JPH0934667A - 文字出力装置 - Google Patents

文字出力装置

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JPH0934667A
JPH0934667A JP7183025A JP18302595A JPH0934667A JP H0934667 A JPH0934667 A JP H0934667A JP 7183025 A JP7183025 A JP 7183025A JP 18302595 A JP18302595 A JP 18302595A JP H0934667 A JPH0934667 A JP H0934667A
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JP
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Application number
JP7183025A
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English (en)
Inventor
Osamu Endo
収 遠藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力要求フォント毎に部分フォントの組替え情
報を定義せずとも、出力要求フォントを少ないフォント
データを用いて自動的に構築できる。 【解決手段】複数のエンコーディングe1〜e4毎に、
該エンコーディングと、他の組み替えられるエンコーデ
ィングとの間の文字コード関係情報が記憶されたエンコ
ーディング組替テーブルTを有し、抽出部1が、出力要
求フォント情報RFから書体情報及びエンコーディング
情報を抽出し、判断部2が書体情報とエンコーディング
情報とを満足するフォントが存在しないと判断した場
合、検索部3はエンコーディング組替テーブルT及びフ
ォントテーブルFTを参照して組替えが可能か否かを決
定し、組替えが可能な場合にフォント再構築部4が文字
コード関係情報をもとに組み替えられるエンコーディン
グを有するフォントを組み合わせて1つの合成フォント
を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のフォントを
有して文字の出力処理を行うプリンタ等の文字出力装置
に関し、特にメモリ使用効率上、少ない搭載フォントを
用いて多種類のフォントを仮想的に生成することができ
る文字出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータの性能の向上ととも
に、文書作成処理も複数のフォントを用いて行うことが
できるようになった。これに伴い、作成した文書内の文
字を出力する文字出力装置側においても、該文書で用い
ている複数のフォントを搭載しておくことが要求される
ようになった。
【0003】しかし、文字出力装置に出力要求を行う出
力要求側コンピュータが使用する文字は、基本となる標
準的な文字の他に、当該出力要求側コンピュータ独自の
文字を保持している場合があるとともに、該文字を示す
コードも多種類存在するのが現実である。
【0004】このため、文字出力装置側では、どのよう
な出力要求側コンピュータからの出力要求に対しても文
字の出力が可能となるようにするため、各出力要求側コ
ンピュータに対応する全てのフォントを保持する必要が
ある。
【0005】例えば、図5は出力要求側コンピュータが
用いるフォントの全てを保持する文字出力装置内のフォ
ント格納状態を示しており、図5では、同一書体Aで異
なるエンコーディングe1〜e4を有するフォントA1
〜A4と、同一書体Bで異なるエンコーディングe1,
e4を有するフォントB1,B4との全てのフォントD
が文字出力装置内に保持されている。すなわち、ある出
力要求側コンピュータに対応するフォントA1と別の出
力要求側コンピュータに対応するフォントA2とが個別
に文字出力装置内に保持されることになる。
【0006】しかし、このように出力要求側コンピュー
タが使用するフォントの全てを個別に保持することはメ
モリ使用効率が悪い。例えば、図5において、フォント
A1とフォントA2とは個別に保持されるため、フォン
トA1,A2に共通する部分の文字フォントは重複して
保持されることになる。
【0007】この問題を解決するため、例えば特開平5
−346777号公報には、フォントデータを各出力要
求側コンピュータが共通に保持するような標準的な文字
のフォントと、各コンピュータで拡張した文字のフォン
トとに分け、拡張した文字のフォントの部分を出力要求
に応じて切替出力するようにしている。
【0008】例えば、図6においては、文字出力装置内
のフォントを標準部分と拡張部分とに分け、該標準部分
を有するフォントA1〜A3,B1が1つの標準部分の
フォントα1を共有するようにしている。従って、標準
部分のフォントα2〜α4を保持するためのメモリ領域
が削減されることになる。
【0009】これによれば、文字出力装置側は、標準的
な文字のフォントと拡張した文字のフォントとを保持す
ればよいので、文字出力装置側が保持すべきリソースが
減少し、メモリ使用効率が高くなる。
【0010】さらに、特開平6−266334号公報で
はこの考えを一歩進めて、文字出力装置側に保持される
フォントを予め複数の部分に分けておき、出力要求時に
それらを組み合わせて1つのフォントとして使用するよ
うにしている。
【0011】例えば、図7(a)は実現されるフォント
を示し、図7(b)は文字出力装置側で保持される分割
された実際のフォントを示している。図7において、フ
ォントA1を用いる場合、分割されたフォントa〜cの
3つを組み合わせるようにしている。同様にフォントA
2はフォントb,cを、フォントA3はフォントa,
b,dを、フォントA4はフォントc,dを組み合わせ
るようにしている。
【0012】これにより、文字出力装置側のメモリ使用
効率がさらに高まるとともに、より柔軟なフォント構成
を可能としている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−346777号公報あるいは特開平6−26633
4号公報に記載されたものによるフォントを組み合わせ
る情報は、それぞれの組み替えられるフォントに付随す
る情報である。つまり、あるフォントを他の部分フォン
トの組合せによって定義する場合、フォント毎に他の部
分フォントの特定コードが、フォントのどの文字コード
に対応するかといった組合せ情報を設定する必要があ
る。
【0014】ここで、フォントとは、書体デザインを示
す書体、文字セットの並びを示すエンコーディング、文
字の送り幅等を定義するメトリクス等の組合せによって
一義的に定まるものである。このため、同じ書体を有し
ていても、異なるエンコーディングである場合は、異な
るフォントである。
【0015】従って、異なる書体で同じエンコーディン
グをもったフォントを実現する場合には、たとえ、既に
必要な文字パターンがそろっていたとしても、組み替え
フォントとして組み替えるための組み替え情報が付いた
フォントがなければ、このエンコーディングでの使用は
できず、書体数の増加に伴って組み替え情報が多くな
り、そのための定義も煩雑になるという問題点があっ
た。
【0016】例えば図7において、書体Bのフォントと
してフォントB1とフォントB4とがあり、フォントB
1,B4はそれぞれ書体AのフォントA1,A4と同じ
エンコーディングのフォントであるとして定義されてい
る場合で、フォントA3と同じエンコーディングを保持
した書体BのフォントB3を使用したい場合を考える
と、フォントB3を構成するフォントデータは、分割さ
れた部分フォントfと部分フォントhとを組み合わせる
ことにより実現することができる。
【0017】しかし、部分フォントfと部分フォントg
とを組み合わせることを示す組合せ情報は、フォントに
付随する情報であるため、フォントB3がどの部分フォ
ントで組み合わせられるかという定義がなければ、フォ
ントB3を使用することはできない。すなわち、フォン
トB3を使用するために、フォントB3は部分フォント
fと部分フォントhとを組み合わせたものである、とあ
らためて定義する必要がある。
【0018】そこで、本発明は、かかる問題点を除去
し、出力要求されるフォント毎に部分フォントの組替え
情報を定義せずとも、出力要求されたフォントを少ない
フォントデータを用いて自動的に構築することができる
文字出力装置を提供することを目的とする。
【0019】また、新規な書体のフォントを追加保持さ
せる場合に、効率的なフォント管理を行うことができる
文字出力装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、出力要求
を受付け、該出力要求により指定されたフォントの文字
を出力する文字出力装置において、あるフォントの文字
コードと文字との関係を示すエンコーディングを他のフ
ォントの文字コードと文字との関係を示す他のエンコー
ディングの組合わせで表現したエンコーディング組み替
えテーブルを記憶する記憶手段と、前記出力要求により
指定されたフォントが存在しない場合は、前記記憶手段
に記憶されたエンコーディング組み替えテーブルを参照
して該出力要求により指定されたフォントを作成するフ
ォント作成手段と、前記フォント作成手段で作成された
フォントに基づき文字を出力する文字出力手段とを具備
することを特徴とする。
【0021】第2の発明は、第1の発明において、前記
記憶手段は、複数の書体に共用されるエンコーディング
組み替えテーブルを記憶することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】図1は、本発明の実施の形態である文字出
力装置の構成を示す図である。図1において、文字出力
装置10は、抽出部1、判断部2、検索部3、フォント
再構築部4、フォント情報出力部5、エンコーディング
組替テーブルT、及びフォントデータベースDBを有し
ている。
【0024】エンコーディング組替テーブルT内には、
複数のエンコーディング毎に該エンコーディングと該エ
ンコーディングを組合せによって代替する他のエンコー
ディングとの関係情報が記憶されている。
【0025】フォントデータベースDB内には、フォン
トに対応して、フォントのエンコーディング情報、フォ
ントの書体情報、及びコード毎の文字パターン等のフォ
ントデータの格納場所を示すポインタからなるフォント
テーブルFTを有するとともに、フォントテーブルFT
内のポインタで示されるフォントデータが格納されてい
る。
【0026】抽出部1は、出力要求フォント情報RFか
ら書体とエンコーディングとを抽出する。
【0027】判断部2は、抽出された書体とエンコーデ
ィングとを満足するフォントがフォントデータベースD
B内に存在するか否かを判断する。
【0028】検索部3は、出力要求フォントがフォント
データベースDB内に存在しないと判断された場合に、
エンコーディング組替テーブルTを検索して、該エンコ
ーディング組替テーブルT内に出力要求フォントのエン
コーディングが存在するか否かを求め、該検索結果から
さらに、組み替えられるフォントがフォントデータベー
スDB内に存在するか否かを検索し、出力要求フォント
の組替えが可能か否か、及び可能な場合には組替え情報
をも出力する。
【0029】フォント再構築部4は、検索部3からの組
替え情報をもとに、出力要求フォントをフォントデータ
ベースDB内に再構築する。
【0030】フォント情報出力部5は、再構築された出
力要求フォントを示すフォント指定情報FDを出力す
る。
【0031】ここで、出力要求フォント情報の一例を示
す。出力要求フォント情報としては、次のような情報が
与えられる。すなわち、 /Mincho-light-RKSJ-H である。「Mincho-light」は、肉細の明朝体とする書体
を指定し、「RKSJ」は、ローマ字カナ漢字のシフトJI
Sコードとするエンコーディングを指定し、「H」は、
横書きのメトリクスを指定している。
【0032】この出力要求フォント内の「RKSJ」のエン
コーディングの指定を、拡張ユニックスコードのエンコ
ーディングとした出力要求フォントは、次のように表さ
れる。すなわち、 /Mincho-light-EUC-H である。このように、同一書体であっても、エンコーデ
ィングの指定が異なれば、異なる出力要求フォントの指
定となる。
【0033】次に、図2のフローチャートを参照して文
字出力装置10の出力要求フォントの再構築処理手順に
ついて説明する。
【0034】まず、抽出部1が出力要求フォント情報R
Fを受け付ける(ステップ101)、抽出部1は、出力
要求フォント情報RFから書体情報とエンコーディング
情報とを抽出する(ステップ102)。その後、判断部
2は、抽出された書体情報が示す書体とエンコーディン
グ情報が示すエンコーディングとをもとに、フォントデ
ータベースDBのフォントテーブルFTを検索し(ステ
ップ103)、該書体と該エンコーディングとのいづれ
も満足するフォント、すなわち出力要求フォントがフォ
ントデータベースDBに格納されているか否かを判断す
る(ステップ104)。出力要求フォントがフォントデ
ータベースDB内に格納されている場合は、該出力要求
フォントをフォント指定情報として出力する(ステップ
111)。
【0035】一方、ステップ104で出力要求フォント
がフォントデータベースDB内に格納されていないと判
断された場合は、エンコーディング組替テーブルTを検
索し(ステップ105)、該エンコーディングに対する
関係情報が記憶されているか否かを判断する(ステップ
106)。このステップ106で該当する関係情報が記
憶されていないと判断された場合は、エラー通知を行っ
て(ステップ110)、本処理を終了するが、該当する
関係情報が記憶されている場合は、当該エンコーディン
グを組み替える他のエンコーディングをもつフォントの
書体がフォントデータベースDBに格納されているか否
かを判断する(ステップ107)。そして、ステップ1
07でフォントデータベースDBに格納されていないと
判断された場合は、ステップ105に戻って他の関係情
報に対して同様な処理を繰り返し、ステップ107でフ
ォントデータベースDBに格納されていると判断された
場合は、該エンコーディングの組替えに関する関係情報
をもとにフォントデータを読み込み(ステップ10
8)、複数のフォントによって組み替えられた組替フォ
ントを出力要求フォントとして構築し(ステップ10
9)、本処理を終了する。
【0036】このようにして、出力要求された書体とエ
ンコーディングとをともに満足する出力要求フォントそ
のものがフォントデータベースDBに存在しない場合で
も、フォント組替テーブルTに記憶された関係情報をも
とに、当該エンコーディングを他のエンコーディングを
用いて組替え、該他のエンコーディングをもつフォント
を用いた組替フォントが構築され、該構築された組替フ
ォントが出力要求フォントとして用いられる。
【0037】次に、図3を参照して具体的なエンコーデ
ィング組替テーブルの内容とフォントとの関係について
説明する。
【0038】図3(a)は、フォントデータベースDB
内に格納されている搭載フォントと新たに構築される組
替フォントとの関係を示している。すなわち、実線で示
したフォントA3,A4,B1,B4は搭載フォントで
あり、破線でD示したフォントA1,A2は搭載フォン
トを用いて組み替えられる組替フォントである。ここ
で、フォントA1〜A4は書体Aのフォントであり、フ
ォントB1,B4は書体Bのフォントである。また、フ
ォントA1〜A4のエンコーディングはそれぞれエンコ
ーディングe1〜e4であり、フォントB1,B4のエ
ンコーディングはそれぞれエンコーディングe1,e4
である。
【0039】図3(a)から、フォントA1は、フォン
トA3及びフォントA4の一部を組み合わせて構成さ
れ、同様にフォントA2は、フォントA3及びフォント
A4の一部を組み合わせて構成されることがわかる。
【0040】これらフォントA1,A2の組合せに関す
る情報を含めた各エンコーディングe1〜e4との間の
エンコーディング組替えに関する関係情報はエンコーデ
ィング組替テーブルTに記憶され、該エンコーディング
e1〜e4の間の関係情報は、図3(b)に示す内容と
して記憶される。
【0041】例えば、エンコーディングe1の組替えに
関する関係情報は、まず、エンコーディングe1そのも
のに関する情報として、文字コードが0から255であ
り、対応する文字の最初が「1」で、最後の文字が
「ん」であることが記憶される。そして、このエンコー
ディングe1を他のエンコーディングe2〜e4を用い
て組み合わせる場合の対応関係が次に記憶される。すな
わち、エンコーディングe1の文字コード0〜127は
エンコーディングe3の文字コード0〜127を対応さ
せ、エンコーディングe1の文字コード128〜255
はエンコーディングe4の文字コード0〜127に対応
させる、とする対応関係が記憶されている。
【0042】同様にして、エンコーディングe2は、他
のエンコーディングe1,e3,e4の中からエンコー
ディングe3の一部及びエンコーディングe4の一部を
用いて組み合わせるとする対応関係が記憶され、エンコ
ーディングe3は、他のエンコーディングe1,e2,
e4の中からエンコーディングe1の一部及びエンコー
ディングe4の一部を用いて組み合わせるとする対応関
係が記憶され、エンコーディングe4は、他のエンコー
ディングe1〜e3の中からエンコーディングe1の一
部及びエンコーディングe4の一部を用いて組み合わせ
るとする対応関係が記憶されている。
【0043】すなわち、使用要求フォントのエンコーデ
ィングそのものがフォントデータベースDBにそのまま
存在しない場合でも、他のエンコーディングを組み合わ
せて該使用要求フォントのエンコーディングを実現する
ようにしている。なお、図3(b)に示すエンコーディ
ング組替テーブルの内容では、1つのエンコーディング
に対して組替えによって実現されるエンコーディングを
それぞれ1つずつ準備しているが、1つのエンコーディ
ングに対して組み合わせることが可能な複数の対応関係
を記憶しておくようにしてもよい。これによれば、組合
せが可能となるフォントの実現可能性が向上する。
【0044】さて、このようなエンコーディング間の組
替えを示す対応関係をもとにして、フォントデータベー
スDB内に存在しないフォントを構築する場合を、フォ
ントA1を構築する場合を例にとって説明する。
【0045】すなわち、図3(b)に示すエンコーディ
ング組替テーブルTは、単にエンコーディング間の組替
え関係を示したに過ぎないので、検索部3は、この組替
えが可能か否かを決定する必要がある。この決定は、フ
ォントテーブルFTを検索して、組み替えられるエンコ
ーディングをもったフォントが存在するか否かを調べる
ことによって行われる。
【0046】フォントA1の場合、フォントA1のエン
コーディングe1は、上述したようにエンコーディング
e3の一部とエンコーディングe4の一部とを組み合わ
せることによって実現され、このエンコーディングe3
の一部すなわちエンコーディングe3の0〜127と、
エンコーディングe4の一部すなわちエンコーディング
e4の0〜127とは、それぞれ、フォントデータベー
スDB内に格納されているフォントA3の一部とフォン
トA4の一部として搭載されている。従って、フォント
A1の組合せは実現可能であると決定される。
【0047】図4は、フォントA1の構築過程を説明す
る図である。図4において、まずエンコーディング組替
テーブルT内のエンコーディングe1の他のエンコーデ
ィングe3,e4による組替えの対応関係T1をもと
に、該他のエンコーディングe3,e4を有するフォン
トデータベースDB内のフォントA3,A4との対応関
係T2に変換する。そして、この対応関係T2をもと
に、フォントA1の文字コード0〜127をフォントA
3の文字コード0〜127にそれぞれ対応させ、フォン
トA1の文字コード128〜255をフォントA4の文
字コード0〜127にそれぞれ対応させた最終的な合成
フォントA1(FF)が構築される。この合成フォント
A1によれば、例えば、エンコーディングe1の文字コ
ード「130」の文字は、エンコーディングe4の文字
コード「2」の文字が対応することになる。
【0048】このようにして、フォントデータベースD
B内に存在しない書体A及びエンコーディングe1のフ
ォントA1が構築される。
【0049】ここで、上述したように、エンコーディン
グ組替テーブルTの内容は、図3(b)で具体的に示し
たように単にエンコーディングの組替えの関係情報を記
憶しているに過ぎない。
【0050】従って、このエンコーディング組替テーブ
ルTは、書体Aのみならず書体Bにも共通して用いられ
る。すなわち、1つのエンコーディング組替テーブルT
は、全ての書体に共通なエンコーディングの組替えに関
する情報が記憶されていることになる。
【0051】このため、他の書体例えば書体Bに対して
も、該エンコーディング組替テーブルTを用いて、フォ
ントデータベースDB内に格納されていないフォントを
構築することができる。
【0052】例えば、書体Bでエンコーディングe3を
もつフォントB3が使用要求フォントとして要求された
場合、フォントB3はフォントデータベースDBには格
納されていないが、図3(b)に示すエンコーディング
組替テーブルTの関係情報を用いてフォントB3を構築
することができる。すなわち、エンコーディングe3の
組替えに関する関係情報によれば、エンコーディングe
3は、文字コード0〜255までであり、エンコーディ
ングe3の文字コード0〜127は、エンコーディング
e1の文字コード0〜127に対応し、エンコーディン
グe3の文字コード128〜255は、エンコーディン
グe4の文字コード128〜255に対応することが記
憶され、しかもエンコーディングe1の文字コード0〜
127及びエンコーディングe4の文字コード128〜
255は、それぞれフォントB1、フォントB4として
フォントデータベースDB内に格納されているので、該
フォントB3を構築することが可能となる。
【0053】また、書体Bでエンコーディングe2をも
つフォントB2も構築可能である。この場合、エンコー
ディングe2は、文字コード48〜255からなり、エ
ンコーディングe2の文字コード48〜127は、エン
コーディングe3の文字コード48〜127が対応し、
エンコーディングe2の文字コード128〜255は、
エンコーディングe4の文字コード0〜127が対応
し、エンコーディングe3をもつフォントB3は、フォ
ントデータベースDB内に直接には存在しないが、エン
コーディング組替テーブルTの内容から、さらにエンコ
ーディングe3の文字コード48〜127(0〜12
7)は、エンコーディングe1の48〜127(0〜1
27)に対応していることがわかる。ここで、エンコー
ディングe1をもつフォントB1はフォントデータベー
スに存在しているので、書体Bでエンコーディングe2
をもつフォントB2は構築することが可能となる。
【0054】このようにして、本発明では、書体とエン
コーディングとの組合せからなる最小限のフォントをフ
ォントデータとして格納すればよいので、メモリ使用効
率が向上するとともに、搭載されていないフォントも自
動的に構築することができる。
【0055】また、フォントの組合せ情報もフォント毎
に定義する必要がなく、1つのエンコーディング組替テ
ーブルを全ての書体単位で共通に用いることができるの
で、他の書体に対する出力要求がある場合にも、該エン
コーディング組替テーブルを用いればよく、エンコーデ
ィング組替のための情報を追加する必要がない。。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
記憶手段が、あるフォントの文字コードと文字との関係
を示すエンコーディングを他のフォントの文字コードと
文字との関係を示す他のエンコーディングの組合わせで
表現したエンコーディング組み替えテーブルを記憶し、
フォント作成手段が、出力要求により指定されたフォン
トが存在しない場合は、前記記憶手段に記憶されたエン
コーディング組み替えテーブルを参照して該出力要求に
より指定されたフォントを作成し、文字出力手段が、該
フォント作成手段で作成されたフォントに基づき文字を
出力するようにしている。
【0057】従って、フォント毎に組合せ情報を保持し
なくても、エンコーディング組み替えテーブルをもと
に、出力要求により指定されたフォントを少ないフォン
トデータで自動的に作成することができるという利点を
有する。
【0058】また、第2の発明では、第1の発明におい
て、記憶手段が、複数の書体に共用されるエンコーディ
ング組み替えテーブルを記憶するようにしている。
【0059】従って、新規な書体のフォントを追加する
場合でもエンコーディングの組替えあるいは該新規な書
体のフォントに対する組合せ情報を追加する必要がな
く、文字出力装置のフォント維持管理が容易になるとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である文字出力装置の構成
を示す図。
【図2】文字出力装置10の出力要求フォントの再構築
処理手順を示すフローチャート。
【図3】具体的なエンコーディング組替テーブルの内容
とフォントとの関係を示す図。
【図4】フォントA1の構築過程を説明する図。
【図5】従来の文字出力装置におけるフォント格納状態
を示す図。
【図6】標準部分と拡張部分とを分けて使用要求フォン
トを再構築する従来例を示す図。
【図7】分割された部分フォントを用いて使用要求フォ
ントを再構築する従来例を示す図。
【符号の説明】
1…抽出部 2…判断部 3…検索部 4…フォント構
築部 5…フォント情報出力部 T…エンコーディング組替テ
ーブル DB…フォントデータベース FT…フォントテーブル RF…出力要求フォント情報 FD…フォント指定情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力要求を受付け、該出力要求により指
    定されたフォントの文字を出力する文字出力装置におい
    て、 あるフォントの文字コードと文字との関係を示すエンコ
    ーディングを他のフォントの文字コードと文字との関係
    を示す他のエンコーディングの組合わせで表現したエン
    コーディング組み替えテーブルを記憶する記憶手段と、 前記出力要求により指定されたフォントが存在しない場
    合は、前記記憶手段に記憶されたエンコーディング組み
    替えテーブルを参照して該出力要求により指定されたフ
    ォントを作成するフォント作成手段と、 前記フォント作成手段で作成されたフォントに基づき文
    字を出力する文字出力手段とを具備することを特徴とす
    る文字出力装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、 複数の書体に共用されるエンコーディング組み替えテー
    ブルを記憶することを特徴とする請求項1記載の文字出
    力装置。
JP7183025A 1995-07-19 1995-07-19 文字出力装置 Pending JPH0934667A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140022432A (ko) 2011-07-25 2014-02-24 쇼와 덴코 가부시키가이샤 방향족 디올 모노(메타)아크릴레이트의 제조방법

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