JPH0935194A - 駐車場の空き駐車スペース報知システム - Google Patents

駐車場の空き駐車スペース報知システム

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JPH0935194A
JPH0935194A JP20046195A JP20046195A JPH0935194A JP H0935194 A JPH0935194 A JP H0935194A JP 20046195 A JP20046195 A JP 20046195A JP 20046195 A JP20046195 A JP 20046195A JP H0935194 A JPH0935194 A JP H0935194A
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parking
parking space
passage
sensors
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JP20046195A
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Isao Fukuda
功 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者が心理的不安、ストレス、不便さを感
じることなく、駐車可能な空き駐車スペースを容易にか
つ確実に見つけ、さらに自分の意思で最も望ましい空き
駐車スペースを選択できるようにする。 【構成】 少なくとも1本の車両走行通路16,17,18の両
側または片側に複数の駐車スペース14が設けられた駐車
場に配備され、各駐車スペースに配置されかつ車両の有
無を検出する複数の車両センサ20と、各車両センサに対
応して設けられ対応する車両センサが車両を検出しない
ときに点灯し、車両を検出するときに消灯する複数の表
示器21とによって構成される。複数の表示器は、車両走
行通路に関連して配置され、複数の表示器のすべてが車
両走行通路の入り口から利用者によって視認され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駐車場の空き駐車ス
ペース報知システムに関し、特に、大型店舗や遊園地の
駐車場あるいはビル内の屋内駐車場のような多数の駐車
スペースを備える相対的に大きな駐車場において、特に
駐車車両が多く、混んでいる場合に利用者が空き駐車ス
ペースを容易に見つけられるようにした駐車場の空き駐
車スペース報知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】大型店舗、イベント会場、遊園地等で
は、大量の車両を駐車すべく多数の駐車スペースを設け
た大規模駐車場が備えられている。このような駐車場に
おいていずれかの駐車スペースに車両を駐車しようとす
る場合に、ドライバ等は駐車台数が少ないときには比較
的に容易に空き駐車スペースを見つけることができる
が、駐車台数が多くなると、空き駐車スペースは駐車さ
れた車両の間に位置して駐車車両に隠れることになるの
で、ドライバにとって空き駐車スペースを見つけること
が非常に難しくなる。
【0003】そこで従来では、一般的には、駐車場利用
者のかかる不便さを解消し、駐車場を有効に利用するた
めに、幾人かの誘導係を配備し、誘導係によって利用者
に空き駐車スペースの場所を指示し、車両の誘導を行う
ようにしていた。
【0004】また誘導係のコストを削減するため、誘導
係を配備せず、駐車場所の選択を利用者の自由に任せる
ようにしているものも多い。
【0005】また、コンピュータシステムを利用するこ
とにより、駐車場の入り口に設けられた表示装置に空き
駐車スペースを示すようにした案内システムもある。こ
の案内システムでは、利用者はかかる表示内容を見て駐
車できる空きスペースを確認し、自身の判断で当該空き
スペースを捜しながら車両を移動して駐車させることが
必要である。
【0006】また駐車場の入り口で、駐車場が満車であ
るか否かの情報を与えるシステムも存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】誘導係がいない大規模
駐車場で、ドライバ自身が空き駐車スペースを捜さなけ
ればならないときには、ドライバは駐車車両で隠れた空
き駐車スペースを予想しながら運転しなければならない
ため、ドライバに心理的不安やストレスが加わり、非常
に不便なものであった。
【0008】また誘導係がいる場合でも、ドライバにと
って空き駐車スペースへの誘導が負担なく円滑に行われ
ることは実際に難しい。例えば、誘導係が駐車場の入り
口辺りで駐車すべき空きスペースの場所をドライバに指
示しても、駐車場が広くかつドライバが駐車場に関する
知識が十分にない場合には、ドライバが指示された空き
駐車スペースまで車両を運転することはそれほど容易で
ない。
【0009】またコンピュータを利用した案内システム
で、駐車場の入り口で表示装置で空き駐車スペースを教
えるように構成されたものでも、教えられた空き駐車ス
ペースまで車両を運転するに当たって上記と同じような
問題が提起される。さらに、満車か否かの情報しか与え
られないシステムでは、ドライバにとって空き駐車スペ
ースの場所の情報は全くないから、上記と同様な問題が
生じる。
【0010】大型店舗、イベント会場、遊園地等の大規
模な駐車場に駐車する場合、利用者は歩く距離を少なく
するため、店舗や会場入り口などの目的場所にできるだ
け近い所に駐車したいと望むのが一般的心理である。特
に小さい子供を連れた利用者の場合、特にそのようなこ
とを望む。従って、目的場所に最も近い空き駐車スペー
スを容易に見つけられることが望まれる。
【0011】本発明の主たる目的は、駐車場が混んでい
る場合に、駐車場利用者が心理的不安、ストレス、不便
さを感じることなく、駐車可能な空きスペースを容易に
かつ確実に見つけることができ、さらに自分の意思で最
も望ましい空き駐車スペースを選択できる駐車場の空き
駐車スペース報知システムを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、利用者が、目的場所
に可能な限り近い空き駐車スペースを選択して駐車を行
うことができる駐車場の空き駐車スペース報知システム
を提供することができる。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】第1の本発明
(請求項1に対応)に係る駐車場の空き駐車スペース報
知システムは、少なくとも1本の車両走行通路を備え、
車両走行通路の片側または両側に車両走行通路に沿って
複数の駐車スペースが設けられた駐車場に配備されるも
のであり、複数の駐車スペースの各々に配置される車両
センサであって、対応する駐車スペースに車両が駐車さ
れた否かを検出する複数の車両センサと、これらの複数
の車両センサの各々に対応して設けられる表示器であっ
て、対応する車両センサがその駐車スペースで車両駐車
を検出しないときには表示動作を行い、車両駐車を検出
するときには表示動作を行わない複数の表示器とによっ
て構成される。このような構成において、複数の表示器
は、車両走行通路に沿ってそれぞれが関連する駐車スペ
ースを特定できる対応箇所に配置され、さらに複数の表
示器のすべてが車両走行通路の入り口位置からの一瞥に
よって利用者によって視認され得るように配置される。
複数の表示器は、例えば、車両走行通路に一列に並べて
埋設することが望ましい。この場合、表示器は、表示器
に対して車両の重量が加わっても十分に耐え得る強度を
有する。また通常または専用の支柱に設けること、ある
いは天井部に設けることも可能である。さらに表示器の
表示態様については、ランプ等の発光素子を点灯・消灯
したり、あるいは色を付けてもよいし、点滅させてもよ
い。また車両センサには、磁気センサ、光センサ、超音
波センサ、熱センサ等の各種のセンサを使用することが
でき、さらに設置場所の状況や環境によって最適なセン
サが選択される。
【0014】上記第1の本発明では、大規模駐車場を利
用しようとして当該駐車場に入ってきた車両のドライバ
は、駐車場の或る車両走行通路に進入するとき、その入
り口で当該車両走行通路の両側または片側に設けられた
多数の駐車スペースにおける空き駐車スペースの位置
を、例えば一列に並ぶ表示器の表示・非表示状態(例え
ば点灯・消灯状態)を見ることによって瞬時に知ること
できる。これによって、ドライバ等の利用者はストレス
を感じることなく、極めて容易に自車の駐車のための空
き駐車スペースを捜すことができる。
【0015】第2の本発明(請求項2に対応)に係る駐
車場の空き駐車スペース報知システムは、上記第1の発
明において、表示器が、複数の車両センサのうち隣接す
る2つの駐車スペースの各々に配置された2つの車両セ
ンサの組に対応して設けられ、2つの車両センサの少な
くとも一方が車両駐車を検出しないときには表示し、2
つの車両センサの両方が車両駐車を検出するときには表
示しないように構成される。この構成によれば、表示器
の個数を少なくすることができ、製作コストを低減でき
る。
【0016】第3の本発明(請求項3に対応)に係る駐
車場の空き駐車スペース報知システムは、上記第1の発
明において、表示器が、複数の車両センサのうち車両走
行通路を境にして対向位置にある2つの駐車スペースの
各々に配置された2つの車両センサの組に対応して設け
られ、2つの車両センサの少なくとも一方が車両駐車を
検出しないときには表示し、2つの車両センサの両方が
車両駐車を検出するときには表示しないように構成され
る。かかる構成によっても、表示器の個数を少なくで
き、製作コストを低減できる。
【0017】第4の本発明(請求項4に対応)に係る駐
車場の空き駐車スペース報知システムは、上記第1の発
明において、表示器が、複数の車両センサのうち、車両
走行通路を境にして対向位置する駐車スペースと隣接す
る駐車スペースからなる4つの駐車スペースの各々に配
置された4つの車両センサの組に対応して設けられ、4
つの車両センサの少なくとも1つが車両駐車を検出しな
いときには表示し、4つの車両センサのすべてが車両駐
車を検出するときには表示しないように構成される。こ
の構成によれば、さらに表示器の個数を少なくすること
ができる。
【0018】第5の本発明(請求項5に対応)に係る駐
車場の空き駐車スペース報知システムは、上記第1〜第
4の発明において、車両走行通路と交差する少なくとも
1本の交差車両走行通路が備えられ、車両走行通路に配
置された複数の表示器のうち少なくとも1つが表示して
いるときには表示状態を保持されかつ複数の表示器のす
べてが表示されなくなったときには表示状態が解除され
る他の表示器を、車両走行通路と交差車両走行通路との
交差箇所に設け、交差箇所に設けた他の表示器を交差車
両走行通路の入り口から視認され得るように配置され
る。この構成では、駐車場の入り口に近い上流側の車両
走行通路である交差車両走行通路を走行する段階で、支
流として下流側に位置しかつ交差車両走行通路に交差す
る車両走行通路に空き駐車スペースが残っているかとい
うことを利用者が容易に知ることができる。
【0019】第6の本発明(請求項6に対応)に係る駐
車場の空き駐車スペース報知システムは、上記第5の発
明において、交差車両走行通路に交差する上記車両走行
通路を複数本備え、これらの複数本の車両走行通路の各
々と交差車両走行通路との交差箇所に他の表示器を設
け、各交差箇所に設けた他の表示器のすべてを交差車両
走行通路の入り口から視認され得るように配置する。こ
の構成では、駐車場の入り口に近い上流側の車両走行通
路である交差車両走行通路を走行する段階で、支流とし
て下流側に位置しかつ交差車両走行通路に交差する複数
の車両走行通路のうち、どの車両走行通路に空き駐車ス
ペースが残っているかということを利用者が容易に知る
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の最も望ましい実
施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0021】図1は、比較的規模の大きな駐車場の駐車
スペースの配列の一例を示す平面図である。この駐車場
は、地上の平坦地に設けられたものでもよいし、あるい
は駐車が可能な建築物の内部で階層的に形成された駐車
場のうちの1つのフロアであってもよい。
【0022】図1において、11は駐車場領域、12は
駐車場の入り口、13は駐車場の出口である。駐車場領
域11には白線などの区画線が描かれることにより、多
数の駐車スペース14が設けられる。これらの駐車スペ
ース14を設定することによって、駐車場領域11には
複数の車両走行通路15〜19が設定される。この駐車
場を利用しようとする車両は、入り口12から入って車
両走行通路15〜19に沿って移動し、いずれかの空い
た駐車スペースに駐車を行う。複数の車両走行通路のう
ち、16〜18は両側または片側に多数の駐車スペース
14が区画されて設けられた支流として位置する車両走
行通路(以下「支流通路」という)であり、15,19
は支流通路16〜18に交差する車両走行通路(以下
「交差通路」という)である。2本の交差通路のうち、
交差通路16は入り口12に繋がる上流側に位置する交
差通路であり、交差通路は出口13に繋がる下流側に位
置する交差通路である。
【0023】上記の駐車スペース配列構造を有する駐車
場に対して、本発明に係る空き駐車スペース報知システ
ムが装備される。この空き駐車スペース報知システム
は、多数の駐車スペース14の各々に対応して配置され
る多数の車両センサ20と、各車両センサに対応する多
数の表示器21とから構成される。多数の表示器21の
各々は、それと関連する車両センサ20が対応する駐車
スペース14に対して位置的な関係な面で対応するよう
に配置されると共に、支流通路16〜18の各々に対応
する複数の表示器21に関しては、当該支流通路の入り
口で当該複数の表示器のすべてを一瞥して視認できるよ
うな所定の配列(例えば一列)で配置される。ここで支
流通路の入り口とは車両が当該支流通路に進入する際に
使用される箇所をいう。従って出口から車両が進入する
場合にこの出口は入り口とみなされる。なお図1では、
原則的に支流通路16〜18の入り口は交差通路15に
繋がる部分であるとし、出口は交差通路19に繋がる部
分であるとする。
【0024】ドライバ等の車両搭乗者が、例えば支流通
路16の入り口から当該支流通路16の全体を見渡した
場合、例えば支流通路16に埋設された、各駐車スペー
ス14に対応する表示器21のすべてを一列状態にて視
認することができる。
【0025】図2および図3に、或る駐車スペース14
に関する車両センサ20と表示器21の配置状態の一
例、および両者の関係を示す。図2は平面図、図3は断
面図である。駐車スペース14は例えば支流通路16に
沿って設けられ、車両センサ20は駐車スペース14内
に例えば埋設して配置され、表示器21は支流通路16
における駐車スペース14の入り口の近くに例えば埋設
して配置される。表示器21は、支流通路16において
駐車スペース14に対応する場所に配置される。なお、
車両センサ20は地上、あるいは天井等の上方位置に設
けることができ、表示器21も通常や専用の支柱や天井
部等に設けることもできる。
【0026】上記車両センサ20には、設置場所の状況
や環境に応じて各種のセンサを利用することができる。
この車両センサ20は、基本的に、空き状態にある駐車
スペース14に車両が進入して停車または駐車の状態が
生じた場合に、駐車スペース14における車両の存在を
検出する働きを有するものである。現在では、磁気の作
用を利用したセンサ、光を利用したセンサ、超音波を利
用したセンサ、電磁波を利用したセンサ、熱を利用した
センサ、圧力や機械的接触を利用したセンサ等の各種の
センサが物体検出センサとして提案されている。ここ
で、センサの文献として「センサの働きと最適利用」技
術評論社発行を挙げる。例えば車両センサに磁気センサ
を利用した場合、当該車両センサは、図2に示すように
駐車スペース14の例えば中央位置に埋設して配置され
る。車両センサ20は、図3に示すように電気回路上ス
イッチ20aとしての機能を有し、駐車スペース14に
車両22が存在しないことを検知すると、スイッチ20
aをオンして電源23からの通電を行い、表示器21に
対して通電を行うと共に、駐車スペース14に車両22
が存在することを検知すると、スイッチ20aをオフし
て電源23からの通電を停止し、表示器21に対して通
電を止める。
【0027】上記表示器21は、前述した図3に示すよ
うに、電気的に車両センサ20に対して直列的に接続さ
れる。表示器21には一般的には半導体発光素子(発光
ダイオード等)、寿命の長いランプ等の点灯器や点滅器
を使用することが望ましい。また点灯時に色がついてい
ることも望ましい。表示器21は、車両センサ20が車
両22を検知しないときには表示状態(発光素子の場合
には点灯状態)に保持され、車両センサ20が車両22
の駐車によって当該車両を検知するときには表示されな
い状態(発光素子の場合には消灯状態)になる。以下で
は表示器21の動作を便宜上「点灯」と「消灯」で説明
する。
【0028】上記の車両センサ20と表示器21に関す
る構成と働きは、すべての駐車スペース14に設けられ
る。その結果、駐車場の領域11におけるすべての駐車
スペース14に関して、車両が駐車されていない駐車ス
ペースでは対応する表示器21が点灯状態にあり、車両
が駐車されている駐車スペースでは対応する表示器21
が消灯状態にある。従って、入り口12から駐車場の領
域11に入った車両のドライバ等は、支流通路16〜1
8の各々の入り口の箇所で、各支流通路を見ると、どの
駐車スペース14が空き(未駐車)の状態であるかとい
うことを非常に容易にかつ迅速に知ることができる。そ
して駐車を行うに当たって、希望する最も望ましい空き
駐車スペースを選択して自車の駐車を行うことができ
る。
【0029】図4は他の実施形態を示す。この実施形態
では、入り口12側の交差通路15において、各支流通
路16〜18が接続される交差箇所に他の表示器24が
埋設される。これらの表示器24の点灯状態は、交差通
路15の入り口部分で見ることができる。表示器24
は、それぞれ対応する支流通路(16〜18)に配置さ
れた20個(両側の場合、片側の場合には10個)の表
示器21の各々の点灯・消灯状態に関連づけられる。す
なわち、具体的には、20個の表示器21のうち少なく
とも1つが点灯されているとき(少なくとも1つの空き
駐車スペースがあるとき)には点灯状態に保たれ、20
個(または10個)の表示器21のすべてが消灯されて
いるとき(すべての駐車スペースに駐車され、空き駐車
スペースが存在しないとき)には消灯されるように関連
づけられる。このような関連づけは、例えば、表示器2
4とそれに対応する支流通路に沿って配置された複数個
の表示器21との電気回路としての接続関係に関し、ス
イッチとしての機能を持たされた複数個の表示器21を
並列に接続してなる回路と、表示器24とを、特定の電
源に対して直列的に接続することにより作られる。この
場合、各表示器21はスイッチとしてみなされ、すべて
の表示器21がスイッチとしてオフした(対応する駐車
スペースに駐車が行われて表示器21が消灯する)場合
のみに、表示器24が消灯するように構成される。なお
表示器24の点灯・消灯の動作を、対応する支流通路に
属する駐車スペースに設けられたすべての車両センサの
検出動作で制御するように構成することもできる。しか
しながら、表示器24の動作を上記のごとく表示器21
の点灯・消灯の動作で関係づけるようにすると、後述す
るように表示器21の個数についてはこれを減らす構成
を採用することもできるので、構成を簡略化することが
できるという利点を有する。
【0030】かかる構成によれば、交差通路15に設け
られた3個の表示器24の表示状態、すなわち点灯・消
灯の状態を見ることによって、支流通路16〜18の各
々で空き駐車スペースが存在するか否かを知ることがで
きる。すなわち、表示器24が点灯状態にあれば、これ
に対応する支流通路に設けられた駐車スペースにおいて
少なくとも1つの空き駐車スペースが存在することが分
かる。また表示器24が消灯状態にあれば、これに対応
する支流通路に設けられた多数の駐車スペースにおいて
空き駐車スペースがまったく存在しないことが分かる。
【0031】上記の実施形態では交差通路15に表示器
24を設けたが、同様な働きを有する表示器を交差通路
19に設けることも可能である。
【0032】さらに3つの表示器24の点灯状態と消灯
状態を利用して、入り口12の箇所に満車である否かを
表示するための表示器を設けることができる。この入り
口表示器は、3つの表示器24がすべて消灯状態になっ
た場合にのみ満車であることを知らせる表示を行い、そ
の他の場合には「空き駐車スペースあり」を知らせる表
示を行うように構成される。なお入り口の箇所の表示器
の点灯・消灯の動作を、駐車場領域11のすべての車両
センサの検出動作で制御することもできる。しかし、当
該表示器の動作を上記のごとく表示器24の点灯・消灯
の動作で関係づけるようにすると、表示器24の個数は
車両センサの個数に比較すると極めて少ないので、構成
を簡略化することができるという利点を有する。
【0033】表示器21の設け方としては、図5〜図7
に示すように変形例を考えることができる。
【0034】図5に示す実施形態では、例えば支流通路
16の同じ側に設けられた隣接する2つの駐車スペース
14の各車両センサ20に対して1つの表示器21を設
けるようにした。隣接する2つの駐車スペース14の両
方に車両が駐車された場合にのみ共通の表示器21が消
灯するように構成される。すなわち表示器21は、2つ
の車両センサ20の少なくとも一方が車両駐車を検出し
ないときには点灯し、2つの車両センサ20の両方が車
両駐車を検出するときには消灯する。このように支流通
路16〜18の両側または片側のすべての駐車スペース
14に設けられたすべての車両センサ20について隣接
する2つの駐車スペースの各車両センサに対して1つの
表示器21を設けるように構成することができる。
【0035】図6に示される実施形態では、例えば支流
通路16を境にして両側に設けられた対向する2つの駐
車スペース14の各車両センサ20に対して1つの表示
器21を設けるようにした。対向する2つの駐車スペー
ス14の両方に車両が駐車された場合にのみ共通の表示
器21が消灯するように構成される。すなわち表示器2
1は、2つの車両センサ20の少なくとも一方が車両駐
車を検出しないときには点灯し、2つの車両センサ20
の両方が車両駐車を検出するときには消灯する。このよ
うに支流通路16,17の両側のすべての駐車スペース
14に設けられたすべての車両センサ20について対向
する2つの駐車スペースの各車両センサに対して1つの
表示器21を設けるように構成することができる。
【0036】図7に示される実施形態では、例えば支流
通路16を境にして対向位置する駐車スペース14と隣
接する駐車スペース14からなる4つの駐車スペースの
各々に配置された4つの車両センサ20の組に対応して
1つの共通の表示器21を設けるようにした。この表示
器21は、4つの車両センサ20の少なくとも1つが車
両駐車を検出しないときには点灯し、4つの車両センサ
のすべてが車両駐車を検出するときには消灯するように
動作する。このように支流通路16,17の両側のすべ
ての駐車スペース14に設けられたすべての車両センサ
20について対向しかつ隣接する4つの駐車スペースの
各車両センサに対して1つの表示器21を設けるように
構成することができる。
【0037】上記の各実施形態によれば、空き駐車スペ
ースの位置を大まかに知ることができると共に、使用さ
れる表示器21の個数を低減することができ、製作コス
トを低減できる。これらの実施形態は、特に駐車スペー
スが多い大規模な駐車場に適している。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、駐車場の各駐車スペースに車両の有無を検出する
車両センサと、この車両センサが非検出動作時には点灯
し検出動作時に消灯する表示器とを備え、表示器を車両
走行通路に沿って配置し、その入り口からすべての表示
器の状態を視認でき、これにより空き駐車スペースの有
無を容易にかつ迅速に知ることができる。このため駐車
場利用者はストレスや不安を感じることなく、現に走行
する車両走行通路の両側または片側の駐車スペースにつ
いてすべての空き駐車スペースを一目で知ることがで
き、さらに最も望ましい場所に存在する空き駐車スペー
スを容易に選択することができる。
【0039】また本発明では、所定の位置関係にある複
数の駐車スペースの複数の車両センサの組に対して1つ
の表示器を設けるように構成することによって、空き駐
車スペースを容易に捜すことができることに加えて、表
示器の個数を削減でき、製作コストを低減できる。
【0040】各車両走行通路(支流通路)に交差する他
の車両走行通路(交差通路)において、その交差箇所
に、当該車両走行通路(支流通路)に設けられた複数の
表示器に関し少なくとも1つの表示器が点灯動作を行っ
ている限り、点灯状態を保持するように関連付けられた
他の表示器を設け、これにより、各車両走行通路(支流
通路)に対応する複数の駐車スペースについて空きスペ
ースが存在するか否かを、他の車両走行通路(交差通
路)の走行中に容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車場の空き駐車スペース報知シ
ステムを装備した駐車場の平面図である。
【図2】駐車スペースの拡大平面図である。
【図3】車両センサと表示器の関係の一例を示す図であ
る。
【図4】本発明に係る駐車場の空き駐車スペース報知シ
ステムの他の実施形態を示す図1と同様な図である。
【図5】車両センサと表示器の他の実施形態を示す図で
ある。
【図6】車両センサと表示器の他の実施形態を示す図で
ある。
【図7】車両センサと表示器の他の実施形態を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 駐車場の領域 12 入り口 13 出口 14 駐車スペース 15 車両走行通路(交差通路) 16〜18 車両走行通路(支流通路) 19 車両走行通路(交差通路) 20 車両センサ 21 表示器 22 車両 23 電源

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1本の車両走行通路を備え、
    前記車両走行通路の片側または両側に前記車両走行通路
    に沿って複数の駐車スペースが設けられた駐車場に配備
    される空き駐車スペース報知システムであり、 前記複数の駐車スペースの各々に配置される車両センサ
    であって、対応する駐車スペースに車両が駐車された否
    かを検出する複数の前記車両センサと、 前記複数の車両センサの各々に対応して設けられる表示
    器であって、対応する車両センサがその駐車スペースで
    車両駐車を検出しないときには表示し、車両駐車を検出
    するときには表示しない複数の前記表示器とからなり、 前記の構成で、前記複数の表示器は前記車両走行通路に
    沿って前記対応する駐車スペースに対応する箇所に配置
    されると共に、前記複数の表示器のすべてが前記車両走
    行通路の入り口から視認され得るように配置される、 ことを特徴とする駐車場の空き駐車スペース報知システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記表示器は、前記複数の車両センサの
    うち隣接する2つの前記駐車スペースの各々に配置され
    た2つの前記車両センサの組に対応して設けられ、前記
    2つの車両センサの少なくとも一方が車両駐車を検出し
    ないときには表示し、前記2つの車両センサの両方が車
    両駐車を検出するときには表示しないことを特徴とする
    請求項1記載の駐車場の空き駐車スペース報知システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記表示器は、前記複数の車両センサの
    うち前記車両走行通路を境にして対向位置にある2つの
    前記駐車スペースの各々に配置された2つの前記車両セ
    ンサの組に対応して設けられ、前記2つの車両センサの
    少なくとも一方が車両駐車を検出しないときには表示
    し、前記2つの車両センサの両方が車両駐車を検出する
    ときには表示しないことを特徴とする請求項1記載の駐
    車場の空き駐車スペース報知システム。
  4. 【請求項4】 前記表示器は、前記複数の車両センサの
    うち、前記車両走行通路を境にして対向位置する駐車ス
    ペースと隣接する駐車スペースからなる4つの前記駐車
    スペースの各々に配置された4つの前記車両センサの組
    に対応して設けられ、前記4つの車両センサの少なくと
    も1つが車両駐車を検出しないときには表示し、前記4
    つの車両センサのすべてが車両駐車を検出するときには
    表示しないことを特徴とする請求項1記載の駐車場の空
    き駐車スペース報知システム。
  5. 【請求項5】 前記車両走行通路と交差する少なくとも
    1本の交差車両走行通路が備えられ、前記車両走行通路
    に配置された前記複数の表示器のうち少なくとも1つが
    表示しているときには表示状態に保持されかつ前記複数
    の表示器のすべてが表示されなくなったときには非表示
    状態となる他の表示器を、前記車両走行通路と前記交差
    車両走行通路との交差箇所に設け、前記交差箇所に設け
    た前記他の表示器を前記交差車両走行通路の入り口から
    視認され得るように配置したことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の駐車場の空き駐車スペース
    報知システム。
  6. 【請求項6】 前記交差車両走行通路に交差する前記車
    両走行通路を複数本備え、これらの複数本の車両走行通
    路の各々と前記交差車両走行通路との交差箇所に前記他
    の表示器を設け、各交差箇所に設けた前記他の表示器の
    すべてを前記交差車両走行通路の入り口から視認され得
    るように配置したことを特徴とする請求項5記載の駐車
    場の空き駐車スペース報知システム。
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