JPH09329278A - うず巻形ガスケット - Google Patents
うず巻形ガスケットInfo
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- JPH09329278A JPH09329278A JP8173091A JP17309196A JPH09329278A JP H09329278 A JPH09329278 A JP H09329278A JP 8173091 A JP8173091 A JP 8173091A JP 17309196 A JP17309196 A JP 17309196A JP H09329278 A JPH09329278 A JP H09329278A
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- JP
- Japan
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- gasket
- sealed
- spiral wound
- insulation member
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- Prior art date
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L19/00—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts
- F16L19/04—Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts using additional rigid rings, sealing directly on at least one pipe end, which is flared either before or during the making of the connection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】大気側に位置する外輪と被シール部材（フラン
ジ部など）の対向面との間の隙間を埋めるように絶縁軟
質部材を配設することで、上述の隙間をなくして、雨
水、海水、水滴などの電解質の侵入、滞留を防止すると
共に、軟質部材として電気絶縁部材を用いることで、電
池が形成されるのを阻止して、被シール部材またはガス
ケットの腐食を防止することができるうず巻形ガスケッ
トの提供を目的とする。 【解決手段】ガスケット本体４の外周に外輪５を有し、
被シール部材７，８間に介設されて被シール部材７，８
間をシールするうず巻形ガスケット１であって、上記外
輪５と被シール部材７，８の対向面との間の隙間を埋め
るように絶縁軟質部材９が配設されたことを特徴とす
る。
ジ部など）の対向面との間の隙間を埋めるように絶縁軟
質部材を配設することで、上述の隙間をなくして、雨
水、海水、水滴などの電解質の侵入、滞留を防止すると
共に、軟質部材として電気絶縁部材を用いることで、電
池が形成されるのを阻止して、被シール部材またはガス
ケットの腐食を防止することができるうず巻形ガスケッ
トの提供を目的とする。 【解決手段】ガスケット本体４の外周に外輪５を有し、
被シール部材７，８間に介設されて被シール部材７，８
間をシールするうず巻形ガスケット１であって、上記外
輪５と被シール部材７，８の対向面との間の隙間を埋め
るように絶縁軟質部材９が配設されたことを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばＬＮＧ
（液化天然ガス）やその他の気体、液体を流通する管路
のフランジ部相互間をシールするようなうず巻形ガスケ
ットに関する。
（液化天然ガス）やその他の気体、液体を流通する管路
のフランジ部相互間をシールするようなうず巻形ガスケ
ットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、上述例のうず巻形ガスケットとし
ては例えば図３に示す構造のものがある。すなわち、内
輪３１の外周側にフープ材３２ａおよびフィラ材２３ｂ
をうず巻き状に巻回してガスケット本体３３を構成し、
このガスケット本体３３の外周側に外輪３４を配置した
もので、このように構成されたうず巻形ガスケット３５
を、ＬＮＧ（液化天然ガス）やその他の気体、液体を流
通する管路３６のフランジ部３７，３８間に介設して使
用するものである。
ては例えば図３に示す構造のものがある。すなわち、内
輪３１の外周側にフープ材３２ａおよびフィラ材２３ｂ
をうず巻き状に巻回してガスケット本体３３を構成し、
このガスケット本体３３の外周側に外輪３４を配置した
もので、このように構成されたうず巻形ガスケット３５
を、ＬＮＧ（液化天然ガス）やその他の気体、液体を流
通する管路３６のフランジ部３７，３８間に介設して使
用するものである。
【０００３】上述のフランジ部３７，３８は一般に炭素
鋼、ステンレス、アルミニウム、アルミ合金などの金属
材料で構成され、上述のフープ材３２ａはアルミテープ
等を併用することもあるが主としてステンレスが用いら
れ、上述のフィラ材２３ｂはアスベスト、黒鉛、ＰＴＦ
Ｅ、無機紙などが用いられ、上述の内外輪３１，３４は
一般に炭素鋼、ステンレスなどの金属材料で構成され
る。
鋼、ステンレス、アルミニウム、アルミ合金などの金属
材料で構成され、上述のフープ材３２ａはアルミテープ
等を併用することもあるが主としてステンレスが用いら
れ、上述のフィラ材２３ｂはアスベスト、黒鉛、ＰＴＦ
Ｅ、無機紙などが用いられ、上述の内外輪３１，３４は
一般に炭素鋼、ステンレスなどの金属材料で構成され
る。
【０００４】而して、上述のフランジ部３７，３８とフ
ープ材３２ａ（金属テープのこと）とは経済性や材料の
入手の難易度に起因して必ずしも同材質にて構成される
とは限らず、上述のフランジ部３７，３８とフープ材３
２ａとが異種金属で構成された場合には、使用時におい
て異種金属相互の接触により接触電位差が発生する。
ープ材３２ａ（金属テープのこと）とは経済性や材料の
入手の難易度に起因して必ずしも同材質にて構成される
とは限らず、上述のフランジ部３７，３８とフープ材３
２ａとが異種金属で構成された場合には、使用時におい
て異種金属相互の接触により接触電位差が発生する。
【０００５】ここに接触電位差とは、異種の金属を接触
させた時に生じる界面電位差のことであって、２つの導
電性の固体または液体の相を接触させた時、両相の外部
電位の間に生じる電位差（ボルタ電位差）として認識さ
れている。
させた時に生じる界面電位差のことであって、２つの導
電性の固体または液体の相を接触させた時、両相の外部
電位の間に生じる電位差（ボルタ電位差）として認識さ
れている。
【０００６】しかも、上述の外輪３４とフランジ部３
７，３８の対向面との間には隙間ｇが存在するので、こ
の隙間ｇに溜った雨水、海水、水滴などの電解質が上述
の異種金属接触部位に進入すると、接触電位差と電解質
とで電池が構成され、電流が流れることによりフランジ
部３７，３８またはうず巻形ガスケット３５が局部的に
腐食する問題点があった。特に図３に示したようなレイ
ズドフェース（段差面）を有するフランジ部３７，３８
の場合には斯る問題点が顕著であった。
７，３８の対向面との間には隙間ｇが存在するので、こ
の隙間ｇに溜った雨水、海水、水滴などの電解質が上述
の異種金属接触部位に進入すると、接触電位差と電解質
とで電池が構成され、電流が流れることによりフランジ
部３７，３８またはうず巻形ガスケット３５が局部的に
腐食する問題点があった。特に図３に示したようなレイ
ズドフェース（段差面）を有するフランジ部３７，３８
の場合には斯る問題点が顕著であった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項１記
載の発明は、大気側に位置する外輪と被シール部材（フ
ランジ部など）の対向面との間の隙間を埋めるように絶
縁軟質部材を配設することで、上述の隙間をなくして、
雨水、海水、水滴などの電解質の侵入、滞留を防止する
と共に、軟質部材として電気絶縁部材を用いることで、
電池が形成されるのを阻止して、被シール部材またはガ
スケットの腐食を防止することができるうず巻形ガスケ
ットの提供を目的とする。
載の発明は、大気側に位置する外輪と被シール部材（フ
ランジ部など）の対向面との間の隙間を埋めるように絶
縁軟質部材を配設することで、上述の隙間をなくして、
雨水、海水、水滴などの電解質の侵入、滞留を防止する
と共に、軟質部材として電気絶縁部材を用いることで、
電池が形成されるのを阻止して、被シール部材またはガ
スケットの腐食を防止することができるうず巻形ガスケ
ットの提供を目的とする。
【０００８】この発明の請求項２記載の発明は、上記請
求項１記載の発明に目的と併せて、上述の絶縁軟質部材
としてＰＴＦＥソリッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッド
ゴム、スポンジゴムもしくはゴムシーラントを用いるこ
とで、既存の材料を有効利用しつつ上記電解質の侵入を
確実に防止して、シール性能の向上を図ることができる
うず巻形ガスケットの提供を目的とする。
求項１記載の発明に目的と併せて、上述の絶縁軟質部材
としてＰＴＦＥソリッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッド
ゴム、スポンジゴムもしくはゴムシーラントを用いるこ
とで、既存の材料を有効利用しつつ上記電解質の侵入を
確実に防止して、シール性能の向上を図ることができる
うず巻形ガスケットの提供を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１記載
の発明は、ガスケット本体の外周に外輪を有し、被シー
ル部材間に介設されて被シール部材間をシールするうず
巻形ガスケットであって、上記外輪と被シール部材の対
向面との間の隙間を埋めるように絶縁軟質部材が配設さ
れたうず巻形ガスケット。
の発明は、ガスケット本体の外周に外輪を有し、被シー
ル部材間に介設されて被シール部材間をシールするうず
巻形ガスケットであって、上記外輪と被シール部材の対
向面との間の隙間を埋めるように絶縁軟質部材が配設さ
れたうず巻形ガスケット。
【００１０】この発明の請求項２記載の発明は、上記請
求項１記載の発明の構成と併せて、上記絶縁軟質部材は
ＰＴＦＥソリッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、
スポンジゴムもしくはゴムシーラントに設定されたうず
巻形ガスケット。
求項１記載の発明の構成と併せて、上記絶縁軟質部材は
ＰＴＦＥソリッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、
スポンジゴムもしくはゴムシーラントに設定されたうず
巻形ガスケット。
【００１１】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項１記載の発明
によれば、大気側に位置する外輪と被シール部材の対向
面との間の隙間を埋めるように上述の絶縁軟質部材を配
設したので、この絶縁軟質部材により上述の隙間をなく
して、雨水、海水、水滴などの電解質が侵入、滞留する
のを防止することができ、加えて、軟質部材としては電
気絶縁部材を用いたので、接触電位差に起因して電池が
形成されるのを阻止して、フランジ部などの被シール部
材またはうず巻形ガスケットそれ自体が腐食するのを防
止することができる効果がある。
によれば、大気側に位置する外輪と被シール部材の対向
面との間の隙間を埋めるように上述の絶縁軟質部材を配
設したので、この絶縁軟質部材により上述の隙間をなく
して、雨水、海水、水滴などの電解質が侵入、滞留する
のを防止することができ、加えて、軟質部材としては電
気絶縁部材を用いたので、接触電位差に起因して電池が
形成されるのを阻止して、フランジ部などの被シール部
材またはうず巻形ガスケットそれ自体が腐食するのを防
止することができる効果がある。
【００１２】この発明の請求項２記載の発明によれば、
上記請求項１記載の発明の効果と併せて、上述の絶縁軟
質部材をＰＴＦＥソリッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッ
ドゴム、スポンジゴムもしくはゴムシーラントに設定し
たので、既存の材料を有効利用しつつ上述の電解質の侵
入を確実に防止して、シール性能の向上を図ることがで
きる効果がある。すなわち上述の各材料はガスケット本
体よりも軟質で、かつ電気絶縁性を備えるうえ、適宜の
密度および材料固有の弾性を備えているので、周囲温度
の変動に起因してフランジ部などの被シール部材が熱膨
張、収縮した時、前述の隙間も変動するが、この隙間変
動に良好に追従して隙間を埋めることができて、シール
性能の向上を図るものである。
上記請求項１記載の発明の効果と併せて、上述の絶縁軟
質部材をＰＴＦＥソリッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッ
ドゴム、スポンジゴムもしくはゴムシーラントに設定し
たので、既存の材料を有効利用しつつ上述の電解質の侵
入を確実に防止して、シール性能の向上を図ることがで
きる効果がある。すなわち上述の各材料はガスケット本
体よりも軟質で、かつ電気絶縁性を備えるうえ、適宜の
密度および材料固有の弾性を備えているので、周囲温度
の変動に起因してフランジ部などの被シール部材が熱膨
張、収縮した時、前述の隙間も変動するが、この隙間変
動に良好に追従して隙間を埋めることができて、シール
性能の向上を図るものである。
【００１３】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はうず巻形ガスケットを示し、このうず巻
形ガスケット１は、内輪２の外周側にフープ材３ａおよ
びフィラ材３ｂをうず巻き状に巻回してガスケット本体
４を構成し、このガスケット本体４の外周側に外輪５を
配置したもので、このうず巻形ガスケット１をＬＮＧ
（液化天然ガス）やその他の気体、液体を流通する管路
６のフランジ部７，８（被シール部材）間に介設し使用
すべく構成している。
述する。図面はうず巻形ガスケットを示し、このうず巻
形ガスケット１は、内輪２の外周側にフープ材３ａおよ
びフィラ材３ｂをうず巻き状に巻回してガスケット本体
４を構成し、このガスケット本体４の外周側に外輪５を
配置したもので、このうず巻形ガスケット１をＬＮＧ
（液化天然ガス）やその他の気体、液体を流通する管路
６のフランジ部７，８（被シール部材）間に介設し使用
すべく構成している。
【００１４】ここで、大気側に位置する外輪５の両面と
被シール部材としてのフランジ部７，８の対向面として
のレイズドフェース部との間、詳しくはガスケット本体
４の外径部からレイズドフェース部の外径部に相当する
間には、その隙間（具体的には厚さ１mm程度の隙間）を
埋めるように絶縁軟質部材９（充填部材）を配設してい
る。上述の絶縁軟質部材９としてはＰＴＦＥソリッド
体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、スポンジゴムもし
くはゴムシーラントを用いることができる。
被シール部材としてのフランジ部７，８の対向面として
のレイズドフェース部との間、詳しくはガスケット本体
４の外径部からレイズドフェース部の外径部に相当する
間には、その隙間（具体的には厚さ１mm程度の隙間）を
埋めるように絶縁軟質部材９（充填部材）を配設してい
る。上述の絶縁軟質部材９としてはＰＴＦＥソリッド
体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、スポンジゴムもし
くはゴムシーラントを用いることができる。
【００１５】上述の各材料の内１００％ＰＴＦＥからな
る多孔質ＰＴＦＥテープを用いる場合には、その密度が
０．４〜０．８g/cm3 のものを選定し、外輪５の所定部
に例えば両面テープなどの固定手段にて固定する。また
ＰＴＦＥソリッド体を用いる場合には、その密度が２．
１〜２．２g/cm3のものを選定し、外輪５の所定部に例
えば両面テープなどの固着手段にて固定する。
る多孔質ＰＴＦＥテープを用いる場合には、その密度が
０．４〜０．８g/cm3 のものを選定し、外輪５の所定部
に例えば両面テープなどの固定手段にて固定する。また
ＰＴＦＥソリッド体を用いる場合には、その密度が２．
１〜２．２g/cm3のものを選定し、外輪５の所定部に例
えば両面テープなどの固着手段にて固定する。
【００１６】つまり絶縁軟質部材９としてＰＴＦＥ系材
料を用いる時には、密度を０．４〜２．２g/cm3 の範囲
に設定する。さらに上述の各材料のうちソリッドゴム
（シリコンゴム等）を用いる場合には、その密度が０．
９１〜１．８g/cm3 のものを選定し、外輪５の所定部に
例えば両面テープなどの固着手段にて固定する。
料を用いる時には、密度を０．４〜２．２g/cm3 の範囲
に設定する。さらに上述の各材料のうちソリッドゴム
（シリコンゴム等）を用いる場合には、その密度が０．
９１〜１．８g/cm3 のものを選定し、外輪５の所定部に
例えば両面テープなどの固着手段にて固定する。
【００１７】さらにまたスポンジゴム（シリコンゴム製
スポンジゴムテープ等）を用いる場合には、その密度が
０．５５〜０．８３g/cm3 のものを選定し、外輪５の所
定部に例えば両面テープなどの固着手段にて固定する。
つまり絶縁軟質部材９としてゴム系材料を用いる時に
は、密度を０．５〜１．８g/cm3 の範囲に設定する。
スポンジゴムテープ等）を用いる場合には、その密度が
０．５５〜０．８３g/cm3 のものを選定し、外輪５の所
定部に例えば両面テープなどの固着手段にて固定する。
つまり絶縁軟質部材９としてゴム系材料を用いる時に
は、密度を０．５〜１．８g/cm3 の範囲に設定する。
【００１８】一方、上述の絶縁軟質部材９としてゴムシ
ーラントを用いる場合には、例えばシリコンシーラント
を外輪５の所定部に塗布し、硬化するまで放置し、硬化
後においてうず巻形ガスケット１をフランジ部７，８間
に介設する。なお、上述のフランジ部７，８、フープ材
３ａ、フィラ材３ｂ、内外輪２，５としては既述した材
料が使用される。
ーラントを用いる場合には、例えばシリコンシーラント
を外輪５の所定部に塗布し、硬化するまで放置し、硬化
後においてうず巻形ガスケット１をフランジ部７，８間
に介設する。なお、上述のフランジ部７，８、フープ材
３ａ、フィラ材３ｂ、内外輪２，５としては既述した材
料が使用される。
【００１９】すなわちフランジ部７，８は炭素鋼、ステ
ンレス、アルミニウム、アルミ合金などの金属材料で構
成され、上述のフープ材３ａは主としてステンレスで構
成され、フィラ材３ｂ上述の内輪２および外輪５は炭素
鋼、ステンレス、アルミニウム、アルミ合金などの金属
材料で構成されている。また図１において１０，１１は
両フランジ部７，８を締結するために用いる締結部材と
してのボルト、ナットである。
ンレス、アルミニウム、アルミ合金などの金属材料で構
成され、上述のフープ材３ａは主としてステンレスで構
成され、フィラ材３ｂ上述の内輪２および外輪５は炭素
鋼、ステンレス、アルミニウム、アルミ合金などの金属
材料で構成されている。また図１において１０，１１は
両フランジ部７，８を締結するために用いる締結部材と
してのボルト、ナットである。
【００２０】このように、大気側に位置する外輪５と被
シール部材としてのフランジ部７，８の対向面との間の
ガスケット締付時の隙間を埋めるように上述の絶縁軟質
部材９を配設したので、この絶縁軟質部材９により上述
の隙間をなくして、雨水、海水、水滴などの電解質が侵
入、滞留するのを防止することができ、加えて、軟質部
材９としては電気絶縁部材を用いたので、接触電位差に
起因して電池が形成されるのを阻止して、フランジ部
７，８などの被シール部材またはうず巻形ガスケット１
それ自体が腐食するのを防止することができる効果があ
る。なお、管路６内を流通するＬＮＧその他の流体は内
輪２側にてシールされる。
シール部材としてのフランジ部７，８の対向面との間の
ガスケット締付時の隙間を埋めるように上述の絶縁軟質
部材９を配設したので、この絶縁軟質部材９により上述
の隙間をなくして、雨水、海水、水滴などの電解質が侵
入、滞留するのを防止することができ、加えて、軟質部
材９としては電気絶縁部材を用いたので、接触電位差に
起因して電池が形成されるのを阻止して、フランジ部
７，８などの被シール部材またはうず巻形ガスケット１
それ自体が腐食するのを防止することができる効果があ
る。なお、管路６内を流通するＬＮＧその他の流体は内
輪２側にてシールされる。
【００２１】また、上述の絶縁軟質部材９をＰＴＦＥソ
リッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、スポンジゴ
ムもしくはゴムシーラントに設定したので、既存の材料
を有効利用しつつ上述の電解質の侵入を確実に防止し
て、シール性能の向上を図ることができる効果がある。
すなわち上述の各材料はガスケット本体４よりも軟質
で、かつ電気絶縁性を備えるうえ、適宜の密度および材
料固有の弾性を備えているので、周囲温度の変動に起因
してフランジ部７，８などの被シール部材が熱膨張、収
縮した時、前述の隙間も変動するが、この隙間変動に良
好に追従して隙間を埋めることができて、シール性能の
向上を図るものである。ここで上述の絶縁軟質部材９は
その弾力性等から多孔質ＰＴＦＥテープのような多孔質
もしくはスポンジ状のものが望ましい。
リッド体、多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、スポンジゴ
ムもしくはゴムシーラントに設定したので、既存の材料
を有効利用しつつ上述の電解質の侵入を確実に防止し
て、シール性能の向上を図ることができる効果がある。
すなわち上述の各材料はガスケット本体４よりも軟質
で、かつ電気絶縁性を備えるうえ、適宜の密度および材
料固有の弾性を備えているので、周囲温度の変動に起因
してフランジ部７，８などの被シール部材が熱膨張、収
縮した時、前述の隙間も変動するが、この隙間変動に良
好に追従して隙間を埋めることができて、シール性能の
向上を図るものである。ここで上述の絶縁軟質部材９は
その弾力性等から多孔質ＰＴＦＥテープのような多孔質
もしくはスポンジ状のものが望ましい。
【００２２】図２はうず巻形ガスケットの他の実施例を
示し、図１で示した先の実施例にあってはレイズドフェ
ースタイプのフランジ部７，８間に介設するうず巻形ガ
スケットを示したが、この図２の実施例にあってはフラ
ットフェースタイプのフランジ部７，８間に介設するう
ず巻形ガスケットを示している。
示し、図１で示した先の実施例にあってはレイズドフェ
ースタイプのフランジ部７，８間に介設するうず巻形ガ
スケットを示したが、この図２の実施例にあってはフラ
ットフェースタイプのフランジ部７，８間に介設するう
ず巻形ガスケットを示している。
【００２３】この場合は同図に示すように外輪５の上下
両面全体を覆うように絶縁軟質部材９，９を固着配置す
る。このように構成してもガスケット締付時の隙間をな
くして、電解質の侵入・滞留防止と電池形成阻止との両
立を図る等、先の実施例と略同様の作用、効果を奏する
ので、図２において図１と同一の部分には、同一符号を
付して、その詳しい説明を省略する。
両面全体を覆うように絶縁軟質部材９，９を固着配置す
る。このように構成してもガスケット締付時の隙間をな
くして、電解質の侵入・滞留防止と電池形成阻止との両
立を図る等、先の実施例と略同様の作用、効果を奏する
ので、図２において図１と同一の部分には、同一符号を
付して、その詳しい説明を省略する。
【００２４】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の被シール部材はフランジ部７，８
に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに
限定されるものではない。
において、この発明の被シール部材はフランジ部７，８
に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに
限定されるものではない。
【図１】本発明のうず巻形ガスケットをレイズドフェー
スタイプのフランジ部間に介設した状態で示す断面図。
スタイプのフランジ部間に介設した状態で示す断面図。
【図２】本発明のうず巻形ガスケットをフラットフェー
スタイプのフランジ部間に介設した状態で示す断面図。
スタイプのフランジ部間に介設した状態で示す断面図。
【図３】従来のうず巻形ガスケットの使用状態を示す断
面図。
面図。
４…ガスケット本体 ５…外輪 ７，８…フランジ部 ９…絶縁軟質部材
Claims (2)
- 【請求項１】ガスケット本体の外周に外輪を有し、被シ
ール部材間に介設されて被シール部材間をシールするう
ず巻形ガスケットであって、上記外輪と被シール部材の
対向面との間の隙間を埋めるように絶縁軟質部材が配設
されたうず巻形ガスケット。 - 【請求項２】上記絶縁軟質部材はＰＴＦＥソリッド体、
多孔質ＰＴＦＥ、ソリッドゴム、スポンジゴムもしくは
ゴムシーラントに設定された請求項１記載のうず巻形ガ
スケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8173091A JP2945872B2 (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | うず巻形ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8173091A JP2945872B2 (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | うず巻形ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09329278A true JPH09329278A (ja) | 1997-12-22 |
| JP2945872B2 JP2945872B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=15954036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8173091A Expired - Lifetime JP2945872B2 (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | うず巻形ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2945872B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008267507A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Waterworks Technology Development Organization Co Ltd | 流体配管の防食構造及び流体配管の防食工法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6422999U (ja) * | 1987-07-31 | 1989-02-07 |
-
1996
- 1996-06-11 JP JP8173091A patent/JP2945872B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6422999U (ja) * | 1987-07-31 | 1989-02-07 |
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| JP2008267507A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Waterworks Technology Development Organization Co Ltd | 流体配管の防食構造及び流体配管の防食工法 |
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| JP2945872B2 (ja) | 1999-09-06 |
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