生し、クロック光信号から抽出したク
ロックに乗り換えを行っているのに対して、クロック光
信号から抽出したクロックの位相と識別再生前の各並列
信号の位相とを比較し、その位相差分を可変遅延回路で
補正する。なお、送信側の構成は第2実施例と同様であ
るので省略する。
【0035】図において、可変遅延回路34−1〜34
−kは、k並列電気信号dci1〜dcikにそれぞれ所定の遅
延を与えたk並列電気信号ddo1〜ddokを識別器32−1
〜32−kに送出する。位相比較回路35−1〜35−
kは、k並列電気信号ddo1〜ddokの位相とクロックdex
ck の位相とを比較し、その位相差に応じた制御信号を
可変遅延回路34−1〜34−kに送出する。
【0036】いま、位相比較回路35−n(1≦n≦
k)がアンド回路(AND)とローパスフィルタ(LP
F)で構成され、図12(2) のタイミングチャートに示
すように信号ddonをRZ符号とする。信号ddonとクロッ
クdexck の位相差は、アンド回路の出力として検出され
る。このアンド回路の出力信号系列をローパスフィルタ
で電力として検出し、この電力値を一定の値に保つよう
に可変遅延回路34−nの遅延量を制御すれば、識別器
32−nに入力される信号ddonの位相と、識別のための
クロックdexck の位相を常に一定に保つことができる。
【0037】これにより、識別器32−1〜32−kで
は、可変遅延回路34−1〜34−kを介して最適な識
別位相となったk並列電気信号ddo1〜ddokについて、各
並列信号共通のクロックdexck で識別再生することがで
きる。すなわち、各チャネルにそれぞれクロック抽出回
路およびクロック乗換回路をもつ必要がなく、簡単な構
成で実現することができる。また、識別再生を行う際
に、信号系列から抽出したクロックを用いずに、クロッ
ク光信号から抽出したクロックを用いるので、符号パタ
ーンに起因して生じるパターンジッタ(システマチック
ジッタ)を取り除くことができ、受信感度を向上させて
伝送距離の長距離化を図ることができる。
【0038】(第5実施例−NRZ符号に適用)図13
は、本発明の多重化端局装置の第5実施例の構成を示
す。本実施例では、第4実施例がクロック光信号から抽
出したクロックの位相と識別再生前の各並列信号の位相
とを比較し、その位相差分を識別再生回路前に配置した
可変遅延回路で補正するのに対して、クロック光信号か
ら抽出したクロックで識別再生した後の各並列信号の位
相と識別再生前の各並列信号の位相とを比較し、その位
相差分を識別再生回路前に配置した可変遅延回路で補正
する。なお、送信側の構成は第2実施例と同様であるの
で省略する。
【0039】図において、可変遅延回路34−1〜34
−kは、k並列電気信号dci1〜dcikにそれぞれ所定の遅
延を与えたk並列電気信号ddo1〜ddokを識別器32−1
〜32−kに送出する。位相比較回路38−1〜38−
kは、可変遅延回路34−1〜34−kから出力される
k並列電気信号ddo1〜ddokの位相と、識別器32−1〜
32−kから出力されるk並列電気信号dco1〜dcokの位
相とを比較し、その位相差に応じた制御信号を可変遅延
回路34−1〜34−kに送出する。
【0040】いま、位相比較回路38−n(1≦n≦
k)が排他的オア回路(EXOR)とローパスフィルタ
(LPF)で構成され、図13(2) のタイミングチャー
トに示すように、信号ddonをNRZ符号とする。信号dd
onと信号dconの位相差は、排他的オア回路の出力として
検出される。この排他的オア回路の出力信号系列をロー
パスフィルタで電力として検出し、この電力値を一定の
値に保つように可変遅延回路34−nの遅延量を制御す
れば、識別器32−nに入力される信号ddonの位相と、
識別のためのクロックdexck の位相を常に一定に保つこ
とができる。
【0041】これにより、識別器32−1〜32−kで
は、伝送符号がNRZ符号であっても第4実施例の場合
と同様に、可変遅延回路34−1〜34−kを介して最
適な識別位相となったk並列電気信号ddo1〜ddokについ
て、各並列信号共通のクロックdexck で識別再生するこ
とができる。 (第6実施例−NRZ符号に適用)図14は、本発明の
多重化端局装置の第6実施例の構成を示す。
【0042】本実施例では、第5実施例が識別再生前後
の並列信号間の位相比較を行った結果をもとに可変遅延
回路を制御しているのに対して、識別再生回路後にDF
F回路を配置し、DFF回路前後の並列信号間の位相比
較も行い、識別再生回路前後の並列信号間の位相比較結
果とDFF回路前後の並列信号間の位相比較結果の電力
比較を行い、その変動分を識別再生回路前に配置した可
変遅延回路で補正する。なお、送信側の構成は第2実施
例と同様であるので省略する。
【0043】図において、DFF回路39−1〜39−
kは、識別器32−1〜32−kから出力されるk並列
電気信号dco1〜dcokに対して、識別器のクロックdexck
とは逆相のタイミングでラッチする。位相比較回路40
−1〜40−kは、識別器32−1〜32−kの前後の
k並列電気信号ddo1〜ddokと、k並列電気信号dco1〜dc
okの位相比較を行う。位相比較回路41−1〜41−k
は、DFF回路39−1〜39−kの前後のk並列電気
信号dco1〜dcokと、k並列電気信号dff1〜dffkの位相比
較を行う。電力比較回路42−1〜42−kは、位相比
較回路40−1〜40−kの出力信号cpa1〜cpakと、位
相比較回路41−1〜41−kの出力信号cpb1〜cpbk
比較し、それぞれの電力差に応じた制御信号を可変遅延
回路34−1〜34−kに送出する。
【0044】いま、位相比較回路40−n,41−n
(1≦n≦k)が排他的オア回路(EXOR)で構成さ
れ、図15のタイミングチャートに示すように、信号dd
onをNRZ符号とする。信号ddonと信号dconの位相差、
および信号dconと信号dffnの位相差は、排他的オア回路
の出力として検出される。この出力信号cpanとcpbnを比
べると、両出力信号におけるパルス数は同じである。す
なわち、信号系列におけるマーク率(“1”の個数)が
変動したとしても、出力信号cpanとcpbnのパルス数は常
に同じとなる。このため、両出力信号の電力を電力比較
回路42−nで検出し、この電力値を同一に保つように
可変遅延回路34−nの遅延量を制御すれば、信号系列
のマーク率が変動したとしても、識別器32−nに入力
される信号ddonの位相と、識別のためのクロックdexck
の位相を常に一定に保つことができる。
【0045】これにより、識別器32−1〜32−kで
は、可変遅延回路34−1〜34−kを介して最適な識
別位相となったk並列電気信号ddo1〜ddokについて、各
並列信号共通のクロックdexck で識別再生することがで
きる。さらに、本構成では、マーク率変動による影響を
取り除くことができるので、マーク率が変動するような
信号系列を受信した場合でも第5実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0046】(第7実施例−RZ符号に適用)図16
は、本発明の多重化端局装置の第7実施例の構成を示
す。本実施例では、第6実施例が識別再生回路の後段に
DFF回路を配置してマーク率変動による影響を取り除
く構成に対して、DFF回路を用いずにマーク率変動に
よる影響を回避する。なお、送信側の構成は第2実施例
と同様であるので省略する。
【0047】図において、位相比較回路35−1〜35
−kは、k並列電気信号ddo1〜ddokの位相とクロックde
xck の位相とを比較する。除算回路43−1〜43−k
は、位相比較回路35−1〜35−kの出力信号cp1
cpk の電力を、k並列電気信号ddo1〜ddokの電力値で除
算し、その結果に応じた制御信号を可変遅延回路34−
1〜34−kに送出する。
【0048】いま、位相比較回路35−n(1≦n≦
k)がアンド回路(AND)で構成され、図17のタイ
ミングチャートに示すように信号ddonをRZ符号とす
る。信号ddonとクロックdexck の位相差はアンド回路の
出力信号cpn として得られるが、信号ddonのマーク率に
応じて変動する。出力信号cpn のパルス高とパルス幅を
それぞれpa ,ta とし、マーク率をmとすると、出力
信号cpn の電力値Pa は、 Pa =pa・ta・m となる。一方、信号ddonのパルス高とパルス幅をそれぞ
れpS ,tS とすると、信号ddonの電力値PS は、 PS =pS・tS・m となる。これらの関係から、信号ddonとクロックdexck
の真の位相差の変動分は pa・ta=Pa/PS・(pS・tS) となる。ここで、pS・tSは常に一定値なので、出力信
号cpn の電力を信号ddonの電力値で除算した値(Pa
S)を同一に保つように可変遅延回路34−nの遅延
量を制御すれば、信号系列のマーク率が変動したとして
も、識別器32−nに入力される信号ddonの位相と、識
別のためのクロックdexck の位相を常に一定に保つこと
ができる。
【0049】これにより、識別器32−1〜32−kで
は、可変遅延回路34−1〜34−kを介して最適な識
別位相となったk並列電気信号ddo1〜ddokについて、各
並列信号共通のクロックdexck で識別再生することがで
きる。さらに、本構成では、高速のDFF回路がなくて
も、マーク率変動による影響を取り除くことができるの
で、マーク率が変動するような信号系列を受信した場合
でも第6実施例と同様の効果を得ることができる。
【0050】(第8実施例−RZ符号に適用)図18
は、本発明の多重化端局装置の第8実施例の構成を示
す。本実施例では、第7実施例が除算回路を用いてマー
ク率変動による影響を取り除く構成に対して、ピーク検
出回路と乗算回路を用いてマーク率変動による影響を回
避する。なお、送信側の構成は第2実施例と同様である
ので省略する。
【0051】図において、位相比較回路35−1〜35
−kは、k並列電気信号ddo1〜ddokの位相とクロックde
xck の位相とを比較する。ピーク検出回路44−1〜4
4−kは、k並列電気信号ddo1〜ddokのピーク値を検出
し、ピーク信号pk1 〜pkk を出力する。乗算回路45−
1〜45−kは、位相比較回路35−1〜35−kの出
力信号cp1 〜cpk の電力と、ピーク信号pk1 〜pkk との
乗算を行い、その結果に応じた制御信号を可変遅延回路
34−1〜34−kに送出する。
【0052】いま、位相比較回路35−n(1≦n≦
k)がアンド回路(AND)で構成され、図19のタイ
ミングチャートに示すように信号ddonをRZ符号とす
る。信号ddonとクロックdexck の位相差はアンド回路の
出力信号cpn として得られるが、信号ddonのマーク率に
応じて変動する。一方、マーク率mは、交流結合後の信
号ddonにおけるDCレベル(0電圧値)からのパルスピ
ーク電圧値pp に反比例し、 m=α/pp (αは定数) で表される。また、出力信号cpn の電力値Pa は、 Pa =pa・ta・m であるので、信号ddonとクロックdexck の真の位相差の
変動分は、 pa・ta=Pa・pp/α となる。ここで、αは常に一定値なので、出力信号cpn
の電力に信号ddonのピーク値を乗算し、その値を同一に
保つように可変遅延回路34−nの遅延量を制御すれ
ば、信号系列のマーク率が変動したとしても、識別器3
2−nに入力される信号ddonの位相と、識別のためのク
ロックdexck の位相を常に一定に保つことができる。
【0053】これにより、識別器32−1〜32−kで
は、可変遅延回路34−1〜34−kを介して最適な識
別位相となったk並列電気信号ddo1〜ddokについて、各
並列信号共通のクロックdexck で識別再生することがで
きる。さらに、本構成では、マーク率が変動するような
信号系列を受信した場合でも第7実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0054】(第9実施例−NRZ符号に適用)図20
は、本発明の多重化端局装置の第9実施例の構成を示
す。本実施例では、第8実施例がピーク検出回路を用い
てマーク率変動による影響を取り除く構成に対して、ラ
ッチ回路および電力比較回路を用いてマーク率変動によ
る影響を回避する。なお、送信側の構成は第2実施例と
同様であるので省略する。
【0055】図において、ラッチ回路46−1〜46−
kは、可変遅延回路34−1〜34−kから出力される
k並列電気信号ddo1〜ddokの立ち上がりでラッチ(セッ
ト)し、クロックdexck の立ち下がりでリセットする。
ラッチ回路47−1〜47−kは、ラッチ回路46−1
〜46−kの反転出力saa1〜saakの立ち上がりでラッチ
(セット)し、クロックdexck の立ち上がりでリセット
する。電力比較回路42−1〜42−kは、ラッチ回路
46−1〜46−kの出力信号sab1〜sabkの電力値と、
ラッチ回路47−1〜47−kの出力信号sba1〜sbak
電力値との差分を検出し、その結果に応じた制御信号を
可変遅延回路34−1〜34−kに送出する。
【0056】いま、図21のタイミングチャートに示す
ように信号ddonをNRZ符号とする。ラッチ回路46−
n(1≦n≦k)の出力信号sabnと、ラッチ回路47−
nの出力信号sbanとを比べると、両出力信号におけるパ
ルス数は同じである。すなわち、信号系列におけるマー
ク率が変動したとしても、出力信号sabnとsbanのパルス
数は常に同じとなる。このため、両出力信号の電力を電
力比較回路42−nで検出し、この電力値を同一に保つ
ように可変遅延回路34−nの遅延量を制御すれば、信
号系列のマーク率が変動したとしても、識別器32−n
に入力される信号ddonの位相と、識別のためのクロック
dexck の位相を常に一定に保つことができる。
【0057】これにより、識別器32−1〜32−kで
は、可変遅延回路34−1〜34−kを介して最適な識
別位相となったk並列電気信号ddo1〜ddokについて、各
並列信号共通のクロックdexck で識別再生することがで
きる。さらに、本構成では、マーク率が変動するような
信号系列を受信した場合でも第8実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の多重化
端局装置では、伝送路フレーム構成後のk並列電気信号
をそれぞれ異なる波長のk並列光信号に変換し、波長多
重して同一光ファイバで伝送し、受信側で各波長で分波
処理することにより、多重化速度の1/kの処理速度で
単一システムが実現できる。これにより、複数システム
を構成する必要がなく、経済的な光伝送システムを構成
することができる。
【0059】請求項2の多重化端局装置では、信号処理
に用いるクロックも光信号に変換して信号系列に波長多
重して伝送し、受信側で伝送されたクロックを用いて識
別再生処理を行うことにより、パターンジッタの低減に
よる受信感度の向上を図ることができる。これにより、
光伝送システムにおける伝送距離の長距離化が容易にな
る。
【0060】請求項3の多重化端局装置では、波長を並
列信号のデータ系列順にかつ等間隔に割り当てることに
より、光分波器および遅延回路等の設定が容易になり、
装置構成の簡易化を図ることができる。請求項4および
請求項5の多重化端局装置では、波長多重伝送による並
列信号間の相対時間遅延差の補正が可能となる。
【0061】請求項6の多重化端局装置では、伝送する
クロック周波数に対応するスペクトル成分の電力を大き
くできるので、受信側におけるクロック受信部の設計が
容易になる。請求項7および請求項8の多重化端局装置
では、ジッタ変動による並列信号間のクロック相対変動
を吸収することができる。
【0062】請求項9の多重化端局装置では、パターン
ジッタを低減することができ、光伝送システムにおける
伝送距離の長距離化が容易になる。請求項10の多重化
端局装置では、信号系列のマーク率が変動した場合にも
パターンジッタを低減することができ、光伝送システム
における伝送距離の長距離化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の多重化端局装置の実施形態を示すブ
ロック図。
【図2】請求項2の多重化端局装置の実施形態を示すブ
ロック図。
【図3】請求項3,4の多重化端局装置の実施形態を示
すブロック図。
【図4】請求項5の多重化端局装置の実施形態を示すブ
ロック図。
【図5】請求項7の多重化端局装置の実施形態を示すブ
ロック図。
【図6】請求項8の多重化端局装置の実施形態を示すブ
ロック図。
【図7】請求項9の多重化端局装置の実施形態を示すブ
ロック図。
【図8】請求項10の多重化端局装置の実施形態を示す
ブロック図。
【図9】本発明の多重化端局装置の第1実施例の構成を
示すブロック図。
【図10】本発明の多重化端局装置の第2実施例の構成
を示すブロック図。
【図11】本発明の多重化端局装置の第3実施例の構成
を示すブロック図。
【図12】本発明の多重化端局装置の第4実施例の構成
を示すブロック図。
【図13】本発明の多重化端局装置の第5実施例の構成
を示すブロック図。
【図14】本発明の多重化端局装置の第6実施例の構成
を示すブロック図。
【図15】第6実施例のタイミングチャート。
【図16】本発明の多重化端局装置の第7実施例の構成
を示すブロック図。
【図17】第7実施例のタイミングチャート。
【図18】本発明の多重化端局装置の第8実施例の構成
を示すブロック図。
【図19】第8実施例のタイミングチャート。
【図20】本発明の多重化端局装置の第9実施例の構成
を示すブロック図。
【図21】第9実施例のタイミングチャート。
【図22】多重化端局装置の配置例を示すブロック図。
【図23】従来の多重化端局装置2の構成例を示すブロ
ック図。
【図24】波長多重方式を用いた複数システム伝送方式
を示すブロック図。
【符号の説明】
1 光ファイバ伝送路 2 多重化端局装置 11 多重回路 12 伝送路フレーム構成回路 13 電気/光変換回路(E/O) 14 光合波器 21 多重分離回路 22 伝送路フレーム終端回路 23 識別再生回路 24 光/電気変換回路(O/E) 25 光分波器 26 クロック抽出回路 27 遅延手段 28 チャネル間ビット位相制御回路 31 クロック抽出回路 32 識別器 33 クロック乗換回路 34 可変遅延回路 35,38,40,41 位相比較回路 36 マーク率検出回路 37 制御回路 39 DFF回路 42 電力比較回路 43 除算回路 44 ピーク検出回路 45 乗算回路 46,47 ラッチ回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ伝送路を介して対向する送信
    側および受信側に配置される多重化端局装置において、 前記送信側には、多重化途中のk並列の信号を入力し多
    重化信号用の伝送路フレームを構成してk並列電気信号
    を出力する伝送路フレーム構成回路と、前記k並列電気
    信号をそれぞれ異なる波長のk並列光信号に変換するk
    個の電気/光変換回路と、前記k並列光信号を合波して
    前記光ファイバ伝送路に送出する光合波器とを備え、 前記受信側には、前記光ファイバ伝送路から受信した波
    長多重光信号を各波長に応じたチャネルへ分波する光分
    波器と、分波された各波長のk並列光信号をそれぞれk
    並列電気信号に変換するk個の光/電気変換回路と、前
    記k並列電気信号をそれぞれ識別再生するk個の識別再
    生回路と、識別再生されたk並列電気信号の伝送路フレ
    ーム終端処理を行う伝送路フレーム終端回路とを備えた
    ことを特徴とする多重化端局装置。
  2. 【請求項2】 光ファイバ伝送路を介して対向する送信
    側および受信側に配置される多重化端局装置において、 前記送信側には、多重化途中のk並列の信号を入力し多
    重化信号用の伝送路フレームを構成してk並列電気信号
    を出力する伝送路フレーム構成回路と、前記k並列電気
    信号および伝送路フレーム構成等のディジタル処理を行
    うクロックをそれぞれ異なる波長のk並列光信号および
    クロック光信号に変換する(k+1)個の電気/光変換
    回路と、前記k並列光信号および前記クロック光信号を
    合波して光ファイバ伝送路に送出する光合波器とを備
    え、 前記受信側には、前記光ファイバ伝送路から受信した波
    長多重光信号を各波長に応じたチャネルへ分波する光分
    波器と、分波された各波長のk並列光信号およびクロッ
    ク光信号をそれぞれk並列電気信号およびクロック電気
    信号に変換する(k+1)個の光/電気変換回路と、前
    記クロック電気信号からクロックを抽出するクロック抽
    出回路と、前記k並列電気信号をそれぞれ識別再生する
    k個の識別再生回路と、前記識別再生されたk並列電気
    信号の伝送路フレーム終端処理を行う伝送路フレーム終
    端回路とを備えたことを特徴とする多重化端局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の多重化
    端局装置において、 k並列電気信号をk並列光信号に変換する際にデータ系
    列(1,2,…,k)の順かつ等間隔に波長を割り当て
    ることを特徴とする多重化端局装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の多重化
    端局装置において、 受信側の光分波器と光/電気変換回路との間、または光
    /電気変換回路と識別再生回路との間に、異なる波長を
    有するk並列光信号が光ファイバ伝送路を伝送すること
    により受信側で生じるk並列光信号間の相対時間遅延差
    を吸収する遅延手段を備えたことを特徴とする多重化端
    局装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の多重化
    端局装置において、 受信側の識別再生回路と伝送路フレーム終端回路との間
    に、異なる波長を有するk並列光信号が光ファイバ伝送
    路を伝送することにより受信側の識別再生後に生じるk
    並列電気信号間の相対的なビット位相ずれを、k並列電
    気信号の内容から検出されるk並列電気信号間のビット
    位相差に応じて補正するチャネル間ビット位相制御回路
    を備えたことを特徴とする多重化端局装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の多重化端局装置におい
    て、 送信側で正弦波のクロック光信号を生成し、k並列光信
    号に合波して光ファイバ伝送路に送出する構成であるこ
    とを特徴とする多重化端局装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の多重化端局装置におい
    て、 受信側の識別再生回路は、k並列電気信号からそれぞれ
    クロック成分を抽出するクロック抽出回路と、前記k並
    列電気信号をそれぞれ自己抽出クロックで識別再生する
    識別器と、それぞれの自己抽出クロックに同期したk並
    列電気信号を基準チャネルの自己抽出クロックに同期し
    た信号に乗せ換えるクロック乗換回路とを備えたことを
    特徴とする多重化端局装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載の多重化端局装置におい
    て、 受信側の識別再生回路は、k並列電気信号からそれぞれ
    クロック成分を抽出するクロック抽出回路と、前記k並
    列電気信号をそれぞれ自己抽出クロックで識別再生する
    識別器と、それぞれの自己抽出クロックに同期したk並
    列電気信号をクロック光信号から抽出したクロックに同
    期した信号に乗せ換えるクロック乗換回路とを備えたこ
    とを特徴とする多重化端局装置。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載の多重化端局装置におい
    て、 受信側の識別再生回路は、k並列電気信号にそれぞれ所
    定の遅延を与える可変遅延回路と、各並列電気信号の位
    相とクロック光信号から抽出したクロックの位相とを比
    較し、それぞれの位相差が一致するように前記可変遅延
    回路の遅延量を設定する位相比較回路と、前記可変遅延
    回路から出力される各並列電気信号を識別する識別器と
    を備えたことを特徴とする多重化端局装置。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載の多重化端局装置にお
    いて、 受信側の識別再生回路は、k並列電気信号にそれぞれ所
    定の遅延を与える可変遅延回路と、各並列電気信号の位
    相とクロック光信号から抽出したクロックの位相とを比
    較する位相比較回路と、各並列電気信号系列のマーク率
    を検出するマーク率検出回路と、各並列電気信号に対す
    る位相差およびマーク率に応じて前記可変遅延回路の遅
    延量を設定する制御回路と、前記可変遅延回路から出力
    される各並列電気信号を識別する識別器とを備えたこと
    を特徴とする多重化端局装置。
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