JPH093557A - 小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置 - Google Patents
小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置Info
- Publication number
- JPH093557A JPH093557A JP15349295A JP15349295A JPH093557A JP H093557 A JPH093557 A JP H093557A JP 15349295 A JP15349295 A JP 15349295A JP 15349295 A JP15349295 A JP 15349295A JP H093557 A JPH093557 A JP H093557A
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- belt
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- ore
- trough
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラフ台車から落下する小塊焼結鉱や粉状と
なった焼結鉱を効率良く回収し、落鉱，荷溢れ，発塵等
を有効に防止することが出来ると共に、部品摩耗等の問
題も少なくなり、修理費用やメンテナンス費用を削減出
来る小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装
置を提供する。 【構成】 トラフ台車３が走行するフレーム１の下部に
配設される小塊焼結鉱回収用のベルトコンベヤ装置１５
は、エンドレス状の高温耐熱性ゴムベルトから成るベル
ト本体２０で構成され、このベルト本体２０は、所定巾
Ｈで、所定の長さＬに形成された方形状の高温耐熱性ゴ
ムベルト２８を所定の長さに切断した後、扇状に切断
し、扇状のベルト本体単体２０ａの長手方向の端末部
を、順次接続させて円形状のエンドスベルトに構成する
ものである。
なった焼結鉱を効率良く回収し、落鉱，荷溢れ，発塵等
を有効に防止することが出来ると共に、部品摩耗等の問
題も少なくなり、修理費用やメンテナンス費用を削減出
来る小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装
置を提供する。 【構成】 トラフ台車３が走行するフレーム１の下部に
配設される小塊焼結鉱回収用のベルトコンベヤ装置１５
は、エンドレス状の高温耐熱性ゴムベルトから成るベル
ト本体２０で構成され、このベルト本体２０は、所定巾
Ｈで、所定の長さＬに形成された方形状の高温耐熱性ゴ
ムベルト２８を所定の長さに切断した後、扇状に切断
し、扇状のベルト本体単体２０ａの長手方向の端末部
を、順次接続させて円形状のエンドスベルトに構成する
ものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、小塊焼結鉱回収用の
コンベヤを備えた焼結鉱冷却装置に係わり、更に詳しく
はトラフ台車上に積載された焼結鉱の冷却途中において
トラフ台車から落下する小塊焼結鉱を効率良く回収し、
落鉱，荷溢れ，発塵等を有効に防止することが出来る小
塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置に関
するものである。
コンベヤを備えた焼結鉱冷却装置に係わり、更に詳しく
はトラフ台車上に積載された焼結鉱の冷却途中において
トラフ台車から落下する小塊焼結鉱を効率良く回収し、
落鉱，荷溢れ，発塵等を有効に防止することが出来る小
塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、焼結鉱（高炉装入原料の予備処理
として、焼結用粉鉄鉱石に粉コークスを混ぜ、着火後，
吸引してコークスの燃焼熱により粉鉱石を焼き固めた
物）の冷却装置としては、例えば図６に示すように、円
形状に構築されたフレーム１の上部、駆動装置２を介し
て円形状のフレーム１に敷設されたガイドレール１ａに
沿って円周上に走行するトラフ台車３を設置する。
として、焼結用粉鉄鉱石に粉コークスを混ぜ、着火後，
吸引してコークスの燃焼熱により粉鉱石を焼き固めた
物）の冷却装置としては、例えば図６に示すように、円
形状に構築されたフレーム１の上部、駆動装置２を介し
て円形状のフレーム１に敷設されたガイドレール１ａに
沿って円周上に走行するトラフ台車３を設置する。
【０００３】そして、このトラフ台車３上には焼結鉱Ｗ
の供給手段４から供給槽５を介して所定量の焼結鉱Ｗを
順次供給し、トラフ台車３がフレーム１上を走行中に、
図６〜図８に示すように、送風機６から送風ダクト７を
介して底部が桟状に構成されているトラフ台車３の底部
３ａ側から冷却風Ｑを焼結鉱Ｗに吹き付けて冷却させ
る。
の供給手段４から供給槽５を介して所定量の焼結鉱Ｗを
順次供給し、トラフ台車３がフレーム１上を走行中に、
図６〜図８に示すように、送風機６から送風ダクト７を
介して底部が桟状に構成されているトラフ台車３の底部
３ａ側から冷却風Ｑを焼結鉱Ｗに吹き付けて冷却させ
る。
【０００４】前記移動するトラフ台車３上で冷却された
焼結鉱Ｗは、フレーム１のガイドレール１ａに沿って１
周する間に冷却されて、図１及び９に示すように供給槽
５の側部に設置された排鉱槽８から排出される。また、
前記移動するトラフ台車３上で冷却風Ｑにより冷却され
た焼結鉱Ｗのうち、小さい焼結鉱（小塊焼結鉱）や、粉
状となった焼結鉱は、前記トラフ台車３の桟状に形成さ
れた底部３ａから下方に落下するため、この小塊焼結鉱
や粉状となった焼結鉱を回収するために、所定の間隔で
回収ホッパ９が設置され、この回収ホッパ９のゲート１
０の下部には、トラフ台車３の移動軌跡と同様に移動可
能な回収コンベヤ１１が設置されている。
焼結鉱Ｗは、フレーム１のガイドレール１ａに沿って１
周する間に冷却されて、図１及び９に示すように供給槽
５の側部に設置された排鉱槽８から排出される。また、
前記移動するトラフ台車３上で冷却風Ｑにより冷却され
た焼結鉱Ｗのうち、小さい焼結鉱（小塊焼結鉱）や、粉
状となった焼結鉱は、前記トラフ台車３の桟状に形成さ
れた底部３ａから下方に落下するため、この小塊焼結鉱
や粉状となった焼結鉱を回収するために、所定の間隔で
回収ホッパ９が設置され、この回収ホッパ９のゲート１
０の下部には、トラフ台車３の移動軌跡と同様に移動可
能な回収コンベヤ１１が設置されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする問題点】上記回収コンベヤ１
１として、従来図１０に示すような鉄板等の金属プレー
ト１２ａを順次接続させて構成したパンコンベヤ１２が
使用されていた。然しながら、複数枚の金属プレート１
１を順次積層させながら連結したパンコンベヤ１２の場
合、前後の金属プレート１２ａ間の隙間から小塊焼結鉱
や粉状となった焼結鉱が漏れて地上に落下すると言う問
題があり、また前後の金属プレート１２ａを重ねた状態
で移動させるため各部の摩耗が極めて激しく、使用開始
後２年程度で部品交換する必要があり、部品交換費用が
増大すると言う問題があった。
１として、従来図１０に示すような鉄板等の金属プレー
ト１２ａを順次接続させて構成したパンコンベヤ１２が
使用されていた。然しながら、複数枚の金属プレート１
１を順次積層させながら連結したパンコンベヤ１２の場
合、前後の金属プレート１２ａ間の隙間から小塊焼結鉱
や粉状となった焼結鉱が漏れて地上に落下すると言う問
題があり、また前後の金属プレート１２ａを重ねた状態
で移動させるため各部の摩耗が極めて激しく、使用開始
後２年程度で部品交換する必要があり、部品交換費用が
増大すると言う問題があった。
【０００６】そこで、金属プレート１２ａからなるパン
コンベヤ１２の問題点を解決するため、図１１及び図１
２に示すような短尺のベルトコンベヤ１３を十数台接続
させてトラフ台車３の移動軌跡の下方に円周状に配設す
る方法が採用された。然し、この複数台の短尺のベルト
コンベヤ１３を接続させた方法は、図１２に示すように
回収した小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱の乗り継ぎが
多くなり、発塵や荷溢れが増大すると言う問題があっ
た。
コンベヤ１２の問題点を解決するため、図１１及び図１
２に示すような短尺のベルトコンベヤ１３を十数台接続
させてトラフ台車３の移動軌跡の下方に円周状に配設す
る方法が採用された。然し、この複数台の短尺のベルト
コンベヤ１３を接続させた方法は、図１２に示すように
回収した小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱の乗り継ぎが
多くなり、発塵や荷溢れが増大すると言う問題があっ
た。
【０００７】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、トラフ台車から落下する小塊焼結鉱
や粉状となった焼結鉱を効率良く回収し、落鉱，荷溢
れ，発塵等を有効に防止することが出来ると共に、部品
摩耗等の問題も少なくなり、修理費用やメンテナンス費
用を削減出来る小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼
結鉱冷却装置を提供することを目的とするものである。
案出されたもので、トラフ台車から落下する小塊焼結鉱
や粉状となった焼結鉱を効率良く回収し、落鉱，荷溢
れ，発塵等を有効に防止することが出来ると共に、部品
摩耗等の問題も少なくなり、修理費用やメンテナンス費
用を削減出来る小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼
結鉱冷却装置を提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、供給手段から供給された焼結鉱を積載した
トラフ台車を円形状に構築されたフレームに沿って移動
させ、前記トラフ台車の移動時に、トラフ台車上に積載
された焼結鉱に冷却風を吹き付けて焼結鉱を冷却させた
後、該冷却された排鉱を次工程へ排出させるようにして
成る焼結鉱冷却装置であって、前記トラフ台車の移動軌
跡の下部に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱及び粉
状となった焼結鉱を回収し、かつ次工程へ搬出させる円
形状の高温耐熱性ゴムベルトから成る走行可能なベルト
コンベヤ装置を設置したことを要旨とするものである。
成するため、供給手段から供給された焼結鉱を積載した
トラフ台車を円形状に構築されたフレームに沿って移動
させ、前記トラフ台車の移動時に、トラフ台車上に積載
された焼結鉱に冷却風を吹き付けて焼結鉱を冷却させた
後、該冷却された排鉱を次工程へ排出させるようにして
成る焼結鉱冷却装置であって、前記トラフ台車の移動軌
跡の下部に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱及び粉
状となった焼結鉱を回収し、かつ次工程へ搬出させる円
形状の高温耐熱性ゴムベルトから成る走行可能なベルト
コンベヤ装置を設置したことを要旨とするものである。
【０００９】また、前記ベルトコンベヤ装置は、所定巾
で、所定の長さに形成された高温耐熱性ゴムベルトを扇
状に形成し、この扇状の高温耐熱性ゴムベルトの長手方
向の端末部を順次接続させて円形状のエンドスベルトに
構成し、更に高温耐熱性を有するエチレン・プロピレン
ゴム、ブチルゴム及びスチレンブタジエンゴムの群から
選ばれた少なくとも一種のゴムを使用するものである。
で、所定の長さに形成された高温耐熱性ゴムベルトを扇
状に形成し、この扇状の高温耐熱性ゴムベルトの長手方
向の端末部を順次接続させて円形状のエンドスベルトに
構成し、更に高温耐熱性を有するエチレン・プロピレン
ゴム、ブチルゴム及びスチレンブタジエンゴムの群から
選ばれた少なくとも一種のゴムを使用するものである。
【００１０】また前記トラフ台車が移動するフレーム
と、ベルトコンベヤ装置との間に、小塊焼結鉱及び粉状
となった焼結鉱を回収するゲートを設けた回収ホッパを
設置したことを要旨とするものである。
と、ベルトコンベヤ装置との間に、小塊焼結鉱及び粉状
となった焼結鉱を回収するゲートを設けた回収ホッパを
設置したことを要旨とするものである。
【００１１】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、焼結
鉱の冷却時に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱や粉
状となった焼結鉱を、一旦回収ホッパに収容し、回収ホ
ッパに一定量以上の小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱が
溜まった段階で、ゲートを開いて高温耐熱性ゴムベルト
から成る走行可能なエンドレス状のベルトコンベヤ装置
上に排出させ、順次排鉱槽へ排出させるようにするの
で、落鉱，荷溢れ，発塵等がなく、小塊焼結鉱や粉状と
なった焼結鉱を効率良く回収出来るものである。
鉱の冷却時に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱や粉
状となった焼結鉱を、一旦回収ホッパに収容し、回収ホ
ッパに一定量以上の小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱が
溜まった段階で、ゲートを開いて高温耐熱性ゴムベルト
から成る走行可能なエンドレス状のベルトコンベヤ装置
上に排出させ、順次排鉱槽へ排出させるようにするの
で、落鉱，荷溢れ，発塵等がなく、小塊焼結鉱や粉状と
なった焼結鉱を効率良く回収出来るものである。
【００１２】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図１は、この発明を実
施した焼結鉱冷却装置に設けた小塊焼結鉱回収用のベル
トコンベヤ装置１５の概略平面図を示し、１は円形状に
構築されたフレーム、１ａはトラフ台車３（図示せず）
が走行するフレーム１に敷設されたガイドレール、１６
は冷却された焼結鉱Ｗを排出する排鉱槽８を設けた排出
部、１０は回収ホッパ９のゲートを示している。
実施例を説明する。なお、従来例と同一構成要素は、同
一符号を付して説明は省略する。図１は、この発明を実
施した焼結鉱冷却装置に設けた小塊焼結鉱回収用のベル
トコンベヤ装置１５の概略平面図を示し、１は円形状に
構築されたフレーム、１ａはトラフ台車３（図示せず）
が走行するフレーム１に敷設されたガイドレール、１６
は冷却された焼結鉱Ｗを排出する排鉱槽８を設けた排出
部、１０は回収ホッパ９のゲートを示している。
【００１３】前記焼結鉱Ｗの排出部１６には、冷却され
た焼結鉱Ｗを次工程へ排出させる排出コンベヤ１７と、
ベルトコンベヤ装置１５で回収した小塊焼結鉱や粉状と
なった焼結鉱Ｗを次工程へ搬出する搬出コンベヤ１８と
が接続するように設置されている。前記トラフ台車３
（図示せず）が走行するフレーム１の下部に配設される
小塊焼結鉱回収用のベルトコンベヤ装置１５は、図２及
び図３に示すように、フレーム１に沿って所定の間隔
で、周方向の上下に複数本のキャリアローラ１９ａと、
リタンローラ１９ｂとが回転自在に配設され、このキャ
リアローラ１９ａと、リタンローラ１９ｂとには、エン
ドレス状の高温耐熱性ゴムベルトから成るベルト本体２
０が掛け回されている。
た焼結鉱Ｗを次工程へ排出させる排出コンベヤ１７と、
ベルトコンベヤ装置１５で回収した小塊焼結鉱や粉状と
なった焼結鉱Ｗを次工程へ搬出する搬出コンベヤ１８と
が接続するように設置されている。前記トラフ台車３
（図示せず）が走行するフレーム１の下部に配設される
小塊焼結鉱回収用のベルトコンベヤ装置１５は、図２及
び図３に示すように、フレーム１に沿って所定の間隔
で、周方向の上下に複数本のキャリアローラ１９ａと、
リタンローラ１９ｂとが回転自在に配設され、このキャ
リアローラ１９ａと、リタンローラ１９ｂとには、エン
ドレス状の高温耐熱性ゴムベルトから成るベルト本体２
０が掛け回されている。
【００１４】前記ベルト本体２０の外側端部（ベルトの
耳部）には、図３に示すようにベルト押さえ金具２１を
介してピン２２が挿通され、ベルト本体２０の表裏面か
ら突出したピン２２の部分には、カラー２３を介して回
転自在なベアリングローラ２４が取付けられ、このベア
リングローラ２４はピン２２から脱落しないようにナッ
ト２５を介して固定されている。
耳部）には、図３に示すようにベルト押さえ金具２１を
介してピン２２が挿通され、ベルト本体２０の表裏面か
ら突出したピン２２の部分には、カラー２３を介して回
転自在なベアリングローラ２４が取付けられ、このベア
リングローラ２４はピン２２から脱落しないようにナッ
ト２５を介して固定されている。
【００１５】前記キャリアローラ１９ａ及びリタンロー
ラ１９ｂを支持するブラケット２６の側面には、前記ベ
ルト本体２０の外側端部に設けたベアリングローラ２４
と当接し、該ベルト本体２０が所定の円周方向に沿って
走行するように案内するガイドレール２７が取付けられ
ており、ベルト本体２０に働く向心力を、ガイドレール
２７とベアリングローラ２４とで支持している。
ラ１９ｂを支持するブラケット２６の側面には、前記ベ
ルト本体２０の外側端部に設けたベアリングローラ２４
と当接し、該ベルト本体２０が所定の円周方向に沿って
走行するように案内するガイドレール２７が取付けられ
ており、ベルト本体２０に働く向心力を、ガイドレール
２７とベアリングローラ２４とで支持している。
【００１６】前記ベルト本体２０の製造方法としては、
図４及び図５に示すように、所定巾Ｈで、所定の長さＬ
に形成された方形状の高温耐熱性ゴムベルト２８を所定
の長さに切断した後、図４に示すように扇状に切断し、
扇状のベルト本体単体２０ａを複数枚（この実施例では
８枚）形成する。そして、このように扇状のベルト本体
単体２０ａの長手方向の端末部を、通常のベルト接続方
法により順次接続させて円形状のエンドスベルトに構成
するものである。
図４及び図５に示すように、所定巾Ｈで、所定の長さＬ
に形成された方形状の高温耐熱性ゴムベルト２８を所定
の長さに切断した後、図４に示すように扇状に切断し、
扇状のベルト本体単体２０ａを複数枚（この実施例では
８枚）形成する。そして、このように扇状のベルト本体
単体２０ａの長手方向の端末部を、通常のベルト接続方
法により順次接続させて円形状のエンドスベルトに構成
するものである。
【００１７】なお、ベルト本体２０の巾Ｈ及び切断する
長さＬは、冷却装置の大きさ等に対応させて任意の大き
さに形成するものである。また、前記高温耐熱性ゴムベ
ルトの材料として、例えば、高温耐熱性を有するエチレ
ン・プロピレンゴム、ブチルゴム及びスチレンブタジエ
ンゴムの群から選ばれた少なくとも一種のゴムを使用す
ることが好ましい。
長さＬは、冷却装置の大きさ等に対応させて任意の大き
さに形成するものである。また、前記高温耐熱性ゴムベ
ルトの材料として、例えば、高温耐熱性を有するエチレ
ン・プロピレンゴム、ブチルゴム及びスチレンブタジエ
ンゴムの群から選ばれた少なくとも一種のゴムを使用す
ることが好ましい。
【００１８】以上のように、焼結鉱Ｗの冷却時に、トラ
フ台車３から落下した小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱
を、一旦回収ホッパ９に収容し、回収ホッパ９に一定量
以上の小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱が溜まった段階
で、ゲート１０を開いて高温耐熱性ゴムベルトから成る
走行可能なエンドレス状のベルトコンベヤ装置１５のベ
ルト本体２０上に排出させ、順次排鉱槽へ排出させるよ
うにするので、落鉱，荷溢れ，発塵等がなく、小塊焼結
鉱や粉状となった焼結鉱を効率良く回収出来るものであ
る。
フ台車３から落下した小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱
を、一旦回収ホッパ９に収容し、回収ホッパ９に一定量
以上の小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱が溜まった段階
で、ゲート１０を開いて高温耐熱性ゴムベルトから成る
走行可能なエンドレス状のベルトコンベヤ装置１５のベ
ルト本体２０上に排出させ、順次排鉱槽へ排出させるよ
うにするので、落鉱，荷溢れ，発塵等がなく、小塊焼結
鉱や粉状となった焼結鉱を効率良く回収出来るものであ
る。
【００１９】
【発明の効果】この発明は、上記のようにトラフ台車の
移動軌跡の下部に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱
及び粉状となった焼結鉱を回収し、かつ次工程へ搬出さ
せる円形状の高温耐熱性ゴムベルトから成る走行可能な
ベルトコンベヤ装置を設置したので、トラフ台車から落
下する小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱を効率良く回収
でき、従って、焼結鉱の落鉱，荷溢れ，発塵等を有効に
防止することが出来ると共に、従来のような部品摩耗等
の問題も少なくなり、修理費用やメンテナンス費用を削
減出来る効果がある。
移動軌跡の下部に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱
及び粉状となった焼結鉱を回収し、かつ次工程へ搬出さ
せる円形状の高温耐熱性ゴムベルトから成る走行可能な
ベルトコンベヤ装置を設置したので、トラフ台車から落
下する小塊焼結鉱や粉状となった焼結鉱を効率良く回収
でき、従って、焼結鉱の落鉱，荷溢れ，発塵等を有効に
防止することが出来ると共に、従来のような部品摩耗等
の問題も少なくなり、修理費用やメンテナンス費用を削
減出来る効果がある。
【図１】この発明を実施した焼結鉱冷却装置に設けた小
塊焼結鉱回収用のベルトコンベヤ装置の概略平面図であ
る。
塊焼結鉱回収用のベルトコンベヤ装置の概略平面図であ
る。
【図２】焼結鉱冷却装置の下部に設けられたベルトコン
ベヤ装置の断面図である。
ベヤ装置の断面図である。
【図３】ベルト本体の外側端部に設けたベアリングロー
ラの拡大断面図である。
ラの拡大断面図である。
【図４】高温耐熱性ゴムベルトから扇状のベルト本体単
体を成形する方法の説明図である。
体を成形する方法の説明図である。
【図５】扇状のベルト本体単体を接続してエンドレス状
のベルト本体を製造する方法の説明図である。
のベルト本体を製造する方法の説明図である。
【図６】従来の焼結鉱冷却装置の全体斜視図である。
【図７】図６のＡーＡ矢視断面図である。
【図８】図６のＢーＢ矢視断面図である。
【図９】図６の排鉱槽部分の拡大正面図である。
【図１０】従来の回収コンベヤとして使用したパンコン
ベアの平面説明図である。
ベアの平面説明図である。
【図１１】従来の回収コンベヤとして使用した短尺のベ
ルトコンベヤの平面説明図である。
ルトコンベヤの平面説明図である。
【図１２】図１１の短尺のベルトコンベヤの一部正面図
である。
である。
１ 円形状に構築されたフレーム １ａ ガイドレ
ール ３ トラフ台車 ８ 排鉱槽 ９ 回収ホッパ １０ ゲート １５ ベルトコンベヤ装置 １６ 焼結鉱
の排出部 １７ 排出コンベヤ １８ 搬出コ
ンベヤ １９ａ キャリアローラ １９ｂ リタ
ンローラ ２０ ベルト本体 ２１ ベルト
押さえ金具 ２２ ピン ２３ カラー ２４ ベアリングローラ ２５ ナット ２６ ブラケット ２７ ガイド
レール Ｗ 焼結鉱
ール ３ トラフ台車 ８ 排鉱槽 ９ 回収ホッパ １０ ゲート １５ ベルトコンベヤ装置 １６ 焼結鉱
の排出部 １７ 排出コンベヤ １８ 搬出コ
ンベヤ １９ａ キャリアローラ １９ｂ リタ
ンローラ ２０ ベルト本体 ２１ ベルト
押さえ金具 ２２ ピン ２３ カラー ２４ ベアリングローラ ２５ ナット ２６ ブラケット ２７ ガイド
レール Ｗ 焼結鉱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 洋一 神奈川県平塚市追分２番１号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 久米田 隆弘 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 渡辺 敏雄 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し） 川鉄マシナリー株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 供給手段から供給された焼結鉱を積載し
たトラフ台車を円形状に構築されたフレームに沿って移
動させ、前記トラフ台車の移動時に、トラフ台車上に積
載された焼結鉱に冷却風を吹き付けて焼結鉱を冷却させ
た後、該冷却された排鉱を次工程へ排出させるようにし
て成る焼結鉱冷却装置であって、前記トラフ台車の移動
軌跡の下部に、トラフ台車から落下した小塊焼結鉱及び
粉状となった焼結鉱を回収し、かつ次工程へ搬出させる
円形状の高温耐熱性ゴムベルトから成る走行可能なベル
トコンベヤ装置を設置したことを特徴とする小塊焼結鉱
回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置。 - 【請求項２】 前記ベルトコンベヤ装置は、所定巾で、
所定の長さに形成された高温耐熱性ゴムベルトを扇状に
形成し、この扇状の高温耐熱性ゴムベルトの長手方向の
端末部を順次接続させて円形状のエンドスベルトに構成
した請求項１に記載の小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備
えた焼結鉱冷却装置。 - 【請求項３】 前記トラフ台車が移動するフレームと、
ベルトコンベヤ装置との間に、小塊焼結鉱及び粉状とな
った焼結鉱を回収するゲートを設けた回収ホッパを設置
した請求項１及び請求項２に記載の小塊焼結鉱回収用の
コンベヤを備えた焼結鉱冷却装置。 - 【請求項４】 高温耐熱性ゴムベルトの材料として、高
温耐熱性を有するエチレン・プロピレンゴム、ブチルゴ
ム及びスチレンブタジエンゴムの群から選ばれた少なく
とも一種のゴムを使用した請求項１または請求項２に記
載の小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15349295A JPH093557A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15349295A JPH093557A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093557A true JPH093557A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15563751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15349295A Pending JPH093557A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 小塊焼結鉱回収用のコンベヤを備えた焼結鉱冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH093557A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102466413A (zh) * | 2010-11-08 | 2012-05-23 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 环冷机及其液槽清淤装置 |
| US9541322B2 (en) | 2011-12-27 | 2017-01-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle air-conditioning apparatus |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP15349295A patent/JPH093557A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102466413A (zh) * | 2010-11-08 | 2012-05-23 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 环冷机及其液槽清淤装置 |
| US9541322B2 (en) | 2011-12-27 | 2017-01-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle air-conditioning apparatus |
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