JPH09327877A - 生分解性複合材およびその製造方法 - Google Patents
生分解性複合材およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH09327877A JPH09327877A JP9034717A JP3471797A JPH09327877A JP H09327877 A JPH09327877 A JP H09327877A JP 9034717 A JP9034717 A JP 9034717A JP 3471797 A JP3471797 A JP 3471797A JP H09327877 A JPH09327877 A JP H09327877A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugate
- aliphatic
- polyester resin
- aliphatic polyester
- composite material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Biological Depolymerization Polymers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂製段ボールの耐水性、強度などの優
れた機能を持ち、しかも焼却処理した場合に燃焼発熱量
も小さく、土壌などに埋立て処理した場合に生分解され
る生分解性複合材を提供すること。 【解決手段】 脂肪族ポリエステル樹脂からなる表面コ
ルゲートとライナーとの間に、同じ樹脂からなる多孔状
または繊維状素材から構成される内部コルゲートが介在
され、この内部コルゲートは表面コルゲートと一体化さ
れ、かつ、上記ライナーと融着されてなることを特徴と
する生分解性複合材。 【効果】 上記課題が解決される。
れた機能を持ち、しかも焼却処理した場合に燃焼発熱量
も小さく、土壌などに埋立て処理した場合に生分解され
る生分解性複合材を提供すること。 【解決手段】 脂肪族ポリエステル樹脂からなる表面コ
ルゲートとライナーとの間に、同じ樹脂からなる多孔状
または繊維状素材から構成される内部コルゲートが介在
され、この内部コルゲートは表面コルゲートと一体化さ
れ、かつ、上記ライナーと融着されてなることを特徴と
する生分解性複合材。 【効果】 上記課題が解決される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生分解性複合材および
その製造方法に関する。詳しくは、脂肪族ポリエステル
樹脂シートを波板に形成し、これに同じく脂肪族ポリエ
ステル樹脂シートを、接着剤などを用いずに直接に、接
合した生分解性複合材およびその製造方法を提供するも
のである。本発明に係る生分解性複合材は、土木工事の
排水材、生鮮食料品の包装資材、衛生・医療用材料、農
業用、その他各種包装用緩衝材など種々の用途に応用す
ることができ、しかも、生分解性を有するため廃棄上の
問題を低減できる。
その製造方法に関する。詳しくは、脂肪族ポリエステル
樹脂シートを波板に形成し、これに同じく脂肪族ポリエ
ステル樹脂シートを、接着剤などを用いずに直接に、接
合した生分解性複合材およびその製造方法を提供するも
のである。本発明に係る生分解性複合材は、土木工事の
排水材、生鮮食料品の包装資材、衛生・医療用材料、農
業用、その他各種包装用緩衝材など種々の用途に応用す
ることができ、しかも、生分解性を有するため廃棄上の
問題を低減できる。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂製の段ボールは、耐
水性、強度などに優れるため、例えば水産加工品用の包
装などに広く用いられている。しかしながら、これらの
合成樹脂製段ボールは、(1) 使用後焼却処理をする場合
には、燃焼発熱量が大きく焼却炉を傷める、(2) 使用後
埋立て処理をする場合には、永久に土壌に残存する、な
どの廃棄上の問題があった。
水性、強度などに優れるため、例えば水産加工品用の包
装などに広く用いられている。しかしながら、これらの
合成樹脂製段ボールは、(1) 使用後焼却処理をする場合
には、燃焼発熱量が大きく焼却炉を傷める、(2) 使用後
埋立て処理をする場合には、永久に土壌に残存する、な
どの廃棄上の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の合成樹脂製段ボールの優れた耐水性、強度などの機能
を保持しながら、しかも燃焼発熱量も小さく、土壌など
に埋立て処理した場合には土壌中の微生物によって分解
される性質(生分解性)を有し、長時間経過するとほと
んどが分解される生分解性複合材を提供することにあ
る。
の合成樹脂製段ボールの優れた耐水性、強度などの機能
を保持しながら、しかも燃焼発熱量も小さく、土壌など
に埋立て処理した場合には土壌中の微生物によって分解
される性質(生分解性)を有し、長時間経過するとほと
んどが分解される生分解性複合材を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明(第1発明)では、脂肪族ポ
リエステル樹脂からなる表面コルゲートとライナーの間
に、脂肪族ポリエステル樹脂からなる多孔状または繊維
状素材から構成された内部コルゲートが介在され、この
内部コルゲートは表面コルゲートと一体的になされ、か
つ、上記のライナーと接合されていることを特徴とする
生分解性複合材を提供する。
に、請求項1に記載の発明(第1発明)では、脂肪族ポ
リエステル樹脂からなる表面コルゲートとライナーの間
に、脂肪族ポリエステル樹脂からなる多孔状または繊維
状素材から構成された内部コルゲートが介在され、この
内部コルゲートは表面コルゲートと一体的になされ、か
つ、上記のライナーと接合されていることを特徴とする
生分解性複合材を提供する。
【0005】また、請求項2に記載の発明(第2発明)
では、一対のコルゲートロールの間に溶融状態の脂肪族
ポリエステル樹脂シートと、脂肪族ポリエステル樹脂か
らなる多孔質状または繊維状シート素材とを供給して複
合コルゲートとし、次いで、一方のコルゲートロールと
押圧ロールの間に上記の複合コルゲートをシート素材が
表面となるように移送すると共に、ライナー用の脂肪族
ポリエステル樹脂シートを溶融状態で供給し、複合コル
ゲートに接合することを特徴とする請求項1に記載の生
分解性複合材の製造方法を提供する。
では、一対のコルゲートロールの間に溶融状態の脂肪族
ポリエステル樹脂シートと、脂肪族ポリエステル樹脂か
らなる多孔質状または繊維状シート素材とを供給して複
合コルゲートとし、次いで、一方のコルゲートロールと
押圧ロールの間に上記の複合コルゲートをシート素材が
表面となるように移送すると共に、ライナー用の脂肪族
ポリエステル樹脂シートを溶融状態で供給し、複合コル
ゲートに接合することを特徴とする請求項1に記載の生
分解性複合材の製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において脂肪族ポリエステル樹脂は、脂肪族ジオ
ールとジカルボン酸またはその誘導体を反応主成分と
し、2官能脂肪族オキシカルボン酸を脂肪族ジカルボン
酸(またはその誘導体)100モルに対し0.04〜6
0モル共存させ共重合させたものである。さらには、主
として脂肪族または脂環式ジオールおよび脂肪族ジカル
ボン酸またはその誘導体を、重縮合反応させる際に、乳
酸に代表されるα−ヒドロキシカルボン酸タイプの2官
能脂肪族オキシカルボン酸を、脂肪族ジカルボン酸また
はその誘導体100モルに対し0.04〜60モル共存
させ、かつ、ゲルマニウム化合物からなる触媒を使用す
ることにより得られた数平均分子量が1万〜20万であ
る脂肪族ポリエステル樹脂である。重縮合反応させる際
に、ゲルマニウム化合物からなる触媒の存在させ、乳酸
などの2官能脂肪族オキシカルボン酸を適量用いること
により、重合速度が増大し、高分子量の脂肪族ポリエス
テルが得られる。
本発明において脂肪族ポリエステル樹脂は、脂肪族ジオ
ールとジカルボン酸またはその誘導体を反応主成分と
し、2官能脂肪族オキシカルボン酸を脂肪族ジカルボン
酸(またはその誘導体)100モルに対し0.04〜6
0モル共存させ共重合させたものである。さらには、主
として脂肪族または脂環式ジオールおよび脂肪族ジカル
ボン酸またはその誘導体を、重縮合反応させる際に、乳
酸に代表されるα−ヒドロキシカルボン酸タイプの2官
能脂肪族オキシカルボン酸を、脂肪族ジカルボン酸また
はその誘導体100モルに対し0.04〜60モル共存
させ、かつ、ゲルマニウム化合物からなる触媒を使用す
ることにより得られた数平均分子量が1万〜20万であ
る脂肪族ポリエステル樹脂である。重縮合反応させる際
に、ゲルマニウム化合物からなる触媒の存在させ、乳酸
などの2官能脂肪族オキシカルボン酸を適量用いること
により、重合速度が増大し、高分子量の脂肪族ポリエス
テルが得られる。
【0007】脂肪族ジオールとしては、次式、HO−
(CH2)m−OH、(式中、mは2〜10の整数であ
る。)に相当する脂肪族ジオールが好適である。具体的
には、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールなどが挙げられる。これらの脂肪族ジオール
は、単独でも2種以上の混合物であってもよい。得られ
る樹脂の性質の観点から、好ましいのは1,4−ブタン
ジオールまたはエチレングリコールであり、中でも特に
好ましいのは1,4−ブタンジオールである。
(CH2)m−OH、(式中、mは2〜10の整数であ
る。)に相当する脂肪族ジオールが好適である。具体的
には、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、デカメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールなどが挙げられる。これらの脂肪族ジオール
は、単独でも2種以上の混合物であってもよい。得られ
る樹脂の性質の観点から、好ましいのは1,4−ブタン
ジオールまたはエチレングリコールであり、中でも特に
好ましいのは1,4−ブタンジオールである。
【0008】脂肪族ジカルボン酸としては、次式、HO
OC−(CH2)n−OH、(式中、nは0または1〜1
2の整数である。)に相当する脂肪族ジカルボン酸が好
適である。具体的には、コハク酸、アジピン酸、スベリ
ン酸、セバシン酸、ドデカン酸、またはその誘導体とし
て低級アルキルエステル類、および酸無水物、例えば、
無水コハク酸、無水アジピン酸などが挙げられる。これ
らのジカルボン酸(またはその誘導体)は、単独でも2
種以上の混合物であってもよい。得られる樹脂の性質の
観点から、特に好ましいのはコハク酸、無水コハク酸、
またはコハク酸とアジピン酸の混合物である。
OC−(CH2)n−OH、(式中、nは0または1〜1
2の整数である。)に相当する脂肪族ジカルボン酸が好
適である。具体的には、コハク酸、アジピン酸、スベリ
ン酸、セバシン酸、ドデカン酸、またはその誘導体とし
て低級アルキルエステル類、および酸無水物、例えば、
無水コハク酸、無水アジピン酸などが挙げられる。これ
らのジカルボン酸(またはその誘導体)は、単独でも2
種以上の混合物であってもよい。得られる樹脂の性質の
観点から、特に好ましいのはコハク酸、無水コハク酸、
またはコハク酸とアジピン酸の混合物である。
【0009】2官能脂肪族オキシカルボン酸としては、
下記(IV)式に相当する脂肪族α−ヒドロキシカルボン
酸が好適である。
下記(IV)式に相当する脂肪族α−ヒドロキシカルボン
酸が好適である。
【0010】
【化4】
【0011】この2官能脂肪族オキシカルボン酸の具体
例としては、乳酸、グリコール酸、2−ヒドロキシ−n
−酪酸、2−ヒドロキシカプロン酸、2−ヒドロキシ
3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシメチル酪酸、2
−ヒドロキシイソカプロン酸、またはこれらの混合物が
挙げられる。これら化合物に光学異性体が存在する場合
は、D体、L体、またはラセミ体のいずれでもよく、形
態としては固体、液体、または水溶液であってもよい。
これらの中で特に好ましいのは、入手が容易な乳酸また
は乳酸水溶液である。なお、2官能脂肪族オキシカルボ
ン酸は、上記(IV)式で表わされるものに、(IV)式で
表わされない他の2官能脂肪族オキシカルボン酸を組合
せて使用することもできる。
例としては、乳酸、グリコール酸、2−ヒドロキシ−n
−酪酸、2−ヒドロキシカプロン酸、2−ヒドロキシ
3,3−ジメチル酪酸、2−ヒドロキシメチル酪酸、2
−ヒドロキシイソカプロン酸、またはこれらの混合物が
挙げられる。これら化合物に光学異性体が存在する場合
は、D体、L体、またはラセミ体のいずれでもよく、形
態としては固体、液体、または水溶液であってもよい。
これらの中で特に好ましいのは、入手が容易な乳酸また
は乳酸水溶液である。なお、2官能脂肪族オキシカルボ
ン酸は、上記(IV)式で表わされるものに、(IV)式で
表わされない他の2官能脂肪族オキシカルボン酸を組合
せて使用することもできる。
【0012】本発明に係る生分解性複合体の原料である
脂肪族ポリエステル樹脂は、従来から知られている適切
な条件を設定して、重縮合反応させることによって製造
することができる。脂肪族ジオールの使用量は、脂肪族
ジカルボン酸またはその誘導体100モルに対し実質的
に等モルであるが、一般には、エステル化中の留出があ
ることから、1〜20モル%過剰に用いられる。
脂肪族ポリエステル樹脂は、従来から知られている適切
な条件を設定して、重縮合反応させることによって製造
することができる。脂肪族ジオールの使用量は、脂肪族
ジカルボン酸またはその誘導体100モルに対し実質的
に等モルであるが、一般には、エステル化中の留出があ
ることから、1〜20モル%過剰に用いられる。
【0013】添加される脂肪族オキシカルボン酸の量
は、脂肪族オキシカルボン酸が少なすぎると重縮合反応
生成物の分子量を高めることができず、多すぎると耐熱
性、機械的特性などが不十分となり、いずれも好ましく
ない。脂肪族オキシカルボン酸の量は、脂肪族ジカルボ
ン酸またはその誘導体100モルに対し、好ましくは
0.04〜60モル、より好ましくは1〜40モル、特
に好ましくは2〜20モルである。脂肪族オキシカルボ
ン酸の添加時期・方法は、重縮合反応以前であれば特に
限定されず、例えば、(1) あらかじめ触媒を脂肪族オキ
シカルボン酸溶液に溶解させた状態で添加する方法、
(2) 原料仕込時触媒を添加すると同時に添加する方法、
などが挙げられる。
は、脂肪族オキシカルボン酸が少なすぎると重縮合反応
生成物の分子量を高めることができず、多すぎると耐熱
性、機械的特性などが不十分となり、いずれも好ましく
ない。脂肪族オキシカルボン酸の量は、脂肪族ジカルボ
ン酸またはその誘導体100モルに対し、好ましくは
0.04〜60モル、より好ましくは1〜40モル、特
に好ましくは2〜20モルである。脂肪族オキシカルボ
ン酸の添加時期・方法は、重縮合反応以前であれば特に
限定されず、例えば、(1) あらかじめ触媒を脂肪族オキ
シカルボン酸溶液に溶解させた状態で添加する方法、
(2) 原料仕込時触媒を添加すると同時に添加する方法、
などが挙げられる。
【0014】脂肪族ポリエステル樹脂は、上記原料をゲ
ルマニウム化合物からなる重合触媒の存在下で重縮合さ
せることによって得られる。ゲルマニウム化合物として
は、例えば、テトラアルコキシゲルマニウムなどの有機
ゲルマニウム化合物類、または酸化ゲルマニウムおよび
塩化ゲルマニウムなどの無機ゲルマニウム化合物類が挙
げられる。価格や入手の容易さなどから、酸化ゲルマニ
ウム、テトラエトキシゲルマニウムまたはテトラブトキ
シゲルマニウムなどが特に好ましい。ゲルマニウム化合
物は、1種でも2種以上の混合物であってもよい。触媒
のゲルマニウム化合物には、ポリエステルを製造する際
に使用される他の触媒を組合せることができる。組合せ
ることができる触媒としては、反応系に可溶の金属触媒
であり、例えば、チタン、アンチモン、スズ、マグネシ
ウム、カルシウム、亜鉛などの化合物が挙げられる。
ルマニウム化合物からなる重合触媒の存在下で重縮合さ
せることによって得られる。ゲルマニウム化合物として
は、例えば、テトラアルコキシゲルマニウムなどの有機
ゲルマニウム化合物類、または酸化ゲルマニウムおよび
塩化ゲルマニウムなどの無機ゲルマニウム化合物類が挙
げられる。価格や入手の容易さなどから、酸化ゲルマニ
ウム、テトラエトキシゲルマニウムまたはテトラブトキ
シゲルマニウムなどが特に好ましい。ゲルマニウム化合
物は、1種でも2種以上の混合物であってもよい。触媒
のゲルマニウム化合物には、ポリエステルを製造する際
に使用される他の触媒を組合せることができる。組合せ
ることができる触媒としては、反応系に可溶の金属触媒
であり、例えば、チタン、アンチモン、スズ、マグネシ
ウム、カルシウム、亜鉛などの化合物が挙げられる。
【0015】これら触媒の使用量は、重縮合反応で使用
されるモノマー量に対して0.001〜3重量%の範囲
で選ばれ、より好ましくは0.005〜1.5重量%で
ある。触媒の添加時期は、重縮合開始以前であれば得に
限定されないが、原料仕込時に添加するか、または脂肪
族オキシカルボン酸水溶液に触媒を溶解して添加する方
法が好ましい。中でも、触媒の保存性の観点から、脂肪
族オキシカルボン酸に触媒を溶解して添加する方法が好
ましい。
されるモノマー量に対して0.001〜3重量%の範囲
で選ばれ、より好ましくは0.005〜1.5重量%で
ある。触媒の添加時期は、重縮合開始以前であれば得に
限定されないが、原料仕込時に添加するか、または脂肪
族オキシカルボン酸水溶液に触媒を溶解して添加する方
法が好ましい。中でも、触媒の保存性の観点から、脂肪
族オキシカルボン酸に触媒を溶解して添加する方法が好
ましい。
【0016】脂肪族ポリエステル樹脂を製造する際の温
度、時間、圧力などの条件は、原料モノマーの組合せ、
組成比、触媒の種類、量などの組合せにより変るが、温
度は150〜260℃の範囲、好ましくは180〜23
0℃の範囲で選ぶのがよく、重合時間は2時間以上、好
ましくは4〜15時間の範囲で選ぶのがよい。反応圧力
は10mmHg以下の減圧、好ましくは2mmHg以下の減
圧とするのがよい。
度、時間、圧力などの条件は、原料モノマーの組合せ、
組成比、触媒の種類、量などの組合せにより変るが、温
度は150〜260℃の範囲、好ましくは180〜23
0℃の範囲で選ぶのがよく、重合時間は2時間以上、好
ましくは4〜15時間の範囲で選ぶのがよい。反応圧力
は10mmHg以下の減圧、好ましくは2mmHg以下の減
圧とするのがよい。
【0017】脂肪族ポリエステル樹脂の組成比は、前記
(II)式で表わされる脂肪族ジオール単位と、前記(II
I)式で表わされる脂肪族ジカルボン酸単位のモル比が実
質的に等しいことが必要である。(II)式脂で表わされ
る肪族ジオール単位と(III)式で表わされる脂肪族ジカ
ルボン酸単位とは、各々35〜49.99モル%の範
囲、好ましくは40〜49.75モル%、より好ましく
は45〜49.5モル%の範囲で選ぶのがよい。また、
前記(I)式で表わされる脂肪族オキシカルボン酸単位
は、0.02〜30モル%の範囲で選ぶのがよい。脂肪
族オキシカルボン酸が30モル%を超えると耐熱性、機
械的特性が不十分であり、また0.02モル%未満であ
ると添加効果が現れない。上記範囲で好ましいのは0.
5〜20モル%、中でも好ましいのは1.0〜10モル
%の範囲である。
(II)式で表わされる脂肪族ジオール単位と、前記(II
I)式で表わされる脂肪族ジカルボン酸単位のモル比が実
質的に等しいことが必要である。(II)式脂で表わされ
る肪族ジオール単位と(III)式で表わされる脂肪族ジカ
ルボン酸単位とは、各々35〜49.99モル%の範
囲、好ましくは40〜49.75モル%、より好ましく
は45〜49.5モル%の範囲で選ぶのがよい。また、
前記(I)式で表わされる脂肪族オキシカルボン酸単位
は、0.02〜30モル%の範囲で選ぶのがよい。脂肪
族オキシカルボン酸が30モル%を超えると耐熱性、機
械的特性が不十分であり、また0.02モル%未満であ
ると添加効果が現れない。上記範囲で好ましいのは0.
5〜20モル%、中でも好ましいのは1.0〜10モル
%の範囲である。
【0018】脂肪族ポリエステル樹脂には、本発明の目
的・効果を損なわない限り、他の共重合成分を導入する
ことができる。他の共重合成分としては、3官能以上の
多価オキシカルボン酸、多価カルボン酸、多価アルコー
ルなどが挙げられる。これら他の共重合成分を導入した
場合には、脂肪族ポリエステル樹脂の溶融粘度を高める
ことができ、好ましい。他の共重合成分の具体例として
は、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸などが挙げられる。得られる脂肪
族ポリエステル樹脂の物性の観点から、リンゴ酸、トリ
メチロールプロパン、グリセリンなどが特に好ましい。
的・効果を損なわない限り、他の共重合成分を導入する
ことができる。他の共重合成分としては、3官能以上の
多価オキシカルボン酸、多価カルボン酸、多価アルコー
ルなどが挙げられる。これら他の共重合成分を導入した
場合には、脂肪族ポリエステル樹脂の溶融粘度を高める
ことができ、好ましい。他の共重合成分の具体例として
は、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸などが挙げられる。得られる脂肪
族ポリエステル樹脂の物性の観点から、リンゴ酸、トリ
メチロールプロパン、グリセリンなどが特に好ましい。
【0019】本発明に係る生分解性複合体の原料である
脂肪族ポリエステル樹脂は、その数平均分子量(GPC
法によって測定した値をいう。)は1万〜20万の範囲
であり、好ましいのは3万〜20万の範囲である。ま
た、その融点は70〜180℃の範囲が好ましい。融点
が70℃未満であると耐熱性が不十分であり、180℃
を超えるものは製造が難しい。好ましい融点範囲は70
〜150℃であり、さらに好ましいのは80〜135℃
である。さらに、温度190℃におけるMFR(JIS
K7210に準拠して測定した値をいう。)が0.0
1〜50g/10分の範囲が好ましい。MFRが0.0
1g/10分未満であると成形性が劣り、50g/10
分を超えると耐熱性、機械的特性が不十分であり、いず
れも好ましくない。
脂肪族ポリエステル樹脂は、その数平均分子量(GPC
法によって測定した値をいう。)は1万〜20万の範囲
であり、好ましいのは3万〜20万の範囲である。ま
た、その融点は70〜180℃の範囲が好ましい。融点
が70℃未満であると耐熱性が不十分であり、180℃
を超えるものは製造が難しい。好ましい融点範囲は70
〜150℃であり、さらに好ましいのは80〜135℃
である。さらに、温度190℃におけるMFR(JIS
K7210に準拠して測定した値をいう。)が0.0
1〜50g/10分の範囲が好ましい。MFRが0.0
1g/10分未満であると成形性が劣り、50g/10
分を超えると耐熱性、機械的特性が不十分であり、いず
れも好ましくない。
【0020】なお、原料樹脂には、本発明の目的・効果
を損なわない種類および量の他の各種樹脂添加剤を、配
合することができる。各種樹脂添加剤としては、無機充
填剤、有機充填剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、顔
料、帯電防止剤、蛍光剤、可塑剤、滑剤、難燃剤などが
挙げられる。
を損なわない種類および量の他の各種樹脂添加剤を、配
合することができる。各種樹脂添加剤としては、無機充
填剤、有機充填剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、顔料、顔
料、帯電防止剤、蛍光剤、可塑剤、滑剤、難燃剤などが
挙げられる。
【0021】本発明に係る生分解性複合材は、ライナー
(表面平板)、表面コルゲート、内部コルゲートより構
成され、これらはいずれも上記の脂肪酸ポリエステル樹
脂を原料樹脂として調製される。ライナーと表面コルゲ
ートとは、本発明に係る生分解性複合材の外側面を構成
し、内部コルゲートは両者の間に介在して、両者を接合
する機能を果たす。
(表面平板)、表面コルゲート、内部コルゲートより構
成され、これらはいずれも上記の脂肪酸ポリエステル樹
脂を原料樹脂として調製される。ライナーと表面コルゲ
ートとは、本発明に係る生分解性複合材の外側面を構成
し、内部コルゲートは両者の間に介在して、両者を接合
する機能を果たす。
【0022】内部コルゲートは、多孔状または繊維状素
材から調製される。多孔状素材としては、多孔質フィル
ム、多孔質シートまたは発泡シートなどが挙げられ、繊
維状素材としては、不織布、織布などが挙げられる。
材から調製される。多孔状素材としては、多孔質フィル
ム、多孔質シートまたは発泡シートなどが挙げられ、繊
維状素材としては、不織布、織布などが挙げられる。
【0023】多孔質フィルムまたは多孔質シートは、従
来らか知られている方法によって、容易に製造すること
ができる。たとえば、脂肪族ポリエステル樹脂100重
量部に対し、充填材(無機充填剤または有機充填剤、も
しくはこれらの混合物)を少なくとも50重量部以上、
さらに要すれば可塑剤を配合した組成物とし、押出機な
どの溶融混練機によって溶融させ、フィルムまたはシー
ト状に押出し、少なくとも一軸方向に1.2倍以上延伸
する方法によって製造することができる。延伸方法は、
インフレーション方式、ピンテンター方式のいずれであ
ってもよい。
来らか知られている方法によって、容易に製造すること
ができる。たとえば、脂肪族ポリエステル樹脂100重
量部に対し、充填材(無機充填剤または有機充填剤、も
しくはこれらの混合物)を少なくとも50重量部以上、
さらに要すれば可塑剤を配合した組成物とし、押出機な
どの溶融混練機によって溶融させ、フィルムまたはシー
ト状に押出し、少なくとも一軸方向に1.2倍以上延伸
する方法によって製造することができる。延伸方法は、
インフレーション方式、ピンテンター方式のいずれであ
ってもよい。
【0024】上記方法で製造された多孔質フィルムまた
はシートの性能は、空孔率(%)[ここで空孔率とは、
用いた組成物中に含まれる原料の真比重と配合組成から
計算されるか、または組成物を完全に脱泡して圧縮成型
した試験片について求めた比重Dと、多孔質フィルムま
たはシートに成形されたものの見かけ比重ρにより、
式、{(D−ρ)/D}×100、に基づいて算出した
値をいう。]10%以上で、通気度(JIS P811
7に準拠して測定した値をいう。)5000sec/1
00cc以下、透湿度(JIS Z0208に準拠して
測定した値をいう。)500g/m2/24hr以上、
なる性質を有するものが好ましい。
はシートの性能は、空孔率(%)[ここで空孔率とは、
用いた組成物中に含まれる原料の真比重と配合組成から
計算されるか、または組成物を完全に脱泡して圧縮成型
した試験片について求めた比重Dと、多孔質フィルムま
たはシートに成形されたものの見かけ比重ρにより、
式、{(D−ρ)/D}×100、に基づいて算出した
値をいう。]10%以上で、通気度(JIS P811
7に準拠して測定した値をいう。)5000sec/1
00cc以下、透湿度(JIS Z0208に準拠して
測定した値をいう。)500g/m2/24hr以上、
なる性質を有するものが好ましい。
【0025】発泡シートも、従来らか知られている方法
によって、容易に製造することができる。例えば、脂肪
族ポリエステル樹脂に発泡剤を適量添加し、発泡シート
とすればよく、厚さ、坪量、密度などについては特に制
限はないが、後述のコルゲートロールによって変形し得
る程度の厚さが好適である。
によって、容易に製造することができる。例えば、脂肪
族ポリエステル樹脂に発泡剤を適量添加し、発泡シート
とすればよく、厚さ、坪量、密度などについては特に制
限はないが、後述のコルゲートロールによって変形し得
る程度の厚さが好適である。
【0026】不織布は、従来から知られている方法によ
って、容易に製造することができる。たとえば、脂肪族
ポリエステル樹脂製の繊維を水中に均一に分散させ、こ
れを金網などですくいシート状にする湿式や、繊維を空
気中に飛散させた後、金網に集めてカード状にするエア
ーレイド法、紡糸機から直接ウェブを形成するスパンボ
ンド法やメルトブロー法などが挙げられる。これらの方
法で製造される不織布は、その繊維径、厚さ、坪量、密
度などについては特に制限はないが、通常は、目付が1
0〜70g/m2のものが好適である。織布には、平
織、綾織、朱織などが挙げられる。
って、容易に製造することができる。たとえば、脂肪族
ポリエステル樹脂製の繊維を水中に均一に分散させ、こ
れを金網などですくいシート状にする湿式や、繊維を空
気中に飛散させた後、金網に集めてカード状にするエア
ーレイド法、紡糸機から直接ウェブを形成するスパンボ
ンド法やメルトブロー法などが挙げられる。これらの方
法で製造される不織布は、その繊維径、厚さ、坪量、密
度などについては特に制限はないが、通常は、目付が1
0〜70g/m2のものが好適である。織布には、平
織、綾織、朱織などが挙げられる。
【0027】本発明に係る生分解性複合材を製造するに
は、押出機で溶融させた脂肪族ポリエステル樹脂をシー
ト状にしたものと、別途調製した多孔状または繊維状の
素材を、同時に一対のコルゲートロールの間に供給して
複合コルゲートとする。次いで、複合コルゲートの多孔
状または繊維状の素材の面に、別の押出機で溶融させた
脂肪族ポリエステル樹脂をシート状にしたものを溶融状
態で供給し、複合コルゲートに接合する。
は、押出機で溶融させた脂肪族ポリエステル樹脂をシー
ト状にしたものと、別途調製した多孔状または繊維状の
素材を、同時に一対のコルゲートロールの間に供給して
複合コルゲートとする。次いで、複合コルゲートの多孔
状または繊維状の素材の面に、別の押出機で溶融させた
脂肪族ポリエステル樹脂をシート状にしたものを溶融状
態で供給し、複合コルゲートに接合する。
【0028】以下、本発明方法の1例について図面を用
いて説明する。第1図は本発明の生分解性複合材の一例
を示す断面説明図、第2図は本発明の生分解性複合材の
他の1例を示す断面説明図、第3図は本発明の製造装置
の一例を示す概略図である。
いて説明する。第1図は本発明の生分解性複合材の一例
を示す断面説明図、第2図は本発明の生分解性複合材の
他の1例を示す断面説明図、第3図は本発明の製造装置
の一例を示す概略図である。
【0029】第1図、第2図は本発明の生分解性複合材
の一例を示す断面説明図であり、表面コルゲート
(a)、内部コルゲート(b)およびライナー(c)か
ら構成され、いずれも脂肪族ポリエステル樹脂よりな
る。表面コルゲート(a)とライナー(c)は、シート
状に押出し成形される。内部コルゲート(b)は、繊維
状または多孔状の素材に作られる。
の一例を示す断面説明図であり、表面コルゲート
(a)、内部コルゲート(b)およびライナー(c)か
ら構成され、いずれも脂肪族ポリエステル樹脂よりな
る。表面コルゲート(a)とライナー(c)は、シート
状に押出し成形される。内部コルゲート(b)は、繊維
状または多孔状の素材に作られる。
【0030】図3において、1、6は押出機、2、7、
は脂肪族ポリエステル樹脂シート、3は脂肪族ポリエス
テル樹脂で繊維状または多孔状に作られた織布、織布、
多孔膜、発泡シート等、4、5はコルゲートロール、8
は押圧ロール、9は冷却ブロワー、10は冷却ロール、
11はガイドロール、12、13は引き取りロールをそ
れぞれ示す。
は脂肪族ポリエステル樹脂シート、3は脂肪族ポリエス
テル樹脂で繊維状または多孔状に作られた織布、織布、
多孔膜、発泡シート等、4、5はコルゲートロール、8
は押圧ロール、9は冷却ブロワー、10は冷却ロール、
11はガイドロール、12、13は引き取りロールをそ
れぞれ示す。
【0031】押出機1から押し出された溶融状態にある
脂肪族ポリエステル樹脂シート2と脂肪族ポリエステル
樹脂で繊維状または多孔状に作られたシート素材3をコ
ルゲートロール4、5で挟持し、複合コルゲート3aを
得る。
脂肪族ポリエステル樹脂シート2と脂肪族ポリエステル
樹脂で繊維状または多孔状に作られたシート素材3をコ
ルゲートロール4、5で挟持し、複合コルゲート3aを
得る。
【0032】次いで、一方のコルゲートロール5と押圧
ロール8の間に上記の複合コルゲート3aをシート素材
3が表面となるように移送すると共に押出機6にて押し
出されたライナー用の脂肪族ポリエステル樹脂シート7
を溶融状態で供給して複合コルゲート3aに接合する。
ロール8の間に上記の複合コルゲート3aをシート素材
3が表面となるように移送すると共に押出機6にて押し
出されたライナー用の脂肪族ポリエステル樹脂シート7
を溶融状態で供給して複合コルゲート3aに接合する。
【0033】複合コルゲート3aを得る上記工程におい
ては、脂肪族ポリエステル樹脂シート2をある程度の温
度まで冷却しないと良好な形付けが行われないことがあ
るため、コルゲートロール4、5の温度は脂肪族ポリエ
ステル樹脂シート2の融点以下の温度に維持する。ま
た、シート素材3の種類によっては一方のコルゲートロ
ール5に複合コルゲート3aを確実に保持(巻回)させ
たまま送られることが必要であり、このため、コルゲー
トロール5の温度はコルゲートロール4の温度より高く
しておくことが好ましい。
ては、脂肪族ポリエステル樹脂シート2をある程度の温
度まで冷却しないと良好な形付けが行われないことがあ
るため、コルゲートロール4、5の温度は脂肪族ポリエ
ステル樹脂シート2の融点以下の温度に維持する。ま
た、シート素材3の種類によっては一方のコルゲートロ
ール5に複合コルゲート3aを確実に保持(巻回)させ
たまま送られることが必要であり、このため、コルゲー
トロール5の温度はコルゲートロール4の温度より高く
しておくことが好ましい。
【0034】コルゲートロール4、5の温度は、脂肪族
ポリエステル樹脂シート2の押出速度、シートの厚さな
どにより異なるが、コルゲートロール5(シートを保持
するロール)は脂肪族ポリエステル樹脂の融点より1〜
50℃程度低くすれば良い。また、コルゲートロール4
とコルゲートロール5との温度差は通常10〜100℃
程度、好ましくは20〜50℃程度とされているのがよ
い。
ポリエステル樹脂シート2の押出速度、シートの厚さな
どにより異なるが、コルゲートロール5(シートを保持
するロール)は脂肪族ポリエステル樹脂の融点より1〜
50℃程度低くすれば良い。また、コルゲートロール4
とコルゲートロール5との温度差は通常10〜100℃
程度、好ましくは20〜50℃程度とされているのがよ
い。
【0035】上記の方法において、溶融状態の脂肪族ポ
リエステル樹脂シート2と脂肪族ポリエステル樹脂シー
ト素材3とは、一対のコルゲートロール4、5の間で押
圧され、両者が波形に形付けられると共に脂肪族ポリエ
ステル樹脂シート2の一部がシート素材3と溶融して一
体化される。または脂肪族ポリエステル樹脂シート素材
3に発泡シートを用いた場合、発泡シートはコルゲート
ロール4、5の間の押圧によって潰され、第2図に示す
状態となる。また、複合コルゲート3aと溶融状態の脂
肪族ポリエステル樹脂シート7とはコルゲートロール5
と押圧ロール8の間で押圧され、上記と同様、脂肪族ポ
リエステル樹脂シート7の一部が脂肪族ポリエステル樹
脂シート素材3に溶融接合される。
リエステル樹脂シート2と脂肪族ポリエステル樹脂シー
ト素材3とは、一対のコルゲートロール4、5の間で押
圧され、両者が波形に形付けられると共に脂肪族ポリエ
ステル樹脂シート2の一部がシート素材3と溶融して一
体化される。または脂肪族ポリエステル樹脂シート素材
3に発泡シートを用いた場合、発泡シートはコルゲート
ロール4、5の間の押圧によって潰され、第2図に示す
状態となる。また、複合コルゲート3aと溶融状態の脂
肪族ポリエステル樹脂シート7とはコルゲートロール5
と押圧ロール8の間で押圧され、上記と同様、脂肪族ポ
リエステル樹脂シート7の一部が脂肪族ポリエステル樹
脂シート素材3に溶融接合される。
【0036】このようにして得られた生分解性複合材3
bは、冷却ロール10、ガイドロール11を経て引き取
りロール12、13により引き取られるがコルゲートロ
ール5から外れる前の段階において、すなわち、脂肪族
ポリエステル樹脂シート7を複合コルゲート3aに接合
した直後に冷却ブロワー9によって冷却を行うことで融
着の安定化が図られる。
bは、冷却ロール10、ガイドロール11を経て引き取
りロール12、13により引き取られるがコルゲートロ
ール5から外れる前の段階において、すなわち、脂肪族
ポリエステル樹脂シート7を複合コルゲート3aに接合
した直後に冷却ブロワー9によって冷却を行うことで融
着の安定化が図られる。
【0037】前述のようにして得られる本発明の生分解
性複合材は、内部コルゲートが繊維状または多孔状とな
っているため、この特徴を発揮させて各種の広範囲の用
途に用いることができる。例えば、内部コルゲートに水
分を担持させて保湿性能を付与することができるため、
所定の湿度が要求される半導体分野における包装資材と
して利用することができる。また、内部コルゲートに水
分を吸収させて保持させることができるため、水産物の
輸送容器の下引資材として好適に利用することができ
る。その他、緩衝材、断熱材等として利用することがで
きる。また、熱交換機の素子として利用することも可能
である。
性複合材は、内部コルゲートが繊維状または多孔状とな
っているため、この特徴を発揮させて各種の広範囲の用
途に用いることができる。例えば、内部コルゲートに水
分を担持させて保湿性能を付与することができるため、
所定の湿度が要求される半導体分野における包装資材と
して利用することができる。また、内部コルゲートに水
分を吸収させて保持させることができるため、水産物の
輸送容器の下引資材として好適に利用することができ
る。その他、緩衝材、断熱材等として利用することがで
きる。また、熱交換機の素子として利用することも可能
である。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて、更に詳細
に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限り、以下
の記載例に限定されるのものではない。なお、以下の例
において、生分解性複合材の「重量保持率」は、最大容
水量の65%に調湿した耕作土の入ったカップに、試料
の生分解性複合材(2×2cm片)を埋設し、30℃、暗
所静置でインキュベートを行ない、3カ月後に試料を取
り出し、水洗し、一昼夜乾燥した後重量を測定し、次の
式により重量保持率を算出する方法によった。この重量
保持率は、生分解速度の目安となり、この値が小さいほ
ど生分解速度が速いことを意味する。 重量保持率(%)=(W2/W1)×100 ここで、W1は埋設前の初期重量、W2は埋設後の重量
を意味する。
に説明するが、本発明はその趣旨を越えない限り、以下
の記載例に限定されるのものではない。なお、以下の例
において、生分解性複合材の「重量保持率」は、最大容
水量の65%に調湿した耕作土の入ったカップに、試料
の生分解性複合材(2×2cm片)を埋設し、30℃、暗
所静置でインキュベートを行ない、3カ月後に試料を取
り出し、水洗し、一昼夜乾燥した後重量を測定し、次の
式により重量保持率を算出する方法によった。この重量
保持率は、生分解速度の目安となり、この値が小さいほ
ど生分解速度が速いことを意味する。 重量保持率(%)=(W2/W1)×100 ここで、W1は埋設前の初期重量、W2は埋設後の重量
を意味する。
【0039】[実施例1] <脂肪族ポリエステル樹脂の製造例>撹拌装置、窒素ガ
ス導入管、加熱装置、温度計、助剤添加口を備えた容量
600リットルの反応容器に、コハク酸を137kg、
1,4−ブタンジオールを116リットル、酸化ゲルマ
ニウム1重量%をあらかじめ溶解させた90%DL−乳
酸水溶液7.43kg、リンゴ酸0.23kgをそれぞ
れ仕込み、窒素ガス雰囲気中、120〜220℃で2時
間縮重合反応させた。引き続いて容器内温を昇温させ、
窒素ガスの導入を停止し、0.5mmHgの減圧下に、4
時間脱グリコール反応を行った。この縮重合反応生成物
を水中に押し出し、カッターで裁断した。得られた脂肪
族ポリエステル樹脂は、白色であり、収量は180kg
であった。
ス導入管、加熱装置、温度計、助剤添加口を備えた容量
600リットルの反応容器に、コハク酸を137kg、
1,4−ブタンジオールを116リットル、酸化ゲルマ
ニウム1重量%をあらかじめ溶解させた90%DL−乳
酸水溶液7.43kg、リンゴ酸0.23kgをそれぞ
れ仕込み、窒素ガス雰囲気中、120〜220℃で2時
間縮重合反応させた。引き続いて容器内温を昇温させ、
窒素ガスの導入を停止し、0.5mmHgの減圧下に、4
時間脱グリコール反応を行った。この縮重合反応生成物
を水中に押し出し、カッターで裁断した。得られた脂肪
族ポリエステル樹脂は、白色であり、収量は180kg
であった。
【0040】この脂肪族ポリエステル樹脂は、融点が1
11℃、数平均分子量(Mn)が75,000、重量平
均分子量が190,000であった。また 1H−NMR
によるポリマー組成は、乳酸単位3.1モル%、コハク
酸単位48.1モル%、1,4−ブタンジオール単位4
8.8モル%であった。さらに、温度190℃における
MFRは5.0g/10分であった。
11℃、数平均分子量(Mn)が75,000、重量平
均分子量が190,000であった。また 1H−NMR
によるポリマー組成は、乳酸単位3.1モル%、コハク
酸単位48.1モル%、1,4−ブタンジオール単位4
8.8モル%であった。さらに、温度190℃における
MFRは5.0g/10分であった。
【0041】<多孔質フィルムの製造>製造例1で得た
脂肪族ポリエステル樹脂I100重量部に、重炭酸カル
シウム(平均粒径1.0μ、脂肪酸処理)200重量部
をヘンシェルミキサー中で撹はん混合しながら、更に、
ヒドロキシル基含有量0.8meq/gのポリヒドロキ
シ飽和炭化水素{分子量2000の液状ポリブタジェン
(日本曹達社製、G−2000)を水添して得たも
の。}10重量部を添加、混合した。得られた混合物
を、二軸混練機{東芝機械社製、TEM35B}によっ
て混練し、ペレット化した。このペレットを、40mmφ
押出機によってインフレーション成形法により、厚さ1
00μのフィルムに成膜した。ついで、このフィルムを
ロール延伸機により一軸延伸を行い、厚さ70μmの脂
肪族ポリエステル樹脂多孔質フィルムを得た。この脂肪
族ポリエステル樹脂多孔質フィルムは、空孔率が35
%、通気度が650sec/100cc、透湿度が3800g/
m2/24hrなどの性能であった。
脂肪族ポリエステル樹脂I100重量部に、重炭酸カル
シウム(平均粒径1.0μ、脂肪酸処理)200重量部
をヘンシェルミキサー中で撹はん混合しながら、更に、
ヒドロキシル基含有量0.8meq/gのポリヒドロキ
シ飽和炭化水素{分子量2000の液状ポリブタジェン
(日本曹達社製、G−2000)を水添して得たも
の。}10重量部を添加、混合した。得られた混合物
を、二軸混練機{東芝機械社製、TEM35B}によっ
て混練し、ペレット化した。このペレットを、40mmφ
押出機によってインフレーション成形法により、厚さ1
00μのフィルムに成膜した。ついで、このフィルムを
ロール延伸機により一軸延伸を行い、厚さ70μmの脂
肪族ポリエステル樹脂多孔質フィルムを得た。この脂肪
族ポリエステル樹脂多孔質フィルムは、空孔率が35
%、通気度が650sec/100cc、透湿度が3800g/
m2/24hrなどの性能であった。
【0042】<複合材の製造>上記方法で得られた脂肪
族ポリエステル樹脂Iの多孔質フィルムを、図3の3に
示す通り繰り出し、押出機1からは、脂肪族ポリエステ
ル樹脂Iを溶融させてシート2として押出し、コルゲー
トロール4、5で融着させ3aを得た。さらに、押出機
6から、脂肪族ポリエステル樹脂Iを溶融させてシート
7として押出し、3aと融着させ3bを得、この3bを
ブロワー9および冷却ロール10で冷却した後、引き取
りロール12、13で引き取り、図1に示す様な生分解
性複合材を得た。この際の製造条件は、以下の通りであ
る。
族ポリエステル樹脂Iの多孔質フィルムを、図3の3に
示す通り繰り出し、押出機1からは、脂肪族ポリエステ
ル樹脂Iを溶融させてシート2として押出し、コルゲー
トロール4、5で融着させ3aを得た。さらに、押出機
6から、脂肪族ポリエステル樹脂Iを溶融させてシート
7として押出し、3aと融着させ3bを得、この3bを
ブロワー9および冷却ロール10で冷却した後、引き取
りロール12、13で引き取り、図1に示す様な生分解
性複合材を得た。この際の製造条件は、以下の通りであ
る。
【0043】(複合材の製造条件)押出機1と押出機6
のシリンダー温度は、120−140−150−160
℃ヘッド、ダイス温度は160℃、ダイス幅(W)は5
00mm、引取速度は10mm/minとし、シート2とシート
7の厚さは70μとした。また、コルゲートロールの設
定温度は、ロール4の温度を65℃、ロール5の温度を
90℃とした。 <複合材の重量保持率>得られた複合材の重量保持率
は、45%であった。
のシリンダー温度は、120−140−150−160
℃ヘッド、ダイス温度は160℃、ダイス幅(W)は5
00mm、引取速度は10mm/minとし、シート2とシート
7の厚さは70μとした。また、コルゲートロールの設
定温度は、ロール4の温度を65℃、ロール5の温度を
90℃とした。 <複合材の重量保持率>得られた複合材の重量保持率
は、45%であった。
【0044】[実施例2] <不織布の製造>上記の製造例において製造した脂肪族
ポリエステル樹脂を原料として、スパンボンド法によ
り、不織布を得た。この不織布は、厚さが85μ、目付
が50g/m2であった。
ポリエステル樹脂を原料として、スパンボンド法によ
り、不織布を得た。この不織布は、厚さが85μ、目付
が50g/m2であった。
【0045】<複合材の製造>実施例1に記載の例にお
いて、多孔質フィルムに代えて上記の不織布を使用した
他は、同例におけると同様の手順で生分解性複合材を得
た。得られた複合材は、図1に示した断面構造であり、
重量保持率は65%であった。
いて、多孔質フィルムに代えて上記の不織布を使用した
他は、同例におけると同様の手順で生分解性複合材を得
た。得られた複合材は、図1に示した断面構造であり、
重量保持率は65%であった。
【0046】[実施例3] <発泡シートの製造>上記の製造例において製造した脂
肪族ポリエステル樹脂を原料として、この原料樹脂10
0重量部に無機系発泡剤(永和化成社製、セルボンSC
−K)を5重量部添加・混合し、この混合物を50mmφ
シート押出機により、発泡押出しし、厚さが8mm、目付
が30g/m2の発泡シートを得た。 <複合材の製造>実施例1に記載の例において、多孔質
フィルムに代えて上記の発泡シートを使用した他は、同
例におけると同様の手順で生分解性複合材を得た。得ら
れた複合材は、図2に示した断面構造であり、重量保持
率は60%であった。
肪族ポリエステル樹脂を原料として、この原料樹脂10
0重量部に無機系発泡剤(永和化成社製、セルボンSC
−K)を5重量部添加・混合し、この混合物を50mmφ
シート押出機により、発泡押出しし、厚さが8mm、目付
が30g/m2の発泡シートを得た。 <複合材の製造>実施例1に記載の例において、多孔質
フィルムに代えて上記の発泡シートを使用した他は、同
例におけると同様の手順で生分解性複合材を得た。得ら
れた複合材は、図2に示した断面構造であり、重量保持
率は60%であった。
【0047】
【発明の効果】本発明は、次のような特別に有利な効果
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る生分解性複合材は、従来の樹脂製段ボ
ールと同様に、土木工事の排水材、生鮮食料品の包装資
材、衛生・医療用材料、農業用、その他各種包装用緩衝
材断熱材など、種々の用途に応用することができる。 2.本発明に係る生分解性複合材は、また、内部コルゲ
ートに水分を担持させて保湿性能を付与したり、所定の
湿度に維持したり、水分を吸収・保持させることができ
るので、これら性能が要求される分野での包装資材とし
て有用である。 3.本発明に係る生分解性複合材は、生分解性を有する
ため廃棄上の問題を低減できるため、実用上極めて有用
である。
を奏し、その産業上の利用価値は極めて大である。 1.本発明に係る生分解性複合材は、従来の樹脂製段ボ
ールと同様に、土木工事の排水材、生鮮食料品の包装資
材、衛生・医療用材料、農業用、その他各種包装用緩衝
材断熱材など、種々の用途に応用することができる。 2.本発明に係る生分解性複合材は、また、内部コルゲ
ートに水分を担持させて保湿性能を付与したり、所定の
湿度に維持したり、水分を吸収・保持させることができ
るので、これら性能が要求される分野での包装資材とし
て有用である。 3.本発明に係る生分解性複合材は、生分解性を有する
ため廃棄上の問題を低減できるため、実用上極めて有用
である。
【図1】 本発明に係る生分解性複合材の一例の断面図
である。
である。
【図2】 本発明に係る生分解性複合材の他の一例の断
面図である。
面図である。
【図3】 本発明に係る生分解性複合材を製造する際に
使用される装置の一例を示す概略説明図である。
使用される装置の一例を示す概略説明図である。
a:表面コルゲート b:内部コルゲート b´:潰された内部コルゲート c:ライナー 1:押出機 2:生分解性樹脂シート 3:生分解性多孔または繊維状のシート素材 4:コルゲートロール 5:コルゲートロール 6:押出機 7:生分解性樹脂シート 8:押圧ロール 9:冷却ブロワー 10:冷却ロール 11:ガイドロール 12:引取ロール 13:引取ロール
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08G 63/60 NPS C08G 63/60 NPS ZAB ZAB B29L 9:00 (72)発明者 山岡 弘明 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 田中 健一 香川県大川郡白鳥町湊1789番地 四国化工 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 脂肪族ポリエステル樹脂からなる表面コ
ルゲートとライナーの間に、脂肪族ポリエステル樹脂か
らなる多孔状または繊維状素材から構成された内部コル
ゲートが介在され、この内部コルゲートは表面コルゲー
トと一体的になされ、かつ、上記のライナーと接合され
ていることを特徴とする生分解性複合材。 - 【請求項2】 一対のコルゲートロールの間に溶融状態
の脂肪族ポリエステル樹脂シートと、脂肪族ポリエステ
ル樹脂からなる多孔状または繊維状のシート素材を供給
して複合コルゲートとし、次いで、一方のコルゲートロ
ールと押圧ロールの間に上記の複合コルゲートをシート
素材が表面となるように移送すると共に、ライナー用の
脂肪族ポリエステル樹脂シートを溶融状態で供給し、複
合コルゲートに接合することを特徴とする請求項1に記
載の生分解性複合材の製造方法。 - 【請求項3】 脂肪族ポリエステル樹脂が、温度190
℃におけるMFRが0.01〜50g/10分であり、
融点が70〜180℃である請求項2記載の生分解性複
合材の製造方法。 - 【請求項4】 脂肪族ポリエステル樹脂が、下記(I)
式で表わされる脂肪族オキシカルボン酸単位0.02〜
30モル%、下記(II)式で表わされる脂肪族ジオール
単位35〜49.99モル%、および下記(III)式で表
わされる脂肪族ジカルボン酸単位35〜49.99モル
%からなり、かつ、数平均分子量が1万〜20万である
請求項2または請求項3記載の生分解性複合材の製造方
法。 【化1】 【化2】 【化3】 - 【請求項5】 脂肪族オキシカルボン酸が乳酸であり、
脂肪族ジオールが−1,4−ブタンジオールであり、脂
肪族ジカルボン酸がコハク酸である請求項4記載の生分
解性複合材の製造方法。 - 【請求項6】 脂肪族ポリエステルが、触媒の存在下、
重縮合反応により、主として脂肪族ジオールおよび脂肪
族ジカルボン酸またはその誘導体を反応させる際に、脂
肪族オキシカルボン酸を脂肪族ジカルボン酸またはその
誘導体100モルに対し0.04〜60モル共存させか
つ該触媒としてゲルマニウム化合物からなる触媒を使用
することにより得られたものである、請求項2ないし請
求項5いずれか1項に記載の生分解性複合材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9034717A JPH09327877A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-19 | 生分解性複合材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4361496 | 1996-02-29 | ||
JP8-43614 | 1996-02-29 | ||
JP9034717A JPH09327877A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-19 | 生分解性複合材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09327877A true JPH09327877A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=26373558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9034717A Pending JPH09327877A (ja) | 1996-02-29 | 1997-02-19 | 生分解性複合材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09327877A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006168321A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Japan Polypropylene Corp | 生分解性積層発泡シート及びその成形体 |
JP2006247876A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Kira Shiko:Kk | 生分解性を有する積層体 |
-
1997
- 1997-02-19 JP JP9034717A patent/JPH09327877A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006168321A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Japan Polypropylene Corp | 生分解性積層発泡シート及びその成形体 |
JP2006247876A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Kira Shiko:Kk | 生分解性を有する積層体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW211029B (ja) | ||
JP3236842B2 (ja) | 生分解性袋 | |
US5171308A (en) | Polyesters and their use in compostable products such as disposable diapers | |
US5219646A (en) | Polyester blends and their use in compostable products such as disposable diapers | |
US5295985A (en) | Polyesters and their use in compostable products such as disposable diapers | |
EP0569152B1 (en) | Non-woven polyester fabric | |
AU2002344595B2 (en) | Biaxially oriented polylactic acid-based resin films | |
JPH06505040A (ja) | 新規なポリエステル類および使い捨て可能おむつの如き堆肥化可能製品におけるそれらの使用 | |
KR100515700B1 (ko) | 락트산계 수지조성물 및 그것으로 이루어진 성형체 | |
JPH06505513A (ja) | 新規なポリエステル類および使い捨て可能おむつの如き堆肥化可能製品におけるそれらの使用 | |
JP4417834B2 (ja) | ポリエステルブレンド組成物およびそれから製造された生分解性フィルム | |
WO2008013057A1 (fr) | Composition de résine thermoplastique et corps moulé de celle-ci | |
JP2008142911A (ja) | 壁装材用不織布および壁装材 | |
JP3321379B2 (ja) | 生分解性多孔質フィルム | |
JPH09291163A (ja) | 生分解性多孔質フィルム | |
WO1993007199A1 (en) | Sulfonated polyesters and their use in compostable products such as disposable diapers | |
JPH09327877A (ja) | 生分解性複合材およびその製造方法 | |
US5525409A (en) | Nonwoven polyester fabric | |
TW211030B (ja) | ||
KR970010841B1 (ko) | 생 분해성 일회용 기저귀 | |
JPH09291164A (ja) | 生分解性多孔質フィルム | |
JP3650223B2 (ja) | 熱成形用不織布 | |
JPH1016165A (ja) | 生分解性複合材およびその製造方法 | |
JP4534806B2 (ja) | 脂肪族ポリエステル組成物及びその製造方法 | |
JP2571329B2 (ja) | 緩衝材およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |