JPH09328225A - 野菜の取出し装置 - Google Patents

野菜の取出し装置

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JPH09328225A
JPH09328225A JP14893596A JP14893596A JPH09328225A JP H09328225 A JPH09328225 A JP H09328225A JP 14893596 A JP14893596 A JP 14893596A JP 14893596 A JP14893596 A JP 14893596A JP H09328225 A JPH09328225 A JP H09328225A
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JP
Japan
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support rod
cucumber
end side
posture
nozzle
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Application number
JP14893596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kishida
博 岸田
Yoshiyuki Katayama
良行 片山
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Isao Oku
勲 奥
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】野菜の取出し装置の製作コストを低廉化する。 【解決手段】野菜に吸着する吸着ノズル12を先端部に
備えた支持ロッド22を、姿勢保持手段24で昇降自在
に下向き姿勢に保持するとともに、支持ロッド22を昇
降駆動する昇降機構25を設け、姿勢保持手段24を構
成するに、支持ロッド22を挿通支持する上下向きのガ
イド孔30aを、支持ロッド22の下端側に対応させて
装置フレーム26に設け、支持ロッド22の上端側がガ
イド孔30aの軸芯上からその径方向外方側に位置ずれ
して傾斜するのを許容するように、上端側を融通をもっ
て支持する上側支持部31を、装置フレーム26に設け
てある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は野菜の取出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記の野菜の取出し装置としては、流体
圧で屈折する複数本の指を備えたロボットハンドを位置
変更自在に設けて構成したものがあった〔特開昭57-144
687 号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、指を屈折させるための構造や制御が複雑
で、安価に製作できるとはいいがたく、経済性の面で改
善の余地が残されていた。
【0004】本発明の目的は野菜の取出し装置の製作コ
ストを低廉化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1にかかる発明の特徴構成は、野菜に吸
着する吸着ノズルを先端部に備えた支持ロッドを、姿勢
保持手段で昇降自在に下向き姿勢に保持するとともに、
前記支持ロッドを昇降駆動する昇降機構を設け、前記姿
勢保持手段を構成するに、前記支持ロッドを挿通支持す
る上下向きのガイド孔を、前記支持ロッドの下端側に対
応させて装置フレームに設け、前記支持ロッドの上端側
が前記ガイド孔の軸芯上からその径方向外方側に位置ず
れして傾斜するのを許容するように、前記上端側を融通
をもって支持する上側支持部を、前記装置フレームに設
けてあることにある。
【0006】請求項2にかかる発明の特徴構成は、請求
項1にかかる発明において、前記昇降機構を構成する
に、前記支持ロッドに沿う縦姿勢の無端回動体を前記装
置フレームで支持し、前記無端回動体の正逆の回動に伴
って、前記支持ロッドが昇降するように、前記無端回動
体と支持ロッドとを連結してあることにある。
【0007】請求項3にかかる発明の特徴構成は、請求
項1又は2にかかる発明において、前記支持ロッドの上
端側部に設けた被ガイド部を嵌合して上下に係合案内す
るガイド部を、前記上側支持部に形成してあることにあ
る。
【0008】〔作用〕 〔イ〕請求項1の構成によれば、野菜の上方側に位置し
た下向き姿勢の支持ロッドが、昇降機構の駆動により下
降して、その先端側の吸着ノズルが野菜に吸着し、前記
昇降機構の駆動により上昇して野菜を吸着したまま取り
出す。つまり、吸着ノズルの昇降作動と吸着作動とだけ
で野菜を取り出すから、その位置変更機構や制御の構造
を簡素化できる。
【0009】そして、前記支持ロッドを下向き姿勢に姿
勢保持する姿勢保持手段は、支持ロッドを挿通支持する
上下向きのガイド孔を、支持ロッドの下端側に対応させ
て装置フレームに設け、支持ロッドの上端側が前記ガイ
ド孔の軸芯上からその径方向外方側に位置ずれして傾斜
するのを許容するように、前記上端側を融通をもって支
持する上側支持部を、装置フレームに設けて構成してあ
るから、例えば、上下向きのガイド孔を上下一対設けて
姿勢保持手段を構成したときに比べると、製作時に上下
のガイド孔の軸芯を正確に合わすといった手間のかかる
作業が不要で製作作業を簡単に行え、また上下向きのガ
イド孔を上下に長尺に設けて姿勢保持手段を構成したと
きに比べて、構造を簡素化・軽量化できる。
【0010】そして、下降する吸着ノズルが目標の野菜
から多少ずれていても、ノズル自身が野菜の近くまでく
ると、それらの間に吸引力が働いて、吸着ノズルが自ら
変形しながら吸着していき、それに伴って支持ロッドが
上端側を横に振らして、吸着ノズルのこのような移動を
可能にする。
【0011】〔ロ〕請求項2の構成によれば、上記請求
項1の構成による作用〔イ〕と同様の作用を奏すること
ができるのに加え、正逆に回動する巻き掛け無端回動体
により吸着ノズルを昇降させるから、ネジ式の送り機構
や油圧シリンダ等により昇降させる構造に比べて、昇降
機構の構造を簡素化できる。
【0012】〔ハ〕請求項3の構成によれば、上記請求
項1又は2の構成による作用〔イ〕,〔ロ〕と同様の作
用を奏することができるのに加え、上側支持部のガイド
部が、支持ロッドの上端側の被ガイド部を嵌合して上下
に係合案内するから、円滑に昇降させることができると
ともに、吸着ノズルが目標の野菜から外れるのを回避で
きる。
【0013】〔効果〕従って、請求項1の構成によれ
ば、野菜の取出し装置の製作コストを低廉化することが
できた。
【0014】請求項2の構成によれば、野菜の取出し装
置の製作コストを、より低廉化することができた。
【0015】請求項3の構成によれば、上記請求項1又
は2の構成による効果と同様の効果を奏することができ
るのに加え、野菜の取り出し作業を正確に行うことがで
きて、作業性を向上させることができた。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1,図2に胡瓜の選別装置を示
してある。この胡瓜の選別装置は、積出部としての積出
コンテナ1内に整列配置した多数の胡瓜を1個づつ取出
す第1取出し搬送装置2を設け、この第1取出し搬送装
置2から胡瓜を供給されて第1取出し搬送装置2の搬送
方向と直交する方向に搬送するベルトコンベヤ4と、胡
瓜がベルトコンベヤ4の搬送路上の所定の判別位置に位
置したときに、その胡瓜を監視して形状を判別する画像
処理式の形状判別機構5(等級判別機構の一例)とから
成る形状判別装置3を設け、4個の積込区画としての積
込コンテナ6A,6B,6C,6Dを備える積込部6を
設け、形状判別後の胡瓜を1個づつ取り出して、各積込
コンテナ6A,6B,6C,6Dに積み込む第2取出し
搬送装置7を設けるとともに、前記第1,第2取出し搬
送装置2,7や形状判別装置3を制御する制御装置8
(制御手段に相当)を設けて構成してある。
【0017】前記第1取出し搬送装置2は、積出コンテ
ナ1用の載置台9を支持フレーム10の下端側に設け、
胡瓜をその長手方向中央部に吸着して取り出す昇降式の
1個の吸着ノズル12(野菜取り出し部に相当)を備え
たノズル機構11と、吸着ノズル12が上昇した状態の
ノズル機構11を積出コンテナ1の各胡瓜の長手方向中
央部上方を通るように直進往復移動させる往復移動機構
13とを前記支持フレーム10で支持し、ノズル機構1
1の移動方向下手側に、前記ベルトコンベヤ4に対する
胡瓜供給部14を形成して構成してあり、次に第1取出
し搬送装置2の各機構の詳細について説明する(なお、
前記ノズル機構11と往復移動機構13の構造は、前記
第2取出し搬送装置7に設けた往復移動機構とノズル機
構の構造とほぼ共通しているので、後者の往復移動機構
等を示した図8に基づいても説明することにする)。
【0018】前記往復移動機構13は、図4,図5,図
8に示すように、搬送幅方向に沿う姿勢でノズル機構1
1をつり下げ支持する一対の丸パイプ15と、丸パイプ
15を直進往復移動自在に支持する一対のガイドレール
16と、このガイドレール16に沿う姿勢で第1電動モ
ータM1(図1参照)により正逆に回動駆動する第1ゴ
ムベルト17とを設け、第1ゴムベルト17の正逆の回
動に伴って、前記丸パイプ15がノズル機構11と一体
に直進往復移動するように、第1ゴムベルト17を丸パ
イプ15側に連結して構成してある。
【0019】つまり、前記丸パイプ15の両端部にわた
って一対の長方形の外側フランジ18を溶接固着すると
ともに、両外側フランジ18の内方側に両外側フランジ
18よりも薄肉の一対の内側フランジ19を、両丸パイ
プ15にわたって溶接固着し、両外側フランジ18に設
けた上下複数個づつのガイドローラ20でガイドレール
16を上下から挟み込んで、これらのガイドローラ20
を介して丸パイプ15が直進往復移動するよう構成して
ある。前記第1ゴムベルト17は、ノズル機構11を第
1ゴムベルト17と干渉させることなく丸パイプ15の
中央部に配置できるように、丸パイプ15の中央部より
も一方のガイドレール16側に偏らせて配置し、丸パイ
プ15の下方側で一方の内側フランジ19に連結してあ
る。
【0020】前記ノズル機構11は、1個の吸着ノズル
12(図4,図5参照)を先端側のノズル保持部23で
保持する支持ロッド22を、姿勢保持手段24で昇降自
在に下向き姿勢に保持するとともに、支持ロッド22を
昇降駆動する昇降機構25を設け、支持ロッド22内
に、吸着ノズル12と空気吸引部(図示せず)とを連通
する空気流通路Rを形成し、前記支持ロッド22・姿勢
保持手段24・昇降機構25等を保持する装置フレーム
26に天井板27を固定して、この天井板27の両端部
を丸パイプ15側の内側フランジ19の上端部にボルト
で支持連結して構成してある。
【0021】図8に示すように、前記装置フレーム26
は、径方向一方側の第1分割フレーム26Aと他方側の
第2分割フレーム26Bとの互いに分離自在な縦割りの
分割構造から構成して、前記支持ロッド22と昇降機構
25とのいずれも、一方の第1分割フレーム26A側に
設けてある。前記第1,第2分割フレーム26A,26
Bはチャンネル部材形状で、凹部同士を対向させてそれ
らの側板を連結板28を介して連結し、この連結板28
に、吸着ノズル12によって吸着上昇した野菜の高さ方
向での位置を検出する第1高さ検出センサ29を取付け
てある(図4参照)。
【0022】前記姿勢保持手段24を構成するに、図
5,図6,図7に示すように、装置フレーム26の下端
部に固定の案内板30に、支持ロッド22を挿通支持す
る上下向きのガイド孔30aを形成し、支持ロッド22
の上端側が前記ガイド孔30aの軸芯上からその径方向
外方側に位置ずれして傾斜するのを許容するように、前
記上端側を融通をもって支持する上側支持部31を、前
記装置フレーム26に設け、前記昇降機構25を構成す
るに、支持ロッド22に沿う縦姿勢の第2ゴムベルト3
2(無端回動体の一例)を装置フレーム26で回動自在
に支持するとともに、前記天井板27に第2ゴムベルト
回動駆動用の第2電動モータM2を載置固定し、第2ゴ
ムベルト32の正逆の回動に伴って支持ロッド22が昇
降するように、第2ゴムベルト32と支持ロッド22の
上端部とを、平面視Uの字形の支持ブラケット33を介
して連結してある。前記第2ゴムベルト32も第1分割
フレーム26Aで支持してある。
【0023】前記支持ブラケット33はその背面側を前
記第2ゴムベルト32の表側の面に重合固定してある。
そして、支持ブラケット33の両側壁間の凹部に支持ロ
ッド22を挿通させて、その支持ロッド22の上端部を
前記両側壁に固着し、前記両側壁の遊端部でローラ34
(被ガイド部に相当)を横軸芯周りに回転自在に支持
し、このローラ34を、第2分割フレーム26B側に形
成した縦ガイド溝35(ガイド部に相当)に上下に係合
案内されるよう嵌合させてある。支持ブラケット33を
第2ゴムベルト32と縦ガイド溝35とで支持する構造
で前記上側支持部31を構成している。
【0024】図2に示すように、前記吸着ノズル12に
吸着されて形状判別装置3のベルトコンベヤ4の手前側
まで搬送されてきた胡瓜が、そのベルトコンベヤ4の胡
瓜受入れ部4Aよりも高い位置にあるか否かを検出する
光センサから成る第2高さ検出センサ36を支持フレー
ム10に設け、この第2高さ検出センサ36の検出情報
に基づいて、胡瓜が前記受入れ部4Aよりも高い位置に
ないと(図20(ロ)参照)、制御装置8の制御により
(図15参照)、ノズル機構11の前記受入れ部4A側
への移動を停止させるとともに吸着ノズル12を上昇さ
せ、胡瓜が受入れ部4Aよりも高くなったことが第2高
さ検出センサ36により検出されると(図20(イ)参
照)、その検出情報に基づいてノズル機構11の前記受
入れ部側4Aへの移動を再開させるよう構成してある。
図2に示すように、吸着ノズル12は胡瓜をベルトコン
ベヤ4にその搬送方向に沿う姿勢になるように供給する
ことになる。
【0025】図2,図12,図13に示すように前記形
状判別装置3は、その形状判別機構5を脚部を介してベ
ルトコンベヤ4に跨がらせ、形状判別機構5とコンベヤ
搬送面との間の判別空間Sを両側方から覆う一対の側部
遮光カバー37を設け、前記一対の側部遮光カバー37
の下端部37aを、ベルトコンベヤ4の搬送作用面より
下方側でその搬送作用面の幅方向内方側に入り込む状態
に折曲し、前記判別空間Sを搬送上手側から覆う前部遮
光カバー38を、胡瓜が搬送方向に沿う姿勢のまま前記
判別空間Sに侵入するのを許すように暖簾状に設けて構
成してある。
【0026】前記第2取出し搬送装置7は前述した通り
第1取出し搬送装置2とほぼ同様の構成で、図1,図2
に示すように、前記第1取出し搬送装置2と平行に配置
して形状判別装置3のベルトコンベヤ4の搬送終端部に
跨がらせてある。第1取出し搬送装置2とは複数の積込
コンテナ6A,6B,6C,6D(それぞれ胡瓜の各長
さLL・L・M・Sに対応する)用の載置台39を支持
フレーム10の下端側に傾斜する状態に設けてある点
と、吸着ノズル12を2個設けてある点と、支持ロッド
22をロッド軸芯周りに回転させる回転機構40を設け
てある点などで構造が異なっており、次にこの異なる部
分の構造について説明する。
【0027】図3に示すように前記積込コンテナ6用の
載置台39は、前記複数の積込コンテナ6A,6B,6
C,6Dが、第1取出し搬送装置2の搬送方向に沿う姿
勢で第2取出し搬送装置7の吸着ノズル12によるベル
トコンベヤ4からの胡瓜取出し位置Aの両側に振り分け
られ、胡瓜取出し位置Aを挟んで一方側に位置する積込
コンテナ6A,6Bと、それに対応する他方側の積込コ
ンテナ6C,6Dとが、胡瓜取出し位置Aから同一距離
だけ離れて位置する状態に配置するとともに、積込コン
テナ6の胡瓜受面が胡瓜の並ぶ方向で傾斜するように姿
勢設定し、図14に示すように、ボルトやボルト挿通長
孔等からなる融通機構49を介してその傾斜角を変更調
整可能に構成してある。
【0028】図9,図10,図11に示すように前記回
転機構40は、支持ブラケット33により支持ロッド2
2の上端部をロッド軸芯周りに回転自在で相対上下動不
能に保持し、長尺の六角軸41を支持ロッド22に沿わ
せ、六角軸41の上下両端に形成した丸棒部分41aを
天井板27と前記案内板30とにより六角軸41の軸芯
周りに回転自在に支持し、六角軸41を駆動回転する第
3電動モータM3を天井板27に載置固定し、前記支持
ブラケット33の上側で支持ロッド22の上端部に上下
相対移動不能に外嵌した第1ギヤ42と、六角軸41に
六角孔を介して上下相対移動自在に外嵌した第2ギヤ4
3とを咬合させ、支持ロッド22の昇降に伴って第1,
第2ギヤ42,43が一体昇降するように、両ギヤ4
2,43を上下方向から保持するギヤ保持板44を設け
て構成してある。
【0029】図2に示すように、第1ゴムベルト17の
一端側には、第1ゴムベルト17の張力を調整するベル
トテンション機構21を設けてある(このベルトテンシ
ョン機構21は第1取出し搬送装置2側にも設けてあ
る)。
【0030】上記の胡瓜の選別装置は制御装置8による
制御で次のように作動する。 〔1〕第1取出し搬送装置2のノズル機構11が積出コ
ンテナ1の上方に位置し、吸着ノズル12が一番端の胡
瓜の長手方向中央部に当接し、空気吸引部により空気が
吸引されて胡瓜に吸着する。支持ロッド22が上昇して
胡瓜を取り出し、第1電動モータM1の駆動で第1ゴム
ベルト17が回動して、ノズル機構11が積出コンテナ
1の各胡瓜の長手方向中央部上方を直進する。
【0031】形状判別装置3のベルトコンベヤ4の手前
側まで搬送されてきた胡瓜が、そのベルトコンベヤ4の
胡瓜受入れ部4Aよりも高い位置にないことを第2高さ
検出センサ36が検出すると(図20(ロ)参照)、ノ
ズル機構11の前記受入れ部4A側への移動が停止する
とともに吸着ノズル12が上昇し、胡瓜が受入れ部4A
よりも高くなったことを第2高さ検出センサ36が検出
すると(図20(イ)参照)、ノズル機構11の前記受
入れ部4A側への移動を再開する。なお、ノズル機構1
1の前記受入れ部4A側への移動が停止したときに、警
報ブザー音が鳴ったり警報ランプが点滅したりするよう
構成してもよい。
【0032】吸着ノズル12が直進方向下手側のベルト
コンベヤ4の上方に位置して、支持ロッド22が下降す
るとともに、空気吸引部による空気の吸引を解除して胡
瓜をベルトコンベヤ4の始端部に載置供給する(図2参
照)。胡瓜は前述のようにベルトコンベヤ4の搬送方向
に沿う姿勢になっている。
【0033】〔2〕ベルトコンベヤ4が回転駆動し、胡
瓜が形状判別機構5とコンベヤ搬送面との間の判別空間
S内に入り込み、図19(イ)、(ロ)に示すように、
形状判別機構5の撮像部5Aのコンベア幅方向に沿う多
数の画素列Bのうち、搬送方向下手側に位置する所定の
画素列Bの設定数の画素45が胡瓜の先端部の像をとら
えると、胡瓜の全体画像のデータが取り込まれて形状判
別部46に送り込まれ(図15参照)、その胡瓜がLL
・L・M・Sの4等級長さのいずれに当たるかを判別す
る。
【0034】〔3〕胡瓜が第2取出し搬送装置7の吸着
ノズル12による胡瓜取り出し位置Aに位置するとベル
トコンベヤ4が停止する。図16に示すように、制御装
置8は形状判別機構5による胡瓜の撮像に基づいて、平
面視で胡瓜を囲む最小限の長方形47を胡瓜の平面形状
として模擬設定するとともに、設定基準ライン48に対
する前記長方形47の傾き角θを傾き角検出記憶部50
で検出記憶する(傾き角θがゼロの場合もある)。そし
て図17(イ),(ロ)に示すように、その傾き角θに
基づいて第2取出し搬送装置7の回転機構40が駆動し
て、ノズル保持部23が胡瓜の取出し前に、胡瓜の姿勢
に対応すべく、支持ロッド22の軸芯周りに角度変更調
節回転する。
【0035】〔4〕第2取出し搬送装置7の吸着ノズル
12が第1取出し搬送装置2と同様の方法で胡瓜を取出
し上昇するとともに、その胡瓜の長さに合った積込コン
テナ6C(6A,6B,6D)の傾斜下端の上方側まで
直進移動し、前記傾き角θに基づいて回転機構40が駆
動して、ノズル保持部23が、積込コンテナ6の姿勢に
対応すべく支持ロッド22の軸芯周りに角度変更調節回
転した後、前記下端側に胡瓜を載置供給する(図17
(ハ))。
【0036】〔5〕上記の〔1〕〜〔4〕の繰り返しで
胡瓜をその長さに応じた積込コンテナ6に積み込んでい
く。図18(イ)に示すように、制御装置8は各積込コ
ンテナ6内での胡瓜の積込位置を記憶しておき、積込位
置演算部51により演算して吸着ノズル12が取出し保
持した胡瓜を、その前に積み込んだ胡瓜の積込位置から
設定量ずれた箇所に順次積み込ませ、胡瓜が積込コンテ
ナ6の一端側から他端側近くまで積み込まれた状態で、
吸着ノズル12が次に取出し保持した胡瓜の前記長方形
47が、積込コンテナ6の他端部に重複することを判別
すると(図18(ロ)参照)、吸着ノズル12の下降量
を設定量だけ短縮させて、前記先行して積み込まれた一
段の胡瓜の上に順次積込む。
【図面の簡単な説明】
【図1】胡瓜の選別装置の全体斜視図
【図2】胡瓜の選別装置の一部分の斜視図
【図3】第2取出し搬送装置と積込部を示す一部切り欠
き正面図
【図4】第1取出し搬送装置を示す図
【図5】第1取出し搬送装置のノズル機構の縦断面図
【図6】第1取出し搬送装置のノズル機構の上端側の横
断平面図
【図7】第1取出し搬送装置のノズル機構の下端側の横
断平面図
【図8】第2取出し搬送装置のノズル機構及び往復移動
機構を示す分解斜視図
【図9】第2取出し搬送装置のノズル機構を示す縦断面
【図10】第2取出し搬送装置の回転機構を示す縦断面
【図11】第2取出し搬送装置のノズル機構の横断面図
【図12】形状判別装置の縦断正面図
【図13】形状判別装置の縦断側面図
【図14】積み出し部の要部の斜視図
【図15】制御系を示す図
【図16】胡瓜の姿勢検出方法を示す図
【図17】(イ) 第2取出し搬送装置の吸着ノズルの
姿勢制御を示す平面図 (ロ) 第2取出し搬送装置の吸着ノズルの姿勢制御を
示す平面図 (ハ) 第2取出し搬送装置の吸着ノズルによる積込コ
ンテナへの胡瓜の積み込み方法を示す平面図
【図18】(イ) 第2取出し搬送装置の吸着ノズルに
よる積込コンテナへの胡瓜の積み込み方法を示す縦断側
面図 (ロ) 第2取出し搬送装置の吸着ノズルによる積込コ
ンテナへの胡瓜の積み込み方法を示す縦断側面図
【図19】(イ) 胡瓜の等級判別方法を示す平面図 (ロ) 胡瓜の等級判別方法を示す平面図
【図20】(イ)胡瓜の高さ方向での位置を検出してい
る状態を示す図 (ロ)胡瓜が所定位置よりも高くない位置にあることを
検出した状態を示す図
【符号の説明】
12 吸着ノズル 22 支持ロッド 24 姿勢保持手段 25 昇降機構 26 装置フレーム 30a ガイド孔 31 上側支持部 32 無端回動体 34 被ガイド部 35 ガイド部
フロントページの続き (72)発明者 奥 勲 大阪府大阪市北区天神橋2丁目5番21号松 原ビル3FA号 株式会社デックス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜に吸着する吸着ノズルを先端部に備
    えた支持ロッドを、姿勢保持手段で昇降自在に下向き姿
    勢に保持するとともに、前記支持ロッドを昇降駆動する
    昇降機構を設け、前記姿勢保持手段を構成するに、前記
    支持ロッドを挿通支持する上下向きのガイド孔を、前記
    支持ロッドの下端側に対応させて装置フレームに設け、
    前記支持ロッドの上端側が前記ガイド孔の軸芯上からそ
    の径方向外方側に位置ずれして傾斜するのを許容するよ
    うに、前記上端側を融通をもって支持する上側支持部
    を、前記装置フレームに設けてある野菜の取出し装置。
  2. 【請求項2】 前記昇降機構を構成するに、前記支持ロ
    ッドに沿う縦姿勢の無端回動体を前記装置フレームで支
    持し、前記無端回動体の正逆の回動に伴って、前記支持
    ロッドが昇降するように、前記無端回動体と支持ロッド
    とを連結してある請求項1記載の野菜の取出し装置。
  3. 【請求項3】 前記支持ロッドの上端側に設けた被ガイ
    ド部を嵌合して上下に係合案内するガイド部を、前記上
    側支持部に形成してある請求項1又は2記載の野菜の取
    出し装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020079153A (ja) * 2018-11-14 2020-05-28 株式会社ダイフク 物品移載設備

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JP2020079153A (ja) * 2018-11-14 2020-05-28 株式会社ダイフク 物品移載設備

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