JPH0934230A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0934230A
JPH0934230A JP7183905A JP18390595A JPH0934230A JP H0934230 A JPH0934230 A JP H0934230A JP 7183905 A JP7183905 A JP 7183905A JP 18390595 A JP18390595 A JP 18390595A JP H0934230 A JPH0934230 A JP H0934230A
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JP
Japan
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developer
developing device
container
developing
carrier
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Pending
Application number
JP7183905A
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English (en)
Inventor
Takeshi Saito
健 斉藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置を構成する諸部材のうち、特に残
留現像剤の処理に困難を伴う部分について、簡易な手段
で簡単に取替え可能な手段を提供すること。 【解決手段】剤撹拌部材(5−1、5−2)および現像
剤を収納可能な容器部(53)からなり、現像ケーシン
グ(30)から独立して着脱自在のユニットとして構成
された現像剤収納容器(50)を設け、前記容器部(5
3)の一部であって、現像剤路に対向する部分には、前
記現像剤路の一部を構成するように開口(55,56)
を設けるとともに、これらの開口を密封状態に保持し、
かつ、当該現像剤収納容器(50)を現像ケーシング
(30)に装着した状態のままで前記開口(55、5
6、57)を開封可能なシール部材(55S,56S)
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置の現
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体とこの像担持体に現像剤を供給
する現像剤担持体とこの現像剤担持体に供給される現像
剤を撹拌する撹拌部材とこれら像担持体、現像剤担持
体、撹拌部材に連通する現像剤路を有する現像装置と、
新しい現像剤を収納する現像剤収納部と、前記現像剤収
納部の現像剤を前記撹拌部材部へ補給する現像剤補給部
と、前記現像装置で使用された残りの現像剤を前記撹拌
部材部へ戻す現像剤リサイクル部を有する画像形成装置
がある。また、これらの現像装置、現像剤収納部、現像
剤補給部、現像剤リサイクル部、などを画像形成装置本
体に対して着脱自在の独立したプロセスカートリッジと
して構成している画像形成装置がある。
【0003】このような画像形成装置において、現像装
置を当該画像形成装置本体の寿命に合わせて構成するも
のがあり、かかる寿命を有する現像装置においては、現
像剤収納部分、とりわけ、現像剤撹拌部材について軸受
の耐久性、シール性を重点に堅牢に設計されていること
から当該画像形成装置を全体としてコスト高にする直接
の原因となっていた。
【0004】通例、使用される現像剤は二成分現像剤で
あって予防保全の観点から剤の交換をサービスマンによ
り、または画像形成装置本体の中で自動交換可能とし、
ユーザー操作に委ねるものもあるが、いずれにしても剤
の交換に手間がかかり、かつ、トナー飛散の解消が大き
な課題であった。また、他の作像ユニットについても予
防保全が必要であることから、全体として、メンテナン
スの煩雑さや、メンテナンスコストの増大の要因となっ
ていた。
【0005】これらメンテナンスの煩雑さを解消し、か
つメンテナンスコストを低減するとの課題に対し、ユー
ザーメンテナンスフリーとすべく、現像剤を一成分現像
剤とし、一成分現像装置を感光体とともに、他の作像部
周辺も含んで一体化して、像担持体の他少なくとも現像
剤担持体を有する現像装置、現像剤を収納する現像剤収
納部、現像剤を現像剤撹拌部へ補給する現像剤補給部、
現像剤を撹拌しつつ前記像担持体に送る現像剤撹拌部材
部、現像装置で使用された残りの現像剤を前記現像剤補
給部へ送る現像剤リサイクル部などを納めた独立したユ
ニットであるプロセスカートリッジで構成して、画像形
成装置本体に対して着脱自在とし、寿命がきたら当該プ
ロセスカートリッジ全体を使い捨てるものが提案されて
いる。
【0006】しかし、現今では、当初の使い捨て型か
ら、回収して必要なメンテナンスを施し、再生を行うこ
とができる、所謂リサイクル型への移行してきている。
例えば、前記一成分現像剤を使用するプロセスカートリ
ッジでは、現像剤が使い尽くされたプロセスカートリッ
ジ内には現像剤は存在せず、プロセスカートリッジを交
換する時点では当該プロセスカートリッジ内には現像剤
は存在しない。したがって、プロセスカートリッジを全
体としてそのまま交換しても現像剤は無駄にならない。
【0007】これに対し、二成分現像剤を使用するタイ
プのものでは、トナーは消費されるものの、キャリアは
消費されずにそのままプロセスカートリッジ内に残るた
め、所要のメンテナンスを施した後、再度使用するには
当該プロセスカートリッジから一度、キャリアを抜き、
新たな剤を充填しなければならない。このため、キャリ
アを抜くための手間およびトナー飛散の問題がリサイク
ル技術上の課題として再浮上してしまう。
【0008】現状の技術では、一成分現像剤を使用する
システムが、主としてパーソナルユースのプリンタ、複
写機、ファクシミリなどを中心とした低中速機に適用さ
れ、二成分現像剤を使用するシステムが低、中速機対応
として適用されている。これは、画質の安定性とコスト
面から適宜選択されるものである。一般的には、二成分
系のシステムが高い耐久性能を有するといえる。
【0009】特に、二成分系現像剤を使用する、リサイ
クルの対応としては、使用現像剤(キャリア)の装置か
らの除去と充填に際しての、工数の低減、および、トナ
ー飛散の防止が第1の課題であり、同じく、リサイクル
の対応上、再生の繰り返し数に応じた、剤撹拌部材、軸
受、軸受部のシール部材などの低コスト化を図る必要が
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、画像形成装
置を構成する諸部材のうち、特に残留現像剤の処理に困
難を伴う部分について、簡易な手段で簡単に取替え可能
な手段を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1)像担持体とこの像担持体に現像剤を供給する現像
剤担持体とこの現像剤担持体に供給される現像剤を撹拌
する剤撹拌部材と少なくともこれら像担持体、現像剤担
持体、撹拌部材に連通する現像剤路を有する現像装置に
おいて、前記剤撹拌部材および現像剤を収納可能な容器
部からなり、前記現像装置から独立して該現像装置に対
して着脱自在のユニットとして構成された現像剤収納容
器を設け、前記容器部の一部であって、前記現像剤路に
対向する部分には、前記現像剤路の一部を構成するよう
に開口を設けるとともに、前記開口を密封状態に保持
し、かつ、当該現像剤収納容器を前記現像装置に装着し
た状態のままで前記開口を開封することが可能なシール
部材を有することとした(請求項1)。
【0012】(2)(1)記載の現像装置において、前
記現像装置は、新しい現像剤を収納する現像剤収納部
と、前記現像剤収納部の現像剤を前記剤撹拌部材部へ補
給する現像剤補給部と、前記現像装置で使用された残り
の現像剤を前記剤撹拌部材部へ戻す現像剤リサイクル部
を有し画像形成装置本体に対して着脱自在の独立したユ
ニットとして構成されたプロセスカートリッジに設けた
(請求項2)。
【0013】(3)像担持体とこの像担持体に現像剤を
供給する現像剤担持体とこの現像剤担持体に供給される
現像剤を撹拌する剤撹拌部材と少なくともこれら像担持
体、現像剤担持体、撹拌部材に連通する現像剤路を有す
る現像装置において、前記剤撹拌部材を支持する支持部
および現像剤を収納可能な容器部からなる現像剤収納容
器を前記現像装置から独立して該現像装置に対して着脱
自在のユニットとして設け、前記容器部の一部であっ
て、前記剤撹拌部材に対向する部分には、開口を設ける
とともに、この開口を密封状態に保持し、かつ、当該現
像剤収納容器を前記現像装置に装着した状態のままで前
記開口を開封することが可能なシール部材を有すること
とした(請求項3)。
【0014】(4)(3)記載の現像装置において、前
記現像装置は、新しい現像剤を収納する現像剤収納部
と、前記現像剤収納部の現像剤を前記剤撹拌部材へ補給
する現像剤補給部と、前記現像装置で使用された残りの
現像剤を前記現像剤補給部へ戻す現像剤リサイクル部を
有し画像形成装置本体に対して着脱自在の独立したユニ
ットとして構成されたプロセスカートリッジに設けた
(請求項4)。
【0015】(5)(3)または(4)記載の現像装置
において、前記容器部は前記剤撹拌部材の上方に位置す
るように配置した(請求項5)。
【0016】(6)(1)、(2)または(3)記載の
現像装置において、現像剤が2成分現像剤であることを
特徴とする現像装置(請求項6)。
【0017】
【発明の実施の形態】
(1)本発明が適用される画像形成装置 図5において、ドラム状をした像担持体としての感光体
1は矢印の向きに回転されるようになっている。画像形
成に際しては、原稿台としてのガラス板200上に原稿
Gが載せられ、上から圧板199がかぶせられる。しか
るのち、図示しない操作パネル上のスタート釦を押圧す
ると、スキャナー201が移動して原稿Gを走査する。
【0018】スキャナー201による読み取り情報は、
図示しないCCD等の光電変換手段により読み取られ、
一旦記憶される。この記憶された原稿情報は書き込み手
段202において画像情報を含む書き込み光203に変
換されて、露光部にて感光体1に向けて出射される。
【0019】この書き込み光203が照射される書き込
み位置の上流位置には、除電光204が照射されるよう
になっていて、この除電光204の照射により、感光体
1は表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均化され
る。次に、帯電ローラ2により感光体1の表面は一様に
帯電され、表面電位が−1100V前後にされる。こう
して、−極性に帯電状態にされた感光体1の表面が露光
部に至り、前記したように書き込み光203の照射を受
けて、照射された部分が表面電位0〜−290Vの静電
潜像となり、この静電潜像が現像手段205によりキャ
リアとともに現像剤を構成するトナーで可視像化され
る。
【0020】ここでは、現像手段205は、感光体1
と、この感光体に現像剤を供給する現像スリーブ3と、
この現像スリーブ3に供給される現像剤を撹拌する剤撹
拌部材5−1、5−2、および、これら感光体1、現像
スリーブ3、剤撹拌部材5−1、5−2などに連通する
現像通路を有し、現像装置として構成されている。
【0021】この現像装置のうち、現像剤担持体を構成
する現像スリーブ3は感光体1に近接して配置されてい
て、感光体1にトナーを供給する。また、現像バイアス
が印加されるようになっている。つまり、現像スリーブ
3には−800V前後のバイアスがかけられているた
め、現像スリーブ3上のトナーが静電潜像部に静電的に
付着して可視像化するのである。
【0022】可視像が担持された感光体1はさらに矢印
の向きに回動して、転写ローラ8と感光体1とが接して
いる転写部に至る。この転写部には、給紙カセット20
6に収納された転写紙が送り込まれるようになってい
る。給紙に際しては、給紙コロ207により転写紙が給
紙カセット206から繰り出され、さらに図示しない分
離機構により1枚分離された上、破線で示す経路を辿っ
てレジストローラ208に至り、ここで、可視像の先端
部が転写部にくるときに転写紙の先端部も転写部に至る
ようにタイミングを合わせて該レジストローラ208よ
り送り出される。
【0023】転写部では、感光体表面の可視像としての
トナー像が転写紙に転写される。転写後の転写紙は、図
示省略の定着部に搬送されて熱と圧力によりトナー像が
紙に融着される。定着後の転写紙は、コピーとして排紙
部に排紙される。
【0024】一方、感光体1上に残った残留トナーは、
クリーニングブレード10により掻き落された後、前記
したように、除電光204の照射を受けて残留電荷の除
電が行われて再び次の作像工程が可能な状態が整えられ
る。以上が画像形成装置のプロセスの概要である。な
お、画像の書き込みの方式として、以上の例では所謂デ
ジタル式で説明したが、スキャナーによる原稿の反射光
をミラーや結像レンズを介して感光体1上に結像させる
所謂アナログ式を採用することもできる。
【0025】図6に示すように、現像手段205は符号
209で示すプロセスカートリッジ内に納められてい
て、このプロセスカートリッジ209は該プロセスカー
トリッジのケース209C内に納められている。
【0026】図6、図7に示すように、クリーニングブ
レードで回収された残留トナーは、キャリアとともにト
ナー搬送コイル11により、リサイクルベルト12が配
置された現像剤リサイクル部210に送られる。そし
て、この現像剤はリサイクルベルト12により剤撹拌部
材5−2の部位に送られ、リサイクルされるようになっ
ている。このリサイクルされる現像剤の通路も前記現像
剤路の一部を構成する。
【0027】このリサイクルトナー搬送部210もプロ
セスカートリッジ209と一体化されており、これによ
り、別体としたときの接合部でのトナー洩れの心配や、
これを防止するためのスポンジ剤の追加等を不要として
いる。また、一体化していて、画像形成装置本体に対
し、着脱自在に構成されていて、組み付け性も向上して
いる。プロセスカートリッジを構成する各装置、部材に
ついて説明する。
【0028】a.帯電装置 帯電装置は、図5、図7に示すように帯電ローラ2まわ
りの装置として構成されている。帯電ローラ2は、金属
性の芯金の外周に導電性のゴムを巻き付けた構成となっ
ていて、帯電動作時は感光体1に接触している。この場
合、機械停止状態で長期接触したままの状態で放置され
ると感光体1が汚染され、異常画像が発生するおそれが
あるので、機械停止時は感光体1より離間させておく必
要がある。また、帯電動作時に帯電ローラ2は感光体1
と接触し続けているので、微小トナーによって帯電ロー
ラ2の表面が汚れ、帯電むらを引き起こす。
【0029】これを防止するため、帯電ローラ2の表面
を清掃するためのパッドを装着する必要があり、クリー
ニングパッド2−2が装着されている。帯電ローラ2を
感光体1から接離する構成は、図7に示すように帯電ロ
ーラケース2−1にここには図示されない軸受を介して
帯電ローラ2を保持している。この軸受は移動可能な状
態で帯電ローラケース2−1に装着され、ここには図示
されない圧縮スプリングにより一定圧で、帯電ローラ2
を感光体1に圧接するようにしている。
【0030】また、帯電ローラケース2−1は、ここに
は図示しない圧縮スプリングにより上方へ押し上げられ
る構成になっていて、クリーニングパッド2−2および
帯電ローラ2ごと持ち上げられ、帯電ローラ2を感光体
1より離間させることが可能となっている。
【0031】帯電ローラ2の前記3つの位置、すなわ
ち、感光体1へ接触し帯電動作をする位置、帯電ロ
ーラケース2−1が押し下げられ、クリーニングパッド
2−2が帯電ローラ2と接触する位置、帯電ローラケ
ース2−1が図中上方へ押し上げられ、帯電ローラ2が
感光体1より離間する位置は、帯電ローラ接離アーム1
3の動作位置で決定され、この帯電ローラ接離アーム1
3の動作位置はカム15による3つの停止位置により決
定される。
【0032】カム15は電磁クラッチ16の回転軸に一
体的に形成されていて、この電磁クラッチ15が1回の
動作で120°回転可能なため、3つの位置を決定する
ことが可能である。
【0033】b.現像装置 現像装置は感光体1の他、少なくとも現像スリーブ3を
有する装置である。この例では、プロセスカートリッジ
のケース209Cの一部であって、該現像装置部のケー
スのことを現像ケーシングと称する。現像ケーシング内
には、キャリアと呼ばれる小さな鉄球とトナーにより構
成される二成分現像剤が収容されており、この収容現像
剤は剤撹拌部材5−1、5−2により、現像ケーシング
内の現像剤路を循環、撹拌されつつ、現像スリーブ3に
供給され、残余の現像剤が再び剤撹拌部材5−2部にも
どり、再循環されるようになっている。
【0034】現像スリーブ3上の現像剤の層厚を規制す
るために、剤規制部材としてのドクターブレード4が現
像スリーブ3の周面に近接して設けられている。現像剤
中のトナー濃度は図8に示す透磁率測定センサ23によ
り検出され、その検出信号に基づいて、現像装置に隣接
して設けられ、回転するトナー補給マイラ6−1を有す
る現像剤補給部より、不足したトナーが現像装置に供給
される。この現像剤補給ぶには、トナーボトル7からト
ナーが補給されるようになっている。
【0035】また、現像スリーブ3の周面を覆う現像装
置のケーシング部のうち、感光体1と対向する部分は感
光体1に対し対向するように連通開口状になっている。
この連通開口部であって、現像スリーブ3の回転方向上
流側には軸長手方向にわたって、外部にトナーが飛散し
ないように入口シール19が、ケース209Cと一体的
な入口シールカバー20に固定されて設けられている。
前記連通開口部の軸長手方向両端部にも、これら端部か
らトナーなどが飛散しないように図10に示すようにサ
イドシール24が設けられている。
【0036】・現像スリーブ3について 現像スリーブ3について説明する。現像スリーブ3は図
11に示すように直径16mm〜20mmの回転可能な
アルミニウム円筒からなるスリーブからなり、この筒の
表面3−1は無垢または、搬送性を上げるために現像剤
を凹凸、例えばV溝で形成されている。現像スリーブ3
の内側には、回転しない磁石3−2〜3−6が設けられ
ている。
【0037】これら5つの磁石3−2〜3−6は、図1
2に示すように、現像スリーブ3と同心円上に配置さ
れ、法線方向に放射状にP1〜P6で示すような磁力線
分布が現れる。
【0038】P1の磁力線分布は、感光体1に対向して
現れ、感光体1と現像スリーブ3の中心間を結ぶ線より
3°〜10°上側にピークを有する。このピーク磁束密
度は、80〜100mT(ミリステラ)である。ピーク
磁束密度が小さいと、キャリアが現像スリーブ3に保持
できず飛散する。反対に大き過ぎると、感光体1上に現
像されたトナーのトナーの周方向への穂跡(かきとり
跡)が発生する。また、角度を0°に近付けると、前記
と同様に穂跡が発生しやすく、また、低電位部に付着し
たトナーが再度、現像スリーブ3に回収されることがあ
る。角度を大きくしずぎると、現像能力が低下する。
【0039】P2の磁力線分布は、ケース209Cの現
像ケーシング部の開口部近傍に50〜80mTのピーク
磁束密度を有する。P2の磁力線分布は、現像装置内に
現像剤を搬送するとともに、現像ケーシング下側近傍の
空気を現像装置内に運ぶ機能を有する。これにより、装
置外へのトナー飛散を防ぐ。空気の搬送性の効率を上げ
るためにピーク磁束密度部に対向する現像ケーシング部
の形状を少し膨らませ、現像剤の穂をスムーズに形成さ
せるようにしている。
【0040】P3の磁力線分布は、現像装置内へ現像剤
を搬送するとともに、P5の磁力線分布とともにこれら
の間にP4の磁力線分布(磁束密度が10mT以下)を
形成する。P4の磁力線分布は、P3,P5の各磁力線
分布により磁束密度を10mT以下とし、潜像現像後の
現像剤を現像スリーブ3より離す機能を有する。
【0041】P5の磁力線分布は、剤撹拌部材5−1、
5−2により供給された現像剤を現像スリーブ3に保持
する。なお、ドクターブレード4では磁束を小さくし、
現像剤が現像スリーブ3に密着された状態で通過するよ
うにすることにより、現像剤の層厚を安定して規制させ
る。
【0042】P6の磁力線分布は、P5の磁力線分布に
よって保持された現像剤をP1の磁力線分布領域に運ぶ
が、現像剤を安定させるとともに現像スリーブ3の周辺
の空気流を制御するため、入口シール19と現像剤とが
接触するようにピーク磁束密度が設定配置されている。
【0043】現像スリーブ3と感光体1の間隙Gpは、
現像スリーブ3とドクターブレード4との間隙Gdとの
関係により決まり、Gp=Gd×(0.8〜1.0),
Gp−Gd=0.05〜0.15を満たす値となる。
【0044】現像スリーブ3は、感光体1との接触位置
において同方向、つまり、図8において感光体1は時計
回りの向きに回転し、現像スリーブ3は反時計回りの向
きに回転する関係となっていて、接触位置において同一
方向に回転するようになっている。
【0045】ここで、現像スリーブ3の周速度をvs
(mm/sec)、感光体1の周速度をvp(mm/s
ec)とすると、両者の関係は以下の通りである。
【0046】vs=(1〜2.5)×vp なお、図9において、間隙Gpは感光体中心と、現像ス
リーブ中心間距離を一定に保つための前側位置決め板1
7と、同様の後側位置決め板28を用いることにより保
持される。
【0047】・ドクターブレードについて ドクターブレードについて説明する。図10において、
ドクターブレード4は現像スリーブ3に対し、略法線方
向に調整可能な構成となっている。現像スリーブ3の片
側端部に、現像スリーブ3内に設けられた磁石の回転方
向を決める機能を有し、かつ、ドクターブレード4を調
整可能に支持する支持部材2−26を設け、反対側端部
には、現像スリーブ3の回転を受ける軸受の機能をもつ
とともに、ドクターブレード4を調整可能に支持する軸
受が圧入された支持部材1−25が設けられている。
【0048】ドクターブレード4は、支持部材1−25
により現像スリーブ3の法線方向に設けられていること
により、ドクターブレード4を動かした値と、ドクター
ブレード4と現像スリーブ3との間隙は、一対一で対応
する。また、現像スリーブ3とドクターブレード4との
間隙Gdは現像装置外で調整可能である。
【0049】・シール手段について 図10において、現像スリーブ3の長手方向の露呈部を
覆うために、入口シールカバー20と、PETまたはP
URの薄い入口シール19が設けられている。入口シー
ルカバー20は、入口シール19を保持するとともに、
現像スリーブ3上の剤規制、空気の流れの規制を行って
いる。また、現像スリーブ3の両端部には、上記同様の
薄いサイドシール24が設けられていて、端部からのト
ナー、キャリアなどの飛散を防ぐようにしている。
【0050】・剤撹拌部材について 図9において、剤撹拌部材5−1、5−2は、それぞれ
楕円板形状のスクリューである。剤撹拌部材5−2は、
端部よりトナーの補給を受け、現像装置内に搬送するス
クリュー形状となっており、現像装置内では現像剤を手
前から奥へ撹拌しながら搬送する楕円板の一部を切り欠
いた形状となっている。剤撹拌部材5−1と剤撹拌部材
5−2との間には仕切り部材25が設けられており、手
前側に第1の連絡通路26、奥側に第2の連絡通路27
がそれぞれ設けられている。
【0051】剤撹拌部材5−1は、剤撹拌部材5−2に
より奥側に送られた現像剤を手前側に撹拌搬送するとと
もに、現像スリーブ3上の現像剤の回収、供給を行う。
この剤撹拌部材5−1は、剤撹拌部材5−2と同様に楕
円板の一部を切り欠いた形状をしている。なお、これら
剤撹拌部材5−1、5−2は共に、搬送、撹拌部の形状
について、スクリュー形状のみとすることもできる。
【0052】これら剤撹拌部材5−1、5−2のスクリ
ューピッチPは、外形Dに対して、 P=(1/3〜4/5)×D の関係になっている。ピッチが小さすぎると搬送力が低
下するため、回転速度も大きくなり、現像剤が劣化しや
すく、ピッチが大きすぎると搬送能力が低下する。
【0053】剤撹拌部材5−1、5−2の外径(D)、
ピッチ(P)、回転速度は同一で、周速(vscre
w)は、感光体1の周速度(vs)と以下の関係とな
る。 vs=(1.1〜1.5)×vsrew 周速(v screw)が高すぎると、前述の通り、現
像剤に与えられるストレスが大きくなり、周速(v s
crew)が低すぎると、現像スリーブ3上の剤交換に
時間がかかり、濃度むらなどを引き起こす。
【0054】・トナー濃度検知について 図8、図9に示すように、トナー濃度検知手段としての
透磁率測定センサ23は紙に対し略中央から略通紙域端
部の手前側、剤撹拌部材5−2の真下〜真横にかけての
位置であって、ケース209Cの一部に形成した穴を介
して設けられている。初期現像剤濃度が明確な時点での
値を基準電圧とし、基準電圧と検知電圧の差分の大きさ
でトナー補給量を決める。
【0055】また、トナー補給動作を行っても検知電圧
が0.5V以上の場合、トナー補充用のトナーボトル7
内のトナーがなくなったと判断し、ユーザーにトナーエ
ンドが近いことを表示する。トナーエンド検知後、A4
にて50枚程のコピー動作にて機械本体の動作を禁止す
る。なお、トナーボトル7の交換動作を前ドアの開閉時
間により判断し、トナーボトル7を交換後、一定時間、
トナー補給を行い、検知電圧が一定値に達することを確
認後、機械本体の動作禁止を解除する。
【0056】・剤補給カートリッジについて 図8において、プロセスカートリッジ209の運搬、搬
送時の現像装置からの現像剤の洩れや保管中の吸湿によ
る現像剤の劣化を防止するため、現像剤をヒートシール
などのシール部材21により密封した、剤補給カートリ
ッジ22が設けられている。シール部材21は、剤補給
カートリッジ22を密閉しているが、ケース209Cに
装着後に引き抜かれ、中のトナーとキャリアからなる現
像剤が撹拌部材5−1、5−2上に投入される。
【0057】・トナー補給について トナー補給は、透磁率測定センサ23による検知出力が
基準濃度以下になったら、トナーボトル7を図示しない
ボトル駆動軸により回転させ、ケース209C側のトナ
ー補給口より、図6、図9に示す端部トナー補給部6
へ、トナーを供給する。トナーボトル7は内側にスパイ
ラル状の突起が設けられていて、ボトル内のトナーが順
次、奥側から手前側の排出口へ送られる。
【0058】この時、トナーの排出量が一定でないた
め、一端バッファの役目をする端部トナー補給部6にト
ナーを蓄積し、補給軸6−2を回転させ、トナー補給マ
イラー6−1により、小穴マイラー6−3にあけられた
直径0.5〜1mmの小さな穴より、少量ずつ、剤撹拌
部材5−2へ送る。
【0059】トナーボトル7を回転させるボトル駆動軸
には、ここには図示されない電磁クラッチが設けられ、
トナー補給信号が出されると電磁クラッチがオンされ、
ボトル駆動軸が回転するようになっている。
【0060】以上が現像装置の説明であるが、感光体と
現像部とがユニットとして一体化されているタイプのも
のにおいては、トナー粒子のみでキャリアがない一成分
現像方式が主流であり、トナー粒子を現像ローラから感
光体へ付着させる場合、二成分現像方式のようなキャリ
アのような媒体がないので、現像ローラを感光体へ近接
させる必要があり、その距離は0〜0.3mmと微小と
する。
【0061】従って、トナーリサイクルを行い、廃トナ
ータンクなどの部品を削除しようとした場合、一度、感
光体へ付着し、クリーニング部で回収されたリサイクル
トナー内には紙粉などの異物が含まれるため、感光体と
現像ローラとの間隙が狭いと、この紙粉などの異物が間
隙にはさまり、白スジなどの異常画像を発生しやすく、
よって、一般的に、一成分現像方式においてトナーのリ
サイクルは不向きである。なお、一成分現像方式でトナ
ーリサイクルを実施しているものもあるが、その場合、
ユニット寿命はコピー枚数で10K枚前後と短い。
【0062】この点、二成分現像方式とした場合には、
感光体と現像スリーブとの距離を0.5mm以上とする
ことが可能となり、トナーリサイクルを実施しても先の
紙粉などの異物のはさみ込みも発生することはなく、ユ
ニット寿命も30K枚以上までのばすことができる。よ
って、一成分現像方式に比べ、キャリアの分、コストは
上がるが、一体ユニットで寿命が倍以上のびるので、ユ
ニット全体コストダウンとなり、交換間隔がのびる分、
メンテナンス費用も削減される。
【0063】(2)請求項1、請求項2、請求項6に対
応する説明 図1は、前記したプロセスカートリッジ209のうち、
現像装置部を抜き出して示している。ここでは、現像装
置は感光体1、帯電ローラ2、現像剤担持体としての現
像スリーブ3、ドクターブレード4、剤撹拌部材5−
1、剤撹拌部材5−2、入口シール19、入口シールカ
バー20、透磁率測定センサ23、などを有する装置と
して構成されていて、これらの部材は、符号30で示す
現像ケーシングに取り付けられている。なお、この現像
ケーシング30は、前記したケース209Cに取付けら
れている。
【0064】本例では、これら現像装置を構成する部材
のうち、剤撹拌部材5−1と剤撹拌部材5−2とを、現
像剤を収容可能な容器部の中に構成して、この容器を前
記現像装置から独立したユニットである現像剤収納容器
50とし、現像装置を構成する現像ケーシング30に対
して着脱自在の構成としている。
【0065】この現像剤収納容器50は、図2にも示す
ように、剤撹拌部材5−1、5−2の各軸長手方向上の
前後端部を回転自在に支持する容器壁51、52と、こ
れら対向する容器壁51、52間の空間を包むケース5
3により、現像剤を収納できる容器を構成している。こ
の容器部の中には、図1に示すように、剤撹拌部材5−
1、5−2が設けられている。剤撹拌部材5−2の軸端
部は容器壁51を貫通しており、端部に回転動力を伝え
るギヤ53が設けられている。このギヤ51が設けられ
た側と反対側についても、容器壁52を貫通した剤撹拌
部材5−1、5−2のそれぞれの軸端部にギヤが設けら
れていて、これらのギヤは噛み合わされている。
【0066】ケース53の下部の形状は、剤撹拌部材5
−1、5−2の外周の輪郭に合わせて丸みのあるw字状
に形成されており、現像ケーシング30の該当部分につ
いても、前記w字状の形状に合わせて形成されていて、
ケース53が現像ケーシング30に係合し、位置決めさ
れるようになっている。
【0067】また、図1における左右方向の幅について
は、ケース53の幅は、現像ケーシング30の小穴マイ
ラー6−3が設けられ、開口を有する壁部30’と、ド
クターブレード4との間の空間に合致する形状寸法に形
成されている。このような形状寸法関係により、現像剤
収納容器50は現像ケーシング30に対して、着脱自在
である。
【0068】図1において、トナー補給マイラー6−1
と現像スリーブ3を結ぶ領域は、連通状態となってい
て、現像剤路を構成する必要がある。このため、現像剤
収納容器50は現像ケーシング30に装着された状態
で、そのケース53の一部であって、現像スリーブ3と
対向する領域に相当する部分、および、小穴マイラー6
−3と対向する領域に相当する部分のそれぞれについ
て、開口55、56が形成されている。さらに、透磁率
測定センサ23が配置された部位に対応する部分に開口
57、および、リサイクルベルト12の端部と対向する
部分についても、開口58が形成されている。
【0069】これらの開口のうち、開口55について
は、開封可能シール部材55Sにより密封可能であり、
また、開口56、57については開封可能シール部材5
6Sにより密封可能であり、開口58については、開封
可能なシール部材58Sにより密封可能である。
【0070】現像ケーシング30に現像剤収納容器50
を装着する前の状態では、該現像剤収納容器50内には
トナーとキャリアとが適正混合比に混合された現像剤が
収納されて、シール部材55S,56S、58Sによ
り、密閉されている。この密閉状態において、これらシ
ール部材55S,56S、58Sは、それぞれ端部が当
該現像剤収納容器50から出ていて、把手の機能を果た
し、ここを手で掴んで引き出すことができる。つまり、
これらのシール部材55S,56S、58Sはのり付け
により現像剤収納容器50を密閉状に維持するととも
に、手で掴んで引きはがすことも可能としている。
【0071】このように、現像剤が封入された現像剤収
納容器50がたくさんメーカーサイドに準備されてい
る。ユーザーサイドで、画像形成装置が使用され、やが
て現像剤のうちのキャリアが劣化して、限界に達した
ら、ユーザーメンテナンス要員が使用済みの現像剤収納
容器を現像ケーシング30から取り外す。しかる後、現
像装置に対して、所要のメンテナンスを施し、現像剤が
封入された新しい現像剤収納容器50を現像ケーシング
30に装着する。装着後、シール部材55S,56S,
58Sを引き抜けば、現像剤収納容器50は前記現像路
と連通状態となり、現像剤が移動可能になる。これによ
り、剤撹拌部材5−1、5−2で撹拌し、現像ローラ3
に向けて現像剤を搬送し、また、リサイクルベルト12
により剤撹拌部材5−2に回収して再循環することがで
きる。
【0072】このように、現像剤が一番溜りやすい、剤
撹拌部材5−1、5−2周辺部分をカートリッジ化する
ことにより、使用済みの現像剤収納容器50除去後の現
像ケーシング30の部分は開放状態となるので、残現像
剤の処理が容易で飛散の防止対策が容易となる。また、
メンテナンス終了後において、新しい現像剤収納容器5
0を装着する際には、新しい現像剤を有する現像剤収納
容器50はシール部材55S,56S,58Sにより密
閉されているので、外部にトナーが飛散することはな
く、作業が容易である。さらに、リサイクル上は、現像
装置本体は耐用寿命が長いため、低コストで効果的に対
応可能であり、焼却または分別回収が非常にやりやす
い。ユーザーの操作性も向上する。
【0073】以上の例では、カートリッジ化された現像
剤収納容器50は、現像装置に対して着脱可能であり、
現像装置はプロセスカートリッジ209の一部であるの
で、結局、現像剤収納容器50はプロセスカートリッジ
209に対して着脱自在であるといえる。プロセスカー
トリッジの場合、小型、軽量化、省肉化を達成すること
ができる。
【0074】他の例として、このようなプロセスカート
リッジ209というユニットを構成せず、画像形成装置
本体に対して、プロセスカートリッジ209を構成する
諸部材を直接取付ける構成としている画像形成装置もあ
る。その場合は、画像形成装置本体に対し、現像剤収納
容器50が着脱自在ということになる。この場合にも、
同様に現像剤の飛散の問題を解消可能である。
【0075】(3)請求項3〜請求項5、請求項6に対
応する説明 図3は、前記したプロセスカートリッジ209のうち、
現像装置部を抜き出して示している。ここでは、現像装
置は感光体1、帯電ローラ2、現像剤担持体としての現
像スリーブ3、ドクターブレード4、剤撹拌部材5−
1、剤撹拌部材5−2、透磁率測定センサ23、などを
有する装置として構成されていて、これらの部材は、符
号30−1で示す現像ケーシングに取り付けられてい
る。なお、この現像ケーシング30−1は、前記したケ
ース209Cに取付けられている。
【0076】本例では、図4にも示すように、これら現
像装置を構成する部材のうち、剤撹拌部材5−1と剤撹
拌部材5−2とを支持部としての前後の容器壁31、3
2で支持し、これら剤撹拌部材5−1と剤撹拌部材5−
2の上方部を容器部としての容器33で構成し、これら
容器壁31、32および容器33などを含む全体をケー
シング30−1に対して着脱自在の独立したユニットと
しての現像剤収納容器34として構成し、カートリッジ
化している。なお、これらの剤撹拌部材5−1、5−2
には、前記図1、図2における例に準じて、駆動用のギ
ヤ54’などが設けられている。
【0077】この容器34の下端部は剤撹拌部材5−
1、5−2を支持する側板31、32間の空間と連通す
るように矩形の開口を有し、この矩形の開口部は、開封
可能シール部材21により、密封可能としている。
【0078】容器壁31、32の下部の輪郭は、剤撹拌
部材5−1、5−2に合わせて、丸みのあるw字状に形
成されている。また、現像ケーシング30−1について
も、前記容器壁31、32の下部の輪郭に合わせて丸み
のある略w字状の形状に形成されている。
【0079】また、図3における左右方向の幅について
は、容器壁31、32の幅は、現像ケーシング30−1
の小穴マイラー6−3が設けられ、開口を有する壁部3
0’−1と、ドクターブレード4との間の空間に合致す
る形状寸法に形成されている。このような形状寸法関係
により、現像剤収納容器34は現像ケーシング30に対
して位置が定まるとともに着脱自在である。
【0080】図3において、剤撹拌部材5−1、5−2
が設けられた部位は現像剤路を構成する。このため、容
器33の一部であって剤撹拌部材5−1、5−2に対向
する領域について、開口35を形成している。この開口
35は開封可能シール部材35Sにより密封可能であ
る。
【0081】現像ケーシング30−1に現像剤収納容器
34を装着する前の状態では、該現像剤収納容器34内
にはトナーとキャリアとが適正混合比に混合された現像
剤が収納されて、シール部材35Sにより密閉されてい
る。この密閉状態において、該シール部材35Sはその
端部が当該現像剤収納容器34から出ていて、把手の機
能を果たし、ここを手で掴んで引き出すことができる。
つまり、このシール部材35Sはのり付けにより現像剤
収納容器34を密閉状に維持するとともに、手で掴んで
引きはがすことも可能としている。
【0082】現像ケーシング30−1に現像剤収納容器
34を装着した状態で、シール部材35Sを引き剥がす
ことにより、容器33が剤撹拌部材5−1、5−2上に
配置されているので、容器33内に収納された現像剤は
重力の作用により、剤撹拌部材5−1、5−2上に落下
する。
【0083】本例においても現像剤が封入された現像剤
収納容器34がたくさんメーカーサイドに準備されてい
る。ユーザーサイドで、画像形成装置が使用され、やが
て現像剤のうちのキャリアが劣化して、限界に達した
ら、ユーザーメンテナンス要員が使用済みの現像剤収納
容器を現像ケーシング30−1から取り外す。しかる
後、現像装置に対して、所要のメンテナンスを施し、現
像剤が封入された新しい現像剤収納容器34を現像ケー
シング30−1に装着する。装着後、シール部材35S
を引き抜けば、現像剤収納容器34は前記現像路と連通
状態となり、現像剤が移動可能になる。これにより、剤
撹拌部材5−1、5−2で撹拌し、現像ローラ3に向け
て現像剤を搬送し、また、リサイクルベルト12により
剤撹拌部材5−2に回収して再循環することができる。
【0084】このように、現像剤が一番溜りやすい、剤
撹拌部材5−1、5−2周辺部分をカートリッジ化する
ことにより、使用済みの現像剤収納容器34除去後の現
像ケーシング30−1の部分は開放状態となるので、残
現像剤の処理が容易で飛散の防止対策が容易となる。ま
た、メンテナンス終了後において、新しい現像剤収納容
器34を装着する際には、新しい現像剤を有する現像剤
収納容器34はシール部材35Sにより密閉されている
ので、外部にトナーが飛散することはなく、作業が容易
である。さらに、リサイクル上は、現像装置本体は耐用
寿命が長いため、低コストで効果的に対応可能であり、
焼却または分別回収が非常にやりやすい。ユーザーの操
作性も向上する。
【0085】本例では、剤撹拌部材5−1、5−2の部
位は、露出状態にしているので、前記図1、図2におけ
る例と比べて底の部分が二重底にならない。また、独立
した容器を有する構成であるので、シール部材も少なく
て済む。
【0086】以上の例では、カートリッジ化された現像
剤収納容器34は、現像装置に対して着脱可能であり、
現像装置はプロセスカートリッジ209の一部であるの
で、結局、現像剤収納容器34はプロセスカートリッジ
209に対して着脱自在であるといえる。プロセスカー
トリッジの場合、小型、軽量化、省肉化を達成すること
ができる。
【0087】他の例として、このようなプロセスカート
リッジ209というユニットを構成せず、画像形成装置
本体に対して、プロセスカートリッジ209を構成する
諸部材を直接取付ける構成としている画像形成装置もあ
る。その場合は、画像形成装置本体に対し、現像剤収納
容器34が着脱自在ということになる。この場合にも、
同様に現像剤の飛散の問題を解消可能である。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、画像形成装置を構成す
る諸部材のうち、特に残留現像剤の処理に困難を伴う現
像装置の一部について、簡易な手段で簡単に取替え可能
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる現像装置の構成を説明した図で
ある。
【図2】本発明にかかる現像剤収納容器の外観斜視図で
ある。
【図3】本発明にかかる現像装置の他の実施例を説明し
た図である。
【図4】本発明にかかる現像剤収納容器の他の例を説明
した外観斜視図である。
【図5】本発明が適用される画像形成装置の全体構成の
概略を説明した図である。
【図6】プロセスカートリッジの要部斜視図である。
【図7】本発明が適用される画像形成装置を説明した要
部の断面図である。
【図8】本発明が適用される画像形成装置を説明した要
部の断面図である。
【図9】本発明が適用される画像形成装置を説明した要
部の断面図である。
【図10】本発明が適用される画像形成装置の一部を説
明した分解斜視図である。
【図11】現像スリーブの断面図である。
【図12】本発明が適用される画像形成装置を説明した
要部の断面図である。
【符号の説明】
34 現像剤収納容器 35S シール部材 50 現像剤収納容器 55S シール部材 56S シール部材 58S シール部材 209 プロセスカートリッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体とこの像担持体に現像剤を供給す
    る現像剤担持体とこの現像剤担持体に供給される現像剤
    を撹拌する剤撹拌部材と少なくともこれら像担持体、現
    像剤担持体、撹拌部材に連通する現像剤路を有する現像
    装置において、 前記剤撹拌部材および現像剤を収納可能な容器部からな
    り、前記現像装置から独立して該現像装置に対して着脱
    自在のユニットとして構成された現像剤収納容器を設
    け、前記容器部の一部であって、前記現像剤路に対向す
    る部分には、前記現像剤路の一部を構成するように開口
    を設けるとともに、前記開口を密封状態に保持し、か
    つ、当該現像剤収納容器を前記現像装置に装着した状態
    のままで前記開口を開封することが可能なシール部材を
    有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の現像装置において、前記現
    像装置は、新しい現像剤を収納する現像剤収納部と、前
    記現像剤収納部の現像剤を前記撹拌部材部へ補給する現
    像剤補給部と、前記現像装置で使用された残りの現像剤
    を前記剤撹拌部材部へ戻す現像剤リサイクル部を有し画
    像形成装置本体に対して着脱自在の独立したユニットと
    して構成されたプロセスカートリッジに設けられている
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】像担持体とこの像担持体に現像剤を供給す
    る現像剤担持体とこの現像剤担持体に供給される現像剤
    を撹拌する剤撹拌部材と少なくともこれら像担持体、現
    像剤担持体、撹拌部材に連通する現像剤路を有する現像
    装置において、 前記剤撹拌部材を支持する支持部および現像剤を収納可
    能な容器部からなる現像剤収納容器を前記現像装置から
    独立して該現像装置に対して着脱自在のユニットとして
    設け、前記容器部の一部であって、前記剤撹拌部材に対
    向する部分には、開口を設けるとともに、この開口を密
    封状態に保持し、かつ、当該現像剤収納容器を前記現像
    装置に装着した状態のままで前記開口を開封することが
    可能なシール部材を有することを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の現像装置において、前記現
    像装置は、新しい現像剤を収納する現像剤収納部と、前
    記現像剤収納部の現像剤を前記撹拌部材部へ補給する現
    像剤補給部と、前記現像装置で使用された残りの現像剤
    を前記剤撹拌部材部へ戻す現像剤リサイクル部を有し画
    像形成装置本体に対して着脱自在の独立したユニットと
    して構成されたプロセスカートリッジに設けられている
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4記載の現像装置に
    おいて、前記容器部は前記剤撹拌部材の上方に位置する
    ように配置したことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】請求項1、請求項2または請求項3記載の
    現像装置において、現像剤が2成分現像剤であることを
    特徴とする現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7162189B2 (en) 2003-03-05 2007-01-09 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus of image forming and process cartridge included in the apparatus
JP2007052439A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Toshiba Corp 電子写真プロセスユニット及び画像形成装置

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