JPH0934435A - 文字出力装置 - Google Patents
文字出力装置Info
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- JPH0934435A JPH0934435A JP7183026A JP18302695A JPH0934435A JP H0934435 A JPH0934435 A JP H0934435A JP 7183026 A JP7183026 A JP 7183026A JP 18302695 A JP18302695 A JP 18302695A JP H0934435 A JPH0934435 A JP H0934435A
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- contour
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- font
- unit
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- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】文字品質の劣化を招くことなく、あるフォント
に基づいてウエイトが異なる他のフォントを簡易に作成
することができる文字ウエイト変更装置を提供するこ
と。 【解決手段】文字描画部11aがフォントデータ記憶部
12から取り出した文字イメージをページバッファ13
bの印字位置に記憶しておき、修正データ生成部11b
が輪郭線の各パスを太線化した修正データを輪郭情報記
憶領域13aに記憶し、ウエイト修正部11eが輪郭情
報記憶領域13aに記憶した修正データをページバッフ
ァ13bに記憶した文字イメージに文字色又は背景色で
重畳する。
に基づいてウエイトが異なる他のフォントを簡易に作成
することができる文字ウエイト変更装置を提供するこ
と。 【解決手段】文字描画部11aがフォントデータ記憶部
12から取り出した文字イメージをページバッファ13
bの印字位置に記憶しておき、修正データ生成部11b
が輪郭線の各パスを太線化した修正データを輪郭情報記
憶領域13aに記憶し、ウエイト修正部11eが輪郭情
報記憶領域13aに記憶した修正データをページバッフ
ァ13bに記憶した文字イメージに文字色又は背景色で
重畳する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォント記憶部か
ら取り出した文字像の線幅を変更して出力する文字出力
装置に関し、特に線幅の太め及び細めを簡易に行うこと
を可能にした文字出力装置に関する。
ら取り出した文字像の線幅を変更して出力する文字出力
装置に関し、特に線幅の太め及び細めを簡易に行うこと
を可能にした文字出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の文書処理技術の高度化に伴い、デ
ィスプレイ等の文字表示装置及びプリンタ等の印字装置
は、書体、文字サイズ及び線分の太さ(以下、「ウエイ
ト」と言う。)が異なる多種多様のフォントを利用して
文字表示及び文字印字を行うことが多い。
ィスプレイ等の文字表示装置及びプリンタ等の印字装置
は、書体、文字サイズ及び線分の太さ(以下、「ウエイ
ト」と言う。)が異なる多種多様のフォントを利用して
文字表示及び文字印字を行うことが多い。
【0003】したがって、かかる文字表示装置及び印字
装置等の文字出力装置は、使用すべき各種フォントをそ
れぞれ装備する必要が生ずるが、書体、文字サイズ及び
ウエイトが異なるビットマップフォント(bit map fon
t)をそれぞれフォント記憶部に記憶していたのでは、
膨大なメモリを持つフォント記憶部が必要となる。
装置等の文字出力装置は、使用すべき各種フォントをそ
れぞれ装備する必要が生ずるが、書体、文字サイズ及び
ウエイトが異なるビットマップフォント(bit map fon
t)をそれぞれフォント記憶部に記憶していたのでは、
膨大なメモリを持つフォント記憶部が必要となる。
【0004】このため、最近の文字出力装置には、文字
の拡大縮小等を自在に行うことができるアウトラインフ
ォント(outline font)を装備するのが一般的である。
の拡大縮小等を自在に行うことができるアウトラインフ
ォント(outline font)を装備するのが一般的である。
【0005】このアウトラインフォントとは、座標で示
す複数の点とそれを結ぶ輪郭線(outline)で文字を表
現するフォントであり、具体的には基準フォントの基点
を拡大、縮小又は回転した後の基点座標とその輪郭線を
計算で求め、該輪郭線内を塗り潰すことにより文字を形
成する。
す複数の点とそれを結ぶ輪郭線(outline)で文字を表
現するフォントであり、具体的には基準フォントの基点
を拡大、縮小又は回転した後の基点座標とその輪郭線を
計算で求め、該輪郭線内を塗り潰すことにより文字を形
成する。
【0006】このように、このアウトラインフォントを
用いると、1つの基準フォントを拡大縮小又は回転して
文字サイズ等が異なる複数のフォントを表示又は印字す
ることができる。
用いると、1つの基準フォントを拡大縮小又は回転して
文字サイズ等が異なる複数のフォントを表示又は印字す
ることができる。
【0007】しかしながら、かかるアウトラインフォン
トを用いたとしても、書体やウエイトが異なるフォント
については表示又は印字することができない。
トを用いたとしても、書体やウエイトが異なるフォント
については表示又は印字することができない。
【0008】このため、(1)文字の重ね打ち、(2)
アウトライン形状の加工、又は(3)輪郭の太線化等に
より、あるフォントから書体やウエイトが異なる他のフ
ォントを生成する従来技術がある。
アウトライン形状の加工、又は(3)輪郭の太線化等に
より、あるフォントから書体やウエイトが異なる他のフ
ォントを生成する従来技術がある。
【0009】以下、それぞれの従来技術について説明す
る。
る。
【0010】(1)文字の重ね打ちについて 文字の重ね打ちにより文字の太線化を行う技術は、主と
してビットマップフォントを用いる場合に多用されると
ともに、最近はアウトラインフォントに対しても適用さ
れている。
してビットマップフォントを用いる場合に多用されると
ともに、最近はアウトラインフォントに対しても適用さ
れている。
【0011】例えば、特開平5−261972号公報に
は、ボールド体を持たない書体を用いてボールド文字を
印刷するために、縮小文字を定義された方向に微量ずつ
移動させながら重ね打ちするように構成したボールド文
字生成方式が開示されている。
は、ボールド体を持たない書体を用いてボールド文字を
印刷するために、縮小文字を定義された方向に微量ずつ
移動させながら重ね打ちするように構成したボールド文
字生成方式が開示されている。
【0012】すなわち、この先行技術は、文字の重ね打
ちにより線の太線化を行うビットマップフォントにおけ
る従来技術をアウトラインフォントに拡張して、ポスト
スクリプトプリンタで使用できるようにしたものであ
る。
ちにより線の太線化を行うビットマップフォントにおけ
る従来技術をアウトラインフォントに拡張して、ポスト
スクリプトプリンタで使用できるようにしたものであ
る。
【0013】なお、このポストスクリプトとは、米アド
ビシステム(Adobe Systems)社の登録商標であり、代
表的なページ記述言語として広く用いられている。
ビシステム(Adobe Systems)社の登録商標であり、代
表的なページ記述言語として広く用いられている。
【0014】しかしながら、上記先行技術に代表される
重ね打ち技術を用いて、高解像度のプリンタによるシフ
ト量の大きな重ね打ちを行うと、文字品質の劣化を招く
おそれがある。
重ね打ち技術を用いて、高解像度のプリンタによるシフ
ト量の大きな重ね打ちを行うと、文字品質の劣化を招く
おそれがある。
【0015】すなわち、シフト量がデバイスの解像度よ
りも大きくなった場合には、文字の周辺部に階段状の凹
凸等が発生するとともに、シフトに伴う隙間が生じる可
能性がある。
りも大きくなった場合には、文字の周辺部に階段状の凹
凸等が発生するとともに、シフトに伴う隙間が生じる可
能性がある。
【0016】(2)アウトライン形状の加工について アウトライン形状を加工する技術は、輪郭形状を複数の
座標値を用いて数学的に定義したアウトラインフォント
の座標値を移動することにより、輪郭形状自体を変更し
て異なる書体又はウエイトのフォントを生成する技術で
ある。
座標値を用いて数学的に定義したアウトラインフォント
の座標値を移動することにより、輪郭形状自体を変更し
て異なる書体又はウエイトのフォントを生成する技術で
ある。
【0017】例えば、特開平1−272460号公報に
は、線幅が太いフォントと線幅が細いフォントの2種類
のフォントを予め記憶しておき、線幅の太いフォントの
座標点データと線幅が細いフォントの座標点データの間
を指定線幅に応じた比率で内分又は外分した座標データ
を算出するよう構成した文字の発生方法及び装置が開示
されている。
は、線幅が太いフォントと線幅が細いフォントの2種類
のフォントを予め記憶しておき、線幅の太いフォントの
座標点データと線幅が細いフォントの座標点データの間
を指定線幅に応じた比率で内分又は外分した座標データ
を算出するよう構成した文字の発生方法及び装置が開示
されている。
【0018】すなわち、この先行技術は、ウエイトの異
なる2つのフォントを比例配分することにより中間ウエ
イトのフォントを生成するため、同一文字に関してウエ
イトの異なる2つのフォントが存在することが前提とな
る。
なる2つのフォントを比例配分することにより中間ウエ
イトのフォントを生成するため、同一文字に関してウエ
イトの異なる2つのフォントが存在することが前提とな
る。
【0019】また、特開平4−7683号公報には、文
字の形状を特定する輪郭上の複数の座標と該座標を変位
させる変位量とに基づいて演算を行うことにより、所望
の形状を持つ文字を生成するよう構成した文字・図形の
発生方式が開示されている。
字の形状を特定する輪郭上の複数の座標と該座標を変位
させる変位量とに基づいて演算を行うことにより、所望
の形状を持つ文字を生成するよう構成した文字・図形の
発生方式が開示されている。
【0020】すなわち、この先行技術は、通常の輪郭情
報の他にフォントの輪郭を構成する各座標を変位させる
ためのベクトル情報を持ち、該ベクトル情報に基づいて
各座標を移動して輪郭形状を変形させるものであるた
め、各座標に対応する変位量を保持することが前提とな
る。
報の他にフォントの輪郭を構成する各座標を変位させる
ためのベクトル情報を持ち、該ベクトル情報に基づいて
各座標を移動して輪郭形状を変形させるものであるた
め、各座標に対応する変位量を保持することが前提とな
る。
【0021】このように、これらの先行技術では、複数
のフォント又は変位量を必要とするためにデータ量が増
大し、また演算処理に起因して処理が複雑化する。
のフォント又は変位量を必要とするためにデータ量が増
大し、また演算処理に起因して処理が複雑化する。
【0022】(3)輪郭線の太線化について 輪郭線を太線化する技術は、アウトラインデータの両側
に或る幅をとり、その幅内を塗りつぶすことにより、ア
ウトラインを太線化する技術である。
に或る幅をとり、その幅内を塗りつぶすことにより、ア
ウトラインを太線化する技術である。
【0023】ところが、かかる技術を用いた場合には、
パスとパスとの接続部分において、太線端の半分が相手
の太線化領域内に入り込むが、他の半分が相手の太線化
領域から離れるために太線端の間に隙間が生じて文字品
質が劣化するため、文字品質を改善するための後処理が
必要となる。
パスとパスとの接続部分において、太線端の半分が相手
の太線化領域内に入り込むが、他の半分が相手の太線化
領域から離れるために太線端の間に隙間が生じて文字品
質が劣化するため、文字品質を改善するための後処理が
必要となる。
【0024】例えば、特開平4−144817号公報で
は、文字の輪郭を形成するパスを太線化した際にパス接
合部に生じる太線端間隙間を埋めて、文字の一部とする
ことを特徴とする文字太線化方式が開示されている。
は、文字の輪郭を形成するパスを太線化した際にパス接
合部に生じる太線端間隙間を埋めて、文字の一部とする
ことを特徴とする文字太線化方式が開示されている。
【0025】すなわち、アウトラインの両側を太線化し
て塗りつぶす従来技術を用いた場合には、上記従来技術
等を用いて後処理を行い、文字品質の劣化を除去する必
要が生じる。
て塗りつぶす従来技術を用いた場合には、上記従来技術
等を用いて後処理を行い、文字品質の劣化を除去する必
要が生じる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、文字
の重ね打ちを行う従来技術を用いた場合には、シフト量
がデバイスの解像度よりも大きくなると、文字の周辺部
に階段状の凹凸等が発生して文字品質が劣化するという
問題がある。
の重ね打ちを行う従来技術を用いた場合には、シフト量
がデバイスの解像度よりも大きくなると、文字の周辺部
に階段状の凹凸等が発生して文字品質が劣化するという
問題がある。
【0027】また、アウトライン形状を加工する従来技
術を用いた場合には、加工を行うための情報を記憶する
必要があり、処理が複雑化するという問題がある。加え
て、フォントの輪郭データを直接加工する必要があるた
め、プリンタのコマンドレベルで処理を行うことができ
ないという問題がある。
術を用いた場合には、加工を行うための情報を記憶する
必要があり、処理が複雑化するという問題がある。加え
て、フォントの輪郭データを直接加工する必要があるた
め、プリンタのコマンドレベルで処理を行うことができ
ないという問題がある。
【0028】さらに、輪郭線を太線化する技術を用いた
場合には、後処理を行って接合部に生じる隙間を埋める
等の処置が必要になり、またアウトライン形状を加工す
る従来技術と同様にフォントの輪郭データを直接加工す
る必要があるため、プリンタのコマンドレベルで処理を
行うことができないという問題がある。
場合には、後処理を行って接合部に生じる隙間を埋める
等の処置が必要になり、またアウトライン形状を加工す
る従来技術と同様にフォントの輪郭データを直接加工す
る必要があるため、プリンタのコマンドレベルで処理を
行うことができないという問題がある。
【0029】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
文字品質の劣化を招くことなく、あるフォントに基づい
てウエイトが異なる他のフォントを簡易に作成すること
ができる文字出力装置を提供することを目的とする。
文字品質の劣化を招くことなく、あるフォントに基づい
てウエイトが異なる他のフォントを簡易に作成すること
ができる文字出力装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、指定文字に対応する文字像をフォン
ト記憶部から取り出し、該文字像の線幅を変更して出力
する文字出力装置において、前記フォント記憶部から取
り出した文字像を記憶する記憶手段と、前記フォント記
憶部から取り出した文字像の文字輪郭を所定の線幅で描
画した輪郭像を生成する輪郭像生成手段と、前記記憶手
段に記憶した文字像に対して前記輪郭像生成手段が生成
した輪郭像を重畳して、前記記憶手段に記憶した文字像
の線幅を変更する線幅変更手段とを具備することを特徴
とする。
め、第1の発明は、指定文字に対応する文字像をフォン
ト記憶部から取り出し、該文字像の線幅を変更して出力
する文字出力装置において、前記フォント記憶部から取
り出した文字像を記憶する記憶手段と、前記フォント記
憶部から取り出した文字像の文字輪郭を所定の線幅で描
画した輪郭像を生成する輪郭像生成手段と、前記記憶手
段に記憶した文字像に対して前記輪郭像生成手段が生成
した輪郭像を重畳して、前記記憶手段に記憶した文字像
の線幅を変更する線幅変更手段とを具備することを特徴
とする。
【0031】また、第2の発明は、前記輪郭像生成手段
が、前記フォント記憶部から取り出した文字像の輪郭像
を所定の倍率で偏倍する偏倍手段と、前記偏倍手段によ
り偏倍された輪郭像の輪郭を所定の線幅に拡張する輪郭
線拡張手段と、前記輪郭拡張手段により輪郭線が拡張さ
れた輪郭像を前記所定の倍率の逆数で逆偏倍する逆偏倍
手段とを具備することを特徴とする。
が、前記フォント記憶部から取り出した文字像の輪郭像
を所定の倍率で偏倍する偏倍手段と、前記偏倍手段によ
り偏倍された輪郭像の輪郭を所定の線幅に拡張する輪郭
線拡張手段と、前記輪郭拡張手段により輪郭線が拡張さ
れた輪郭像を前記所定の倍率の逆数で逆偏倍する逆偏倍
手段とを具備することを特徴とする。
【0032】また、第3の発明は、前記線幅変更手段
が、前記記憶手段に記憶した文字像の文字色で前記輪郭
像を前記文字像に重畳することを特徴とする。
が、前記記憶手段に記憶した文字像の文字色で前記輪郭
像を前記文字像に重畳することを特徴とする。
【0033】また、第4の発明は、前記線幅変更手段
が、前記記憶手段に記憶した文字像の背景色で前記輪郭
像を前記文字像に重畳することを特徴とする。
が、前記記憶手段に記憶した文字像の背景色で前記輪郭
像を前記文字像に重畳することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0035】なお、第1の実施の形態では、文字のウエ
イトを文字全体について一様に増減するプリンタ装置に
ついて示し、第2の実施の形態では、縦方向と横方向と
で異なるウエイトの増減を行う場合について説明する。
イトを文字全体について一様に増減するプリンタ装置に
ついて示し、第2の実施の形態では、縦方向と横方向と
で異なるウエイトの増減を行う場合について説明する。
【0036】また、これらの実施の形態では、文字の輪
郭描画を容易に行うことができるポストスクリプトプリ
ンタを用いている。
郭描画を容易に行うことができるポストスクリプトプリ
ンタを用いている。
【0037】以下、第1の実施の形態について説明す
る。
る。
【0038】図1は、第1の実施の形態で用いるプリン
ト装置の構成を示すブロック図である。
ト装置の構成を示すブロック図である。
【0039】このプリンタ装置は、文字の線分の太さ、
すなわちウエイトを自在に増減することにより、装備フ
ォントを用いてウエイトの異なる文字印字を行うことが
できる機能を有する。
すなわちウエイトを自在に増減することにより、装備フ
ォントを用いてウエイトの異なる文字印字を行うことが
できる機能を有する。
【0040】また、図1に示すように、このプリンタ装
置は、入力処理部10と、描画処理部11と、フォント
データ記憶部12と、描画記録部13と、出力制御部1
4と、プリンタ15とからなる。
置は、入力処理部10と、描画処理部11と、フォント
データ記憶部12と、描画記録部13と、出力制御部1
4と、プリンタ15とからなる。
【0041】入力部10は、印字すべき文字コードや、
使用フォント、文字サイズ、印字位置、文字ウエイト等
の各種条件を入力する入力部である。
使用フォント、文字サイズ、印字位置、文字ウエイト等
の各種条件を入力する入力部である。
【0042】描画処理部11は、フォントデータ記憶部
12から取りだしたウエイト修正前の文字イメージを、
輪郭線を太線化した文字イメージを用いてウエイト修正
する処理部であり、文字描画部11aと、修正データ生
成部11bと、ウエイト修正部11eとからなる。
12から取りだしたウエイト修正前の文字イメージを、
輪郭線を太線化した文字イメージを用いてウエイト修正
する処理部であり、文字描画部11aと、修正データ生
成部11bと、ウエイト修正部11eとからなる。
【0043】文字描画部11aは、指定フォントの指定
文字コードに対応する文字アウトラインデータをフォン
トデータ記憶部12から取り出し、その文字をラスタラ
イズしてページバッファ13bの指定位置に描画する処
理部である。
文字コードに対応する文字アウトラインデータをフォン
トデータ記憶部12から取り出し、その文字をラスタラ
イズしてページバッファ13bの指定位置に描画する処
理部である。
【0044】すなわち、この文字描画部11aは、文字
ウエイトを修正する前の文字イメージをページバッファ
13bの指定位置に描画する。
ウエイトを修正する前の文字イメージをページバッファ
13bの指定位置に描画する。
【0045】修正データ生成部11bは、文字描画部1
1がページバッファ13bの指定位置に描画した文字の
ウエイトを修正するための修正データを生成する処理部
であり、パス描画部11cとパス塗りつぶし部11dを
内在する。
1がページバッファ13bの指定位置に描画した文字の
ウエイトを修正するための修正データを生成する処理部
であり、パス描画部11cとパス塗りつぶし部11dを
内在する。
【0046】このパス描画部11cとは、アウトライン
フォントの文字を構成する各パスを所定の太さで線描画
した輪郭情報を生成し、輪郭情報記憶領域13aに記憶
する処理部であり、また、パス塗りつぶし部11dは、
パス描画部11aが線描画した輪郭線部分を塗りつぶす
処理部である。
フォントの文字を構成する各パスを所定の太さで線描画
した輪郭情報を生成し、輪郭情報記憶領域13aに記憶
する処理部であり、また、パス塗りつぶし部11dは、
パス描画部11aが線描画した輪郭線部分を塗りつぶす
処理部である。
【0047】すなわち、この修正データ記憶部11b
は、パス描画部11c及びパス塗りつぶし部11dを用
いて、輪郭線部分を太線化した文字イメージを生成する
ものである。
は、パス描画部11c及びパス塗りつぶし部11dを用
いて、輪郭線部分を太線化した文字イメージを生成する
ものである。
【0048】また、ウエイト修正部11eは、この修正
データ生成部11bが生成した文字イメージを修正デー
タとして使用して、文字描画部11aがページバッファ
13bの印字位置に描画した文字イメージのウエイトを
修正する処理部である。
データ生成部11bが生成した文字イメージを修正デー
タとして使用して、文字描画部11aがページバッファ
13bの印字位置に描画した文字イメージのウエイトを
修正する処理部である。
【0049】なお、本実施の形態では、ポストスクリプ
トプリンタを使用しているため、ポストスクリプトコマ
ンドを用いて、各パスの所定太さの線描画及び塗りつぶ
しを容易に行うことができる。
トプリンタを使用しているため、ポストスクリプトコマ
ンドを用いて、各パスの所定太さの線描画及び塗りつぶ
しを容易に行うことができる。
【0050】フォントデータ記憶部12は、各種のフォ
ントデータを記憶する記憶部であり、描画処理部11に
よりかかるフォントデータがアクセスされる。
ントデータを記憶する記憶部であり、描画処理部11に
よりかかるフォントデータがアクセスされる。
【0051】描画記録部13は、文字のウエイト修正を
行う際に使用する文字イメージ及びページイメージ等を
記憶する記憶部であり、輪郭情報記憶領域13aとペー
ジバッファ13bとを有する。
行う際に使用する文字イメージ及びページイメージ等を
記憶する記憶部であり、輪郭情報記憶領域13aとペー
ジバッファ13bとを有する。
【0052】ここで、輪郭情報記憶領域13aは、最終
的に修正データ生成部11bが輪郭部分を太線化した文
字イメージを記憶する記憶領域であり、ページバッファ
13bは、出力すべきページイメージを保持する記憶領
域である。
的に修正データ生成部11bが輪郭部分を太線化した文
字イメージを記憶する記憶領域であり、ページバッファ
13bは、出力すべきページイメージを保持する記憶領
域である。
【0053】出力制御部14は、ページ印刷を行う場合
に、描画処理部11の指示を受けて、ページバッファ1
3bからページイメージデータを読み出し、該データを
プリンタ15に出力する。
に、描画処理部11の指示を受けて、ページバッファ1
3bからページイメージデータを読み出し、該データを
プリンタ15に出力する。
【0054】上記構成を有するプリンタ装置を用いるこ
とにより、文字描画部11aが描画した文字のウエイト
を指定文字ウエイトに修正することができる。
とにより、文字描画部11aが描画した文字のウエイト
を指定文字ウエイトに修正することができる。
【0055】次に、図1に示すプリンタ装置が行う指定
文字の太線化又は細線化の概念について図2及び図3を
用いて説明する。ただし、ここでは、文字「あ」をウエ
イト修正の対象文字とする。
文字の太線化又は細線化の概念について図2及び図3を
用いて説明する。ただし、ここでは、文字「あ」をウエ
イト修正の対象文字とする。
【0056】図2は、図1に示すプリンタ装置が文字
「あ」の太線化を行う場合の概念図であり、同図の左側
に文字イメージの全体図を記載するとともに同図の右側
に該文字イメージの一部を拡大した図を記載している。
「あ」の太線化を行う場合の概念図であり、同図の左側
に文字イメージの全体図を記載するとともに同図の右側
に該文字イメージの一部を拡大した図を記載している。
【0057】図2に示すように、文字「あ」の太線化を
行う場合には、文字「あ」のアウトラインフォントをフ
ォントデータ記憶部12から取り出し、その輪郭情報を
輪郭情報記憶領域13aに格納する(ステップ20
1)。
行う場合には、文字「あ」のアウトラインフォントをフ
ォントデータ記憶部12から取り出し、その輪郭情報を
輪郭情報記憶領域13aに格納する(ステップ20
1)。
【0058】なお、この輪郭情報をあえて図示すると、
円20b内に示すように線幅がない文字となるが、座標
点とその輪郭を数式で示したデータを輪郭情報として格
納しても構わない。
円20b内に示すように線幅がない文字となるが、座標
点とその輪郭を数式で示したデータを輪郭情報として格
納しても構わない。
【0059】次に、パス描画部11aは、この輪郭情報
記憶領域13aに保持した文字イメージの各パスを指定
された太さで線描画するとともに、パス塗りつぶし部1
1dが線描画された各パスを塗りつぶす(ステップ20
2)。
記憶領域13aに保持した文字イメージの各パスを指定
された太さで線描画するとともに、パス塗りつぶし部1
1dが線描画された各パスを塗りつぶす(ステップ20
2)。
【0060】このため、この段階では、円21b内に斜
線で示すように、各パスが太線化された文字イメージが
修正データとして輪郭情報記憶領域13aに記憶される
ことになる。
線で示すように、各パスが太線化された文字イメージが
修正データとして輪郭情報記憶領域13aに記憶される
ことになる。
【0061】一方、文字描画部11cは、文字「あ」の
アウトラインデータをフォントデータ記憶部12から取
り出し、該文字「あ」をラスタライズしてページバッフ
ァ13bの指定位置に描画する(ステップ203)。
アウトラインデータをフォントデータ記憶部12から取
り出し、該文字「あ」をラスタライズしてページバッフ
ァ13bの指定位置に描画する(ステップ203)。
【0062】したがって、この時点では、円22b内に
示すようにラスタライズされた文字イメージ「あ」がペ
ージバッファ13bの所定の位置に格納されることにな
る。
示すようにラスタライズされた文字イメージ「あ」がペ
ージバッファ13bの所定の位置に格納されることにな
る。
【0063】次に、ウエイト修正部11eは、輪郭情報
記憶領域13aに記憶された文字イメージを用いて、文
字描画部11aがページバッファ13bに格納した文字
のウエイトを修正する(ステップ204)。
記憶領域13aに記憶された文字イメージを用いて、文
字描画部11aがページバッファ13bに格納した文字
のウエイトを修正する(ステップ204)。
【0064】具体的には、輪郭情報記憶領域13aに記
憶された文字イメージをページバッファ13bに重ね書
きして文字の太線化を行う。
憶された文字イメージをページバッファ13bに重ね書
きして文字の太線化を行う。
【0065】このため、円23b内に示すデータは、円
22b内に示すデータに円21b内に示す斜線部分を加
えた図となる。
22b内に示すデータに円21b内に示す斜線部分を加
えた図となる。
【0066】なお、ここでは説明の便宜上、円21b及
び円23b内に示す修正データを斜線で示すこととした
が、実際には修正データに文字色を用いることにより、
各パスの太線化が実現できる。
び円23b内に示す修正データを斜線で示すこととした
が、実際には修正データに文字色を用いることにより、
各パスの太線化が実現できる。
【0067】次に、文字の細線化について説明する。
【0068】図3は、図1に示すプリンタ装置が文字
「あ」の細線化を行う場合の概念図であり、図2の場合
と同様に、同図の左側に文字イメージの全体図を記載す
るとともに同図の右側に該文字イメージの一部を拡大し
た図を記載している。
「あ」の細線化を行う場合の概念図であり、図2の場合
と同様に、同図の左側に文字イメージの全体図を記載す
るとともに同図の右側に該文字イメージの一部を拡大し
た図を記載している。
【0069】図3に示すように、文字「あ」の細線化を
行う場合にも、図2に示す太線化の場合と同様に、文字
「あ」の輪郭情報を輪郭情報記憶領域13aに格納し
(ステップ301)、パス描画部11aが各パスを指定
された太さで線描画した後、パス塗りつぶし部11dが
各パスを塗りつぶす(ステップ302)。
行う場合にも、図2に示す太線化の場合と同様に、文字
「あ」の輪郭情報を輪郭情報記憶領域13aに格納し
(ステップ301)、パス描画部11aが各パスを指定
された太さで線描画した後、パス塗りつぶし部11dが
各パスを塗りつぶす(ステップ302)。
【0070】また、文字描画部11cは、文字「あ」を
ラスタライズしてページバッファ13bの指定位置に描
画する(ステップ303)。
ラスタライズしてページバッファ13bの指定位置に描
画する(ステップ303)。
【0071】そして、ウエイト修正部11eは、輪郭情
報記憶領域13aに記憶された文字イメージを用いて、
文字描画部11aがページバッファ13bに格納した文
字のウエイトを修正する(ステップ304)。
報記憶領域13aに記憶された文字イメージを用いて、
文字描画部11aがページバッファ13bに格納した文
字のウエイトを修正する(ステップ304)。
【0072】ここで、図2に示す太線化の場合と異なる
のは、修正データの文字色を背景色とする点にある。
のは、修正データの文字色を背景色とする点にある。
【0073】すなわち、図2に示す太線化を行う場合に
は、文字色を使って文字の修正を行ったために太線化さ
れたわけであるが、細線化を行う場合には背景色で上書
きを行っているために、文字色の一部が消される結果と
なり細線化される。
は、文字色を使って文字の修正を行ったために太線化さ
れたわけであるが、細線化を行う場合には背景色で上書
きを行っているために、文字色の一部が消される結果と
なり細線化される。
【0074】このため、円33b内に示すデータは、円
32b内に示すデータを円31b内に示す斜線部分で削
除した図となっている。
32b内に示すデータを円31b内に示す斜線部分で削
除した図となっている。
【0075】このように、この発明では、もともとの文
字イメージに対して、文字の輪郭部分を太線化した修正
データを文字色又は背景色で重ね書きすることにより、
文字の太線化又は細線化を行っている。
字イメージに対して、文字の輪郭部分を太線化した修正
データを文字色又は背景色で重ね書きすることにより、
文字の太線化又は細線化を行っている。
【0076】次に、図1に示すプリンタ装置の処理手順
について説明する。
について説明する。
【0077】図4は、図1に示すプリンタ装置の太線化
又は細線化の処理手順を示すフローチャートである。な
お、ここでは説明の便宜上、1文字のみを太線化又は細
線化する場合を示している。
又は細線化の処理手順を示すフローチャートである。な
お、ここでは説明の便宜上、1文字のみを太線化又は細
線化する場合を示している。
【0078】図4に示すように、まず、入力部10から
使用フォント、文字コード、印字位置、文字サイズ及び
太線化又は細線化の別等の条件設定がされると(ステッ
プ401)、文字描画部11aは当該文字コードに対応
するフォントデータをフォントデータ記憶部12から取
り出してラスタライズし(ステップ402)、ページバ
ッファ13bの印字位置に書き込む(ステップ40
3)。
使用フォント、文字コード、印字位置、文字サイズ及び
太線化又は細線化の別等の条件設定がされると(ステッ
プ401)、文字描画部11aは当該文字コードに対応
するフォントデータをフォントデータ記憶部12から取
り出してラスタライズし(ステップ402)、ページバ
ッファ13bの印字位置に書き込む(ステップ40
3)。
【0079】その後、太線化又は細線化のいずれのウエ
イト修正を行うかを調べ(ステップ404)、ウエイト
を増加させる場合には文字色を輪郭色とし(ステップ4
05)、またウエイトを減少させる場合には背景色を輪
郭色とする(ステップ406)。なお、説明の便宜上図
示省略したが、太線化及び細線化のいずれも行わない場
合には、ステップ405以降の処理を行わずに終了す
る。
イト修正を行うかを調べ(ステップ404)、ウエイト
を増加させる場合には文字色を輪郭色とし(ステップ4
05)、またウエイトを減少させる場合には背景色を輪
郭色とする(ステップ406)。なお、説明の便宜上図
示省略したが、太線化及び細線化のいずれも行わない場
合には、ステップ405以降の処理を行わずに終了す
る。
【0080】次に、パス描画部11cは、フォントデー
タ記憶部12から指定文字コードに対応するアウトライ
ンフォントを取り出し(ステップ407)、該文字イメ
ージを指定太さで線描画するとともに(ステップ40
8)、パス塗りつぶし部11dが線描画された輪郭部分
の塗りつぶしを行い(ステップ409)、その結果を輪
郭情報記憶領域13aに格納する。
タ記憶部12から指定文字コードに対応するアウトライ
ンフォントを取り出し(ステップ407)、該文字イメ
ージを指定太さで線描画するとともに(ステップ40
8)、パス塗りつぶし部11dが線描画された輪郭部分
の塗りつぶしを行い(ステップ409)、その結果を輪
郭情報記憶領域13aに格納する。
【0081】そして、ウエイト修正部11eは、該輪郭
情報記憶領域13aに格納した文字イメージをステップ
405又は406で設定した輪郭色でページバッファ1
3bの印字位置に重ね書きする(ステップ410)。
情報記憶領域13aに格納した文字イメージをステップ
405又は406で設定した輪郭色でページバッファ1
3bの印字位置に重ね書きする(ステップ410)。
【0082】上記一連の処理を行うことにより、フォン
トデータ記憶部12に記憶されたフォントを用いて、各
種ウエイトが異なる文字印字を簡易に行うことができ
る。
トデータ記憶部12に記憶されたフォントを用いて、各
種ウエイトが異なる文字印字を簡易に行うことができ
る。
【0083】次に、上記プリント装置を用いて印字した
印字結果の一例について説明する。
印字結果の一例について説明する。
【0084】図5は、図1に示すプリント装置による印
字の一例を示す図である。
字の一例を示す図である。
【0085】そして、図5(a)は、明朝体の文字列
「愛のある書体」をウエイト調整を行わずにそのまま印
字した場合を示し、図5(b)は各文字を輪郭描画した
ものである。
「愛のある書体」をウエイト調整を行わずにそのまま印
字した場合を示し、図5(b)は各文字を輪郭描画した
ものである。
【0086】また、図5(c)は、図5(a)に示す文
字列を太線化した場合を示しており、図5(d)は、該
文字列を細線化した場合を示している。
字列を太線化した場合を示しており、図5(d)は、該
文字列を細線化した場合を示している。
【0087】すなわち、図5(c)に示す文字列は、図
5(a)に示す元の文字列に図5(b)に示す輪郭を文
字色で重ね書きしたものであり、図5(b)に示す輪郭
を重ねた分だけ文字のウエイトが増している。
5(a)に示す元の文字列に図5(b)に示す輪郭を文
字色で重ね書きしたものであり、図5(b)に示す輪郭
を重ねた分だけ文字のウエイトが増している。
【0088】また、図5(d)に示す文字列は、図5
(a)に示す元の文字列に図5(b)に示す輪郭を背景
色で重ね書きしたものであり、図5(b)に示す輪郭を
重ねた分だけ文字のウエイトが細まっている。
(a)に示す元の文字列に図5(b)に示す輪郭を背景
色で重ね書きしたものであり、図5(b)に示す輪郭を
重ねた分だけ文字のウエイトが細まっている。
【0089】このように、上記プリント装置を用いるこ
とにより、文字を一様に太線化又は細線化することがで
きる。
とにより、文字を一様に太線化又は細線化することがで
きる。
【0090】しかしながら、図5(c)を参照すると、
横線と縦線を同じだけ太めたために、横線が細い明朝体
の特徴が失われおり、また、図5(d)を参照すると、
細い横線を太い縦線と同じ量細めてしまったために横線
の消失を招いている。
横線と縦線を同じだけ太めたために、横線が細い明朝体
の特徴が失われおり、また、図5(d)を参照すると、
細い横線を太い縦線と同じ量細めてしまったために横線
の消失を招いている。
【0091】すなわち、上記第1の実施の形態で示すプ
リンタ装置は、縦線と横線が一様な太さを持つゴシック
体等には有効であるが、上記明朝体を用いる場合には文
字品質が劣化する。
リンタ装置は、縦線と横線が一様な太さを持つゴシック
体等には有効であるが、上記明朝体を用いる場合には文
字品質が劣化する。
【0092】そこで、次に上記明朝体にも適用できるプ
リンタ装置を第2の実施の形態を用いて説明する。
リンタ装置を第2の実施の形態を用いて説明する。
【0093】図6は、第2の実施の形態で用いるプリン
タ装置の構成を示すブロック図である。なお、このプリ
ンタ装置の構成要素のうち、第1の実施の形態で用いる
図1に示すプリンタ装置に対応する部分については、同
一の符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
タ装置の構成を示すブロック図である。なお、このプリ
ンタ装置の構成要素のうち、第1の実施の形態で用いる
図1に示すプリンタ装置に対応する部分については、同
一の符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
【0094】このプリンタ装置は、修正データ生成部6
1に座標変換部62を採用し、またx軸方向とy軸方向
に分けてそれぞれ文字ウエイトを入力する点が図1に示
すプリンタ装置と異なる。
1に座標変換部62を採用し、またx軸方向とy軸方向
に分けてそれぞれ文字ウエイトを入力する点が図1に示
すプリンタ装置と異なる。
【0095】すなわち、このプリンタ装置は、文字全体
を一様に太線化又は細線化するのではなく、横線と縦線
とで異なるウエイト修正を行うことができるようにする
ために、偏倍技術を用いて修正データを作成するよう構
成している。
を一様に太線化又は細線化するのではなく、横線と縦線
とで異なるウエイト修正を行うことができるようにする
ために、偏倍技術を用いて修正データを作成するよう構
成している。
【0096】例えば、フォントの横線の太さを変えずに
縦線のみを太めたい場合には、まず輪郭を縦方向に偏倍
した後に輪郭全体を太め、該太めた輪郭を逆偏倍するこ
とにより縦線の輪郭のみを太めた文字イメージを得て、
該文字イメージを元の文字に文字色で重ね合わせるよう
構成している。
縦線のみを太めたい場合には、まず輪郭を縦方向に偏倍
した後に輪郭全体を太め、該太めた輪郭を逆偏倍するこ
とにより縦線の輪郭のみを太めた文字イメージを得て、
該文字イメージを元の文字に文字色で重ね合わせるよう
構成している。
【0097】すなわち、図1に示す座標変換部62は、
パス描画部11cが文字の輪郭を所定の太さで線描画す
る前に、該文字を指定ウエイトに基づいて偏倍するとと
もに、パス描画部11cが所定の太さで線描画した文字
を逆偏倍する。
パス描画部11cが文字の輪郭を所定の太さで線描画す
る前に、該文字を指定ウエイトに基づいて偏倍するとと
もに、パス描画部11cが所定の太さで線描画した文字
を逆偏倍する。
【0098】なお、この座標変換部62は、アフィン変
換等を用いて偏倍及び逆偏倍を行なうことができ、x方
向の偏倍パラメータ(以下、「wx」と言う。)及びy
方向の偏倍パラメータ(以下、「wy」と言う。)が設
定されると、x方向に1/wx倍及びy方向に1/wy
倍の偏倍を行い、またx方向にwx倍及びy方向にwy
倍の逆偏倍を行う。
換等を用いて偏倍及び逆偏倍を行なうことができ、x方
向の偏倍パラメータ(以下、「wx」と言う。)及びy
方向の偏倍パラメータ(以下、「wy」と言う。)が設
定されると、x方向に1/wx倍及びy方向に1/wy
倍の偏倍を行い、またx方向にwx倍及びy方向にwy
倍の逆偏倍を行う。
【0099】例えば、wx=1、wy=0.2のパラメ
ータが設定されている場合には、y方向のみについて5
倍の偏倍が行われるとともに、y方向のみについて0.
2倍の逆偏倍が行われる。
ータが設定されている場合には、y方向のみについて5
倍の偏倍が行われるとともに、y方向のみについて0.
2倍の逆偏倍が行われる。
【0100】次に、図6に示す修正データ生成部61の
処理例について図7及び図8を用いて説明する。なお、
ここでは文字「日」の縦線のウエイトを増す場合を示し
ている。
処理例について図7及び図8を用いて説明する。なお、
ここでは文字「日」の縦線のウエイトを増す場合を示し
ている。
【0101】図7は、図6に示す修正データ生成部61
の処理結果の一例を示す図である。
の処理結果の一例を示す図である。
【0102】図7(a)は、フォントデータ記憶部12
から取りだした漢字「日」のアウトラインデータの文字
イメージを示しており、同図(b)は、座標変換部62
が該文字イメージを縦方向に5倍の偏倍をした図であ
る。なお、この場合の偏倍パラメータは、wx=1、w
y=0.2である。
から取りだした漢字「日」のアウトラインデータの文字
イメージを示しており、同図(b)は、座標変換部62
が該文字イメージを縦方向に5倍の偏倍をした図であ
る。なお、この場合の偏倍パラメータは、wx=1、w
y=0.2である。
【0103】次に、同図(c)は、同図(b)に示す文
字イメージの輪郭を所定の太さで線描画して塗りつぶし
た文字イメージを示している。なお、パス描画部11c
が行う輪郭の線描画処理及びパス塗りつぶし部11dが
行う塗りつぶし処理は、第1の実施の形態の場合と同様
である。
字イメージの輪郭を所定の太さで線描画して塗りつぶし
た文字イメージを示している。なお、パス描画部11c
が行う輪郭の線描画処理及びパス塗りつぶし部11dが
行う塗りつぶし処理は、第1の実施の形態の場合と同様
である。
【0104】そして、同図(d)は、同図(c)に示す
文字イメージをy方向について0.2倍の逆偏倍を行っ
た文字イメージを示しており、同図から明らかに縦線の
みが太められている。
文字イメージをy方向について0.2倍の逆偏倍を行っ
た文字イメージを示しており、同図から明らかに縦線の
みが太められている。
【0105】このように、文字イメージをy方向のみに
偏倍した文字の輪郭を一様に太め、その後にy方向のみ
について逆偏倍すると、横線の太さが逆偏倍により細め
られるため、結果的に縦線のみが太められる結果とな
る。
偏倍した文字の輪郭を一様に太め、その後にy方向のみ
について逆偏倍すると、横線の太さが逆偏倍により細め
られるため、結果的に縦線のみが太められる結果とな
る。
【0106】なお、上記説明では、偏倍した文字イメー
ジの輪郭を所定の太さで線描画して塗りつぶしを行った
ラスタデータを逆偏倍することとしたので、逆偏倍時に
文字品質の劣化を招くおそれがあり、また偏倍率に対応
できる記憶容量を持つイメージバッファが必要となる。
ジの輪郭を所定の太さで線描画して塗りつぶしを行った
ラスタデータを逆偏倍することとしたので、逆偏倍時に
文字品質の劣化を招くおそれがあり、また偏倍率に対応
できる記憶容量を持つイメージバッファが必要となる。
【0107】このため、パス塗りつぶし部11dがラス
タデータにする前に逆偏倍を行い、座標変換部62が逆
偏倍を行った後にパス塗りつぶし部11dによる塗りつ
ぶしを行うこともできる。
タデータにする前に逆偏倍を行い、座標変換部62が逆
偏倍を行った後にパス塗りつぶし部11dによる塗りつ
ぶしを行うこともできる。
【0108】図8は、修正データ生成部61がかかる手
順を用いた場合の処理結果の一例を示す図であり、この
場合には、同図(c)に示すようにパス塗りつぶし部1
1dの塗りつぶしを行う前に座標変換部62が逆偏倍を
行っている。
順を用いた場合の処理結果の一例を示す図であり、この
場合には、同図(c)に示すようにパス塗りつぶし部1
1dの塗りつぶしを行う前に座標変換部62が逆偏倍を
行っている。
【0109】上記処理を行うことにより、縦線又は横線
のみを太めた文字イメージを修正データとして用いるこ
とが可能となるため、横線が細い特性を持つ明朝体の文
字品質の劣化を招くことなく文字の太線化を行うことが
できる。
のみを太めた文字イメージを修正データとして用いるこ
とが可能となるため、横線が細い特性を持つ明朝体の文
字品質の劣化を招くことなく文字の太線化を行うことが
できる。
【0110】次に、図6に示すプリンタ装置の処理手順
について説明する。
について説明する。
【0111】図9は、図6に示すプリンタ装置の太線化
又は細線化の処理手順を示すフローチャートである。
又は細線化の処理手順を示すフローチャートである。
【0112】図9に示すように、まず、入力部10から
使用フォント、文字コード、印字位置、文字サイズ及び
ウエイト調整の有無等の条件設定がされると(ステップ
901)、文字描画部11aは当該文字コードに対応す
るフォントデータをフォントデータ記憶部12から取り
出してラスタライズし、ページバッファ13bの印字位
置に書き込む(ステップ902)。
使用フォント、文字コード、印字位置、文字サイズ及び
ウエイト調整の有無等の条件設定がされると(ステップ
901)、文字描画部11aは当該文字コードに対応す
るフォントデータをフォントデータ記憶部12から取り
出してラスタライズし、ページバッファ13bの印字位
置に書き込む(ステップ902)。
【0113】その後、ウエイト調整を行うか否かを調べ
(ステップ903)、ウエイト調整を行わない場合には
処理を終了し、ウエイト調整を行う場合にはウエイト調
整量のパラメータwx及びwyを設定する(ステップ9
04)。
(ステップ903)、ウエイト調整を行わない場合には
処理を終了し、ウエイト調整を行う場合にはウエイト調
整量のパラメータwx及びwyを設定する(ステップ9
04)。
【0114】このパラメータwx及びwyは、正の場合
にウエイト増を意味するのに対して、負の場合にウエイ
ト減を意味し、またパラメータwxとwyは常に正負が
一致しなければならない。
にウエイト増を意味するのに対して、負の場合にウエイ
ト減を意味し、またパラメータwxとwyは常に正負が
一致しなければならない。
【0115】なぜなら、本実施の形態では、輪郭色を文
字色又は背景色のいずれにするかによって太線化及び細
線化を実現しており、1回の処理では太線化と細線化を
同時に行えないためである。
字色又は背景色のいずれにするかによって太線化及び細
線化を実現しており、1回の処理では太線化と細線化を
同時に行えないためである。
【0116】次に、パラメータwxが正であるか否かを
判断し(ステップ905)、該パラメータwxが正であ
れば輪郭色を文字色に設定し(ステップ906)、パラ
メータwxが負であれば輪郭色を背景色に設定するとと
もに(ステップ907)、wx=−wx、wy=−wy
によりパラメータwx及びwyの正負を反転させる(ス
テップ908)。
判断し(ステップ905)、該パラメータwxが正であ
れば輪郭色を文字色に設定し(ステップ906)、パラ
メータwxが負であれば輪郭色を背景色に設定するとと
もに(ステップ907)、wx=−wx、wy=−wy
によりパラメータwx及びwyの正負を反転させる(ス
テップ908)。
【0117】すなわち、ステップ905の判定では、太
線化又は細線化のいずれのウエイト調整を行うかの判断
を行っており、またステップ908では、細線化を行う
場合にパラメータwx及びwyの値を正にしているので
ある。
線化又は細線化のいずれのウエイト調整を行うかの判断
を行っており、またステップ908では、細線化を行う
場合にパラメータwx及びwyの値を正にしているので
ある。
【0118】次に、パス描画部11cは、フォントデー
タ記憶部12から指定文字コードに対応するアウトライ
ンデータを取り出し(ステップ909)、該アウトライ
ンデータをパラメータ1/wx及び1/wyで偏倍する
(ステップ910)。
タ記憶部12から指定文字コードに対応するアウトライ
ンデータを取り出し(ステップ909)、該アウトライ
ンデータをパラメータ1/wx及び1/wyで偏倍する
(ステップ910)。
【0119】そして、該輪郭を指定太さで線描画した後
に(ステップ911)、パラメータwx及びwyで逆偏
倍するとともに(ステップ912)、該逆偏倍した文字
の輪郭部分をパス塗りつぶし部11dが塗りつぶして
(ステップ913)、その結果を輪郭情報記憶領域13
aに格納する。
に(ステップ911)、パラメータwx及びwyで逆偏
倍するとともに(ステップ912)、該逆偏倍した文字
の輪郭部分をパス塗りつぶし部11dが塗りつぶして
(ステップ913)、その結果を輪郭情報記憶領域13
aに格納する。
【0120】次に、ウエイト修正部11eは、該輪郭情
報記憶領域13aに格納した文字イメージをステップ9
06又は907で設定した輪郭色でページバッファ13
bの指定印字位置に重ね書きする(ステップ914)。
報記憶領域13aに格納した文字イメージをステップ9
06又は907で設定した輪郭色でページバッファ13
bの指定印字位置に重ね書きする(ステップ914)。
【0121】上記一連の処理を行うことにより、縦線と
横線を異なる量でウエイト調整することが可能となる。
横線を異なる量でウエイト調整することが可能となる。
【0122】次に、上記プリント装置を用いて印字した
印字結果の一例について説明する。
印字結果の一例について説明する。
【0123】図10は、図6に示すプリント装置による
印字の一例を示す図であり、図10(a)は、明朝体の
文字列「愛のある書体」をウエイト調整を行わずにその
まま印字した場合を示し、図10(b)は各文字の横線
を太めてつつ輪郭描画したものである。
印字の一例を示す図であり、図10(a)は、明朝体の
文字列「愛のある書体」をウエイト調整を行わずにその
まま印字した場合を示し、図10(b)は各文字の横線
を太めてつつ輪郭描画したものである。
【0124】また、図10(c)は、図10(a)に示
す文字列の縦線を太線化した場合を示しており、図10
(d)は、該文字列の縦線を細線化した場合を示してい
る。
す文字列の縦線を太線化した場合を示しており、図10
(d)は、該文字列の縦線を細線化した場合を示してい
る。
【0125】すなわち、図10(c)に示す文字列は、
図10(a)に示す元の文字列に図10(b)に示す輪
郭を文字色で重ね書きしたものであり、図10(b)に
示す輪郭を重ねた分だけ文字のウエイトが増している。
図10(a)に示す元の文字列に図10(b)に示す輪
郭を文字色で重ね書きしたものであり、図10(b)に
示す輪郭を重ねた分だけ文字のウエイトが増している。
【0126】また、図10(d)に示す文字列は、図1
0(a)に示す元の文字列に図10(b)に示す輪郭を
背景色で重ね書きしたものであり、図10(b)に示す
輪郭を重ねた分だけ文字のウエイトが細まっている。
0(a)に示す元の文字列に図10(b)に示す輪郭を
背景色で重ね書きしたものであり、図10(b)に示す
輪郭を重ねた分だけ文字のウエイトが細まっている。
【0127】また、図10(c)を参照すると、図5
(c)の場合のように横線が細い明朝体の特徴が失われ
ておらず、また図10(d)を参照すると、図5(d)
の場合のように横線が消失していないことが分かる。
(c)の場合のように横線が細い明朝体の特徴が失われ
ておらず、また図10(d)を参照すると、図5(d)
の場合のように横線が消失していないことが分かる。
【0128】すなわち、上記第2の実施の形態で示すプ
リンタ装置は、横線が細い特徴を有する明朝体のウエイ
トを修正する場合にも有効である。
リンタ装置は、横線が細い特徴を有する明朝体のウエイ
トを修正する場合にも有効である。
【0129】上述してきたように、第1の実施の形態で
は、文字描画部11aがフォントデータ記憶部12から
取り出した文字イメージをページバッファ13bの印字
位置に記憶しておき、修正データ生成部11bが輪郭線
の各パスを太線化した修正データを輪郭情報記憶領域1
3aに記憶し、ウエイト修正部11eが輪郭情報記憶領
域13aに記憶した修正データをページバッファ13b
に記憶した文字イメージに文字色又は背景色で重畳する
よう構成したので、フォントデータ記憶部12に装備し
ないウエイトを持つ文字印字を行うことができる。
は、文字描画部11aがフォントデータ記憶部12から
取り出した文字イメージをページバッファ13bの印字
位置に記憶しておき、修正データ生成部11bが輪郭線
の各パスを太線化した修正データを輪郭情報記憶領域1
3aに記憶し、ウエイト修正部11eが輪郭情報記憶領
域13aに記憶した修正データをページバッファ13b
に記憶した文字イメージに文字色又は背景色で重畳する
よう構成したので、フォントデータ記憶部12に装備し
ないウエイトを持つ文字印字を行うことができる。
【0130】また、文字品質の劣化を低減しつつ文字の
ウエイトを変更することができる。
ウエイトを変更することができる。
【0131】さらに、複雑な演算や変位情報等を必要と
しないため、簡単な処理で所望のウエイトに変更するこ
とができる。
しないため、簡単な処理で所望のウエイトに変更するこ
とができる。
【0132】また、ポストスクリプトプリンタ等のコマ
ンドプリンタに対しても適用することができる。
ンドプリンタに対しても適用することができる。
【0133】また、第2の実施の形態では、座標変換部
62がフォントデータ記憶部12から取り出した文字像
の輪郭データを所定の偏倍率で偏倍した後に、パス描画
部11cが各パスを所定の線幅で太線化し、これを座標
変換部62が逆偏倍した後に塗りつぶしを行うよう構成
したので、縦線または横線で異なるウエイト修正を行う
ことができる。
62がフォントデータ記憶部12から取り出した文字像
の輪郭データを所定の偏倍率で偏倍した後に、パス描画
部11cが各パスを所定の線幅で太線化し、これを座標
変換部62が逆偏倍した後に塗りつぶしを行うよう構成
したので、縦線または横線で異なるウエイト修正を行う
ことができる。
【0134】また、横線が細い特徴を有する明朝体フォ
ント等を用いた場合にも、文字品質の劣化を招くことな
くウエイトの修正を行うことができる。
ント等を用いた場合にも、文字品質の劣化を招くことな
くウエイトの修正を行うことができる。
【0135】なお、上記実施の形態では、アウトライン
フォントを用いた場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、ビットマップフォントを
用いる場合にも適用することができる。
フォントを用いた場合について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、ビットマップフォントを
用いる場合にも適用することができる。
【0136】この場合に、ビットマップに展開したフォ
ントに対して微分オペレータ等を適用してエッジを抽出
し、該エッジに基づき作成した輪郭線を拡大縮小するこ
とになる。
ントに対して微分オペレータ等を適用してエッジを抽出
し、該エッジに基づき作成した輪郭線を拡大縮小するこ
とになる。
【0137】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、フォント記憶部から取り出した文字像を記憶手段に
記憶しておき、フォント記憶部から取り出した文字像の
文字輪郭を所定の線幅で描画した輪郭像を記憶手段に記
憶した文字像に重畳して、文字像の線幅を変更するよう
構成したので、下記に示す効果が得られる。
は、フォント記憶部から取り出した文字像を記憶手段に
記憶しておき、フォント記憶部から取り出した文字像の
文字輪郭を所定の線幅で描画した輪郭像を記憶手段に記
憶した文字像に重畳して、文字像の線幅を変更するよう
構成したので、下記に示す効果が得られる。
【0138】1)フォント記憶部に装備しない線幅で文
字像を出力することができるため、フォント記憶部の記
憶容量を低減することが可能となる。
字像を出力することができるため、フォント記憶部の記
憶容量を低減することが可能となる。
【0139】2)文字品質の劣化を低減しつつ文字像の
線幅を変更することが可能となる。
線幅を変更することが可能となる。
【0140】3)複雑な演算や変位情報等を必要とせ
ず、簡単な処理で所望の線幅を有する文字像を形成する
ことができる。
ず、簡単な処理で所望の線幅を有する文字像を形成する
ことができる。
【0141】4)ポストスクリプトプリンタ等のコマン
ドプリンタに対しても適用することができる。
ドプリンタに対しても適用することができる。
【0142】また、本発明では、フォント記憶部から取
り出した文字像の輪郭像を所定の倍率で偏倍した輪郭像
の輪郭を所定の線幅に拡張した後、該輪郭像を所定の倍
率の逆数で逆偏倍するよう構成したので、下記に示す効
果が得られる。
り出した文字像の輪郭像を所定の倍率で偏倍した輪郭像
の輪郭を所定の線幅に拡張した後、該輪郭像を所定の倍
率の逆数で逆偏倍するよう構成したので、下記に示す効
果が得られる。
【0143】1)縦線または横線で異なる文字幅に変更
することが可能となる。
することが可能となる。
【0144】2)横線が細い特徴を有する明朝体フォン
ト等を用いた場合にも、文字品質の劣化を招くことなく
線幅を変更することが可能となる。
ト等を用いた場合にも、文字品質の劣化を招くことなく
線幅を変更することが可能となる。
【0145】また、本発明は、記憶手段に記憶した文字
像の文字色で輪郭像を文字像に重畳するよう構成したの
で、線幅の太線化を容易に行うことが可能となる。
像の文字色で輪郭像を文字像に重畳するよう構成したの
で、線幅の太線化を容易に行うことが可能となる。
【0146】また、本発明は、記憶手段に記憶した文字
像の背景色で輪郭像を文字像に重畳するよう構成したの
で、線幅の細線化を容易に行うことが可能となる。
像の背景色で輪郭像を文字像に重畳するよう構成したの
で、線幅の細線化を容易に行うことが可能となる。
【図1】第1の実施の形態で用いるプリント装置の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図2】図1に示すプリンタ装置が文字「あ」の太線化
を行う場合の概念図。
を行う場合の概念図。
【図3】図1に示すプリンタ装置が文字「あ」の細線化
を行う場合の概念図。
を行う場合の概念図。
【図4】図1に示すプリンタ装置の太線化又は細線化の
処理手順を示すフローチャート。
処理手順を示すフローチャート。
【図5】図1に示すプリント装置による印字の一例を示
す図。
す図。
【図6】第2の実施の形態で用いるプリンタ装置の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図7】図6に示す修正データ生成部の処理の一例を示
す図。
す図。
【図8】図6に示す修正データ生成部の処理の他の例を
示す図。
示す図。
【図9】図6に示すプリンタ装置の太線化又は細線化の
処理手順を示すフローチャート。
処理手順を示すフローチャート。
【図10】図6に示すプリント装置による印字の一例を
示す図。
示す図。
10…入力部、 11,60…描画処理部、 11a…
文字描画部、11b,61…修正データ生成部、 11
c…パス描画部、11d…パス塗りつぶし部、 11e
…ウエイト修正部、12…フォントデータ記憶部、 1
3…描画記憶部、13a…輪郭情報記憶領域、13b…
ページバッファ、14…出力制御部、 15…プリン
タ、 62…座標変換部
文字描画部、11b,61…修正データ生成部、 11
c…パス描画部、11d…パス塗りつぶし部、 11e
…ウエイト修正部、12…フォントデータ記憶部、 1
3…描画記憶部、13a…輪郭情報記憶領域、13b…
ページバッファ、14…出力制御部、 15…プリン
タ、 62…座標変換部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 B41J 3/12 G G06T 11/20 9365−5H G06F 15/72 355U
Claims (4)
- 【請求項1】 指定文字に対応する文字像をフォント記
憶部から取り出し、該文字像の線幅を変更して出力する
文字出力装置において、 前記フォント記憶部から取り出した文字像を記憶する記
憶手段と、 前記フォント記憶部から取り出した文字像の文字輪郭を
所定の線幅で描画した輪郭像を生成する輪郭像生成手段
と、 前記記憶手段に記憶した文字像に対して前記輪郭像生成
手段が生成した輪郭像を重畳して、前記記憶手段に記憶
した文字像の線幅を変更する線幅変更手段とを具備する
ことを特徴とする文字出力装置。 - 【請求項2】 前記輪郭像生成手段は、 前記フォント記憶部から取り出した文字像の輪郭像を所
定の倍率で偏倍する偏倍手段と、 前記偏倍手段により偏倍された輪郭像の輪郭を所定の線
幅に拡張する輪郭線拡張手段と、 前記輪郭拡張手段により輪郭線が拡張された輪郭像を前
記所定の倍率の逆数で逆偏倍する逆偏倍手段とを具備す
ることを特徴とする請求項1記載の文字出力装置。 - 【請求項3】 前記線幅変更手段は、 前記記憶手段に記憶した文字像の文字色で前記輪郭像を
前記文字像に重畳することを特徴とする請求項1記載の
文字出力装置。 - 【請求項4】 前記線幅変更手段は、 前記記憶手段に記憶した文字像の背景色で前記輪郭像を
前記文字像に重畳することを特徴とする請求項1記載の
文字出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7183026A JPH0934435A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 文字出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7183026A JPH0934435A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 文字出力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0934435A true JPH0934435A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16128450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7183026A Pending JPH0934435A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 文字出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0934435A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014092596A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Casio Comput Co Ltd | 文字表示装置、及び文字表示方法、プログラム |
DE112012006274B4 (de) | 2012-04-27 | 2018-08-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Schriftzeichen-Zeichnungsvorrichtung und Schriftzeichen-Zeichnungsverfahren |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP7183026A patent/JPH0934435A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112012006274B4 (de) | 2012-04-27 | 2018-08-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Schriftzeichen-Zeichnungsvorrichtung und Schriftzeichen-Zeichnungsverfahren |
JP2014092596A (ja) * | 2012-10-31 | 2014-05-19 | Casio Comput Co Ltd | 文字表示装置、及び文字表示方法、プログラム |
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