JPH09326428A - 半導体基板の結晶欠陥評価方法 - Google Patents

半導体基板の結晶欠陥評価方法

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JPH09326428A
JPH09326428A JP16533696A JP16533696A JPH09326428A JP H09326428 A JPH09326428 A JP H09326428A JP 16533696 A JP16533696 A JP 16533696A JP 16533696 A JP16533696 A JP 16533696A JP H09326428 A JPH09326428 A JP H09326428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、非破壊で結晶欠陥を定量的に評価す
ることができなかった。 【解決手段】 半導体基板にイオン注入、アニール処理
を行い(101)、TW値又はPa値を測定し(10
2)、TEMで欠陥密度又は総周辺長の少なくともいず
れか一方を測定し(103)、TW値又はPa値と欠陥
密度又は総周辺長の少なくともいずれか一つの組合せの
間に成立する所定の関係を求め(104)、未知の半導
体基板のTW値又はPa値を測定し(105)、このT
W値又はPa値と所定の関係とを用いて結晶欠陥の密度
又は総周辺長を求める(106)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の結晶
欠陥を非破壊で評価する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板にイオン注入等を行うと、結
晶欠陥が発生する。このような結晶欠陥の評価は、従来
はRutherford Back Scattering(以下、RBSという)
法により行われ、あるいは透過電子顕微鏡(Transmissi
on electron microscopy、以下、TEMという)を用い
た観察により行われていた。
【0003】しかし、半導体基板にイオン注入を行い、
その後熱処理を行って結晶性が回復した後に存在する残
留欠陥を評価する場合は、RBS法は感度が低いという
問題があった。また、TEMを用いた観察では、TEM
が高倍率であるが故に視野が狭く観察が容易ではないこ
と、試料作製に最低数日を要し多数の試料の評価が不可
能であること、また半導体基板を破壊しなくてはならな
いという問題があった。
【0004】近年、Thermal Wave(以下、TWという)
法、あるいは光熱膨張変位(PhotoAcoustic Displaceme
nt 、以下、PADという)法といった非破壊で結晶欠
陥を評価する方法が提案されるに至っている。この両者
は、いずれも変調した励起光をμm オーダまで細く絞っ
て半導体基板の表面に照射し、更に検出光としてHe−
Neレーザを励起光と同一の直径で照射して反射光を検
出し、欠陥を評価するというものである。
【0005】TW法は、A.Rosencwaig et al., Appl. P
hys. Lett. 46, 1013(1985) において提案された方法で
あって、図10に示されたように、Arレーザから出力
されたArイオンレーザ光をポンピングビームとして1
MHzに変調して励起光として試料に照射する。そし
て、この励起光と同じ直径1μm のHe−Neレーザを
試料に照射して、検出光の反射率Rを求める。この反射
率Rは、結晶欠陥のある箇所と存在しない箇所とで、励
起光を試料上に走査したときの変化率ΔR/Rが異な
る。そこで、この変化率ΔR/Rにより決定されるTW
値を求める。このTW値の測定については、W.L.Smith
et al., Appl. Lett. 47, 584(1985) に開示されてい
る。
【0006】これに対し、PAD法は、堀内、結晶加工
と評価技術委員会、第62回研究会資料(日本学術振興
会、1993)において提案された方法である。図11
に示されたように、波長が813nmで、87kHzに
変調したLEDからの励起光を試料表面に照射する。こ
れにより、試料表面が熱膨張し、変位が生じる。この光
熱変位(Pa値)を、He−Neレーザ検出光の位相変
化によって測定する。
【0007】そして、従来は例えば、T.Hara et al., I
n semiconductor Silicon, editedby H.R.Huff et al.
(The Electrochem. Soc. Proc. 90-7, Pennington, NJ,
(1990) pp.972-982) のように、上記TW法あるいはP
a法により残留欠陥を評価した結果についても報告され
ている。しかし、これらの報告はいずれも、TW値又は
Pa値の大小を比較しているに過ぎず、定性的な評価に
終始している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来は
半導体基板の結晶欠陥を、非破壊のまま定量的に評価す
ることはできなかった。
【0009】本発明は上記事情に鑑み、半導体基板の結
晶欠陥を非破壊で定量的かつ迅速に評価することが可能
な半導体基板の結晶欠陥評価方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板の結
晶欠陥評価方法は、所定の処理を行い結晶欠陥が存在す
る半導体基板の表面に、変調した励起光を照射し同一箇
所に検出光を照射したときの反射率の変化により得られ
るTW値、あるいは変調した励起光を照射し同一箇所に
検出光を照射して得られる半導体基板表面のPa値のう
ち、少なくともいずれか一方を測定するステップと、前
記半導体基板の表面部分を観察し、結晶欠陥の密度、あ
るいは結晶欠陥の周辺長を合計した総周辺長のうち、少
なくともいずれか一方を測定するステップと、前記TW
値と前記結晶欠陥の密度、前記TW値と前記結晶欠陥の
総周辺長、前記Pa値と前記結晶欠陥の密度、又は前記
Pa値と前記結晶欠陥の総周辺長のうち、少なくともい
ずれか一つの組合せの間に成立する所定の関係を求める
ステップと、前記半導体基板とは異なる他の半導体基板
に対し、TW値又はPa値の少なくともいずれか一方を
測定するステップと、前記他の半導体基板のTW値又は
Pa値と前記所定の関係とを用いて、結晶欠陥の密度又
は総周辺長を求めるステップとを備えることを特徴とし
ている。
【0011】ここで、前記TW値又は前記Pa値の測定
は、前記半導体基板及び前記他の半導体基板の表面の1
点又は複数点に励起光及び検出光を照射し、あるいは1
本又は複数本の線上を励起光及び検出光を走査すること
で行ってもよい。
【0012】また、前記半導体基板及び前記他の半導体
基板は、不純物イオンを注入し、アニール処理を行って
結晶欠陥を含むもの(多くの場合、欠陥種としては転位
ループの形態をとる)であってもよい。
【0013】前記結晶欠陥の密度又は総周辺長の測定
は、前記半導体基板及び前記他の半導体基板の表面部か
ら作製した試料を透過型電子顕微鏡を用いて観察するこ
とによって行ってもよい。あるいは、前記結晶欠陥の密
度の測定は、前記半導体基板及び前記他の半導体基板に
選択エッチングを行って結晶欠陥にエッチピットを生じ
させ、走査型電子顕微鏡を用いて表面を観察するでこと
によって行ってもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0015】先ず、図1に本実施の形態による半導体基
板の結晶欠陥の評価方法の手順を示す。ステップ101
として、半導体基板に不純物イオンを注入し、活性化ア
ニールを行って、結晶欠陥の存在する試料を作成する。
【0016】ステップ102として、この試料に対し、
上述したTW法によりTW値を測定し、あるいはPAD
法によりPa値を測定する。
【0017】ステップ103として、TEMを用いて同
一の試料の表面を観察し、単位面積当たりに存在する結
晶欠陥の数を数えて欠陥密度を求め、あるいはそれぞれ
の結晶欠陥の周辺長を合計した総周辺長を求める。ここ
で、総周辺長は、単位面積当たりに存在する結晶欠陥の
数Nと、結晶欠陥の平均半径rとを用いて、2πrNに
より求めることができる。
【0018】ステップ104として、TW値又はPa値
と欠陥密度との相関関係、あるいはTW値又はPa値と
総周辺長との相関関係を求める。
【0019】ステップ105として、未知の試料のTW
値又はPa値を測定する。
【0020】ステップ106として、この未知の試料の
TW値又はPa値と、ステップ104で求めたTW値又
はPa値と欠陥密度との相関関係、あるいはTW値又は
Pa値と総周辺長との相関関係とから、この試料の欠陥
密度又は総周辺長を求めて、結晶欠陥の評価を行う。
【0021】以上のようなステップ101〜106によ
り未知の試料の欠陥密度又は総周辺長が求まり、結晶欠
陥を定量的に評価することができる。
【0022】次に、シリコン基板を用いて、MOS型ト
ランジスタの形成に一般に用いられているヒ素(A
+ )イオンを注入し、活性化アニールを行った後に残
留する結晶欠陥を評価した実施例について、図2を用い
て述べる。
【0023】ステップ111として、面方位(10
0)、n型CZシリコン基板を用意した。
【0024】ステップ112として、熱酸化法によりシ
リコン基板に膜厚25nmのシリコン酸化膜を形成し
た。
【0025】ステップ113として、シリコン基板の表
面に、ヒ素イオンを加速電圧60keV、ドーズ量1*
1015〜3*1016/cm2 で注入した。
【0026】ステップ114として、シリコン基板に対
して、拡散炉内で、窒素(N2 )雰囲気中で、それぞれ
摂氏800、850、900度で10分間アニール処理
を行った。
【0027】ステップ115として、シリコン酸化膜を
剥離した。
【0028】ステップ116として、シリコン基板に対
して、TW法によりTW値を測定した。TW値の測定に
は、Thermo-Probe TP-200 を使用し、シリコン基板の表
面全体に対して等高線マッピング測定を行い、標準偏差
3%以内の良い値を得て平均値を求めた。
【0029】ステップ117として、TEMを用いて試
料の断面及び平面を観察した。図3に、試料の断面を断
面TEM法により観察し、得られた結晶欠陥の分布状態
を示す。直径約24nmの微小な転位ループが、表面か
らほぼ同じ深さ(約73nm)に局在した状態で分布し
ていた。図4(a)〜(c)に、ドーズ量とアニール温
度を変えたときの試料表面の変化を示す。図4(a)は
ドーズ量が1*1015/cm2 でアニール温度が摂氏80
0度、図4(b)はドーズ量が1*1015/cm2 でアニ
ール温度が摂氏900度、図4(c)はドーズ量が1*
1016/cm2 でアニール温度が摂氏850度のときのそ
れぞれの試料表面付近の平面TEM観察結果を示してい
る。このように、イオン注入条件やアニール処理の条件
が変わると、残留欠陥の密度が変化することがわかる。
【0030】本実施例において用いた試料の欠陥密度
は、10〜270個/μm2 というように高密度であ
り、1回のTW法によるビーム径1μmの測定領域にお
いて、欠陥は均一な密度で分布しているとみなすことが
できる。
【0031】ステップ118として、転位ループの密
度、サイズ、及び総周辺長を求める。図4に示されたよ
うな試料表面を観察することによって、シリコン基板に
存在する欠陥の単位面積当たりの数、各々の欠陥のサイ
ズ(主に直径)、及び各々の欠陥の直径から算出した周
辺長の合計値を求める。
【0032】ステップ119として、TW値と転位ルー
プの密度、総周辺長との関係を求める。図5に、ステッ
プ116で測定したTW値に対するステップ118で求
めた転位ループの密度との関係を示す。図6には、TW
値に対する転位ループの総周辺長の関係を示す。この図
5と図6とを比較して明らかなように、TW値との相関
関係がより明らかであるのは、転位ループの総周辺長で
ある。TW値の増加分と総周辺長の増加分との間には比
例関係があり、最小二乗法を用いて直線で近似すること
ができる。
【0033】次に、以上のステップ111〜119によ
り得られたTW値と転位ループの密度又は総周辺長の関
係を用いて、未知の試料の欠陥を評価したことについて
説明する。
【0034】ステップ120として、未知の試料のTW
値を測定した。図7に、ドーズ量を0、1、3、7、1
0*1014/cm2 というように変化させたときのTW値
を示す。この図7より、TW値はドーズ量にほぼ比例す
ることがわかる。ここで、ドーズ量以外の処理条件は、
ステップ111〜115におけるものと同一とした。
【0035】さらに、イオン注入は、実際の製品と同様
な条件とするために、図9(a)に示されるように、3
00μm*300μmの領域201と、図9(b)に示
された20μm間隔で配置された複数の20μm幅の領
域202に行った。TW測定を行うときの走査は、図9
(a)及び(b)に示された矢印の方向に行った。
【0036】また、イオンの注入条件は一定(ヒ素イオ
ンを加速電圧60keV、ドーズ量1*1015/cm2
注入)で、熱処理温度を変化させたときのTW値の変化
を、図8に示す。温度が摂氏500以下のときは、イオ
ン注入によりアモルファス化しており、TW値は高い値
を示す。摂氏600度以上になると、固相成長によりア
モルファス相が結晶化し、またアニール温度が高温化す
ると結晶欠陥が減少するため、TW値は急減する。
【0037】ステップ121のように、図7又は図8に
示された未知の試料のTW値と、図5又は図6に示され
たTW値に対する転位ループの密度又は総周辺長との関
係から、未知の試料の転位ループ密度又は総周辺長を求
めることができる。
【0038】以上の実施例ではTW値を測定したが、P
a値を測定した場合にも上述したステップ111〜12
1を適用することができる。
【0039】本実施の形態の評価方法によれば、予め用
意した欠陥を含む試料のTW値又はPa値を測定し、T
EM観察により欠陥の密度又は総周辺長を測定して、両
者の相関関係を求めておき、評価すべき未知の試料に対
してTW値又はPa値を測定するだけで欠陥密度又は総
周辺長を容易に求めることができる。よって、本実施の
形態によれば、非破壊により結晶欠陥を定量的に評価す
ることが可能であり、処理の最中に同一基板の結晶欠陥
の変化をモニタリングすることもできる。
【0040】また半導体の製造工程では、不純物イオン
を注入して発生した結晶欠陥は、その後の低温プロセス
によっては消失することなく残留するため、浅い接合に
おけるリークの原因となることが知られている。そこ
で、本発明による結晶欠陥の評価方法を用いることで、
残留欠陥を低減させるための最適なプロセス条件を求め
ることができる。このように、本発明は素子の歩留まり
や信頼性の向上にも寄与することができる。
【0041】上述した実施の形態は一例であって、本発
明を限定するものではない。例えば、実施の形態ではT
EMを用いて試料表面の観察を行っているが、これには
限定されない。例えば、試料に対して結晶欠陥だけが選
択的にエッチピットを生ずる選択エッチングを行い、走
査型電子顕微鏡で表面を観察することで、欠陥の密度又
は総周辺長を求めてもよい。
【0042】実施例では、図9に示されたように、励起
光及び検出光を半導体基板の表面の一本の線上を走査し
てTW値を測定した場合とマッピング測定(ウェーハ面
内複数点)の場合とがあるが、一点又は複数点に照射
し、あるいは複数の線上を走査して測定してもよい。
【0043】また、実施の形態では不純物イオンの注入
後の結晶欠陥を評価する場合について適用している。し
かし、イオン注入以外の処理により結晶欠陥が生じたも
のに対しても、本発明の評価方法を適用することができ
る。例えば、スライス加工や研削加工、研磨加工、ホー
ニング等の機械加工により生じた破砕層の評価、あるい
は高密度の転位ループの評価、積層欠陥や酸素析出の評
価にも、本発明を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体基
板の評価方法によれば、予め用意した試料のTW値又は
Pa値を測定し、表面を顕微鏡で観察して欠陥の密度又
は総周辺長を測定し、両者の関係を求めておき、評価す
べき試料のTW値又はPa値を測定し求めた関係を用い
ることで欠陥密度又は総周辺長を求めることが可能であ
り、非破壊で結晶欠陥を定量的に評価することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による半導体基板の結晶
欠陥の評価方法を工程別に示したフローチャート。
【図2】同実施の形態により半導体基板の結晶欠陥を評
価した実施例における評価方法を工程別に示したフロー
チャート。
【図3】同実施例においてTEM観察した試料断面の結
晶欠陥の分布を示した縦断面図。
【図4】同実施例においてTEM観察した試料表面の結
晶欠陥の分布を示したTEM写真。
【図5】同実施例においてTW値と転位ループの密度と
の関係を示したグラフ。
【図6】同実施例においてTW値と転位ループの総周辺
長との関係を示したグラフ。
【図7】同実施例においてドーズ量とTW値との関係を
示したグラフ。
【図8】同実施例においてアニール温度とTW値との関
係を示したグラフ。
【図9】同実施例における不純物イオンの注入領域を示
した説明図。
【図10】TW法により半導体基板の結晶欠陥を評価す
るときに用いる装置の概略構成を示したブロック図。
【図11】PAD法により半導体基板の結晶欠陥を評価
するときに用いる装置の概略構成を示したブロック図。
【符号の説明】
201、202 領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の処理を行い結晶欠陥が存在する半導
    体基板の表面に、変調した励起光を照射し同一箇所に検
    出光を照射したときの反射率の変化により得られるサー
    マル・ウェーブ値(以下、TW値という)、あるいは変
    調した励起光を照射し同一箇所に検出光を照射して得ら
    れる半導体基板表面の光熱膨張変位(以下、Pa値とい
    う)のうち、少なくともいずれか一方を測定するステッ
    プと、 前記半導体基板の表面または表面付近の表層結晶部分を
    観察し、結晶欠陥の密度、あるいは結晶欠陥の周辺長を
    合計した総周辺長のうち、少なくともいずれか一方を測
    定するステップと、 前記TW値と前記結晶欠陥の密度、前記TW値と前記結
    晶欠陥の総周辺長、前記Pa値と前記結晶欠陥の密度、
    又は前記Pa値と前記結晶欠陥の総周辺長のうち、少な
    くともいずれか一つの組合せの間に成立する所定の関係
    を求めるステップと、 前記半導体基板とは異なる他の半導体基板に対し、TW
    値又はPa値の少なくともいずれか一方を測定するステ
    ップと、 前記他の半導体基板のTW値又はPa値と前記所定の関
    係とを用いて、結晶欠陥の密度又は総周辺長を求めるス
    テップと、 を備えることを特徴とする半導体ウェーハの結晶欠陥評
    価方法。
  2. 【請求項2】前記TW値又は前記Pa値の測定は、前記
    半導体基板及び前記他の半導体基板の表面の1点又は複
    数点に励起光及び検出光を照射し、あるいは1本又は複
    数本の線上を励起光及び検出光を走査することで行うこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体基板の結晶欠陥評
    価方法。
  3. 【請求項3】前記半導体基板及び前記他の半導体基板
    は、不純物イオンを注入し、アニール処理を行って結晶
    欠陥を含むものであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の半導体基板の結晶欠陥評価方法。
  4. 【請求項4】前記結晶欠陥の密度又は総周辺長の測定
    は、前記半導体基板及び前記他の半導体基板の表面を透
    過型電子顕微鏡を用いて観察することによって行うこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体
    基板の結晶欠陥評価方法。
  5. 【請求項5】前記結晶欠陥の密度の測定は、前記半導体
    基板及び前記他の半導体基板に選択エッチングを行って
    結晶欠陥にエッチピットを生じさせ、走査型電子顕微鏡
    を用いて表面を観察することによって行うことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体基板の結
    晶欠陥評価方法。
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