JPH0933697A - ガラス溶融炉 - Google Patents

ガラス溶融炉

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Publication number
JPH0933697A
JPH0933697A JP18711595A JP18711595A JPH0933697A JP H0933697 A JPH0933697 A JP H0933697A JP 18711595 A JP18711595 A JP 18711595A JP 18711595 A JP18711595 A JP 18711595A JP H0933697 A JPH0933697 A JP H0933697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melting furnace
glass
nozzle
liquid glass
heating coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP18711595A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Arai
正喜 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH0933697A publication Critical patent/JPH0933697A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B5/00Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/26Outlets, e.g. drains, siphons; Overflows, e.g. for supplying the float tank, tweels

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流下ノズルからの液状ガラスの流下開始初期
における温度差を最小限に抑制し得、地絡を発生させる
ことなく流下ノズルから液状ガラスをガラス固化体容器
内へ真っ直ぐに流下させ得るガラス溶融炉を提供する。 【解決手段】 流下ノズル13の下方所要位置に、該流
下ノズル13下端部の温度を均一化させるための反射板
25を設け、上段加熱コイル19と下段加熱コイル20
とによって発生する輻射熱を流下ノズル13下端部に反
射させるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス溶融炉に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子力施設等において発生する
放射性廃液は、廃液処理施設におけるガラス溶融炉の内
部において、ガラス原料を溶融させた液状ガラスに混入
された後、ガラス溶融炉からキャニスタ等のガラス固化
体容器に充填されて固化され、該ガラス固化体容器内に
ガラス固化体として封入された状態で、放射性廃棄物保
管施設に保管されるようになっている。
【0003】図2及び図3は従来のガラス溶融炉の一例
を示すもので、ガラス溶融炉は、耐熱レンガ製の溶融炉
本体1を有している。
【0004】溶融炉本体1の内部には、上下方向中間部
よりも上側に位置する部分が円筒形空間で且つ上下方向
中間部よりも下側に位置する部分が下方に向って徐々に
内径が減少する略逆円錐形空間になった貯留空間2が形
成されている。
【0005】溶融炉本体1の頂部には、該溶融炉本体1
の外部と前記貯留空間2とを連通するように、ガラス原
料供給口3、廃液供給口4、ガス排出口5が設けられて
いる。
【0006】このうち、ガラス原料供給口3には、原料
供給ノズル6が挿入されており、該原料供給ノズル6の
上端部近傍に接続された原料供給管7から順次供給され
る短円柱形状のガラス原料8が、原料供給ノズル6を経
て前記貯留空間2へ投入されるようになっている。
【0007】一方、廃液供給口4には、図示していない
廃液供給管を介して廃液タンクが接続されており、該廃
液タンクから前記貯留空間2に廃液9が送給されるよう
になっている。
【0008】又、ガス排出口5には、図示していないガ
ス排出管を介してガス処理装置が接続されており、前記
貯留空間2の内部で発生するガス10をガス処理装置へ
送出するようになっている。
【0009】前記溶融炉本体1の両側部には、該溶融炉
本体1の側壁部分を貫通して対向するように一対の電極
11,11が設けられており、前記貯留空間2に液状ガ
ラス12が貯留された状態において両電極11,11の
間に液状ガラス12を介し所定値の電流を導通させるこ
とにより、ジュール熱によって液状ガラス12が加熱保
温されるようになっている。
【0010】又、溶融炉本体1の内部には、電気ヒータ
(図示せず)が内装されており、貯留空間2に液状ガラ
ス12が貯留されていない状態からガラス溶融炉を稼働
状態にさせる場合には、貯留空間2に投入されたガラス
原料8を前記電気ヒータによって溶融させることにより
液状ガラス12を得るようにしている。
【0011】溶融炉本体1の底部には、溶融炉本体1の
内部に貯留された液状ガラス12を流下させるための流
下ノズル13と、該流下ノズル13を包囲するように配
設され且つ下端開口部にガラス固化体容器14を接続す
るための結合装置15とが設けられている。
【0012】前記流下ノズル13の外周部には、溶融炉
本体1からの液状ガラス12の流下開始時に通電されて
流下ノズル13を高周波加熱し且つ前記液状ガラス12
の流下停止時に通電が停止される上段加熱コイル19と
下段加熱コイル20とが配設されると共に、前記液状ガ
ラス12の流下停止時に冷却エア21を流下ノズル13
外周部に吹き付ける上段冷却エアリング22と下段冷却
エアリング23とが配設されている。尚、24は前記上
段加熱コイル19と下段加熱コイル20に通電を行う給
電装置である。
【0013】又、溶融炉本体1の側部と底部は、断熱部
材16を介してケーシング本体17によって覆われ、且
つ溶融炉本体1の頂部は、断熱部材16を介して前記ケ
ーシング本体17の上縁部に密着するケーシング蓋部1
8によって覆われている。
【0014】前述の如き図2及び図3に示される従来の
ガラス溶融炉においては、溶融炉本体1の貯留空間2に
液状ガラス12が貯留された状態で、両電極11,11
の間に液状ガラス12を介して所定値の電流を導通さ
せ、液状ガラス12を加熱保温すると共に、図示してい
ない廃液タンクから廃液供給管及び廃液供給口4を介し
て貯留空間2に廃液9を送給し、該廃液9を液状ガラス
12に混入させる。尚、この段階においては、流下ノズ
ル13は加熱されていないため、流下ノズル13内には
ガラスが固化した状態で詰っており、前記貯留空間2内
の液状ガラス12が流下しないようになっている。又、
貯留空間2の内部で発生するガス10は、ガス排出口5
及び図示していないガス排出管を介してガス処理装置へ
送出され、該ガス処理装置において処理される。
【0015】流下ノズル13の下端部に結合装置15を
介してガラス固化体容器14が接続されると、給電装置
24から先ず上段加熱コイル19へ通電が行われ、流下
ノズル13の上部が加熱されて液状ガラス12の流下の
準備が行われ、続いて、下段加熱コイル20にも通電が
行われ、流下ノズル13全体が加熱され、該流下ノズル
13内で固化していたガラスが溶け、貯留空間2に貯留
されている液状ガラス12が流下ノズル13から流下
し、ガラス固化体容器14に流入する。
【0016】前記ガラス固化体容器14に廃液9が混入
された液状ガラス12が所定量充填されると、上段加熱
コイル19への通電が停止され、上段冷却エアリング2
2に冷却エア21が供給され、流下ノズル13の上部が
急速に冷却され、流下ノズル13内の上部の液状ガラス
12が固化するようにされ、且つ流下ノズル13内の下
端部の液状ガラス12が流下するようにされ、この後、
下段加熱コイル20への通電が停止されると共に、下段
冷却エアリング23に冷却エア21が供給され、流下ノ
ズル13全体が冷却され、該流下ノズル13内のガラス
が完全に固化され、流下ノズル13からの液状ガラス1
2の流下が完全に停止される。尚、前記上段冷却エアリ
ング22及び下段冷却エアリング23から結合装置15
内へ供給されたエアと、液状ガラス12から出るガス
は、結合装置15に形成された図示していないガス排出
口からガス排出管を介してガス処理装置へ送出され、該
ガス処理装置において処理されると共に結合装置15内
と溶融炉本体1の貯留空間2内の負圧状態を維持してい
る。
【0017】この後、ガラス固化体容器14の内部の液
状ガラス12が自然冷却により固化されてガラス固化体
が形成されると、該ガラス固化体容器14が結合装置1
5から離脱されて放射性廃棄物保管施設へ搬送され、次
のガラス固化体容器14が前記結合装置15に接続さ
れ、以下、前述と同様の操作が繰り返し行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き従来のガラス溶融炉では、流下ノズル13からの液
状ガラス12の流下開始初期には、該液状ガラス12は
表面のみ溶け内部は固まった状態にあり、しかも、上段
加熱コイル19と下段加熱コイル20とによって高周波
加熱される流下ノズル13下端部の温度は、その周方向
において必ずしも均一ではなく、温度差が生じるため、
図3に示される如く、流下ノズル13下端部における温
度がt1>t2である場合、温度の高い側の液状ガラス1
2の粘性は小さく、温度の低い側の液状ガラス12の粘
性は大きくなり、その結果、流下ノズル13から流下す
る液状ガラス12は、温度が低く粘性の大きい側へ偏心
しつつ湾曲して行き、図3中仮想線で示されるように、
上段加熱コイル19や下段加熱コイル20に接続された
給電線等と接触し、地絡が発生すると共に、液状ガラス
12がガラス固化体容器14内へ流下せずに結合装置1
5内で堆積してしまい、液状ガラス12のガラス固化体
容器14への充填作業を停止しなければならなくなると
いう欠点を有していた。
【0019】本発明は、斯かる実情に鑑み、流下ノズル
からの液状ガラスの流下開始初期における温度差を最小
限に抑制し得、地絡を発生させることなく流下ノズルか
ら液状ガラスをガラス固化体容器内へ真っ直ぐに流下さ
せ得るガラス溶融炉を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、液状ガラスが
貯留される溶融炉本体と、該溶融炉本体内の液状ガラス
を流下せしめる流下ノズルと、前記溶融炉本体内の液状
ガラスを流下ノズルから流下させる際に該流下ノズルを
加熱する加熱コイルとを備えたガラス溶融炉において、
流下ノズルの下方所要位置に、該流下ノズル下端部の温
度を均一化させるための反射板を設けたことを特徴とす
るものである。
【0021】従って、流下ノズルが加熱コイルによって
加熱され、該流下ノズルから液状ガラスが流下し始める
際、前記加熱コイルによって発生する輻射熱は、反射板
により流下ノズル下端部に反射されるため、流下ノズル
下端部における温度はその周方向において略均一とな
り、流下ノズルから流下する液状ガラスの粘性もその周
方向においてほとんど変化が生じなくなる。
【0022】その結果、流下ノズルから流下する液状ガ
ラスは、湾曲せずに略鉛直に垂れ下がって行く形とな
り、加熱コイルに接続された給電線等と接触して地絡が
発生したりすることなく、ガラス固化体容器内へ流入す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0024】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図2及び図3と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、基本的な構成は図2及び図3に示
す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とすると
ころは、図1に示す如く、流下ノズル13の下方所要位
置に、該流下ノズル13下端部の温度を均一化させるた
めの反射板25を設けた点にある。
【0025】前記反射板25は、底部を開放した擂り鉢
状で、流下ノズル13の下端部と対峙するよう結合装置
15内に取り付けられており、上段加熱コイル19と下
段加熱コイル20とによって発生する輻射熱を反射さ
せ、流下ノズル13下端部に照射するようになってい
る。
【0026】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0027】流下ノズル13が上段加熱コイル19と下
段加熱コイル20とによって高周波加熱され、該流下ノ
ズル13から液状ガラス12が流下し始める際、前記上
段加熱コイル19と下段加熱コイル20とによって発生
する輻射熱は、反射板25により流下ノズル13下端部
に反射されるため、図1に示す如く、流下ノズル13下
端部における温度はその周方向において略均一となって
1≒t2となり、流下ノズル13から流下する液状ガラ
ス12の粘性もその周方向においてほとんど変化が生じ
なくなる。
【0028】その結果、流下ノズル13から流下する液
状ガラス12は、図1中仮想線で示すように、湾曲せず
に略鉛直に垂れ下がって行く形となり、上段加熱コイル
19や下段加熱コイル20に接続された給電線等と接触
して地絡が発生したり、結合装置15内で堆積したりす
ることもなく、ガラス固化体容器14内へ流入する。
【0029】こうして、流下ノズル13からの液状ガラ
ス12の流下開始初期における温度差を最小限に抑制し
得、地絡を発生させることなく流下ノズル13から液状
ガラス12をガラス固化体容器14内へ真っ直ぐに流下
させ得る。
【0030】尚、本発明のガラス溶融炉は、上述の図示
例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のガラス溶
融炉によれば、流下ノズルからの液状ガラスの流下開始
初期における温度差を最小限に抑制し得、地絡を発生さ
せることなく流下ノズルから液状ガラスをガラス固化体
容器内へ真っ直ぐに流下させ得るという優れた効果を奏
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の要部拡大断面図
である。
【図2】従来例の全体概要断面図である。
【図3】図2に示す従来例の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 溶融炉本体 12 液状ガラス 13 流下ノズル 19 上段加熱コイル(加熱コイル) 20 下段加熱コイル(加熱コイル) 25 反射板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状ガラスが貯留される溶融炉本体と、
    該溶融炉本体内の液状ガラスを流下せしめる流下ノズル
    と、前記溶融炉本体内の液状ガラスを流下ノズルから流
    下させる際に該流下ノズルを加熱する加熱コイルとを備
    えたガラス溶融炉において、 流下ノズルの下方所要位置に、該流下ノズル下端部の温
    度を均一化させるための反射板を設けたことを特徴とす
    るガラス溶融炉。
JP18711595A 1995-07-24 1995-07-24 ガラス溶融炉 Pending JPH0933697A (ja)

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JP18711595A JPH0933697A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 ガラス溶融炉

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JP18711595A JPH0933697A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 ガラス溶融炉

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JPH0933697A true JPH0933697A (ja) 1997-02-07

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JP18711595A Pending JPH0933697A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 ガラス溶融炉

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