JPH09325849A - 座標読取装置またはシステム並びにそのインタフェース装置及びそのメニュ並びにマーカ - Google Patents

座標読取装置またはシステム並びにそのインタフェース装置及びそのメニュ並びにマーカ

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JPH09325849A
JPH09325849A JP3531197A JP3531197A JPH09325849A JP H09325849 A JPH09325849 A JP H09325849A JP 3531197 A JP3531197 A JP 3531197A JP 3531197 A JP3531197 A JP 3531197A JP H09325849 A JPH09325849 A JP H09325849A
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coordinate
tablet
sheet
reading device
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JP3531197A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Morita
芳行 森田
Shinji Saeki
真治 佐伯
Masaru Takahashi
優 高橋
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SEIKO DENSHI KIKI KK
Original Assignee
SEIKO DENSHI KIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブレット上に設けた複数のメニューシート
の種類を識別し、メニューシート上の項目を入力したと
きに、識別されたメニューシートの種類毎に定義されて
いるメニューコードを得る。 【解決手段】 複数のページメニュー2は軸22で回転
自在に保持され、タブレット1上に位置決めされてい
る。ページメニュー2のそれぞれには異なる共振周波数
の共振回路を有するマーカーが設けられている。タブレ
ット1は、マーカーの共振回路と結合することによって
誘導する誘導信号に基づき、マーカーの種類を識別し、
どのページメニューが見開きの状態にあるかを示すメニ
ューシート情報を得る。座標指示器4によってページメ
ニュー2上の項目を読み取ると、タブレット1は指示さ
れた位置の座標値とメニューシート情報に基づき、読み
取った項目のメニューコードを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置へ座標値を出力する座標読取装置に関する
ものである。特に多数の項目を表示したメニューシート
を設け、項目を読み取ったとき、読み取った点の座標値
を項目に対応したメニューコードに変換して出力する機
能を有する座標読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】座標読取装置の一種の装置として、多数
の項目を表示したメニューシートを複数枚本のように綴
じたものを座標読み取り面上に置き、操作者はメニュー
シートをめくって入力するページを定めながら各項目を
読み取るようにした多項目入力装置と呼ばれるものがあ
る。そしてこれを実現するために各種の方式が提案され
ている。
【0003】たとえば、公開特許公報昭54−1063
2には、磁気式のタブレット装置の上にメニューシート
を重ね、メニューシートに表示された項目を入力するタ
ブレット装置において、メニューシートの位置合わせを
行うために、メニューシートに穴をあけ、これをタブレ
ット上に立てられたピンに入れて行うもの、またメニュ
ーシート上の予め定められた点を入力ペンで指定するも
のが開示されている。
【0004】またメニューシートの状態を自動識別する
ものとして、公開特許公報昭55−154627には、
装置本体に複数の反射式光電スイッチを設け、前記メニ
ューシートに相当するブックマットの見開き状態に応じ
て反射状態が異なるようにし、反射光の検出パターンに
よってブックマットの見開き状態を識別する方式が開示
されている。
【0005】また特開昭62−77625には、ブック
式タブレットと呼ばれる装置において、メニューシート
ごとに位置を替えて金属シールを貼りその有無を近接セ
ンサで検出する方式、メニューシートを保持するヒンジ
に永久磁石を埋め込んでその有無をリードスイッチで検
出する方式、また前記同様に光学的に検出する方式が開
示されている。
【0006】しかし、これら従来提案されている装置で
は、メニューシートの状態を識別するのに特定の操作が
必要であったり、また自動化されたものであっても環境
ノイズの影響を受けやすいものであった。たとえば光学
的に検出するものは、メニューシートが完全に密着しな
いために外光が受光素子に入って誤検出してしまった
り、金属シールを検出するものでは、たとえば腕時計を
はめたままタブレット上に腕を置いた場合に、腕時計を
誤検出してしまったりすることがあったのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の座標読取装置または多項目入力装置が有する課
題を解決するためになされたものであり、その主な目的
は以下の点にある。 (1)多数のメニューシートの状態を自動的に識別する
座標読取装置を実現すること。 (2)メニューシートの状態を自動識別するにあたり、
環境ノイズの影響を受けず、確実に識別することのでき
る座標読取装置を実現すること。
【0008】また上記目的に加え、上記座標読取装置の
技術を展開した下記装置を実現することを別の目的とす
る。 (3)多数のメニューシートの状態を自動的に識別する
座標読取システムを実現すること。 (4)メニューシートの状態を自動識別するにあたり、
環境ノイズの影響を受けず、確実に識別することのでき
る座標読取システムを実現すること。 (5)上記目的を有する座標読取システムを構成するた
めに、座標読取装置とコンピュータのような情報処理装
置との間に接続され、情報の伝達を司るインタフェース
装置を実現すること。 (6)上記目的を有する座標読取装置を構成するための
メニューシートを実現すること。 (7)上記目的を有する座標読取装置のメニューシート
を構成するためのマーカーを実現すること。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による座標読取装置の第1の構成では、座標
読み取りを行うタブレットと、タブレット上のあらかじ
め定められた位置に設けられた位置決め手段と、位置決
め手段によってタブレット上の定められた位置に載置さ
れるメニューシートと、メニューシートに設けられた共
振回路と、タブレットに設けられ、共振回路との電磁結
合によって誘導する誘導信号に基づき、共振回路の存在
を検出し、メニューシートの位置情報からなるメニュー
シート情報を定めるメニューシート検出手段とを設け座
標読取装置を構成した。
【0010】また、本発明による座標読取装置の第2の
構成では、座標読み取りを行うタブレットと、タブレッ
ト上のあらかじめ定められた位置に設けられた位置決め
手段と、位置決め手段によってタブレット上の定められ
た位置に載置される複数のメニューシートと、複数のメ
ニューシートのそれぞれに設けられ、メニューシート毎
に異なる信号を発信する複数の共振回路と、タブレット
に設けられ、複数の共振回路との電磁結合によって誘導
する誘導信号に基づき、複数の共振回路のいずれが結合
しているかを検出し、読み取りに対応した状態のメニュ
ーシートの種別とメニューシートの位置情報からなるメ
ニューシート情報を定めるメニューシート検出手段とを
設け座標読取装置を構成した。
【0011】さらに、本発明による座標読取装置の第3
ないし第5の構成では、前記第2の構成におけるメニュ
ーシートに設けた共振回路と、メニューシート検出手段
とを次のように適宜変更して座標読取装置を構成した。 (1)前記複数の共振回路は、メニューシート毎に異な
る周波数の信号を発信するものとし、前記メニューシー
ト検出手段は、前記複数の共振回路との電磁結合によっ
て誘導する誘導信号の周波数情報に基づき、メニューシ
ート情報を定めるものとした構成。 (2)前記複数の共振回路は、メニューシート毎に異な
る位置に設けたものとし、前記メニューシート検出手段
は、前記複数の共振回路との電磁結合によって誘導する
誘導信号に基づき検出した共振回路の位置情報を検出
し、検出した位置情報に基づきメニューシート情報を定
めるものとした構成。 (3)前記複数の共振回路は、メニューシート毎に異な
る振幅の信号を発信するものとし、前記メニューシート
検出手段は、前記複数の共振回路との電磁結合によって
誘導する誘導信号の振幅情報に基づき、メニューシート
情報を定めるものとした構成。
【0012】さらに、本発明による座標読取装置の第6
および第7の構成では、前記第1ないし第5の構成にお
ける位置決め手段を次のように適宜設計して座標読取装
置を構成した。 (4)前記位置決め手段を、前記複数のメニューシート
の一辺を回転自在に軸止するものとした構成。 (5)前記位置決め手段を、前記タブレット上に設けた
掛止ピンと、掛止ピンに嵌合するようにメニューシート
に設けた穴とで実施した構成。
【0013】さらに、本発明による座標読取装置の第8
の構成では、座標読み取りを行うタブレットと、タブレ
ット上に載置されるメニューシートと、メニューシート
に設けられた共振回路と、タブレットに設けられ、共振
回路との電磁結合によって誘導する誘導信号に基づき、
該共振回路の存在を検出し、メニューシートの位置情報
からなるメニューシート情報を定めるメニューシート検
出手段とを設け座標読取装置を構成した。
【0014】さらに、本発明による座標読取装置の第9
の構成では、座標読み取りを行うタブレットと、タブレ
ット上に載置される複数のメニューシートと、複数のメ
ニューシートのそれぞれに設けられ、メニューシート毎
に異なる信号を発信する複数の共振回路と、タブレット
に設けられ、複数の共振回路との電磁結合によって誘導
する誘導信号に基づき、複数の共振回路のいずれが結合
しているかを検出し、読み取りに対応した状態のメニュ
ーシートの種別と該メニューシートの位置情報からなる
メニューシート情報を定めるメニューシート検出手段と
を設け座標読取装置を構成した。
【0015】さらに、本発明による座標読取装置の第1
0ないし第12の構成では、前記第9の構成におけるメ
ニューシートに設けた共振回路と、メニューシート検出
手段とを次のように適宜変更して座標読取装置を構成し
た。 (1)前記複数の共振回路は、メニューシート毎に異な
る周波数の信号を発信するものとし、前記メニューシー
ト検出手段は、前記複数の共振回路との電磁結合によっ
て誘導する誘導信号の周波数情報に基づき、メニューシ
ート情報を定めるものとした構成。 (2)前記複数の共振回路は、メニューシート毎に異な
る位置に設けたものとし、前記メニューシート検出手段
は、前記複数の共振回路との電磁結合によって誘導する
誘導信号に基づき検出した共振回路の位置情報を検出
し、検出した位置情報に基づきメニューシート情報を定
めるものとした構成。 (3)前記複数の共振回路は、メニューシート毎に異な
る振幅の信号を発信するものとし、前記メニューシート
検出手段は、前記複数の共振回路との電磁結合によって
誘導する誘導信号の振幅情報に基づき、メニューシート
情報を定めるものとした構成。
【0016】さらに、本発明による座標読取装置の第1
3ないし第20の構成では、前記第1ないし第12の構
成による座標読取装置に、次のように適宜各手段を加え
座標読取装置を構成した。 (1)タブレット上で座標を読み取るための座標指示器
と、メニューシート上のメニュー項目を読み取ったと
き、読み取った点の座標値と、メニューシート情報とに
基づき、読み取ったメニュー項目に定義されているメニ
ューコードを求めるコード変換手段とを設けた構成。 (2)タブレット上で座標を読み取るための、1または
複数のスイッチを有する座標指示器と、複数のスイッチ
のいずれかを操作することによって、メニューシート上
のメニュー項目を読み取ったとき、読み取った点の座標
値と、操作されたスイッチのステータスと、メニューシ
ート情報とに基づき、読み取ったメニュー項目に定義さ
れているメニューコードを求めるコード変換手段とを設
けた構成。 (3)タブレット上で座標を読み取るための座標指示器
と、タブレット上に設けた1または複数のスイッチ手段
と、座標指示器によって指示し、スイッチ手段のいずれ
かを操作しながら、メニューシート上のメニュー項目を
読み取ったとき、読み取った点の座標値と、操作された
スイッチ手段のステータスと、メニューシート情報とに
基づき、読み取ったメニュー項目に定義されているメニ
ューコードを求めるコード変換手段とを設けた構成。 (4)タブレット上で座標を読み取るための、1または
複数のスイッチを有する座標指示器と、タブレット上に
設けた1または複数のスイッチ手段と、座標指示器によ
って指示し、タブレットのスイッチ手段のいずれかを操
作しながら、座標指示器の複数のスイッチのいずれかを
操作することによって、メニューシート上のメニュー項
目を読み取ったとき、読み取った点の座標値と、操作さ
れたタブレットのスイッチ手段のステータスと、操作さ
れた座標指示器のスイッチのステータスと、メニューシ
ート情報とに基づき、読み取ったメニュー項目に定義さ
れているメニューコードを求めるコード変換手段とを設
けた構成。 (5)タブレット上で座標を読み取るための座標指示器
と、メニューシート上のメニュー項目を読み取ったと
き、読み取った点の座標値と、メニューシート情報とを
外部に出力するインタフェース手段とを設けた構成。 (6)タブレット上で座標を読み取るための、1または
複数のスイッチを有する座標指示器と、複数のスイッチ
のいずれかを操作することによって、メニューシート上
のメニュー項目を読み取ったとき、読み取った点の座標
値と、操作されたスイッチのステータスと、メニューシ
ート情報とを外部に出力するインタフェース手段とを設
けた構成。 (7)タブレット上で座標を読み取るための座標指示器
と、タブレット上に設けた1または複数のスイッチ手段
と、座標指示器によって指示し、スイッチ手段のいずれ
かを操作しながら、メニューシート上のメニュー項目を
読み取ったとき、読み取った点の座標値と、操作された
スイッチ手段のステータスと、メニューシート情報とを
外部に出力するインタフェース手段とを設けた構成。 (8)タブレット上で座標を読み取るための、1または
複数のスイッチを有する座標指示器と、タブレット上に
設けた1または複数のスイッチ手段と、座標指示器によ
って指示し、タブレットのスイッチ手段のいずれかを操
作しながら、座標指示器の複数のスイッチのいずれかを
操作することによって、メニューシート上のメニュー項
目を読み取ったとき、読み取った点の座標値と、操作さ
れたタブレットのスイッチ手段のステータスと、操作さ
れた座標指示器のスイッチのステータスと、メニューシ
ート情報とを外部に出力するインタフェース手段とを設
けた構成。
【0017】また、本発明による座標読取システムの第
1の構成では、前記第17の構成による座標読取装置を
情報処理装置に接続し、情報処理装置には、座標読取装
置から入力する座標値と、メニューシート情報とに基づ
き、読み取ったメニュー項目に定義されているメニュー
コードを求めるコード変換手段を設け座標読取システム
を構成した。
【0018】さらに、本発明による座標読取システムの
第2の構成では、前記第18の構成による座標読取装置
を情報処理装置に接続し、情報処理装置には、座標読取
装置から入力する座標値と、操作されたスイッチのステ
ータスと、メニューシート情報とに基づき、読み取った
メニュー項目に定義されているメニューコードを求める
コード変換手段を設け座標読取システムを構成した。
【0019】さらに、本発明による座標読取システムの
第3の構成では、前記第19の構成による座標読取装置
を情報処理装置に接続し、情報処理装置には、座標読取
装置から入力する座標値と、操作されたスイッチ手段の
ステータスと、メニューシート情報とに基づき、読み取
ったメニュー項目に定義されているメニューコードを求
めるコード変換手段を設け座標読取システムを構成し
た。
【0020】さらに、本発明による座標読取システムの
第4の構成では、前記第20の構成による座標読取装置
を情報処理装置に接続し、情報処理装置は、座標読取装
置から入力する座標値と、操作されたタブレットのスイ
ッチ手段のステータスと、操作された座標指示器のスイ
ッチのステータスと、メニューシート情報とに基づき、
読み取ったメニュー項目に定義されているメニューコー
ドを求めるコード変換手段を設け座標読取システムを構
成した。
【0021】また、本発明による座標読取装置のための
インタフェース装置の第1の構成では、前記第17の構
成による座標読取装置と情報処理装置との間に接続する
インタフェース装置であって、インタフェース装置に
は、座標読取装置から入力する座標値と、メニューシー
ト情報とに基づき、読み取ったメニュー項目に定義され
ているメニューコードを求め、メニューコードを情報処
理装置へ出力するコード変換手段を設け座標読取装置の
ためのインタフェース装置を構成した。
【0022】さらに、本発明による座標読取装置のため
のインタフェース装置の第2の構成では、前記第18の
構成による座標読取装置と情報処理装置との間に接続す
るインタフェース装置であって、インタフェース装置に
は、座標読取装置から入力する座標値と、操作されたス
イッチのステータスと、メニューシート情報とに基づ
き、読み取ったメニュー項目に定義されているメニュー
コードを求め、メニューコードを情報処理装置へ出力す
るコード変換手段を設け座標読取装置のためのインタフ
ェース装置を構成した。
【0023】さらに、本発明による座標読取装置のため
のインタフェース装置の第3の構成では、前記第19の
構成による座標読取装置と情報処理装置との間に接続す
るインタフェース装置であって、インタフェース装置に
は、座標読取装置から入力する座標値と、操作されたス
イッチ手段のステータスと、メニューシート情報とに基
づき、読み取ったメニュー項目に定義されているメニュ
ーコードを求め、メニューコードを情報処理装置へ出力
するコード変換手段を設け座標読取装置のためのインタ
フェース装置を構成した。
【0024】さらに、本発明による座標読取装置のため
のインタフェース装置の第4の構成では、前記第20記
載の座標読取装置と情報処理装置との間に接続するイン
タフェース装置であって、インタフェース装置には、座
標読取装置から入力する座標値と、操作されたタブレッ
トのスイッチ手段のステータスと、操作された座標指示
器のスイッチのステータスと、メニューシート情報とに
基づき、読み取ったメニュー項目に定義されているメニ
ューコードを求め、メニューコードを情報処理装置へ出
力するコード変換手段を設け座標読取装置のためのイン
タフェース装置を構成した。
【0025】さらに、本発明による座標読取装置のため
のインタフェース装置の第5ないし第8の構成では、前
記第1ないし第4の構成によるインタフェース装置を情
報処理装置に内蔵して座標読取装置のためのインタフェ
ース装置を構成した。また、本発明による座標読取装置
のためのメニューの第1の構成では、タブレット上に載
置され用いられるメニューシートであって、プリント基
板上に渦巻状にコイルを設け、ジャンパ部によってコン
デンサと接続して平板状共振回路を構成したマーカーを
設け座標読取装置のためのメニューシートを構成した。
【0026】また、本発明による座標読取装置のメニュ
ーのためのマーカーでは、プリント基板上に渦巻状にコ
イルを設け、ジャンパ部によってコンデンサと接続して
平板状共振回路を構成し、プリント基板の少なくとも一
面に粘着性テープを設け座標読取装置のメニューのため
のマーカーを構成した。
【0027】さらに、本発明による座標読取装置のため
のメニューの第2の構成では、タブレット上に載置され
用いられるメニューシートであって、前記マーカーを設
けて座標読取装置のためのメニューシートを構成した。
【0028】
【発明の実施の形態】
(座標読取装置およびメニューおよびマーカー:第1の
実施の形態)本発明による座標読取装置の第1の実施の
形態について、一実施例に基づき図1ないし図7を参照
しながら説明する。図1は座標読取装置の外観図、図2
は座標読取装置のブロック図、図3はページメニューの
構成説明図、図4はページメニューに設けるマーカーの
構成説明図、図5はマーカー識別の説明図、図6は座標
読取装置の内部処理のフローチャート、図7はページメ
ニューを定義するデータの説明図である。
【0029】まず図1ないし図4に基づいて構成につい
て説明する。図1に示すように、座標読取装置は、タブ
レット1と座標指示器4とで構成する。タブレット1の
表面は座標読み取り面となっており、座標指示器4によ
って指示した点が読み取られる。タブレット1の内部に
は、各処理回路を内蔵する。
【0030】タブレット1の座標読み取り面にはページ
メニュー2を設ける。ページメニュー2の詳細構成を図
3によって説明する。ページメニュー2はシート状部材
の表面に多数の入力項目を表示したものである。本実施
例では、このページメニュー2を複数枚設け、これを軸
22のまわりに回転するように本のように綴じたものと
している。図3は、4枚のページメニュー2aないし2
dを設けた構成を示している。ページメニュー2の一部
には、ページを開いたとき座標読み取り面の特定の位置
と対向するようにマーカー3を設ける。図3では、各ペ
ージごとに第1マーカー3aないし第4マーカー3dを
設けている。このようにして構成したページメニュー2
は容易に動かないようにタブレット1の座標読み取り面
上に固着する。このように各ページメニューは、軸22
によってタブレット上に位置決めされることになる。
【0031】マーカー3の具体的な構造は、図4のよう
になっている。プリント基板35には、たとえばポリイ
ミド樹脂のような変形可能な薄いプリント基板を用い
る。このプリント基板35上にコイル32を敷設し、終
端にランド34を設ける。ここにコンデンサ33を半田
付け等で接続して共振回路31を構成する。回路を構成
した側は、フィルム状部材等でラッピングしておく。こ
うして構成したマーカー3のプリント基板35の一面に
両面粘着テープ等を貼り、前記のページメニュー2の一
部にとりつける。
【0032】マーカー3を構成する共振回路31は、タ
ブレット1と電磁結合し、結合による誘導信号をタブレ
ット1内に誘導するように働く。図3において、第1マ
ーカー3aないし第4マーカー3dを構成する共振回路
31の共振周波数は、それぞれが異なる値となるように
しておく。
【0033】次にタブレット1と座標指示器4の構成に
ついて、図2に基づき説明する。まず座標指示器4に
は、タブレット1と電磁結合する共振回路41と、コン
デンサを直列に接続したスイッチ42を設ける。スイッ
チ42をオン/オフするとコンデンサが共振回路41に
接続されたり切断されたりするので、それに伴って共振
回路41の共振周波数が変化するようになっている。座
標指示器4は、タブレット1の座標読取面上に置かれ、
読み取り点を指示すると、タブレット1にその点の座標
値が読み取られる。またスイッチ42のステータスもタ
ブレット1によって検出される。
【0034】タブレット1は、センスライン部11、ペ
ージ検出回路12、座標算出回路13、コード変換回路
14によって構成する。センスライン部11の座標読み
取り面には、磁界を発生するためのコイルである複数の
励磁ラインDL1・・・DL5と、電磁誘導による誘導
信号を検出するセンスラインSL1・・・SL5とを敷
設する。これらは走査回路111に接続し、それぞれが
一本ずつ選択されるように構成する。上記座標指示器4
の共振回路41、またはマーカー3の共振回路31が座
標読み取り面に近接すると、これらの励磁ラインおよび
センスラインと共振回路41または31との電磁結合に
よって、センスラインには誘導信号が発生する。このと
き誘導信号の振幅は、励磁ラインおよびセンスラインと
共振回路との距離に応じて、また誘導信号の周波数情報
は共振回路の共振周波数によって変化する。座標算出回
路13は、センスライン部11に接続し、走査回路11
1に励磁ラインおよびセンスラインを選択するための走
査アドレスを出力するとともに、誘導信号を入力する。
座標算出回路13は、入力した誘導信号の振幅情報に基
づき座標指示器4によって指示された位置の座標値を検
出する。また、誘導信号の周波数情報に基づき座標指示
器4のスイッチ42のステータスを検出する。座標値お
よびスイッチステータスの検出には、すでに提案されて
いるいろいろな方式を採用することができる。
【0035】ページ検出回路12も上記誘導信号を入力
するようにセンスライン部11に接続する。ページ検出
回路12は、入力した誘導信号の周波数情報に基づき、
どのマーカーが読み取り面上に置かれているかを検出
し、その情報を出力する。コード変換回路14は、ペー
ジ検出回路12の出力と座標算出回路13の出力に接続
し、ページ検出回路12からは、どのメニューが読み取
りの状態にあるかの情報を入力し、座標算出回路13か
らは、座標指示器4の指示した項目の座標値を入力す
る。コード変換回路14は、入力したこれらの情報か
ら、読み取られたメニューシート上の項目を識別し、そ
れに割当られたメニューコードを求めて外部に出力す
る。
【0036】以上説明した構成要素のうち、座標算出回
路13の一部およびページ検出回路12、コード変換回
路14は、ワンチップのマイクロプロセッサで実現して
おり、機能はプログラムによって記述してある。次にペ
ージメニュー2の見開きの状態をタブレット1によって
検出する動作について、図2および図5を参照しながら
説明する。
【0037】ページメニュー2に設けたマーカー3は、
座標読み取り面の特定の位置に対向するように設けたも
のである。この位置をたとえば、図2の点aとし、これ
をマーカー領域と呼ぶことにする。このマーカー領域
は、励磁ラインDL1で囲まれる領域とセンスラインS
L1で囲まれる領域とが重なり合っている領域である。
【0038】今、図5に示すように、第1ページ2aと
第2ページ2bが軸22の右側に、第3ページ2cと第
4ページ2dが軸22の左側にある状態を想定する。こ
の状態では、第3マーカー3cと第4マーカー3dが、
図2の点aと対向する。また、第1マーカー3aないし
第4マーカー3dの共振周波数frは、それぞれf1な
いしf4であるとする。
【0039】まず座標算出回路13は、走査回路111
に走査アドレスを出力し、励磁ラインDL1とセンスラ
インSL1とを選択する。この状態で座標算出回路13
は、前記各マーカーの共振周波数と同じ周波数の励磁信
号を順次励磁ラインに出力する。図5(c)は、その状
態を時間軸に沿って示したもので、f1、f2、f3、
f4の順に励磁信号を出力していることを示している。
励磁ラインDL1はこの励磁信号によって、この信号と
同じ周波数の磁界を発生する。
【0040】この状態で、もし点a上にマーカーが何も
なければ、励磁ラインDL1とセンスラインSL1とは
直交して配置されていることから、両者の間に直接の結
合はなく、センスラインSL1に誘導信号は発生しな
い。しかし、点a上にマーカーが置かれれば、マーカー
の共振回路と結合することによって、センスラインSL
1には誘導信号が発生する。
【0041】図5(a)の状態では、第1マーカー3a
と第2マーカー3bは、点a上にはないので、その共振
周波数に相当する周波数f1、f2の励磁信号を出力し
た場合にも、誘導信号は発生しない。一方、第3マーカ
ー3cと第4マーカー3dとは点a上に対向しているの
で、その共振周波数f3、f4の励磁信号を出力した場
合に、誘導信号が発生する。図5(c)は、励磁周波数
によって誘導信号が発生したり、しなかったりする状態
を示している。ページ検出回路12は、誘導信号を入力
し、座標算出回路13から入力する励磁信号の情報とと
もに、どのマーカーが点a上に置かれているかを検出す
る。そして、マーカーの検出結果に基づきどのページメ
ニューが見開きの状態にあるかを識別する。上記の場合
は、第3マーカー3cと第4マーカー3dとが点a上に
置かれていることが検出できるので、これから3ページ
目が見開きの状態にあることを識別する。以上がページ
メニュー2の見開きの状態を検出するための動作原理で
ある。
【0042】なお、上記説明において、マーカー領域の
位置は一実施例であって、タブレット上の任意の位置に
設けることができる。また周波数の異なる励磁信号を出
力する順序についても任意の順でおこなってもよい。ま
たマーカー領域をページメニューの左側ページに対応す
る一領域のみ設けた例について説明したが、右側領域の
対応する領域にも設け、右側ページについても同様に検
出するようにしてもよい。左側ページと右側ページで二
重に検出することによって、ページ検出の信頼性を向上
させることができる。
【0043】次に座標読取装置全体の動作について説明
する。座標読取装置全体の機能は、前記のようにマイク
ロプロセッサのプログラムとして記述してあり、その動
作は図6のフローチャートに従う。本発明による座標読
取装置では、(1)ページメニューのページ情報を定め
る動作と、(2)メニュー項目を識別し、外部に出力す
る動作とは独立している。これらについて以下別々に説
明する。 (1)ページメニューのページ情報を定める動作につい
て この動作は、すでに動作原理として説明したものであ
る。図6(a)において、まずステップ1では、マーカ
ー領域を選択しマーカー用励磁信号を出力する。次にス
テップ2において反射される信号、すなわちセンスライ
ンに誘導する誘導信号を入力する。そしてステップ3に
おいて反射信号の周波数情報からどのマーカーがマーカ
ー領域に置かれているかを検出し、ページメニューの見
開き状態を識別する。このページメニューの見開き状態
のことを図6のフローチャートではページ情報と呼んで
いる。図6では省略してあるが、上記の実際の処理で
は、ステップ1とステップ2とはページメニューの数だ
け励磁信号の周波数を変えて繰り返す。 (2)メニュー項目を識別し、外部に出力する動作につ
いて 図6(b)において、まずステップ4では、座標指示器
の共振回路の共振周波数に相当する励磁信号を出力し、
励磁ラインおよびセンスラインを走査する。次にステッ
プ5では誘導信号に基づき座標指示器を検出したか否か
を判定する。ここで座標指示器が検出されなければステ
ップ4に戻って走査を繰り返す。ステップ5で座標指示
器が検出されたらステップ6に処理を進め、座標値とス
イッチステータスとを算出する。ステップ4からステッ
プ6までの処理は、従来から種々提案されている方法を
採用して実現すればよい。
【0044】ステップ7では、検出されたスイッチステ
ータスがオフの状態からオンに変化したかどうかを判定
する。これは座標指示器のスイッチを押したときにメニ
ューを読み取るようにするための処理で、メニュー読み
取りではごく一般的な仕様となっている。この処理で、
スイッチがオフであったり、オンの状態が連続して検出
されたような場合には、再びステップ1に戻り、座標と
スイッチ検出処理を繰り返す。ただし、スイッチステー
タスの条件をメニュー読み取りの条件にするかどうかは
任意であり、場合によっては座標値のみをメニュー読み
取りの条件としてもよい。
【0045】ステップ7でスイッチステータスがオフか
らオンに変化したことを判定した場合には、ステップ8
で算出した座標値に基づきメニュー項目を識別し、メニ
ューコードを求める。このとき前記(1)の処理で求め
たページ情報を参照する。ページメニューに表示された
各項目は、そのマス目の境界線の座標値とメニューコー
ドとがプログラムに記述されている。
【0046】図7はメニュー項目の詳細を説明するため
の説明図である。たとえば、ページ情報として3ページ
目が読み取りの状態にあると検出された場合を想定す
る。このメニューシートには図7(a)のように項目1
1ないし項目44が表示されている。またプログラムに
は、図7(b)のように各項目間の境界線のX方向の座
標値X0ないしX4とY方向の座標値Y0ないしY4、
およびメニューコード311ないし344が記述されて
いる。
【0047】メニュー項目の識別は、算出した座標値を
これら境界線の座標値と大小比較することによって行
う。たとえば算出した座標値を(X,Y)として、 X0<X<X1 かつY0<Y<Y1 を満足すれば、項目41であると判定し、その項目に対
応するメニューコード341を取り出すのである。この
処理をすべての境界線について行えば、図に表示された
すべての項目を識別し、そのメニューコードを得ること
ができる。この例はページ情報として3ページ目が検出
された場合の例であるが、その他のページについても同
様に処理すればよい。ステップ9では、以上のようにし
て得られたメニューコードを外部に出力し、一通りの処
理を終える。
【0048】以上の処理において、ページメニューのメ
ニュー情報を定める処理と、メニュー項目を識別する処
理とは独立したものであるが、両方の処理を行う必要が
あるので、適当なタイミングによって両者を実行する。
どのようなタイミングによって実行するかは設計事項に
拘ることであるが、一例をあげれば次のようにする。
【0049】本実施例のように励磁ラインおよびセンス
ラインを走査しながら座標を算出する走査型の座標読取
装置では、走査を繰り返して周期的に座標値を算出す
る。従って座標算出の周期に合わせてページ識別処理を
行うように構成できる。こうすれば座標指示器の指示す
る位置の座標値の算出と、ページ識別処理とが常に交互
に行われることになる。
【0050】ページメニューの更新が、項目入力ほど頻
繁でないような使い方であるならば、ページ識別処理の
実行は、ある程度時間的に間引いて行ってもよい。そう
すれば、座標読取処理にかける時間を多く取れるので、
座標読取りの性能をさほど落とすことなく座標読取装置
を実現できる。どの程度に間引くかは、まさに設計事項
である。使い勝手による評価等によって定めればよい。
【0051】(座標読取装置:第2の実施の形態)次に
本発明による座標読取装置の第2の実施の形態について
図8および図9を参照しながら説明する。図8は座標読
取装置の外観図、図9は座標読取装置の内部処理のフロ
ーチャートである。
【0052】前記第1の構成は、複数のページメニュー
を本のように綴じ、これをタブレット上に固着したもの
であった。第2の構成では、第1の構成のページメニュ
ーに相当するメニュー7を、図のように一枚一枚独立し
て設け、これらのうちの1枚をタブレット1e上に置い
て使用する。これから説明する実施例では、これらのメ
ニューを置く位置は自由であるが、姿勢は予め決められ
たように置くものとして説明する。すなわちメニュー7
は、タブレット1eの座標読み取り面に定義された座標
軸に平行に置くものとする。
【0053】前記第1の構成と同様に、メニュー7の一
部にはマーカー3eを設ける。マーカーの構成も、前記
第1の構成と同じである。各メニューに設けるマーカー
の共振周波数は、それぞれ異なるように設定しておく。
またマーカーの共振周波数は、座標指示器4と区別でき
るように、座標指示器4の共振周波数とも異なるように
しておく。
【0054】タブレット1eの構成は、前記第1の構成
とほぼ同じである。ただしページ検出回路12、座標算
出回路13およびコード変換回路14の動作が異なるの
で、この違いについては次の動作の説明によって示すこ
ととする。まずメニュー7が置かれたことを検出する動
作について説明する。前記第1の構成では、マーカーの
位置はタブレットの特定の位置と対応していたので、マ
ーカーを検出するにはマーカー領域と呼んだ領域のみを
選択して検出すればよかった。ところが第2の構成で
は、メニュー7はタブレット1e上の任意の場所に置か
れるので、タブレット1e上のどこに置かれているかも
検出しなければならない。しかし、共振回路の結合によ
って誘導する誘導信号によって、共振回路の置かれた位
置を検出することは、座標指示器の指示した位置を検出
することと同じである。座標指示器の検出と同じよう
に、検出しようとするマーカーの共振周波数に相当する
励磁信号を出力し、タブレットを走査して、誘導信号が
検出されるか否かを判定し、検出した場合に誘導信号に
基づき位置を算出すればよい。マーカー3eに設けた共
振回路の共振周波数は、座標指示器4の共振周波数とは
異なるように設定してあるので、誘導信号の周波数情報
によって座標指示器4と区別することができる。
【0055】次に座標読取装置全体の動作について説明
する。前記第1の構成と同様に、(1)メニューのペー
ジ情報を定める動作と、(2)メニュー項目を識別し、
外部に出力する動作について、それぞれ説明する。 (1)メニューのページ情報を定める動作について 図9のフローチャートに基づき説明する。今、メニュー
7は4枚あって、それぞれに設けたマーカーの共振周波
数frは、f1、f2、f3、f4であるとする。図9
において、まずステップ1では、第1のマーカー用の励
磁信号を出力し、励磁ラインおよびセンスラインを走査
する。次にステップ2において、走査に伴って反射され
る信号、すなわちセンスラインに誘導する誘導信号を入
力し、その存在に基づいて第1のマーカーがタブレット
1e上に置かれているか否かを判定する。ステップ2に
おいて誘導信号が検出されない場合は、第1のマーカー
が存在しないことになるので、ステップ1に戻り、次は
第2のマーカー用の励磁信号を出力して、同様に検出を
繰り返す。これをマーカーが検出されるまで、励磁信号
を変えながら繰り返す。
【0056】ステップ2でマーカーを検出した場合に
は、ステップ3で、入力した誘導信号に基づきマーカー
の種類と、それが置かれた位置の座標値を算出する。マ
ーカーの種類は励磁信号の周波数情報によって知ること
ができる。マーカーは各ページに対応して設けられてい
るのでマーカーの種類からページを知ることができる。
こうして検出したページの種類と座標値を、ここではペ
ージ情報と呼ぶ。 (2)メニュー項目を識別し、外部に出力する動作につ
いて フローチャートでは示していないが、この処理は次のよ
うにする。前記第1の構成とは、メニュー項目を識別す
る動作が異なるので、この処理についてのみ説明する。
【0057】メニュー項目の判定は、座標指示器で指示
した位置の座標値を、メニューの境界線の座標値と大小
比較することによって行うのであるが、第2の構成では
メニューが置かれた位置が場合場合によって異なるの
で、これを考慮しなければならない。メニューの置かれ
た位置は、ページ情報として検出されている。たとえ
ば、メニューの原点、すなわち図7の説明図の(X0,
Y0)の位置が、タブレット1e上の座標値として(X
m,Ym)として検出されているとする。また各項目の
境界線の座標値X0ないしX4、およびY0ないしY4
は、メニューの原点(X0,Y0)を(0,0)とした
座標系での座標値で記述しておく。ここで座標指示器に
よって指示した位置の座標値が(X,Y)であるとし
て、 (Xm+X0)<X<(Xm+X1) かつ(Ym+Y
0)<Y<(Ym+Y1) を満足すれば、項目41であると判定するのである。そ
の他の項目についても同様に判定を行う。メニューの置
かれた位置が異なる場合は、(Xm,Ym)の値が異な
るのみであり、この式自身は有効である。メニュー情報
を定める処理と、メニュー項目を識別する処理とは前記
第1の構成と同様に適当なタイミングを定めて行うよう
にすればよい。
【0058】(座標読取装置:第3の実施の形態)次に
本発明による座標読取装置の第3の実施の形態について
図10ないし図12を参照しながら説明する。図10は
座標読取装置の外観図、図11は座標読取装置のブロッ
ク図、図12はメニューコードを求める処理の説明図お
よびフローチャートである。
【0059】この構成は、タブレット1f上に新たにス
イッチ15を設け、このスイッチを操作しながら項目を
入力することによって、同じページの同じ項目を入力し
た場合であっても、スイッチのステータスによってメニ
ューコードを切り替えるようにしたものである。キーボ
ードのシフトキーと同様の機能を実現しようとしたもの
である。
【0060】図10に示すようにタブレット1f上には
スイッチ15を設ける。このスイッチは手で操作するこ
とによってオン/オフし、タブレット1f内部の処理回
路によって読み取られる。設けるスイッチの数は任意で
ある。図では四つのスイッチを設けた例を示している
が、このうちの一つを説明のためにスイッチAとする。
ページメニュー2の構成は、前記第1の構成と同じもの
としてある。
【0061】図11はブロック図である。新たに設けた
スイッチ15をコード変換回路14fに接続している。
その他の構成は、前記第1の構成と同じである。次に動
作について説明する。図6に示した前記第1の構成にお
けるフローチャートで示せば、第3の構成では、ステッ
プ8のメニューコードを求める処理が異なる。この部分
のみ詳細に示した説明図およびフローチャートが図12
である。図12(a)は、あるページに対するメニュー
コードのテーブルを示した説明図である。メニューコー
ドのテーブルは、各ページメニューに対して、スイッチ
Aを押さない場合と押した場合の両方を設けておく。テ
ーブルの各マス目内のメニューコードは、図7に示した
メニュー項目にそれぞれ対応している。メニューコード
を求める処理では、スイッチAを押さないで図7の項目
41を入力した場合は、図12のテーブル0のコード0
41を出力し、スイッチAを押して図7の項目41を入
力した場合は、図12のテーブル1のコード141を出
力するようにするのである。
【0062】この処理のフローチャートが図12(b)
である。このフローチャートに従って動作を説明する
と、まずステップ1ではすでに他の処理で求めたページ
情報に基づきページごとに分岐する。あるページに対す
る処理に分岐したら、次にステップ2ではスイッチAの
状態を入力する。続いてステップ3で、スイッチAのス
テータスに従って分岐し、スイッチAがオフであればス
テップ4を、オンであればステップ5を実行する。ステ
ップ4およびステップ5は、座標値とページ情報に基づ
き、上記各テーブルから、メニューコードを求めるもの
で、ステップ4ではテーブル0から、またステップ5で
はテーブル1からメニューコードを求める。
【0063】以上の説明では、一つのスイッチAによっ
てテーブルを切り替える例について説明したが、複数の
スイッチを入力し、それぞれのステータスに従って、よ
り多くのテーブルを切り替えるようにしてもよい。 (座標読取装置:第4の実施の形態)次に本発明による
座標読取装置の第4の実施の形態について図13を参照
しながら説明する。図13は座標読取装置のブロック図
である。
【0064】この構成は、前記第1ないし第3の構成の
ように座標読取装置内部にコード変換回路を設けず、ペ
ージ検出回路までを内蔵するものである。図13に示す
ように、タブレット1gには、センスライン部11、ペ
ージ検出回路12、座標算出回路13を設ける。これら
各部の構成は、前記第1の構成によるものと同じであ
る。ページ検出回路12から出力されるメニューシート
情報は、そのまま座標読取装置外部に出力される。
【0065】タブレット1gには、コンピュータ等の情
報処理装置5を接続する。情報処理装置5では、タブレ
ット1gから入力する座標値とメニューシート情報とか
らメニューコードを求める。メニューコードを求める処
理は、前記第1の構成における処理と同じでよい。
【0066】(座標読取システム)座標読取装置を情報
処理装置に接続し、情報処理装置内でアプリケーション
プログラムを動作させて所定の機能を果たす座標読取シ
ステムと呼ぶものを構成することができる。図13に示
した情報処理装置5まで含んだ構成が、その座標読取シ
ステムに相当するものであり、これが本発明による座標
読取システムの実施の形態に相当する。
【0067】前記のように情報処理装置5内では、メニ
ュー項目を識別する処理を実行し、その識別結果に基づ
いてアプリケーションプログラムの動作を制御する。た
とえば、アプリケーションプログラムとしてワードプロ
セッサを動作させ、メニューによって文字を入力するよ
うなシステムを構成した場合、各ページメニューにそれ
ぞれ、仮名、英数字、漢字等を割り付け、ページメニュ
ーを選択しながら目的の文字を入力するような操作が可
能となる。
【0068】(インタフェース装置:第1の実施の形
態)メニューの識別を行う手段を、座標読取装置や情報
処理装置から分離し、独立したインタフェース装置とし
て構成してもよい。図14は、そのように構成した本発
明によるインタフェース装置の第1の実施の形態による
ブロック図である。
【0069】図において、6がインタフェース装置であ
り、前記第4の実施の形態による座標読取装置と情報処
理装置5との間に接続する。インタフェース装置6には
コード変換回路61とインタフェース回路62とを内蔵
する。コード変換回路61は、前記座標読取装置のタブ
レット1gに接続し、座標値とメニューシート情報とを
入力する。インタフェース回路62は、内部のコード変
換回路61と外部の情報処理装置5に接続し、コード変
換回路61によって求めたメニューコードを情報処理装
置5へ出力する。またタブレット1gから入力した座標
値をそのまま情報処理装置5へ出力するようにもなって
いる。コード変換回路61の動作は、前記第1の構成と
同じである。
【0070】(インタフェース装置:第2の実施の形
態)前記実施の形態によるインタフェース装置6を、座
標読取システムにおいて使う場合、インタフェース装置
6を情報処理装置5に内臓させてもよい。このとき、イ
ンタフェース装置6としての専用のハードウエアは設け
ずに、機能のみを情報処理装置5のソフトウエアとして
実現してもよい。この場合、システムのアプリケーショ
ンプログラムにこの機能を追加してもよいが、インタフ
ェース部のみを独立させて実現することが一般的であ
る。このようなプログラムをソフトウエアドライバと呼
ぶ。
【0071】図15は、本発明によるインタフェース装
置の第2の実施の形態によるもので、上記のようにソフ
トウエアドライバとして構成したときの、コンピュータ
プログラムの構造概念図である。図のようにプログラム
は、オペレーティングシステム52(以後OSと呼ぶ)
を基本プログラムとして、その上でアプリケーションプ
ログラム53が動作するようになっている。ソフトウエ
アドライバ51は、上記OS52の一部を形成するよう
に組み込まれ、タブレット1gとオペレーティングシス
テム52およびアプリケーションプログラム53とのイ
ンタフェースを司る。そしてタブレット1gから入力す
る座標値とメニューシート情報とに基づき本発明による
ところの機能を果たす。
【0072】
【実施例】
(座標読取装置:第1の実施例)次に前記実施の形態に
おけるいくつかの他の実施例について説明する。まず第
1の実施例について図16に基づき説明する。前記実施
の形態による構成では、ページメニューを複数枚設け、
どのページが読み取りの状態にあるかを検出するもので
あった。そのために、複数のマーカーの種類を識別する
ことが必要であった。
【0073】しかし、ページメニューが1枚だけであれ
ば、種類の識別は不要で、単にマーカーがタブレット上
に置かれているか否かだけを検出すればよい。図16に
示す実施例では、1枚のページメニュー2hのみをタブ
レット1hに回転自在に取付けている。座標値とメニュ
ー項目の両方を読み取る必要があるときにこのような構
成にすればよい。この構成では、座標値を読み取るとき
は、ページメニュー2hをタブレット1h外に出してお
き、メニュー項目を読み取るときだけページメニュー2
hをタブレット1h上に置けばよい。タブレットは、マ
ーカー領域を選択したときの誘導信号を検出し、誘導信
号が一定レベル以上の振幅であるか否かを判定すること
によって、マーカー3hの存在を検出する。
【0074】(座標読取装置:第2の実施例)次に第2
の実施例について図17および図18に基づき説明す
る。前記実施の形態による構成では、マーカーの種類を
識別するのに、マーカーごとに異なる共振周波数の共振
回路を設け、それら共振周波数に対応する複数の周波数
の励磁信号で励磁し、反射される誘導信号の有無によっ
て識別していた。原理的には周波数情報によって識別し
ていたといえる。
【0075】マーカーの種類を識別するためには、周波
数情報以外の情報を用いても実現できる。たとえば、マ
ーカーをページメニュー毎に異なる位置に設け、マーカ
ーが検出される位置によってマーカーの種類を識別する
ことができる。図17は、そのように構成したページメ
ニューの構成説明図である。
【0076】図17のように各ページ2iないし2lに
は、それぞれ第1マーカー3iないし第4マーカー3l
を設ける。このときページ毎に設ける位置を変えてい
る。この実施例ではX軸方向(図の左右方向)は同一位
置で、Y軸方向(図の上下方向)に位置を変えている。
d1ないしd4は、ページメニューの上辺からマーカー
までの距離であり、d1<d2<d3<d4としてい
る。マーカーに設ける共振回路の共振周波数はすべて同
じでよく、前記実施の形態による構成のように異ならせ
ておく必要はない。
【0077】次に以上のように構成したページメニュー
の見開きの状態を検出する動作について説明する。図1
8に示すように、それぞれのマーカーは、タブレット上
の異なる位置に対向するようになっているので、それら
対向するタブレット1i上のそれぞれの位置をマーカー
領域b、c、d、eと呼ぶ。今、図に示すように、第1
ページ2iと第2ページ2jが軸22の右側に、第3ペ
ージ2kと第4ページ2lが軸22の左側にある状態を
想定する。この状態では、第3マーカー3kと第4マー
カー3lが、マーカー領域c、dと対向する。
【0078】タブレット1iの内部回路は、まずマーカ
ー領域bの位置に相当する励磁ラインとセンスラインと
を選択し、励磁ラインに励磁信号を出力する。そしてこ
の処理をマーカー領域c、d、eについて順次繰り返
す。図18(b)は、検出の状態を時間軸に沿って示し
たもので、走査アドレスA1、A2、A3、A4は上記
マーカー領域を選択するための走査アドレスであること
を示している。
【0079】図18(a)の状態では、第1マーカー3
iと第2マーカー3jは、マーカー領域bおよびc上に
はないので、そのマーカー領域を選択した場合は誘導信
号は発生しない。一方、第3マーカー3kと第4マーカ
ー3lとはマーカー領域dおよびe上に対向しているの
で、そのマーカー領域を選択した場合には、誘導信号が
発生する。図18(b)は、マーカー領域によって誘導
信号が発生したり、しなかったりする状態を示してい
る。タブレット1iの内部回路は、誘導信号を入力し、
走査アドレス情報とともに、どのマーカーがマーカー領
域上に置かれているかを検出する。そして、マーカーの
検出結果に基づきどのページメニューが見開きの状態に
あるかを識別する。上記の場合は、第3マーカー3kと
第4マーカー3lとがマーカー領域上に置かれているこ
とが検出できるので、これから3ページ目が見開きの状
態にあることを識別する。以上がマーカーの位置情報に
基づいてページメニューの見開きの状態を検出するため
の動作原理である。
【0080】なお、上記構成において、マーカーを設け
る位置については一実施例であって、タブレット上の任
意の位置に設けることができる。またマーカーを検出す
る順序についても任意の順でおこなってもよい。また前
記実施の形態による構成のようにマーカーの共振回路の
周波数をそれぞれ異なるようにして、位置情報と周波数
情報によって二重に検出するようにすればページ検出の
信頼性を向上させることができる。
【0081】(座標読取装置:第3の実施例)また、マ
ーカーを識別する情報としては振幅情報を用いることも
できる。例として、前記第2の実施例に適用した第3の
実施例について図19に基づいて説明する。図19
(b)に示すように、マーカーの共振回路には抵抗素子
Rを直列に接続し、共振回路のQをそれぞれ定める。今
第1マーカー3qないし第4マーカー3tのQをそれぞ
れQ1ないしQ4とし、Q1<Q2<Q3<Q4なる関
係になるようにする。
【0082】ページメニューをすべて左ページに重ね、
すべてのマーカーがマーカー領域に対向するようにし
て、それぞれのマーカー領域を選択していくと、誘導信
号の振幅は図19(c)のように得られる。第1マーカ
ー3qは、Qが最も小さいので、共振周波数における結
合も最も弱く、そのために誘導信号は最も小さく観測さ
れる。一方、第4マーカー3tは、Qが最も大きいので
共振周波数における結合も最も強く、そのために誘導信
号も最も大きく観測される。同様に第2マーカー3r、
第3マーカー3sに対する誘導信号も、それぞれのQの
大きさに従って観測される。従って誘導信号の振幅を測
定することによって、マーカーの種類を識別することが
できる。
【0083】以上の説明は、説明のために仮想的に構成
したものであり、位置による識別と二重に検出すること
になり、特に前記のように信頼性向上を狙うような特殊
な場合を除けば、冗長な構成である。しかし、前記第2
の実施の形態における構成のように、一枚一枚独立した
メニューシートを検出するような構成において、誘導信
号の振幅のみからマーカーの種類を識別するように構成
することができる。
【0084】(座標読取装置:第4の実施例)次に第4
の実施例について図20に基づき説明する。前記第2の
実施の形態による構成では、メニュー7は座標読み取り
面に定義された座標軸に平行に置くものとし、姿勢は固
定されていた。この制限は、メニュー7には一つのマー
カーしか設けなかったためによる。
【0085】図20に示す第4の実施例では、メニュー
7uには、第1マーカー3uと第2マーカー3vの二つ
のマーカーを設ける。これら二つのマーカーは識別でき
るように、共振回路の共振周波数を異ならせておく。タ
ブレット1kには、図のようにX−Y座標系が定義され
ており、メニュー7uは、この座標系に対して傾いた姿
勢で置かれている。
【0086】このような状態に置かれたメニュー7uの
項目を識別するためには、メニュー7uの置かれた位置
と傾き角とを考慮しなければならない。タブレット1k
は、前記第2の実施の形態における構成と同じようにし
て、第1マーカー3uと第2マーカー3vの置かれた位
置の座標値を算出する。そして二つのマーカーの座標値
からメニュー7uの位置と傾き角とを算出する。メニュ
ー項目が読み取られた場合には、この位置と傾き角の情
報を用いて座標変換し、前記構成の場合と同じようにし
てメニューコードを求める。平行移動と回転移動を伴う
座標変換は、引例を上げることはしないが、座標読取装
置の分野ではよく行われることであるから、前例に倣っ
て実現すればよい。
【0087】(座標読取装置:第5の実施例)次に前記
第3の実施の形態の別の実施例である第5の実施例につ
いて図21を参照しながら説明する。図21は、本実施
例で採用する座標指示器の構成図と、メニューコードの
説明図である。
【0088】前記実施の形態における構成では、座標指
示器には一つのスイッチのみを設けたものであったが、
本実施例では複数のスイッチを設けている。例として図
21では二つのスイッチを設けた構成になっている。図
21(a)のように、座標指示器4lは、第1のスイッ
チ421と第2のスイッチ422とを有し、これらのス
イッチには、それぞれ異なる容量のコンデンサを直列に
接続して、共振回路41に並列に接続している。それぞ
れのスイッチを押すとスイッチの種類に応じて共振周波
数が変化するので、タブレットはこの共振周波数の変化
から押されたスイッチの種類を識別する。
【0089】このようにスイッチを二つ設けると、スイ
ッチが押されるパターンは、両方のスイッチとも押され
ない、という状態を除けば3パターンある。それらは、
第1のスイッチを押した場合、第2のスイッチを押した
場合、第1のスイッチと第2のスイッチの両方を押した
場合、である。
【0090】タブレットのプログラムには、これら3パ
ターンに対応したメニューコードテーブルを設けてお
く。タブレットは、メニュー項目を読み取ったとき、二
つのスイッチのステータスパターンに従ってこれらのテ
ーブルから一つを選択し、その選択したテーブルから対
応する項目のメニューコードを得る。このように構成す
ることによって、前記構成のように一つのスイッチで読
み取る構成よりも、さらに多くの項目を入力することが
できるようになる。
【0091】また、前記第3の実施の形態における構成
のように、タブレット上にも複数のスイッチを設け、タ
ブレット上のスイッチのステータスと座標指示器の複数
のスイッチのステータスとの組み合わせによってメニュ
ーコードテーブルを選択し、さらに多くのメニューコー
ドを出力できるように構成してもよい。
【0092】(座標読取装置および座標読取シシテムお
よびインタフェース装置に関するその他の実施例)その
他、各部について種々異なる構成を採用することができ
る。以下、それらを羅列する。 (1)ページメニューをタブレット上に回転自在に軸止
する手段は、たとえば図22のような機構とする。図2
2(A)はこの機構の平面図、図22(B)は正面図で
ある。綴り具220は、綴り具A221と綴り具B22
2とからなり、これらは回転軸225によって結合す
る。綴り具A221には、1/4円弧形状の綴り部材A
223を、また綴り具B222には、同様の形状の綴り
部材B224を複数個取り付ける。綴り具B222を綴
り具A221に対して回転させて閉じたとき(図22
(B)の状態)、綴り部材A223と綴り部材B224
も、その先端が接触して閉じ、図のように1/2円弧上
の部材となるようになっている。さらに、綴り具B22
2の回転軸225と反対側には固定具226を回転自在
に軸止し、綴り具A221の回転軸225と反対側には
切り欠き部227を設け、これらを閉じたとき、固定具
226が切り欠き部227に掛かって、閉じた状態を固
定するようになっている。固定具226はバネ性を持っ
た部材で切り欠き部227に掛かるようになっているの
で、固定具226を切り欠き部227から離すように操
作して、綴り具220を開くことができる。このように
構成した綴り具220の、綴り具A221または綴り具
B222の一方をタブレット上に固定し、ページメニュ
ー2uを軸止する手段の一部とする。一方、ページメニ
ュー2uには、前記綴り部材A223、綴り部材B22
4と対応する位置に、これらを挿入できる程度の貫通孔
201を設ける。以上のように構成すれば、ページメニ
ュー2uの貫通孔201に綴り部材A223または綴り
部材B224を挿入し、綴り具A223と綴り具B22
2とを閉じることによって、ページメニュー2uを綴り
具220の位置を軸として回転自在に、しかも着脱自在
に位置決めすることができる。 (2) ページメニューをタブレット上に位置決めする
手段は、前記のように各ページメニューを回転自在に取
り付ける他に、たとえばタブレット上にピンを立て、ペ
ージメニューには穴を設けて、穴にピンを貫通させて固
定するようにしてもよい。また、これらを組み合わせて
回転自在に取り付ける機構と、穴にピンを貫通させる構
成を組み合わせてもよい。このように構成すれば、回転
自在に取り付ける機構にガタなどがあって精度よく固定
できなくても、穴とピンによる位置決めによってそれを
補正することができる。 (3)ページメニューは、前記実施例では、1枚のシー
ト状部材で構成されているかのように説明したが、これ
を図23のように構成してもよい。メニューメディアは
すでに説明したページメニューのように、シート状部材
の表面に多数の入力項目を表示したものである。メニュ
ーメディアホルダ203は、新たに設けたもので、光透
過性の合成樹脂シート等で作る袋状の部材である。その
一部にはマーカー3wを設ける。袋の一部は開いている
ので、そこからメニューメディア202を挿入して用い
る。このような構成で、メニューホルダ203を丈夫な
素材で作っておけば、メニューメディア202を紙のよ
うな耐久性の乏しい素材で作っても、ページメニューと
しては丈夫なものとなる。またメニューメディアが容易
に交換可能なので、表示項目の変更に容易に対応するこ
とができるし、また前記のようにメニューメディアを紙
で作れば、低コストで作ることもできる。 (4)このページメニューと同様の構成をマーカーの構
成としても採用することができる。図24は、類似の構
成で実現したマーカーである。301は前記メニューメ
ディアホルダ203と同じように袋状の部材であり、こ
れをページメニュー2xに取り付けている。この場合、
袋状の部材は光透過性である必要はない。マーカーホル
ダ301は、袋の一部が開いているので、そこからマー
カー3を挿入して用いる。図24では、ページメニュー
2xにマーカーホルダー301を耳状に取り付けている
が、マーカーホルダ301の片面全面をページメニュー
2xに貼り付けてしまってもよい。このように構成すれ
ば、マーカーを自在に交換でき、ページの情報も自由に
交換できるようになる。装置あるいはシステムの設計に
自由度を持たせることができる。 (5)座標読取装置の原理は、前記のように励磁ライン
に励磁信号を与える構成の他に、増幅器の出力に励磁ラ
インを、また入力にセンスラインを接続し、共振回路が
励磁ラインとセンスラインの両方と結合したとき、増幅
器−励磁ライン−共振回路−センスラインが発振器を構
成して発振信号を出力するようにし、この発振信号に基
づき座標値を算出するように構成したものについても適
用可能である。共振回路による結合を利用した原理のも
のについて適用可能である。 (6)前記座標読取装置に関する実施例は、その実施例
の構成に対応する座標読取システムおよび座標読取装置
のためのインタフェース装置においても実施可能であ
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ペー
ジメニューに共振回路を有するマーカーを設け、タブレ
ットには、そのマーカーの種類を識別する手段を設け
た。タブレットに設けた識別手段は、共振回路から反射
される誘導信号に基づいてマーカーを選択的に識別す
る。
【0094】従って、本発明によって以下の効果を発揮
することができた。 (1)多数のメニューシートの状態を自動的に識別する
座標読取装置を実現することができた。 (2)メニューシートの状態を自動識別するにあたり、
環境ノイズの影響を受けず、確実に識別することのでき
る座標読取装置を実現することができた。 (3)また上記座標読取装置と同様の効果を有する、座
標読取システム、座標読取装置のインタフェース装置を
実現することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
による外観図である。
【図2】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
によるブロック図である。
【図3】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
によるページメニューの構成説明図である。
【図4】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
によるマーカーの構成図である。
【図5】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
によるマーカー識別の説明図である。
【図6】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
による内部処理のフローチャートである。
【図7】本発明による座標読取装置の第1の実施の形態
によるページメニューを定義するデータの説明図であ
る。
【図8】本発明による座標読取装置の第2の実施の形態
による外観図である。
【図9】本発明による座標読取装置の第2の実施の形態
による内部処理のうち、メニュー識別処理部のフローチ
ャートである。
【図10】本発明による座標読取装置の第3の実施の形
態による外観図である。
【図11】本発明による座標読取装置の第3の実施の形
態によるブロック図である。
【図12】本発明による座標読取装置の第3の実施の形
態によるメニューコードを求める処理の説明図およびフ
ローチャートである。
【図13】本発明による座標読取装置の第4の実施の形
態、および本発明による座標読取システムの実施の形態
によるブロック図である。
【図14】本発明による座標読取装置のインタフェース
装置の第1の実施の形態によるブロック図である。
【図15】本発明による座標読取装置のインタフェース
装置の第2の実施の形態によるコンピュータプログラム
の構造概念図である。
【図16】本発明による座標読取装置の第1の実施例に
よる外観図である。
【図17】本発明による座標読取装置の第2の実施例に
よるページメニューの構成説明図である。
【図18】本発明による座標読取装置の第2の実施例に
よるマーカー識別の説明図である。
【図19】本発明による座標読取装置の第3の実施例に
よるマーカー識別の説明図である。
【図20】本発明による座標読取装置の第4の実施例に
よる座標変換の説明図である。
【図21】本発明による座標読取装置の第5の実施例に
よる座標指示器の構成図と、メニューコードの説明図で
ある。
【図22】本発明の座標読取装置におけるページメニュ
ーをタブレット上に回転自在に軸止する機構の実施例を
示す説明図である。
【図23】本発明の座標読取装置におけるページメニュ
ーの他の実施例を示す説明図である。
【図24】本発明の座標読取装置におけるマーカーの実
施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1、1e、1f、1g、1h、1i、1j、1k タブ
レット 2、2a、2b、2c、2d、2i、2j、2k、2
l、2q、2r、2s、2t、2u、2w、2x ペー
ジメニュー 3、3a、3b、3c、3d、3e、3i、3j、3
k、3l、3q、3r、3s、3t、3u、3v、3w
マーカー 4、4l 座標指示器 5 情報処理装置 6 インタフェース装置 7、7u メニュー 11 センスライン部 12 ページ検出回路 13 座標算出回路 14、14f コード変換回路 15 スイッチ 22、22h 軸 31 共振回路 32 コイル 33 コンデンサ 34 ランド 35 プリント基板 41 共振回路 42 スイッチ 51 ソフトウエアドライバ 52 オペレーティングシステム 53 アプリケーションプログラム 61 コード変換回路 62 インタフェース回路 111 走査回路 151 スイッチA 201 貫通孔 202 メニューメディア 203 メニューメディアホルダ 221、222 綴り具 223、 224 綴り部材 225 回転軸 226 固定具 227 切り欠き部 301 マーカホルダ 421 第1のスイッチ 422 第2のスイッチ R1、R2、R3、R4 抵抗素子 DL1〜DL5 励磁ライン SL1〜SL5 センスライン

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標読み取りを行うタブレットと、 該タブレット上のあらかじめ定められた位置に設けられ
    た位置決め手段と、 該位置決め手段によって前記タブレット上の定められた
    位置に載置されるメニューシートと、 該メニューシートに設けられた共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記共振回路との電磁結合
    によって誘導する誘導信号に基づき、該共振回路の存在
    を検出し、メニューシートの位置情報からなるメニュー
    シート情報を定めるメニューシート検出手段とを有する
    ことを特徴とする座標読取装置。
  2. 【請求項2】 座標読み取りを行うタブレットと、 該タブレット上のあらかじめ定められた位置に設けられ
    た位置決め手段と、 該位置決め手段によって前記タブレット上の定められた
    位置に載置される複数のメニューシートと、 該複数のメニューシートのそれぞれに設けられ、メニュ
    ーシート毎に異なる信号を発信する複数の共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号に基づき、該複数の共
    振回路のいずれが結合しているかを検出し、読み取りに
    対応した状態のメニューシートの種別と該メニューシー
    トの位置情報からなるメニューシート情報を定めるメニ
    ューシート検出手段とを有することを特徴とする座標読
    取装置。
  3. 【請求項3】 座標読み取りを行うタブレットと、 該タブレット上のあらかじめ定められた位置に設けられ
    た位置決め手段と、 該位置決め手段によって前記タブレット上の定められた
    位置に載置される複数のメニューシートと、 該複数のメニューシートのそれぞれに設けられ、メニュ
    ーシート毎に異なる周波数の信号を発信する複数の共振
    回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号の周波数情報に基づ
    き、該複数の共振回路のいずれが結合しているかを検出
    し、読み取りに対応した状態のメニューシートの種別と
    該メニューシートの位置情報からなるメニューシート情
    報を定めるメニューシート検出手段とを有することを特
    徴とする座標読取装置。
  4. 【請求項4】 座標読み取りを行うタブレットと、 該タブレット上のあらかじめ定められた位置に設けられ
    た位置決め手段と、 該位置決め手段によって前記タブレット上の定められた
    位置に載置される複数のメニューシートと、 該複数のメニューシートのそれぞれに、メニューシート
    毎に異なる位置に設けられた共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号に基づき、該複数の共
    振回路のいずれが結合しているかを検出し、検出した共
    振回路の位置情報に基づき、読み取りに対応した状態の
    メニューシートの種別と該メニューシートの位置情報か
    らなるメニューシート情報を定めるメニューシート検出
    手段とを有することを特徴とする座標読取装置。
  5. 【請求項5】 座標読み取りを行うタブレットと、 該タブレット上のあらかじめ定められた位置に設けられ
    た位置決め手段と、 該位置決め手段によって前記タブレット上の定められた
    位置に載置される複数のメニューシートと、 該複数のメニューシートのそれぞれに設けられ、メニュ
    ーシート毎に異なる振幅の信号を発信する共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号の振幅情報に基づき、
    読み取りに対応した状態のメニューシートの種別と該メ
    ニューシートの位置情報からなるメニューシート情報を
    定めるメニューシート検出手段とを有することを特徴と
    する座標読取装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め手段は、前記複数のメニュ
    ーシートの一辺を回転自在に軸止するものであることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5記載の座標読取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め手段は、前記タブレット上
    に設けた掛止ピンと、 該掛止ピンに嵌合するように前記メニューシートに設け
    た穴とで構成されることを特徴とする請求項1ないし請
    求項5記載の座標読取装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め手段は、前記複数のメニュ
    ーシートの一辺を回転自在に軸止する手段、および、前
    記タブレット上に設けた掛止ピンと、該掛止ピンに嵌合
    するように前記メニューシートに設けた穴とで構成され
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の座標
    読取装置。
  9. 【請求項9】 前記位置決め手段は、前記メニューシー
    トの回転自在に軸止する位置に設けた複数の貫通孔と、
    前記タブレット上に設けられ、前記貫通孔に挿入するこ
    とによって前記メニューシートを脱着可能に止着する綴
    り具であることを特徴とする請求項6または請求項8記
    載の座標読取装置。
  10. 【請求項10】 座標読み取りを行うタブレットと、 前記タブレット上に載置されるメニューシートと、 該メニューシートに設けられた共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記共振回路との電磁結合
    によって誘導する誘導信号に基づき、該共振回路の存在
    を検出し、メニューシートの位置情報からなるメニュー
    シート情報を定めるメニューシート検出手段とを有する
    ことを特徴とする座標読取装置。
  11. 【請求項11】 座標読み取りを行うタブレットと、 前記タブレット上に載置される複数のメニューシート
    と、 該複数のメニューシートのそれぞれに設けられ、メニュ
    ーシート毎に異なる信号を発信する複数の共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号に基づき、該複数の共
    振回路のいずれが結合しているかを検出し、読み取りに
    対応した状態のメニューシートの種別と該メニューシー
    トの位置情報からなるメニューシート情報を定めるメニ
    ューシート検出手段とを有することを特徴とする座標読
    取装置。
  12. 【請求項12】 座標読み取りを行うタブレットと、 前記タブレット上に載置される複数のメニューシート
    と、 該複数のメニューシートのそれぞれに設けられ、メニュ
    ーシート毎に異なる周波数の信号を発信する複数の共振
    回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号の周波数情報に基づ
    き、該複数の共振回路のいずれが結合しているかを検出
    し、読み取りに対応した状態のメニューシートの種別と
    該メニューシートの位置情報からなるメニューシート情
    報を定めるメニューシート検出手段とを有することを特
    徴とする座標読取装置。
  13. 【請求項13】 座標読み取りを行うタブレットと、 前記タブレット上に載置される複数のメニューシート
    と、 該複数のメニューシートのそれぞれに、メニューシート
    毎に異なる位置に設けられた共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号に基づき、該複数の共
    振回路のいずれが結合しているかを検出し、検出した共
    振回路の位置情報に基づき、読み取りに対応した状態の
    メニューシートの種別と該メニューシートの位置情報か
    らなるメニューシート情報を定めるメニューシート検出
    手段とを有することを特徴とする座標読取装置。
  14. 【請求項14】 座標読み取りを行うタブレットと、 前記タブレット上に載置される複数のメニューシート
    と、 該複数のメニューシートのそれぞれに設けられ、メニュ
    ーシート毎に異なる振幅の信号を発信する共振回路と、 前記タブレットに設けられ、前記複数の共振回路との電
    磁結合によって誘導する誘導信号の振幅情報に基づき、
    読み取りに対応した状態のメニューシートの種別と該メ
    ニューシートの位置情報からなるメニューシート情報を
    定めるメニューシート検出手段とを有することを特徴と
    する座標読取装置。
  15. 【請求項15】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めの座標指示器と、 該座標指示器によって指示し、前記メニューシート上の
    メニュー項目を読み取ったとき、該読み取った点の座標
    値と、前記メニューシート情報とに基づき、前記読み取
    ったメニュー項目に定義されているメニューコードを求
    めるコード変換手段とを有することを特徴とする請求項
    1ないし請求項14記載の座標読取装置。
  16. 【請求項16】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めのものであって、1または複数のスイッチを有する座
    標指示器と、 該座標指示器によって指示し、前記複数のスイッチのい
    ずれかを操作することによって、前記メニューシート上
    のメニュー項目を読み取ったとき、該読み取った点の座
    標値と、前記操作されたスイッチのステータスと、前記
    メニューシート情報とに基づき、前記読み取ったメニュ
    ー項目に定義されているメニューコードを求めるコード
    変換手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請
    求項14記載の座標読取装置。
  17. 【請求項17】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めの座標指示器と、 前記タブレット上に設けた1または複数のスイッチ手段
    と、 前記座標指示器によって指示し、前記スイッチ手段のい
    ずれかを操作しながら、 前記メニューシート上のメニュー項目を読み取ったと
    き、該読み取った点の座標値と、前記操作されたスイッ
    チ手段のステータスと、前記メニューシート情報とに基
    づき、前記読み取ったメニュー項目に定義されているメ
    ニューコードを求めるコード変換手段とを有することを
    特徴とする請求項1ないし請求項14記載の座標読取装
    置。
  18. 【請求項18】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めのものであって、1または複数のスイッチを有する座
    標指示器と、 前記タブレット上に設けた1または複数のスイッチ手段
    と、 前記座標指示器によって指示し、前記タブレットのスイ
    ッチ手段のいずれかを操作しながら、前記座標指示器の
    複数のスイッチのいずれかを操作することによって、前
    記メニューシート上のメニュー項目を読み取ったとき、
    該読み取った点の座標値と、前記操作されたタブレット
    のスイッチ手段のステータスと、前記操作された座標指
    示器のスイッチのステータスと、前記メニューシート情
    報とに基づき、前記読み取ったメニュー項目に定義され
    ているメニューコードを求めるコード変換手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項14記載の座
    標読取装置。
  19. 【請求項19】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めの座標指示器と、 該座標指示器によって指示し、前記メニューシート上の
    メニュー項目を読み取ったとき、該読み取った点の座標
    値と、前記メニューシート情報とを外部に出力するイン
    タフェース手段とを有することを特徴とする請求項1な
    いし請求項14記載の座標読取装置。
  20. 【請求項20】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めのものであって、1または複数のスイッチを有する座
    標指示器と、 該座標指示器によって指示し、前記複数のスイッチのい
    ずれかを操作することによって、前記メニューシート上
    のメニュー項目を読み取ったとき、該読み取った点の座
    標値と、前記操作されたスイッチのステータスと、前記
    メニューシート情報とを外部に出力するインタフェース
    手段とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項
    14記載の座標読取装置。
  21. 【請求項21】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めの座標指示器と、 前記タブレット上に設けた1または複数のスイッチ手段
    と、 前記座標指示器によって指示し、前記スイッチ手段のい
    ずれかを操作しながら、 前記メニューシート上のメニュー項目を読み取ったと
    き、該読み取った点の座標値と、前記操作されたスイッ
    チ手段のステータスと、前記メニューシート情報とを外
    部に出力するインタフェース手段とを有することを特徴
    とする請求項1ないし請求項14記載の座標読取装置。
  22. 【請求項22】 前記タブレット上で座標を読み取るた
    めのものであって、1または複数のスイッチを有する座
    標指示器と、 前記タブレット上に設けた1または複数のスイッチ手段
    と、 前記座標指示器によって指示し、前記タブレットのスイ
    ッチ手段のいずれかを操作しながら、前記座標指示器の
    複数のスイッチのいずれかを操作することによって、前
    記メニューシート上のメニュー項目を読み取ったとき、
    該読み取った点の座標値と、前記操作されたタブレット
    のスイッチ手段のステータスと、前記操作された座標指
    示器のスイッチのステータスと、前記メニューシート情
    報とを外部に出力するインタフェース手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項14記載の座標読
    取装置。
  23. 【請求項23】 前記メニューシートは、メニュー項目
    を表示したシート状のメニューメディアと、該メニュー
    メディアを挿入する袋状のメニューメディアホルダとか
    らなり、該メニューメディアホルダは、前記メニューメ
    ディアを該ホルダに挿入したとき、少なくともメニュー
    項目が表示された面が光透過性を有することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項22記載の座標読取装置。
  24. 【請求項24】 請求項19記載の座標読取装置を情報
    処理装置に接続して構成した座標読取システムであっ
    て、 前記情報処理装置は、前記座標読取装置から入力する前
    記座標値と、前記メニューシート情報とに基づき、前記
    読み取ったメニュー項目に定義されているメニューコー
    ドを求めるコード変換手段を有することを特徴とする座
    標読取システム。
  25. 【請求項25】 請求項20記載の座標読取装置を情報
    処理装置に接続して構成した座標読取システムであっ
    て、 前記情報処理装置は、前記座標読取装置から入力する前
    記座標値と、前記操作されたスイッチのステータスと、
    前記メニューシート情報とに基づき、前記読み取ったメ
    ニュー項目に定義されているメニューコードを求めるコ
    ード変換手段を有することを特徴とする座標読取システ
    ム。
  26. 【請求項26】 請求項21記載の座標読取装置を情報
    処理装置に接続して構成した座標読取システムであっ
    て、 前記情報処理装置は、前記座標読取装置から入力する前
    記座標値と、前記操作されたスイッチ手段のステータス
    と、前記メニューシート情報とに基づき、前記読み取っ
    たメニュー項目に定義されているメニューコードを求め
    るコード変換手段を有することを特徴とする座標読取シ
    ステム。
  27. 【請求項27】 請求項22記載の座標読取装置を情報
    処理装置に接続して構成した座標読取システムであっ
    て、 前記情報処理装置は、前記座標読取装置から入力する前
    記座標値と、前記操作されたタブレットのスイッチ手段
    のステータスと、前記操作された座標指示器のスイッチ
    のステータスと、前記メニューシート情報とに基づき、
    前記読み取ったメニュー項目に定義されているメニュー
    コードを求めるコード変換手段を有することを特徴とす
    る座標読取システム。
  28. 【請求項28】 前記メニューシートは、メニュー項目
    を表示したシート状のメニューメディアと、該メニュー
    メディアを挿入する袋状のメニューメディアホルダとか
    らなり、該メニューメディアホルダは、前記メニューメ
    ディアを該ホルダに挿入したとき、少なくともメニュー
    項目が表示された面が光透過性を有することを特徴とす
    る請求項24ないし請求項27記載の座標読取システ
    ム。
  29. 【請求項29】 請求項19記載の座標読取装置と情報
    処理装置との間に接続した座標読取装置のためのインタ
    フェース装置であって、 該インタフェース装置は、前記座標読取装置から入力す
    る前記座標値と、前記メニューシート情報とに基づき、
    前記読み取ったメニュー項目に定義されているメニュー
    コードを求め、該メニューコードを前記情報処理装置へ
    出力するコード変換手段を有することを特徴とする座標
    読取装置のためのインタフェース装置。
  30. 【請求項30】 請求項20記載の座標読取装置と情報
    処理装置との間に接続した座標読取装置のためのインタ
    フェース装置であって、 該インタフェース装置は、前記座標読取装置から入力す
    る前記座標値と、前記操作されたスイッチのステータス
    と、前記メニューシート情報とに基づき、前記読み取っ
    たメニュー項目に定義されているメニューコードを求
    め、該メニューコードを前記情報処理装置へ出力するコ
    ード変換手段を有することを特徴とする座標読取装置の
    ためのインタフェース装置。
  31. 【請求項31】 請求項21記載の座標読取装置と情報
    処理装置との間に接続した座標読取装置のためのインタ
    フェース装置であって、 該インタフェース装置は、前記座標読取装置から入力す
    る前記座標値と、前記操作されたスイッチ手段のステー
    タスと、前記メニューシート情報とに基づき、前記読み
    取ったメニュー項目に定義されているメニューコードを
    求め、該メニューコードを前記情報処理装置へ出力する
    コード変換手段を有することを特徴とする座標読取装置
    のためのインタフェース装置。
  32. 【請求項32】 請求項22記載の座標読取装置と情報
    処理装置との間に接続した座標読取装置のためのインタ
    フェース装置であって、 該インタフェース装置は、前記座標読取装置から入力す
    る前記座標値と、前記操作されたタブレットのスイッチ
    手段のステータスと、前記操作された座標指示器のスイ
    ッチのステータスと、前記メニューシート情報とに基づ
    き、前記読み取ったメニュー項目に定義されているメニ
    ューコードを求め、該メニューコードを前記情報処理装
    置へ出力するコード変換手段を有することを特徴とする
    座標読取装置のためのインタフェース装置。
  33. 【請求項33】 前記インタフェース装置は、前記情報
    処理装置に内蔵して構成したものであることを特徴とす
    る請求項29ないし請求項32記載の座標読取装置のた
    めのインタフェース装置。
  34. 【請求項34】 前記メニューシートは、メニュー項目
    を表示したシート状のメニューメディアと、該メニュー
    メディアを挿入する袋状のメニューメディアホルダとか
    らなり、該メニューメディアホルダは、前記メニューメ
    ディアを該ホルダに挿入したとき、少なくともメニュー
    項目が表示された面が光透過性を有することを特徴とす
    る請求項24ないし請求項28記載の座標読取装置のた
    めのインタフェース装置。
  35. 【請求項35】 タブレット上に載置され用いられるメ
    ニューシートであって、 プリント基板上に渦巻状にコイルを設け、ジャンパ部に
    よってコンデンサと接続して平板状共振回路を構成した
    マーカーを設けたことを特徴とする座標読取装置のため
    のメニューシート。
  36. 【請求項36】 プリント基板上に渦巻状にコイルを設
    け、ジャンパ部によってコンデンサと接続して平板状共
    振回路を構成し、前記プリント基板の少なくとも一面に
    粘着性テープを設けた座標読取装置のメニューのための
    マーカー。
  37. 【請求項37】 タブレット上に載置され用いられるメ
    ニューシートであって、請求項36記載のマーカーを設
    けたことを特徴とする座標読取装置のためのメニューシ
    ート。
  38. 【請求項38】 前記メニューシートは、メニュー項目
    を表示したシート状のメニューメディアと、該メニュー
    メディアを挿入する袋状のメニューメディアホルダとか
    らなり、該メニューメディアホルダは、前記メニューメ
    ディアを該ホルダに挿入したとき、少なくともメニュー
    項目が表示された面が光透過性を有することを特徴とす
    る請求項35または請求項37記載の座標読取装置のた
    めのメニューシート。
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