JP2571329B2 - 緩衝材およびその製造方法 - Google Patents

緩衝材およびその製造方法

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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用前および使用時に
は空気の保持に優れ、使用後には生分解性を有し、燃焼
熱量が小さいために廃棄処分が容易である、多数の独立
した凸状の突起空気孔を有するフィルム状またはシート
状の緩衝材およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】緩衝材の一つに、多数の独立した空気孔
を設けたシート状あるいはフィルム状の成形物が広く使
用されている。緩衝材の原料としては、成形加工特性と
品質特性との優れたバランス性の理由から、ポリオレフ
ィンが使用されるのが一般的である。ポリオレフィンと
しては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ア
クリレート共重合物等があげられる。この中で、低密度
ポリエチレンが成形性、機械特性に優れ、かつ経済的理
由から広く使用されている。
【0003】しかし、従来のポリオレフィンを原料に用
いたシート状あるいはフィルム状緩衝材では緩衝性能が
充分でなかった。そのためにポリオレフィン製の緩衝材
で重量物を包装したり、包装物を長時間にわたり輸送し
たり、より緊密な包装を必要とする場合に空気孔から空
気が散逸し被包装物が損傷することがあった。
【0004】従来より緩衝材を形成する低密度ポリエチ
レンフィルムの厚みは、40〜150ミリミクロンであ
るものが好ましく使用されている。しかし、厚みが40
ミリミクロン未満の場合には、空気孔内の空気の保持が
低く、長時間にわたる輸送時の緩衝能力あるいは重量物
の緩衝性が維持されない。一方、厚みが150ミリミク
ロンを超える場合は、フィルムあるいはシートから空気
孔の凸状形状の形成が困難となる等の制限がある。
【0005】一般に、緩衝材で重量物を包装したり、包
装物を長時間にわたり輸送したり、より緊密な包装を必
要とする場合には、フィルムあるいはシートの厚みを薄
くすることが望ましい。しかし厚みを薄くすると、前記
のごとく空気孔内の空気が散逸し易く緩衝機能が低下
し、場合によっては被包装物が損傷することさえあっ
た。
【0006】また、ポリオレフィンを原料とする緩衝材
は、使用後は繰り返し再使用されることは少なく、廃棄
されることが一般的である。ポリオレフィンを原料に使
用している場合は、ポリオレフィンの特性から、容易に
自然崩壊(例えば生分解)しないため廃棄処理に問題があ
った。そのために焼却による廃棄が一般的であるが燃焼
カロリーが10,000cal/g以上と大きく燃焼廃棄も
困難を伴っている。
【0007】従って、緩衝材の分野においても、環境保
護の立場からも加工性、ガスバリヤー性および機械的強
度に優れ、かつ生分解可能な合成樹脂系を原料とする多
数の独立した凸状の突起空気孔を有するフィルム状また
はシート状の緩衝材の出現が強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記ポリオ
レフィンを原料とする多数の独立した凸状の突起空気孔
を有するフィルム状またはシート状の緩衝材の欠点を克
服し、加工性、ガスバリヤー性、および機械的強度に優
れ、かつ微生物によって分解でき、また燃焼カロリーが
6,000cal/g以下と小さくて使用後に廃棄処分し易
い、多数の独立した凸状の突起空気孔を有するフィルム
状またはシート状の緩衝材およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
従来のポリオレフィンを原料とする緩衝材の欠点を改良
すべく種々検討した結果、特定の脂肪族ポリエステルを
原料として使用することにより、上記目的が達成される
ことを見出した。
【0010】すなわち、本発明の第1は、多数の独立し
た凸状の突起空気孔を有するフィルム状またはシート状
の緩衝材において、前記緩衝材がグリコールと脂肪族ジ
カルボン酸を主な構成単位とする脂肪族ポリエステルか
ら形成されていることを特徴とする緩衝材に関する。
【0011】本発明の第2は、脂肪族ポリエステルが数
平均分子量25,000〜70,000、融点60〜12
0℃である第1発明に記載の緩衝材に関する。
【0012】本発明の第3は、脂肪族ポリエステルが数
平均分子量が5,000以上、融点が60℃以上の脂肪
族ポリエステルポリオールプレポリマー100重量部
に、0.1〜5重量部のジイソシアナートを反応させて
得られるものである第1または第2発明に記載の緩衝材
に関する。
【0013】本発明の第4は、グリコールと脂肪族ジカ
ルボン酸を主な構成単位とする脂肪族ポリエステルから
形成された凸状の突起を全面に有するエンボスフィルム
またはシートを、前記脂肪族ポリエステルから形成され
た平滑フィルムまたはシートに熱融着することを特徴と
する多数の独立した凸状の突起空気孔を有するフィルム
状またはシート状の緩衝材の製造方法に関する。
【0014】本発明の第5は、脂肪族ポリエステルが数
平均分子量25,000〜70,000、融点60〜12
0℃である第4発明に記載の緩衝材の製造方法に関す
る。
【0015】本発明の第6は、脂肪族ポリエステルが数
平均分子量が5,000以上、融点が60℃以上の脂肪
族ポリエステルポリオールプレポリマー100重量部
に、0.1〜5重量部のジイソシアナートを反応させて
得られるものである第4または第5発明に記載の緩衝材
の製造方法に関する。
【0016】本発明で使用される脂肪族ポリエステル
は、グリコールと脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体
を主な構成単位とするものであるが、分子量を十分に高
くするため、両端に大多数の、また分子内に少数のヒド
ロキシル基を有する比較的高分子量の脂肪族ポリエステ
ルポリオールプレポリマーを合成した後カップリング剤
により、更にこれらプレポリマーをカップリングさせた
ものが好ましい。特に有利に使用される脂肪族ポリエス
テルプレポリマーは、グリコールと脂肪族ジカルボン酸
またはその誘導体とを反応せしめて得られる両末端基が
実質的にヒドロキシル基であり、数平均分子量が5,0
00以上、好ましくは10,000以上の比較的高分子
量で、融点が60℃以上の飽和脂肪族ポリエステルポリ
オールである。
【0017】数平均分子量が5,000未満、例えば
2,500程度であると、脂肪族ポリエステルポリオー
ルプレポリマー100重量部に対して、0.1〜5重量
部という少量のカップリング剤を用いても良好な物性を
有する脂肪族ポリエステルを得ることができない。数平
均分子量が5,000以上の脂肪族ポリエステルポリオ
ールプレポリマーは、ヒドロキシル価が30以下であ
り、少量のカップリング剤の使用で、溶融状態といった
過酷な条件下でも反応中にゲルを生ずることなく、高分
子量脂肪族ポリエステルを合成することができる。
【0018】用いられるグリコールとしては、例えばエ
チレングリコール、ブタンジオール−1,4、ヘキサン
ジオール−1,6、デカメチレングリコール、ネオペン
チルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール
等があげられる。エチレンオキシドも利用することがで
きる。これらのグリコールは併用しても良い。
【0019】グリコールと反応して脂肪族ポリエステル
を形成する脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体として
は、コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、
ドデカン酸、無水コハク酸、無水アジピン酸、或いはそ
のジメチルエステル等の低級アルコールエステル等があ
り、これらは市販されているので本発明に利用すること
ができる。脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体は併用
しても良い。これらの化合物は予め低分子のエステルと
しておいて脱グリコール反応により高分子量化しても良
い。
【0020】これらグリコールおよび脂肪族ジカルボン
酸またはその誘導体は脂肪族系が主成分であるが、少量
の他成分、例えば芳香族系を併用しても良い。但し、他
成分を導入すると生分解性が悪くなるため、20重量%
以下、好ましくは10重量%以下、更に好ましくは5重
量%以下である。
【0021】当然のことながら、例えば、長鎖長の分枝
を導入して分子量分布を広げることによって優れた物性
をもつフィルムおよびシートにするために、目的を損な
わない範囲内で、三価以上の多価アルコール、多価オキ
シカルボン酸(またはその酸無水物)、三価以上の多価
カルボン酸(またはその酸無水物)等の成分の併用は可
能である。
【0022】三価以上の多価アルコール成分の例として
は、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリット等があげられる。また、脱水した形のモノエポ
キシ化合物であるグリシドールも使用し得る。この成分
の量は、脂肪族ジカルボン酸(またはその酸無水物)成分
全体100モル(%)に対して、0.1〜5モル(%)であ
り、エステル化の当初から加えるのが良い。
【0023】多価オキシカルボン酸(またはその酸無水
物)成分は、市販品がいずれも利用可能ではあるが、低
コストで入手できるといった点からは、リンゴ酸、酒石
酸ならびにクエン酸が好適である。この成分の量は、脂
肪族ジカルボン酸(またはその酸無水物)成分全体10
0モル(%)に対して、0.1〜5モル(%)であり、エス
テル化の当初から加えることができる。
【0024】三価以上の多価カルボン酸(またはその酸
無水物)成分の例としては、トリメシン酸、プロパント
リカルボン酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット
酸、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、シクロペ
ンタテトラカルボン酸無水物等があげられる。特に、無
水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等が好適であ
る。この成分の量は、脂肪族ジカルボン酸(またはその
酸無水物)成分全体100モル(%)に対して、0.1〜
5モル(%)であり、エステル化の当初から加えることが
できる。
【0025】本発明で用いられる脂肪族ポリエステル用
ポリエステルポリオールプレポリマーは、両末端基が実
質的にヒドロキシル基であるが、そのためには合成反応
に使用する主成分のグリコールおよび脂肪族ジカルボン
酸(またはその誘導体)の使用割合は、グリコールをいく
ぶん過剰に使用する必要がある。
【0026】比較的高分子量のポリエステルポリオール
プレポリマーを合成するには、エステル化に続く脱グリ
コール反応の際に、脱グリコール反応触媒を使用するこ
とが必要である。脱グリコール反応触媒としては、例え
ばアセトアセトイル型チタンキレート化合物、並びに有
機アルコキシチタン化合物等のチタン化合物があげられ
る。これらのチタン化合物は併用もできる。これらの例
としては、例えばジアセトアセトキシオキシチタン(日
本化学産業(株)社製“ナーセムチタン”)、テトラエト
キシチタン、テトラプロポキシチタン、テトラブトキシ
チタン等があげられる。チタン化合物の使用割合は、ポ
リエステルポリオールプレポリマー100重量部に対し
て0.001〜1重量部、望ましくは0.01〜0.1重
量部である。チタン化合物はエステル化の最初から加え
ても良く、また脱グリコール反応の直前に加えても良
い。
【0027】この結果、ポリエステルポリオールプレポ
リマーは通常数平均分子量5,000以上、好ましくは
10,000以上、融点60℃以上のものが容易に得ら
れ、結晶性があれば一層好ましい。
【0028】本発明の脂肪族ポリエステルを得るために
は、更に数平均分子量が5,000以上、望ましくは1
0,000以上の末端基が実質的にヒドロキシル基であ
るポリエステルポリオールプレポリマーに、更に数平均
分子量を高めるためにカップリング剤が使用される。カ
ップリング剤としては、ジイソシアナート、オキサゾリ
ン、ジエポキシ化合物、多価酸無水物等があげられ、特
にジイソシアナートが好適である。なお、オキサゾリン
やジエポキシ化合物の場合はヒドロキシル基を酸無水物
等と反応させ、末端をカルボキシル基に変換してからカ
ップリング剤を使用することが必要である。
【0029】ジイソシアナートには特に制限はないが、
例えば次の種類があげられる。2,4−トリレンジイソ
シアナート、2,4−トリレンジイソシアナートと2,6
−トリレンジイソシアナートとの混合体、ジフェニルメ
タンジイソシアナート、1,5−ナフチレンジイソシア
ナート、キシリレンジイソシアナート、水素化キシリレ
ンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、特にヘキサメチレン
ジイソシアナートが生成樹脂の色相、ポリエステル添加
時の反応性等の点から好ましい。
【0030】これらカップリング剤の添加量は、ポリエ
ステルポリオールプレポリマー100重量部に対して
0.1〜5重量部、望ましくは0.5〜3重量部であ
る。0.1重量部未満ではカップリング反応が不十分で
あり、5重量部を超えるとゲル化が発生する。
【0031】添加は、ポリエステルポリオールプレポリ
マーが均一な溶融状態であり、容易に撹拌可能な条件下
で行われることが望ましい。固形状のポリエステルポリ
オールプレポリマーに添加し、エクストルーダーを通し
て溶融、混合することも不可能ではないが、脂肪族ポリ
エステル製造装置内か、或いは溶融状態のポリエステル
ポリオールプレポリマー(例えばニーダー内での)に添
加することが実用的である。
【0032】本発明においては、前記、脂肪族ポリエス
テルポリオールプレポリマーを合成した後、カップリン
グ剤により高分子量化した脂肪族ポリエステルの他に、
カップリング剤を使用せず、グリコールと多塩基酸また
はその誘導体、または少量の多価モノマーをエステル化
し、生成したポリエステルポリオールを脱グリコール触
媒の存在下、180〜230℃の温度および0.005
〜0.1mmHgの高真空下で脱グリコール反応を行って得
られる、カップリング剤を含まない高分子量の脂肪族ポ
リエステルも使用することができる(特願平4−122
205号)。
【0033】上記に示した2方法で得られた脂肪族ポリ
エステルのうちで、本発明の緩衝材の原料として特に有
効に使用できるものは、数平均分子量が25,000〜
70,000、融点が60〜120℃のものが好まし
く、かつカップリング剤によって高分子化した脂肪族ポ
リエステルのウレタン結合量が0.03〜3重量%のも
のが好ましい。数平均分子量が25,000未満では強
度面でやや脆い性質となり、実用上好ましくない。一
方、数平均分子量が70,000を超えると、成形加工
性に劣る。また、融点が60℃未満では、耐熱性が不十
分で実用的な緩衝材が得られず、120℃を超えるもの
は製造が困難である。ウレタン結合量はC13NMRによ
り測定され、仕込み量とよく一致する。ウレタン結合量
が0.03重量%未満ではウレタン結合による高分子量
化の効果が少なくて脆く、3重量%を超えるとゲル化が
発生する。
【0034】本発明の脂肪族ポリエステルは、成形加工
性に優れており、従って従来のポリオレフィンからなる
シート状あるいはフィルム状緩衝材を形成する熱可塑性
成形条件で十分加工成形できる。すなわち、従来より空
冷インフレーション法、水冷インフレーション法、Tダ
イ成形法が適用されているポリオレフィンの加工方法が
本発明の脂肪族ポリエステルのフィルム状あるいはシー
ト状への成形方法として適用が可能なことである。
【0035】本発明の脂肪族ポリエステルの空冷インフ
レーションによるフィルム成形法としては例えば、55
mmφのスクリュー径、50mmφのインフレーションダイ
スを有する成形機を使用して、130〜170℃の成形
温度でフィルム厚みが20〜100ミリミクロンのフィ
ルム成形が可能である。また空冷方式のかわりに水冷方
式のインフレーション法でも十分に目的を達し、透明性
の良いフィルムが得られる。
【0036】本発明の緩衝材は、脂肪族ポリエステルを
原料として成形されたエンボスフィルムまたはエンボス
シートを平滑な表面を有するフィルムまたはシートに熱
融着させることによって製造することができる。二枚の
フィルムまたはシートを使用して緩衝材を製造するに
は、次の方法が採用される。まず、フィルムまたはシー
トの一枚目を周面に多数の凹部を有する加熱されたカレ
ンダーロールに巻き付けて、凸状突起を全面に有するエ
ンボスフィルムまたはシートを形成する。同時に二枚目
のフィルムまたはシートを平滑な表面を有するカレンダ
ーロール上で加熱しながら一枚目のエンボスフィルムま
たはシートを熱融着させて、独立した凸状突起形状の空
気孔を形成したフィルム状あるいはシート状緩衝材を得
る。
【0037】また、他の緩衝材の製造方法としては、例
えば55mmφのスクリュー径を有する押出機と40mm幅
のTダイスからなるTダイ成形機を用いて、170〜2
00℃の成形温度で成形した厚みが70〜200ミリミ
クロンのシートを成形し、このシートを用いて上記に記
載した方法でシート状あるいはフィルム状緩衝材料を形
成することができる。
【0038】更に、他の緩衝材の製造方法としては、例
えば2台のTダイ成形機を同時使用して1台目のTダイ
成形機でエンボスフィルムあるいはシートを成形し、同
時に2台目のTダイ成形機で平滑フィルムあるいはシー
トを成形し同時に熱融着により所定の緩衝材料を得るこ
とも可能である。
【0039】本発明に使用される脂肪族ポリエステルに
は、必要に応じて一般に用いられている滑剤、熱安定
剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、ブロッキング防止剤、防
曇剤、帯電防止剤、着色剤等の添加剤を配合することも
可能である。
【0040】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明する。なお、分子量の測定は、次のようにGPC法に
よった。 使用機種:Shodex GPC SYSTEM-11(昭和電工社製) 溶離液 :HFIP(ヘキサフロロイソプロパノール)/5m
M CF3COONa サンプルカラム :HFIP−800PおよびHFIP−80M×2本 リファレンスカラム:HPIP−800R×2本 ポリマー溶液 :0.1wt%、200μl 操作条件:液流量 1.0ml/分、カラム温度40℃、圧力30
kg/cm2 検出器 :Shodex RI 分子量スタンダード:PMMA(Shodex STANDARD M-75) また、空気孔の空気の保持性能は厚みが同じであればそ
の材質の空気透過度に依存する。本発明で使用した脂肪
族ポリエステルの空気透過度は、従来の原料である低密
度ポリエチレンと比較して、ASTM D1434にて
測定した。更に、緩衝材の使用後の廃棄については、従
来の低密度ポリエチレンを比較して、材料を土中に埋没
させて観測した。
【0041】実施例1 撹拌機、分溜コンデンサー、温度計を付した700Lの
反応器を窒素置換してから、1,4−ブタンジオール1
83kg、コハク酸224kgを仕込んだ。窒素気流中にお
いて昇温を行い、200℃にて3時間、更に窒素を停止
して20〜2mmHgの減圧下に3.5時間にわたり脱水縮
合によるエステル化反応を行った。採取された試料は、
酸価が9.2mg/g、数平均分子量(Mn)が5,160、ま
た重量平均分子量(Mw)が10,670であった。引続
いて、常圧の窒素気流下に触媒のテトライソプロポキシ
チタン34gを添加した。温度を上昇させ、温度215
〜220℃で15〜0.2mmHgの減圧に5.5時間、脱グ
リコール反応を行った。採取された試料は数平均分子量
(Mn)が16,800、また重量平均分子量(Mw)が4
3,600であった。このポリエステル(A1)は凝縮
水を除くと収量は339kgであった。
【0042】ポリエステル(A1)339kgを入れた反
応器にヘキサメチレンジイソシアナート5,420gを
添加し、約190℃で1時間カップリング反応を行っ
た。粘度は急速に増大したが、ゲル化は生じなかった。
次いで抗酸化剤としてイルガノックス1010(チバガ
イギー社製)を1,700gおよび滑剤としてステアリ
ン酸カルシウムを1,700g加えて、更に30分間撹
拌を続けた。この反応生成物をエクストルーダーにて水
中に押出し、カッターで裁断してペレットにした。90
℃で6時間、真空乾燥した後のポリエステル(B1)の収
量は300kgであった。
【0043】得られたポリエステル(B1)は、僅かに
アイボリー調の白色ワックス状結晶で、DSC法により
測定した融点が110℃、数平均分子量(Mn)が3
5,500、重量平均分子量(Mw)が170,00
0、JIS K7210により測定したMFR(190
℃)は1.0g/10分、密度は1.2g/cm2であった。
【0044】このポリエステル(B1)を55mmφのス
クリュー径、50mmφのインフレーションダイスからな
る押出機を使用して、150℃の成形温度でフィルム厚
みが25ミリミクロンおよび50ミリミクロンの2種類
のフィルムを空冷法で成形した。得られた25ミリミク
ロンのフィルムの空気透過率はASTM D1434で
500cc/atm・m2・24hrs・25mμであった。
【0045】得られた25ミリミクロンのフィルムを周
面に多数の凹部を有する120℃に加熱されたカレンダ
ーロールに巻き付けて、凸状突起を全面に有するエンボ
スフィルムを成形した。一方同じ成形機を用いて同様に
50ミリミクロンのフィルムを成形した。両方のフィル
ムを平滑な周面を有する90℃に加熱されたカレンダー
ロール上で25ミリミクロンのエンボスフィルムを50
ミリミクロンのフィルム上に熱融着させて、独立した凸
状突起形状の空気孔を形成したシート状緩衝材を得た。
【0046】得られたシート状緩衝材を33cm四方に切
断し、凸状突起が下向きになるように50枚積み重ね、
その上に約20kgの重量物を置き約1ケ月放置した。放
置後、空気孔の空気の抜け具合いを観察したがなんら荷
重前とかわるところは観察されなかった。また、33cm
四方に切断したシート状緩衝材1枚を地面下5cmの土中
に埋設し、放置した。約6ケ月後に埋没したシートを掘
り起こしたところ原形をとどめないまでに崩壊してい
た。
【0047】比較例1 一般に市販されている、MFRが1.0g/10分、密
度0.92g/cm2の低密度ポリエチレンを使用して、実
施例1と全く同様の条件で25ミリミクロンのフィルム
と50ミリミクロンのフィルムを成形した。この25ミ
リミクロンのフィルムの空気透過率は2,500cc/atm
・m2・24hrs・25mμであった。次に、実施例1と
全く同じ条件でシート状緩衝材を成形した。得られたシ
ート状緩衝材を33cm四方に切断し、50枚積み重ねて
その上に約20kgの重量物を置き約1ケ月放置した。放
置後、空気孔の空気の抜け具合いを観察したところ空気
孔の厚み方向が約半減していることが観察された。ま
た、33cm四方に切断したシート状緩衝材1枚を地面下
5cmの土中に埋設し、放置した。約6ケ月後に埋没した
シートを掘り起こしたところなんら変化なく原形のまま
掘り起こされた。
【0048】実施例2 700Lの反応機を窒素置換してから、1,4−ブタン
ジオール177kg、コハク酸198kg、アジピン酸25
kgを仕込んだ。窒素気流下に昇温を行い、190〜21
0℃にて3.5時間、更に窒素を停止して20〜2mmHg
の減圧下にて3.5時間にわたり脱水縮合によるエステ
ル化反応を行った。採取された試料は、酸価が9.6mg
/g、数平均分子量(Mn)が6,100、また重量平均分
子量(Mw)が12,200であった。引続いて、常圧
の窒素気流下に触媒のテトライソプロポキシチタン20
gを添加した。温度を上昇させ、温度210〜220℃
で15〜0.2mmHgの減圧下にて6.5時間、脱グリコ
ール反応を行った。採取された試料は数平均分子量(M
n)が17,300、また重量平均分子量(Mw)が4
6,400であった。このポリエステル(A2)は、凝
縮水を除くと収量は337kgであった。
【0049】ポリエステル(A2)333kgを含む反応器
にヘキサメチレンジイソシアナート4.66kgを添加
し、180〜200℃で1時間カップリング反応を行っ
た。粘度は急速に増大したが、ゲル化は生じなかった。
次いで、抗酸化剤としてイルガノックス1010(チバ
ガイギー社製)を1.70kgおよび滑剤としてステアリ
ン酸カルシウムを1.70kgを加えて、更に30分間撹
拌を続けた。この反応生成物をエクストルーダーにて水
中に押出し、カッターで裁断してペレットにした。90
℃で6時間、真空乾燥した後のポリエステル(B2)の収
量は300kgであった。
【0050】得られたポリエステル(B2)は、僅かにア
イボリー調の白色ワックス状結晶で、融点が103℃、
数平均分子量(Mn)が36,000、重量平均分子量
(Mw)が200,900、MFR(190℃)は0.52g
/10分、オルトクロロフェノールの10%溶液の粘度
は680ポイズ、温度190℃、剪断速度100sec-1
における溶融粘度2.2×104ポイズであった。
【0051】このポリエステル樹脂(B2)をスクリュー
径40mmφ、L/D=28の押出機を用い、樹脂温度1
70℃(シリンダーおよびダイス)で、50mmφのスパイ
ラルダイス(リップギャップ1.2mm)より押出し、通
常の水冷インフレーション方式により、水冷リング(水
温10℃)より水で冷却し、引取り速度20m/min、折
径160mm(ブロー比2.0)、厚み50μmのチューブ
状フィルムを成形した。冷却条件をコントロールするた
め水冷リングの水量およびダイスと水冷リングの距離の
調整により安定した成膜ができた。空気透過率は600
cc/atm・m2・24hrs・25mμであった。
【0052】得られたフィルムはヘーズが4%、引張破
断強度が610kg/cm2と非常に強く、引張伸びも620
%と大きく、ヤング率は2,200kg/cm2で包装用フィ
ルムとして十分な物性が得られた。また、本フィルムは
熱板のヒートシーラーで熱融着が可能で、温度115
℃、時間1sec、圧力1kg/cm2で1400g/15mm幅の
シール強度が得られた。次に、実施例1と全く同じ条件
でシート状緩衝材を作製した。得られたシート状緩衝材
を33cm四方に切断し、50枚積み重ねてその上に約2
0kgの重量物を置き約1ヶ月放置した。放置後、空気孔
の空気の抜け具合いを観察したがなんら荷重前とかわる
ところは観察されなかった。また、33cm四方に切断し
たシート状緩衝材1枚を地面下5cmの土中に埋設し、放
置した。約6ヶ月後に埋没したシートを掘り起こしたと
ころ原形をとどめないまでに崩壊していた。
【0053】実施例3 700Lの反応機を窒素置換してから、エチレングリコ
ール145kg、コハク酸251kg、クエン酸4.1kgを
仕込んだ。窒素気流下に昇温を行い、190〜210℃
にて3.5時間、更に窒素を停止して20〜2mmHgの減
圧下にて5.5時間にわたり脱水縮合によるエステル化
反応を行った。採取された試料は、酸価が8.8mg/g、
数平均分子量(Mn)が6,800、また重量平均分子量
(Mw)が13,500であった。引続いて、常圧の窒素
気流下に触媒のテトライソプロポキシチタン20gを添
加した。温度を上昇させ、温度210〜220℃で15
〜0.2mmHgの減圧下にて4.5時間、脱グリコール反
応を行った。採取された試料は数平均分子量(Mn)が3
3,400、また重量平均分子量(Mw)が137,000
であった。このポリエステル(A3)は凝縮水を除くと収
量は323kgであった。
【0054】ポリエステル(A3)323kgを含む反応器
にヘキサメチレンジイソシアナート3.23kgを添加
し、180〜200℃で1時間カップリング反応を行っ
た。粘度は急速に増大したが、ゲル化は生じなかった。
次いで、抗酸化剤としてイルガノックス1010(チバ
ガイギー社製)を1.62kgおよび滑剤としてステアリ
ン酸カルシウムを1.62kgを加えて、更に30分間撹
拌を続けた。この反応生成物をエクストルーダーにて水
中に押出し、カッターで裁断してペレットにした。90
℃で6時間、真空乾燥した後のポリエステル(B3)の収
量は300kgであった。
【0055】得られたポリエステル(B3)は、僅かにア
イボリー調の白色ワックス状結晶で、融点が96℃、数
平均分子量(Mn)が54,000、重量平均分子量(M
w)が324,000、MFR(190℃)は1.1g/
10分であった。
【0056】このポリエステル(B3)を50mmφおよび
50mmφのスクリュー径を有するTダイ押出機で同時に
40ミリミクロンおよび55ミリミクロンの2種類のフ
ィルムを押出し、多数の凹部を有する冷却された引取り
ロール上で熱融着させ、シート状緩衝材を得た。次に、
得られたシート状緩衝材を33cm四方に切断し、50枚
積み重ねてその上に約20kgの重量物を置き約1ヶ月放
置した。放置後、空気孔の空気の抜け具合いを観察した
がなんら荷重前とかわるところは観察されなかった。ま
た、33cm四方に切断したシート状緩衝材1枚を地面下
5cmの土中に埋設し、放置した。約6ヶ月後に埋没した
シートを掘り起こしたところ原形をとどめないまでに崩
壊していた。
【0057】
【発明の効果】本発明の脂肪族ポリエステルを原料に用
いたシート状あるいはフィルム状緩衝材料は、独立した
空気孔の空気密閉性に優れた緩衝機能を有し、被包装物
をきわめて緊密に包装し長時間の輸送にも優れた機能を
発揮する。また、使用後の廃棄にあたり、土中に埋没す
れば6ケ月後には元の状態をとどめないまでに崩壊する
し、かつ低発熱量であるので容易に焼却することもでき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 63/91 NLL B65D 81/14 C // C08L 67:00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の独立した凸状の突起空気孔を有す
    るフィルム状またはシート状の緩衝材において、前記緩
    衝材がグリコールと脂肪族ジカルボン酸を主な構成単位
    とする脂肪族ポリエステルから形成されていることを特
    徴とする緩衝材。
  2. 【請求項2】 脂肪族ポリエステルが数平均分子量2
    5,000〜70,000、融点60〜120℃である
    請求項1記載の緩衝材。
  3. 【請求項3】 脂肪族ポリエステルが数平均分子量が
    5,000以上、融点が60℃以上の脂肪族ポリエステ
    ルポリオールプレポリマー100重量部に、0.1〜5
    重量部のジイソシアナートを反応させて得られるもので
    ある請求項1または請求項2記載の緩衝材。
  4. 【請求項4】 グリコールと脂肪族ジカルボン酸を主な
    構成単位とする脂肪族ポリエステルから形成された凸状
    の突起を全面に有するエンボスフィルムまたはシート
    を、前記脂肪族ポリエステルから形成された平滑フィル
    ムまたはシートに熱融着することを特徴とする多数の独
    立した凸状の突起空気孔を有するフィルム状またはシー
    ト状の緩衝材の製造方法。
  5. 【請求項5】 脂肪族ポリエステルが数平均分子量2
    5,000〜70,000、融点60〜120℃である
    請求項4記載の緩衝材の製造方法。
  6. 【請求項6】 脂肪族ポリエステルが数平均分子量が
    5,000以上、融点が60℃以上の脂肪族ポリエステ
    ルポリオールプレポリマー100重量部に、0.1〜5
    重量部のジイソシアナートを反応させて得られるもので
    ある請求項4または請求項5記載の緩衝材の製造方法。
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