JPH0932773A - 軸受調芯方法及び軸受調芯装置 - Google Patents

軸受調芯方法及び軸受調芯装置

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JPH0932773A
JPH0932773A JP18012495A JP18012495A JPH0932773A JP H0932773 A JPH0932773 A JP H0932773A JP 18012495 A JP18012495 A JP 18012495A JP 18012495 A JP18012495 A JP 18012495A JP H0932773 A JPH0932773 A JP H0932773A
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俊明 岩崎
Shoichiro Hara
正一郎 原
Genichi Ukioka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸受の軸心と副軸受の軸心の芯ずれがゼロ
となる位置に副軸受を調芯し固定することのできる簡便
な軸受調芯方法及び軸受調芯装置を得る。 【解決手段】 主軸受3を取付台11に固定し、クラン
ク軸1の長軸部に偏心部2の偏心方向と同方向に偏心お
もり18を取付け、カップリング17と連結してモータ
15を駆動すると、クランク軸1は振れ回りし、副軸受
6は揺動運動する。副軸受6の揺動軌跡を副軸受計測機
構20で計測し、揺動軌跡の中心Oを求め、アクチュエ
ータ及び背圧機構を用いて位置Oに副軸受6を調心し、
ボルト締め機構22でボルト締め固定する。偏心おもり
の作用により、クランク軸が回転中に偏心方向と反対方
向に傾くためローラ5の外周とシリンダ4の内周が干渉
せず、主軸受3の軸心と副軸受6の軸心の芯ずれがゼロ
となる位置を正確に求め、調芯・固定することができ、
ロータリ圧縮機の軸受の性能・信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばロータリ
圧縮機に用いられる軸受の組立て時に行う主軸受と副軸
受との軸受調芯に関するもので、クランク軸の偏心部を
挟むようにクランク軸が嵌合される主軸受と副軸受とを
同一軸心上にまたは所定相対位置上に位置決めする軸受
調芯方法及び軸受調芯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリ圧縮機のクランク軸を
支持する2つの軸受は、軸受に対するラジアル荷重が大
きいので軸受として通常ジャーナル軸受が用いられてい
る。この2つのジャーナル軸受の軸受中心が一致してい
ないと軸受部における機械損が大きくなり、圧縮機の性
能低下を招くうえ、最悪の場合軸受部の焼き付きという
重大な事故につながる可能性がある。また、2つの軸受
中心を高精度に一致させれば軸受部の機械損を低減する
ことができ圧縮機の性能を向上することができる。従っ
て、2つの軸受の軸心が高精度に一致するように軸受を
調芯して組み立てる必要がある。
【0003】このようなロータリ圧縮機の軸受調芯装置
として、従来、例えば特開昭63−47518号公報に
示されたロータリ圧縮機の軸受調芯装置がある。図13
は従来のロータリ圧縮機の概略構成を示した断面図であ
る。図13において、101は中間に偏心部102を有
するクランク軸、104は主軸受103がボルト107
によって固定されているシリンダ、105は偏心部10
2に嵌装されているローラ、106はクランク軸101
の上部軸端を半径方向に支持する副軸受で、主軸受10
3の軸心に対して副軸受106を調芯後、ボルト108
によりシリンダ104に固定される。主軸受103、ク
ランク軸101、ローラ105、シリンダ104及び副
軸受106とで被組立体109をなしている。図14は
従来のロータリ圧縮機の軸受調芯装置に主軸受及び副軸
受をセットした組立前の状態を示す断面図である。図1
5は従来のロータリ圧縮機の軸受調芯装置で主軸受及び
副軸受を組立た状態を示す断面図である。図において、
主軸受103を着脱可能に固定する保持具131が水平
に移動するXYテーブル132上に取り付けられてお
り、XYテーブル132は支持台135の下部上面に固
定されている。133はクランク軸101の下端切欠部
101cに係脱可能に係合される駆動子、134は回転
軸134aが駆動子133に固定され、駆動子133を
介してクランク軸101を回転駆動させる電動機であ
り、電動機134は支持台135の下部下面に上下動可
能に支持されている。136は渦電流センサのような変
位センサであり、変位センサ136は、センサ保持具1
37を介して支持台135上に互いに直交する前後及び
左右方向に対向してこれらの方向に移動可能に合計4個
が配置されている。138は副軸受106を着脱可能に
保持する移動台であり、移動台138は上下方向のみに
往復移動可能に支持台135の上部に支持されて保持具
131の上方に配設されている。139は移動台138
に連結されたエアシリンダ機構などの昇降機構であり、
昇降機構139は支持台135上に固定されている。1
40は副軸受106の内径中心位置決め部材であり、こ
の部材140は、棒状のエアセンサで構成され、また支
持台135に固定され、移動台138の上昇時にこれに
遊挿されて副軸受106の軸受部に挿入されるようにな
っている。
【0004】次に、軸受の調芯方法について説明する。
図16は軸受の組立工程を示したフローチャートであ
る。まず図14に示すように主軸受103、クランク軸
101、ローラ105を組み合わせた状態で保持具13
1上にセットし、保持具131に主軸受103を着脱可
能に固定する。このときシリンダ104は主軸受103
にボルト107で固定されている(ステップ101;以
下ST101と記す)。また、上記セット時に、クラン
ク軸101の下端切り欠き部101cを上昇位置にある
駆動子133に係合させる(ST102)。次に、電動
機134を駆動させ、駆動子133を介してクランク軸
101を回転させると(ST103)、クランク軸10
1は偏心部102があるので、不釣り合いによって傾
き、主軸受103の軸受部内で2点接触状態となる。ク
ランク軸101が傾いた状態で回転すると、クランク軸
101の中心は主軸受103の内径中心と同心円を描い
て移動するので、左,右の変位センサ136とこれらに
対し直交方向に配置された前,後の変位センサ136で
最小となる距離を測定すれば、主軸受103の内径中心
が求められる(ST104)。一方、上昇状態の移動台
138に副軸受106を着脱可能に固定し、エアセンサ
などの位置決め部材140によって副軸受106の内径
中心を測定して求める(ST105)。電動機134と
共に駆動子133を下降させてクランク軸101との係
合を解除した後(ST106)、ST104及びST1
05で求めた主軸受103,副軸受106の内径中心位
置に基づいてXYテーブル132を水平移動させ、主軸
受103,副軸受106の内径中心が一致し、または所
定方向に所定量ずれる位置に主軸受103を位置決めす
る(ST107)。さらに、図15に示すように、クラ
ンク軸101を直立状態にし、昇降機構139を駆動し
て移動台138を下降させ、副軸受106をクランク軸
101に挿入し、シリンダ104上に支持させる(ST
108)。この副軸受106をボルト108によってシ
リンダ104に固定して組立が完了する(ST10
9)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のロ
ータリ圧縮機の軸受調芯装置を用いた軸受調芯方法で
は、クランク軸101が回転するとクランク軸101は
偏心部102に生じる遠心力により偏心部102の偏心
方向のローラ105とシリンダ104のすきまCR(図
13に示す)が狭くなる方向に傾く。現在のロータリ圧
縮機では、上記CRはクランク軸101の回転位相よっ
て変化する。図13に示したL1,L2,CF,CR,の寸
法関係よりCRが小さくなる位相範囲では図17のAに
示すようにローラ105の外周とシリンダ104の内周
が干渉することが分かっている。上記のような干渉が生
じると、変位センサ136で計測されたクランク軸10
1の軌跡は干渉分を含んでしまい主軸受103の内周中
心と同心円でなくなり、主軸受103の内周中心を正確
に求めることができない。従って、副軸受6を主軸受3
の内周中心に正確に調芯することができず、軸受として
の組立精度には限界があった。
【0006】また従来のロータリ圧縮機の軸受調芯装置
では、変位センサ136により副軸受106の内周を直
接計測するため、副軸受106をシリンダ104に仮組
みした状態では副軸受106の内周を直接計測できない
ため調芯作業を行うことができない。さらに、副軸受1
06の内周を直接計測して副軸受106を位置決めして
おき、これをクランク軸101に挿入するには非常に高
精度な機構が必要であり、装置が複雑で高価になる。そ
のため、副軸受106をシリンダ104に仮組みした状
態での精度の高い計測方法が模索されていた。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、調芯のためのクランク軸回転の前
工程に、ローラの外周とシリンダの内周との干渉を回避
させる手段を付加する工程を導入し、これによってロー
ラの外周とシリンダの内周が接触することなくクランク
軸を傾けて振れ回りさせ、主軸受,副軸受の内周を直接
計測しなくても、主軸受3の内周中心を正確に求めるこ
とができ、主軸受3の軸心と副軸受6の軸心の芯ずれが
最小(理想的にはゼロ)になるように軸受を調芯し組み
立てることのできる、簡便で、精度の高いさらに信頼性
の高い軸受調芯方法及び軸受調芯装置を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る軸受調芯方法は、クランク軸の偏心部及び上記クラン
ク軸の偏心部の外周に嵌装されたローラを収納するシリ
ンダと上記シリンダの両端に配置され上記クランク軸を
支持かつ上記シリンダ両端を閉塞する主軸受及び副軸受
のうち主軸受とを固定保持する第1のステップと、上記
クランク軸の偏心部の偏心方向と反対方向に傾けるモー
メント付加手段を設ける第2のステップと、上記クラン
ク軸を回転させる第3のステップと、上記クランク軸の
回転時に上記主軸受に対する上記副軸受の位置を計測す
る第4のステップと、第4のステップの計測結果に基づ
き上記副軸受の位置決めをする第5のステップと、第5
のステップで位置決めされた副軸受を上記シリンダに加
圧し、固定する第6のステップとを備えたものである。
【0009】この発明の請求項2に係る軸受調芯方法
は、請求項1の第4のステップ及び第5のステップにお
いて、副軸受の軸受調芯装置に対する位置を計測し、主
軸受の軸心に対して副軸受の軸心の芯ずれを最小とする
ように上記副軸受の位置決めをすることを規定するもの
である。
【0010】この発明の請求項3に係る軸受調芯方法
は、請求項1または2の、第5のステップ及び第6のス
テップにおいて、副軸受の位置決め及び固定を副軸受を
加圧する加圧力を制御しながら行うことを規定するもの
である。
【0011】この発明の請求項4に係る軸受調芯方法
は、請求項3の、第5のステップ及び第6のステップに
おいて、副軸受を加圧する加圧力をクランク軸の回転と
同期させて制御するものである。
【0012】この発明の請求項5に係る軸受調芯装置
は、クランク軸の偏心部及び上記クランク軸の偏心部の
外周に嵌装されたローラを収納するシリンダと上記シリ
ンダの両端に配置され上記クランク軸を支持かつ上記シ
リンダ両端を閉塞する主軸受及び副軸受のうち主軸受と
が固定保持された状態で、上記クランク軸を回転させる
回転手段と、上記クランク軸の回転時に上記クランク軸
を上記クランク軸の偏心部の偏心方向と反対方向に傾け
るモーメント付加手段と、上記クランク軸の回転時に上
記主軸受に対する上記副軸受の位置を計測する計測手段
と、上記副軸受を上記シリンダに対して軸方向に加圧す
る加圧手段と、上記副軸受の位置決めをする副軸受位置
決め手段と、上記副軸受を上記シリンダに固定する固定
手段とを備えたものである。
【0013】この発明の請求項6に係る軸受調芯装置
は、請求項5において、モーメント付加手段がクランク
軸の主軸受の配置された側の端部と主軸受配置部との間
に設けられた着脱可能な偏心荷重であることを規定する
ものである。
【0014】この発明の請求項7に係る軸受調芯装置
は、請求項5において、クランク軸を回転させる回転手
段が回転力発生手段と前記回転力発生手段により発生し
た回転力をクランク軸に伝達する回転力伝達手段とを備
え、モーメント付加手段が回転力伝達手段に設けられた
偏心荷重であることを規定するものである。
【0015】この発明の請求項8に係る軸受調芯装置
は、請求項5において、主軸受に対する副軸受の位置を
計測する計測手段が、副軸受の軸受調芯装置に対する位
置を計測する副軸受計測手段であることを規定するもの
である。
【0016】この発明の請求項9に係る軸受調芯装置
は、請求項8において、副軸受計測手段が副軸受の外周
面の位置を計測する手段であることを規定するものであ
る。
【0017】この発明の請求項10に係る軸受調芯装置
は、請求項8において、シリンダに固定保持された主軸
受の軸受調芯装置に対する位置を計測する主軸受計測手
段をさらに備えたことを規定するものである。
【0018】この発明の請求項11に係る軸受調芯装置
は、請求項10において、主軸受計測手段が主軸受の外
周面の位置を計測する手段であることを規定するもので
ある。
【0019】この発明の請求項12に係る軸受調芯装置
は、請求項10において、主軸受計測手段がシリンダの
外周面の位置を計測する手段であることを規定するもの
である。
【0020】この発明の請求項13に係る軸受調芯装置
は、請求項5,8,10のいずれか1項において、副軸
受の加圧手段に加圧力制御手段を備えたことを規定する
ものである。
【0021】この発明の請求項14に係る軸受調芯装置
は、請求項5,8,10のいずれか1項において、クラ
ンク軸を回転させる回転手段が回転力発生手段と前記回
転力発生手段により発生した回転力をクランク軸に伝達
する回転力伝達手段とを備え、回転力伝達手段が上記回
転力発生手段の回転軸に対して垂直な1軸あるいは複数
の軸を有し、上記回転軸に対して垂直な1軸あるいは複
数の軸の軸方向の所定の範囲の水平移動と、上記回転軸
に対して垂直な1軸あるいは複数の軸の軸まわりの所定
の範囲の回転移動とが可能な継手部材であることを規定
するものである。
【0022】この発明の請求項15に係る軸受調芯装置
は、請求項5,8,10のいずれか1項において、副軸
受位置決め手段が、直交する2方向に配置され副軸受外
周面の法線方向に移動し位置決めする2軸のアクチュエ
ータと、該アクチュエータの各々と対向する方向に上記
副軸受を加圧する2軸の背圧付加手段とを備えたことを
規定するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態を図につ
いて説明する。 図1、図2はこの発明の実施の形態1
によるロータリ圧縮機の軸受調芯装置を説明する図で、
図1は装置の概要を示す側面断面図、図2は上面図であ
る。図において、ローラ5が嵌装されたクランク軸1の
偏心部をシリンダ4に収納し、この両端に主軸受3、副
軸受6を配置して仮組みされた被組立体9は、エアシリ
ンダ12aの作動により主軸受クランプ機構13でシリ
ンダ4がチャックされ、これにより主軸受3が水平に固
定された取付台11に対して固定されている。取付台1
1の下方には支柱などで固定された取付板14と、取付
板14の下面にはモータが設けられている。モータ15
の回転軸16にはカップリング(回転力伝達手段に相
当)17を介してクランク軸1が連結されている。クラ
ンク軸1の連結部近傍にはモーメント付加手段である偏
心荷重(偏心おもり)18が取り付けられている。モー
タ15が駆動してクランク軸1が回転したとき、従来の
ように偏心おもり18がないとクランク軸1の偏心部2
の偏心方向に傾いて振れ回り運動をするが、本実施の形
態のように偏心おもり18を設けるとクランク軸1は主
軸受3に対してクランク軸1の偏心部2の偏心方向と反
対方向に傾いて振れ回り運動するようになる。偏心おも
り18はその取付位置及び負荷等の条件が予め調整され
ている。なお、21は取付台11の上方に支柱などで固
定された天板で副軸受加圧機構19、副軸受加圧機構1
9を駆動するエアシリンダ12b及びボルト締め機構2
2が設けられている。20は取付台11の上面に固定さ
れた副軸受計測機構であり、クランク軸1の回転中及び
副軸受6の調芯中の副軸受6の位置をリアルタイムに計
測することができる。図2において23は取付台11の
上面に固定されたアクチュエータ、24は取付台11の
上面に固定された背圧付加機構であり、クランク軸1の
回転中は副軸受6に接触しないように移動できるように
構成されている。
【0024】図3は、同装置を用いたロータリ圧縮機の
組立方法を示すフローチャート図である。以下、本フロ
ーチャートに従って本願発明による軸受調芯方法の詳細
について説明する。まず、被組立体9を取付台11上に
セットし、エアシリンダ12を作動させることによって
主軸受クランプ機構13により主軸受3を取付台11に
固定し(ステップ1;以下ST1と記す)、クランク軸
1の下端部に偏心おもり18をクランク軸1の軸心に対
して偏心部2の偏心方向と同方向の位相に取り付け(S
T2)、クランク軸1の下端をカップリング17と連結
する(ST3)。次に、モータ15を駆動させてクラン
ク軸1を回転させる(ST4)と、偏心おもり18に生
じる遠心力の影響によりクランク軸1は主軸受3に対し
て偏心部2の偏心方向と反対方向に傾いて振れ回りする
ため、副軸受6はクランク軸1の軸心に直交する水平面
内で円形の軌跡を描くように揺動運動する。このときの
副軸受6の軌跡を副軸受計測機構20で計測し記憶して
(ST5)、この記憶された円形の軌跡の中心Oを算出
する(ST6)。次に、モータ15を停止し(ST
7)、アクチュエータ23及び背圧付加機構24を作動
させて副軸受6を上記Oの位置に位置決めする(ST
8)。副軸受加圧機構19を作動させて副軸受6を加圧
し(ST9)、ボルト締め機構22を作動させて副軸受
6をシリンダ4に固定する(ST10)。
【0025】ここで、クランク軸1が回転しているとき
の副軸受6の揺動軌跡の中心Oの位置について説明す
る。図4はクランク軸が回転している時の状態を示した
断面図である。図5はクランク軸の回転に伴って描かれ
るクランク軸の軸中心及び副軸受の描く円軌道を説明す
るための図である。図において、Z軸は主軸受3の内周
中心軸で、C1はクランク軸1の軸中心が描く円軌道、
C2はクランク軸の回転に伴って運動する副軸受6の描
く円軌道である。
【0026】図4(a)に示すようにクランク軸1は回
転すると偏心おもり18に生じる遠心力の影響で、偏心
部2の偏心方向と反対方向に傾くため、ローラ5の外周
とシリンダ4の内周が干渉することがなく、クランク軸
1と主軸受3は図に示したような2点接触状態(図4中
P,Q)を保ちながら振れ回りする。図4(b)は図4
(a)とクランク軸1の回転位相が180゜違う状態を
示す。このようにクランク軸1は主軸受3の内周と2点
接触を保った状態で振れ回りするため、クランク軸1の
上端部は主軸受3の内周中心軸と直交する平面内で主軸
受3の内周中心軸上に中心を持つ円軌道を描く。副軸受
6はクランク軸1の上端部に嵌装されており、副軸受6
の内周とクランク軸の隙間には潤滑油が満たされ油膜が
形成されているだけなので、副軸受6はクランク軸1の
上端部の軌道とほぼ同じ軌道になる。したがって、副軸
受6の描く円軌道の中心O(図5に示す)は主軸受3の
内周中心軸上の点となり、主軸受軸心に対する副軸受軸
心の芯ずれが(理想的には)ゼロとなる位置を求めるこ
とができる。
【0027】また、本実施の形態では、偏心おもり18
によりローラ5の外周とシリンダ4の内周との干渉を回
避し、また副軸受内周を計測しなくても、副軸受外周面
の装置に対する位置を計測することによりクランク軸が
回転中の副軸受の動きを計測することができ、さらに被
組立体9を仮組みした状態で副軸受の運動を計測するの
で、計測の精度が高く且つ容易となる。これにより、機
械損の少ない軸受を得ることができ、軸受の性能、信頼
性を向上することができる。
【0028】実際に上記のように構成されたロータリ圧
縮機の軸受調芯装置を用いて、副軸受6の描く円軌道の
中心Oの位置に副軸受6を固定した後、3次元測定器を
用いて主軸受3に対する副軸受6の位置を測定した結
果、主軸受3の内周軸心に対する副軸受6の内周軸心の
芯ずれ値は3μm程度であり、これは目標位置決め精度
を十分満たし、組立の工程に要する時間が短縮された。
【0029】実施の形態2.以下、この発明の別の実施
の形態を図について説明する。図6、図7はこの発明の
実施の形態2によるロータリ圧縮機の軸受調芯装置を説
明する図で、図6は装置の概要を示す側面断面図、図7
は上面図である。図において、実施の形態1に主軸受計
測機構25を付加したものである。
【0030】上記実施の形態1のステップST5では、
偏心部2を有しさらに偏心おもり18が取り付けられた
クランク軸1が回転するため主軸受3には、振れ回り運
動による力が加わる。そのため、上記実施の形態1の装
置においては、上記振れ回り運動による力が加わっても
主軸受3の位置が変化しないような非常に大きなクラン
プ力で主軸受3が主軸受クランプ機構13により固定さ
れなくては、副軸受6の運動を計測することができな
い。しかし、本実施の形態では、主軸受計測機構25を
用いて装置に対する主軸受3の位置を計測することによ
り、主軸受クランプ機構13のクランプ力が大きくなく
ても主軸受3に対する副軸受6の運動を精度良く計測す
ることができる。これにより、機械損の少ない軸受を得
ることができ、軸受の性能、信頼性を向上することがで
きる。
【0031】なお、上記実施の形態の図6、図7では主
軸受計測機構25がシリンダ4の外周面を計測するよう
に配置した例を示したが、主軸受3はあらかじめシリン
ダ4に固定されているので、シリンダ4、主軸受3のど
ちらの外周面を計測しても主軸受の軸心を計測可能であ
る。さらに、主軸受3、シリンダ4のどの部分を計測し
ても主軸受の軸心を計測可能であり、主軸受クランプ機
構13のクランプ力が大きくなくても主軸受3に対する
副軸受6の運動を計測することができる。
【0032】実施の形態3.以下、この発明の別の実施
の形態について説明する。この発明の実施の形態3によ
るロータリ圧縮機の軸受調芯方法は、上記実施の形態1
における装置構成に副軸受加圧機構19の加圧力を自在
に制御することができるような制御機能を付加し、加圧
力を制御するようにしたものである。
【0033】図8は、本実施の形態のロータリ圧縮機の
組立方法の一部を示すフローチャート図である。ステッ
プST1からステップST6までは実施の形態1と同様
である。ステップST6で揺動軌跡の中心Oを算出した
後、加圧力を適正にコントロールしながら副軸受加圧機
構19で副軸受6を加圧することにより、副軸受6を粗
調芯する(ST7a)。次にモータ15を停止し(ST
7b)、副軸受加圧機構19を作動させて副軸受加圧力
を解放して(ST7c)、アクチュエータ23及び背圧
付加機構24を作動させて副軸受6を上記Oの位置に位
置決めする(ST8)。再び副軸受加圧機構19を作動
させて副軸受6を加圧し(ST9)、ボルト締め機構2
2を作動させて副軸受6をシリンダ4に固定する(ST
10)。
【0034】上記のように、加圧力を適正にコントロー
ルしながら副軸受6を粗調芯する工程を導入することに
より、副軸受6を短時間で精度よく位置決めできるよう
になり、軸受の生産性が向上する。また、機械損の少な
い軸受を得ることができ、軸受の性能、信頼性を向上す
ることができる。
【0035】実施の形態4.以下、この発明の別の実施
の形態について説明する。この発明の実施の形態4によ
るロータリ圧縮機の軸受調芯方法は、上記実施の形態1
における装置構成にモータ15がクランク軸の回転速度
を自在に制御することができるとともに副軸受加圧機構
19が少なくとも2段階の加圧力で副軸受を加圧できる
ような制御機能を付加し、加圧力を制御したものであ
る。図9は図1に副軸受の加圧力制御装置41を付加し
たロータリ圧縮機の軸受調芯装置の構成を示す。図にお
いて、加圧力制御装置41はモータ15の回転速度と副
軸受加圧機構19とを同期させて、副軸受の加圧力を制
御するものでる。
【0036】図10は、本発明のロータリ圧縮機の組立
方法の一部を示すフローチャート図である。ステップS
T1からステップST6までは実施の形態1と同様であ
る。ステップST6で揺動軌跡の中心Oを算出した後、
まず副軸受加圧機構19により副軸受6の揺動運動を止
めない程度の加圧力F1で副軸受を加圧する(ST7
a’)。次にモータ15の回転速度を適正にコントロー
ルしながらクランク軸1の回転速度を減速、停止させて
副軸受6を粗調芯する(ST7b’)。次に副軸受加圧
機構19を作動させて副軸受加圧力を解放し(ST7
c)、アクチュエータ23及び背圧付加機構24を作動
させて副軸受6を上記Oの位置に位置決めする(ステッ
プST8)。再び副軸受加圧機構19を作動させてボル
ト締め固定時に副軸受6が移動しない加圧力F2で副軸
受6を加圧し(ST9)、ボルト締め機構22を作動さ
せて副軸受6をシリンダ4に固定する(ST10)。
【0037】上記のように、加圧力をモータの回転速度
に同期させて制御しながら副軸受6を粗調芯する工程を
導入することにより、副軸受6を短時間で精度よく位置
決めできるようになる。これにより、機械損の少ない軸
受を得ることができ、軸受の性能、信頼性を向上するこ
とができる。さらに、これら組立精度の高い軸受の生産
性が向上する。
【0038】実施の形態5.以下、この発明の別の実施
の形態について説明する。上記実施の形態1乃至実施の
形態4では、カップリング17と偏心おもり18が別々
に構成されており、調芯する毎にクランク軸1に偏心お
もり18を取り付ける例を示したが、偏心おもり18は
カップリング17に設けてもよい。図11は、クランク
軸とカップリングとの連結部の構成を示した図である。
例えば、図11に示すようにカップリング17のクラン
ク軸1との連結部に偏心おもり18を設け、さらにカッ
プリング17のクランク軸1との連結部にクランク軸1
の軸端部の溝1aに挿入できるような爪17aを設け
る。モータ軸16の軸心に対する偏心おもり18の取付
位相は、クランク軸1軸端の溝1a、偏心部2の位相関
係を考慮してクランク軸1とカップリング17を連結し
たとき必ず、クランク軸1の偏心部2の偏心方向と一致
するようになっている。
【0039】このような構成の装置にした場合、クラン
ク軸1に偏心おもり18を取り付けるステップを省略で
き、軸受の調芯組立に要する時間を短縮できる。そのた
め、組立精度の高い、信頼性の高い軸受の生産性が向上
する。
【0040】さらに上記実施の形態1乃至実施の形態5
において、カップリング17にオルダム型のカップリン
グ(回転力伝達手段を構成する継手部材に相当)を用い
れば、より高精度な調芯が可能となる。図12にこのカ
ップリングの構成を示す。図中(a)は汎用されるベロ
ーズ型のカップリングを使用した例であり、図中(b)
は本発明で提案のオルダム型のカップリングを用いた例
である。ベローズ型ではモータ15の回転中、回転軸1
6とクランク軸1とを一致させようと図に示したように
求心力が働き、図に示すようにベローズに歪みが生じる
ためカップリング部の負荷が大きい。しかし、オルダム
型では、回転軸に垂直な平面内で水平移動が可能なた
め、モータ15の回転軸16の軸心に対するクランク軸
1の偏心量に関わらず、回転軸16に対してクランク軸
1の軸心を一致させようとする求心力を発生しないた
め、クランク軸1が自由に振れ回りすることができ、主
軸受3の軸心に対して副軸受6の芯ずれがゼロとなる点
を安定して高精度に求めることができる。
【0041】このように、回転力伝達手段(カップリン
グ)が、回転力発生手段からの回転運動をクランク軸に
伝達し、その回転運動以外の運動が拘束されないように
構成されていれば、オルダム型のカップリングに限定さ
れることはない。
【0042】また、オルダム型のカップリングに偏心お
もりを取り付ける場合は図12中(b)のXの位置、す
なわちクランク軸に近い連結部近傍に取り付けることは
言うまでもない。
【0043】さらに、上記実施の形態1乃至実施の形態
5において、副軸受計測機構18が副軸受6の外周面の
装置に対する位置を計測する例を示したが、これは副軸
受18のどの部分を計測しても全く同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態によるロータリ圧縮
機の軸受調芯装置を説明する側面断面図である。
【図2】 この発明の一実施の形態によるロータリ圧縮
機の軸受調芯装置を説明する図で図1の上面図である。
【図3】 この発明の一実施の形態によるロータリ圧縮
機の組立方法を示すフローチャート図である。
【図4】 この発明の一実施の形態による副軸受の揺動
運動を説明する断面図である。
【図5】 この発明の一実施の形態によるクランク軸の
揺動軌跡及び副軸受の揺動軌跡を説明する断面図であ
る。
【図6】 この発明の別の実施の形態によるロータリ圧
縮機の軸受調芯装置を説明する側面断面図である。
【図7】 この発明の別の実施の形態によるロータリ圧
縮機の軸受調芯装置を説明する図で図6の上面図であ
る。
【図8】 この発明の別の実施の形態によるロータリ圧
縮機の組立方法を示すフローチャート図である。
【図9】 この発明の別の実施の形態によるロータリ圧
縮機の軸受調芯装置を説明する図である。
【図10】 この発明の別の実施の形態によるロータリ
圧縮機の組立方法を示すフローチャート図である。
【図11】 この発明の別の実施の形態によるロータリ
圧縮機の軸受調芯装置を説明する一部構成図である。
【図12】 この発明の別の実施の形態によるロータリ
圧縮機の軸受調芯装置のカップリングの構成を説明する
図である。
【図13】 従来のロータリ圧縮機を示す断面図であ
る。
【図14】 従来のロータリ圧縮機の軸受調芯装置を示
す主・副軸受セットの状態の断面図である。
【図15】 従来のロータリ圧縮機の軸受調芯装置を示
す組立状態の断面図である。
【図16】 従来のロータリ圧縮機の組立方法を示すフ
ローチャート図である。
【図17】 従来のロータリ圧縮機の軸受調芯装置にお
ける組立時のロータリ圧縮機の状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 クランク軸、 2 偏心部、 3 主軸受、
4 シリンダ、5 ローラ、 6 副軸受、 7
ボルト、 8 ボルト、9 被組立体、 11
取付台、 12a、12b エアシリンダ、13 主
軸受クランプ機構、 14 モータ取付板、 15
モータ、16 回転軸、 17 カップリング、
18偏心おもり、19 副軸受加圧機構、 20
副軸受計測機構、 21 天板、22 ボルト締め機
構、 23 アクチュエータ、24 背圧付加機構、
25 主軸受計測機構、 31 保持具、32
XYテーブル、 33 駆動子、 34 電動機、 3
5 支持台、36 変位センサ、 37 センサ保持
具、 38 移動台、39 昇降機構、 40 位置
決め部材、 41 副軸受加圧力制御装置、101 ク
ランク軸、 101c 切欠部 、102 偏心部、
103 主軸受、 104 シリンダ、105 ロ
ーラ、 106 副軸受、 107 ボルト、108
ボルト、 109 被組立体、131 保持具、 13
2 XYテーブル、 133 駆動子、134 電動
機、 134a 回転軸、 135 支持台、136
変位センサ、 137 センサ保持具、 138 移動
台、139 昇降機構、 140 位置決め部材、

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸の偏心部及び上記クランク軸
    の偏心部の外周に嵌装されたローラを収納するシリンダ
    と上記シリンダの両端に配置され上記クランク軸を支持
    かつ上記シリンダ両端を閉塞する主軸受及び副軸受のう
    ち主軸受とを固定保持する第1のステップと、上記クラ
    ンク軸の偏心部の偏心方向と反対方向に傾けるモーメン
    ト付加手段を設ける第2のステップと、上記クランク軸
    を回転させる第3のステップと、上記クランク軸の回転
    時に上記主軸受に対する上記副軸受の位置を計測する第
    4のステップと、第4のステップの計測結果に基づき上
    記副軸受の位置決めをする第5のステップと、第5のス
    テップで位置決めされた副軸受を上記シリンダに加圧
    し、固定する第6のステップとを備えたことを特徴とす
    る軸受調芯方法。
  2. 【請求項2】 第4のステップ及び第5のステップにお
    いて、副軸受の軸受調芯装置に対する位置を計測し、主
    軸受の軸心に対して副軸受の軸心の芯ずれを最小とする
    ように副軸受の位置決めをすることを特徴とする請求項
    1に記載の軸受調芯方法。
  3. 【請求項3】 第5のステップ及び第6のステップにお
    いて、副軸受の位置決め及び固定を副軸受を加圧する加
    圧力を制御しながら行うことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の軸受調芯方法。
  4. 【請求項4】 第5のステップ及び6のステップにおい
    て、副軸受を加圧する加圧力をクランク軸の回転と同期
    させて制御したことを特徴とする請求項3に記載の軸受
    調芯方法。
  5. 【請求項5】 クランク軸の偏心部及び上記クランク軸
    の偏心部の外周に嵌装されたローラを収納するシリンダ
    と上記シリンダの両端に配置され上記クランク軸を支持
    かつ上記シリンダ両端を閉塞する主軸受及び副軸受のう
    ち主軸受とが固定保持された状態で、上記クランク軸を
    回転させる回転手段と、上記クランク軸の回転時に上記
    クランク軸を上記クランク軸の偏心部の偏心方向と反対
    方向に傾けるモーメント付加手段と、上記クランク軸の
    回転時に上記主軸受に対する上記副軸受の位置を計測す
    る計測手段と、上記副軸受を上記シリンダに対して軸方
    向に加圧する加圧手段と、上記副軸受の位置決めをする
    副軸受位置決め手段と、上記副軸受を上記シリンダに固
    定する固定手段とを備えたことを特徴とする軸受調芯装
    置。
  6. 【請求項6】 モーメント付加手段がクランク軸の主軸
    受の配置された側の端部と主軸受配置部との間に設けら
    れた着脱可能な偏心荷重であることを特徴とする請求項
    5に記載の軸受調芯装置。
  7. 【請求項7】 クランク軸を回転させる回転手段が回転
    力発生手段と前記回転力発生手段により発生した回転力
    をクランク軸に伝達する回転力伝達手段とを備え、モー
    メント付加手段が回転力伝達手段に設けられた偏心荷重
    であることを特徴とする請求項5に記載の軸受調芯装
    置。
  8. 【請求項8】 主軸受に対する副軸受の位置を計測する
    計測手段が、副軸受の軸受調芯装置に対する位置を計測
    する副軸受計測手段であることを特徴とする請求項5に
    記載の軸受調芯装置。
  9. 【請求項9】 副軸受計測手段が副軸受の外周面の位置
    を計測する手段であることを特徴とする請求項8に記載
    の軸受調芯装置。
  10. 【請求項10】 シリンダに固定保持された主軸受の軸
    受調芯装置に対する位置を計測する主軸受計測手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項8に記載の軸受調芯
    装置。
  11. 【請求項11】 主軸受計測手段が主軸受の外周面の位
    置を計測する手段であることを特徴とする請求項10に
    記載の軸受調芯装置。
  12. 【請求項12】 主軸受計測手段がシリンダの外周面の
    位置を計測する手段であることを特徴とする請求項10
    に記載の軸受調芯装置。
  13. 【請求項13】 副軸受の加圧手段に加圧力制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項5,8,10のいずれか
    1項に記載の軸受調芯装置。
  14. 【請求項14】 クランク軸を回転させる回転手段が回
    転力発生手段と前記回転力発生手段により発生した回転
    力をクランク軸に伝達する回転力伝達手段とを備え、回
    転力伝達手段が上記回転力発生手段の回転軸に対して垂
    直な1軸あるいは複数の軸を有し、上記回転軸に対して
    垂直な1軸あるいは複数の軸の軸方向の所定の範囲の水
    平移動と、上記回転軸に対して垂直な1軸あるいは複数
    の軸の軸まわりの所定の範囲の回転移動とが可能な継手
    部材であることを特徴とする請求項5,8,10のいず
    れか1項に記載の軸受調芯装置。
  15. 【請求項15】 副軸受位置決め手段が、直交する2方
    向に配置され副軸受外周面の法線方向に移動し位置決め
    する2軸のアクチュエータと、該アクチュエータの各々
    と対向する方向に上記副軸受を加圧する2軸の背圧付加
    手段とを備えたことを特徴とする請求項5,8,10の
    いずれか1項に記載の軸受調芯装置。
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