JPH0935215A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH0935215A
JPH0935215A JP18247195A JP18247195A JPH0935215A JP H0935215 A JPH0935215 A JP H0935215A JP 18247195 A JP18247195 A JP 18247195A JP 18247195 A JP18247195 A JP 18247195A JP H0935215 A JPH0935215 A JP H0935215A
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JP
Japan
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layer
magnetic head
film
thin film
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP18247195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Iwano
康弘 岩野
Hiroyasu Tsuji
弘恭 辻
Toshio Fukazawa
利雄 深澤
Kenji Otani
健二 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MR素子を用いる薄膜磁気ヘッドにおいて、
該MR素子に電流を流すリード導体部のケミカルエッチ
ング工程数を削減し、パターン精度に優れたリード導体
部を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法を提供することを
目的とする。 【構成】 MR素子1に電流を流すリード導体5がCr
層2、Au層3、Ti層4を順次成膜した3層導体膜で
形成される薄膜磁気ヘッドにおいて、フォトリソグラフ
ィ技術で3層導体膜の上にレジストパターンを作成する
工程と、ドライエッチングを用いて3層導体膜のCr層
2の途中までエッチングする工程と、ケミカルエッチン
グ液を用いてCr層2の残存膜をエッチングする工程に
より、ケミカルエッチング工程が一度で済み、Cr層2
のサイドエッチングが少なくパターン精度に優れたリー
ド導体5を有する薄膜磁気ヘッドが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に使
用する薄膜磁気ヘッドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録分野においては、高密度
記録化に伴い、狭トラック化、マルチチャンネル化され
た薄膜磁気ヘッドが必要になってきている。特にオーデ
ィオやビデオ製品のデジタル化に伴って、民生機器分野
にまで薄膜磁気ヘッドが進出しようとしており、高密度
化に適した磁気抵抗効果(以下MRとする)材料を用い
て電磁変換するMRヘッドが搭載されつつある。
【0003】以下に従来の磁気ヘッド及びその製造方法
について説明する。図3(a)は従来のヨーク型MRヘ
ッドのMR素子周辺の平面図、図3(b)は図3(a)
のX−X1断面図を示すものである。図3(a)(b)
において11はNiFe合金等で形成されるMR素子で
ある。12はCr層、13はAu層、14はTi層であ
り、Cr層12とAu層13及びTi層14でリード導
体15及びバーバーポール16を形成している。17は
磁性ヨーク層である。18はバイアス導体である。19
a、19b、19cは絶縁層であり、20は保護層であ
る。22は磁性基板である。
【0004】まず、従来ヘッドの構成について説明す
る。磁性基板22に絶縁層19aを介してAu等の金属
からなるバイアス導体18が配置され、さらに絶縁層1
9bを介してMR素子11が配置される。このMR素子
11の一部に直接接触するようにリード導体15とバー
バーポール16が配置される。さらに絶縁層19cを介
して、磁性ヨーク17が配置され、保護層20で覆われ
た構成をしている。
【0005】図3に示す磁気ヘッドの製造方法は次のよ
うになる。磁性基板22に絶縁層19aとバイアス導体
18をスパッタ等で順次成膜する。次にフォトリソグラ
フィ技術及びエッチング技術を用いて所定形状を形成す
る。次に絶縁層19bを成膜後同様に所定形状に形成し
た後,NiFe等からなるMR膜を成膜後所定形状に形
成して、MR素子11を作成する。次にリード導体15
及びバーバーポール16の作成について図4(a)のY
−Y1断面図を用いて説明する。図4(b)に示すよう
に、MR素子11作成後Cr層12、Au層13及びT
i層14を成膜する。図4(c)に示すように、フォト
リソグラフィ技術によりレジスト31を必要形状に形成
後、図4(d)に示すようにイオンミリング等のドライ
エッチング技術を用いてAu層13を途中まで必要形状
にエッチングする。次に図4(e)に示すように、レジ
スト31を除去した後、Au及びCrのケミカルエッチ
ングによりAu層13の残存膜及びCr層12を必要形
状に形成することで、リード導体15及びバーバーポー
ル16を形成することができる。次に図4(f)に示す
ように、絶縁層19cを成膜する。その後図3(b)に
示すように、絶縁層19cを所定形状に形成する。次に
軟磁性材料を成膜して所定形状に形成して磁性ヨーク1
7を得る。次に保護膜20を形成することで薄膜磁気ヘ
ッドの薄膜工程を完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、前記3層導体膜の形成において、MR素
子を保護するため、Au層がなくなる前にイオンミリン
グを止めねばならない。そのため、KI(ヨウ化カリ)
とI2(ヨウ素)等からなるAuのエッチング液を用い
てAu層の残存膜をエッチングする工程と、過マンガン
酸カリ等からなるCrのエッチング液を用いてCr層を
エッチングする工程の2度のケミカルエッチング工程が
必要であった。パターン形状においても、Au、Cr層
間が二度エッチング液に晒されるためサイドエッチング
が大きく、その進行度合いによるパターン精度ばらつき
も大きかった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ケミカルエッチングが一度で済み、パターン精度に
優れたリード導体部を有する薄膜磁気ヘッドの製造方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の磁気ヘッドの製造方法は、フォトリソグラ
フィ技術を用いて前記3層導体膜の上に必要形状にレジ
ストパターンを作成する工程と、イオンミリング等ドラ
イエッチングを用いて前記3層導体膜の前記第1層Cr
の途中までエッチングする工程と、ケミカルエッチング
液を用いて前記第1層Crの残存膜をエッチングする工
程とを含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】この製造方法によって、従来であればAu層、
Cr層の二度のケミカルエッチング工程が必要であった
が、本発明では、Cr層の途中までイオンミリング等の
ドライエッチングができるため、ケミカルエッチング工
程が一度で済む。また、ケミカルエッチングの時に、C
r層の残存膜のみを短時間でエッチングできるため、当
然Au層のサイドエッチングはなくなり、Cr層のサイ
ドエッチングも少なくなり、パターン精度が向上する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図1(a)は本実施例のヨーク型MRヘッ
ドのMR素子周辺の平面図、図1(b)は図1(a)の
X−X1断面図を示すものである。図1(a)(b)に
おいて1はNiFe合金等で形成されるMR素子であ
る。Cr層2とAu層3及びTi層4でリード導体5及
びバーバーポール6を形成している。
【0012】まず、本実施例のヘッドの構成について説
明する。磁性基板21に絶縁層9aを介してAu等の金
属からなるバイアス導体8が配置され、さらに絶縁層9
bを介してMR素子1が配置される。このMR素子1の
一部に直接接触するようにリード導体5とバーバーポー
ル6が配置される。さらに絶縁層9cを介して、磁性ヨ
ーク7が配置され、保護層10で覆われた構成をしてい
る。
【0013】次に、図1に示す磁気ヘッドの製造方法は
次のようになる。磁性基板21に絶縁層9aとバイアス
導体8をスパッタ等で順次成膜する。次にフォトリソグ
ラフィ技術及びエッチング技術を用いて所定形状を形成
する。次に絶縁層9bを成膜後同様に所定形状に形成し
た後、NiFe等からなるMR膜を成膜後所定形状に形
成して、MR素子1を作成する。次にリード導体5及び
バーバーポール6の作成について図2(a)のY−Y1
断面図を用いて説明する。図2(b)に示すように、M
R素子1作成後Cr層2、Au層3及びTi層4を成膜
する。図2(c)に示すように、フォトリソグラフィ技
術によりレジスト31を必要形状に形成後、図2(d)
に示すようにイオンミリング等のドライエッチング技術
を用いてCr層2を途中まで必要形状にエッチングす
る。次に図2(e)に示すように、レジスト31を除去
した後、CrのケミカルエッチングによりCr層2の残
存膜を必要形状に形成することで、リード導体5及びバ
ーバーポール6を形成することができる。次に図2
(f)に示すように、絶縁層9cを成膜する。その後図
1(b)に示すように、絶縁層9cを所定形状に形成す
る。次に軟磁性材料を成膜して所定形状に形成して磁性
ヨーク7を得る。次に保護層10を形成することで薄膜
磁気ヘッドの薄膜工程を完成する。
【0014】以上のように本実施例によれば、3層導体
膜の第1層Crの膜厚が、基板内における導体膜3層の
成膜レート・エッチングレートのばらつきによらず、A
u層が全ての領域でイオンミリング等によるエッチング
で底辺までパターン形成された時点において、Cr層が
全ての領域で残っているだけの厚みを有していることに
より、Cr層の途中までイオンミリング等のドライエッ
チングができるため、ケミカルエッチング工程が一度で
済み、Cr層のサイドエッチングが少なく、パターン精
度を向上させることができる。
【0015】なお、本実施例において3層導体膜の第3
層はTi層としたが、第3層はTaとしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気テープ上の
信号を磁気抵抗効果により再生し、磁気抵抗効果材と該
磁気抵抗効果材に電流を流すリード導体部よりなる薄膜
磁気ヘッドにおいて、前記リード導体部第1層の途中ま
でイオンミリング等のドライエッチングができるため、
ケミカルエッチング工程が一度で済み、Cr層のサイド
エッチングが少なくパターン精度に優れた高性能・高歩
留まりの優れた磁気ヘッドを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における薄膜磁気ヘッドの平面
及び断面図
【図2】本発明の実施例における薄膜磁気ヘッド製造方
法の各工程説明図
【図3】従来の薄膜磁気ヘッドの平面及び断面図
【図4】従来の薄膜磁気ヘッド製造方法の各工程説明図
【符号の説明】
1 MR素子 2 Cr層 3 Au層 4 Ti層 5 リード導体 6 バーバーポール 7 磁性ヨーク 8 バイアス導体 9a、9b、9c 絶縁層 10 保護層 21 磁性基板 31 レジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 健二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ上の信号を磁気抵抗効果素子
    により再生し、かつ、前記磁気抵抗効果素子に電流を流
    すリード導体部が、下から第1層にCr、第2層にA
    u、第3層にTiあるいはTaを順次成膜した3層導体
    膜により形成される薄膜磁気ヘッドにおいて、フォトリ
    ソグラフィ技術を用いて前記3層導体膜の上に必要形状
    にレジストパターンを作成する工程と、イオンミリング
    等ドライエッチングを用いて前記3層導体膜の前記第1
    層Crの途中までエッチングする工程と、ケミカルエッ
    チング液を用いて前記第1層Crの残存膜をエッチング
    する工程とを含むことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製
    造方法。
JP18247195A 1995-07-19 1995-07-19 薄膜磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH0935215A (ja)

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