JPH0933503A - ガスクロマトグラフ装置 - Google Patents

ガスクロマトグラフ装置

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Publication number
JPH0933503A
JPH0933503A JP20526095A JP20526095A JPH0933503A JP H0933503 A JPH0933503 A JP H0933503A JP 20526095 A JP20526095 A JP 20526095A JP 20526095 A JP20526095 A JP 20526095A JP H0933503 A JPH0933503 A JP H0933503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
syringe
sample
plunger
vaporization chamber
drive mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP20526095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Ueda
雅人 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP20526095A priority Critical patent/JPH0933503A/ja
Publication of JPH0933503A publication Critical patent/JPH0933503A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクリミネーション等の問題を生じるこ
となく、試料を試料気化室に正しく、かつ、失敗なく注
入できるようにする。 【解決手段】 シリンジの針がセプタムを貫通して試料
気化室内に入り、試料気化室内で停止する直前の移動中
に、プランジャを動作させて試料を試料気化室内に注入
する。試料は、プランジャによる押し出し速度にシリン
ジの移動速度が加わった高速で噴射されるため、設定温
度位置(ds)の前の位置で噴射することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスクロマトグラフ
装置に関し、特に、液体試料をより良好に気化し、分析
することのできるガスクロマトグラフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスクロマトグラフ装置の自動試
料注入装置の部分を図3により説明する。自動試料注入
装置10には、シリンジ12を上下に移動させるシリン
ジ駆動機構15と、シリンジ12のプランジャ13を上
下に移動させるプランジャ駆動機構16とが備えられて
いる。シリンジ駆動機構15は、試料気化室11に対し
て固定されたモータ151及び1対のプーリ152と、
そのプーリ152間に掛け渡されたベルト153と、そ
のベルト153の1箇所に固定されたシリンジクランパ
154により構成される。なお、シリンジクランパ15
4が傾かずに正しい姿勢のまま上下運動をするように、
シリンジクランパ154は図示せぬレールに沿って移動
するようになっている。プランジャ駆動機構16は、シ
リンジクランパ154上に載置されたモータ161と、
シリンジクランパ154に対して固定された1対のプー
リ162と、そのプーリ162間に掛け渡されたベルト
163と、そのベルト163の1箇所に固定されたプラ
ンジャクランパ164により構成される。なお、シリン
ジクランパ154の場合と同様に、プランジャクランパ
164も図示せぬレールに沿って移動するようになって
いる。
【0003】自動試料注入装置10により試料を試料気
化室11内に注入する際の動作は次の通りである。ま
ず、シリンジ駆動機構15によりシリンジ12を最上位
に上げておき、試料気化室11とシリンジ12の針14
との間の空間に試料を入れた容器を置く。シリンジ駆動
機構15によりシリンジ12を下ろし、針14を試料容
器内の試料の中に入れた後、プランジャ駆動機構16に
よりプランジャ13を引き、試料をシリンジ12内に注
入する。そして、プランジャ13を引き上げて針14を
試料容器から出した後、試料容器をそこから除去する。
なお、試料容器の配置及び除去はオートサンプラにより
行なってもよい。
【0004】こうしてシリンジ12内に保持された試料
を、次のようにして試料気化室11に注入する。まず、
シリンジ駆動機構15によりシリンジ12を降下させ
る。これにより、シリンジ12の針14は試料気化室1
1の上部に設けられたセプタムを貫通して試料気化室1
1に入る。針14の先端が試料気化室11内の所定位置
に達した時点でシリンジ12を停止させ、その直後にプ
ランジャ駆動機構16によりプランジャ13を所定距離
だけ押し下げて、試料を試料気化室11内に噴射する。
なお、試料気化室11はヒータにより、所定の設定温度
Tsとなるように加熱されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来のガ
スクロマトグラフ装置では、シリンジ12の針14を試
料気化室11内に入れ、その先端を所定位置において停
止させた後、試料を注入していた。このため、針14の
先端を停止させる位置は、試料気化室11において、ほ
ぼ上記設定温度Tsになっている位置とされていた。と
ころが、試料気化室11においてほぼ設定温度Tsとな
る位置は比較的深い所にあるため、従来の方法ではシリ
ンジ12の針14をそのような深い所まで挿入する必要
があった。この場合、一つには、長い針が必要になるこ
とにより、針がセプタムを貫通する時点で曲がる可能性
が高くなる。もう一つの問題点は、針の先端が高い温度
の所に位置するため、比較的低沸点の成分が先に気化
し、高沸点の成分が残されるというディスクリミネーシ
ョンが生ずるということである。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、ディス
クリミネーション等の問題を生じることなく試料を試料
気化室に正しく、かつ、失敗なく注入することのできる
ガスクロマトグラフ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係るガスクロマトグラフ装置は、 a)シリンジの針がセプタムを貫通して試料気化室の中に
入るようにシリンジを駆動するシリンジ駆動機構と、 b)シリンジのプランジャを駆動するプランジャ駆動機構
と、 c)シリンジの針がセプタムを貫通して試料気化室内に入
り、所定位置で停止する直前のシリンジの移動中に、プ
ランジャを動作させて試料を試料気化室内に注入する制
御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態及び効果】制御手段は、まずシリン
ジ駆動機構により、シリンジの針の先端が試料気化室の
セプタムを貫通して、試料気化室内の所定位置に至るま
でシリンジを移動させる。そして、所定位置で停止する
直前の、シリンジが未だ移動している間にプランジャ駆
動機構によりプランジャを移動させ、試料を試料気化室
内に注入する。これにより試料は、プランジャ押し出し
による速度にシリンジ自体の移動による速度が加わり、
従来よりも高速で注入されることになる。このため、試
料を注入する位置は、上記設定温度となっている位置よ
りも前にすることができる。これにより、シリンジに短
い針を使うことができ、針の曲がりという事故が減少す
る。また、比較的低い温度の位置で試料が注入されるた
め、ディスクリミネーションが生じにくい。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図3により説明す
る。本実施例のガスクロマトグラフ装置の自動試料注入
装置10は、シリンジ駆動機構15及びプランジャ駆動
機構16は上記従来のものと同様のものを用いるが、本
実施例では、シリンジ駆動機構15及びプランジャ駆動
機構16に対して次のような制御を行なう制御部18が
設けられている。
【0010】本実施例の制御部18によるシリンジ駆動
機構15及びプランジャ駆動機構16の制御を説明す
る。まず、シリンジ12に試料を注入するまでは上記従
来の装置と同様に行なう。試料容器をシリンジ12と試
料気化室11の間から除去した後、図1(b)に示すよ
うに、シリンジ12の移動を開始する。シリンジ駆動機
構15には図示せぬストッパが設けられており、シリン
ジ12の針14の先端が図1(a)に示すように、試料
気化室11内において設定温度Tsとなっている位置
(セプタムからの深さをdsとする)の少し上の点(深
さdi1)に到達したところでシリンジ12は急停止す
る。
【0011】従来のガスクロマトグラフ装置では、図2
(b)に示すように、シリンジ12が停止した後にプラ
ンジャ13を駆動させ、試料を噴射させていたため、試
料は比較的低い速度でしか噴射されない。そのため、設
定温度位置(ds)又はその極く近傍で噴射しないと、
試料が設定温度位置(ds)において気化されなかった
(図2(a))。
【0012】それに対し本実施例のガスクロマトグラフ
装置では、図1(b)に示すように、制御部18は、シ
リンジ12が停止する直前の、シリンジ12が未だ移動
している間に、プランジャ駆動用モータ161に対して
駆動信号を送出し、所定量の試料を噴射させる。これに
より、試料はプランジャ13による噴出速度にシリンジ
12自体の移動速度が加わった大きな速度で試料気化室
11内に噴射されるため、試料を噴射する位置(上述の
通り、これはシリンジ12が停止する位置di1よりも僅
かに浅い位置である)を、所定の設定温度位置(ds)
よりも少し前の位置とすることができる。すなわち、試
料は針先から高速で噴射されるため、たとえ噴射位置が
所定の設定温度位置(ds)以前であっても、試料は容
易に設定温度位置(ds)に到達し、そこで気化され
る。これにより、シリンジ12の針14を従来よりも短
くすることができ、セプタム貫通時に針14が曲がると
いう事故を減少させることができる。また、試料噴射時
の針14の先端の位置では、試料気化室11内の温度が
最高温度(設定温度Ts)よりもやや低いため、ディス
クリミネーションが少なくなり、より高精度の分析を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるガスクロマトグラフ
装置におけるシリンジ及びプランジャの運動の様子を示
すグラフ。
【図2】 従来のガスクロマトグラフ装置におけるシリ
ンジ及びプランジャの運動の様子を示すグラフ。
【図3】 ガスクロマトグラフ装置の自動試料注入装置
の概略構成図。
【符号の説明】
10…自動試料注入装置 11…試料気化室 12…シリンジ 13…プランジャ 14…針 15…シリンジ駆動機構 16…プランジャ駆動機構 18…制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)シリンジの針がセプタムを貫通して試
    料気化室の中に入るようにシリンジを駆動するシリンジ
    駆動機構と、 b)シリンジのプランジャを駆動するプランジャ駆動機構
    と、 c)シリンジの針がセプタムを貫通して試料気化室内に入
    り、所定位置で停止する直前のシリンジの移動中に、プ
    ランジャを動作させて試料を試料気化室内に注入する制
    御手段と、 を備えることを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
JP20526095A 1995-07-18 1995-07-18 ガスクロマトグラフ装置 Pending JPH0933503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20526095A JPH0933503A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 ガスクロマトグラフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20526095A JPH0933503A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 ガスクロマトグラフ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0933503A true JPH0933503A (ja) 1997-02-07

Family

ID=16504045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20526095A Pending JPH0933503A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 ガスクロマトグラフ装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0933503A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091341A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 株式会社島津製作所 自動試料注入装置、ガスクロマトグラフ、及びガスクロマトグラフィ分析システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022091341A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 株式会社島津製作所 自動試料注入装置、ガスクロマトグラフ、及びガスクロマトグラフィ分析システム

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