JPH09330815A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09330815A
JPH09330815A JP14735196A JP14735196A JPH09330815A JP H09330815 A JPH09330815 A JP H09330815A JP 14735196 A JP14735196 A JP 14735196A JP 14735196 A JP14735196 A JP 14735196A JP H09330815 A JPH09330815 A JP H09330815A
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film
wiring
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俊次 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のインダクタに比べて、製造工程が簡略
化されたインダクタの構造およびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 この発明のインダクタ10は、シリコン
基板1の上に形成された絶縁膜2と、絶縁膜2の表面上
に形成された、第1と第2の端部を有する下層配線3
と、絶縁膜2の表面上に所定のパターンに従って延びる
ように形成された絶縁膜4と、絶縁膜4の側壁に沿って
延在し下層配線3の第1と第2の端部の双方に導電接続
された上層配線5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置およ
びその製造方法に関し、特に、電気信号中の高周波ノイ
ズを低減するためのインダクタを有する半導体装置およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータなどの情報機器の目
ざましい普及によって半導体装置の需要が急速に拡大し
ている。また、機能的には、誤作動が少なくかつ高速動
作の可能なものが要求されている。これに伴って半導体
装置に入出力される電気信号中の高周波ノイズを除去す
る技術開発が進められている。
【0003】このような高周波ノイズを除去するために
は、一般的に、スパイラルインダクタを組込んだLNA
(Low Noise Amp.)回路が用いられている。
【0004】ここで、LNA回路について、図面を用い
て説明する。図15は、LNA回路の回路図である。図
15を参照して、LNA回路では、インダクタ100a
が抵抗300aとトランジスタ400に導電接続されて
いる。抵抗300aがキャパシタ200aに導電接続さ
れている。キャパシタ200aは接地されている。トラ
ンジスタ400は、インダクタ100cと、インダクタ
100bと、抵抗300bに導電接続されている。イン
ダクタ100bは接地されている。抵抗300bはキャ
パシタ200bに導電接続されている。キャパシタ20
0bは接地されている。
【0005】このように構成されたLNA回路において
は、電気信号中に高周波が混じっている場合には、イン
ダクタ100a、100b、100cが高周波に対して
抵抗になるため、トランジスタ400には高周波は流れ
ない。一方、高周波に対してキャパシタ200a、20
0bは抵抗とならないため、高周波は、キャパシタ20
0a、200bを介してアースされる。
【0006】このようにして、LNA回路においては、
電気信号中のノイズである高周波を除去している。
【0007】次に、LNA回路中のインダクタの構造に
ついて説明する。図16は、従来のインダクタを示す平
面図である。図17は、図16中のXVII−XVII
線に沿って見た断面を示す図である。図16、図17を
参照して、インダクタ100は、シリコン基板101
と、絶縁膜102と、下層配線103と、絶縁膜104
と、上層配線105とを備えている。
【0008】シリコン基板101上に絶縁膜102が形
成されている。絶縁膜102上に下層配線103が形成
されている。下層配線103を覆うように絶縁膜104
が形成されている。絶縁膜104に、下層配線103に
達するコンタクトホール106が形成されている。絶縁
膜104の上に上層配線105が形成されている。上層
配線105と下層配線103はコンタクトホール106
を介して導電接続されている。上層配線105は渦巻き
状に形成されている。上層配線105の側壁は、絶縁膜
104に対してほぼ垂直である。
【0009】次に、図16、図17で示す従来のインダ
クタの製造方法について、図面を参照して説明する。
【0010】図18〜図25は、従来のインダクタの製
造工程を示す断面図である。図18を参照して、シリコ
ン基板101上に絶縁膜102を形成する。絶縁膜10
2上にアルミニウム合金からなる下層配線103を形成
する。下層配線103を覆うように絶縁膜104を形成
する。絶縁膜104の上にレジスト107を形成する。
【0011】図19を参照して、露光・現像処理などに
よりレジスト107(図18)を所望の形状にパターニ
ングしてレジストパターン108を形成する。
【0012】図20を参照して、レジストパターン10
8をマスクとして絶縁膜104をエッチングすることに
より、下層配線103に達するコンタクトホール106
を形成する。
【0013】図21を参照して、O2 プラズマを用いて
レジストパターン108(図20)を除去することによ
り、絶縁膜104の表面を露出させる。
【0014】図22を参照して、絶縁膜104の表面全
体を覆うように、かつコンタクトホール106を充填す
るように、スパッタリングによりアルミニウム膜109
を形成する。このとき、アルミニウム膜109と下層配
線103は接する。
【0015】図23を参照して、アルミニウム膜109
の表面にレジスト110を形成する。
【0016】図24を参照して、露光・現像処理により
レジスト110(図23)を所望の形状にパターニング
してレジストパターン111を形成する。このとき、レ
ジストパターン111は渦巻き状のパターンに形成され
る。
【0017】図25を参照して、レジストパターン11
1をマスクとしてアルミニウム膜109(図24)をエ
ッチングすることにより、上層配線105を形成する。
【0018】最後に図17を参照して、O2 プラズマの
雰囲気中にレジストパターン111(図25)をさらす
ことにより、レジストパターン111を除去し、上層配
線105の表面を露出させる。このようにして従来のイ
ンダクタは製造されている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のインダクタの製造方法においては、まず、製造
工程が多いため、どこか1つの工程で欠陥が発生する
と、インダクタは不良品となるため、インダクタの製造
歩留りが低いという問題があった。
【0020】また、インダクタの上層配線105の側面
が絶縁膜に対して垂直であるため、上層配線105をパ
ッシベーション膜などで覆う際に、カバレッジ不良や膜
はがれが生じるという問題があった。
【0021】そこで、本発明は、上記のような問題を解
決するためになされたものであり、製造工程が少なく、
上層配線の側面ちが絶縁膜に対して垂直とならないイン
ダクタンスの構造を有する半導体装置およびその製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置
は、インダクタを有する半導体装置であって、第1の絶
縁層と、下層配線層と、第2の絶縁層と、上層配線層と
を備えている。
【0023】第1の絶縁層は半導体基板の上に形成され
ている。下層配線層は、第1の絶縁層の表面上に形成さ
れており、第1と第2の端部を有している。第2の絶縁
層は第1の絶縁層の表面上に所定のパターンに従って延
びるように形成されている。上層配線層は第2の絶縁層
の側壁に沿って延在し、下層配線層の第1と第2の端部
の双方に導電接続されている。
【0024】また、下層配線層と上層配線層はアルミニ
ウムを含むことが好ましい。さらに、上層配線層は渦巻
き状であることが好ましい。
【0025】さらにまた、上層配線層は半導体基板から
遠ざかるにつれてその幅が狭くなっていることが好まし
い。
【0026】この発明の半導体装置の製造方法は、イン
ダクタを有する半導体装置の製造方法であって、半導体
基板の上に第1の絶縁層を形成する工程と、その第1の
絶縁層の表面上に第1と第2の端部を有する下層配線層
を形成する工程と、第1の絶縁層の表面上に所定のパタ
ーンに従って延びるように第2の絶縁層を形成する工程
と、下層配線層に接し、かつ第2の絶縁層を覆うように
導電層を形成する工程と、その導電層をエッチバックす
ることにより、第2の絶縁層の側壁に沿って延在し、下
層配線層の第1と第2の端部の双方に導電接続された上
層配線層を形成する工程とを備えている。
【0027】このように構成された半導体装置の製造方
法においては、まず、第1の絶縁層の表面上に所定のパ
ターンに従って延びるように第2の絶縁層を形成する。
次に、下層配線層に接しかつ第2の絶縁層を覆うように
導電層を形成する。最後に、導電層をエッチバックする
ことにより、第2の絶縁層の側壁に沿って延在し、下層
配線層の第1と第2の端部の双方に導電接続された上層
配線層を形成する。
【0028】そのため、第2の絶縁層を覆うように導電
層を形成し、その導電層の上に形成したレジストパター
ンに従って導電層を除去することによって上層配線層を
形成する従来の製造方法に比べて、製造工程を減らすこ
とができる。
【0029】言い換えれば、この発明に従った構造のイ
ンダクタを有する半導体装置は、従来より少ない製造工
程およびマスク枚数で製造できるため、製造歩留りを向
上させることができ、製造コストも安くなる。
【0030】また、上層配線層が渦巻き状であれば、イ
ンダクタンスをさらに増やすことができる。
【0031】さらに、半導体基板から遠ざかるにつれて
上層配線層の幅が狭くなっていれば、上層配線層が第2
の絶縁層の側壁に傾斜面を形成するため、上層配線層を
パッシベーション膜などで覆った場合も、パッシベーシ
ョン膜などに生じるカバレッジ不良や膜はがれがなくな
る。
【0032】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は、この発明の実施の形態1のイ
ンダクタの平面図である。図2は、図1中のII−II
線に沿って見た断面を示す図である。図1、図2を参照
して、インダクタ10は、シリコン基板1と、絶縁膜2
と、下層配線3と、絶縁膜4と、上層配線5とを備えて
いる。
【0033】シリコン基板1上に絶縁膜2が形成されて
いる。絶縁膜2上に下層配線3が形成されている。下層
配線3はアルミニウム合金からなるものである。下層配
線3の幅は約1.5μmである。下層配線3の厚みは約
0.5μmである。絶縁膜2の上に絶縁膜4が渦巻き状
に形成されている。絶縁膜4と、絶縁膜2は、TEO等
を原料としたシリコン酸化膜とBPSG(Boro Phospho
Silicate Glass )またはSOG(Spin On Glass )と
により構成される。絶縁膜4の側壁は絶縁膜2の表面に
対してほぼ垂直である。絶縁膜4は下層配線3の一部を
覆っている。絶縁膜4の厚みは約3μmである。
【0034】絶縁膜4の側壁に上層配線5が形成されて
いる。上層配線5の幅の最大値は約3μmである。上層
配線5の幅はシリコン基板1から遠ざかるにつれて狭く
なっている。上層配線5はアルミニウム合金からなるも
のである。絶縁膜4が渦巻き状に形成されているため、
その側壁に形成された上層配線5も渦巻き状に形成され
ている。下層配線3の2つの端部に上層配線5が導電接
続されている。
【0035】次に、図1および図2で示すインダクタの
製造方法について、図面に基づいて説明する。
【0036】図3〜図7は、図1および図2で示すイン
ダクタの製造工程を示す断面図である。図3を参照し
て、シリコン基板1上にTEOS等を原料としたシリコ
ン酸化膜とSOGからなる絶縁膜2を形成する。絶縁膜
2上に幅が約1.5μmで、厚みが約0.5μmで、ア
ルミニウム合金からなる下層配線3を形成する。下層配
線3を覆うように絶縁膜2上にCVD法によりTEOS
等を原料としたシリコン酸化膜とBPSGからなる絶縁
膜6を形成する。回転塗布により絶縁膜6上にレジスト
7を形成する。
【0037】図4を参照して、露光・現像処理により、
レジスト7(図3)を渦巻き形状にパターニングするこ
とによりレジストパターン8を形成する。
【0038】図5を参照して、レジストパターン8をマ
スクとして絶縁膜6(図4)をCF 4 ガスによりドライ
エッチングすることにより、絶縁膜4を形成する。レジ
ストパターン8が渦巻き形状であるため、絶縁膜4も渦
巻き形状である。絶縁膜2があまりエッチングされない
ように、絶縁膜6(図4)のエッチングレートを算出
し、そのエッチングレートをもとに時間を設定してエッ
チングを行なう。
【0039】図6を参照して、O2 プラズマの雰囲気中
にレジストパターン8(図5)をさらすことにより、レ
ジストパターン8を除去し、絶縁膜4の表面を露出させ
る。
【0040】図7を参照して、絶縁膜4および下層配線
3を覆うように、スパッタリングによりアルミニウム合
金からなるアルミニウム膜9を形成する。アルミニウム
膜9の厚さは約3μmである。
【0041】図2を参照して、Cl2 ガスにより、アル
ミニウム膜9(図7)を全面エッチバックすることによ
り、上層配線5を形成する。上層配線5の幅の最大値は
約3μmである。このようにして、この発明の実施の形
態1のインダクタ10が形成される。
【0042】このように構成されたこの発明の半導体装
置の製造方法においては、図7で示す工程において、ア
ルミニウム膜9を形成した後、そのアルミニウム膜9を
全面エッチバックすることにより、上層配線5を形成す
る。そのため、アルミニウム膜を形成し、そのアルミニ
ウム膜の上に形成したレジストパターンに従ってアルミ
ニウム膜をエッチングして、上層配線を形成する従来の
方法に比べて、製造工程を削減することができる。
【0043】また、図2に示すように、この発明によっ
て形成された上層配線5は、絶縁膜4の側壁をなだらか
に覆うような形状となる。そのため、絶縁膜4および上
層配線5をパッシベーション膜で覆う場合にも、パッシ
ベーション膜のカバレッジ不良や膜はがれを防ぐことが
できる。
【0044】さらに、上層配線5を渦巻き形状にするこ
とにより、インダクタのインダクタンスを増加させるこ
とができる。
【0045】(実施の形態2)図8は、この発明の実施
の形態2のインダクタの平面図である。図9は、図8中
のIX−IX線に沿って見た断面を示す図である。図8
および図9を参照して、インダクタ30は、シリコン基
板21と、絶縁膜22と、下層配線23と、絶縁膜24
と、上層配線25とを備えている。
【0046】シリコン基板21上に絶縁膜22が形成さ
れている。絶縁膜22の材質としては、BPSG、TE
OS等を原料としたシリコン酸化膜が挙げられる。絶縁
膜22の上に下層配線23が形成されている。下層配線
23の幅は約1.5μmである。下層配線23の厚みは
約0.5μmである。下層配線23は、アルミニウム合
金からなるものである。絶縁膜22上に、厚さが約3μ
mで、渦巻き形状の絶縁膜24が形成されている。絶縁
膜24の材質としては、BPSGまたはSOGとTEO
S等を原料としたシリコン酸化膜とを組合せたものが挙
げられる。絶縁膜24の側壁は絶縁膜22の表面に対し
てほぼ垂直である。絶縁膜24の側壁にアルミニウム合
金からなる上層配線25が形成されている。上層配線2
5の幅の最大値は約3μmである。上層配線25の幅
は、シリコン基板21から遠ざかるにつれて、狭くなっ
ている。絶縁層24が渦巻き形状であるため、その側壁
に形成される上層配線25も渦巻き形状である。上層配
線25が下層配線23の2つの端部に導電接続されてい
る。
【0047】図10〜図14は、図8および図9で示す
インダクタの製造工程を示す断面図である。図10を参
照して、シリコン基板21上にBPSGとTEOS等を
原料としたシリコン酸化膜からなる絶縁膜22を形成す
る。絶縁膜22上に、アルミニウム合金からなり、幅が
約1.5μmで、厚みが約0.5μmの下層配線23を
形成する。下層配線23を覆うように、絶縁膜22上に
SOGとTEOS等を原料としたシリコン酸化膜からな
る絶縁膜26を形成する。回転塗布により絶縁膜26上
にレジスト27を形成する。
【0048】図11を参照して、露光・現像処理によ
り、レジスト27(図10)を渦巻き形状にパターニン
グし、レジストパターン28を形成する。
【0049】図12を参照して、レジストパターン28
をマスクとして絶縁膜26(図11)をCF4 ガスによ
りドライエッチングすることにより、絶縁膜24を形成
する。レジストパターン28が渦巻き形状であるため、
絶縁膜24も渦巻き形状となる。ここで、絶縁膜22が
あまりエッチングされないように、絶縁膜26(図1
1)のエッチングレートを算出し、そのエッチングレー
トをもとに時間を設定してエッチングを行なう。
【0050】図13を参照して、O2 プラズマの雰囲気
中にレジストパターン28(図12)をさらすことによ
り、レジストパターン28を除去し、絶縁膜24の表面
を露出させる。
【0051】図14を参照して、絶縁膜22、下層配線
23および絶縁膜24を覆うように、スパッタリングに
よりアルミニウム合金からなるアルミニウム膜29を形
成する。アルミニウム膜29の厚さは約3μmである。
【0052】図9を参照して、Cl2 ガスにより、アル
ミニウム膜29(図14)を全面エッチバックすること
により、上層配線25を形成する。上層配線25の幅の
最大値は約3μmである。このようにして、インダクタ
ンス30を形成する。
【0053】このように構成されたこの発明の半導体装
置の製造方法においては、図14で示す工程において、
アルミニウム膜29を形成した後、そのアルミニウム膜
29を全面エッチバックすることにより、上層配線25
を形成する。そのため、アルミニウム膜を形成し、その
アルミニウム膜上に形成したレジストパターンに従って
アルミニウム膜を除去し、上層配線を形成する従来の製
造方法に比べて、製造工程を減らすことができる。
【0054】また、図9に示すように、上層配線25
は、絶縁膜24の側壁を覆うようななだらかな形状とな
っている。そのため、絶縁膜24および上層配線25を
パッシベーション膜で覆った場合にも、パッシベーショ
ン膜のカバレッジ不良や膜はがれを防ぐことができる。
【0055】さらに、上層配線25を渦巻き形状にする
ことにより、インダクタのインダクタンスを増やすこと
ができる。
【0056】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、これら実施の形態は、さまざまなに変形可能で
ある。たとえば、図5および図12で示す工程におい
て、絶縁膜2および絶縁膜22がエッチングされること
を防ぐために、絶縁膜2および絶縁膜22を窒化膜(S
3 4 )で形成することも可能である。また、上層配
線5および上層配線25は角形の渦巻き形状としたが、
丸形の渦巻き形状としてもよい。
【0057】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0058】
【発明の効果】この発明の製造方法においては、従来の
製造方法と比べて、製造工程を削減することができる。
また、この発明の半導体装置は、従来より少ない工程で
製造できるため、製造歩留りを向上させることができ
る。
【0059】また、配線層を覆う絶縁層のカバレッジ不
良や膜はがれを防ぐことができる。さらに、インダクタ
のインダクタンスを増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のインダクタを示す
平面図である。
【図2】 図1中のII−II線に沿って見た断面を示
す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のインダクタの製造
方法の第1工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1のインダクタの製造
方法の第2工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1のインダクタの製造
方法の第3工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1のインダクタの製造
方法の第4工程を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態1のインダクタの製造
方法の第5工程を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態2のインダクタを示す
平面図である。
【図9】 図8中のIX−IX線に沿って見た断面を示
す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2のインダクタの製
造方法の第1工程を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態2のインダクタの製
造方法の第2工程を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施の形態2のインダクタの製
造方法の第3工程を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態2のインダクタの製
造方法の第4工程を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態2のインダクタの製
造方法の第5工程を示す断面図である。
【図15】 LNA回路を示す回路図である。
【図16】 従来のインダクタを示す平面図である。
【図17】 図16中のXVII−XVII線に沿って
見た断面を示す図である。
【図18】 従来のインダクタの製造方法の第1工程を
示す断面図である。
【図19】 従来のインダクタの製造方法の第2工程を
示す断面図である。
【図20】 従来のインダクタの製造方法の第3工程を
示す断面図である。
【図21】 従来のインダクタの製造方法の第4工程を
示す断面図である。
【図22】 従来のインダクタの製造方法の第5工程を
示す断面図である。
【図23】 従来のインダクタの製造方法の第6工程を
示す断面図である。
【図24】 従来のインダクタの製造方法の第7工程を
示す断面図である。
【図25】 従来のインダクタの製造方法の第8工程を
示す断面図である。
【符号の説明】
1、21 シリコン基板、2、4、6、22、24、2
6 絶縁膜、3、23下層配線、5、25 上層配線、
9、29 アルミニウム膜、10、30 インダクタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インダクタを有する半導体装置であっ
    て、 半導体基板の上に形成された第1の絶縁層と、 その第1の絶縁層の表面上に形成された、第1と第2の
    端部を有する下層配線層と、 前記第1の絶縁層の表面上に所定のパターンに従って延
    びるように形成された第2の絶縁層と、 その第2の絶縁層の側壁に沿って延在し、前記下層配線
    層の第1と第2の端部の双方に導電接続された上層配線
    層とを備えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記下層配線層と、前記上層配線層は、
    アルミニウムを含む、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記上層配線層は渦巻き状である、請求
    項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記上層配線層は、前記半導体基板から
    遠ざかるにつれてその幅が狭くなっている、請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 インダクタを有する半導体装置の製造方
    法であって、 半導体基板の上に第1の絶縁層を形成する工程と、 その第1の絶縁層の表面上に第1と第2の端部を有する
    下層配線層を形成する工程と、 前記第1の絶縁層の表面上に所定のパターンに従って延
    びるように第2の絶縁層を形成する工程と、 前記下層配線層に接し、かつ前記第2の絶縁層を覆うよ
    うに導電層を形成する工程と、 その導電層をエッチバックすることにより、前記第2の
    絶縁層の側壁に沿って延在し、前記下層配線層の第1と
    第2の端部の双方に導電接続された上層配線層を形成す
    る工程とを備えた、半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016131211A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 富士電機株式会社 高耐圧受動素子および高耐圧受動素子の製造方法
JP2018011041A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. コイル部品及びその製造方法

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