JPH09326248A - バッテリ着脱装置 - Google Patents

バッテリ着脱装置

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JPH09326248A
JPH09326248A JP8143149A JP14314996A JPH09326248A JP H09326248 A JPH09326248 A JP H09326248A JP 8143149 A JP8143149 A JP 8143149A JP 14314996 A JP14314996 A JP 14314996A JP H09326248 A JPH09326248 A JP H09326248A
Authority
JP
Japan
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battery
bracket
slide
electronic device
small electronic
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Pending
Application number
JP8143149A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyohiko Ibuka
清彦 井深
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09326248A publication Critical patent/JPH09326248A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの着脱を片手で行なうことを可能に
して、操作性を向上させる。 【解決手段】 バッテリ1を保持するスライドブラケッ
ト6を本体ケース5にスライド可能に設け、スライドブ
ラケット6の前部に蓋7を設け、さらに一側面にロック
部材9を回動可能に設け、本体ケース5にロック部材9
のリブ部9aに係合させる本体リブ5aを設け、ロック部
材9の一部に延在した検出部9bをスライドブラケット
6内に位置付ける。そして、蓋7を引くと、バッテリ1
と共にスライドブラケット6が移動し、バッテリ1が検
出部9bを押し上げることで回動した状態にあるリブ部
9aが本体リブ5aに引掛かることで、バッテリ1の挿入
方向のスライドブラケット6の移動がロックされる。さ
らにバッテリ1を抜き取った後は検出部9bへの押圧が
解除されるためにロック部材9は回動して基の状態に戻
り、スライドブラケット6のロック状態が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型の可搬式コン
ピュータ等の小型電子機器に適用され、バッテリを装着
および抜き出すための小型電子機器におけるバッテリ着
脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型の可搬式コンピュータに対して電源
を供給するために、コンピュータ本体のバッテリ挿入部
よりバッテリ差し込み、コンピュータ内部のコネクタと
バッテリのコネクタとを接続することでバッテリが装着
される。また、バッテリの交換の際には、バッテリ挿入
部を覆っている蓋を取り、バッテリを抜き出して新しい
バッテリを差し込むという作業がなされる。ところで、
バッテリの抜き出しについては従来より様々な方式があ
る。
【0003】図6は従来の小型電子機器におけるバッテ
リ着脱装置の一例を示す斜視図であり、50はバッテリ、
51はバッテリ挿入部、52はバッテリ挿入部51の側方を軸
として開閉するドアを示す。
【0004】バッテリ50の抜き出しについては、まずド
ア52を開き、図7に示すように、バッテリ50の両側部を
直接指でつまみ、バッテリ50をバッテリ挿入部51から引
き出すことによりバッテリ50が抜き出される。
【0005】図8は従来の小型電子機器におけるバッテ
リ着脱装置の他例を示す斜視図であり、53はバッテリ挿
入部51の下方を軸として開閉するドア、54はレリースボ
タンを示し、このレリースボタン54は小型電子機器本体
の側面にスライド可能に設けられている。なお、図6に
示す部材と同一部材には同一の符号を付して説明は省略
した。
【0006】図9はレリースボタンの取付構造を示す平
面図である。レリースボタン54はL字型に構成されてお
り、L字型を構成する一方の面はバッテリ挿入部51の奥
面に対向し、他方の面はバッテリ挿入部51の側面に対向
する。さらに、他方の面には操作部54aが形成されてお
り、この操作部54aが小型電子機器本体の側面から露出
している。また、図9はバッテリ50が装着されている時
のレリースボタン54の状態を示しており、バッテリ50が
装着されている時はバッテリ50の角部にレリースボタン
54が当接している。
【0007】バッテリ50の抜き出しについては、まずド
ア53を開き、レリースボタン54を矢印A方向にスライド
させる。この時、レリースボタン54を介してバッテリ50
は矢印A方向に押し出され、バッテリ挿入部51内におい
てコネクタ(図示せず)の接続状態が解除されると同時
に、バッテリ50の一部がバッテリ挿入部51より現われ
る。そして、バッテリ50を直接指ではさんで引き出すこ
とによりバッテリ50は抜き出される。
【0008】図10は従来の小型電子機器におけるバッテ
リ着脱装置の他例を示す斜視図であり、55はバッテリ挿
入部51の下方を軸として開閉するドアを示す。なお、図
6,図8に示す部材と同一部材には同一の符号を付して
説明は省略した。
【0009】この従来例は、図11(a)に示すように、ド
ア55の回動軸の近傍に係合爪部55aを形成し、ドア55を
側面視J字型に構成したものである。そしてバッテリ50
がバッテリ挿入部51に装着され、ドア55が閉じた状態に
あるとき、係合爪部55aがバッテリ50の凹み部分50aに係
合した状態にある。
【0010】バッテリ50の抜き出しについては、図11
(b)に示すように、ドア55を開くと同時に係合爪部55aに
よりバッテリ50が押し出されて、図12に示すようにバッ
テリ50の一部がバッテリ挿入部51より現われる。そし
て、バッテリ50を直接指でつまんで引き出すことにより
バッテリ50は抜き出される。
【0011】図13は従来の小型電子機器におけるバッテ
リ着脱装置の他例を示す斜視図であり、56はバッテリ挿
入部51をカバーするドアを示す。
【0012】この従来例は、図13に示すように、まずド
ア56を引き出す。このときドア56とともにバッテリ50の
頭部が引き出される。次に、図14に示すように、ドア56
を回動させてバッテリ50の頭部がバッテリ挿入部51より
現われるようにする。そして、図15に示すように、バッ
テリ50を直接指でつまんで引き出すことによりバッテリ
50は抜き出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図6,図7に示した装
置によれば、装着してあるバッテリ50を直接指でつま
み、引き出す方式のため、指を入れるためのスペースが
必要となる。しかし、可搬式の小型コンピュータの場合
には、指を入れるためのスペースをできるだけ小さくす
る必要があるが、その構造上、そのようなスペースを確
保することは困難な場合が多い。
【0014】また、図8,図9に示した装置によれば、
ドア53の開閉動作とバッテリ50のイジェクト動作とを別
々に行うことにより、図6,図7に示した装置のように
指を入れるスペースを特別に必要としないようになる。
したがって、本体を水平にしてバッテリの抜き出し作業
を行うならば、バッテリは本体から飛び出しているた
め、その部分を掴んでバッテリを抜き取ることができ
る。ところが、バッテリ挿入部51を上に向けてバッテリ
の抜き出し作業を行うと、バッテリから手を離した瞬間
に、本体の中に戻ってしまう。よって、引き抜きと、バ
ッテリを掴むために両手を必要するようになり、その結
果、操作が煩雑になり、また本体の保持が不安定とな
る。
【0015】さらに、図10,図11および図12に示した装
置、および図13,図14および図15に示した装置について
も同様であり、バッテリ挿入部51を上に向けてバッテリ
の抜き出し作業を行うと、バッテリから手を離した瞬間
に、本体の中に戻ってしまい、その結果、操作が煩雑に
なり、また本体の保持が不安定となる。
【0016】また、バッテリの飛び出し量が大きい方が
バッテリを掴みやすくなるが、本体のスペース等の制約
によって引き出し量は、収納時のスペースを確保しにく
い等の理由により十分に確保できない。特にノート型パ
ーソナルコンピュータにおいてはスペースに関する制約
が大きい。さらに、引き出し量が少なければ、バッテリ
が掴みにくくなり、操作性が悪い。特に、近くにコネク
タケーブルが装着されている場合は、飛び出し量が大き
いほど好ましい。
【0017】本発明は、このような問題点を解決し、バ
ッテリの着脱時の作業性を向上させ、片手でもバッテリ
の着脱を可能としたバッテリ着脱装置を提供することを
その課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、バッテリを小型電子機器内に挿入する際
に前記バッテリの後部に設けたコネクタと前記小型電子
機器内のコネクタとが接続するように前記バッテリの両
側部をガイドするとともに、前記バッテリを前記小型電
子機器内で保持するブラケットと、このブラケットに取
り付けられ、かつ前記小型電子機器内に収納された前記
バッテリの前部を覆う蓋とを備え、前記ブラケットを前
記バッテリの着脱方向に移動可能に前記小型電子機器内
に設置して、前記バッテリを抜き出す際に、前記蓋を引
き出して前記ブラケットを移動させることで前記バッテ
リの前部を外部に突出させる構成としたバッテリ着脱装
置であって、前記ブラケットを移動させて、前記バッテ
リのコネクタと前記小型電子機器内のコネクタとの接続
状態を解除させた後に前記ブラケットをロックするとと
もに、前記バッテリを抜き出した時点でロック状態を解
除するロック部材を備えたことを特徴とする。このよう
な構成により、バッテリを抜き出すために蓋を移動させ
た際に、ブラケットが所定の位置でロックされるため
に、バッテリの挿入口を上方に向けてバッテリの着脱を
行う時に、バッテリから手を離してもバッテリの前部が
挿入口から突出した状態が維持される。
【0019】また、前記ブラケットは、前記バッテリを
小型電子機器内に挿入した際に前記バッテリの前部に位
置する第1スライド部と、前記バッテリの後部に位置す
る第2スライド部と、前記第1スライド部と第2スライ
ド部とを連結し、かつ前記小型電子機器本体に回動可能
に取り付けられた連結部材とからなり、この連結部材
は、前記バッテリの引き出し時における前記第1スライ
ド部の動作を第2スライド部に伝達するものであって、
支点となる前記連結部材の回動中心に対して、作用点と
なる前記連結部材と前記第2スライド部との係合部が、
力点となる前記連結部材と前記第1スライド部との係合
部よりも遠い位置にあることを特徴とする。このような
構成により、蓋の引き出し量に対してバッテリの移動量
が大きくなる。
【0020】また、前記ブラケットは、前記バッテリを
小型電子機器内に挿入した際に前記バッテリの前部に位
置する第1スライド部と、前記バッテリの後部に位置す
る第2スライド部と、前記第1スライド部と第2スライ
ド部とを連結し、かつ前記小型電子機器本体に回動可能
に取り付けられた連結部材とからなり、この連結部材
は、前記バッテリの引き出し時における前記第1スライ
ド部の動作を第2スライド部に伝達するものであって、
前記バッテリのコネクタと前記小型電子機器内のコネク
タとの接続状態が解除される前は、支点となる前記連結
部材の回動中心に対して、作用点となる前記連結部材と
前記第2スライド部との係合部が、力点となる前記連結
部材と前記第1スライド部との係合部よりも近い位置に
あり、接続状態が解除された後は、作用点が、力点より
も遠い位置になるように、前記連結部材と前記第1スラ
イド部との係合位置が切り換わることを特徴とする。こ
のような構成により、バッテリのコネクタと小型電子機
器内のコネクタとの接続を解除させるために必要な、蓋
を引く力が小さくなる。また、接続が解除した後は、蓋
の引き出し量に対してバッテリの移動量が大きくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0022】図1は本発明の第1実施形態のバッテリ着
脱装置の構造を示す平面図、図2はバッテリを挿入する
スロット付近の外観を示す斜視図であり、1はバッテ
リ、2はバッテリ1に設けられたバッテリコネクタ、3
はバッテリコネクタ2に接続するプリント回路基板コネ
クタ(以下、PCBコネクタと称する)、4はPCBコネ
クタ3を搭載したプリント回路基板(以下、PCBと称
する)、5は本体ケース、6は本体ケース5内でバッテ
リ1を保持しかつバッテリ1の着脱方向に移動可能に設
けられたスライドブラケット、7はスライドブラケット
6に取り付けられかつ本体ケース5におけるバッテリ1
の挿入口を開閉する蓋、8は蓋7を回動可能に支持する
蓋支持部材、9はスライドブラケット6の一方の側面に
立設した支持部6aに回動可能に取り付けられたロック
部材、10は、支持部6aに設けられ、かつロック部材9
をスライドブラケット6の一方の側面側に付勢するねじ
りばねを示す。なお、以下、説明の便宜上、バッテリ1
においてバッテリコネクタ2が設けられた側を後側また
は後部、その反対側を前側または前部とする。同様にス
ライドブラケット6においてバッテリ1の挿入口5b側
を前側または前部とし、反対側を後側または後部とす
る。
【0023】スライドブラケット6は、底面とその両側
部の側面と、さらに両側面の後部にL字状に曲げ加工が
施して形成された曲げ部6b,6bとから構成されてい
る。また、一方の側面における支持部6aの後方に貫通
孔6cが設けられている。さらに、前部の両端部に蓋支
持部材8が設けられており、蓋7の両側部に立設したピ
ン7a,7aが蓋支持部材8,8に嵌合する。
【0024】また、ロック部材9はプラスチック等から
なり、かつばね性を有する部材により構成されており、
一端が支持部6aに取り付けられた時、他端は自由端と
して支持部6aの後側に位置付けられる。ロック部材9
の他端には後側に向かって上り傾斜するリブ部9aが形
成されており、中央部には貫通孔6cに遊嵌するシャフ
ト状の検出部9bが立設している。この検出部9bの先端
はスライドブラケット6内に位置する。
【0025】さらに、蓋7が閉じた状態のとき、スライ
ドブラケット6の一方の側面に対向する本体ケース5の
面に、リブ部9aに対して前側に位置しかつ前側に向か
って上り傾斜する本体リブ5aが形成されている。
【0026】次に、バッテリ1の着脱動作について説明
する。
【0027】蓋7を下方に回動させることで本体ケース
5における挿入口5bが開放される。次に、図2に示す
ように、バッテリ1を後部から挿入口5bに挿入する。
このとき、バッテリ1の後部に曲げ部6b,6bが当接す
るため、スライドブラケット6もバッテリ1とともにス
ライド移動する。またそれと同時に、バッテリ1の側面
に検出部9bが当接することにより、ロック部材9が、
本体リブ5が形成された本体ケース5の面側に回動し、
リブ部9aの傾斜面と本体リブ5の傾斜面とが対向す
る。そしてさらにバッテリ1を押し込むことで、バッテ
リコネクタ2がPCBコネクタ3に接続される。さらに
蓋7は図示しないロック手段によりロックされて本体ケ
ース5の外装の一部となる。
【0028】バッテリ1を抜き出すときにはまず、図3
に示すように、蓋7を手前に引き出すことにより、スラ
イドブラケット6とともにバッテリ1がスライド移動す
る。このとき、リブ部9aは、本体リブ5aに近づき、さ
らに本体リブ5aの傾斜面上にリブ部9aの傾斜面が摺接
しながら、本体リブ5aを通過する。やがて、バッテリ
コネクタ2とPCBコネクタ3とが離間した後、リブ部
9aは本体リブ5aを乗り越える。このときロック部材9
のばね性によりリブ部9aが本体ケース5の面に当接す
ることにより、リブ部9aが本体リブ5aに引掛かる状態
となり、スライドブラケット6のバッテリ1の挿入方向
への移動が規制される。そして挿入口5bより飛び出し
たバッテリ1の前部を指でつまんで引き出すことによ
り、バッテリ1は完全に抜き出される。
【0029】バッテリ1が抜き出されると、検出部9b
はバッテリ1との当接状態から解放されるため、ロック
部材9はねじりばね10の付勢によりスライドブラケット
6側に回動する。その結果、リブ部9aと本体リブ5aと
によるスライドブラケット6のロック状態が解除され、
スライドブラケット6のスライド移動が可能となる。な
お、新しいバッテリ1を挿入する際には、蓋7を押し込
んでスライドブラケット6をスロット内に戻した後に、
新しいバッテリ1を挿入する。
【0030】このように構成したことにより、バッテリ
1の抜き取りの際に、蓋7を引くことによりスライドブ
ラケット6と共にバッテリ1が引き出されてバッテリ1
の前部が挿入口5bから飛び出した状態となるため、バ
ッテリ1の交換が容易にできる。また、例えば、挿入口
5bを上方に向けてバッテリ1の交換を行う場合におい
て蓋7を引き出したとき、スライドブラケット6がロッ
ク部材9によってバッテリ1の挿入方向に戻らないよう
にロックされるために、バッテリ1の前部が挿入口5b
から突き出した状態が維持されるようになる。その結
果、バッテリ1の交換が片手で容易にできるようにな
り、作業性が向上する。
【0031】図4は本発明の第2実施形態の要部を示す
斜視図であり、20はスライドブラケットを示す。なお、
図1に示した第1実施形態の装置にかかる部材と同一の
部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略した。
【0032】この第2実施形態の装置は、図1に示した
第1実施形態の装置におけるスライドブラケット6を、
図4に示すスライドブラケット20としたものである。
【0033】スライドブラケット20は、図1に示したス
ライドブラケット6を前部と後部の2つに分離した構成
であり、蓋支持部材8を介して蓋7を支持する第1ブラ
ケット部21と、バッテリ1の後部が装着される第2ブラ
ケット部22と、第1ブラケット部21と第2ブラケット部
22とを連結する連結レバー23とから構成されている。
【0034】第1ブラケット部21の後部の中央部には延
在部21aが形成されており、この延在部21aには長孔21b
が形成されている。第2ブラケット部22の前部の一端部
には延在部22aが形成されており、この延在部22aには長
孔22bが形成されている。さらに第2ブラケット部22の
側面には、ロック部材9を回動可能に支持する支持部22
cおよび検出部9bが遊嵌する貫通孔22dが形成されてい
る。連結レバー23は、角度の大きいV字型であり、連結
レバー23の中央部にはピン23aが立設しており、一端部
にはピン23bが立設しており、他端部には回動軸23cが立
設している。なお、回動軸23cに対してピン23aよりピン
23bが遠い位置にある。
【0035】そして、連結レバー23の回動軸23cは本体
ケース5に回動可能に設置される。回動軸23cは第2ブ
ラケット部22の前部の一端部の前側でかつ第1ブラケッ
ト部21の後側に位置する。さらに、長孔21bにピン23aが
遊嵌し、長孔22bにピン23bが遊嵌することにより、第1
ブラケット部21と第2ブラケット部22とが連結される。
【0036】次に、バッテリ1の着脱動作について説明
する。
【0037】バッテリ1の挿入動作については、第1実
施形態と同様に、バッテリ1を後部から挿入口5bに挿
入し、バッテリ1を押し込むことで、バッテリコネクタ
2とPCBコネクタ3とを接続させ、蓋7を閉じること
により完了する。
【0038】バッテリ1を抜き出すときには、まず、次
に、図3に示すように、蓋7を手前に引き出すことによ
り、第1ブラケット部21がスライド移動する。このと
き、長孔21bを介してピン23aに力が伝達され、連結レバ
ー23が回動軸23cを中心として回動する。さらにピン23a
を介して延在部22aに力が伝達されて、第2ブラケット
部22がスライド移動する。その結果、バッテリ1の前部
が突出し、さらに第1実施形態と同様にリブ部9aが本
体リブ5aに引掛かる状態となり、スライドブラケット2
0のバッテリ1の挿入方向への移動が規制される。そし
て挿入口5bより突出したバッテリ1の前部を指でつま
んで引き出すことにより、バッテリ1は完全に抜き出さ
れる。
【0039】このように構成することにより、蓋7を引
き出す際に、回動軸23cを支点、ピン23aを力点、ピン23
bを作用点とした、てこの原理により第2ブラケット部2
2がスライド移動する。このとき、回動軸23cに対してピ
ン23aよりピン23bが遠い位置にあるため、第2ブラケッ
ト部22の移動量が第1ブラケット部21の移動量よりも大
きくなる。その結果、蓋7の引き出し量に対してバッテ
リ1の突出量が大きくなり、バッテリ1がより掴み易く
なるため、バッテリ1を抜き取る際の作業性が向上す
る。
【0040】図5は本発明の第3実施形態の要部を示す
斜視図であり、30はスライドブラケットを示す。なお、
図1に示した第1実施形態の装置にかかる部材と同一の
部材には同一の符号を付して詳細な説明は省略した。
【0041】この第2実施形態の装置は、図1に示した
第1実施形態の装置におけるスライドブラケット6を、
図5に示すスライドブラケット30としたものである。
【0042】スライドブラケット30は、図1に示したス
ライドブラケット6を前部と後部の2つに分離した構成
であり、蓋支持部材8を介して蓋7を支持する第1ブラ
ケット部31と、バッテリ1の後部が装着される第2ブラ
ケット部32と、第1ブラケット部31と第2ブラケット部
32とを連結する連結レバー33とから構成されている。
【0043】第1ブラケット部31の後部の両端部には第
1延在部31a,第2延在部31bが形成されており、この第
1延在部31a,第2延在部31bの先端には曲げが施されて
いる。第2ブラケット部32の前部の中央部には延在部32
aが形成されており、この第2延在部32aには長孔32bが
形成されている。さらに第2ブラケット部32の側面に
は、ロック部材9を回動可能に支持する支持部32cおよ
び検出部9bが遊嵌する貫通孔32dが形成されている。連
結レバー33は、y字型であり、連結レバー33の一端部に
は回動軸33aが立設しており、中央部を付け根として他
端部側に傾くように延在した中央延在部33bの先端部に
はピン33cが立設している。
【0044】そして、連結レバー33の回動軸33aは本体
ケース5に回動可能に設置される。連結レバー33の回動
軸33aは、図4に示す第2実施形態における回動軸23cと
略同じ位置に回動可能に設置されている。さらに、長孔
32bにピン33cを遊嵌したとき、中央延在部33bの一方の
側、すなわち回動軸33aと中央延在部33bとの間に第1延
在部31aが位置付けられ、他方の側には第2延在部31bが
位置付けられる。なお、このとき、回動軸33aに対して
第2延在部31bの先端が最も遠い位置にあり、次に、ピ
ン33cが遠い位置にあり、第1延在部31aの先端が最も近
い位置にある。
【0045】次に、バッテリ1の着脱動作について説明
する。
【0046】バッテリ1の挿入動作については、第1実
施形態と同様に、バッテリ1を後部から挿入口5bに挿
入し、バッテリ1を押し込むことで、バッテリコネクタ
2とPCBコネクタ3とを接続させ、蓋7を閉じること
により完了する。このとき、図5に示すように第2延在
部31bの先端と連結レバー33とは近接しており、第1延
在部31aの先端と連結レバー33との距離は、PCBコネ
クタ3からバッテリコネクタ2が離間するために必要な
程度に設定されている。
【0047】バッテリ1を抜き出すときにはまず、図3
に示すように、蓋7を手前に引き出すことにより、第1
ブラケット部31がスライド移動する。このとき、第2延
在部31bを介して連結レバー33に力が伝達され、連結レ
バー33が回動軸33aを中心として回動し、さらにピン33c
を介して延在部32aに力が伝達されて、第2ブラケット
部33がスライド移動する。その結果、バッテリ1が移動
してPCBコネクタ3からバッテリコネクタ2が離間す
る。さらに、バッテリコネクタ2とPCBコネクタ3と
の接続状態が解除された後に、第1延在部31aの先端が
連結レバー33に当接する。以後、第2実施形態と同様
に、挿入口5bからバッテリ1の前部が突出し、リブ部
9aが本体リブ5aに引掛かる状態となり、スライドブラ
ケット20のバッテリ1の挿入方向への移動が規制され
る。そして挿入口5bより突出したバッテリ1の前部を
指でつまんで引き出すことにより、バッテリ1は完全に
抜き出される。
【0048】このように構成することにより、蓋7を引
き出す際に、バッテリコネクタ2とPCBコネクタ3と
の接続状態が解除される間では、回動軸33aを支点、第
2延在部31bと連結レバー33との当接点を力点、ピン33c
を作用点として、この原理により第2ブラケット部32が
スライド移動する。このとき、回動軸33aに対してピン3
3cより第2延在部31bの先端が遠い位置にあるため、バ
ッテリコネクタ2とPCBコネクタ3との接続状態を解
除させるために必要な蓋7を引く力を小さくすることが
できる。さらに、バッテリコネクタ2とPCBコネクタ
3との接続状態が解除された後は、回動軸33aに対して
ピン33cより第1延在部31aの先端が近い位置にあるた
め、第2実施形態と同様に、第2ブラケット部32の移動
量が第1ブラケット部31の移動量よりも大きくなる。そ
の結果、蓋7の引き出し量に対してバッテリ1の突出量
が大きくなり、バッテリ1がより掴み易くなるため、バ
ッテリ1を抜き取る際の作業性が向上する。
【0049】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、次に記載した効果を奏する。
【0050】請求項1記載の構成によれば、バッテリを
引き出す際に、ブラケットがある程度移動した時点でそ
の位置にロックされるため、小型電子機器のバッテリ挿
入口を上に向けてバッテリの着脱を行なう場合も、バッ
テリが小型電子機器に完全に戻ることがなく、バッテリ
の一部が突出した状態で維持されるようになり、バッテ
リの着脱作業を片手で行なうことができ、作業性を向上
させることができる。
【0051】請求項2記載の構成によれば、バッテリを
引き出す際に、蓋の移動量に対してバッテリの移動量を
大きくすることができるため、バッテリがより掴み易く
なり、バッテリを抜き取る際の作業性が向上する。
【0052】請求項3記載の構成によれば、小型電子機
器内のコネクタからバッテリのコネクタを軽い力で外す
ことができ、バッテリのコネクタが外れた後は、バッテ
リ蓋の移動量に対してバッテリの移動量を大きくするこ
とができるため、バッテリがより掴み易くなり、バッテ
リを抜き取る際の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のバッテリ着脱装置の構
造を示す平面図である。
【図2】図1におけるバッテリの挿入口付近の外観を示
す斜視図である。
【図3】バッテリを引き出す動作を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態のバッテリ着脱装置の構
造を示す平面図である。
【図5】本発明の第3実施形態のバッテリ着脱装置の構
造を示す平面図である。
【図6】従来の小型電子機器バッテリ着脱装置の一例を
示す斜視図である。
【図7】図6のおけるバッテリを抜き出し時の状態を示
す斜視図である。
【図8】従来の小型電子機器バッテリ着脱装置の他例を
示す斜視図である。
【図9】図8のおけるレリースボタンの取付構造を示す
平面図である。
【図10】従来の小型電子機器バッテリ着脱装置の他例
を示す斜視図である。
【図11】図10のおけるバッテリを抜き出し時の状態を
示す説明図である。
【図12】図10のおけるバッテリを抜き出し時の状態を
示す斜視図である。
【図13】従来の小型電子機器バッテリ着脱装置の他例
を示す斜視図である。
【図14】図13のおけるバッテリを抜き出し時の状態を
示す斜視図である。
【図15】図14の状態からバッテリを抜き出す時の動作
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…バッテリ、 2…バッテリコネクタ、 3…プリン
ト回路基板コネクタ(PCBコネクタ)、 4…プリント
回路基板、 5…本体ケース、 5a…本体リブ、 5b
…挿入口、 6,20,30…スライドブラケット、 6
a,22c…支持部、6b…曲げ部、 6c…貫通孔、 7…
蓋、 7a,23a,23b,33c…ピン、 8…蓋支持部材、
9…ロック部材、 9a…リブ部、 9b…検出部、
10…ねじりばね、 21,31…第1ブラケット部、 21
a,22a,32a…延在部、 21b,22b,32b…長孔、 22,
32…第2ブラケット部、 23,33…連結レバー、 23
c,33a…回動軸、 31a…第1延在部、 31b…第2延在
部、 33b…中央延在部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリを小型電子機器内に挿入する際
    に前記バッテリの後部に設けたコネクタと前記小型電子
    機器内のコネクタとが接続するように前記バッテリの両
    側部をガイドするとともに、前記バッテリを前記小型電
    子機器内で保持するブラケットと、このブラケットに取
    り付けられ、かつ前記小型電子機器内に収納された前記
    バッテリの前部を覆う蓋とを備え、前記ブラケットを前
    記バッテリの着脱方向に移動可能に前記小型電子機器内
    に設置して、前記バッテリを抜き出す際に、前記蓋を引
    き出して前記ブラケットを移動させることで前記バッテ
    リの前部を外部に突出させる構成としたバッテリ着脱装
    置であって、 前記ブラケットを移動させて、前記バッテリのコネクタ
    と前記小型電子機器内のコネクタとの接続状態を解除さ
    せた後に前記ブラケットをロックするとともに、前記バ
    ッテリを抜き出した時点でロック状態を解除するロック
    部材を備えたことを特徴とするバッテリ着脱装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラケットは、前記バッテリを小型
    電子機器内に挿入した際に前記バッテリの前部に位置す
    る第1スライド部と、前記バッテリの後部に位置する第
    2スライド部と、前記第1スライド部と第2スライド部
    とを連結し、かつ前記小型電子機器本体に回動可能に取
    り付けられた連結部材とからなり、この連結部材は、前
    記バッテリの引き出し時における前記第1スライド部の
    動作を第2スライド部に伝達するものであって、支点と
    なる前記連結部材の回動中心に対して、作用点となる前
    記連結部材と前記第2スライド部との係合部が、力点と
    なる前記連結部材と前記第1スライド部との係合部より
    も遠い位置にあることを特徴とする請求項1記載のバッ
    テリ着脱装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラケットは、前記バッテリを小型
    電子機器内に挿入した際に前記バッテリの前部に位置す
    る第1スライド部と、前記バッテリの後部に位置する第
    2スライド部と、前記第1スライド部と第2スライド部
    とを連結し、かつ前記小型電子機器本体に回動可能に取
    り付けられた連結部材とからなり、この連結部材は、前
    記バッテリの引き出し時における前記第1スライド部の
    動作を第2スライド部に伝達するものであって、前記バ
    ッテリのコネクタと前記小型電子機器内のコネクタとの
    接続状態が解除される前は、支点となる前記連結部材の
    回動中心に対して、作用点となる前記連結部材と前記第
    2スライド部との係合部が、力点となる前記連結部材と
    前記第1スライド部との係合部よりも近い位置にあり、
    接続状態が解除された後は、作用点が、力点よりも遠い
    位置になるように、前記連結部材と前記第1スライド部
    との係合位置が切り換わることを特徴とする請求項1記
    載のバッテリ着脱装置。
JP8143149A 1996-06-05 1996-06-05 バッテリ着脱装置 Pending JPH09326248A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006216462A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Futaba Corp 電子機器における電池のロック構造
JP2014127677A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Panasonic Corp 電子機器
WO2022180948A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

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