JPH09328940A - ドア施解錠装置 - Google Patents

ドア施解錠装置

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JPH09328940A
JPH09328940A JP14773996A JP14773996A JPH09328940A JP H09328940 A JPH09328940 A JP H09328940A JP 14773996 A JP14773996 A JP 14773996A JP 14773996 A JP14773996 A JP 14773996A JP H09328940 A JPH09328940 A JP H09328940A
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Masami Fukuda
雅美 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーチンが1回実行する間に2つ以上のスイ
ッチ操作があったと判断したとき、後から判断したスイ
ッチ操作で成立する優先順位の低いデータで、優先順位
の高いデータを上書きする課題があった。 【解決手段】 ドアロック・アンロック機構の状態スイ
ッチ1a,1bの検出出力を受けて、デッドロック機構
を作動せしめる制御部10を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両を盗
難から守るために通常のドアロック・アンロック機構の
他にデッドロック機構を設け、これによって二重にロッ
クするドア施解錠装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の発明にかかる従来のドア施解錠
装置である車両用デッドロック制御装置を例にとり、そ
のコントロール回路の構成を図1に基づいて説明する。
即ち、同図において、1aはドアのキーによるロック操
作によってオンされる第1状態スイッチで、それによる
信号は第1ローパスフィルタ2aによってチャタリング
ノイズが除去され、後述の信号処理回路5に供給され
る。1bはドアのキーによるアンロック操作によってオ
ンされる第2状態スイッチで、それによる信号は第2ロ
ーパスフィルタ2bによってチャタリングノイズが除去
され、後述の信号処理回路5に供給される。1cは車両
のエンジンを始動させるためのキースイッチの操作によ
ってオンされるイグニッションスイッチで、それによる
信号は第3ローパスフィルタ2cによってチャタリング
ノイズが除去され、後述の信号処理回路5に供給され
る。1dはキーがドアキーシリンダに挿入されることに
よってオンされるキーシリンダスイッチで、それによる
信号は第4ローパスフィルタ2dによってチャタリング
ノイズが除去され、後述の信号処理回路5に供給され
る。
【0003】信号処理回路5は、前記第1ローパスフィ
ルタ2aから信号を受けると、ドアロック操作するため
の信号と、それによって発生するデッドロック操作する
ための信号とを内蔵の一時記憶メモリ(図示せず)に記
憶し、その記憶内容を順次読み出すことによって駆動回
路6を介してモータ7に対してロック電流を供給してド
アロックし、かつその後駆動回路6を介してモータ9に
対してロック電流を供給して、デッドロックを作動(ま
たは施錠)させる。
【0004】また前記信号処理回路5は、前記第2ロー
パスフィルタ2bから信号を受けると、ドアアンロック
操作するための信号と、それによって発生するデッドロ
ック解錠するための信号とを内蔵の一時記憶メモリに記
憶し、その記憶内容を順次読み出すことによって駆動回
路6を介してモータ9に対してアンロック電流を供給し
て、デッドロックを解錠させ、その後駆動回路6を介し
てモータ7に対してアンロック電流を供給してドアをア
ンロックする。
【0005】また、前記信号処理回路5は、前記第3ロ
ーパスフィルタ2cから信号を受け取ると駆動回路6を
介してモータ9に対してアンロック電流を供給し、デッ
ドロックを解錠する。
【0006】なお、図中、符号3はバッテリ、符号10
は第1、第2、第3及び第4ローパスフィルタ2a、2
b、2c、2d、信号処理回路5、駆動回路6から構成
される制御回路で、マイクロコンピュータから構成され
ている。
【0007】次に、図3はデッドロック機構全体であ
り、これに基づいて動作説明を行う。まず、ドアのデッ
ドロック機構が作動していない、すなわち図3において
連結切り離し部材21aによって第2ロッド14と第5
ロッド24が連結されている状態で、ドアに設けられた
車室内ドアロックノブ11をアンロック方向に引くと第
1ロッド12を介して第1回動部材13が反時計回りに
回動され、第5ロッド24及び第2ロッド14が上方に
引かれ、第2回動部材15が時計回りに回動され、ロッ
ク・アンロック機構16が作動される。その結果、ドア
がアンロックされる。
【0008】上記状態からドアロックノブ11をロック
方向に押すと、第lロッド12を介して第1回動部材1
3が逆方向、すなわち時計方向に回動され、第5ロッド
24及び第2ロッド14が下方に押され、第2回動部材
15が反時計回りに回動され、ロック・アンロック機構
16が作動される。その結果、ドアがロックされる。な
お、上記状態において第2回動部材15に連動して第3
ロッド17、第3回動部材18、第4ロッド19及び第
4回動部材20が回動される。
【0009】次に、図1に示す、ドアがロックされてい
る状態のときにオン状態にある第1状態スイッチ1a、
またアンロックされている状態の時にはオンしている第
2状態スイッチ1bのそれぞれの作用を図4を用いて説
明する。ドアロックノブ11をロック方向に押すことに
より、各機構を介し、第4回動部材20が時計回りに回
動し、それによりロック・アンロックのアクチュエータ
22内部にある、図1に示す第1状態スイッチ1aがオ
ンとなる。またドアロックノブ11をアンロック方向に
引くと、第4回動部材20が反時計回りに回動し、ロッ
ク・アンロックのアクチュエータ22内部にある第2状
態スイッチ1bがオンとなる。
【0010】次に、図1において車両のドアの外側から
ドアキーシリンダ23をキー操作し、ロック位置にキー
を回動する動作を説明する。ドアキーシリンダ23に連
動されるスイッチ1dがオン状態に変化し、ドアキーシ
リンダ23によるロック操作が信号処理回路5によって
認識されると同時に、第3回動部材18が右回転して第
3ロッド17を押し下げ、第2回動部材15を左方向に
回転して、ロック・アンロック機構16が作動させられ
ることにより、第4ロッド19が下方向に押し下げら
れ、かつ第4回動部材20が右方向に回動されて第1状
態スイッチ1aがオンされ、ドアキーシリンダ23によ
るロック操作が認識される。ドアキーシリンダ23によ
るロック操作が認識されると、ロック・アンロックのア
クチュエータ22を構成するモータ7に、制御回路10
からロック電流が供給され、ドアロックされ、その後、
デッドロック・アンロックのアクチュエータ21を構成
するモータ9にも制御回路10からデッドロックのロッ
ク電流が供給され、連結切り離し部材21aの結合が解
除される。その結果、第2ロッド14と第5ロッド24
が切り離されて、車室内ドアロックノブ11を引いても
第5ロッド24から第2ロッド14への力の伝達が遮断
されてドアロック・アンロック機構16が作動不能にな
りロックが二重に掛けられる。
【0011】また、ドアの外側からドアキーシリンダ2
3を前回に対して逆方向にキー操作し、アンロック位置
にキーが回動されると第3回動部材18が左回転して第
3ロッド17を押し上げ、第2回動部材15を右方向に
回転してロック・アンロック機構16を作動させドアを
アンロックする。このとき、第4ロッド19が上方向に
押し上げられ、かつ第4回動部材20が左方向に回動さ
れて第2状態スイッチlbがオンされ、その後デッドロ
ック・アンロックのアクチュエータ21を構成するモー
タ9に制御回路10からデッドロックのアンロック電流
が供給される。すなわち連結切り離し部材21aによっ
て、第2ロッド14と第5ロッド24が連結され、その
後ロック・アンロックのアクチュエータ22を構成する
モータ7にも制御回路l0からアンロック電流が供給さ
れ、ドアがアンロックされる。
【0012】また、車両のキースイッチ操作によってイ
グニッションスイッチ1cがオン状態になると制御回路
10からデッドロックのアクチュエータ21を構成する
モータ9にデッドロックのアンロック電流が供給され、
デッドロック機構が解錠、すなわち連結切り離し部材2
1aが作用していない状態になり第2ロッド14と第5
ロッド24とが連結されて車室内アンロックノブを引く
とドアロック・アンロック機構16が作動して、アンロ
ックされる。次に、制御回路10を図1に基づいて説明
する。同図において、第1、第2、第3及び第4ローパ
スフィルタ2a,2b,2c,2dについては上述した
のでここでは説明を省略し、省略していない部分につい
てのみ以下に説明する。
【0013】すなわち、信号処理回路5は、前記第1ロ
ーパスフィルタ2aから第4ローパスフィルタ2dまで
の何れかのローパスフィルタの出力信号を受け取ると、
その出力信号に対応した各スイッチによるドアの操作内
容のデータ及びそのデータに基づいて発生したデッドロ
ックの操作内容のデータを要求レジスタ63に送り一時
記憶せしめる。テーブル形式のメモリ65は、駆動制御
回路64が現在モータ7または9に対して制御信号を出
力している出力内容と、駆動制御回路64から要求信号
が定期的に供給されたとき、その都度、要求レジスタ6
3から読み取ったデータ内容を一時記憶し、その一時記
憶内容を、それに基づくモータ7または9の細かな制御
データとを組にして駆動制御回路64の要求信号に応じ
て駆動制御回路64に供給する。
【0014】駆動制御回路64はメモリ65から供給さ
れた出力内容、すなわち要求レジスタ63の一時記憶内
容、それに対応するメモリ65内の制御データによっ
て、モータ7またはモータ9に対してロック電流、アン
ロック電流等の電流を選択的に供給し、それらのモータ
7または9の作動を制御する。
【0015】上記構成の作用の概要を図1に基づいて説
明する。運転者が停止車両から降り、ドアキーシリンダ
に差し込んでキーをロック操作すると、信号処理回路5
はドアキーシリンダスイッチ1dがオンされてロック操
作されたか否かを判断し、ロック操作されたと認識する
と、デッドロックをロックさせることを示す信号を発生
させる。その後ロック操作されたことを示す信号及びそ
れに基づいて発生したデッドロックをロックさせること
を示す信号が要求レジスタ63に一時的に記憶せしめら
れる。ここで、駆動制御回路64から周期的に発生する
要求信号をメモリ65に供給することによって、駆動制
御回路64は、ドアをロックし、かつデッドロックする
ための信号を読み取って、第1アンドゲート67を介し
てモータ7にロック電流を供給し、ドアロック装置を施
錠する。このとき、上記スイッチ動作に連動して、第1
状態スイッチ1aもオンに変化し、ロック状態となる。
【0016】その後、駆動制御回路64は、メモリ65
から読み取ったデッドロックをロックさせることを示す
信号に基づいて、駆動制御回路64から第3アンドゲー
ト69にデッドロックのロック信号を供給し、モータ9
にデッドロックのロック電流が供給されてデッドロック
装置が施錠される。
【0017】次に、運転者が停止状態の車両に乗り込む
ために、キーをドアキーシリンダに差し込んでアンロッ
ク操作すると信号処理回路5は、第2状態スイッチ1b
がオンされてアンロックされたか否かを判断し、ドアロ
ックがアンロック操作されたと認識すると、デッドロッ
クをアンロックさせることを示す信号を発生させる。そ
の後、アンロック操作されたことを示す信号及びそれに
基づいて発生したデッドロックをアンロックすることを
示す信号が要求レジスタ63に一時的に記憶せしめられ
る。ここで、駆動制御回路64から周期的に発生する要
求信号をメモリ65に供給することによって駆動制御回
路64は、ドアロックをアンロックすることを示す信号
を読み取ると、第2アンドゲート68を介してモータ7
にアンロック電流を供給して、ドアロック装置を解錠す
る。
【0018】その後、駆動制御回路64はメモリ65か
ら読み取ったデッドロックをアンロックすることを示す
信号を駆動制御回路64から第4アンドゲート70を介
してモータ9に供給することによってデッドロックのア
ンロック電流を供給し、デッドロック装置を解錠、すな
わち、アンロックさせる。
【0019】次に、運転者が車両内部からドアロックす
ると、信号処理回路5は、第1状態スイッチ1aがオン
に変化したことを判断することによって、ドアがロック
操作されたことを認識し、それを示す信号を要求レジス
タ63に一時的に記憶せしめられる。ここで駆動制御回
路64から周期的に発生する要求信号をメモリ65に供
給することによって駆動制御回路64はドアロックをロ
ックすることを示す信号を読み取ると、アンドゲート6
7を介してモータ7にロック電流を供給して、ドアロッ
ク装置を施錠する。
【0020】また、車両内部からドアをアンロックする
と、信号処理回路5は、第2状態スイッチ1bがオンに
変化したことを検出することによって、ドアがアンロッ
ク操作されたことを判断し、それを示す信号を要求レジ
スタ63に一時的に記憶し、駆動制御回路64が周期的
に出力する要求信号によってメモリ65を介して要求レ
ジスタ63の記憶内容を読み取り、それに基づく信号を
アンドゲート68を介してモータ7にアンロック電流と
して供給し、ドアロック装置を施錠する。
【0021】次に、上記構成における信号処理回路5に
あたるマイクロコンピュータでの内部構成の従来例を図
4に示すフローチャートに基づいて説明する。電源が投
入されると、ステップ100に進み、その後、ステップ
110に進み、所定時間が経過したか否かの判断を行
い、所定時間が経過したと判断するとステップ120に
進む。
【0022】ステップ120に進むと、ドアキーシリン
ダ23によるロック操作によってキーシリンダスイッチ
1dがオンに変化し、ドアキーシリンダがロック操作さ
れたか否かを判断し、されたと判断した場合、ステップ
125に進み、要求レジスタ63にスイッチ1dがオン
操作されたことを示すデータを上書きに設定し、次のス
テップ130に進む。なお、要求レジスタ63は、スイ
ッチ1a,1b,1c又は1dのいずれかのスイッチが
操作された場合には、操作されたスイッチ1a,1b,
1c又は1dの変化を上書き保存する。これにより、要
求レジスタ63は、所定周期で行うプログラム処理の中
で、スイッチ1a,1b,1c又は1dのうちのいずれ
かのスイッチが数回つづけてオン操作されたと判断した
場合には、上書き保存される。
【0023】ステップ120でドアキーシリンダスイッ
チ1dがオンに変化しなかったと判断された場合は、そ
のままステップ130へ進む。ステップ130でドアロ
ックノブ11によるロック操作またはドアキーシリンダ
23によるロック操作によって、第1状態スイッチ1a
がオンされてドアロック装置がロック操作されたか否か
を判断し、ロック操作されたと判断された場合は、ステ
ップ135に進み、要求レジスタ63に第1状態スイッ
チ1aがオンされたことを示すデータを上書きに設定
し、ステップ140に進む。またステップ130におい
て第l状態スイッチ1aがオンしなかったと判断された
場合は、そのままステップ140に進む。
【0024】ステップ140でドアキーのアンロック操
作によって、第2状態スイッチ1bがオンされてドアロ
ック装置がアンロック操作されたか否かを判断し、アン
ロック操作されたと判断すると、ステップ145に進
み、要求レジスタ63に第2状態スイッチ1bがオンさ
れたことを示すデータを上書きに設定し、ステップ15
0に進む。またステップ140において第2状態スイッ
チ1bがオンしなかったと判断された場合は、そのまま
ステップ150に進む。
【0025】ステップ150で要求レジスタ63に、ス
イッチ1a,1b,lc又は1dのいずれかのスイッチ
操作により一時記憶されるデータが何も記憶されていな
い(つまり、ステップ125またはステップ135また
はステップ145の設定を行わなかった)ことを示す停
止データ(空きデータ)が設定されている場合、何も行
わずにステップ110に戻る。
【0026】また、ステップ150で要求レジスタ63
に何れかのスイッチ操作によって設定されたデータがあ
る場合、(すなわちキーシリンダスイッチ1dまたは第
1状態スイッチ1aまたは第2状態スイッチ1bの何れ
かのスイッチがオン状態となり、何れかのデータがある
場合)ステップ160に進む。
【0027】ステップ160では、駆動制御回路64か
らの要求信号が発生すると、要求レジスタ63内のデー
タと、それに対応するモータ7または9に供給する電流
データとにより、駆動制御回路64が出力データを作成
する。なお、このステップ160では駆動制御回路64
の現在の出力状態(出力データ)と要求レジスタ63内
のデータとの2つのデータを用いて、新たな出力データ
として更新するためのデータ(ドアロックするためのデ
ータを“ロック”、ドアアンロックするためのデータを
“アンロック”、デッドロックを施錠するためのデータ
を“デッドロック・ロック”、デッドロックを解錠する
ためのデータを“デッドロック・アンロック”)を決め
る。
【0028】ステップ165では、駆動制御回路64が
現在何れかの信号出力を行っているかどうか、つまりモ
ータ7または9のいずれかを作動させるための信号出力
を行っている場合は、ステップ110に戻るが、何れの
信号出力も行っていない場合には、ステップ170に進
む。ステップ170では、モータ7又は9への出力デー
タがロック電流を出力するものでないとき、ステップ1
80に進み、駆動制御回路64からの出力データがモー
タ7又は9をアンロックするためのものであるか否かの
判断を行い、アンロックするためのものである場合、ス
テップ185に進み、アンロック信号の出力を行い、ス
テップ110に戻る。
【0029】ステップ180で駆動制御回路64からの
出力データがモータ7又は9をアンロックするためのも
のでないとき、ステップ190に進み、出力データがデ
ッドロック・ロックであるか否かの判断を行い、デッド
ロック・ロックの場合、ステップ195に進み、デッド
ロック・ロック信号の出力を行い、ステップ110に戻
る。ステップ190で駆動制御回路64からの出力デー
タがデッドロック・ロックでないとき、ステップ200
に進み、出力データがデッドロック・アンロックである
か否かの判断を行い、デッドロック・アンロックの場
合、ステップ205に進み、デッドロック・アンロック
信号の出力を行い、ステップ110に戻る。
【0030】上記の駆動制御回路64からの出力データ
がロック、アンロック、デッドロック・ロック、デッド
ロック・アンロックの何れも成立していない場合は、ス
テップ210に進み、ステップ210で所定時間を設定
し、ステップ220に進み、要求レジスタ63にスイッ
チ操作によるデータが何も成立していないことを示す停
止データを上書きに設定し、ステップ110へ戻る。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の車
両用デッドロック制御装置は、プログラムのフローチャ
ートの中で、スイッチ操作があったか否かの判断を行う
順番をルールを決めずに所定のルーチンで行い、スイッ
チ操作されたときに、要求レジスタ63に新たに発生し
たデータが上書きされる構成であるために、一番最後に
入力されたデータが残る。
【0032】このために、上記構成ではルーチンを1回
実行する間に2つ以上のスイッチ操作があったと判断さ
れたときに、ルーチンの後の方のステップで後から判断
されたスイッチ操作に基づいて作成されるデータに比べ
てルーチンの前の方のステップにスイッチ操作の判断を
行うステップがあり、そのステップでのスイッチ操作に
基づいて作成されるデータの方が優先順位が高いデータ
であった場合には、後から実行されるステップで作成さ
れた優先順位の低いデータによって上書きされて書き代
わってしまうという問題点があった。
【0033】例えば、図4に基づいて説明すると、運転
者が停止状態の車両から降り、ドアのキーシリンダスイ
ッチ1dをロック操作し、ドアロック状態にすると、ド
アのキーシリンダスイッチ1dがオン状態、かつキーシ
リンダスイッチ1dを操作するとそれに伴い第1状態ス
イッチ1aも、変化してオン状態となる。
【0034】この時、キーシリンダスイッチ1dに接続
されている連結部材の角度やその連結部材に接続されて
いる移動部材のあそびなどが車両によって違うため、車
両によってはキーシリンダスイッチ1dが先にオンした
りするが、この違いは統一することができない。そこ
で、この双方のスイッチのオンするタイミングが微妙で
ある場合、すなわち同一ルーチン内でドアキーシリンダ
スイッチ1dがオンしたことを検出してデッドロック・
ロックのデータを成立させる判断の下流に第1状態スイ
ッチ1aがオンしたことを検出してドアロック・ロック
のデータを成立させる判断があった場合には、デッドロ
ック装置に対してデッドロック・ロック操作を行ったつ
もりでいても後から判断されたドアロック・ロックのデ
ータが残り、ドアロック装置に対してドアロック操作が
実行される。
【0035】そこで、この発明は、上記問題点に着目し
てなされたもので、上記のような動作条件が成立したと
きでも優先順位の高いデータが残るようにして、優先順
位の高い動作を確実に実行可能にする装置を提供するこ
とを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に係るドア施解
錠装置は、ドアロックを検出する状態スイッチを有する
ドアロック・アンロック機構と、それに連動して前記ド
アロック・アンロック機構を結合手段によって二重ロッ
クするデッドロック機構と、制御部とを備え、該制御部
が前記状態スイッチの検出出力を受けて前記デッドロッ
ク機構を制御するドア施解錠装置において、前記制御部
は、前記ドアロック・アンロック機構の、ドアロックを
検出する状態スイッチの検出出力を受けて前記デッドロ
ック機構を作動せしめる。
【0037】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、この発明による実施の一形態を
説明するが、構成は図1に示したものと同一で、駆動制
御回路5のプログラムが異なるので、その部分に付いて
以下に説明する。なお、図2に示したフローチャートに
おいて、図4で説明したフローチャートと同一部分につ
いて同一符号を付して異なる部分についてのみ説明す
る。
【0038】すなわち、キーシリンダスイッチ1dと第
1状態スイッチ1aがオンするタイミングのずれが微妙
である場合、すなわち同一ルーチン内での優先順位を第
1状態スイッチ1aによる操作判断より後にドアキーシ
リンダスイッチ1dによる操作判断を行うことにより、
デッドロック・ロックのデータを残すことができるの
で、どのようにスイッチがズレて変化しても、確実にデ
ッドロック装置の施錠を行えるように、図4で説明した
ステップ120からステップ146までの順番を入れ換
えた。
【0039】これを図2のフローチャートから説明する
と、ステップ120でキーシリンダスイッチ1dがオン
したか否かを判断し、ステップ125で要求レジスタ6
3にスイッチ1dのオンのデータを上書きに設定を行う
と、ステップ130で第1状態スイッチ1aがオンした
か否かを判断し、ステップ135で要求レジスタ63に
スイッチ1aがオンされたことを示すオン信号を上書き
に設定を行う。つまり異なった2つのデータを上書きに
設定する事が同一ルーチン内で行われることになる。
【0040】しかし、ステップ130で第1状態スイッ
チ1aがオンしたか否かの判断により、ステップ120
のキーシリンダスイッチ1dがオンしたか否かの判断の
方がルーチンの下流にあるため、同一ルーチン内で要求
レジスタ63にルーチンの上流で成立したスイッチla
がオンであることを示すデータに対して、ルーチンの下
流で成立したスイッチ1dがオンであることを示すデー
タが上書きされ、要求レジスタ63にスイッチ1dがオ
ンであることを示すデータが残る。
【0041】その後、ステップ160で出力データに
“デッドロックがロック状態にある”ことを設定し、ス
テップ190の判断でステップ195に進み、デッドロ
ックがロック状態にあることを示す信号の出力を行い、
デッドロック装置をロック作動させることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明よればド
アの二重ロックを確実に行うことができるという効果が
発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用デッドロック制御装置の実施の一形態を
示すための回路ブロック説明図である。
【図2】図1の作用を説明するためのフローチャート説
明図である。
【図3】デッドロック装置のメカニカル機構を説明する
説明図である。
【図4】図2に対する従来のフローチャートを説明する
ためのフローチャート説明図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d スイッチ 5 信号処理回路 63 要求レジスタ 64 駆動制御回路 65 メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロックを検出する状態スイッチを有
    するドアロック・アンロック機構と、それに連動して前
    記ドアロック・アンロック機構を結合手段によって二重
    ロックするデッドロック機構と、制御部とを備え、制御
    部が前記状態スイッチの検出出力を受けて前記デッドロ
    ック機構を制御するドア施解錠装置において、前記制御
    部は、前記ドアロック・アンロック機構の、ドアロック
    を検出する状態スイッチの検出出力を受けて前記デッド
    ロック機構を作動せしめることを特徴とするドア施解錠
    装置。
JP14773996A 1996-06-10 1996-06-10 ドア施解錠装置 Expired - Fee Related JP3589790B2 (ja)

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