JPH09328585A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物

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JPH09328585A
JPH09328585A JP21454196A JP21454196A JPH09328585A JP H09328585 A JPH09328585 A JP H09328585A JP 21454196 A JP21454196 A JP 21454196A JP 21454196 A JP21454196 A JP 21454196A JP H09328585 A JPH09328585 A JP H09328585A
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JP
Japan
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olefin
polypropylene resin
ethylene
weight
copolymer
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JP21454196A
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English (en)
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Toshio Ohama
俊生 大浜
Masumi Mizu
真澄 水
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレン系樹脂の長所である剛性を
高度に保持しながら、耐衝撃性を向上させ、剛性と耐衝
撃性のバランスに優れたポリプロピレン系樹脂組成物を
提供する。 【解決手段】ポリプロピレン系樹脂(A)50〜99重
量%とエチレン・α−オレフィン共重合体(B)1〜5
0重量%からなることを特徴とするポリプロピレン系樹
脂組成物を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐衝撃性が大幅に
向上し、さらに、剛性と耐衝撃性のバランスも良好な、
自動車内外装部品、電気機器外装部品等に有用なポリプ
ロピレン系樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は、耐熱性、剛性
が高く、成形性も良好で、しかも低価格であることか
ら、自動車の内外装部品、例えば、バンパー、モール、
フロントグリル、インパネや、電気機器外装部品、文
具、日用品、容器、フィルム等の用途に、近年、その使
用が大幅に拡大している。しかしながら、このような特
徴的なポリプロピレン系樹脂においても、用途や使用さ
れる状況によっては、その耐衝撃性が不十分である場合
があり、使用が制限されるケースも多々ある。加えて、
近年の地球環境問題への対応とも相まって、この分野に
おいても製品の薄肉化への要求がますます強くなり、従
来以上の剛性と耐衝撃性のバランスを有する材料の開発
が望まれている。この点を解決するために、従来は、ポ
リプロピレン系樹脂にエチレン・プロピレン共重合ゴム
(EPR)、エチレン・1−ブテン共重合ゴム(EB
R)、エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EP
DM)等のゴム状弾性物質をブレンドすることが行われ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の様な従
来あるゴム状弾性物質の場合は、それらをポリプロピレ
ン系樹脂にブレンドしても、剛性と耐衝撃性のバランス
に関する高度な要求を満足することには限界があった。
本発明は、この様な状況に鑑みたもので、発明の目的は
ポリプロピレン系樹脂の長所である剛性を高度に保持し
ながら、耐衝撃性を向上させ、剛性と耐衝撃性のバラン
スに優れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために鋭意検討を行った結果、ある特定の要
件を満足するエチレン・α−オレフィン共重合体を特定
の割合で配合して得られたポリプロピレン系樹脂組成物
が上記の目的を達成できるものであるという知見を得
て、本発明を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、ポリプロピレン系樹脂
(A)50〜99重量%及び下記(a)〜(e)の要件
を満足するエチレン・α−オレフィン共重合体(B)1
〜50重量%からなることを特徴とするポリプロピレン
系樹脂組成物に関するものである。
【0006】(a)α−オレフィンの炭素数が6〜20 (b)100℃の熱水に1時間浸し、そのままの状態で
室温まで放冷したものの密度が0.855g/cm3
0.910g/cm3 (c)α−オレフィン含量10〜65重量% (d)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
比(Mw/Mn)が3以下 (e)示差走査型熱量計(DSC)において、200℃
に5分間保持し、その後10℃/分で30℃まで降温
し、その後さらに10℃/分で昇温させた時に得られる
吸熱曲線において、最も高温に位置するピークのピーク
温度(Tm(℃))と13C−NMRの測定から求められ
る骨格炭素数1000個当りの短鎖分岐数(SCB)と
が(1)式で示される関係を満たす。
【0007】 Tm(℃)<138−1.5×(SCB) (1) 以下に、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物を構
成するポリプロピレン系樹脂(A)は、プロピレンの単
独重合体、プロピレンと少量のα−オレフィンとのラン
ダム又はブロック共重合のいずれでもよい。そして、剛
性と耐衝撃性のバランスが良好なポリプロピレン系樹脂
組成物が得られることから、ブロック共重合体であるこ
とが好ましい。
【0009】本発明において用いられるこれらのポリプ
ロピレン系樹脂(A)の製造方法については、特に限定
されない。一般的には、いわゆるチタン含有固体状遷移
金属成分と有機金属成分とを組み合わせたチーグラー・
ナッタ触媒、特に、遷移金属成分がチタン、マグネシウ
ム及びハロゲンを必須成分とし、有機金属成分が有機ア
ルミニウム化合物である触媒を用いて、スラリー重合、
気相重合、バルク重合、溶液重合等、又はこれらを組み
合わせた重合法で重合される。プロピレン単独重合体の
場合は、上記の重合法で、1段又は多段で、プロピレン
を単独重合することによって得られ、プロピレンと少量
のα−オレフィンとの共重合によって得られるランダム
又はブロック共重合体は、プロピレンと炭素数2又は4
〜12のα−オレフィン、例えば、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1
−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、
1−ウンデセン、1−ドデセン等が挙げられる。好まし
くは炭素数2のエチレンとを1段又は多段で共重合させ
ることによって得られる。この中で、ポリプロピレン系
樹脂(A)がランダム共重合体の場合、該共重合体中の
α−オレフィンの割合は、高剛性と耐衝撃性の高度なバ
ランスに優れたポリプロピレン系樹脂組成物が得られる
ことから10重量%以下が好ましく、特に0.52〜7
重量%が好ましい。また、ポリプロピレン系樹脂(A)
がブロック共重合体の場合は、剛性の高いポリプロピレ
ン系樹脂(A)を用いることにより高剛性と耐衝撃性の
高度なバランスに優れたポリプロピレン系樹脂組成物が
得られることから、該共重合体中のα−オレフィンの割
合は一般に40重量%以下、好ましくは1〜25重量
%、特に2〜20重量%が好ましい。
【0010】また、これらのポリプロピレン系樹脂(プ
ロピレン系重合体)は、2種以上を併用しても構わな
い。
【0011】そして、本発明においては、ポリプロピレ
ン系樹脂(A)としてプロピレン・α−オレフィンブロ
ック共重合体を用いた場合、後述する特定の要件を満足
するエチレン・α−オレフィン共重合体(B)とからな
るポリプロピレン系樹脂組成物は、特に剛性と耐衝撃性
のバランスに優れたものとなる。
【0012】本発明に用いられるポリプロピレン系樹脂
(A)のMFRに関しては、特に限定されないが、得ら
れるポリプロピレン系樹脂組成物が成形加工性、耐衝撃
性に優れることから、230℃、2160gの荷重下で
測定した値が、1〜200g/10分であることが好ま
しく、7〜150g/10分がさらに好ましい。
【0013】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物にお
いて用いられるエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)は、上記(a)〜(e)の要件を満たすエチレン
・α−オレフィン共重合体である。
【0014】本発明において用いられるエチレン・α−
オレフィン共重合体(B)のα−オレフィンは炭素数が
6〜20であり、例えば、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−
トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1
−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセ
ン、1−ノナデセン、1−エイコセン等が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が用いられる。中でも、入
手が容易であることから、1−ヘキセン、1−オクテン
等が好ましい。炭素数が6より少ないα−オレフィン、
例えば、炭素数3のプロピレン、炭素数4の1−ブテ
ン、等よりなるエチレン・α−オレフィン共重合体を用
いた場合、得られるポリプロピレン系樹脂組成物の耐衝
撃性改良効果は極めて低く好ましくない。一方、炭素数
が20より多いα−オレフィンは、エチレンとの共重合
性が低下し、満足する密度、α−オレフィン含量を有す
るエチレン・α−オレフィン共重合体が得られない。さ
らに、α−オレフィンの価格も高価となり、経済面でも
好ましくない。
【0015】本発明において用いられるエチレン・α−
オレフィン共重合体(B)は、100℃の熱水に1時間
浸し、そのままの状態で室温まで放冷したものの密度が
0.855g/cm3〜0.910g/cm3を有するも
のである。密度が0.855g/cm3未満の場合、得
られるポリプロピレン系樹脂組成物の剛性が低下するう
えに、耐衝撃性向上に関しても十分な効果が得られな
い。また、この場合は、エチレン・α−オレフィン共重
合体(B)自体が非結晶性となり、室温でべたつき、自
着が起こるようになり、それ自体の取り扱いに困難が伴
なうとともに、特別な混練機を用いないと、混練物が得
られず、汎用性が低く、この意味でも好ましくはない。
一方、密度が0.910g/cm3を超える場合も、得
られるポリプロピレン系樹脂組成物の耐衝撃性向上に対
して十分な効果が得られないので好ましくない。
【0016】また、本発明においてはポリプロピレン系
樹脂(A)として、プロピレンとα−オレフィンとのブ
ロック共重合を用いた場合、特に剛性と耐衝撃性のバラ
ンスに優れたポリプロピレン系樹脂組成物が得られるこ
とから、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)の密
度は、0.890〜0.910g/cm3の範囲にある
ことが好ましい。
【0017】本発明において用いられるエチレン・α−
オレフィン共重合体(B)は、α−オレフィン含量が1
0〜65重量%である。α−オレフィン含量が10重量
%より少ない場合、得られるポリプロピレン系樹脂組成
物の耐衝撃性向上に十分な効果が得られないので好まし
くない。一方、α−オレフィン含量が65重量%を越え
る場合、得られるポリプロピレン系樹脂組成物の剛性が
低くなるとともに、耐衝撃性の向上効果も小さく、剛性
と耐衝撃性の十分なバランスを有するポリプロピレン系
樹脂組成物が得られないうえに、この場合もエチレン・
α−オレフィン共重合体が非結晶性となり、室温でべた
つき、自着が起こるようになり、それ自体の取り扱いに
困難が伴うとともに、特別な混練機を用いないと混練物
が得られず、汎用性が低く、好ましくない。
【0018】本発明においてはポリプロピレン系樹脂
(A)として、プロピレンとα−オレフィンとのブロッ
ク共重合を用いた場合、特に剛性と耐衝撃性のバランス
に優れたポリプロピレン系樹脂組成物が得られることか
ら、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)のα−オ
レフィン含量は、10〜20重量%の範囲にあることが
好ましい。
【0019】また、本発明において用いられるエチレン
・α−オレフィン共重合体(B)は、耐衝撃性の効果、
表面外観の問題等を考慮すると、190℃、2160g
の荷重下で測定した値が、0.01〜50g/10分で
あることが好ましい。
【0020】本発明において用いられるエチレン・α−
オレフィン共重合体(B)は、重量平均分子量(Mw
と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が3以下であ
る。この比(Mw/Mn)が3より大きい場合、べたつ
き、耐衝撃性低下等の原因となる低分子量成分が多くな
るので好ましくない。特に、本発明において用いられる
エチレン・α−オレフィン共重合体(B)は、α−オレ
フィン含量の多い比較的低密度のものであり、通常非結
晶成分が多くてべたつく方向にある。従って、この比
(Mw/Mn)を狭くしてべたつきを抑えることが好まし
い。
【0021】本発明において用いられるエチレン・α−
オレフィン共重合体(B)は、示差走差型熱量計(DS
C)において、200℃に5分間保持し、その後10℃
/分で30℃まで降温し、その後さらに10℃/分で昇
温させた時に得られる吸熱曲線において、最も高温に位
置するピークのピーク温度(Tm(℃))と13C−NM
Rの測定から求められる骨格炭素数1000個当りの短
鎖分岐数(SCB)とが下記(1)式で示される関係を
満たすものである。
【0022】 Tm(℃)<138−1.5×(SCB) (1) ここで、(1)式を満たさないエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は、それ自体の組成分布が広くなり、α−オ
レフィン含量の多い非結晶性の成分が存在するようにな
るため、べたつきが発生し易くなり好ましくない。
【0023】本発明において用いられる上記(a)〜
(e)の特性を有するエチレン・α−オレフィン共重合
体(B)の製造方法は、上記(a)〜(e)の特性を有
するエチレン・α−オレフィン共重合体(B)が得られ
れば、いかなる方法を用いてもよい。
【0024】以下に、α−オレフィンとして、1−ヘキ
センを用いたエチレン・1−ヘキセン共重合体の1例を
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。エチ
レン・1−ヘキセン共重合体の製造方法としては、例え
ば1個又は2個のシクロペンタジエニル骨格を有する配
位子が周期律表IVb〜VIb族の遷移金属、好ましく
は、チタン、ジルコニウム又はハフニウムに配位した公
知のメタロセン化合物とアルモキサンとを組み合わせた
触媒、又は、上記メタロセン化合物とこれと反応してイ
オン性の錯体を形成するイオン性化合物及び有機金属化
合物を組み合わせた触媒を用いて、エチレンと1−ヘキ
センを共重合させて製造することができる。
【0025】上記触媒を用いたエチレン・1−ヘキセン
共重合体の製造方法としては、気相法、スラリー法、溶
液法、高圧イオン重合法等を挙げることができる。中で
も、生成する共重合体の融点以上の280℃までの温度
で重合する、溶液法、高圧イオン重合法で製造すること
が好ましく、特に、本発明に用いるエチレン・1−ヘキ
セン共重合体の場合は、高圧イオン重合法で製造するこ
とが特に好ましい。なお、高圧イオン重合法とは、特開
昭56−18607号、特開昭58−225106号各
公報により公知の、圧力が200kg/cm2以上、好
ましくは300〜2000kg/cm2、温度125℃
以上、好ましくは130〜250℃、特に好ましくは1
50〜200℃の反応条件下で行われるエチレン系重合
体の連続的製造法である。
【0026】本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、ポ
リプロピレン系樹脂(A)50〜99重量%及び上記
(a)〜(e)の要件を満足するエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(B)1〜50重量%を含んでなるもので
ある。エチレン・α−オレフィン共重合体(B)が1重
量%未満の場合、得られるポリプロピレン系樹脂組成物
の耐衝撃性向上効果が小さく、エチレン・α−オレフィ
ン共重合体(B)が50重量%を越える場合、得られる
ポリプロピレン系樹脂組成物の剛性が低くなり好ましく
ない。そして、剛性と耐衝撃性のバランスに優れたポリ
プロピレン系樹脂組成物が得られることからポリプロピ
レン系樹脂(A)50〜95重量%、上記(a)〜
(e)の要件を満足するエチレン・α−オレフィン共重
合体(B)5〜50重量%を含んでなるものであること
が特に好ましい。
【0027】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物に
は、一般に樹脂組成物の製造において用いられる補助添
加成分、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫
外線吸収剤、中和剤、着色剤、滑剤、ブロッキング防止
剤、帯電防止剤等を、一般的に添加される5000pp
m程度ならば添加しても構わない。また、有機酸の金属
塩に代表される結晶核剤やソルビトール系化合物に代表
される透明化剤についても、やはり一般的に添加される
5000ppm程度ならばを添加することができる。さ
らに、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、マイカ、中
空ガラス球、酸化チタン、シリカ、カーボンブラック、
アスベスト、ガラス繊維、チタン酸カリウム繊維等の充
填剤、さらには、本発明において用いられる上記(a)
〜(e)の要件を満足するエチレン・α−オレフィン共
重合体以外のエチレン・α−オレフィン共重合体や高密
度ポリエチレン及び高圧ラジカル重合法で得られる低密
度ポリエチレン等に代表されるポリオレフィン系樹脂、
ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・
スチレン共重合体樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体
樹脂、スチレン・ブタジエン系ゴム、ポリブタジエン等
の樹脂又はゴム状弾性物質をブレンドしても構わない。
【0028】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
上記構成成分を上記の混合組成で一括添加、逐次添加又
は分割添加して配合すればよく、通常の樹脂組成物の製
造方法と同様にして製造することができる。例えば、ポ
リプロピレン系樹脂(A)とエチレン・α−オレフィン
共重合体(B)とを一括添加、逐次添加又は分割添加
し、1軸又は2軸押出機、ブラベンダープラストミル、
バンバリーミキサー、ニーダーブレンダー等を用いて、
両成分の融点以上で溶融混練して、通常行われている方
法でペレット化する。また、予めポリプロピレン系樹脂
(A)とエチレン・α−オレフィン共重合体(B)とを
別々にブレンドしペレット化して、このペレット同士を
混ぜ合わせてもよい。
【0029】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
周知の射出成形、押出成形、圧縮成形、ブロー成形、イ
ンジェクションブロー成形、インフレーション成形又は
キャスト成形等の成形法に適用される樹脂成形用素材と
して使用される。これらの中でも、本発明のポリプロピ
レン系樹脂組成物に関しては、射出成形用素材もしくは
押出成形用素材、特に、射出成形用素材として用いるこ
とが、本発明の効果が最大限に引き出されるという意味
で好ましい。
【0030】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0031】実施例及び比較例におけるレジンならびに
組成物の諸特性は、以下の方法で測定したものである。
【0032】<密度>100℃の熱水に1時間浸し、そ
のままの状態で室温まで放冷したものについて、JIS
K6760(1981年)に準拠して、23℃に保っ
た密度勾配管で測定した。
【0033】<α−オレフィン含量>o−ジクロロベン
ゼン/ベンゼン−d6(75/25容量%)を溶媒とし
た溶液を用い、100MHz、13C−NMRスペクトル
(装置;日本電子(株)製JNM GX400)測定よ
り、算出した。
【0034】<重量平均分子量(Mw)、数平均分子量
(Mn)>MwとMnは、ウォーターズ(株)製 150
CALC/GPC(カラム:東ソー(株)製、GMHH
R−H(S)、7.8mmIDX30cmを3本、溶
媒:1,2,4−トリクロロベンゼン、温度:140
℃、流量:1.0ml/分、注入濃度:30mg/30
ml(注入量300μl))を用いるゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィー法により測定した。なお、カラ
ム溶出体積は東ソー(株)製の標準ポリスチレンを用い
て、ユニバーサルキャリブレーション法により校正し
た。
【0035】<メルトフローレート(MFR)>JIS
K7210(1976年)に準拠して、ポリプロピレ
ン系樹脂(A)の場合は230℃、2160gの荷重下
で、エチレン・α−オレフィン共重合体の場合は190
℃、2160gの荷重下でそれぞれ測定した。
【0036】<曲げ弾性率>JIS K7203(19
82年)に準拠し、3点曲げ方式により測定した。測定
は、オリエンテック(株)製の自動曲げ試験機RTM−
100を用いて行った。曲げ弾性率の測定には、射出成
形で得られたテストピースを用いた。
【0037】<アイゾット衝撃強度>JIS K711
0(1984年)に準拠し、東洋精機(株)製の全自動
Izod衝撃試験機を用いて測定した。測定用のテスト
ピースは、Izod衝撃強度測定用の試料であること以
外は、曲げ弾性率の測定で用いたものと同じ射出成形で
得られたものを用いた。なお、ここではノッチ付きのア
イゾット衝撃強度を評価しているが、成形後に成形体に
ノッチを入れるのではなく、テストピースにあらかじめ
ノッチが導入されるような金型で成形した。
【0038】実施例1 ポリプロピレン系樹脂(A)として、プロピレンの単独
重合体[A1]を用いた。具体的には、東ソー(株)製
のJ5200Aグレードである。これは、230℃、2
160gの荷重下で測定したメルトフローレート(MF
R)が20g/10分である。
【0039】ここでは、エチレン・α−オレフィン共重
合体(B)として、エチレン・1−ヘキセン共重合体
[B1]を用いた。[B1]は、メタロセン化合物とし
てジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(フル
オレニル)ジルコニウムジクロライド、イオン性化合物
としてN,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、有機アルミニウム化合
物としてトリイソブチルアルミニウムとの組合せからな
る触媒を用いて重合した。メタロセン化合物、イオン性
化合物及び有機アルミニウムの量は、モル比(メタロセ
ン化合物:イオン性化合物:有機アルミニム)で1:
1.2:250とした。触媒の調整には、トルエンを用
いた。重合は、上記触媒を用い、重合温度180℃、重
合圧力900kgf/cm2で、セミプラントで重合
し、得られたものである。重合、精製、反応及び触媒精
製は、すべて不活性ガス雰囲気で行った。また、反応に
用いた溶媒等は、すべて予め公知の方法で精製、乾燥及
び脱酸素を行ったものを用い、反応に用いた化合物は公
知の方法により合成、同定したものを用いた。
【0040】
【表1】
【0041】表1に[B1]の諸特性を示した。ここで
は、[A1]と[B1]を重量比で90:10とし、酸
化防止剤として2,6−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シトルエン(BHT)を100ppm添加してブレンド
し、単軸押出機(東洋精機(株)製)を用いて、200
℃、50rpmで溶融混練した。その際にダイスを通っ
て得られるロッド状の溶融混練物を水冷した後に、スト
ランドカットして、ペレットとした。このペレットを用
いて、東芝機械(株)製の射出成形機IS100Eを用
い、シリンダー温度250℃、金型温度50℃、金型保
持時間15秒で射出成形し、試験片を得た。この試験片
を用い、該組成物の曲げ弾性率とノッチ付きアイゾット
衝撃強度を測定した。アイゾット衝撃強度は23℃で測
定した。表2に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃強度を示
した。
【0042】
【表2】
【0043】実施例2 実施例1で[B1]を重合する温度を170℃、α−オ
レフィンを1−オクテンとした他は全て[B1]と同様
に重合したエチレン・1−オクテン共重合体[B2]と
上記プロピレン単独重合体[A1]からなる組成物であ
る。表1には、[B2]の諸特性を示した。[B1]の
代わりに[B2]を用いた以外は実施例1と同じであ
る。表2に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃強度を示し
た。
【0044】比較例1 実施例1で[B1]を重合する温度を160℃、α−オ
レフィンをプロピレンとした他は全て[B1]と同様に
重合したエチレン・プロピレン共重合体[B3]と上記
プロピレン単独重合体[A1]からなる組成物である。
表1には、[B3]の諸特性を示した。[B1]の代わ
り[B3]を用いた以外は全て実施例1と同じである。
表2に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0045】比較例2 実施例1で[B1]を重合する温度を155℃、α−オ
レフィンを1−ブテンとした他は全て[B1]と同様に
重合したエチレン・1−ブテン共重合体[B4]と上記
プロピレン単独重合体[A1]からなる組成物である。
表1に、[B4]の諸特性を示した。[B1]の代わり
に[B4]を用いた以外は全て実施例1と同じである。
表2に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃を示した。
【0046】比較例3 バナジウム系触媒で製造された市販のエチレン・プロピ
レン共重合体[B5]と上記[A1]からなる組成物で
ある。表1に、[B5]の諸特性を示した。[B5]と
比較例1で用いた[B3]との違いは、密度ならびにプ
ロピレン含量である。[B1]の代わりに[B5]を用
いた以外は全て実施例1と同じである。表2に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。一般に、炭素数が
6より少ないα−オレフィンとエチレンとの共重合体に
おいても、α−オレフィン含量の多い低密度のものほ
ど、ポリプロピレン系樹脂(A)とからなる組成物にお
いて、剛性と耐衝撃性のバランスが良好になる。しか
し、表2に示したように、[B5]に比べて高密度の
[B1]や[B2]からなる組成物の方が、剛性と耐衝
撃性のバランスは良好になり、炭素数6や8のα−オレ
フィンとエチレンとの共重合体の方が高密度のもので
も、ポリプロピレン系樹脂(A)とからなる組成物の剛
性と耐衝撃性のバランスが良好になる。
【0047】実施例3 実施例1において[A1]:[B1]=60:40とし
た以外は、全て実施例1と同じである。表3に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0048】
【表3】
【0049】実施例4 実施例2において[A1]:[B2]=60:40とし
た以外は、全て実施例2と同じである。表3に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0050】比較例4 比較例1において[A1]:[B3]=60:40とし
た以外は、全て比較例1と同じである。表3に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0051】比較例5 比較例2において[A1]:[B4]=60:40とし
た以外は、全て比較例2と同じである。表3に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0052】比較例6 比較例3において[A1]:[B5]=60:40とし
た以外は、全て比較例3と同じである。表3に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0053】実施例5 ポリプロピレン系樹脂(A)として、プロピレンとエチ
レンのブロック共重合体[A2]を用いた。具体的に
は、東ソー(株)製J7250Bグレードである。これ
は、230℃、2160gの荷重下で測定したMFRが
25g/10分である。実施例5は、この[A2]と実
施例1と同じ[B1]からなる組成物で、[A1]の代
わりに[A2]を用い、[A2]と[B1]を重量比で
85:15とした以外は、実施例1と同じである。ここ
で、アイゾット衝撃強度は、23℃と−20℃で測定し
た。表4に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃強度を示し
た。
【0054】
【表4】
【0055】実施例6 上記[A2]と実施例2と同じ[B2]からなる組成物
である。[B1]の代わりに[B2]を用いた以外は、
全て実施例5と同じである。表4に、曲げ弾性率とアイ
ゾット衝撃強度を示した。
【0056】比較例7 上記[A2]と比較例1と同じ[B3]からなる組成物
である。[B1]の代わりに[B3]を用いた以外は、
全て実施例5と同じである。表4に、曲げ弾性率とアイ
ゾット衝撃強度を示した。
【0057】比較例8 上記[A2]と比較例2と同じ[B4]からなる組成物
である。[B1]の代わりに[B4]を用いた以外は、
全て実施例5と同じである。表4に、曲げ弾性率とアイ
ゾット衝撃強度を示した。
【0058】比較例9 上記[A2]と比較例3と同じ[B5]からなる組成物
である。[B1]の代わりに[B5]を用いた以外は、
全て実施例5と同じである。表4に、曲げ弾性率とアイ
ゾット衝撃強度を示した。
【0059】実施例7 実施例5において[A2]:[B1]=75:25とし
た以外は、全て実施例5と同じである。表5に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0060】
【表5】
【0061】実施例8 実施例6において[A2]:[B2]=75:25とし
た以外は、全て実施例6と同じである。表5に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0062】比較例10 比較例7において[A2]:[B3]=75:25とし
た以外は、全て比較例5と同じである。表5に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0063】比較例11 比較例8において[A2]:[B4]=75:25とし
た以外は、全て比較例6と同じである。表5に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0064】比較例12 比較例9において[A2]:[B5]=75:25とし
た以外は、全て比較例6と同じである。表5に、曲げ弾
性率とアイゾット衝撃強度を示した。
【0065】実施例9 メタロセン系触媒で得られた市販のエチレン・1−オク
テン共重合体[B6]と上記[A2]からなる組成物で
ある。表1に、[B6]の諸特性を示した。上記実施例
2,4,6,8で用いた[B2]のエチレン・1−オク
テン共重合体との違いは、密度ならびに1−オクテン含
量で、ここで用いた[B6]の方が[B2]より低密度
で1−オクテン含量が多い。実施例9は、[B2]の代
わりに[B6]を用いた以外は全て実施例6と同じであ
る。表4に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃強度を示し
た。
【0066】表4より、実施例9はここで示した比較例
7,8,9より剛性と耐衝撃性のバランスに優れている
が、実施例6,7よりは劣る。上記のように、炭素数が
6より少ないα−オレフィンとエチレンの共重合体の場
合は、一般に、α−オレフィン含量の多い低密度のもの
ほど、ポリプロピレン系樹脂(A)とからなる組成物に
おいて、剛性と耐衝撃性のバランスが良好になるが、実
施例6,7と実施例9の比較で明らかなように、炭素数
が6以上のα−オレフィンとエチレンとの共重合体の場
合は、むしろα−オレフィン含量の少ない、高密度のも
のの方が、ポリプロピレン系樹脂(A)とからなる組成
物において、剛性と耐衝撃性のバランスが良好になる。
これは、実施例6,7の方が、実施例9に比べて衝撃強
度そのものが大きくなっていることもあるが、等量添加
でも実施例9に比べて剛性も大きくなることがその要因
となっている。したがって、本発明の目的である剛性と
耐衝撃性の高度なバランスに対しては、炭素数が6以上
のα−オレフィンとエチレンとの共重合体の場合は、あ
る程度α−オレフィン含量の少ない、高密度のものがよ
り好ましいことになる。ただし、これは、ポリプロピレ
ン系樹脂(A)として、プロピレンとエチレンとのブロ
ック共重合で得られたものに限定される。
【0067】実施例10 [B2]の代わりに[B6]を用いた以外は全て実施例
8と同じである。表5に、曲げ弾性率とアイゾット衝撃
強度を示した。これも実施例9と同様、炭素数が6以上
のα−オレフィンとエチレンとの共重合体の場合は、α
−オレフィン含量の少ない、高密度のものの方が、ポリ
プロピレン系樹脂(A)とからなる組成物において、剛
性と耐衝撃性のバランスが良好になる。
【0068】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明におけるポリプ
ロピレン系樹脂組成物は、耐衝撃性が大幅に改良され、
加えて、他の類似のポリプロピレン系組成物に比べて、
剛性と耐衝撃性のバランスが格段に優れたものとなる。
さらに、ポリプロピレン系樹脂(A)をプロピレンとエ
チレンとのブロック共重合によって得られるものに限定
すると、特定の要件を満足するエチレン・α−オレフィ
ン共重合体(B)とからなる組成物が、極めて優れた剛
性と耐衝撃性のバランスを発現するものとなる。
【0069】したがって、本組成物は、剛性と耐衝撃性
のバランスが要求される用途、例えば、自動車の内外装
部品や電気機器外装部品などに対して、好適な素材とな
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン系樹脂(A)50〜99重
    量%及び下記(a)〜(e)の要件を満足するエチレン
    ・α−オレフィン共重合体(B)1〜50重量%からな
    ることを特徴とするポリプロピレン系樹脂組成物。 (a)α−オレフィンの炭素数が6〜20 (b)100℃の熱水に1時間浸し、そのままの状態で
    室温まで放冷したものの密度が0.855g/cm3
    0.910g/cm3 (c)α−オレフィン含量10〜65重量% (d)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
    比(Mw/Mn)が3以下 (e)示差走査型熱量計(DSC)において、200℃
    に5分間保持し、その後10℃/分で30℃まで降温
    し、その後さらに10℃/分で昇温させた時に得られる
    吸熱曲線において、最も高温に位置するピークのピーク
    温度(Tm(℃))と13C−NMRの測定から求められ
    る骨格炭素数1000個当りの短鎖分岐数(SCB)と
    が(1)式で示される関係を満たす。 Tm(℃)<138−1.5×(SCB) (1)
  2. 【請求項2】ポリプロピレン系樹脂(A)がプロピレン
    とα−オレフィンとのブロック共重合体であって、下記
    (f)、(g)の要件を満足する請求項1に記載のエチ
    レン・α−オレフィン共重合体(B)からなることを特
    徴とする請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成
    物。 (f)100℃の熱水に1時間浸し、そのままの状態で
    室温まで放冷したものの密度が0.890〜0.910
    g/cm3 (g)α−オレフィン含量が10〜20重量%
  3. 【請求項3】下記(h)の要件を満たすプロピレン系重
    合体(A)50〜99重量%と下記(i)〜(m)の要
    件を満たすエチレン・1−ヘキセン共重合体(B)1〜
    50重量%からなることを特徴とするポリプロピレン系
    樹脂組成物。 (h)230℃、2160gの荷重下で測定したメルト
    フローレート(MFR)が1〜200g/10分 (i)100℃の熱水に1時間浸し、そのままの状態で
    室温まで放冷したものの密度が0.855〜0.910
    g/cm3 (j)190℃、2160gの荷重下で測定したメルト
    フローレート(MFR)が0.01〜50g/10分 (k)重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
    比(Mw/Mn)が3以下 (l)1−ヘキセン含量が10〜60重量% (m)示差走査型熱量計(DSC)において、200℃
    に5分間保持し、その後10℃/分で30℃まで降温
    し、その後さらに10℃/分で昇温させた時に得られる
    吸熱曲線において、最も高温に位置するピークのピーク
    温度(Tm(℃))と13C−NMRの測定から求められ
    る骨格炭素数1000個当りの短鎖分岐数(SCB)と
    が(1)式で示される関係を満たす。 Tm(℃)<138−1.5×(SCB) (1)
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