JPH0933407A - データ記録部を具備したスライドガラス及びその作成方法 - Google Patents
データ記録部を具備したスライドガラス及びその作成方法Info
- Publication number
- JPH0933407A JPH0933407A JP18245295A JP18245295A JPH0933407A JP H0933407 A JPH0933407 A JP H0933407A JP 18245295 A JP18245295 A JP 18245295A JP 18245295 A JP18245295 A JP 18245295A JP H0933407 A JPH0933407 A JP H0933407A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- recording
- group
- slide glass
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料とそれに関するデータを常に一体として
保管することが可能なスライドガラスを提供する。 【解決手段】 検査試料を担持し、同時に、検査プロセ
スに関するデータ、検査結果のデータ等を記録するデー
タ記録部を設け、必要に応じて更にID情報の記録部を
設けたスライドガラス。
保管することが可能なスライドガラスを提供する。 【解決手段】 検査試料を担持し、同時に、検査プロセ
スに関するデータ、検査結果のデータ等を記録するデー
タ記録部を設け、必要に応じて更にID情報の記録部を
設けたスライドガラス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病理検査、産業用
検査、学術研究用等に使用される顕微鏡用スライドガラ
スに、データ記録部を設ける技術に関する。
検査、学術研究用等に使用される顕微鏡用スライドガラ
スに、データ記録部を設ける技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スライドガラス上にある被検
査試料を特定するための情報(以下「ID情報」とい
う。例えば試料採取場所、患者名、採取日時、採取者
等)を、手書き、あるいは特定の機器、例えば特製プリ
ンターを用いて文字あるいは記号で記録することは行わ
れていた。しかし、この方法では、データ記録手段の解
像力の制限、また記録を目視で判読するため記録できる
情報量に限度があり、通常は試料を特定するための情報
の記録に止まっていた。
査試料を特定するための情報(以下「ID情報」とい
う。例えば試料採取場所、患者名、採取日時、採取者
等)を、手書き、あるいは特定の機器、例えば特製プリ
ンターを用いて文字あるいは記号で記録することは行わ
れていた。しかし、この方法では、データ記録手段の解
像力の制限、また記録を目視で判読するため記録できる
情報量に限度があり、通常は試料を特定するための情報
の記録に止まっていた。
【0003】最近、顕微鏡による検査プロセスについて
のデータ(走査速度、走査密度、走査領域等)、および
検査結果をコンピュータを介してデジタルデータとして
記録する方法が提案されている。この方法では、スライ
ドガラスを載せた顕微鏡の試料台のX方向、Y方向の移
動量、移動速度等が記録され、また、注視点、異常箇所
の座標が記録される。同時に概略の診断結果も記録でき
る。この方法の採用により検査・診断の能率、および正
確さが増している。これらのデータは、最終的な検査・
診断の判定者に対してのみ有効というわけではなく、第
一次スクリーニングを担当するオペレータの作業の能率
アップ、作業の質の向上にも貢献している。即ち、検査
プロセスについてのデータが記録されていると、最終的
な診断時、あるいは後日に診断そのものに問題が生じた
ときに、検査プロセスを再度チェックすることが可能と
なり、正確さを増すと共に、問題の原因究明に有効であ
る。当該新しい提案は、結果的に技術的な進歩をもたら
すことに繋がる。
のデータ(走査速度、走査密度、走査領域等)、および
検査結果をコンピュータを介してデジタルデータとして
記録する方法が提案されている。この方法では、スライ
ドガラスを載せた顕微鏡の試料台のX方向、Y方向の移
動量、移動速度等が記録され、また、注視点、異常箇所
の座標が記録される。同時に概略の診断結果も記録でき
る。この方法の採用により検査・診断の能率、および正
確さが増している。これらのデータは、最終的な検査・
診断の判定者に対してのみ有効というわけではなく、第
一次スクリーニングを担当するオペレータの作業の能率
アップ、作業の質の向上にも貢献している。即ち、検査
プロセスについてのデータが記録されていると、最終的
な診断時、あるいは後日に診断そのものに問題が生じた
ときに、検査プロセスを再度チェックすることが可能と
なり、正確さを増すと共に、問題の原因究明に有効であ
る。当該新しい提案は、結果的に技術的な進歩をもたら
すことに繋がる。
【0004】これらのデジタルデータ記録には、磁性記
録媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、メモリ
ーテープ)、光ディスク、光磁気記録、半導体ICメモ
リー等の多くの記録媒体が使用できる。また、この記録
は、検査システムの中央管理部において一括して行って
もよく、フロッピーディスクのように各検査装置に付随
した記録媒体に分散した形式で行ってもよい。しかし、
この方法による記録の欠点は、試料と記録が完全に一体
となって保管される訳ではないという点にあり、記録の
みが消失したり、試料と記録の照合が不可能となった
り、一致に時間を要したりすることがあった。
録媒体(フロッピーディスク、ハードディスク、メモリ
ーテープ)、光ディスク、光磁気記録、半導体ICメモ
リー等の多くの記録媒体が使用できる。また、この記録
は、検査システムの中央管理部において一括して行って
もよく、フロッピーディスクのように各検査装置に付随
した記録媒体に分散した形式で行ってもよい。しかし、
この方法による記録の欠点は、試料と記録が完全に一体
となって保管される訳ではないという点にあり、記録の
みが消失したり、試料と記録の照合が不可能となった
り、一致に時間を要したりすることがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、試料
とそれに関するデータを常に一体として保管し、上記欠
点を解決することが可能なスライドガラスを提供するこ
とにある。
とそれに関するデータを常に一体として保管し、上記欠
点を解決することが可能なスライドガラスを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、検査試
料を担持し、同時に、検査プロセスに関するデータ、検
査結果のデータ等を記録するデータ記録部を設け、必要
に応じて更にID情報の記録部を設けたスライドガラス
により達成された。
料を担持し、同時に、検査プロセスに関するデータ、検
査結果のデータ等を記録するデータ記録部を設け、必要
に応じて更にID情報の記録部を設けたスライドガラス
により達成された。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明になるスライドガラスは、
その表面を、検査試料を載せる部分と、データ記録を行
う部分とに分け、データ記録部分に磁性記録媒体、感熱
記録媒体等を塗布等により設け、当該記録媒体上にデジ
タルデータを記録する。
その表面を、検査試料を載せる部分と、データ記録を行
う部分とに分け、データ記録部分に磁性記録媒体、感熱
記録媒体等を塗布等により設け、当該記録媒体上にデジ
タルデータを記録する。
【0008】この際、スライドガラス上には、目視で判
定できる文字あるいは記号により、ID情報を記録して
おくことが好ましい。このためには従来知られているよ
うに、スライドガラスの一部をすりガラス状に加工して
おく方法、スライドガラスの一部に比較的明色(白色、
淡黄色、淡緑色、淡紅色、淡青色、灰色等)の記録層
を、塗布、転写あるいはテープ接着等により設ける方法
が一般的である。本発明においては、目視で判定できる
文字あるいは記号によるID情報の記録部は、デジタル
データ記録を行う部分とは独立の場所に設けてもよい
し、これらの記録部を重層の記録層として設けてもよ
い。
定できる文字あるいは記号により、ID情報を記録して
おくことが好ましい。このためには従来知られているよ
うに、スライドガラスの一部をすりガラス状に加工して
おく方法、スライドガラスの一部に比較的明色(白色、
淡黄色、淡緑色、淡紅色、淡青色、灰色等)の記録層
を、塗布、転写あるいはテープ接着等により設ける方法
が一般的である。本発明においては、目視で判定できる
文字あるいは記号によるID情報の記録部は、デジタル
データ記録を行う部分とは独立の場所に設けてもよい
し、これらの記録部を重層の記録層として設けてもよ
い。
【0009】デジタルデータの記録に必要な記録層は、
磁性記録材料又は感熱記録材料を用いて形成することが
できる。以下、各材料について具体的に説明する。
磁性記録材料又は感熱記録材料を用いて形成することが
できる。以下、各材料について具体的に説明する。
【0010】(1)磁性記録材料 本発明において使用する磁性記録層の作成に使用される
強磁性粉末としてはγ−FeOx(x=1.33〜1.
5)、Co変性γ−FeOx(x=1.33〜1.5)、
FeまたはNiまたはCoを主成分(75%以上)とす
る強磁性合金微粉末など公知の強磁性金属粉末を使用で
きる。強磁性強合金粉末はFeに対するCo含有量20
〜40%、Ni含有量0〜5%の範囲で目的に応じて比
率を決めることが好ましい。針状比が2〜20のものが
使用できるが、4〜8が好ましい。これらの強磁性粉末
には、異方性や抗磁力の制御、磁化量の制御、分布の制
御、腐食に対する安定性の改善などを目的として所定の
原子以外にAl、Si、S,Sc、Ti、V,Cr、C
u,Y,Mo,Rh,Pd,Ag、Sn、Sb、Te、
Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、L
a、Ce、Pr、Nd、P,Co,Mn,Zn、Ni、
Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含有させることがで
きる。
強磁性粉末としてはγ−FeOx(x=1.33〜1.
5)、Co変性γ−FeOx(x=1.33〜1.5)、
FeまたはNiまたはCoを主成分(75%以上)とす
る強磁性合金微粉末など公知の強磁性金属粉末を使用で
きる。強磁性強合金粉末はFeに対するCo含有量20
〜40%、Ni含有量0〜5%の範囲で目的に応じて比
率を決めることが好ましい。針状比が2〜20のものが
使用できるが、4〜8が好ましい。これらの強磁性粉末
には、異方性や抗磁力の制御、磁化量の制御、分布の制
御、腐食に対する安定性の改善などを目的として所定の
原子以外にAl、Si、S,Sc、Ti、V,Cr、C
u,Y,Mo,Rh,Pd,Ag、Sn、Sb、Te、
Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、L
a、Ce、Pr、Nd、P,Co,Mn,Zn、Ni、
Sr、B、Ge、Nbなどの原子を含有させることがで
きる。
【0011】これらの強磁性粉末にはあとで述べる分散
剤、潤滑剤、界面活性剤、帯電防止剤などで分散前にあ
らかじめ処理を行ってもかまわない。具体的には、特公
昭44−14090号公報、特公昭45−18372号
公報、特公昭47−22062号公報、特公昭47−2
2513号公報、特公昭46−28466号公報、特公
昭46−38755号公報、特公昭47−4286号公
報、特公昭47−12422号公報、特公昭47−17
284号公報、特公昭47−18509号公報、特公昭
47−18573号公報、特公昭39−10307号公
報、特公昭48−39639号公報、米国特許3026
215号公報、同3031341号公報、同31001
94号公報、同3242005号公報、同338901
4号公報などに記載されている。
剤、潤滑剤、界面活性剤、帯電防止剤などで分散前にあ
らかじめ処理を行ってもかまわない。具体的には、特公
昭44−14090号公報、特公昭45−18372号
公報、特公昭47−22062号公報、特公昭47−2
2513号公報、特公昭46−28466号公報、特公
昭46−38755号公報、特公昭47−4286号公
報、特公昭47−12422号公報、特公昭47−17
284号公報、特公昭47−18509号公報、特公昭
47−18573号公報、特公昭39−10307号公
報、特公昭48−39639号公報、米国特許3026
215号公報、同3031341号公報、同31001
94号公報、同3242005号公報、同338901
4号公報などに記載されている。
【0012】上記強磁性粉末の中で強磁性合金微粉末に
ついては少量の水酸化物、または酸化物を含んでもよ
い。強磁性合金微粉末の公知の製造方法により得られた
ものを用いることができ、下記の方法をあげることがで
きる。複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)と水素など
の還元性気体で還元する方法、酸化鉄を水素などの還元
性気体で還元してFeあるいはFe−Co粒子などを得
る方法、金属カルボニル化合物を熱分解する方法、強磁
性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸
塩あるいはヒドラジンなどの還元剤を添加して還元する
方法、金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を
得る方法などである。このようにして得られた強磁性合
金粉末は公知の徐酸化処理、すなわち有機溶剤に浸漬し
たのち乾燥させる方法、有機溶剤に浸漬したのち酸素含
有ガスを送り込んで表面に酸化膜を形成したのち乾燥さ
せる方法、有機溶剤を用いず酸素ガスと不活性ガスの分
圧を調整して表面に酸化皮膜を形成する方法のいずれを
施したものでも用いることができる。強磁性合金粉末は
焼結防止剤としてY、Al、Si、Ndなどの酸化物を
用いることが好ましく、特にYとAlの酸化物が好まし
く、その量はFeに対する原子比で1〜20%、好まし
くは3〜12%である。これら焼結防止剤は併用するの
が一般的でその比率は目的に応じ、最適に設定される。
強磁性粉末粒子をBET法による比表面積で表せば25
〜80m2/gであり、好ましくは40〜70m2/gで
ある。25m2/g以下ではノイズが高くなり、80m2/g
以上では表面性が得にくく好ましくない。酸化鉄磁性粉
末のσsは50emu/g以上、好ましくは70emu
/g以上、であり、強磁性金属微粉末の場合は100e
mu/g以上が好ましく、さらに好ましくは110emu/
g〜170emu/gである。抗磁力は500〜3000Oeが
好ましく、更に好ましくは800〜2500Oe以下であ
る。
ついては少量の水酸化物、または酸化物を含んでもよ
い。強磁性合金微粉末の公知の製造方法により得られた
ものを用いることができ、下記の方法をあげることがで
きる。複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)と水素など
の還元性気体で還元する方法、酸化鉄を水素などの還元
性気体で還元してFeあるいはFe−Co粒子などを得
る方法、金属カルボニル化合物を熱分解する方法、強磁
性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸
塩あるいはヒドラジンなどの還元剤を添加して還元する
方法、金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を
得る方法などである。このようにして得られた強磁性合
金粉末は公知の徐酸化処理、すなわち有機溶剤に浸漬し
たのち乾燥させる方法、有機溶剤に浸漬したのち酸素含
有ガスを送り込んで表面に酸化膜を形成したのち乾燥さ
せる方法、有機溶剤を用いず酸素ガスと不活性ガスの分
圧を調整して表面に酸化皮膜を形成する方法のいずれを
施したものでも用いることができる。強磁性合金粉末は
焼結防止剤としてY、Al、Si、Ndなどの酸化物を
用いることが好ましく、特にYとAlの酸化物が好まし
く、その量はFeに対する原子比で1〜20%、好まし
くは3〜12%である。これら焼結防止剤は併用するの
が一般的でその比率は目的に応じ、最適に設定される。
強磁性粉末粒子をBET法による比表面積で表せば25
〜80m2/gであり、好ましくは40〜70m2/gで
ある。25m2/g以下ではノイズが高くなり、80m2/g
以上では表面性が得にくく好ましくない。酸化鉄磁性粉
末のσsは50emu/g以上、好ましくは70emu
/g以上、であり、強磁性金属微粉末の場合は100e
mu/g以上が好ましく、さらに好ましくは110emu/
g〜170emu/gである。抗磁力は500〜3000Oeが
好ましく、更に好ましくは800〜2500Oe以下であ
る。
【0013】γ酸化鉄のタップ密度は0.5g/cc以
上が好ましく、0.8g/cc以上がさらに好ましい。
合金粉末の場合は0.2〜0.8g/ccが好ましく、0.
8g/cc以上に使用とすると強磁性粉末の圧密過程で酸化
が進みやすく、充分なσS を得ることが困難になる。
0.2g/cc以下では分散が不十分になりやすい。γ
酸化鉄を用いる場合、2価の鉄の3価の鉄に対する比は
好ましくは0〜20%でありさらに好ましくは5〜10
%である。また鉄原子に対するコバルト原子の量は0〜
15%、好ましくは2〜8%である。
上が好ましく、0.8g/cc以上がさらに好ましい。
合金粉末の場合は0.2〜0.8g/ccが好ましく、0.
8g/cc以上に使用とすると強磁性粉末の圧密過程で酸化
が進みやすく、充分なσS を得ることが困難になる。
0.2g/cc以下では分散が不十分になりやすい。γ
酸化鉄を用いる場合、2価の鉄の3価の鉄に対する比は
好ましくは0〜20%でありさらに好ましくは5〜10
%である。また鉄原子に対するコバルト原子の量は0〜
15%、好ましくは2〜8%である。
【0014】更に、磁性層には六角板状の六方晶フェラ
イトを用いることができる。六方晶フェライトとしてバ
リウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェ
ライト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換
体、六方晶Co粉末が 使用できる。具体的にはマグネ
トプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチ
ウムフェライト、更に一部スピネル相を含有したマグネ
トプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチ
ウムフェライト等が挙げられ、その他、異方性の制御、
磁化量の制御、分布の制御、温度特性の制御などのた
め、目的に応じ所定の原子以外にAl、Si、S,S
c、Ti、V,Cr、Cu,Y,Mo,Rh,Pd,A
g、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、
Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P,C
o,Mn,Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nb等の原子
を添加することができる。一般にはCo−Ti、Co−
Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn、I
r−Znなどの元素を添加したものを使用することがで
きるが、特に好ましいのはバリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライトの各CoまたはTi置換体である。
磁性層の長手方向のSFDは0.3以下にすると抗磁力
の分布が小さくなり好ましい。抗磁力を制御するために
は、粒子径、粒子厚を制御する、六方晶フェライトのス
ピネル相の厚みを一定にする、スピネル相の置換元素の
量を一定にする、スピネル相の置換サイトの場所を一定
にする、などの方法がある。
イトを用いることができる。六方晶フェライトとしてバ
リウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェ
ライト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換
体、六方晶Co粉末が 使用できる。具体的にはマグネ
トプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチ
ウムフェライト、更に一部スピネル相を含有したマグネ
トプランバイト型のバリウムフェライト及びストロンチ
ウムフェライト等が挙げられ、その他、異方性の制御、
磁化量の制御、分布の制御、温度特性の制御などのた
め、目的に応じ所定の原子以外にAl、Si、S,S
c、Ti、V,Cr、Cu,Y,Mo,Rh,Pd,A
g、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、
Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P,C
o,Mn,Zn、Ni、Sr、B、Ge、Nb等の原子
を添加することができる。一般にはCo−Ti、Co−
Ti−Zr、Co−Ti−Zn、Ni−Ti−Zn、I
r−Znなどの元素を添加したものを使用することがで
きるが、特に好ましいのはバリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライトの各CoまたはTi置換体である。
磁性層の長手方向のSFDは0.3以下にすると抗磁力
の分布が小さくなり好ましい。抗磁力を制御するために
は、粒子径、粒子厚を制御する、六方晶フェライトのス
ピネル相の厚みを一定にする、スピネル相の置換元素の
量を一定にする、スピネル相の置換サイトの場所を一定
にする、などの方法がある。
【0015】本発明において用いられる六方晶フェライ
トの粒子径は六角板状の粒子の板の幅を意味し、電子顕
微鏡を使用して測定する。本発明では粒子径(板径)
は、0.01〜0.2μm、特に好ましくは0.03〜
0.1μmの範囲に規定するものである。また、該微粒
子の平均厚さ(板厚)は、0.001〜0.2μmであ
るが特に0.003〜0.05μmが好ましい。更に板
状比(粒子径/板厚)は、1〜15であり、好ましくは
3〜7である。また、これら六方晶フェライト磁性体の
BET法による比表面積(SBET )は通常、25〜10
0m2 /g、好ましくは40〜70m2 /gである。2
5m2 /g以下ではノイズが高くなり、100m2 /g
以上では表面性が得にくく、好ましくない。六方晶フェ
ライト磁性体の抗磁力は、1000〜4000Oeが好
ましく、更に好ましくは、1200〜3000Oeであ
る。1000Oe未満では短波長出力が低下し、400
0Oe以上ではヘッドによる記録がしにくく好ましくな
い。σS は50emu以上、好ましくは60emu/g
以上である。タップ密度は0.5g/cc以上が好まし
く、0.8g/cc以上がさらに好ましい。
トの粒子径は六角板状の粒子の板の幅を意味し、電子顕
微鏡を使用して測定する。本発明では粒子径(板径)
は、0.01〜0.2μm、特に好ましくは0.03〜
0.1μmの範囲に規定するものである。また、該微粒
子の平均厚さ(板厚)は、0.001〜0.2μmであ
るが特に0.003〜0.05μmが好ましい。更に板
状比(粒子径/板厚)は、1〜15であり、好ましくは
3〜7である。また、これら六方晶フェライト磁性体の
BET法による比表面積(SBET )は通常、25〜10
0m2 /g、好ましくは40〜70m2 /gである。2
5m2 /g以下ではノイズが高くなり、100m2 /g
以上では表面性が得にくく、好ましくない。六方晶フェ
ライト磁性体の抗磁力は、1000〜4000Oeが好
ましく、更に好ましくは、1200〜3000Oeであ
る。1000Oe未満では短波長出力が低下し、400
0Oe以上ではヘッドによる記録がしにくく好ましくな
い。σS は50emu以上、好ましくは60emu/g
以上である。タップ密度は0.5g/cc以上が好まし
く、0.8g/cc以上がさらに好ましい。
【0016】磁性層に含まれる強磁性粉末のその他の好
ましい範囲は、ともに以下のとおりである。結晶子サイ
ズは50〜450、好ましくは100〜350である。
強磁性粉末のr1500は1.5以下であることが好ま
しい。更に好ましくはr1500は1.0以下である。
r1500とは磁気記録媒体を飽和磁化したのち反対の
向きに1500Oeの磁場をかけたとき反転せずに残っ
ている磁化量の%を示すものである。強磁性粉末の含水
率は0.01〜2%とするのが好ましい。結合剤の種類
によって該強磁性粉末の含水率は最適化するのが好まし
い。該強磁性粉末のpHは用いる結合剤との組合せによ
り最適化することが好ましい。その範囲は4〜12であ
るが、好ましくは6〜10である。該強磁性粉末は必要
に応じ、Al、Si、Pまたはこれらの酸化物などで表
面処理を施してもかまわない。好ましくはAl2O3また
はSiO2による表面処理であり、用いる結 合剤によっ
てその量と比率を変えることが好ましい。その量は強磁
性粉末に対し0.1〜10%であり表面処理を施すと脂
肪酸などの潤滑剤の吸着が100mg/m2以下になり
好ましい。強磁性粉末には可溶性のNa、Ca、Fe、
Ni、 Srなどの無機イオンを含む場合があるが50
0ppm以下であれば特に特性に影響を与えない。ま
た、本発明に用いられる強磁性粉末は空孔が少ないほう
が好ましくその値は20容量%以下、更に好ましくは、
5容量%以下である。
ましい範囲は、ともに以下のとおりである。結晶子サイ
ズは50〜450、好ましくは100〜350である。
強磁性粉末のr1500は1.5以下であることが好ま
しい。更に好ましくはr1500は1.0以下である。
r1500とは磁気記録媒体を飽和磁化したのち反対の
向きに1500Oeの磁場をかけたとき反転せずに残っ
ている磁化量の%を示すものである。強磁性粉末の含水
率は0.01〜2%とするのが好ましい。結合剤の種類
によって該強磁性粉末の含水率は最適化するのが好まし
い。該強磁性粉末のpHは用いる結合剤との組合せによ
り最適化することが好ましい。その範囲は4〜12であ
るが、好ましくは6〜10である。該強磁性粉末は必要
に応じ、Al、Si、Pまたはこれらの酸化物などで表
面処理を施してもかまわない。好ましくはAl2O3また
はSiO2による表面処理であり、用いる結 合剤によっ
てその量と比率を変えることが好ましい。その量は強磁
性粉末に対し0.1〜10%であり表面処理を施すと脂
肪酸などの潤滑剤の吸着が100mg/m2以下になり
好ましい。強磁性粉末には可溶性のNa、Ca、Fe、
Ni、 Srなどの無機イオンを含む場合があるが50
0ppm以下であれば特に特性に影響を与えない。ま
た、本発明に用いられる強磁性粉末は空孔が少ないほう
が好ましくその値は20容量%以下、更に好ましくは、
5容量%以下である。
【0017】本発明で使用する磁性層のBrは通常、1
000〜4000G、好ましくは1500〜4000G
であり、SFDは0.6以下が好ましい。
000〜4000G、好ましくは1500〜4000G
であり、SFDは0.6以下が好ましい。
【0018】上記の磁性層に使用される結合剤としては
従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂や
これらの混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、
ガラス転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が
1000〜200000、好ましくは10000〜10
0000、重合度が約50〜1000程度のものであ
る。このような例としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、
ビニルアルコ−ル、マレイン酸、アクリル酸、アクリル
酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエ
ン、エチレン、ビニルブチラ−ル、ビニルアセタ−ル、
ビニルエ−テル、等を構成単位として含む重合体または
共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂がある。
従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂や
これらの混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、
ガラス転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が
1000〜200000、好ましくは10000〜10
0000、重合度が約50〜1000程度のものであ
る。このような例としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、
ビニルアルコ−ル、マレイン酸、アクリル酸、アクリル
酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタ
クリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエ
ン、エチレン、ビニルブチラ−ル、ビニルアセタ−ル、
ビニルエ−テル、等を構成単位として含む重合体または
共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂がある。
【0019】熱硬化性樹脂または反応型樹脂としてはフ
ェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル
系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコ−ン樹脂、
エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシ
アネ−トプレポリマ−の混合物、ポリエステルポリオ−
ルとポリイソシアネ−トの混合物、ポリウレタンとポリ
イソシアネートの混合物等があげられる。これらの樹脂
については朝倉書店発行の「プラスチックハンドブッ
ク」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化
型樹脂を各層に使用することも可能である。これらの例
とその製造方法については特開昭62−256219に
詳細に記載されている。
ェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル
系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコ−ン樹脂、
エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシ
アネ−トプレポリマ−の混合物、ポリエステルポリオ−
ルとポリイソシアネ−トの混合物、ポリウレタンとポリ
イソシアネートの混合物等があげられる。これらの樹脂
については朝倉書店発行の「プラスチックハンドブッ
ク」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化
型樹脂を各層に使用することも可能である。これらの例
とその製造方法については特開昭62−256219に
詳細に記載されている。
【0020】以上の樹脂は単独または組合せて使用でき
るが、好ましいものとして塩化ビニル樹脂、塩化ビニル
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニルビニルアルコ−
ル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合
体、中から選ばれる少なくとも1種とポリウレタン樹脂
の組合せ、またはこれらにポリイソシアネ−トを組み合
わせたものがあげられる。
るが、好ましいものとして塩化ビニル樹脂、塩化ビニル
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニルビニルアルコ−
ル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合
体、中から選ばれる少なくとも1種とポリウレタン樹脂
の組合せ、またはこれらにポリイソシアネ−トを組み合
わせたものがあげられる。
【0021】ポリウレタン樹脂の構造はポリエステルポ
リウレタン、ポリエ−テルポリウレタン、ポリエ−テル
ポリエステルポリウレタン、ポリカ−ボネ−トポリウレ
タン、ポリエステルポリカ−ボネ−トポリウレタン、ポ
リカプロラクトンポリウレタンなど公知のものが使用で
きる。
リウレタン、ポリエ−テルポリウレタン、ポリエ−テル
ポリエステルポリウレタン、ポリカ−ボネ−トポリウレ
タン、ポリエステルポリカ−ボネ−トポリウレタン、ポ
リカプロラクトンポリウレタンなど公知のものが使用で
きる。
【0022】ここに示したすべての結合剤について、よ
り優れた分散性と耐久性を得るためには必要に応じ、−
COOM,−SO3M、−OSO3M、−P=O(OM)
2、−O−P=O(OM)2、(以上につきMは水素原
子、またはアルカリ金属塩基)、OH、NR2、N+R3
(Rは炭化水素基)、エポキシ基、SH、CN、などか
ら選ばれる少なくとも一つの極性基を共重合または付
加反応で導入したものを用いることが好ましい。このよ
うな極性基の量は10-1〜10-8モル/gであり、好まし
くは10-2〜10-6モル/gである。
り優れた分散性と耐久性を得るためには必要に応じ、−
COOM,−SO3M、−OSO3M、−P=O(OM)
2、−O−P=O(OM)2、(以上につきMは水素原
子、またはアルカリ金属塩基)、OH、NR2、N+R3
(Rは炭化水素基)、エポキシ基、SH、CN、などか
ら選ばれる少なくとも一つの極性基を共重合または付
加反応で導入したものを用いることが好ましい。このよ
うな極性基の量は10-1〜10-8モル/gであり、好まし
くは10-2〜10-6モル/gである。
【0023】本発明において用いられるこれらの結合剤
の具体的な例としては、ユニオンカ−バイト社製VAG
H、VYHH、VMCH、VAGF、VAGD,VRO
H,VYES,VYNC,VMCC,XYHL,XYS
G,PKHH,PKHJ,PKHC,PKFE,日信化
学工業社製、MPR−TA、MPR−TA5,MPR−
TAL,MPR−TSN,MPR−TMF,MPR−T
S、MPR−TM、MPR−TAO、電気化学社製10
00W、DX80,DX81,DX82,DX83、1
00FD、日本ゼオン社製MR−105、MR110、
MR100、400X−110A、日本ポリウレタン社
製ニッポランN2301、N2302、N2304、大
日本インキ社製パンデックスT−5105、T−R30
80、T−5201、バ−ノックD−400、D−21
0−80、クリスボン6109,7209,東洋紡社製
バイロンUR8200,UR8300、UR−860
0、UR−5500、UR−4300、RV530,R
V280、大日精化社製、ダイフェラミン4020,5
020,5100,5300,9020,9022,7
020,三菱化成社製、MX5004,三洋化成社製サ
ンプレンSP−150,TIM−3003、TIM−3
005、旭化成社製サランF310,F210などが挙
げられる。
の具体的な例としては、ユニオンカ−バイト社製VAG
H、VYHH、VMCH、VAGF、VAGD,VRO
H,VYES,VYNC,VMCC,XYHL,XYS
G,PKHH,PKHJ,PKHC,PKFE,日信化
学工業社製、MPR−TA、MPR−TA5,MPR−
TAL,MPR−TSN,MPR−TMF,MPR−T
S、MPR−TM、MPR−TAO、電気化学社製10
00W、DX80,DX81,DX82,DX83、1
00FD、日本ゼオン社製MR−105、MR110、
MR100、400X−110A、日本ポリウレタン社
製ニッポランN2301、N2302、N2304、大
日本インキ社製パンデックスT−5105、T−R30
80、T−5201、バ−ノックD−400、D−21
0−80、クリスボン6109,7209,東洋紡社製
バイロンUR8200,UR8300、UR−860
0、UR−5500、UR−4300、RV530,R
V280、大日精化社製、ダイフェラミン4020,5
020,5100,5300,9020,9022,7
020,三菱化成社製、MX5004,三洋化成社製サ
ンプレンSP−150,TIM−3003、TIM−3
005、旭化成社製サランF310,F210などが挙
げられる。
【0024】本発明で使用できる磁性層に用いられる結
合剤は、強磁性粉末に対し、5〜50重量%の範囲、好
ましくは10〜30重量%の範囲で用いられる。塩化ビ
ニル系樹脂を用いる場合は5〜30重量%、ポリウレタ
ン樹脂を用いる場合は2〜20重量%、ポリイソシアネ
−トは2〜20重量%の範囲でこれらを組み合わせて用
いるのが好ましい。本発明において、ポリウレタンを用
いる場合はガラス転移温度が−50〜100℃、破断伸
びが100〜2000重量%、破断応力は0.05〜1
0Kg/cm2、降伏点は0.05〜10Kg/cm2が
好ましい。
合剤は、強磁性粉末に対し、5〜50重量%の範囲、好
ましくは10〜30重量%の範囲で用いられる。塩化ビ
ニル系樹脂を用いる場合は5〜30重量%、ポリウレタ
ン樹脂を用いる場合は2〜20重量%、ポリイソシアネ
−トは2〜20重量%の範囲でこれらを組み合わせて用
いるのが好ましい。本発明において、ポリウレタンを用
いる場合はガラス転移温度が−50〜100℃、破断伸
びが100〜2000重量%、破断応力は0.05〜1
0Kg/cm2、降伏点は0.05〜10Kg/cm2が
好ましい。
【0025】ポリイソシアネ−トとしては、トリレンジ
イソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、キシリレ
ンジイソシアネ−ト、ナフチレン−1,5−ジイソシア
ネ−ト、o−トルイジンジイソシアネ−ト、イソホロン
ジイソシアネ−ト、トリフェニルメタントリイソシアネ
−ト等のイソシアネ−ト類、また、これらのイソシアネ
−ト類とポリアルコールとの生成物、また、イソシアネ
ート類の縮合によって生成したポリイソシアネ−ト等を
使用することができる。これらのイソシアネート類の市
販されている商品名としては、日本ポリウレタン社製、
コロネートL、コロネ−トHL,コロネ−ト2030、
コロネ−ト2031、ミリオネ−トMR、ミリオネ−ト
MTL、武田薬品社製、タケネ−トD−102,タケネ
−トD−110N、タケネ−トD−200、タケネ−ト
D−202、住友バイエル社製、デスモジュ−ルL,デ
スモジュ−ルIL、デスモジュ−ルN、デスモジュ−ル
HL,等がありこれらを単独または硬化反応性の差を利
用して二つもしくはそれ以上の組合せで各層とも用いる
ことができる。
イソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、キシリレ
ンジイソシアネ−ト、ナフチレン−1,5−ジイソシア
ネ−ト、o−トルイジンジイソシアネ−ト、イソホロン
ジイソシアネ−ト、トリフェニルメタントリイソシアネ
−ト等のイソシアネ−ト類、また、これらのイソシアネ
−ト類とポリアルコールとの生成物、また、イソシアネ
ート類の縮合によって生成したポリイソシアネ−ト等を
使用することができる。これらのイソシアネート類の市
販されている商品名としては、日本ポリウレタン社製、
コロネートL、コロネ−トHL,コロネ−ト2030、
コロネ−ト2031、ミリオネ−トMR、ミリオネ−ト
MTL、武田薬品社製、タケネ−トD−102,タケネ
−トD−110N、タケネ−トD−200、タケネ−ト
D−202、住友バイエル社製、デスモジュ−ルL,デ
スモジュ−ルIL、デスモジュ−ルN、デスモジュ−ル
HL,等がありこれらを単独または硬化反応性の差を利
用して二つもしくはそれ以上の組合せで各層とも用いる
ことができる。
【0026】(2)感熱記録材料 本発明で使用できる感熱記録媒体としては、例えば、支
持体上に電子供与性無色染料と電子受容性化合物を含有
する感熱発色層を設け、感熱発色層中に一般式(1)で
表されるサリチル酸誘導体またはその金属塩と金属化合
物を含有する感熱記録材料を挙げることができる。
持体上に電子供与性無色染料と電子受容性化合物を含有
する感熱発色層を設け、感熱発色層中に一般式(1)で
表されるサリチル酸誘導体またはその金属塩と金属化合
物を含有する感熱記録材料を挙げることができる。
【0027】
【化1】
【0028】一般式(1)において、R1は置換アミノ
基を、Xは水素原子、アルキル基、フエニル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を、Mは水素原子またはn価
の金属原子を、nは整数を表す。
基を、Xは水素原子、アルキル基、フエニル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を、Mは水素原子またはn価
の金属原子を、nは整数を表す。
【0029】一般式(1)において、R1 で表される置
換アミノ基のうち炭素数2から20のアシルアミノ基、
炭素数1から20のアルキルスルホニルアミノ基、炭素
数6から20のアリールスルホニルアミノ基、炭素数2
から20のアルキルアミノカルボニルアミノ基、炭素数
7から20のアリールアミノカルボニルアミノ基が好ま
しい。アルキルスルホニルアミノ基、アルキルアミノカ
ルボニルアミノ基は更に置換基を有していてもよく、置
換基としてはアリール基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、ハロゲン原子、アルキルチオ基、アリールチオ基
などが好ましい。アシルアミノ基、アリールスルホニル
アミノ基、アリールアミノカルボニルアミノ基は更に置
換基を有していてもよく、置換基としてはアルキル基、
アリール基、アルコキシ基、ハロゲン原子などが好まし
い。
換アミノ基のうち炭素数2から20のアシルアミノ基、
炭素数1から20のアルキルスルホニルアミノ基、炭素
数6から20のアリールスルホニルアミノ基、炭素数2
から20のアルキルアミノカルボニルアミノ基、炭素数
7から20のアリールアミノカルボニルアミノ基が好ま
しい。アルキルスルホニルアミノ基、アルキルアミノカ
ルボニルアミノ基は更に置換基を有していてもよく、置
換基としてはアリール基、アルコキシ基、アリールオキ
シ基、ハロゲン原子、アルキルチオ基、アリールチオ基
などが好ましい。アシルアミノ基、アリールスルホニル
アミノ基、アリールアミノカルボニルアミノ基は更に置
換基を有していてもよく、置換基としてはアルキル基、
アリール基、アルコキシ基、ハロゲン原子などが好まし
い。
【0030】R1として具体的には、アセトアミド基、
プロピオニルアミノ基、ブチリルアミノ基、イソブチリ
ルアミノ基、バレリルアミノ基、ヘキサノイルアミノ
基、オクタノイルアミノ基、2−エチルヘキサノイルア
ミノ基、デカノイルアミノ基、パルミトイルアミノ基、
ステアロイルアミノ基、メトキシアセチルアミノ基、フ
エノキシアセチルアミノ基、フエニルチオアセチルアミ
ノ基、p−メチルフエノキシアセチルアミノ基、p−ク
ロロフエノキシアセチルアミノ基、p−メトキシ−フェ
ノキシアセチルアミノ基、1−メトキシプロピオニルア
ミノ基、2−メトキシ−プロピオニルアミノ基、1−フ
エノキシプロピオニルアミノ基、2−フエノキシプロピ
オニルアミノ基、ベンズアミド基、p−メチルベンゾイ
ルアミノ基、p−クロロベンゾイルアミノ基、p−メト
キシベンゾイルアミノ基、o−メトキシベ−ンゾイルア
ミノ基、メタンスルホニルアミノ基、n−ブタンスルホ
ニルアミノ基、n−オクタンスルホニルアミノ基、ベン
ゼンスルホニルアミノ基、p−トルエンスルホニルアミ
ノ基、N−メチルカルバモイルアミノ基、N−n−ブチ
ルカルバモイルアミノ基、N−n−ヘキシルカルバモイ
ルアミノ基、N−n−オクチルカルバモイルアミノ基、
N−フエニルカルバモイルアミノ基などが好ましい。R
1の置換位置はサリチル酸の4位、5位が好ましい。
プロピオニルアミノ基、ブチリルアミノ基、イソブチリ
ルアミノ基、バレリルアミノ基、ヘキサノイルアミノ
基、オクタノイルアミノ基、2−エチルヘキサノイルア
ミノ基、デカノイルアミノ基、パルミトイルアミノ基、
ステアロイルアミノ基、メトキシアセチルアミノ基、フ
エノキシアセチルアミノ基、フエニルチオアセチルアミ
ノ基、p−メチルフエノキシアセチルアミノ基、p−ク
ロロフエノキシアセチルアミノ基、p−メトキシ−フェ
ノキシアセチルアミノ基、1−メトキシプロピオニルア
ミノ基、2−メトキシ−プロピオニルアミノ基、1−フ
エノキシプロピオニルアミノ基、2−フエノキシプロピ
オニルアミノ基、ベンズアミド基、p−メチルベンゾイ
ルアミノ基、p−クロロベンゾイルアミノ基、p−メト
キシベンゾイルアミノ基、o−メトキシベ−ンゾイルア
ミノ基、メタンスルホニルアミノ基、n−ブタンスルホ
ニルアミノ基、n−オクタンスルホニルアミノ基、ベン
ゼンスルホニルアミノ基、p−トルエンスルホニルアミ
ノ基、N−メチルカルバモイルアミノ基、N−n−ブチ
ルカルバモイルアミノ基、N−n−ヘキシルカルバモイ
ルアミノ基、N−n−オクチルカルバモイルアミノ基、
N−フエニルカルバモイルアミノ基などが好ましい。R
1の置換位置はサリチル酸の4位、5位が好ましい。
【0031】一般式(1)において、Xで表される基の
うち、水素原子、炭素数1から10のアルキル基、炭素
数6から10のフエニル基、炭素数1から10のアルコ
キシ基または塩素原子が好ましい。Xとして具体的に
は、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、
t−ブチル基、t−アミル基、t−ヘキシル基、t−オ
クチル基、フエニル基、メトキシ基、n−ブトキシ基、
塩素原子などが好ましい。
うち、水素原子、炭素数1から10のアルキル基、炭素
数6から10のフエニル基、炭素数1から10のアルコ
キシ基または塩素原子が好ましい。Xとして具体的に
は、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、
t−ブチル基、t−アミル基、t−ヘキシル基、t−オ
クチル基、フエニル基、メトキシ基、n−ブトキシ基、
塩素原子などが好ましい。
【0032】一般式(1)において、Mで表されるn価
の金属原子のうちマグネシウム、カルシウム、アルミニ
ウム、錫、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、
鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛などが好ましく、特
に亜鉛、アルミニウムが好ましい。
の金属原子のうちマグネシウム、カルシウム、アルミニ
ウム、錫、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、
鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛などが好ましく、特
に亜鉛、アルミニウムが好ましい。
【0033】次に本発明に係わる電子受容性化合物の具
体例としては、以下に示す化合物を挙げることができる
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
体例としては、以下に示す化合物を挙げることができる
が、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0034】4−アセトアミドサリチル酸、4−プロピ
オニルアミノサリチル酸、4−ブチリルアミノサリチル
酸、4−イソブチリルアミノサリチル酸、4−バレリル
アミノサリチル酸、4−ヘキサノイルアミノサリチル
酸、4−オクタノイルアミノサリチル酸、4−(2−エ
チルヘキサノイルアミノ)サリチル酸、4−デカノイル
アミノサリチル酸、4−パルミトイルアミノサリチル
酸、4−ステアロイルアミノサリチル酸、4−メトキシ
アセチルアミノサリチル酸、4−フエノキシアセチルア
ミノサリチル酸、4−フエニルチオアセチルアミノサリ
チル酸、4−(p−メチルフエノキシアセチルアミノ)
サリチル酸、4−(p−クロロフエノキシアセチルアミ
ノ)サリチル酸、4−(p−メトキシフエノキシアセチ
ルアミノ)サリチル酸、4−(1−メトキシプロピオニ
ルアミノ)サリチル酸、4−(2−メトキシプロピオニ
ルアミノ)サリチル酸、4−(1−フエノキシプロピオ
ニルアミノ)サリチル酸、4−(2−フエノキシプロピ
オニルアミノ)サリチル酸、ベンズアミドサリチル酸、
4−(p−メチルベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−
(p−クロロベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−(p
−メトキシベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−(o−
メトキシベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−メタンス
ルホニルアミノサリチル酸、4−n−ブタンスルホニル
アミノサリチル酸、4−n−オクタンスルホニルアミノ
サリチル酸、ベンゼンスルホニルアミノサリチル酸、4
−(p−トルエンスルホニルアミノ)サリチル酸、4−
N−メチルカルバモイルアミノサリチル酸、
オニルアミノサリチル酸、4−ブチリルアミノサリチル
酸、4−イソブチリルアミノサリチル酸、4−バレリル
アミノサリチル酸、4−ヘキサノイルアミノサリチル
酸、4−オクタノイルアミノサリチル酸、4−(2−エ
チルヘキサノイルアミノ)サリチル酸、4−デカノイル
アミノサリチル酸、4−パルミトイルアミノサリチル
酸、4−ステアロイルアミノサリチル酸、4−メトキシ
アセチルアミノサリチル酸、4−フエノキシアセチルア
ミノサリチル酸、4−フエニルチオアセチルアミノサリ
チル酸、4−(p−メチルフエノキシアセチルアミノ)
サリチル酸、4−(p−クロロフエノキシアセチルアミ
ノ)サリチル酸、4−(p−メトキシフエノキシアセチ
ルアミノ)サリチル酸、4−(1−メトキシプロピオニ
ルアミノ)サリチル酸、4−(2−メトキシプロピオニ
ルアミノ)サリチル酸、4−(1−フエノキシプロピオ
ニルアミノ)サリチル酸、4−(2−フエノキシプロピ
オニルアミノ)サリチル酸、ベンズアミドサリチル酸、
4−(p−メチルベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−
(p−クロロベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−(p
−メトキシベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−(o−
メトキシベンゾイルアミノ)サリチル酸、4−メタンス
ルホニルアミノサリチル酸、4−n−ブタンスルホニル
アミノサリチル酸、4−n−オクタンスルホニルアミノ
サリチル酸、ベンゼンスルホニルアミノサリチル酸、4
−(p−トルエンスルホニルアミノ)サリチル酸、4−
N−メチルカルバモイルアミノサリチル酸、
【0035】4−N−n−ブチルカルバモイルアミノサ
リチル酸、4−N−n−ヘキシルカルバモイルアミノサ
リチル酸、4−N−n−オクチルカルバモイルアミノサ
リチル酸、4−N−フエニルカルバモイルアミノサリチ
ル酸、5−アセトアミドサリチル酸、5−プロピオニル
アミノサリチル酸、5−ブチリルアミノサリチル酸、5
−イソブチリルアミノサリチル酸、5−バレリルアミノ
サリチル酸、5−ヘキサノイルアミノサリチル酸、5−
オクタノイルアミノサリチル酸、5−(2−エチルヘキ
サノイルアミノ)サリチル酸、5−デカノイルアミノサ
リチル酸、5−パルミトイルアミノサリチル酸、5−ス
テアロイルアミノサリチル酸、5−メトキシアセチルア
ミノサリチル酸、5−フエノキシアセチルアミノサリチ
ル酸、5−フエニルチオアセチルアミノサリチル酸、5
−(p−メチルフエノキシアセチルアミノ)サリチル
酸、5−(p−メトキシフエノキシアセチルアミノ)サ
リチル酸、5−(1−メトキシプロピオニルアミノ)サ
リチル酸、5−(2−メトキシプロピオニルアミノ)サ
リチル酸、5−(1−フエノキシプロピオニルアミノ)
サリチル酸、5−(2−フエノキシプロピオニルアミ
ノ)サリチル酸、ベンズアミドサリチル酸、5−(p−
メチルベンゾイルアミノ)サリチル酸、5−(p−クロ
ロベンゾイルアミノ)サリチル酸、5−(p−メトキシ
ベンゾイルアミノ)サリチル酸、5−(o−メトキシベ
ンゾイルアミノ)サリチル酸、4−メタンスルホニルア
ミノサリチル酸、5−n−ブタンスルホニルアミノサリ
チル酸、5−n−オクタンスルホニルアミノサリチル
酸、ベンゼンスルホニルアミノサリチル酸、5−(p−
トルエンスルホニルアミノ)サリチル酸、5−N−メチ
ルカルバモイルアミノサリチル酸、5−N−n−ブチル
カルバモイルアミノサリチル酸、5−N−n−ヘキシル
カルバモイルアミノサリチル酸、5−N−n−オクチル
カルバモイルアミノサリチル酸、5−N−フエニルカル
バモイルアミノサリチル酸、3−フエノキシアセチルア
ミノサリチル酸、3−(p−トルエンスルホニルアミ
ノ)サリチル酸、6−フエノキシアセチルアミノサリチ
ル酸、6−(p−トルエンスルホニルアミノ)サリチル
酸など。
リチル酸、4−N−n−ヘキシルカルバモイルアミノサ
リチル酸、4−N−n−オクチルカルバモイルアミノサ
リチル酸、4−N−フエニルカルバモイルアミノサリチ
ル酸、5−アセトアミドサリチル酸、5−プロピオニル
アミノサリチル酸、5−ブチリルアミノサリチル酸、5
−イソブチリルアミノサリチル酸、5−バレリルアミノ
サリチル酸、5−ヘキサノイルアミノサリチル酸、5−
オクタノイルアミノサリチル酸、5−(2−エチルヘキ
サノイルアミノ)サリチル酸、5−デカノイルアミノサ
リチル酸、5−パルミトイルアミノサリチル酸、5−ス
テアロイルアミノサリチル酸、5−メトキシアセチルア
ミノサリチル酸、5−フエノキシアセチルアミノサリチ
ル酸、5−フエニルチオアセチルアミノサリチル酸、5
−(p−メチルフエノキシアセチルアミノ)サリチル
酸、5−(p−メトキシフエノキシアセチルアミノ)サ
リチル酸、5−(1−メトキシプロピオニルアミノ)サ
リチル酸、5−(2−メトキシプロピオニルアミノ)サ
リチル酸、5−(1−フエノキシプロピオニルアミノ)
サリチル酸、5−(2−フエノキシプロピオニルアミ
ノ)サリチル酸、ベンズアミドサリチル酸、5−(p−
メチルベンゾイルアミノ)サリチル酸、5−(p−クロ
ロベンゾイルアミノ)サリチル酸、5−(p−メトキシ
ベンゾイルアミノ)サリチル酸、5−(o−メトキシベ
ンゾイルアミノ)サリチル酸、4−メタンスルホニルア
ミノサリチル酸、5−n−ブタンスルホニルアミノサリ
チル酸、5−n−オクタンスルホニルアミノサリチル
酸、ベンゼンスルホニルアミノサリチル酸、5−(p−
トルエンスルホニルアミノ)サリチル酸、5−N−メチ
ルカルバモイルアミノサリチル酸、5−N−n−ブチル
カルバモイルアミノサリチル酸、5−N−n−ヘキシル
カルバモイルアミノサリチル酸、5−N−n−オクチル
カルバモイルアミノサリチル酸、5−N−フエニルカル
バモイルアミノサリチル酸、3−フエノキシアセチルア
ミノサリチル酸、3−(p−トルエンスルホニルアミ
ノ)サリチル酸、6−フエノキシアセチルアミノサリチ
ル酸、6−(p−トルエンスルホニルアミノ)サリチル
酸など。
【0036】一般式(1)で示されるサリチル酸誘導体
は、亜鉛、アルミニウム、チタン、けい素、ほう素、マ
グネシウム、またはカルシウム等の酸化物、水酸化物、
炭酸塩、カルボン酸塩の一種以上と併用すると画像保存
性がさらに向上する。特に併用する金属化合物の中で酸
化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化
けい素、けい酸アルミニウムが好ましく、特に酸化亜鉛
が好ましい。
は、亜鉛、アルミニウム、チタン、けい素、ほう素、マ
グネシウム、またはカルシウム等の酸化物、水酸化物、
炭酸塩、カルボン酸塩の一種以上と併用すると画像保存
性がさらに向上する。特に併用する金属化合物の中で酸
化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸化
けい素、けい酸アルミニウムが好ましく、特に酸化亜鉛
が好ましい。
【0037】一般式(1)で表されるサリチル酸誘導体
またはその金属塩のサンドミル等での微粒化後の分散粒
径は、発色感度を得るためなるべく3μm以下、好まし
くは2μm以下まで微粒化するのが好ましい。また本発
明のサリチル酸誘導体を使用する場合は水系で金属化合
物と混合して分散して得られた固体分散液を使用するの
が好ましい。この場合の金属化合物の中では先に挙げた
酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸
化けい素、けい酸アルミニウムが好ましく、特に酸化亜
鉛が好ましい。これらの使用比率は、2〜100重量%
が好ましく、特に5〜50重量%が好ましい。
またはその金属塩のサンドミル等での微粒化後の分散粒
径は、発色感度を得るためなるべく3μm以下、好まし
くは2μm以下まで微粒化するのが好ましい。また本発
明のサリチル酸誘導体を使用する場合は水系で金属化合
物と混合して分散して得られた固体分散液を使用するの
が好ましい。この場合の金属化合物の中では先に挙げた
酸化亜鉛、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、二酸
化けい素、けい酸アルミニウムが好ましく、特に酸化亜
鉛が好ましい。これらの使用比率は、2〜100重量%
が好ましく、特に5〜50重量%が好ましい。
【0038】また、一般式(1)で表されるサリチル酸
誘導体に、公知のサリチル酸誘導体、芳香族カルボン酸
の金属塩、フェノール誘導体、フェノール樹脂、ノボラ
ック樹脂、金属処理ノボラック樹脂、金属錯体、酸性白
土、ベントナイト等の電子受容性化合物を併用してもよ
い。これらの例は特公昭40−9309号公報、特公昭
45−14039号公報、特開昭52−140483号
公報、特開昭48−51510号公報、特開昭57−2
10886号公報、特開昭58−87089号公報、特
開昭59−11286号公報、特開昭60−17679
5号公報、特開昭61−95988号公報等に記載され
ている。これらの一部を例示すれば、4−ターシャリー
ブチルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2’
−ジヒドロキシビフェニール、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)、4,
4’−sec−ブチリデンジフェノール、4,4’−シ
クロヘキシリデンジフェノール、ビス(3−アリル−4
−ヒドロキシフエニル)スルホン、4−ヒドロキシフエ
ニル−3’,4’ジメチルフエニルスルホン、4−(4
−イソプロポキシフエニルスルホニル)フエノール、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、1,
4−ビス−(4’−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,
3−ビス−(4’−ヒドロキシクミル)ベンゼン、4,
4’−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフ
ォン,4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、3,
5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3−フェニル−
5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−ク
ミル−5−t−オクチルサリチル酸、3,5−ジ−t−
ブチルサリチル酸、3−フェニル−5−t−オクチルサ
リチル酸、3−メチル−5−α−メチルベンジルサリチ
ル酸、3−メチル−5−クミルサリチル酸、3,5−ジ
−t−オクチルサリチル酸,3,5−ビス(α−メチル
ベンジル)サリチル酸,3−クミル−5−フェニルサリ
チル酸、5−n−オクタデシルサリチル酸、4−ペンタ
デシルサリチル酸、3,5−ビス(α,α−ジメチルベ
ンジル)サリチル酸、3,5−ビス−t−オクチルサリ
チル酸、4−β−ドデシルオキシエトキシサリチル酸、
4−メトキシ−6−ドデシルオキシサリチル酸、4−β
−フェノキシエトキシサリチル酸、4−β−p−エチル
フェノキシエトキシサリチル酸、4−β−p−メトキシ
フェノキシエトキシサリチル酸、N−(フェノキシアセ
チル)アントラニル酸等及びこれらの金属塩等がある。
本発明による電子受容性化合物である置換アミノ基を有
するサリチル酸誘導体に対して、上記の電子受容性化合
物は、10〜100重量%の割合で混合するのが好まし
い。また上記の電子受容性化合物を2種以上併用しても
よい。
誘導体に、公知のサリチル酸誘導体、芳香族カルボン酸
の金属塩、フェノール誘導体、フェノール樹脂、ノボラ
ック樹脂、金属処理ノボラック樹脂、金属錯体、酸性白
土、ベントナイト等の電子受容性化合物を併用してもよ
い。これらの例は特公昭40−9309号公報、特公昭
45−14039号公報、特開昭52−140483号
公報、特開昭48−51510号公報、特開昭57−2
10886号公報、特開昭58−87089号公報、特
開昭59−11286号公報、特開昭60−17679
5号公報、特開昭61−95988号公報等に記載され
ている。これらの一部を例示すれば、4−ターシャリー
ブチルフェノール、4−フェニルフェノール、2,2’
−ジヒドロキシビフェニール、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)、4,
4’−sec−ブチリデンジフェノール、4,4’−シ
クロヘキシリデンジフェノール、ビス(3−アリル−4
−ヒドロキシフエニル)スルホン、4−ヒドロキシフエ
ニル−3’,4’ジメチルフエニルスルホン、4−(4
−イソプロポキシフエニルスルホニル)フエノール、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルサルファイド、1,
4−ビス−(4’−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,
3−ビス−(4’−ヒドロキシクミル)ベンゼン、4,
4’−チオビス(6−tert−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフ
ォン,4−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、3,
5−ジ−tert−ブチルサリチル酸、3−フェニル−
5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3−ク
ミル−5−t−オクチルサリチル酸、3,5−ジ−t−
ブチルサリチル酸、3−フェニル−5−t−オクチルサ
リチル酸、3−メチル−5−α−メチルベンジルサリチ
ル酸、3−メチル−5−クミルサリチル酸、3,5−ジ
−t−オクチルサリチル酸,3,5−ビス(α−メチル
ベンジル)サリチル酸,3−クミル−5−フェニルサリ
チル酸、5−n−オクタデシルサリチル酸、4−ペンタ
デシルサリチル酸、3,5−ビス(α,α−ジメチルベ
ンジル)サリチル酸、3,5−ビス−t−オクチルサリ
チル酸、4−β−ドデシルオキシエトキシサリチル酸、
4−メトキシ−6−ドデシルオキシサリチル酸、4−β
−フェノキシエトキシサリチル酸、4−β−p−エチル
フェノキシエトキシサリチル酸、4−β−p−メトキシ
フェノキシエトキシサリチル酸、N−(フェノキシアセ
チル)アントラニル酸等及びこれらの金属塩等がある。
本発明による電子受容性化合物である置換アミノ基を有
するサリチル酸誘導体に対して、上記の電子受容性化合
物は、10〜100重量%の割合で混合するのが好まし
い。また上記の電子受容性化合物を2種以上併用しても
よい。
【0039】電子受容性化合物は、電子供与性無色染料
の50〜800重量%使用することが好ましく、さらに
好ましくは100〜500重量%である。
の50〜800重量%使用することが好ましく、さらに
好ましくは100〜500重量%である。
【0040】電子供与性無色染料の例としては、トリフ
ェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、
フエノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合
物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系
化合物、トリフエニルメタン系化合物、トリアゼン系化
合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物など
各種の化合物がある。フタリド類の具体例は米国再発行
特許明細書第23,024号公報、米国特許明細書第
3,491,111号公報、同第3,491,112号
公報、同第3,491,116号公報および同第3,5
09,174号公報、フルオラン類の具体例は米国特許
明細書第3,624,107号公報、同第3,627,
787号公報、同第3,641,011号公報、同第
3,462,828号公報、同第3,681,390号
公報、同第3,920,510号公報、同第3,95
9,571号公報、スピロジピラン類の具体例は米国特
許明細書第3,971,808号公報、ピリジン系およ
びピラジン系化合物類は米国特許明細書第3,775,
424号公報、同第3,853,869号公報、同第
4,246,318号公報公報、フルオレン系化合物の
具体例は特願昭61−240989号公報公報等に記載
されている。
ェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合物、
フエノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化合
物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム系
化合物、トリフエニルメタン系化合物、トリアゼン系化
合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系化合物など
各種の化合物がある。フタリド類の具体例は米国再発行
特許明細書第23,024号公報、米国特許明細書第
3,491,111号公報、同第3,491,112号
公報、同第3,491,116号公報および同第3,5
09,174号公報、フルオラン類の具体例は米国特許
明細書第3,624,107号公報、同第3,627,
787号公報、同第3,641,011号公報、同第
3,462,828号公報、同第3,681,390号
公報、同第3,920,510号公報、同第3,95
9,571号公報、スピロジピラン類の具体例は米国特
許明細書第3,971,808号公報、ピリジン系およ
びピラジン系化合物類は米国特許明細書第3,775,
424号公報、同第3,853,869号公報、同第
4,246,318号公報公報、フルオレン系化合物の
具体例は特願昭61−240989号公報公報等に記載
されている。
【0041】このうち特に黒発色の2−アリールアミノ
−3−H、ハロゲン又はアルキル−6−置換アミノフル
オランが有効である。具体例としてたとえば2−アニリ
ノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−シクロヘキシル−N−
メチルアミノフルオラン、2−p−クロロアニリノ−3
−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソアミ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−エチル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−o−
クロロアニリノ−6−ジブチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−ペンタデシル−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミ
ノフルオラン、2−o−トルイジノ−3−メチル−6−
ジイソプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−イソブチル−N−エチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N
−テトラヒドロフルフリルアミノフルオラン、2−アニ
リノ−3−クロロ−6−N−エチル−N−イソアミルア
ミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−
メチル−N−γ−エトキシプロピルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−γ−
エトキシプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−N−エチル−N−γ−プロポキシプロピ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−メチル−N−プロピルアミノフルオランなどが挙げ
られる。特に、2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−メチル−N−プロピルアミノフルオランが好まし
い。
−3−H、ハロゲン又はアルキル−6−置換アミノフル
オランが有効である。具体例としてたとえば2−アニリ
ノ−3−メチル−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−シクロヘキシル−N−
メチルアミノフルオラン、2−p−クロロアニリノ−3
−メチル−6−ジブチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−クロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−イソアミ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−エチル−N−ドデシルアミノフルオラン、2−o−
クロロアニリノ−6−ジブチルアミノフルオラン、2−
アニリノ−3−ペンタデシル−6−ジエチルアミノフル
オラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチルアミ
ノフルオラン、2−o−トルイジノ−3−メチル−6−
ジイソプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−
メチル−6−N−イソブチル−N−エチルアミノフルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N
−テトラヒドロフルフリルアミノフルオラン、2−アニ
リノ−3−クロロ−6−N−エチル−N−イソアミルア
ミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N−
メチル−N−γ−エトキシプロピルアミノフルオラン、
2−アニリノ−3−メチル−6−N−エチル−N−γ−
エトキシプロピルアミノフルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−N−エチル−N−γ−プロポキシプロピ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−メチル−N−プロピルアミノフルオランなどが挙げ
られる。特に、2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−
N−メチル−N−プロピルアミノフルオランが好まし
い。
【0042】電子供与性無色染料、電子受容性化合物以
外に増感剤を添加してもよい。増感剤の例としては、特
開昭58−57989号公報、特開昭58−87094
号公報、特開昭63−39375号公報等に開示されて
いる化合物が挙げられる。芳香族エーテル(特に、ベン
ジルエーテル類、ジ(置換フェノキシ)アルカン類、ジ
フェニルエーテル類、特に好ましくは2−ベンジルオキ
シナフタレン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エ
タン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル)、芳香族
エステル(特に、しゅう酸ジベンジルエステル誘導体、
特に好ましくはしゅう酸ジ(p−メチルベンジル))、
ビフェニル誘導体(特に、パラベンジルビフェニル、メ
タターフェニル)又は脂肪族アミド、ウレア又は芳香族
アミド又はウレアなどがその代表である。増感剤は、電
子供与性無色染料の50〜800重量%使用することが
好ましく、さらに好ましくは100〜500重量%であ
る。増感剤は、2種以上併用して使用しても良い。特
に、芳香族化合物に脂肪族アミド、ウレアを併用するこ
とが好ましい。脂肪族アミド、ウレアの例としては一般
式(2)〜(4)で挙げられるものが好ましい。
外に増感剤を添加してもよい。増感剤の例としては、特
開昭58−57989号公報、特開昭58−87094
号公報、特開昭63−39375号公報等に開示されて
いる化合物が挙げられる。芳香族エーテル(特に、ベン
ジルエーテル類、ジ(置換フェノキシ)アルカン類、ジ
フェニルエーテル類、特に好ましくは2−ベンジルオキ
シナフタレン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エ
タン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル)、芳香族
エステル(特に、しゅう酸ジベンジルエステル誘導体、
特に好ましくはしゅう酸ジ(p−メチルベンジル))、
ビフェニル誘導体(特に、パラベンジルビフェニル、メ
タターフェニル)又は脂肪族アミド、ウレア又は芳香族
アミド又はウレアなどがその代表である。増感剤は、電
子供与性無色染料の50〜800重量%使用することが
好ましく、さらに好ましくは100〜500重量%であ
る。増感剤は、2種以上併用して使用しても良い。特
に、芳香族化合物に脂肪族アミド、ウレアを併用するこ
とが好ましい。脂肪族アミド、ウレアの例としては一般
式(2)〜(4)で挙げられるものが好ましい。
【0043】
【化2】
【0044】上記一般式において、R7 は炭素数12〜
24のアルキル基またはアルケニル基、R8 は水素原
子、炭素数1〜24のアルキル基またはメチロール基、
R9 は炭素数1〜8のアルキレン基を表す。
24のアルキル基またはアルケニル基、R8 は水素原
子、炭素数1〜24のアルキル基またはメチロール基、
R9 は炭素数1〜8のアルキレン基を表す。
【0045】具体的には、ステアリン酸アミド、パルミ
チン酸アミド、オレイン酸アミド、ステアリル尿素、パ
ルミチル尿素などが挙げられる。また、メチロールステ
アリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等の
N−置換アミド化合物も含まれる。芳香族化合物に対し
てこれらのアミド化合物またはウレア化合物の添加量は
1〜100重量%が好ましい。さらに好ましくは2〜5
0重量%である。
チン酸アミド、オレイン酸アミド、ステアリル尿素、パ
ルミチル尿素などが挙げられる。また、メチロールステ
アリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等の
N−置換アミド化合物も含まれる。芳香族化合物に対し
てこれらのアミド化合物またはウレア化合物の添加量は
1〜100重量%が好ましい。さらに好ましくは2〜5
0重量%である。
【0046】本感熱記録材料に記録するには、通常の熱
ヘッドを用いることができる。
ヘッドを用いることができる。
【0047】(3)光定着型感熱記録材料 光定着型感熱記録材料としては、記録層の中に含有され
るジアゾ化合物がカップリング成分と加熱によって互い
に接触させると反応して発色するが、発色反応前に特定
の波長の光を受けると分解する光分解性の化合物を使用
した系が挙げられる。ここでいう光分解性のジアゾ化合
物は、主に芳香族ジアゾ化合物を指し、更に具体的に
は、芳香族ジアゾニウム塩、ジアゾスルホネート化合
物、ジアゾアミノ化合物を指す。普通、ジアゾ化合物の
光分解波長はその吸収極大波長であるといわれている。
又、ジアゾ化合物の吸収極大波長はその化学構造に応じ
て、200nm位から700nm位まで変化することが知ら
れている。(「感光性ジアゾニウム塩の光分解と化学構
造」角田隆弘、山岡亞夫著 日本写真学会誌29(4) 1
97〜205頁(1965))すなわち、ジアゾ化合物
を光分解性化合物として用いると、その化学構造に応じ
た特定の波長の光で分解する。又、ジアゾ化合物の化学
構造を変えることにより、同じカップリング成分と反応
した場合であっても反応後の色素の色素を変化させるこ
とができる。
るジアゾ化合物がカップリング成分と加熱によって互い
に接触させると反応して発色するが、発色反応前に特定
の波長の光を受けると分解する光分解性の化合物を使用
した系が挙げられる。ここでいう光分解性のジアゾ化合
物は、主に芳香族ジアゾ化合物を指し、更に具体的に
は、芳香族ジアゾニウム塩、ジアゾスルホネート化合
物、ジアゾアミノ化合物を指す。普通、ジアゾ化合物の
光分解波長はその吸収極大波長であるといわれている。
又、ジアゾ化合物の吸収極大波長はその化学構造に応じ
て、200nm位から700nm位まで変化することが知ら
れている。(「感光性ジアゾニウム塩の光分解と化学構
造」角田隆弘、山岡亞夫著 日本写真学会誌29(4) 1
97〜205頁(1965))すなわち、ジアゾ化合物
を光分解性化合物として用いると、その化学構造に応じ
た特定の波長の光で分解する。又、ジアゾ化合物の化学
構造を変えることにより、同じカップリング成分と反応
した場合であっても反応後の色素の色素を変化させるこ
とができる。
【0048】ジアゾ化合物は一般式ArN2X で示される化
合物である(式中、Arは置換又は非置換の芳香環を表
し、N2はジアゾニウム基を表し、Xは酸アニオンを表
す)。光分解波長が異なるかあるいは、光分解速度が異
なるジアゾ化合物を用いることにより多色熱現像型複写
材料とすることもできる。ジアゾ化合物の具体例として
は、4−ジアゾ−1−ジメチルアミノベンゼン、4−ジ
アゾ−2−ブトキシ−5−クロル−1−ジメチルアミノ
ベンゼン、4−ジアゾ−1−メチルベンジルアミノベン
ゼン、4−ジアゾ−1−エチルヒドロキシエチルアミノ
ベンゼン、4−ジアゾ−1−ジエチルアミノ−3−メト
キシベンゼン、4−ジアゾ−1−モルホリノベンゼン、
4−ジアゾ−1−モルホリノ−2,5−ジブトキシベン
ゼン、4−ジアゾ−1−トルイルメルカプト−2,5−
ジエトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−ピペラジノ−2
−メトキシ−5−クロルベンゼン、4−ジアゾ−1−
(N,N−ジオクチルアミノカルボニル)ベンゼン、4
−ジアゾ−1−(4−tert−オチクルフェノキシ)ベン
ゼン、4−ジアゾ−1−(2−エチルヘキサノイルピペ
リジノ)−2,5−ジブトキシベンゼン、4−ジアゾ−
1−(2,5−ジ−tert−アミルフェノキシ−α−ブタ
ノイルピペリジノ)ベンゼン、4−ジアゾ−1−(4−
メトキシ)フェニルチオ−2,5−ジエトキシベンセ
ン、4−ジアゾ−1−(4−メトキシ)ベンズアミド−
2,5−ジエトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−ピロリ
ジノ−2−メトキシベンゼン等を挙げることができる。
合物である(式中、Arは置換又は非置換の芳香環を表
し、N2はジアゾニウム基を表し、Xは酸アニオンを表
す)。光分解波長が異なるかあるいは、光分解速度が異
なるジアゾ化合物を用いることにより多色熱現像型複写
材料とすることもできる。ジアゾ化合物の具体例として
は、4−ジアゾ−1−ジメチルアミノベンゼン、4−ジ
アゾ−2−ブトキシ−5−クロル−1−ジメチルアミノ
ベンゼン、4−ジアゾ−1−メチルベンジルアミノベン
ゼン、4−ジアゾ−1−エチルヒドロキシエチルアミノ
ベンゼン、4−ジアゾ−1−ジエチルアミノ−3−メト
キシベンゼン、4−ジアゾ−1−モルホリノベンゼン、
4−ジアゾ−1−モルホリノ−2,5−ジブトキシベン
ゼン、4−ジアゾ−1−トルイルメルカプト−2,5−
ジエトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−ピペラジノ−2
−メトキシ−5−クロルベンゼン、4−ジアゾ−1−
(N,N−ジオクチルアミノカルボニル)ベンゼン、4
−ジアゾ−1−(4−tert−オチクルフェノキシ)ベン
ゼン、4−ジアゾ−1−(2−エチルヘキサノイルピペ
リジノ)−2,5−ジブトキシベンゼン、4−ジアゾ−
1−(2,5−ジ−tert−アミルフェノキシ−α−ブタ
ノイルピペリジノ)ベンゼン、4−ジアゾ−1−(4−
メトキシ)フェニルチオ−2,5−ジエトキシベンセ
ン、4−ジアゾ−1−(4−メトキシ)ベンズアミド−
2,5−ジエトキシベンゼン、4−ジアゾ−1−ピロリ
ジノ−2−メトキシベンゼン等を挙げることができる。
【0049】上記ジアゾ化合物とジアゾニウム塩を形成
する酸の具体例としては、Cn F2n+1COOH(nは1〜9の
整数)、 Cm F2m+1SO3H(mは1〜9の整数)、四フッ化
合物ホウ素、テトラフェニルホウ素、ヘキサフルオロリ
ン酸、芳香族カルボン酸、芳香族スルホン酸、金属ハラ
イド(塩化亜鉛、塩化カドミウム、塩化スズなど)を挙
げることができる。
する酸の具体例としては、Cn F2n+1COOH(nは1〜9の
整数)、 Cm F2m+1SO3H(mは1〜9の整数)、四フッ化
合物ホウ素、テトラフェニルホウ素、ヘキサフルオロリ
ン酸、芳香族カルボン酸、芳香族スルホン酸、金属ハラ
イド(塩化亜鉛、塩化カドミウム、塩化スズなど)を挙
げることができる。
【0050】感光層に用いられるカップリング成分は、
塩基性雰囲気でジアゾ化合物とカップリングして色素を
形成するもので、カルボニル基の隣にメチレン基を有す
るいわゆる活性メチレン化合物、フェノール誘導体、ナ
フトール誘導体などがあり、具体例としては以下の化合
物が挙げられる。
塩基性雰囲気でジアゾ化合物とカップリングして色素を
形成するもので、カルボニル基の隣にメチレン基を有す
るいわゆる活性メチレン化合物、フェノール誘導体、ナ
フトール誘導体などがあり、具体例としては以下の化合
物が挙げられる。
【0051】レゾルシン、フロログルシン、2,3−ジ
ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウム、1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミ
ド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒド
ロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキシ−6−スルフ
ァニルナフタレン、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モ
ルホリノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフト
エ酸オクチルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸
アニリド、ベンゾイルアセトアニリド、1−フェニル−
3−メチル−5−ピラゾロン、1−(2,4,6−トリ
クロロフェニル)−3−アニリノ−5−ピラゾロン、2
−〔3−α−(2,5−ジ−tert−アミルフェノキシ)
−ブタンアミドベンヅアミド〕フェノール、2,4−ビ
ス−(ベンゾイルアセトアミノ)トルエン、1,3−ビ
ス−(ピバロイルアセトアミノメチル)ベンゼン。
ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウム、1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミ
ド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒド
ロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキシ−6−スルフ
ァニルナフタレン、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モ
ルホリノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフト
エ酸オクチルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸
アニリド、ベンゾイルアセトアニリド、1−フェニル−
3−メチル−5−ピラゾロン、1−(2,4,6−トリ
クロロフェニル)−3−アニリノ−5−ピラゾロン、2
−〔3−α−(2,5−ジ−tert−アミルフェノキシ)
−ブタンアミドベンヅアミド〕フェノール、2,4−ビ
ス−(ベンゾイルアセトアミノ)トルエン、1,3−ビ
ス−(ピバロイルアセトアミノメチル)ベンゼン。
【0052】これらのカップリング成分は単独でも2種
以上の併用でも用いられことができ、必要に応じて任意
の色相を得ることもできる。
以上の併用でも用いられことができ、必要に応じて任意
の色相を得ることもできる。
【0053】感光層に用いられる発色助剤のうち好まし
いものとして、熱現像時に系を塩基性にしてカップリン
グ反応を促進する目的で加えられる塩基性物質がある。
これらの塩基性物質としては、水難溶性ないしは水不溶
性の塩基性物質や、加熱によりアルカリを発生する物質
が用いられる。塩基性物質としては、無機及び有機のア
ンモニウム塩、有機アミン、アミド、尿素やチオ尿素及
びその誘導体、チアゾール類、ピロール類、ピリミジン
類、ピペラジン類、グアニジン類、インドール類、イミ
ダゾール類、イミダゾリン類、トリアゾール類、モルホ
リン類、ピペリジン類、アミジン類、フォルムアミジン
類、ピリジン類等の含窒素化合物が挙げられる。これら
の塩基性物質は2種以上併用して用いることができる。
いものとして、熱現像時に系を塩基性にしてカップリン
グ反応を促進する目的で加えられる塩基性物質がある。
これらの塩基性物質としては、水難溶性ないしは水不溶
性の塩基性物質や、加熱によりアルカリを発生する物質
が用いられる。塩基性物質としては、無機及び有機のア
ンモニウム塩、有機アミン、アミド、尿素やチオ尿素及
びその誘導体、チアゾール類、ピロール類、ピリミジン
類、ピペラジン類、グアニジン類、インドール類、イミ
ダゾール類、イミダゾリン類、トリアゾール類、モルホ
リン類、ピペリジン類、アミジン類、フォルムアミジン
類、ピリジン類等の含窒素化合物が挙げられる。これら
の塩基性物質は2種以上併用して用いることができる。
【0054】更に発色助剤に含まれるものとして、他に
低エネルギーで迅速かつ完全に熱現像が行わせる目的
で、フェノール誘導体、ナフトール誘導体、アルコキシ
置換ベンゼン類、アルコキシ置換ナフタレン類、アルコ
ール類、アミド化合物、スルホンアミド化合物を加える
ことができる。これらの化合物は、カップリング成分あ
るいは、塩基性物質の融点を低下させるか、あるいはマ
イクロカプセル壁の熱透過性を向上させ、その結果高い
発色濃度が得られるものと考えられる。
低エネルギーで迅速かつ完全に熱現像が行わせる目的
で、フェノール誘導体、ナフトール誘導体、アルコキシ
置換ベンゼン類、アルコキシ置換ナフタレン類、アルコ
ール類、アミド化合物、スルホンアミド化合物を加える
ことができる。これらの化合物は、カップリング成分あ
るいは、塩基性物質の融点を低下させるか、あるいはマ
イクロカプセル壁の熱透過性を向上させ、その結果高い
発色濃度が得られるものと考えられる。
【0055】発色助剤にはまた、熱融解性物質も含まれ
る。熱融解性物質は、常温では固体であって加熱により
融解する融点50℃〜150℃の物質であり、ジアゾ化
合物、カップリング成分、或いは塩基性物質を溶かす物
質である。これらの化合物の具体例としては、脂肪酸ア
ミド、N置換脂肪酸アミド、ケトン化合物、尿素化合
物、エステル類等が挙げられる。
る。熱融解性物質は、常温では固体であって加熱により
融解する融点50℃〜150℃の物質であり、ジアゾ化
合物、カップリング成分、或いは塩基性物質を溶かす物
質である。これらの化合物の具体例としては、脂肪酸ア
ミド、N置換脂肪酸アミド、ケトン化合物、尿素化合
物、エステル類等が挙げられる。
【0056】感光層には、各種の顔料を添加することが
できる。使用する無機顔料または有機顔料としては、カ
オリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カルシウム、非晶
質シリカ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化チ
タン、ロウ石、尿素−ホルマリン樹脂微粉末、ポリエチ
レン樹脂微粉末、ポリスチレン微粉末などが挙げられ
る。また、必要に応じて、ポリエチレンワックス、カル
ナバワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、脂肪酸アミド等のワックス類、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸や界面
活性剤等を添加してもよい。
できる。使用する無機顔料または有機顔料としては、カ
オリン、焼成カオリン、タルク、炭酸カルシウム、非晶
質シリカ、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、酸化チ
タン、ロウ石、尿素−ホルマリン樹脂微粉末、ポリエチ
レン樹脂微粉末、ポリスチレン微粉末などが挙げられ
る。また、必要に応じて、ポリエチレンワックス、カル
ナバワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、脂肪酸アミド等のワックス類、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸や界面
活性剤等を添加してもよい。
【0057】上記ジアゾ化合物やカップリング成分を含
有させたマイクロカプセルは、例えば特開昭59−19
0886号公報に記載の方法で調製することができる。
また本発明の目的には、低沸点の非水溶媒にジアゾ化合
物やカップリング成分をカプセル壁形成用モノマーと共
に溶解し、重合反応させながら溶媒を留去させた実質的
に溶媒を含まないマイクロカプセルを使用することが好
ましい。マイクロカプセルの壁を形成するポリウレア、
ポリウレタンは相当するモノマーを上記記載の方法で重
合して得ることができるが、モノマーの使用量は該マイ
クロカプセルの平均粒径0.3μ〜12μ、壁厚0.0
1〜0.3になるように決定される。既述の感光層にお
いて、ジアゾ化合物1重量部に対してカップリング成分
は、0.1〜30重量部、塩基性物質は0.1〜30重
量部の割合で使用することが好ましい。また、ジアゾ化
合物は0.05〜5.0g/m2塗布することが好まし
い。
有させたマイクロカプセルは、例えば特開昭59−19
0886号公報に記載の方法で調製することができる。
また本発明の目的には、低沸点の非水溶媒にジアゾ化合
物やカップリング成分をカプセル壁形成用モノマーと共
に溶解し、重合反応させながら溶媒を留去させた実質的
に溶媒を含まないマイクロカプセルを使用することが好
ましい。マイクロカプセルの壁を形成するポリウレア、
ポリウレタンは相当するモノマーを上記記載の方法で重
合して得ることができるが、モノマーの使用量は該マイ
クロカプセルの平均粒径0.3μ〜12μ、壁厚0.0
1〜0.3になるように決定される。既述の感光層にお
いて、ジアゾ化合物1重量部に対してカップリング成分
は、0.1〜30重量部、塩基性物質は0.1〜30重
量部の割合で使用することが好ましい。また、ジアゾ化
合物は0.05〜5.0g/m2塗布することが好まし
い。
【0058】マイクロカプセル中に含まれないジアゾ化
合物、カップリング成分、塩基性物質、その他の発色助
剤は、サンドミル等により水溶性高分子とともに固体分
散して用いるのが良い。好ましい水溶性高分子として
は、マイクロカプセルを調製する時に用いられる水溶性
高分子が挙げられる(例えば、特開昭59−19088
6号公報参照)。この場合、水溶性高分子溶液に対して
ジアゾ化合物、カップリング成分、発色助剤はそれぞれ
5〜40重量%になるように投入される。分散された粒
子サイズは10μ以下になることが好ましい。
合物、カップリング成分、塩基性物質、その他の発色助
剤は、サンドミル等により水溶性高分子とともに固体分
散して用いるのが良い。好ましい水溶性高分子として
は、マイクロカプセルを調製する時に用いられる水溶性
高分子が挙げられる(例えば、特開昭59−19088
6号公報参照)。この場合、水溶性高分子溶液に対して
ジアゾ化合物、カップリング成分、発色助剤はそれぞれ
5〜40重量%になるように投入される。分散された粒
子サイズは10μ以下になることが好ましい。
【0059】上記感熱記録層には、コピー後の地肌部の
黄着色を軽減する目的で光重合性組成物等に用いられる
遊離基発生剤(光照射により遊離基を発生させる化合
物)を加えることができる。遊離基発生剤としては、芳
香族ケトン類、キノン類、ベンゾイン、ベンゾインエー
テル類、アゾ化合物、有機ジスルフィド類、アシルオキ
シムエステル類などが挙げられる。添加する量は、ジア
ゾ化合物1重量部に対して、遊離基発生剤を0.01〜
5重量部が好ましい。同様に黄着色を軽減する目的で、
エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物(以
下、ビニルモノマーと呼ぶ)を用いることができる。ビ
ニルモノマーとは、その化学構造中に少なくとも1個の
エチレン性不飽和結合(ビニル基、ビニリデン基等)を
有する化合物であって、モノマーやプレポリマーの化学
形態をもつものである。それらの例として、不飽和カル
ボン酸及びその塩、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アル
コールとのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価ア
ミン化合物とのアミド等が挙げられる。ビニルモノマー
はジアゾ化合物1重量部に対して0.2〜20重量部の
割合で用いる。前記遊離基発生剤やビニルモノマーは、
ジアゾ化合物と共にマイクロカプセル中に含有されて用
いることが特に好ましい。
黄着色を軽減する目的で光重合性組成物等に用いられる
遊離基発生剤(光照射により遊離基を発生させる化合
物)を加えることができる。遊離基発生剤としては、芳
香族ケトン類、キノン類、ベンゾイン、ベンゾインエー
テル類、アゾ化合物、有機ジスルフィド類、アシルオキ
シムエステル類などが挙げられる。添加する量は、ジア
ゾ化合物1重量部に対して、遊離基発生剤を0.01〜
5重量部が好ましい。同様に黄着色を軽減する目的で、
エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物(以
下、ビニルモノマーと呼ぶ)を用いることができる。ビ
ニルモノマーとは、その化学構造中に少なくとも1個の
エチレン性不飽和結合(ビニル基、ビニリデン基等)を
有する化合物であって、モノマーやプレポリマーの化学
形態をもつものである。それらの例として、不飽和カル
ボン酸及びその塩、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アル
コールとのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価ア
ミン化合物とのアミド等が挙げられる。ビニルモノマー
はジアゾ化合物1重量部に対して0.2〜20重量部の
割合で用いる。前記遊離基発生剤やビニルモノマーは、
ジアゾ化合物と共にマイクロカプセル中に含有されて用
いることが特に好ましい。
【0060】上記の素材の他に、酸安定剤としてクエン
酸、酒石酸、シュウ酸、ホウ酸、リン酸、ピロリン酸等
を添加することができる。
酸、酒石酸、シュウ酸、ホウ酸、リン酸、ピロリン酸等
を添加することができる。
【0061】光定着型感熱記録層は、感光層用塗布液調
製後、支持体の上に順次もしくは同時にバー塗布、ブレ
ード塗布、エアナイフ塗布、グラビア塗布、ロール塗
布、スプレー塗布、ディップ塗布、カーテン塗布等の塗
布法により塗布、乾燥して固形分で、2〜20g/m2の
感光層を形成する。
製後、支持体の上に順次もしくは同時にバー塗布、ブレ
ード塗布、エアナイフ塗布、グラビア塗布、ロール塗
布、スプレー塗布、ディップ塗布、カーテン塗布等の塗
布法により塗布、乾燥して固形分で、2〜20g/m2の
感光層を形成する。
【0062】上記光定着型感熱記録層に記録するには、
通常の熱ヘッドを用いることができる。熱ヘッドにより
デジタル情報を記録した後、全面露光を行い定着させ
る。この工程における露光用光源としては種々の蛍光
灯、キセノンランプ、水銀灯等を使用できる。
通常の熱ヘッドを用いることができる。熱ヘッドにより
デジタル情報を記録した後、全面露光を行い定着させ
る。この工程における露光用光源としては種々の蛍光
灯、キセノンランプ、水銀灯等を使用できる。
【0063】本願発明において、上記(1)〜(3)に例示さ
れたデジタル情報記録層は直接ガラスに塗布してもよい
し、安定性の高い支持体、例えばPETフィルム上に塗
布してガラス上に張付けることもできる。
れたデジタル情報記録層は直接ガラスに塗布してもよい
し、安定性の高い支持体、例えばPETフィルム上に塗
布してガラス上に張付けることもできる。
【0064】張付ける際には、ラベル用に使用する粘着
剤、例えばゴム系、アクリル酸エステル系、酢酸ビニル
系、シリコン系等の粘着剤を適宜使用することができ
る。
剤、例えばゴム系、アクリル酸エステル系、酢酸ビニル
系、シリコン系等の粘着剤を適宜使用することができ
る。
【0065】(4)目視で判定できるID情報の記録層の
製法 ID情報は、その目的から考えて、被検査試料がスライ
ドガラス上に載せられる前後の短時間内に記録されるこ
とが好ましい。病理学検査における組織検査、細胞検査
では被検査試料をスライドガラス上に載せた後、顕微鏡
による検査を容易にするため前処理(例えば染色)が行
われることが多い。従ってID情報の記録、記録媒体に
はこの前処理に耐える素材を用いる必要がある。データ
記録媒体をこの前処理以前にスライドガラス上に設ける
のであれば、この記録媒体もまた前述の前処理に耐える
必要がある。
製法 ID情報は、その目的から考えて、被検査試料がスライ
ドガラス上に載せられる前後の短時間内に記録されるこ
とが好ましい。病理学検査における組織検査、細胞検査
では被検査試料をスライドガラス上に載せた後、顕微鏡
による検査を容易にするため前処理(例えば染色)が行
われることが多い。従ってID情報の記録、記録媒体に
はこの前処理に耐える素材を用いる必要がある。データ
記録媒体をこの前処理以前にスライドガラス上に設ける
のであれば、この記録媒体もまた前述の前処理に耐える
必要がある。
【0066】このような機能を有する層としては、例え
ば、溶剤に塩化ビニル、ポリビニルアルコール等のバイ
ンダーを溶解し、これにTiO2等の白色粉末を分散し
た液を塗布、乾燥して設けることができる。少量の染
料、顔料を添加して着色してもよい。
ば、溶剤に塩化ビニル、ポリビニルアルコール等のバイ
ンダーを溶解し、これにTiO2等の白色粉末を分散し
た液を塗布、乾燥して設けることができる。少量の染
料、顔料を添加して着色してもよい。
【0067】以下、本発明の具体的実施例を説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0068】
実施例1 下記組成の磁気記録媒体形成用塗布液を調製した。 ・強磁性金属微粉末 100部 組成 Fe/Co=80/20 Hc 2100Oe、BET法による比表面積 61m2/g 結晶子サイズ 195、 焼結防止剤 Y2O3 8重量%、Al2O3 6重量%、SiO2 0.2重 量% 粒子サイズ(長軸長)0.08μm、針状比 4、σS 140emu/g ・塩化ビニル系共重合体 12部 −SO3Na含有量:1×10-4eq/g 、重合度300 ・ポリエステルポリウレタン樹脂 3部 ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/MDI =0.9/2.6/1 −SO3Na基 1×10-4eq/g含有 ・α−アルミナ(粒子サイズ0.15μm) 5部 ・カ−ボンブラック(粒子サイズ0.10μm) 0.5部 ・ブチルステアレート 1部 ・ステアリン酸 5部 ・メチルエチルケトン 90部 ・シクロヘキサノン 30部 ・トルエン 60部
【0069】各成分を連続ニ−ダで混練したのち、サン
ドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリイソ
シアネ−トを4部加え、さらにメチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン混合溶媒40部を加え、1μmの平均孔
径を有するフィルタ−を用いて濾過した。
ドミルを用いて分散させた。得られた分散液にポリイソ
シアネ−トを4部加え、さらにメチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン混合溶媒40部を加え、1μmの平均孔
径を有するフィルタ−を用いて濾過した。
【0070】乾燥後の磁性層の厚さが5μmとなるよう
に、厚さ5μmで中心線表面粗さが0.005μmのポ
リエチレンナフタレ−ト支持体上にエクストルージョン
方式での塗布を400m/分で行った。この非磁性支持
体は0.2μmの球形シリカをフィラーとして含み、製
膜時に横方向の延伸を強く行ったもので、F5値は長手
方向14Kg/mm2、幅方向16Kg/mm2であっ
た。続いて2000Gの磁力をもつ同極対向コバルト磁
石により長手配向させたのち乾燥させた。
に、厚さ5μmで中心線表面粗さが0.005μmのポ
リエチレンナフタレ−ト支持体上にエクストルージョン
方式での塗布を400m/分で行った。この非磁性支持
体は0.2μmの球形シリカをフィラーとして含み、製
膜時に横方向の延伸を強く行ったもので、F5値は長手
方向14Kg/mm2、幅方向16Kg/mm2であっ
た。続いて2000Gの磁力をもつ同極対向コバルト磁
石により長手配向させたのち乾燥させた。
【0071】上記磁気記録シートを約24mm×18m
mに裁断し、既述の粘着剤を用いてスライドガラス上に
貼付した。次いで、この磁気記録部とは別の場所に、下
記処方の目視で判定できるID情報の記録層を2.5μ
mの厚さに設けた。
mに裁断し、既述の粘着剤を用いてスライドガラス上に
貼付した。次いで、この磁気記録部とは別の場所に、下
記処方の目視で判定できるID情報の記録層を2.5μ
mの厚さに設けた。
【0072】 ・無機質非磁性粉末:TiO2 結晶系ルチル 80部 平均一次粒子径0.020μm、 BET法による比表面積 60m2 /g pH 7 TiO2含有量90%以上、 表面処理剤Al2O3 8重量% ・塩化ビニル系共重合体 12部 −SO3Na含有量:1×10-4eq/g 重合度300 ・ポリエステルポリウレタン樹脂 5部 ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/MDI =0.9/2.6/1 −SO3Na基 1×10-4eq/g含有 ・ブチルステアレート 1部 ・ステアリン酸 1部 ・メチルエチルケトン 100部 ・シクロヘキサノン 50部 ・トルエン 50部
【0073】上記磁気記録層には、磁気ヘッドを用いて
3mmの記録幅で210BPIの記録ができ、また、磁
気ヘッドを用いて読み取ることができ、十分なデジタル
記録及び読みだしが可能であることが判った。
3mmの記録幅で210BPIの記録ができ、また、磁
気ヘッドを用いて読み取ることができ、十分なデジタル
記録及び読みだしが可能であることが判った。
【0074】実施例2 スライドガラス上に、実施例1と同じ処方の磁気記録層
を塗布した後、60℃で5時間熱処理した。その上に、
既述のID情報の記録層を設け、実施例1と同様の記録
を行ったところ、実施例1と同様の良好な結果を得た。
を塗布した後、60℃で5時間熱処理した。その上に、
既述のID情報の記録層を設け、実施例1と同様の記録
を行ったところ、実施例1と同様の良好な結果を得た。
【0075】実施例3 電子供与性無色染料として、2−アニリノ−3−メチル
−6−ジブチルアミノフルオラン、増感剤としてシュウ
酸ジ(p−メチルベンジル)エステル、各々20gを1
00gの5%ポリビニルアルコール(クラレPVA−1
05)水溶液と共に一昼夜ボールミルで分散し、平均粒
径を1.5μm以下にし、各々の分散液を得た。また、
電子受容性化合物として4−フエノキシアセチルアミノ
サリチル酸20gを酸化亜鉛5gと混合し、100gの
5%ポリビニルアルコール(クラレPVA−105)水
溶液と共に一昼夜ボールミルで分散し、平均粒径を1.
5μm以下にして電子受容性化合物分散液を得た。ま
た、炭酸カルシウム80gをヘキサメタリン酸ソーダ
0.5%溶液160gと共にホモジナイザーで分散し、
顔料分散液を得た。以上のようにして作成した各分散液
を電子供与性無色染料分散液5g、電子受容性化合物分
散液10g、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)エステ
ル分散液10g、炭酸カルシウム分散液を5gの割合で
混合し、さらに21%ステアリン酸亜鉛エマルジョン3
gを添加して感熱塗液を得た。この感熱発色層塗布液を
スライドガラス上に、24mm×18mmの大きさに、
ワイヤーバーを用いて塗布層の乾燥重量が5g/m2 に
なるように塗布し、50℃で1分間乾燥した。ID情報
の記録層は、この記録部とは別の場所に設けた。
−6−ジブチルアミノフルオラン、増感剤としてシュウ
酸ジ(p−メチルベンジル)エステル、各々20gを1
00gの5%ポリビニルアルコール(クラレPVA−1
05)水溶液と共に一昼夜ボールミルで分散し、平均粒
径を1.5μm以下にし、各々の分散液を得た。また、
電子受容性化合物として4−フエノキシアセチルアミノ
サリチル酸20gを酸化亜鉛5gと混合し、100gの
5%ポリビニルアルコール(クラレPVA−105)水
溶液と共に一昼夜ボールミルで分散し、平均粒径を1.
5μm以下にして電子受容性化合物分散液を得た。ま
た、炭酸カルシウム80gをヘキサメタリン酸ソーダ
0.5%溶液160gと共にホモジナイザーで分散し、
顔料分散液を得た。以上のようにして作成した各分散液
を電子供与性無色染料分散液5g、電子受容性化合物分
散液10g、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)エステ
ル分散液10g、炭酸カルシウム分散液を5gの割合で
混合し、さらに21%ステアリン酸亜鉛エマルジョン3
gを添加して感熱塗液を得た。この感熱発色層塗布液を
スライドガラス上に、24mm×18mmの大きさに、
ワイヤーバーを用いて塗布層の乾燥重量が5g/m2 に
なるように塗布し、50℃で1分間乾燥した。ID情報
の記録層は、この記録部とは別の場所に設けた。
【0076】上記感熱記録部に、熱ヘッドを用いて10
mmの記録幅で150BPIの記録を行ったところ、そ
の記録を光学走査で読み取ることができ、必要なディジ
タル情報の記録・読みだしが可能であることが判った。
mmの記録幅で150BPIの記録を行ったところ、そ
の記録を光学走査で読み取ることができ、必要なディジ
タル情報の記録・読みだしが可能であることが判った。
【0077】実施例4 実施例3において、ID情報の記録層を感熱記録層に重
層した以外は、同様にしスライドガラス上に記録部を設
け、同様にして、ID情報の記録層の上から記録した。
次いで、スライドガラスの側から光学的走査で読み取っ
たところ、必要な情報が記録され、読みだしもできるこ
とが判った。
層した以外は、同様にしスライドガラス上に記録部を設
け、同様にして、ID情報の記録層の上から記録した。
次いで、スライドガラスの側から光学的走査で読み取っ
たところ、必要な情報が記録され、読みだしもできるこ
とが判った。
【0078】実施例5 実施例1において、ID情報の記録層のバインダーとし
てポリビニルアルコールを用い、溶媒として水を用いた
以外は実施例と同様にして記録層を作成し、同様の記録
を行ったところ、良好な結果を得た。
てポリビニルアルコールを用い、溶媒として水を用いた
以外は実施例と同様にして記録層を作成し、同様の記録
を行ったところ、良好な結果を得た。
【0079】
【発明の効果】検査担当者が、必要なスライドガラスの
選択は目視で行い、当該検査試料に関するデータはスラ
イドガラス上の記録部から正確に、かつ短時間に知るこ
とができるので、正確な診断を効率よく行うことができ
る。
選択は目視で行い、当該検査試料に関するデータはスラ
イドガラス上の記録部から正確に、かつ短時間に知るこ
とができるので、正確な診断を効率よく行うことができ
る。
【図1】 図1は、従来のスライドガラスを表す。
【図2】 図2は、データ記録部を有するスライドガラ
スを表す。
スを表す。
【図3】 図3a及びbは、ID情報記録部及びこれと
独立にデジタルデータ記録部を有するスライドガラスを
表す。
独立にデジタルデータ記録部を有するスライドガラスを
表す。
【図4】 図4は、ID情報記録部にデジタルデータ記
録部を重層したスライドガラスを表す。aは平面図、b
は断面図である。
録部を重層したスライドガラスを表す。aは平面図、b
は断面図である。
1 スライドガラス 2 検査試料 3 カバーガラス 4 デジタルデータ記録部 5 ID情報記録部
Claims (4)
- 【請求項1】 デジタルデータ記録部を具備したことを
特徴とするスライドガラス。 - 【請求項2】 請求項1において、該デジタルデータ記
録部が、磁気記録媒体又は感熱記録媒体から構成されて
いることを特徴とするスライドガラス。 - 【請求項3】 スライドガラス上に、磁気記録媒体又は
感熱記録媒体を塗布し、乾燥してデジタルデータ記録部
を作成することを特徴とする、デジタルデータ記録部を
具備したスライドガラスの作成方法。 - 【請求項4】 支持体上に設けた磁気記録層又は感熱記
録層を、スライドガラス上に貼付することを特徴とする
デジタルデータ記録部を具備したスライドガラスの作成
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18245295A JPH0933407A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | データ記録部を具備したスライドガラス及びその作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18245295A JPH0933407A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | データ記録部を具備したスライドガラス及びその作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0933407A true JPH0933407A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16118524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18245295A Pending JPH0933407A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | データ記録部を具備したスライドガラス及びその作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0933407A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001272410A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-10-05 | Leica Microsystems Nussloch Gmbh | 物体を有利には自動的に操作及び/又は処理する装置 |
JP2007147399A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Teiji Takezaki | システムマッペ及びそれを用いる自動スライド標本マッペ収納移送装置 |
JP2020523615A (ja) * | 2017-06-15 | 2020-08-06 | サンストーン サイエンティフィック リミテッド | 特殊染色用のプロセス記録スライド |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP18245295A patent/JPH0933407A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001272410A (ja) * | 2000-03-03 | 2001-10-05 | Leica Microsystems Nussloch Gmbh | 物体を有利には自動的に操作及び/又は処理する装置 |
JP4673989B2 (ja) * | 2000-03-03 | 2011-04-20 | ライカ ビオズュステムス ヌスロッホ ゲーエムベーハー | 物体を有利には自動的に操作及び/又は処理する装置 |
JP2007147399A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Teiji Takezaki | システムマッペ及びそれを用いる自動スライド標本マッペ収納移送装置 |
JP2020523615A (ja) * | 2017-06-15 | 2020-08-06 | サンストーン サイエンティフィック リミテッド | 特殊染色用のプロセス記録スライド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8164857B2 (en) | Magnetic signal reproduction system employing a spin-valve MR head developed for high-density recording and a spin-valve MR head and magnetic signal reproduction method for reproducing magnetic signals in which a spin-valve MR head is employed | |
JP2021114352A (ja) | 磁気記録媒体 | |
US20050259360A1 (en) | Magnetic disk cartridge | |
JP2004246965A (ja) | リーダーテープ及び磁気テープカートリッジ | |
JPH0933407A (ja) | データ記録部を具備したスライドガラス及びその作成方法 | |
US6827968B2 (en) | Process for producing magnetic recording medium | |
US6541132B2 (en) | Magnetic disk having specific track width and bit length | |
US6576322B2 (en) | Magnetic disk | |
DE112020007016T5 (de) | Magnetisches aufzeichnungsmedium | |
JPH0850716A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2002293067A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2002313057A (ja) | 磁気テープカセット | |
JP2004152326A (ja) | 磁気ヘッドのクリーニング方法 | |
JP2001176050A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2005302169A (ja) | リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ | |
US20040095678A1 (en) | Magnetic disc medium and method for recording and reproducing the same | |
JPH1021529A (ja) | ディスク状磁気記録媒体 | |
JP2004342286A (ja) | 磁気テープカセット、磁気テープカセットのガイドローラ支持構造及び磁気テープカセットのガイドローラ軸傾斜計測方法 | |
JP2005302168A (ja) | リーダーテープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ | |
JP2005339649A (ja) | 磁気記録媒体の製造方法 | |
JPH10143842A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2005285261A (ja) | リーダーテープ、及び磁気テープカートリッジ | |
JP2002298331A (ja) | 磁気記録媒体 | |
JP2006059392A (ja) | 磁気テープおよびこれを用いた磁気テープカートリッジ | |
JP2004241059A (ja) | 磁気記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |