JPH0935662A - 電子銃構体 - Google Patents
電子銃構体Info
- Publication number
- JPH0935662A JPH0935662A JP7179734A JP17973495A JPH0935662A JP H0935662 A JPH0935662 A JP H0935662A JP 7179734 A JP7179734 A JP 7179734A JP 17973495 A JP17973495 A JP 17973495A JP H0935662 A JPH0935662 A JP H0935662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron gun
- cold cathode
- radiant heat
- emitter
- cathode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/50—Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/18—Assembling together the component parts of electrode systems
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/48—Electron guns
- H01J29/481—Electron guns using field-emission, photo-emission, or secondary-emission electron source
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2201/00—Electrodes common to discharge tubes
- H01J2201/30—Cold cathodes
- H01J2201/304—Field emission cathodes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電界放出型冷陰極を組み込んだ電子銃構体を
ガラスバルブに封入するときにエミッタが酸素バーナの
輻射熱に曝され、酸化するのを防ぐ。 【解決手段】 下方に貫通するカソードピン４０を植設
したハーメチックシール製の支持体２０の上面には電界
放出型冷陰極１０が形成され、この支持体２０の外周を
締結する支持金属２１の下端と制御電極３０の外周下端
とが溶接され、輻射熱遮断材８０がカソードピン４０を
含む支持体２０下部面と制御電極３０の外周面に形成さ
れた電子銃構体。 【効果】 電界放出型冷陰極を組み込んだ電子銃構体を
ガラスバルブに封入するときに酸素バーナの輻射熱を遮
断するため、エミッタの温度が上昇せず、先端が酸化し
ないのでエミッションの劣化がなく、良質の陰極線管が
得られる。
ガラスバルブに封入するときにエミッタが酸素バーナの
輻射熱に曝され、酸化するのを防ぐ。 【解決手段】 下方に貫通するカソードピン４０を植設
したハーメチックシール製の支持体２０の上面には電界
放出型冷陰極１０が形成され、この支持体２０の外周を
締結する支持金属２１の下端と制御電極３０の外周下端
とが溶接され、輻射熱遮断材８０がカソードピン４０を
含む支持体２０下部面と制御電極３０の外周面に形成さ
れた電子銃構体。 【効果】 電界放出型冷陰極を組み込んだ電子銃構体を
ガラスバルブに封入するときに酸素バーナの輻射熱を遮
断するため、エミッタの温度が上昇せず、先端が酸化し
ないのでエミッションの劣化がなく、良質の陰極線管が
得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電界放出型冷陰極を組
み込んだ陰極線管用電子銃構体に関する。
み込んだ陰極線管用電子銃構体に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４に従来の熱陰極を用いた陰極線管用
電子銃構体の要部断面図を示す。図において、１は熱陰
極、２は熱陰極支持体、３は制御電極、４はピン、５は
ステム部、６は排気管である。この熱陰極１が組み込ま
れた電子銃構体を用いて陰極線管を作製するには、図５
に示すように電子銃構体のステム部５とガラスバルブの
ネック部７とを酸素バーナ８で加熱溶着し、次に排気管
６から排気して封止する。この加熱溶着時に酸素バーナ
８の輻射熱で電子銃構体のステム部５や陰極１の近傍が
加熱され高温になる。
電子銃構体の要部断面図を示す。図において、１は熱陰
極、２は熱陰極支持体、３は制御電極、４はピン、５は
ステム部、６は排気管である。この熱陰極１が組み込ま
れた電子銃構体を用いて陰極線管を作製するには、図５
に示すように電子銃構体のステム部５とガラスバルブの
ネック部７とを酸素バーナ８で加熱溶着し、次に排気管
６から排気して封止する。この加熱溶着時に酸素バーナ
８の輻射熱で電子銃構体のステム部５や陰極１の近傍が
加熱され高温になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この熱陰極１の代わり
に図３に示す電界放出型冷陰極を取り付けた場合、冷陰
極チップ１１単体での評価では良好な特性を得たもので
あっても、これを陰極線管に実装した時には満足な特性
が得られないことが多く、その改善が望まれていた。調
査の結果、冷陰極１０を組込んだ電子銃構体をガラスバ
ルブに封入溶接する際、酸素バーナ８でガラスを溶かす
時に冷陰極１０のエミッタ１４の表面が５５０℃以上に
も上がり、エミッタ１４の表面が酸化されるためである
ことが分かった。しかも冷陰極１０のエミッタ１４は錐
状突起で鋭利になっているため、表面からの酸化深さは
浅くとも先端からは、かなりの部分迄酸化されることが
判明した。エミッタ１４の表面が酸化されるとその面の
仕事関数が大きくなり、電子放出するためにはその分だ
け大きなエネルギーが必要となり、同じゲート電圧を印
加した場合、それだけ特性が悪化することになる。本発
明はこのような状況に鑑みなされたもので、冷陰極を形
成した電子銃構体をガラスバルブに封入するときに、エ
ミッタ１４が高温に曝されるのを防ぐことを目的とする
ものである。
に図３に示す電界放出型冷陰極を取り付けた場合、冷陰
極チップ１１単体での評価では良好な特性を得たもので
あっても、これを陰極線管に実装した時には満足な特性
が得られないことが多く、その改善が望まれていた。調
査の結果、冷陰極１０を組込んだ電子銃構体をガラスバ
ルブに封入溶接する際、酸素バーナ８でガラスを溶かす
時に冷陰極１０のエミッタ１４の表面が５５０℃以上に
も上がり、エミッタ１４の表面が酸化されるためである
ことが分かった。しかも冷陰極１０のエミッタ１４は錐
状突起で鋭利になっているため、表面からの酸化深さは
浅くとも先端からは、かなりの部分迄酸化されることが
判明した。エミッタ１４の表面が酸化されるとその面の
仕事関数が大きくなり、電子放出するためにはその分だ
け大きなエネルギーが必要となり、同じゲート電圧を印
加した場合、それだけ特性が悪化することになる。本発
明はこのような状況に鑑みなされたもので、冷陰極を形
成した電子銃構体をガラスバルブに封入するときに、エ
ミッタ１４が高温に曝されるのを防ぐことを目的とする
ものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は課題を解決する
ために、冷陰極支持体上に配設した電界放出型冷陰極を
電子ビーム発生源とする電子銃構体であって、前記冷陰
極を囲繞する輻射熱遮蔽手段を設けた電子銃構体を提供
する。また、前記輻射熱遮蔽手段がセラミック、ガラ
ス、あるいは耐熱性樹脂からなる輻射熱遮断材である電
子銃構体を提供する。また、セラミック、ガラスからな
る輻射熱遮断材に輻射熱反射手段を設けた電子銃構体を
提供する。また、前記輻射熱遮断材がペースト材の塗布
等によって作製された被膜からなる電子銃構体を提供す
る。また、前記輻射熱遮蔽手段が厚い冷陰極支持体で兼
用されている電子銃構体を提供する。
ために、冷陰極支持体上に配設した電界放出型冷陰極を
電子ビーム発生源とする電子銃構体であって、前記冷陰
極を囲繞する輻射熱遮蔽手段を設けた電子銃構体を提供
する。また、前記輻射熱遮蔽手段がセラミック、ガラ
ス、あるいは耐熱性樹脂からなる輻射熱遮断材である電
子銃構体を提供する。また、セラミック、ガラスからな
る輻射熱遮断材に輻射熱反射手段を設けた電子銃構体を
提供する。また、前記輻射熱遮断材がペースト材の塗布
等によって作製された被膜からなる電子銃構体を提供す
る。また、前記輻射熱遮蔽手段が厚い冷陰極支持体で兼
用されている電子銃構体を提供する。
【０００５】
【作用】冷陰極周囲の電極構体にセラミック、ガラスあ
るいは耐熱性樹脂からなる輻射熱遮蔽手段を設けること
で輻射熱が遮られ、封入時の冷陰極の温度上昇が４５０
℃以下に押さえられエミッタの先端の酸化が阻止される
ので、本来の所望通りのエミッション特性が得られる。
また、数多くの部品から組み立てられている冷陰極の表
面に輻射熱遮蔽手段を形成するには、ペースト材の塗布
による形成方法が、組み立てられた部品の凹凸に妨げら
れることなく形成できるので最適である。また、輻射熱
反射手段によってガラスバルブのネック部の軟化までの
時間が短くなり作業時間が短縮される。また、冷陰極支
持体を厚くした場合にも同様に熱輻射を遮るのでエミッ
タが酸化する温度までは上がらない。
るいは耐熱性樹脂からなる輻射熱遮蔽手段を設けること
で輻射熱が遮られ、封入時の冷陰極の温度上昇が４５０
℃以下に押さえられエミッタの先端の酸化が阻止される
ので、本来の所望通りのエミッション特性が得られる。
また、数多くの部品から組み立てられている冷陰極の表
面に輻射熱遮蔽手段を形成するには、ペースト材の塗布
による形成方法が、組み立てられた部品の凹凸に妨げら
れることなく形成できるので最適である。また、輻射熱
反射手段によってガラスバルブのネック部の軟化までの
時間が短くなり作業時間が短縮される。また、冷陰極支
持体を厚くした場合にも同様に熱輻射を遮るのでエミッ
タが酸化する温度までは上がらない。
【０００６】
【実施例】次に、本発明の実施例について図１及び２を
参照して説明する。本発明の電子銃構体は電界放出型冷
陰極１０がハーメチックシール製の冷陰極支持体２０上
に配置されており、この冷陰極１０と所定の間隔をもっ
て制御電極３０が設けられている。各陰極１０にはガラ
スステム５０で気密封着され貫通したリード４０を介し
て給電される。排気管６０を有するガラスステム５０は
ガラスバルブのネック部７０に封止される。本発明の特
徴とする輻射熱遮断部材８０が冷陰極１１を囲繞するよ
うに配置される。この熱遮断部材８０は材料及び配置構
造で後述するように種々の態様がある。
参照して説明する。本発明の電子銃構体は電界放出型冷
陰極１０がハーメチックシール製の冷陰極支持体２０上
に配置されており、この冷陰極１０と所定の間隔をもっ
て制御電極３０が設けられている。各陰極１０にはガラ
スステム５０で気密封着され貫通したリード４０を介し
て給電される。排気管６０を有するガラスステム５０は
ガラスバルブのネック部７０に封止される。本発明の特
徴とする輻射熱遮断部材８０が冷陰極１１を囲繞するよ
うに配置される。この熱遮断部材８０は材料及び配置構
造で後述するように種々の態様がある。
【０００７】冷陰極１０は図３に示す冷陰極チップ１１
から成る。このチップは基板１２の表面に絶縁層１３を
設け、この上にポリシリコン等のゲート１６を堆積す
る。次にリソグラフィとエッチング手法により、ゲート
１６と絶縁層１３に小孔１５を開け、蒸着法によりこの
上にＭｏ等の金属を堆積させると小孔１５の中には先端
が先鋭になったエミッタ１４が形成される。この後、ゲ
ート１６上のＭｏなどの金属を除去すると冷陰極チップ
１１ができ上る。このチップ１１を冷陰極支持体２０に
銀ペーストや金・シリコンなどの接着材で取り付ける。
エミッタ１４の先端は極めて鋭利にできており、ゲート
１６はエミッタ１４の先端のすぐ近くにあるので、この
間に数ボルト〜数十ボルトの電圧を印加するとエミッタ
１４の先端には強電界が発生し、ここから電子が放出さ
れる。多数のエミッタ１４から放出された電子は制御電
極３０によって作られた電界分布によって電子ビームが
形成され、従来の熱陰極電子銃と同様の軌道で蛍光膜上
に焦点を結ぶ。なお、冷陰極支持体２０の外周を締結す
る支持金属２１の下端のフランジ部と制御電極３０の外
周下端のフランジ部とを溶接し固定している。
から成る。このチップは基板１２の表面に絶縁層１３を
設け、この上にポリシリコン等のゲート１６を堆積す
る。次にリソグラフィとエッチング手法により、ゲート
１６と絶縁層１３に小孔１５を開け、蒸着法によりこの
上にＭｏ等の金属を堆積させると小孔１５の中には先端
が先鋭になったエミッタ１４が形成される。この後、ゲ
ート１６上のＭｏなどの金属を除去すると冷陰極チップ
１１ができ上る。このチップ１１を冷陰極支持体２０に
銀ペーストや金・シリコンなどの接着材で取り付ける。
エミッタ１４の先端は極めて鋭利にできており、ゲート
１６はエミッタ１４の先端のすぐ近くにあるので、この
間に数ボルト〜数十ボルトの電圧を印加するとエミッタ
１４の先端には強電界が発生し、ここから電子が放出さ
れる。多数のエミッタ１４から放出された電子は制御電
極３０によって作られた電界分布によって電子ビームが
形成され、従来の熱陰極電子銃と同様の軌道で蛍光膜上
に焦点を結ぶ。なお、冷陰極支持体２０の外周を締結す
る支持金属２１の下端のフランジ部と制御電極３０の外
周下端のフランジ部とを溶接し固定している。
【０００８】８０は本発明の特徴部分の輻射熱遮蔽手段
である輻射熱遮断材であり、セラミック、ガラス、ある
いは耐熱性無機樹脂などの材料で輻射熱を吸収しない白
色系の耐熱材が望ましい。この実施例では、冷陰極支持
体２０の下部面や制御電極３０の外周面を包囲すること
で外来の輻射熱を遮断し、冷陰極チップ１１のエミッタ
１４が高温になり酸化するのを防いでいる。本実施例で
はエミッタ１４の温度は４５０℃以上にはならないこと
が分かり、エミッタ１４の酸化防止の効果が確認でき
た。これらの輻射熱遮断材８０をそれぞれの部位に形成
するには型による成形品を溶接してもよいが、フリット
ガラスや無機樹脂等をペースト材にて塗布し被膜を作る
のが一番簡便な方法で、多くの部品の組み立てられた凹
凸の多い電子銃には最適である。このようにして作製し
た冷陰極１０を組み込んだ電子銃構体を図２に示すよう
にガラスバルブに挿入し、バルブのネック部７０を酸素
バーナ８で加熱し電子銃構体のステム部５０と溶接す
る。また、このセラミック、ガラスからなる輻射熱遮断
材８０が輻射熱を反射するよう鏡面仕上げなどがされて
いる場合、熱反射でバルブのネック部７０がより早く加
熱され短時間で溶融するので作業性が上るという効果も
あった。その後、バルブのフレア部９０を切り落とし、
電子銃構体のステム部５０に設けられた排気管６０を通
してバルブ内を排気して陰極線管を完成する。なお、輻
射熱遮蔽手段として厚い冷陰極支持体を用いることもで
きる。また、熱伝導度が小さいものがより望ましい。
である輻射熱遮断材であり、セラミック、ガラス、ある
いは耐熱性無機樹脂などの材料で輻射熱を吸収しない白
色系の耐熱材が望ましい。この実施例では、冷陰極支持
体２０の下部面や制御電極３０の外周面を包囲すること
で外来の輻射熱を遮断し、冷陰極チップ１１のエミッタ
１４が高温になり酸化するのを防いでいる。本実施例で
はエミッタ１４の温度は４５０℃以上にはならないこと
が分かり、エミッタ１４の酸化防止の効果が確認でき
た。これらの輻射熱遮断材８０をそれぞれの部位に形成
するには型による成形品を溶接してもよいが、フリット
ガラスや無機樹脂等をペースト材にて塗布し被膜を作る
のが一番簡便な方法で、多くの部品の組み立てられた凹
凸の多い電子銃には最適である。このようにして作製し
た冷陰極１０を組み込んだ電子銃構体を図２に示すよう
にガラスバルブに挿入し、バルブのネック部７０を酸素
バーナ８で加熱し電子銃構体のステム部５０と溶接す
る。また、このセラミック、ガラスからなる輻射熱遮断
材８０が輻射熱を反射するよう鏡面仕上げなどがされて
いる場合、熱反射でバルブのネック部７０がより早く加
熱され短時間で溶融するので作業性が上るという効果も
あった。その後、バルブのフレア部９０を切り落とし、
電子銃構体のステム部５０に設けられた排気管６０を通
してバルブ内を排気して陰極線管を完成する。なお、輻
射熱遮蔽手段として厚い冷陰極支持体を用いることもで
きる。また、熱伝導度が小さいものがより望ましい。
【０００９】
【発明の効果】以上のように、電界放出型冷陰極を組み
込んだ電子銃構体をガラスバルブに封入するときに、ネ
ックガラスを軟化させるための酸素バーナの輻射熱を、
カソードピンを含むハーメチックシール製の冷陰極支持
体下部面や制御電極の外周面に形成した輻射熱遮蔽手段
で遮断することで、冷陰極のエミッタの温度が上昇せ
ず、エミッタの先端が酸化しないので仕事関数の上昇も
なく、冷陰極単体の時に比べてもエミッションの劣化が
起こらない良質の電界放出型冷陰極を用いた陰極線管が
得られる。
込んだ電子銃構体をガラスバルブに封入するときに、ネ
ックガラスを軟化させるための酸素バーナの輻射熱を、
カソードピンを含むハーメチックシール製の冷陰極支持
体下部面や制御電極の外周面に形成した輻射熱遮蔽手段
で遮断することで、冷陰極のエミッタの温度が上昇せ
ず、エミッタの先端が酸化しないので仕事関数の上昇も
なく、冷陰極単体の時に比べてもエミッションの劣化が
起こらない良質の電界放出型冷陰極を用いた陰極線管が
得られる。
【図１】 本発明の電子銃構体の要部断面図
【図２】 図１の電子銃構体をバルブネック部に封止す
る状態を示す部分断面図
る状態を示す部分断面図
【図３】 冷陰極チップの斜視図
【図４】 従来の電子銃構体の要部断面図
【図５】 図４の電子銃構体をバルブネック部に封止す
る状態を示す部分断面図
る状態を示す部分断面図
１０ 冷陰極 ２０ 冷陰極支持体 ３０ 制御電極 ４０ ピン ８０ 輻射熱遮蔽手段（輻射熱遮断材）
Claims (5)
- 【請求項１】冷陰極支持体上に配設した電界放出型冷陰
極を電子ビーム発生源とする電子銃構体であって、前記
冷陰極を囲繞する輻射熱遮蔽手段を設けたことを特徴と
する電子銃構体。 - 【請求項２】前記輻射熱遮蔽手段がセラミック、ガラ
ス、あるいは耐熱性樹脂からなる輻射熱遮断材の単体ま
たは混合体で構成したことを特徴とする請求項１記載の
電子銃構体。 - 【請求項３】前記セラミック、ガラスからなる輻射熱遮
断材に輻射熱反射手段が施されたことを特徴とする請求
項２記載の電子銃構体。 - 【請求項４】前記輻射熱遮断材が被膜からなることを特
徴とする請求項２記載の電子銃構体。 - 【請求項５】前記輻射熱遮蔽手段が厚い冷陰極支持体で
兼用されてなることを特徴とする請求項１記載の電子銃
構体。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7179734A JPH0935662A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 電子銃構体 |
| KR1019960028678A KR100195679B1 (ko) | 1995-07-17 | 1996-07-16 | 개선된 내열성을 갖는 전자 건 어셈블리 |
| US08/680,837 US5698855A (en) | 1995-07-17 | 1996-07-16 | Electron gun assembly with improved heat resistance |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7179734A JPH0935662A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 電子銃構体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0935662A true JPH0935662A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16070941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7179734A Pending JPH0935662A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 電子銃構体 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5698855A (ja) |
| JP (1) | JPH0935662A (ja) |
| KR (1) | KR100195679B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7573046B1 (en) | 2007-03-26 | 2009-08-11 | Kla-Tencor Technologies Corporation | Thermal field emission electron gun with reduced arcing |
| CN103972009B (zh) * | 2013-01-29 | 2016-05-18 | 海洋王照明科技股份有限公司 | 场发射显示屏 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3766427A (en) * | 1970-06-15 | 1973-10-16 | American Optical Corp | Field emission electron gun |
| US3813571A (en) * | 1973-04-09 | 1974-05-28 | Hughes Aircraft Co | Insulated cathode gun device |
| JPS6091542A (ja) * | 1983-10-26 | 1985-05-22 | Hitachi Ltd | 電界放射形電子銃 |
-
1995
- 1995-07-17 JP JP7179734A patent/JPH0935662A/ja active Pending
-
1996
- 1996-07-16 KR KR1019960028678A patent/KR100195679B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1996-07-16 US US08/680,837 patent/US5698855A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR970008292A (ko) | 1997-02-24 |
| KR100195679B1 (ko) | 1999-06-15 |
| US5698855A (en) | 1997-12-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5896649B2 (ja) | ターゲット構造体及びｘ線発生装置 | |
| JPS5921143B2 (ja) | 格子制御電子源とその製造方法 | |
| KR960012122A (ko) | 음극선관 및 그 제조방법 | |
| US6465954B2 (en) | Cathode structure with getter material and diamond film, and methods of manufacture thereof | |
| JPH0935662A (ja) | 電子銃構体 | |
| KR0181325B1 (ko) | 전계 방출 냉음극의 에이징 방법 | |
| JPS645743B2 (ja) | ||
| KR100207336B1 (ko) | 음극선관의 제조 방법 | |
| US5422536A (en) | Thermionic cathode with continuous bimetallic wall having varying wall thickness and internal blackening | |
| US3771003A (en) | Shielded cathode ray tube electron gun | |
| KR0139276Y1 (ko) | 멀티빔 캐소드 | |
| KR100297695B1 (ko) | 음극선관용 전자총의 캐소오드 조립체 | |
| JPH07147130A (ja) | 陰極線管の製造方法 | |
| JPH0668954B2 (ja) | マグネトロン用陰極構体 | |
| KR920006147Y1 (ko) | 방열형음극 | |
| JPS6016057B2 (ja) | 熱陰極およびその製造方法 | |
| KR100249213B1 (ko) | 음극선관용 전자총의 음극과 그 제조방법 | |
| KR0136209Y1 (ko) | 멀티빔 캐소드 | |
| KR100223840B1 (ko) | 칼라음극선관용 전자총 | |
| KR940006969Y1 (ko) | 음극선관 전자총의 히이터 탭 | |
| KR200162361Y1 (ko) | 음극선관 | |
| KR100195949B1 (ko) | 음극선관용 전자총의 스템 | |
| JPH0139390Y2 (ja) | ||
| JPH07169422A (ja) | Ｘ線管 | |
| JPH11260262A (ja) | 蛍光表示管の製造方法および蛍光表示管 |