JPH0935414A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

Info

Publication number
JPH0935414A
JPH0935414A JP17480895A JP17480895A JPH0935414A JP H0935414 A JPH0935414 A JP H0935414A JP 17480895 A JP17480895 A JP 17480895A JP 17480895 A JP17480895 A JP 17480895A JP H0935414 A JPH0935414 A JP H0935414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
reproduction signal
light beam
adjusting
reproduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17480895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3795555B2 (ja
Inventor
Ryoji Takeuchi
亮二 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP17480895A priority Critical patent/JP3795555B2/ja
Publication of JPH0935414A publication Critical patent/JPH0935414A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3795555B2 publication Critical patent/JP3795555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生信号に対する常に正しい二値化を可能と
して読取り能力の増大および信頼性の向上が図れる情報
処理装置を提供する。 【構成】 光ディスク再生手段の再生信号が、二値化回
路44において一定のスレッシュホールドレベルTHで
二値化されるが、その前に、再生信号の振幅の包絡線変
動が解消されるよう、再生信号に対してフィードバック
系の波形整形処理が加えられる。そして、二値化信号か
ら再生信号の内容が読取られる。この読取りが不能であ
れば、その読取りが可能となるまで所定回数の範囲で、
再生手段の再生が繰返されるとともに、再生信号の振幅
レベルが調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスクから
再生した信号を二値化して読取る情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクから再生した信号を二値化し
て読取る情報処理装置がある。この情報処理装置では、
再生信号に対する二値化を適正に行なうために、再生信
号として一定レベル以上の振幅を確保する必要がある。
【0003】ただし、単に増幅回路を用いて振幅を大き
くするだけでは、増幅回路で生じる飽和の影響により、
正しい二値化が困難である。そこで、再生信号の実際の
振幅を見ながら再生信号に対して波形整形をかけるフィ
ードバック系の回路が設けられる。
【0004】このような情報処理装置の例を図11に示
す。光ディスクから再生した信号がプリアンプ41およ
び加算器42を介して再生信号増幅回路43に供給され
る。再生信号増幅回路43で増幅される再生信号は、二
値化回路44に供給され、そこで一定のスレッシュホー
ルドレベルTHを基準に二値化される。
【0005】二値化44の出力は、デコード回路46に
送られてCPU50の制御の下にデコードされ、読取り
信号となる。読取り信号は訂正回路47に送られ、適宜
にエラー訂正処理が施される。
【0006】再生信号増幅回路43の出力端から加算器
42にかけて波形整形回路45を含むフィードバック回
路が設けられており、再生信号の振幅の包絡線変動に応
じた波形整形処理が再生信号増幅回路43に入る前の再
生信号に加えられる。つまり、再生信号の振幅に包絡線
変動があっても、その包絡線変動が解消される方向に波
形整形が働く。
【0007】プリアンプ41の出力側のA点の電圧波
形、および二値化回路44の入力側のB点の電圧波形の
一例を図12に示しており、A点の再生信号の振幅に存
する低減方向の包絡線変動が、B点の再生信号では解消
された形となっている。こうして、再生信号の振幅の包
絡線変動にかかわらず、適正な二値化を行なうことがで
きる。
【0008】また、情報処理装置の他の例を図14に示
している。。光ディスクから再生した信号がプリアンプ
41および加算器42を介して再生信号増幅回路43に
供給される。再生信号増幅回路43で増幅される再生信
号は、二値化回路44に供給され、そこで変動型のスレ
ッシュホールドレベルTHを基準に二値化される。この
場合のスレッシュホールドレベルTHは、当該二値化回
路44に入力される信号の振幅の包絡線変化に追従して
変動する。
【0009】二値化回路44の出力信号は、PLL回路
48に供給され、光ディスク再生手段の再生用クロック
信号に同期したデータ系列に変換される。PLL回路4
8の出力は、デコード回路46に送られてCPU50の
制御の下にデコードされ、読取り信号となる。読取り信
号は訂正回路47に送られ、適宜にエラー訂正処理が施
される。
【0010】PLL回路48から加算器42にかけて、
時定数回路49および波形整形回路45を含むフィード
バック回路が設けられる。このフィードバック回路にお
いて、PLL回路48から時定数回路49に供給される
信号は、光ディスク再生手段の再生用クロック信号と二
値化信号との位相ずれに相当する誤差信号である。
【0011】時定数回路49は、PLL回路48からの
誤差信号に対し、特定の時定数を乗算する。時定数の乗
算は、誤差信号に対する当該フィードバック系の応答速
度を早すぎないよう遅すぎないよう設定するためのもの
である。
【0012】こうして、光ディスク再生手段の再生用ク
ロック信号と二値化信号との位相ずれに応じた波形整形
処理が再生信号増幅回路43に入る前の再生信号に加え
られる。ここでの波形整形処理は、再生信号の振幅の包
絡線変化を調節するためのもので、その調節により二値
化回路44のスレッシュホールドレベルTHが変化する
ことになる。このスレッシュホールドレベルTHの変化
により、光ディスク再生手段の再生用クロック信号に対
する二値化信号の位相ずれが解消される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図11の情報処理装置
では、光ディスクに存する欠陥などが原因で、再生信号
の振幅に図13に示すような急瞬な包絡線変動が生じる
と、その包絡線変動を十分に吸収することができず、正
しい二値化が困難となる。
【0014】図14の情報処理装置の場合、図15に示
すように、波形整形回路45の出力側のC点の電圧波形
が時定数回路49の時定数によって決定される。時定数
が大きくて、PLL回路48からの誤差信号に対するフ
ィードバック系の応答速度が遅すぎると、C点の電圧波
形が緩慢な変化となり、このため二値化回路44のスレ
ッシュホールドレベルTHが再生信号の振幅の包絡線変
化に追従できない状態となる。
【0015】時定数が小さくて、誤差信号に対するフィ
ードバック系の応答速度が早すぎると(過剰応答)、C
点の電圧波形が急瞬な変化となり、二値化回路44のス
レッシュホールドレベルTHが光ディスクの欠陥などに
基づく再生信号振幅の急瞬な包絡線変化にまで余計に追
従してしまう状態となる。
【0016】いずれの状態も、正しい二値化が困難であ
る。この発明は上記の事情を考慮したもので、その目的
とするところは、再生信号に対する常に正しい二値化を
可能として読取り能力の増大および信頼性の向上が図れ
る情報処理装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明の情報処理装
置は、情報記憶媒体に対し、光ビームを照射して情報の
読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反射
光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を発
生する手段と、この再生信号発生手段から発生された再
生信号を一定のスレッシュホールドレベルで二値化する
二値化手段と、上記再生信号に対し、その再生信号の振
幅の包絡線変動を解消する方向に波形整形処理を加える
処理手段と、上記二値化手段の出力から上記再生信号の
内容を読取る読取手段と、上記処理手段の前段に設けら
れ、上記再生信号の振幅レベルを調整するための調整手
段と、上記読取手段の読取りが不能なとき、その読取り
が可能となるまで所定回数の範囲で上記読取手段の読取
りを繰返せしめると共に、上記調整手段の調整値を変化
させる制御手段と、を備えた。
【0018】第2の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なうも
のであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
ドレベルにて二値化する二値化手段と、この二値化手段
の出力を上記再生手段の再生用クロック信号に同期した
データ系列に変換する変換手段と、この変換手段の出力
から上記再生信号の内容を読取る読取手段と、上記二値
化手段の出力と上記再生用クロック信号との位相ずれが
解消する方向に上記二値化手段のスレッシュホールドレ
ベルが変化するよう、上記再生信号に対し波形整形処理
を加える処理手段と、この処理手段の応答速度を調整す
るための調整手段と、上記読取手段の読取りが不能なと
き、その読取りが可能となるまで所定回数の範囲で上記
読取手段の読取りを繰返せしめると共に、上記調整手段
の調整値を変化させる制御手段と、を備えた。
【0019】第3の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なうも
のであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
ドレベルにて二値化する二値化手段と、この二値化手段
の出力を上記再生手段の再生用クロック信号に同期した
データ系列に変換する変換手段と、この変換手段の出力
から上記再生信号の内容を読取る読取手段と、上記二値
化手段の出力と上記再生用クロック信号との位相ずれが
解消する方向に二値化手段のスレッシュホールドレベル
が変化するよう、上記再生信号に対し波形整形処理を加
える処理手段と、この処理手段の応答速度を調整するた
めの第1調整手段と、上記処理手段の前段に設けられ、
上記再生信号の振幅レベルを調整するための第2調整手
段と、上記読取手段の読取りが不能なとき、その読取り
が可能となるまで所定回数の範囲で上記読取手段の読取
りを繰返せしめると共に、上記第1または第2調整手段
の調整値を変化させる制御手段と、を備えた。
【0020】第4の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なうも
のであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号を一定の
スレッシュホールドレベルで二値化する二値化手段と、
上記再生信号に対し、その再生信号の振幅の包絡線変動
を解消する方向に波形整形処理を加えるフィードバック
系の波形整形処理手段と、上記二値化手段の出力から上
記再生信号の内容を読取る読取手段と、上記処理手段の
前段に設けられ、上記再生信号の振幅レベルを調整する
ための振幅レベル調整回路と、上記読取手段の読取りが
不能なとき、その読取りが可能となるまで所定回数の範
囲で上記読取手段の読取りを繰返せしめると共に、上記
振幅レベル調整回路の調整値を変化させる制御手段と、
を備えた。
【0021】第5の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なうも
のであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
ドレベルにて二値化する二値化手段と、この二値化手段
の出力を上記光ディスク再生手段の再生用クロック信号
に同期したデータ系列に変換する変換手段と、この変換
手段の出力から上記再生信号の内容を読取る読取手段
と、上記二値化手段の出力と上記再生用クロック信号と
の位相ずれが解消する方向に二値化手段のスレッシュホ
ールドレベルが変化するよう、上記再生信号に対し波形
整形処理を加えるフィードバック系の波形整形処理手段
と、この波形整形処理手段の応答速度を調整するための
応答速度調整回路と、上記読取手段の読取りが不能なと
き、その読取りが可能となるまで所定回数の範囲で上記
読取手段の読取りを繰返せしめると共に、上記応答速度
調整回路の調整値を変化させる制御手段と、を備えてい
る。
【0022】第6の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報の
読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反射
光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を発
生する手段と、この再生信号発生手段から発生された再
生信号の振幅レベルを、所定の複数の振幅レベルのう
ち、いずれかの振幅レベルに変更する調整手段と、この
調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を読取
る読取手段と、を備えた。
【0023】第7の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報の
読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反射
光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を発
生する手段と、この再生信号発生手段から発生された再
生信号の振幅レベルを、所定の複数の振幅レベルのう
ち、いずれか一個の振幅レベルに変更する調整手段と、
この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
読取る読取手段と、上記調整手段を制御することによ
り、上記所定の複数の振幅レベルのうちからいずれか一
個の振幅レベルを選択し、この選択した振幅レベルに、
上記調整手段により、上記再生信号発生手段から発生さ
れた再生信号の振幅レベルを変更せしめる制御手段と、
を備えた。
【0024】第8の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報の
読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反射
光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を発
生する手段と、この再生信号発生手段から発生された再
生信号の振幅レベルを、所定の複数の振幅レベルのう
ち、いずれか一個の振幅レベルに変更する調整手段と、
この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
読取る読取手段と、上記調整手段を制御することによ
り、上記所定の複数の振幅レベルのうちからいずれか一
個の振幅レベルを選択し、この選択した振幅レベルに、
上記調整手段により、上記再生信号発生手段から発生さ
れた再生信号の振幅レベルを変更せしめ、この振幅レベ
ルが変更された再生信号を上記読取手段により読取らせ
ると共に、この読取りが不能の場合には、上記所定の複
数の振幅レベルのうちから、上記選択された振幅レベル
とは異なる一個の振幅レベルを選択し直す制御手段と、
を備えた。
【0025】第9の発明の情報処理装置は、情報記憶媒
体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報の
読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反射
光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を発
生する手段と、この再生信号発生手段から発生された再
生信号の振幅レベルを、所定の複数の振幅レベルのう
ち、いずれか一個の振幅レベルに変更する調整手段と、
この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
読取る読取手段と、上記調整手段を制御することによ
り、上記所定の複数の振幅レベルのうちからいずれか一
個の振幅レベルを選択し、この選択した振幅レベルに、
上記調整手段により、上記再生信号発生手段から発生さ
れた再生信号の振幅レベルを変更せしめ、この振幅レベ
ルが変更された再生信号を上記読取手段により読取らせ
ると共に、この読取りが不能の場合には、上記所定の複
数の振幅レベルのうちから、上記選択された振幅レベル
とは異なる一個の振幅レベルを選択し直すものであっ
て、かつ上記読取り不能が続く場合には上記振幅レベル
の選択し直し動作を所定の回数だけ繰返す制御手段と、
を具えた。
【0026】第10の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なう
ものであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれかの振
幅レベルに変更する調整手段と、この調整手段により振
幅レベルが変更された再生信号を読取る読取手段と、を
備えた。
【0027】第11の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なう
ものであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
の振幅レベルに変更する調整手段と、この調整手段によ
り振幅レベルが変更された再生信号を読取る読取手段
と、上記調整手段を制御することにより、上記所定の複
数の振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを
選択し、この選択した振幅レベルに、上記調整手段によ
り、上記再生信号発生手段から発生された再生信号の振
幅レベルを変更せしめる制御手段と、を備えた。
【0028】第12の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なう
ものであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
の振幅レベルに変更する調整手段と、この調整手段によ
り振幅レベルが変更された再生信号を読取る読取手段
と、上記調整手段を制御することにより、上記所定の複
数の振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを
選択し、この選択した振幅レベルに、上記調整手段によ
り、上記再生信号発生手段から発生された再生信号の振
幅レベルを変更せしめ、この振幅レベルが変更された再
生信号を上記読取手段により読取らせると共に、この読
取りが不能の場合には、上記所定の複数の振幅レベルの
うちから、上記選択された振幅レベルとは異なる一個の
振幅レベルを選択し直す制御手段と、を備えた。
【0029】第13の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の読取りを行なう
ものであって、情報記憶媒体からの反射光ビームを受け
て、反射光ビームに応じた再生信号を発生する手段と、
この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
の振幅レベルに変更する調整手段と、この調整手段によ
り振幅レベルが変更された再生信号を読取る読取手段
と、上記調整手段を制御することにより、上記所定の複
数の振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを
選択し、この選択した振幅レベルに、上記調整手段によ
り、上記再生信号発生手段から発生された再生信号の振
幅レベルを変更せしめ、この振幅レベルが変更された再
生信号を上記読取手段により読取らせると共に、この読
取りが不能の場合には、上記所定の複数の振幅レベルの
うちから、上記選択された振幅レベルとは異なる一個の
振幅レベルを選択し直すものであって、かつ上記読取り
不能が続く場合には上記振幅レベルの選択し直し動作を
所定の回数だけ繰返す制御手段と、を備えた。
【0030】第14の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報
の読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反
射光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を
発生する手段と、この再生信号発生手段から発生された
再生信号を一定のスレッシュホールドレベルで二値化す
る二値化手段と、上記再生信号に対し、その再生信号の
振幅の包絡線変動を解消する方向に波形整形処理を加え
る処理手段と、上記二値化手段の出力から上記再生信号
の内容を読取る読取手段と、上記処理手段の前段に設け
られ、上記再生信号の振幅レベルを調整するための調整
手段と、上記読取手段の読取りが不能なとき、その読取
りが可能となるまで所定回数の範囲で上記読取手段の読
取りを繰返せしめると共に、上記調整手段の調整値を変
化させる制御手段と、を備えている。
【0031】第15の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報
の読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反
射光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を
発生する手段と、この再生信号発生手段から発生された
再生信号をその再生信号の振幅の包絡線変化に追従する
スレッシュホールドレベルにて二値化する二値化手段
と、この二値化手段の出力を上記再生手段の再生用クロ
ック信号に同期したデータ系列に変換する変換手段と、
この変換手段の出力から上記再生信号の内容を読取る読
取手段と、上記二値化手段の出力と上記再生用クロック
信号との位相ずれが解消する方向に上記二値化手段のス
レッシュホールドレベルが変化するよう、上記再生信号
に対し波形整形処理を加える処理手段と、この処理手段
の応答速度を調整するための調整手段と、上記読取手段
の読取りが不能なとき、その読取りが可能となるまで所
定回数の範囲で上記読取手段の読取りを繰返せしめると
共に、上記調整手段の調整値を変化させる制御手段と、
を備えた。
【0032】第16の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報
の読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反
射光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を
発生する手段と、この再生信号発生手段から発生された
再生信号をその再生信号の振幅の包絡線変化に追従する
スレッシュホールドレベルにて二値化する二値化手段
と、この二値化手段の出力を上記再生手段の再生用クロ
ック信号に同期したデータ系列に変換する変換手段と、
この変換手段の出力から上記再生信号の内容を読取る読
取手段と、上記二値化手段の出力と上記再生用クロック
信号との位相ずれが解消する方向に二値化手段のスレッ
シュホールドレベルが変化するよう、上記再生信号に対
し波形整形処理を加える処理手段と、この処理手段の応
答速度を調整するための第1調整手段と、上記処理手段
の前段に設けられ、上記再生信号の振幅レベルを調整す
るための第2調整手段と、上記読取手段の読取りが不能
なとき、その読取りが可能となるまで所定回数の範囲で
上記読取手段の読取りを繰返せしめると共に、上記第1
または第2調整手段の調整値を変化させる制御手段と、
を備えた。
【0033】第17の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報
の読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反
射光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を
発生する手段と、この再生信号発生手段から発生された
再生信号を一定のスレッシュホールドレベルで二値化す
る二値化手段と、上記再生信号に対し、その再生信号の
振幅の包絡線変動を解消する方向に波形整形処理を加え
るフィードバック系の波形整形処理手段と、上記二値化
手段の出力から上記再生信号の内容を読取る読取手段
と、上記処理手段の前段に設けられ、上記再生信号の振
幅レベルを調整するための振幅レベル調整回路と、上記
読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能とな
るまで所定回数の範囲で上記読取手段の読取りを繰返せ
しめると共に、上記振幅レベル調整回路の調整値を変化
させる制御手段と、を備える。
【0034】第18の発明の情報処理装置は、情報記憶
媒体に対し、光ビームを照射して情報の記憶および情報
の読取りを行なうものであって、情報記憶媒体からの反
射光ビームを受けて、反射光ビームに応じた再生信号を
発生する手段と、この再生信号発生手段から発生された
再生信号をその再生信号の振幅の包絡線変化に追従する
スレッシュホールドレベルにて二値化する二値化手段
と、この二値化手段の出力を上記光ディスク再生手段の
再生用クロック信号に同期したデータ系列に変換する変
換手段と、この変換手段の出力から上記再生信号の内容
を読取る読取手段と、上記二値化手段の出力と上記再生
用クロック信号との位相ずれが解消する方向に二値化手
段のスレッシュホールドレベルが変化するよう、上記再
生信号に対し波形整形処理を加えるフィードバック系の
波形整形処理手段と、この波形整形処理手段の応答速度
を調整するための応答速度調整回路と、上記読取手段の
読取りが不能なとき、その読取りが可能となるまで所定
回数の範囲で上記読取手段の読取りを繰返せしめると共
に、上記応答速度調整回路の調整値を変化させる制御手
段と、を備える。
【0035】
【発明の実施の形態】図3において、1は情報記憶媒体
であるところの光ディスクで、モータ3によって例えば
一定の速度で回転される。このモータ3は、モータ制御
回路4により制御される。光ディスク1に対する情報の
記録、再生は、光学ヘッド5によって行われる。光学ヘ
ッド5は、リニアモータ6の可動部を構成する駆動コイ
ル7に固定されており、その駆動コイル7はリニアモー
タ制御回路8に接続される。
【0036】リニアモータ制御回路8に速度検出器9が
接続され、その速度検出器9で検出される光学ヘッド5
の速度信号がリニアモータ制御回路8に送られる。リニ
アモータ6の固定部に、図示しない永久磁石が設けられ
ており、上記駆動コイル7がリニアモータ制御回路8に
よって励磁されることにより、光学ヘッド5が光ディス
ク1の半径方向に移動される。
【0037】光学ヘッド5には、図示しないワイヤある
いは板ばねによって支持された対物レンズ10が設けら
れる。この対物レンズ10は、駆動コイル11の駆動に
よりフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動
が可能で、また駆動コイル12の駆動によりトラッキン
グ方向(レンズの光軸と直交する方向)への移動が可能
である。
【0038】レーザ制御回路13の駆動制御により、半
導体レーザ発振器9からレーザ光ビームが発せられる。
レーザ制御回路13は、変調回路14とレーザ駆動回路
15からなり、PLL回路16から供給される記録用ク
ロック信号に同期して動作する。変調回路14は、エラ
ー訂正回路32から供給される記録データを記録に適し
た信号つまり 2-7変調データに変調する。レーザ駆動回
路15は、変調回路14からの 2-7変調データに応じ
て、半導体レーザ発振器(あるいはアルゴンネオンレー
ザ発振器)19を駆動する。
【0039】PLL回路16は、記録時、水晶発振器か
ら発せられる基本クロック信号を光ディスク1上の記録
位置に対応した周波数に分周し、これにより記録用のク
ロック信号を発生すると共に、再生時は、再生した同期
コードに対応の再生用クロック信号を発生し、さらに再
生用クロック信号の周波数異常を検知する。この周波数
異常の検知は、再生用クロック信号の周波数が、再生す
るデータの光ディスク1上の記録位置に対応した所定周
波数の範囲内にあるか否かによりなされる。また、PL
L回路16は、CPU30からの制御信号とデータ再生
回路18のカウント部47からの信号に応じて、記録用
あるいは再生用のクロック信号を選択的に出力する。
【0040】半導体レーザ発振器19から発せられるレ
ーザ光ビームは、コリメータレンズ20、ハーフプリズ
ム21、対物レンズ10を介して光ディスク1上に照射
される。光ディスク1からの反射光は、対物レンズ1
0、ハーフプリズム21、集光レンズ22、およびシリ
ンドリカルレンズ23を介して光検出器24に導かれ
る。
【0041】光検出器24は、4分割の光検出セル24
a、24b、24c、24dにからなる。このうち、光
検出セル24aの出力信号は、増幅器25aを介して加
算器26aの一端に供給される。光検出セル24bの出
力信号は、増幅器25bを介して加算器26bの一端に
供給される。光検出セル24cの出力信号は、増幅器2
5cを介して加算器26aの他端に供給される。光検出
セル24dの出力信号は、増幅器25dを介して加算器
26bの他端に供給される。
【0042】さらに、光検出セル24aの出力信号は、
増幅器25aを介して加算器26cの一端に供給され
る。光検出セル24bの出力信号は、増幅器25bを介
して加算器26dの一端に供給される。光検出セル24
cの出力信号は、増幅器25cを介して加算器26dの
他端に供給される。光検出セル24dの出力信号は、増
幅器25dを介して加算器26cの他端に供給される。
【0043】加算器26aの出力信号は差動増幅器OP
2の反転入力端に供給され、その差動増幅器OPの非反
転入力端に加算器26bの出力信号が供給される。差動
増幅器OP2は、加算器26a、26bの両出力信号の
差に応じた、フォーカス点に関する信号を出力する。こ
の出力はフォーカシング制御回路27に供給される。フ
ォーカシング制御回路27の出力信号は、フォーカシン
グ駆動コイル12に供給される。これにより、レーザ光
ビームが、光ディスク1上で常時ジャストフォーカスと
なる制御される。
【0044】加算器26cの出力信号は差動増幅器OP
1の反転入力端に供給され、その差動増幅器OP1の非
反転入力端に加算器26dの出力信号が供給される。差
動増幅器OP1は、加算器26c、26dの両出力信号
の差に応じたトラック差信号を出力する。この出力はト
ラッキング制御回路28に供給される。トラッキング制
御回路28は、差動増幅器OP1からのトラック差信号
に応じてトラック駆動信号を作成する。
【0045】トラッキング制御回路28から出力される
トラック駆動信号は、トラッキング方向の駆動コイル1
1に供給される。また、トラッキング制御回路28で用
いられるトラック差信号が、リニアモータ制御回路8に
供給される。
【0046】上記フォーカシングおよびトラッキングが
なされることで、光検出器24の各光検出セル24a,
…24dの出力信号の和信号には、つまり加算器26
c、26dの両出力信号の加算である加算器26eの出
力信号には、トラック上に形成されたピット(記録情
報)からの反射率の変化が反映される。この信号は、デ
ータ再生回路18に供給される。データ再生回路18
は、PLL回路16からの再生用クロック信号に基づ
き、記録データを再生する。また、データ再生回路18
は、加算器26eの出力信号とPLL回路16からの再
生用クロック信号とに基づいてプリフォーマットデータ
内のセクタマークを検出すると共に、PLL回路16か
ら供給される二値化信号および再生用クロック信号に基
づき、その二値化信号からアドレス情報としてのトラッ
ク番号とセクタ番号を再生する。
【0047】データ再生回路18の再生データはバス2
9を介してエラー訂正回路32に供給される。エラー訂
正回路32は、再生データ内のエラー訂正コードECC
によりエラーを訂正したり、あるいはインターフェース
回路35から供給される記録データにエラー訂正コード
ECCを付与してメモリ2に出力する。
【0048】このエラー訂正回路32でエラー訂正され
る再生データはバス29およびインターフェース回路3
5を介して外部装置としての記憶媒体制御装置36に供
給される。記憶媒体制御装置36から発せられる記録デ
ータは、インターフェース回路35およびバス29を介
してエラー訂正回路32に供給される。
【0049】上記トラッキング制御回路28によって対
物レンズ10が移動されているとき、リニアモータ制御
回路8により、対物レンズ10が光学ヘッド5内の中心
位置近傍に位置するようリニアモータ6つまり光学ヘッ
ド5が移動される。
【0050】D/A変換器31は、フォーカシング制御
回路27、トラッキング制御回路28、リニアモータ制
御回路8と光ディスク装置の全体を制御するCPU30
との間での情報の授受に用いられる。
【0051】モータ制御回路4、リニアモータ制御回路
8、レーザ制御回路15、PLL回路16、データ再生
回路18、フォーカシング制御回路27、トラッキング
制御回路28、エラー訂正回路32等は、バス29を介
してCPU30によって制御される。CPU30は、メ
モリ2に記録されたプログラムによって所定の動作を行
なう。
【0052】このように構成された情報処理装置いわゆ
る光ディスク装置において、データ再生回路18に本発
明の要部が搭載される。この要部の第1実施例を図1に
示す。なお、図1において、従来の図11と同一部分に
は同一符号を付している。
【0053】図1に示すように、光ディスク再生手段で
再生される信号がプリアンプ41を介して振幅レベル調
整回路61に供給される。振幅レベル調整回路61は、
再生信号の振幅レベルを、所定の複数の振幅レベルのう
ち、いずれか一個の振幅レベルにCPU60からの指令
に応じて変更するためのもので、後述する波形整形処理
手段の前段に設けられる。振幅レベルの具体的な調整方
法としては、複数の抵抗のうちの一つをアナログスイッ
チで切替えるもの、可変抵抗の抵抗値をディジタル的に
切替えるものなどがある。
【0054】振幅レベル調整回路61を経た再生信号は
加算器42を介して再生信号増幅回路43に供給され
る。この再生信号増幅回路43で増幅される再生信号
は、二値化回路44に供給され、そこで一定のスレッシ
ュホールドレベルTHを基準に二値化される。
【0055】二値化44の出力は、デコード回路46に
送られてCPU60の制御の下にデコードされ、読取り
信号となる。読取り信号は訂正回路47に送られ、適宜
にエラー訂正処理が施される。この訂正回路47は、上
記したエラー訂正回路32に対応する。すなわち、デコ
ード回路46、訂正回路47、およびCPU60によ
り、再生信号の内容を読取る読取手段が構成される。
【0056】再生信号増幅回路43の出力端から加算器
42にかけて波形整形回路45を含むフィードバック回
路が設けられており、再生信号の振幅の包絡線変動に応
じた波形整形処理が再生信号増幅回路43に入る前の再
生信号に加えられる。すなわち、加算器42、再生信号
増幅回路43、および波形整形回路45によって波形整
形処理手段が構成されており、再生信号の振幅に包絡線
変動があっても、その包絡線変動が解消される方向に波
形整形が働く。
【0057】CPU60は、デコード回路46および訂
正回路47を制御する機能のほかに、次の制御手段を有
する。デコード回路46および訂正回路47を含む読取
手段の読取りが不能な場合に、上記読取手段の読取りを
繰返せしめると共に、振幅レベル調整回路61の調整値
を変化つまり選択されている振幅レベルとは異なる一個
の振幅レベルを選択し直させ、かつそれでも読取り不能
が続く場合には振幅レベルの選択し直し動作を所定回数
の範囲で繰返せしめる制御手段。
【0058】つぎに、上記の構成の作用を図2のフロー
チャートを参照して説明する。振幅レベル調整回路61
の調整値として、初めは標準的な値が設定されている。
この状態で、光ディスク1の欠陥部分が再生され、再生
信号の振幅に図13に示すような急瞬な包絡線変動が生
じると、波形整形回路45を主体とするフィードバック
系の波形整形処理だけではその包絡線変動を十分に吸収
できず、二値化回路44での正しい二値化が困難とな
る。この場合、読取手段の読取りが不能となる。
【0059】読取手段の読取りが不能であると、CPU
60から光ディスク再生手段に再度の再生を指示するた
めのリトライの指令が送られ、光ディスク1の同じ箇所
に対して再生が繰返される。同時に、振幅レベル調整回
路61の調整値が変化され、リトライによる再生信号の
振幅レベルが任意の方向(上昇方向または下降方向)に
所定値ずつ変更される。
【0060】こうして、読取手段の読取りが可能となる
まで、再生リトライおよび振幅レベル変更が繰り返され
る。振幅レベルの変更は、初めは上昇方向に所定値、次
は下降方向に所定値というように、所定のパターンでか
つ所定回数の範囲で繰り返される。
【0061】パターンおよび回数については、CPU6
0内に予めプログラムされている。リトライ回数を増や
せば、リードできるチャンスは増えるが、リトライのた
めの時間が増加するため、ホスト(CPU30)からの
コマンドに対するタイムアウト時間も勘案しながらリト
ライ回数を決定する必要がある。
【0062】振幅レベルの変更方向および変更レベル幅
については様々に設定してあり、これらが適宜に選択さ
れる。光ディスク1の欠陥部分がどのようなものである
か(たとえば周波数成分によるもの)、またその欠陥が
再生信号にどのような形で現われるか、実際に再生して
みないと判らないからである。
【0063】このように再生リトライおよび振幅レベル
変更が繰り返されることにより、そのうち、再生信号に
対する正しい二値化ができるようになる。すなわち、再
生信号の振幅に図13に示すような急瞬な包絡線変動が
生じても、図4に示すように、振幅レベルが上昇方向に
変化したとき、包絡線変動の部分にスレッシュホールド
レベルTHがかからなくなる。これにより、二値化回路
44において常に正しい二値化が可能となる。
【0064】したがって、読取り能力の増大および信頼
性の向上が図れ、たとえば、ある光ディスク装置で記録
されたデータを別の光ディスク装置で再生できないとい
った不具合が解消される。
【0065】次に、この発明の第2実施例について図5
により説明する。なお、図面において従来の図14と同
一部分には同一符号を付している。光ディスク再生手段
で再生される信号がプリアンプ41および加算器42を
介して再生信号増幅回路43に供給される。再生信号増
幅回路43で増幅される再生信号は、二値化回路44に
供給され、そこで変動型のスレッシュホールドレベルT
Hを基準に二値化される。この場合のスレッシュホール
ドレベルTHは、当該二値化回路44に入力される信号
の振幅の包絡線変化に追従して変動する。
【0066】二値化回路44の出力信号は、PLL回路
48に供給され、光ディスク再生手段の再生用クロック
信号に同期したデータ系列に変換される。PLL回路4
8は、図3のPLL回路16に対応する。
【0067】PLL回路48の出力は、デコード回路4
6に送られてCPU60の制御の下にデコードされ、読
取り信号となる。読取り信号は訂正回路47に送られ、
適宜にエラー訂正処理が施される。
【0068】PLL回路48から加算器42にかけて、
時定数回路49および応答速度調整回路62を含むフィ
ードバック回路が設けられている。このフィードバック
回路において、PLL回路48から応答速度調整回路6
2に供給される信号は、光ディスク再生手段の再生用ク
ロック信号と二値化回路44からの二値化信号との位相
ずれに相当する誤差信号である。
【0069】応答速度調整回路62は、複数種の時定数
をあらかじめ記憶しており、これら時定数の一つをCP
U60からの指令に応じた応答速度調整値として選定
し、それをPLL回路48からの誤差信号に対し乗算す
る。時定数の乗算は、誤差信号に対する当該フィードバ
ック系の応答速度を早すぎないよう遅すぎないよう適切
な値に設定するためのものである。
【0070】PLL回路48、応答速度調整回路62、
波形整形回路45、加算器42、および再生信号増幅回
路43によって波形整形処理手段が構成されており、再
生用クロック信号と二値化信号との位相ずれが解消する
方向に二値化回路44のスレッシュホールドレベルTH
が変化するよう、再生信号に対し波形整形が加えられ
る。
【0071】CPU60は、デコード回路46および訂
正回路47を制御する機能のほかに、次の制御手段を有
する。デコード回路46および訂正回路47を含む読取
手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能となるま
で所定回数の範囲で、光ディスク再生手段の再生を繰返
せしめるとともに、応答速度調整回路62の調整値を変
化させる制御手段。
【0072】つぎに、上記の構成の作用を図6のフロー
チャートを参照して説明する。応答速度調整回路62の
調整値として、初めは標準的な時定数が選定されるが、
光ディスク1の欠陥部分が再生されると、応答速度調整
回路62を含むフィードバック系の応答速度が不適切と
なり、二値化回路44での正しい二値化が困難となる。
この場合、読取手段の読取りが不能となる。
【0073】読取手段の読取りが不能になると、CPU
60から光ディスク再生手段に再度の再生を指示するた
めのリトライの指令が送られ、光ディスク1の同じ箇所
に対して再生が繰返される。同時に、応答速度調整回路
62の調整値として別の時定数が選定される。
【0074】こうして、読取手段の読取りが可能となる
まで、再生リトライおよび時定数変更が繰り返される。
時定数の変更は、読取りが可能となるまで、所定回数の
範囲で繰り返される。選定される時定数の大きさ、およ
び変更の回数については、CPU60内に予めプログラ
ムされている。
【0075】リトライ回数を増やせば、リードできるチ
ャンスは増えるが、リトライのための時間が増加するた
め、ホスト(CPU30)からのコマンドに対するタイ
ムアウト時間も勘案しながらリトライ回数を決定する必
要がある。
【0076】こうして再生リトライおよび時定数変更が
繰り返されることにより、そのうち、応答速度調整回路
62を含むフィードバック系の応答速度が欠陥部分の再
生信号に適したものとなり、再生信号に対する正しい二
値化ができるようになる。
【0077】すなわち、図7および図8に示すように、
再生信号の振幅の包絡線変化に対し、波形整形のための
C点電圧(波形整形回路45の出力電圧)が適切な速度
で追従するようになり、再生用クロック信号と二値化信
号との位相ずれが解消する方向に二値化回路44のスレ
ッシュホールドレベルTHが最適変化する。
【0078】したがって、読取り能力の増大および信頼
性の向上が図れ、たとえば、ある光ディスク装置で記録
されたデータを別の光ディスク装置で再生できないとい
った不具合が解消される。
【0079】光ディスク1に対するデータの記録周波数
がそのディスクの内周と外周で異なるZCAV(ゾーン
CAV)が採用されている場合、PLLの動作周波数が
内周と外周で2倍以上異なることが少なくない。この場
合、PLLの動作周波数によって決まる応答速度(時定
数)の最適値は内周と外周で異なることになる。従来
は、この内周と外周のほぼ中間に対応する応答速度(時
定数)を設定していたが、本実施例では応答速度(時定
数)を内周と外周のそれぞれに適した最適値へと設定す
ることができる。
【0080】この発明の第3実施例について図9により
説明する。第2実施例の構成に第1実施例の振幅レベル
調整回路61を加えた構成となっている。
【0081】CPU60は、デコード回路46および訂
正回路47を制御する機能のほかに、次の制御手段を有
する。デコード回路46および訂正回路47を含む読取
手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能となるま
で所定回数の範囲で、光ディスク再生手段の再生を繰返
せしめるとともに、振幅レベル調整回路61の調整値ま
たは応答速度調整回路62の調整値を変化させる制御手
段。
【0082】作用を図10のフローチャートを参照して
説明する。振幅レベル調整回路61の調整値として、初
めは標準的な値が設定されている。この状態で、光ディ
スク1の欠陥部分が再生され、読取手段の読取りが不能
になると、CPU60から光ディスク再生手段に再度の
再生を指示するためのリトライの指令が送られ、光ディ
スク1の同じ箇所に対して再生が繰返される。同時に、
振幅レベル調整回路61の調整値が変化され、リトライ
による再生信号の振幅レベルが変更される。
【0083】これでも読取りが不能であれば、再生リト
ライが繰り返されると同時に、今度は応答速度調整回路
62の調整値つまり時定数が変更される。これでも読取
りが不能であれば、再生リトライが繰り返されると同時
に、再び振幅レベル調整回路61の調整値が変化され
る。
【0084】こうして、読取手段の読取りが可能となる
まで、再生リトライが繰り返されながら、振幅レベル変
更と時定数変更とが交互に実行される。そのうち、再生
信号に対する正しい二値化ができるようになる。第1実
施例および第2実施例と同様の効果が得られる。なお、
この発明は上記実施例に限定されるものではなく、要旨
を変えない範囲で種々変形実施可能である。
【0085】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、再
生リトライを繰り返しつつ、再生信号の振幅レベルまた
はフィードバック系の波形整形回路の応答速度を調整す
る構成としたので、再生信号に対する常に正しい二値化
を可能として読取り能力の増大および信頼性の向上が図
れる情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】この発明に関わる光ディスク装置の制御回路の
構成を示すブロック図。
【図4】図1における各部の信号波形を示す図。
【図5】第2実施例の構成を示すブロック図。
【図6】第2実施例の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図7】図5における各部の信号波形を示す図。
【図8】図5における各部の信号波形を示す図。
【図9】第3実施例の構成を示すブロック図。
【図10】第3実施例の作用を説明するためのフローチ
ャート。
【図11】従来例の構成を示すブロック図。
【図12】図11における読取り可能時の各部の信号波
形を示す図。
【図13】図11における読取り不能時の各部の信号波
形を示す図。
【図14】他の従来例の構成を示すブロック図。
【図15】図14における各部の信号波形を示す図。
【符号の説明】
41…プリアンプ、42…加算器、43…再生信号増幅
回路、44…二値化回路、45…波形整形回路、46…
デコード回路、47…訂正回路、60…CPU、61…
振幅レベル調整回路、62…応答速度調整回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 572 9558−5D G11B 20/18 572C

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号を一定の
    スレッシュホールドレベルで二値化する二値化手段と、 前記再生信号に対し、その再生信号の振幅の包絡線変動
    を解消する方向に波形整形処理を加える処理手段と、 前記二値化手段の出力から前記再生信号の内容を読取る
    読取手段と、 前記処理手段の前段に設けられ、前記再生信号の振幅レ
    ベルを調整するための調整手段と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記調整手段の調整値を変化させる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
    生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
    ドレベルにて二値化する二値化手段と、 この二値化手段の出力を前記再生手段の再生用クロック
    信号に同期したデータ系列に変換する変換手段と、 この変換手段の出力から前記再生信号の内容を読取る読
    取手段と、 前記二値化手段の出力と前記再生用クロック信号との位
    相ずれが解消する方向に前記二値化手段のスレッシュホ
    ールドレベルが変化するよう、前記再生信号に対し波形
    整形処理を加える処理手段と、 この処理手段の応答速度を調整するための調整手段と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記調整手段の調整値を変化させる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
    生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
    ドレベルにて二値化する二値化手段と、 この二値化手段の出力を前記再生手段の再生用クロック
    信号に同期したデータ系列に変換する変換手段と、 この変換手段の出力から前記再生信号の内容を読取る読
    取手段と、 前記二値化手段の出力と前記再生用クロック信号との位
    相ずれが解消する方向に二値化手段のスレッシュホール
    ドレベルが変化するよう、前記再生信号に対し波形整形
    処理を加える処理手段と、 この処理手段の応答速度を調整するための第1調整手段
    と、 前記処理手段の前段に設けられ、前記再生信号の振幅レ
    ベルを調整するための第2調整手段と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記第1または第2調整手段の調整
    値を変化させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号を一定の
    スレッシュホールドレベルで二値化する二値化手段と、 前記再生信号に対し、その再生信号の振幅の包絡線変動
    を解消する方向に波形整形処理を加えるフィードバック
    系の波形整形処理手段と、 前記二値化手段の出力から前記再生信号の内容を読取る
    読取手段と、 前記処理手段の前段に設けられ、前記再生信号の振幅レ
    ベルを調整するための振幅レベル調整回路と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記振幅レベル調整回路の調整値を
    変化させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
    生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
    ドレベルにて二値化する二値化手段と、 この二値化手段の出力を前記光ディスク再生手段の再生
    用クロック信号に同期したデータ系列に変換する変換手
    段と、 この変換手段の出力から前記再生信号の内容を読取る読
    取手段と、 前記二値化手段の出力と前記再生用クロック信号との位
    相ずれが解消する方向に二値化手段のスレッシュホール
    ドレベルが変化するよう、前記再生信号に対し波形整形
    処理を加えるフィードバック系の波形整形処理手段と、 この波形整形処理手段の応答速度を調整するための応答
    速度調整回路と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記応答速度調整回路の調整値を変
    化させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装置
    において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれかの振
    幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装置
    において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
    の振幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 前記調整手段を制御することにより、前記所定の複数の
    振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを選択
    し、この選択した振幅レベルに、前記調整手段により、
    前記再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを変更せしめる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装置
    において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
    の振幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 前記調整手段を制御することにより、前記所定の複数の
    振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを選択
    し、この選択した振幅レベルに、前記調整手段により、
    前記再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを変更せしめ、この振幅レベルが変更された再生信
    号を前記読取手段により読取らせると共に、この読取り
    が不能の場合には、前記所定の複数の振幅レベルのうち
    から、前記選択された振幅レベルとは異なる一個の振幅
    レベルを選択し直す制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射し
    て情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装置
    において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
    の振幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 前記調整手段を制御することにより、前記所定の複数の
    振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを選択
    し、この選択した振幅レベルに、前記調整手段により、
    前記再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを変更せしめ、この振幅レベルが変更された再生信
    号を前記読取手段により読取らせると共に、この読取り
    が不能の場合には、前記所定の複数の振幅レベルのうち
    から、前記選択された振幅レベルとは異なる一個の振幅
    レベルを選択し直すものであって、かつ前記読取り不能
    が続く場合には前記振幅レベルの選択し直し動作を所定
    の回数だけ繰返す制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれかの振
    幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
    の振幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 前記調整手段を制御することにより、前記所定の複数の
    振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを選択
    し、この選択した振幅レベルに、前記調整手段により、
    前記再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを変更せしめる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
    の振幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 前記調整手段を制御することにより、前記所定の複数の
    振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを選択
    し、この選択した振幅レベルに、前記調整手段により、
    前記再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを変更せしめ、この振幅レベルが変更された再生信
    号を前記読取手段により読取らせると共に、この読取り
    が不能の場合には、前記所定の複数の振幅レベルのうち
    から、前記選択された振幅レベルとは異なる一個の振幅
    レベルを選択し直す制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の読取りを行なう情報処理装置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを、所定の複数の振幅レベルのうち、いずれか一個
    の振幅レベルに変更する調整手段と、 この調整手段により振幅レベルが変更された再生信号を
    読取る読取手段と、 前記調整手段を制御することにより、前記所定の複数の
    振幅レベルのうちからいずれか一個の振幅レベルを選択
    し、この選択した振幅レベルに、前記調整手段により、
    前記再生信号発生手段から発生された再生信号の振幅レ
    ベルを変更せしめ、この振幅レベルが変更された再生信
    号を前記読取手段により読取らせると共に、この読取り
    が不能の場合には、前記所定の複数の振幅レベルのうち
    から、前記選択された振幅レベルとは異なる一個の振幅
    レベルを選択し直すものであって、かつ前記読取り不能
    が続く場合には前記振幅レベルの選択し直し動作を所定
    の回数だけ繰返す制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装
    置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号を一定の
    スレッシュホールドレベルで二値化する二値化手段と、 前記再生信号に対し、その再生信号の振幅の包絡線変動
    を解消する方向に波形整形処理を加える処理手段と、 前記二値化手段の出力から前記再生信号の内容を読取る
    読取手段と、 前記処理手段の前段に設けられ、前記再生信号の振幅レ
    ベルを調整するための調整手段と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記調整手段の調整値を変化させる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  15. 【請求項15】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装
    置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
    生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
    ドレベルにて二値化する二値化手段と、 この二値化手段の出力を前記再生手段の再生用クロック
    信号に同期したデータ系列に変換する変換手段と、 この変換手段の出力から前記再生信号の内容を読取る読
    取手段と、 前記二値化手段の出力と前記再生用クロック信号との位
    相ずれが解消する方向に前記二値化手段のスレッシュホ
    ールドレベルが変化するよう、前記再生信号に対し波形
    整形処理を加える処理手段と、 この処理手段の応答速度を調整するための調整手段と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記調整手段の調整値を変化させる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装
    置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
    生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
    ドレベルにて二値化する二値化手段と、 この二値化手段の出力を前記再生手段の再生用クロック
    信号に同期したデータ系列に変換する変換手段と、 この変換手段の出力から前記再生信号の内容を読取る読
    取手段と、 前記二値化手段の出力と前記再生用クロック信号との位
    相ずれが解消する方向に二値化手段のスレッシュホール
    ドレベルが変化するよう、前記再生信号に対し波形整形
    処理を加える処理手段と、 この処理手段の応答速度を調整するための第1調整手段
    と、 前記処理手段の前段に設けられ、前記再生信号の振幅レ
    ベルを調整するための第2調整手段と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記第1または第2調整手段の調整
    値を変化させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装
    置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号を一定の
    スレッシュホールドレベルで二値化する二値化手段と、 前記再生信号に対し、その再生信号の振幅の包絡線変動
    を解消する方向に波形整形処理を加えるフィードバック
    系の波形整形処理手段と、 前記二値化手段の出力から前記再生信号の内容を読取る
    読取手段と、 前記処理手段の前段に設けられ、前記再生信号の振幅レ
    ベルを調整するための振幅レベル調整回路と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記振幅レベル調整回路の調整値を
    変化させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
  18. 【請求項18】 情報記憶媒体に対し、光ビームを照射
    して情報の記憶および情報の読取りを行なう情報処理装
    置において、 情報記憶媒体からの反射光ビームを受けて、反射光ビー
    ムに応じた再生信号を発生する手段と、 この再生信号発生手段から発生された再生信号をその再
    生信号の振幅の包絡線変化に追従するスレッシュホール
    ドレベルにて二値化する二値化手段と、 この二値化手段の出力を前記光ディスク再生手段の再生
    用クロック信号に同期したデータ系列に変換する変換手
    段と、 この変換手段の出力から前記再生信号の内容を読取る読
    取手段と、 前記二値化手段の出力と前記再生用クロック信号との位
    相ずれが解消する方向に二値化手段のスレッシュホール
    ドレベルが変化するよう、前記再生信号に対し波形整形
    処理を加えるフィードバック系の波形整形処理手段と、 この波形整形処理手段の応答速度を調整するための応答
    速度調整回路と、 前記読取手段の読取りが不能なとき、その読取りが可能
    となるまで所定回数の範囲で前記読取手段の読取りを繰
    返せしめると共に、前記応答速度調整回路の調整値を変
    化させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする情報処理装置。
JP17480895A 1995-07-11 1995-07-11 光ディスク装置 Expired - Fee Related JP3795555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17480895A JP3795555B2 (ja) 1995-07-11 1995-07-11 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17480895A JP3795555B2 (ja) 1995-07-11 1995-07-11 光ディスク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0935414A true JPH0935414A (ja) 1997-02-07
JP3795555B2 JP3795555B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=15985034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17480895A Expired - Fee Related JP3795555B2 (ja) 1995-07-11 1995-07-11 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3795555B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3795555B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100221461B1 (ko) 정보 레코딩 장치
JP3355043B2 (ja) 光磁気記録媒体の記録再生装置
TWI224320B (en) Optical disc drive and recording/reproduction method
US5994932A (en) Phase locked loop circuit and reproducing apparatus provided with thereof
US20070091748A1 (en) Optical disc recording and reproduction apparatus having automatic gate signal generation modes
JP2002260248A (ja) ミラー検出信号生成回路
US7170838B2 (en) Information recording and reproducing apparatus
KR20030034989A (ko) 배속 전환시점에서의 최적 기록방법 및 장치
US7123552B2 (en) Wobble signal detecting circuit for optical disc system
JP2002298376A (ja) 光ディスク装置
JPH09212865A (ja) 光ディスク装置
KR960010329B1 (ko) 광디스크장치
US20040090883A1 (en) Apparatus and method identifying disc type
US6351441B1 (en) Regulatable optical disc drive and method of controlling a regulatable optical disc drive
JPH0689452A (ja) 光デイスク装置
KR100697173B1 (ko) 광 디스크 기록 재생 장치의 레이저 출력 신호의 파형 보정
JP3795555B2 (ja) 光ディスク装置
EP1615206A1 (en) Optical disk recording/reproducing apparatus and method for determining optimal reproducing speed thereof
JPH05225571A (ja) 光ディスク記録装置およびその方法
JPH0636285A (ja) 最適記録パワー決定方法及び光ディスク装置
JP2001236652A (ja) 記録方法及び装置
JPH0798876A (ja) 情報記憶装置、情報再生装置および情報記憶再生装置
JP3300807B2 (ja) 光情報記録装置及び光情報記録方法
JP4441840B2 (ja) ディスク状記録媒体、記録装置及び記録方法
JPH0896396A (ja) 光学式記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060413

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees