JPH09327839A - プレス成形用金型及びプレス成形品の処理方法 - Google Patents

プレス成形用金型及びプレス成形品の処理方法

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JPH09327839A
JPH09327839A JP14947296A JP14947296A JPH09327839A JP H09327839 A JPH09327839 A JP H09327839A JP 14947296 A JP14947296 A JP 14947296A JP 14947296 A JP14947296 A JP 14947296A JP H09327839 A JPH09327839 A JP H09327839A
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JP
Japan
Prior art keywords
press
compressed air
burr
die
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP14947296A
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English (en)
Inventor
Koichi Kawamori
康一 川森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH09327839A publication Critical patent/JPH09327839A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス成形品の周囲に発生するバリを人手に
よらずに除去でき、生産性向上が期待できるプレス成形
用金型及びプレス成形品の処理方法を提供する。 【解決手段】 開割閉合可能な上型1と下型2とからな
り、閉合時に上型1と下型2との間にキャビティが設け
られたプレス成形用金型において、上型1と下型2との
いずれか少なくとも一方の閉合部付近に圧縮空気噴出用
ノズル221が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形用金型
及びプレス成形品の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特公平6−14897号
公報に記載されているような、FRP製の洗い場付き浴
槽が知られている。このようなFRP製の洗い場付き浴
槽はガラス繊維のような補強材で補強された熱硬化性樹
脂原料を開割閉合可能な上型と下型とからなるプレス成
形用金型のキャビティに投入し、プレス成形されること
により製造される。
【0003】このような、従来のプレス成形用金型によ
るプレス成形においては、上型と下型との閉合部に間隙
の生じるのが不可避であり、そのためにプレス成形品の
周囲にバリが生じ、このバリは人手によりエアガンで除
去されていた。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレス
成形品の周囲に生じたバリを人手によりエアガンで除去
する作業は、安全性にも問題がある上、洗い場付き浴槽
のような大型のプレス成形品の場合には1個当たり30
秒〜1分程度の時間を必要とし、生産性向上のためにボ
トルネックとなっていた。
【0004】本発明は、従来の、プレス成形における、
叙上の問題点に着目してなされたものであって、その目
的とするところは、従来のプレス成形における問題点を
解消し、プレス成形品の周囲に発生するバリを人手によ
らずに除去でき、生産性向上が期待できるプレス成形用
金型及びプレス成形品の処理方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の本発明プレス成形用金型は、開割閉
合可能な上型と下型とからなり、閉合時に上型と下型と
の間にキャビティが設けられたプレス成形用金型におい
て、上型と下型とのいずれか少なくとも一方の閉合部付
近に圧縮空気噴出用ノズルが設けられていることを特徴
とするものである。
【0006】又、請求項2記載の本発明プレス成形品の
処理方法は、請求項1記載のプレス成形用金型を使用し
て上型と下型との間に形成されたキャビティにおいて原
料樹脂を成形し、開割時に圧縮空気噴出用ノズルから圧
縮空気をプレス成形品のバリと型面との間に噴出してプ
レス成形品に付着したバリを吹き飛ばすことを特徴とす
るものである。
【0007】〔作用〕請求項1記載の本発明プレス成形
用金型においては、上型と下型とのいずれか少なくとも
一方の閉合部付近に圧縮空気噴出用ノズルが設けられて
いるので、プレス成形後、上型と下型との分割時に圧縮
空気噴出用ノズルから圧縮空気をバリと型面との間に噴
出させることによりプレス成形品に付着したバリが吹き
飛び、人手によりバリを除去する工数は必要でなくな
る。
【0008】又、請求項2記載の本発明プレス成形品の
処理方法においては、請求項1記載のプレス成形用金型
を使用して上型と下型との間に形成されたキャビティに
おいて原料樹脂を成形し、開割時に圧縮空気噴出用ノズ
ルから圧縮空気をプレス成形品のバリと型面との間に噴
出してプレス成形品に付着したバリを吹き飛ばすもので
あるから、成形後に人手によりバリを除去する工数は必
要でなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明プレス成形用金型の
一例を示す一部切欠正面図である。図1において、1は
本発明プレス成形用金型の上型、2は本発明プレス成形
用金型の下型であり、上型1と下型2とは閉合開割可能
であり、上型1と下型2との閉合時には図2に示すよう
な洗い場付き浴槽3の形状に対応するキャビティが形成
されるようになっている。尚、図2において、31は洗
い場付き浴槽3の浴槽、32は洗い場付き浴槽3の洗い
場である。
【0010】図1において、11は上型1の閉合部付近
に設けられたピンチオフ部、12は上型1の閉合部付近
に設けられた圧受板である。21は下型2の閉合部付近
に設けられたピンチオフ部、22は下型2の閉合部付近
に設けられた圧受板である。
【0011】下型2の圧受板22には、図3に拡大して
示すように、圧縮空気噴出用ノズル221が設けられ、
圧縮空気噴出用ノズル221の後端には送気管222の
一端が接続され、送気管222の他端には図示しない圧
縮空気ポンプが接続され、上型1が上昇する際に、図示
しないタイマーの作動により圧縮空気噴出用ノズル22
1の先端から圧縮空気が噴出されるようになっている。
【0012】圧縮空気噴出用ノズル221は図示を省略
しているが、キャビティの双方の長辺に沿って5個ずつ
設けられ、キャビティの双方の短辺に沿って3個ずつ設
けられ、合計16個の圧縮空気噴出用ノズル221が設
けられている。
【0013】次に、叙上の本発明プレス成形用金型を使
用して本発明方法によりプレス成形品を処理する態様を
説明する。図1、3に示す本発明プレス成形用金型にお
いては、下型2の圧受板22には、圧縮空気噴出用ノズ
ル221が設けられているので、キャビティにおいて熱
硬化性樹脂とガラス繊維強化材からなる原料が洗い場付
き浴槽3に成形された後、上型1が上昇すると図3に示
すように、圧縮空気噴出用ノズル221から圧縮空気が
噴出し、洗い場付き浴槽3に発生するバリ33と下型2
の型面との間に圧縮空気が圧入される結果、バリ33が
洗い場付き浴槽3から吹き飛ぶ。
【0014】このようにしてバリ33が洗い場付き浴槽
3から吹き飛んだ後、洗い場付き浴槽3を下型2から取
り出し、1回の成形サイクルを終了する。
【0015】以降、同様のサイクルを繰り返すことによ
りプレス成形品である洗い場付き浴槽3を製造する。
【0016】以上、本発明の実施の形態を図により説明
したが、本発明の具体的な実施の態様は図示の本発明の
実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲の各種の設計変更は本発明の範囲に含ま
れる。
【0017】例えば、圧縮空気噴出用ノズルは下型のみ
ならず上型にも設けられていてもよい。又、圧縮空気噴
出用ノズルに並列的に離型剤の噴霧ノズルを設けて、バ
リ除去後、離型剤を吹きつけるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の本発明プレス成形用金型
においては、上型と下型とのいずれか少なくとも一方の
閉合部付近に圧縮空気噴出用ノズルが設けられているの
で、プレス成形後、上型と下型との分割時に圧縮空気噴
出用ノズルから圧縮空気をバリと型面との間に噴出させ
ることによりプレス成形品に付着したバリが吹き飛び、
人手によりバリを除去する工数は必要でなくなる。
【0019】又、請求項2記載の本発明プレス成形品の
処理方法においては、請求項1記載のプレス成形用金型
を使用して上型と下型との間に形成されたキャビティに
おいて原料樹脂を成形し、開割時に圧縮空気噴出用ノズ
ルから圧縮空気をプレス成形品のバリと型面との間に噴
出してプレス成形品に付着したバリを吹き飛ばすもので
あるから、成形後に人手によりバリを除去する工数は必
要でなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明プレス成形用金型の一例を示す一部切欠
正面図。
【図2】図1に示す本発明プレス成形用金型により成形
される洗い場付き浴槽を示す正面図。
【図3】図1に示す本発明プレス成形用金型の要部拡大
断面図。
【符号の説明】
1 上型 11 ピンチオフ部 12 圧受板 2 下型 21 ピンチオフ部 22 圧受板 221 圧縮空気噴出用ノズル 222 送気管 3 洗い場付き浴槽 31 浴槽 32 洗い場 33 バリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開割閉合可能な上型と下型とからなり、
    閉合時に上型と下型との間にキャビティが設けられたプ
    レス成形用金型において、上型と下型とのいずれか少な
    くとも一方の閉合部付近に圧縮空気噴出用ノズルが設け
    られていることを特徴とするプレス成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプレス成形用金型を使用
    して上型と下型との間に形成されたキャビティにおいて
    原料樹脂を成形し、開割時に圧縮空気噴出用ノズルから
    圧縮空気をプレス成形品のバリと型面との間に噴出して
    プレス成形品に付着したバリを吹き飛ばすことを特徴と
    するプレス成形品の処理方法。
JP14947296A 1996-06-11 1996-06-11 プレス成形用金型及びプレス成形品の処理方法 Pending JPH09327839A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004036111A1 (de) * 2004-07-24 2006-02-16 Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg Pressenanordnung mit einer Pressenform, Pressenform bzw. Verfahren zum Pressen von Pressgut zu einem Artikel
WO2013154263A1 (ko) * 2012-04-12 2013-10-17 Park Honggyu 사출금형의 찌꺼기 제거장치 및 방법

Cited By (2)

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DE102004036111A1 (de) * 2004-07-24 2006-02-16 Dorst Technologies Gmbh & Co. Kg Pressenanordnung mit einer Pressenform, Pressenform bzw. Verfahren zum Pressen von Pressgut zu einem Artikel
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