JPH0932805A - アクチュエータの保護ブーツ - Google Patents

アクチュエータの保護ブーツ

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Publication number
JPH0932805A
JPH0932805A JP17995495A JP17995495A JPH0932805A JP H0932805 A JPH0932805 A JP H0932805A JP 17995495 A JP17995495 A JP 17995495A JP 17995495 A JP17995495 A JP 17995495A JP H0932805 A JPH0932805 A JP H0932805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston rod
output member
cylinder
actuator
bellows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17995495A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihisa Higuchi
典久 樋口
Taketoshi Mochizuki
健利 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP17995495A priority Critical patent/JPH0932805A/ja
Publication of JPH0932805A publication Critical patent/JPH0932805A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの出力部材の没入状態を保持
するための部品点数並びに組付け行程の削減及びゴミの
発生を防止する。 【構成】 スレーブシリンダ1のシリンダボディ2とピ
ストンロッド9との間に被着される保護ブーツ11に、
ピストンロッド9の出没に伴って伸縮する蛇腹部11c
を縮小状態に保持する連結部11dを設け、該連結部1
1dに、ピストンロッド9の突出力によって破断される
強度減少部としての薄肉部11eを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スレーブシリンダ
等のアクチュエータの保護ブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アクチュエータの一種として車
両のクラッチに用いられるスレーブシリンダは、ハウジ
ングであるシリンダボディと、該シリンダボディから直
線状に出没可能な出力部材であるピストンロッドとの間
に、ピストンロッドの出没に伴って伸縮する蛇腹部を有
する保護ブーツを被着している。
【0003】このスレーブシリンダは、操作源であるク
ラッチマスタシリンダからの圧液移動によりピストンロ
ッドを出没させるが、車両組立工場へ出荷される前に、
クラッチマスタシリンダと管を介して連結され、作動液
を充填して系統の空気抜きを済ませ、ピストンロッドを
シリンダボディ内に没入させた状態で出荷、輸送され、
車体に取付けられる。
【0004】このため、特開昭58−134210号公
報に示されるように、ピストンロッドをシリンダボディ
内に没入させた状態に保持するための保持帯ひもをシリ
ンダボディとピストンロッドとの間に装着し、スレーブ
シリンダが車体に取付けられた後の最初のピストンロッ
ドの突出により保持帯ひもを切断するようにしたものが
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この保持帯
ひもは、ピストンロッドをシリンダボディ内に没入させ
てから装着されるので、組付け行程を必要とし、また、
部品管理も繁雑で、切断された後はゴミとなる。
【0006】そこで本発明は、出力部材の没入状態を保
持するための部品点数並びに組付け行程の削減及びゴミ
の発生を防止したアクチュエータの保護ブーツを提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明は、ハウジングと、該ハウジングから直線状
に出没可能な出力部材との間に被着され、出力部材の出
没に伴って蛇腹部を伸縮させるアクチュエータの保護ブ
ーツにおいて、前記蛇腹部を縮小状態に保持する連結部
を設け、該連結部に、前記出力部材の突出力によって破
断される強度減少部を形成し、アクチュエータの輸送・
取付時には出力部材をハウジング内に没入状態に保持
し、取付後の最初の出力部材の突出力によって連結部を
破断して、出力部材の出没に伴って蛇腹部を伸縮させ
る。また、前記強度減少部を薄肉部とすることにより破
断を容易に行える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明をスレーブシリンダ
に適用した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1乃至図3は本発明の第1実施形態例を
示すもので、スレーブシリンダ1は、シリンダボディ2
に形成したシリンダ孔3内にピストン4を液密かつ移動
可能に嵌挿し、シリンダ孔3底部とピストン4との間に
液圧室5を画成し、液圧室5に開口する入力ポートのボ
ス部6に、クラッチマスタシリンダ7からの配管8が接
続される。
【0010】また、ピストン4のシリンダ孔3開口側に
はピストンロッド9が配設され、先端をクラッチレリー
ズ10に当接しており、クラッチマスタシリンダ7から
液圧室5に圧液が供給されると、ピストン4がシリンダ
孔3の開口側へ移動し、これに伴ってピストンロッド9
がシリンダボディ2から突出し、クラッチマスタシリン
ダ7からの圧液供給が解除されると、ピストンロッド9
がシリンダボディ2内へ没入する。
【0011】このピストンロッド9とシリンダボディ2
の開口端部との間には、ゴム等の可撓性部材で形成され
た保護ブーツ11が被着されている。該保護ブーツ11
は、シリンダボディ2の開口端部外周に嵌着される一端
11aと、ピストンロッド9の軸部外周に嵌着される他
端11bと、一端11aと他端11bとの間に形成され
る蛇腹部11cと、蛇腹部11cを縮小状態に保持する
連結部11dとを一体形成している。
【0012】連結部11dは、蛇腹部11cの外周に等
間隔に複数配置された紐状で、蛇腹部11cを縮小した
状態で蛇腹部11cの一端11a側と他端11b側とを
連結しており、該連結部11dの中央部には、強度減少
部としての薄肉部11eが形成されている。
【0013】このように構成されたスレーブシリンダ1
は、車両組立工場へ出荷される前に、ピストンロッド9
をシリンダボディ2内へ没入した状態で、入力ポートの
ボス部6にクラッチマスタシリンダ7からの配管8を接
続し、クラッチマスタシリンダ7の液圧室12、配管
8、スレーブシリンダ1の液圧室5に作動液を充填して
液圧系統の空気抜きを済ませて出荷、輸送され、車体に
取付けられる。
【0014】そして、車体に取付けられた後、クラッチ
マスタシリンダ7からの圧液供給によってピストンロッ
ド9がシリンダボディ2から突出すると、この突出力に
より保護ブーツ11の連結部11dは、薄肉部11eが
破断され、その後のピストンロッド9の出没に追随して
保護ブーツ11の蛇腹部11cが伸縮する。
【0015】このように、連結部11dによって蛇腹部
11cが縮小状態の保護ブーツ11をピストンロッド9
とシリンダボディ2の開口端部との間に被着し、ピスト
ンロッド9をシリンダボディ2内へ没入した状態に保持
するから、従来の保持帯ひもに比べ、部品点数並びに組
付け行程を削減でき、また、破断された連結部11d
は、保護ブーツ11に付着したままであるからゴミの発
生も防止できる。
【0016】図4及び図5は本発明の第2実施形態例を
示すもので、保護ブーツ20は、蛇腹部20aの各蛇腹
20b,20b間をリブ状の連結部20cで縮小状態に
連結し、各連結部20cの中央部に、強度減少部として
の薄肉部20dを形成しており、ピストンロッド9の突
出力により薄肉部20dが破断される。したがって、部
品点数並びに組付け行程を削減でき、ゴミの発生も防止
できる。
【0017】図6は本発明の第3実施形態例を示すもの
で、保護ブーツ30は、蛇腹部30aのシリンダボディ
側30bからピストンロッド9の嵌着部30c側へ連結
部30dを延設し、蛇腹部30aを縮小状態にして連結
部30dの先端30eを嵌着部30cに接合しており、
ピストンロッド9の突出力により強度減少部としての連
結部30dの先端30eの接合が破断される。したがっ
て、部品点数並びに組付け行程を削減でき、ゴミの発生
も防止できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアクチュ
エータの保護ブーツは、ハウジングから直線状に出没す
る出力部材の出没に伴って伸縮する蛇腹部を縮小状態に
保持する連結部を設け、該連結部に、出力部材の突出力
によって破断される強度減少部を形成し、アクチュエー
タの輸送・取付時には出力部材をハウジング内に没入状
態に保持し、取付後の最初の出力部材の突出力によって
連結部を破断して、出力部材の出没に伴って蛇腹部を伸
縮させるので、出力部材の没入状態を保持するための部
品点数並びに組付け行程の削減及びゴミの発生を防止で
きる。また、強度減少部を薄肉部とすることにより破断
を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態例を示す保護ブーツの
断面図である。
【図2】 連結部の断面図である。
【図3】 クラッチ作動機構の概略を示す断面図であ
る。
【図4】 本発明の第2実施形態例を示す保護ブーツの
断面図である。
【図5】 連結部の断面図である。
【図6】 本発明の第3実施形態例を示す保護ブーツの
断面図である。
【符号の説明】
1…スレーブシリンダ、2…シリンダボディ、4…ピス
トン、9…ピストンロッド、11,20,30…保護ブ
ーツ、11c,20a,30a…蛇腹部、11d,20
c,30d…連結部、11e,20d…薄肉部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングから直線状
    に出没可能な出力部材との間に被着され、出力部材の出
    没に伴って蛇腹部を伸縮させるアクチュエータの保護ブ
    ーツにおいて、前記蛇腹部を縮小状態に保持する連結部
    を設け、該連結部に、前記出力部材の突出力によって破
    断される強度減少部を形成したことを特徴とするアクチ
    ュエータの保護ブーツ。
  2. 【請求項2】 前記強度減少部が薄肉部であることを特
    徴とする請求項1記載のアクチュエータの保護ブーツ。
JP17995495A 1995-07-17 1995-07-17 アクチュエータの保護ブーツ Pending JPH0932805A (ja)

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JP17995495A JPH0932805A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 アクチュエータの保護ブーツ

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JPH0932805A true JPH0932805A (ja) 1997-02-04

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JP17995495A Pending JPH0932805A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 アクチュエータの保護ブーツ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289206A (ja) * 2000-01-31 2001-10-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用アクチュエータの保持構造
CN113175461A (zh) * 2021-05-24 2021-07-27 青岛张氏上佳科技有限公司 一种耐磨性能好的卡车用活塞杆

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289206A (ja) * 2000-01-31 2001-10-19 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用アクチュエータの保持構造
US6460449B2 (en) 2000-01-31 2002-10-08 Nissin Kogyo Co., Ltd. Automotive actuator retaining construction
CN113175461A (zh) * 2021-05-24 2021-07-27 青岛张氏上佳科技有限公司 一种耐磨性能好的卡车用活塞杆

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