JPH09325841A - キーボードおよび情報処理装置 - Google Patents

キーボードおよび情報処理装置

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JPH09325841A
JPH09325841A JP8143360A JP14336096A JPH09325841A JP H09325841 A JPH09325841 A JP H09325841A JP 8143360 A JP8143360 A JP 8143360A JP 14336096 A JP14336096 A JP 14336096A JP H09325841 A JPH09325841 A JP H09325841A
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JP
Japan
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keyboard
key top
supporting means
frame
stroke
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JP8143360A
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English (en)
Inventor
Akira Momose
明 百瀬
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯用の情報処理装置に適した携帯時には薄
く、キー入力時には十分なストローク量を確保して快適
にキー入力を行えるキーボードを提供する。 【解決手段】 片持ち支持部11によって固定フレーム
21に支持されたキートップ10を備えたキーボードに
おいて、固定フレーム21に対しスライドする可動フレ
ーム30を設け、この可動フレーム30に片持ち支持部
11の先端11aを操作するストローク調整用のリブ3
4を設ける。可動フレーム30を前方3aから後方3b
に動かすと、リブ34によってキートップ10の先端1
1aが押し上げられ、キートップ10が固定フレーム2
1にほぼ平行となり、ストロークの分だけ沈み込む。こ
のため、収納時や携帯時にキーボードを薄くすることが
できる。一方、キー入力を行うときは可動フレーム30
を前方3aに動かして十分なストロークを確保すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型で携帯に適し
たキーボードおよびこれを備えた情報処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パソコンなどの情報処理装置は、小型化
および軽量化が進んでおり、近年ではPDA(Personal
Digital Assistant)として携帯に適した小型で高性能
な情報処理装置も市販され始めている。これらの小型化
された情報処理装置においては、CPUなどの処理機能
を搭載したスペースを小さくすると共に、小型で使いや
すいユーザインタフェースを設ける必要がある。情報処
理装置の入力装置としては、音声認識システムの能力が
不足している現状では、キーボードが主力であり、大量
のデータを入力したり、情報処理装置とコミュニケーシ
ョンを行うには最も便利な入力装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、情報処理装置
をさらに携帯に適した小型で薄いものにするためには、
小型で薄く、さらに使いやすいキーボードを実現するこ
とが望まれている。
【0004】キーボードを薄くする1つの手法として、
キーボードの各スイッチングステーションを構成するキ
ートップを操作する時の移動量、すなわち、ストローク
量を小さくすることが考えられる。ストローク量を少な
くすれば、キートップの移動量が小さくなり、その移動
量を確保するようにキートップの裏面に設置されている
リンク機構などの厚みを少なくできる。従って、キーボ
ードを薄くすることができる。しかしながら、ストロー
ク量が小さくなると、操作量が減りすぎてタッチが難し
くなるなどキー操作感が異なり、従来のラップトップや
デスクトップ用のキーボードと同様の操作感を得ること
ができない。今後のPDAのような携帯型の情報処理装
置においては、大量のデータの入力が容易に行え、さら
に、コンピュータとコミュニケーションがスムーズに図
れることが重要であり、このためには、快適にキー入力
ができることが必要である。
【0005】従って、情報処理装置を使用しない携帯時
や収納時は薄くでき、一方、キー入力を行うときは十分
なストローク量が得られるキーボードが要望されてい
る。このようなキーボードの形態として実公平2−48
914号には、各キーの頭部、すなわちキートップを筐
体からキーストロークよりも短い量だけ突出させ、この
筐体に開閉自在に取り付けられた蓋体によって突出した
キーの頭部を押圧し、蓋体を閉めた状態でキーボードを
薄くできるようにしている。
【0006】実公平2−48914号に開示された技術
によると収納時はキーボードを薄くでき、また、キー入
力を行うときは十分なキーストロークが得られるので、
上記の目的を満足しているように思われる。しかしなが
ら、ノート型パソコンのような携帯型のパソコンでは蓋
裏に表示体であるLCD(液晶パネル)が収納されてお
り、実公平2−48914号に開示された技術を用いる
と、LCDでキートップを押圧する必要がある。従っ
て、収納時には常にLCDに圧力がかかるのでLCD側
を十分な強度を持った構造にする必要がある。また、L
CDにキートップが密着した状態で収納されるので、キ
ートップ上の汚れが付着してLCDが見づらくなるとい
った問題もある。さらに、近年のパソコンでは、LCD
に重ねてタッチパネルが装着され、LCDの表面がデー
タの入力手段になっているものもある。このようなパソ
コンでは、LCDの表面を傷つける可能性のある技術は
使用できない。また、PDAなどの携帯用の情報処理装
置がさらにポケットサイズなどまで小型化されていく現
状では、キーボードは本体とは別に鞄などに入る程度の
大きさの単体として提供される可能性もあり、そのよう
なキーボードに蓋を装着することは厚みを増す原因にな
るだけであり、実公平2−48914号に記載された技
術を使用することができない。このように、実公平2−
48914号に記載された技術は、収納時にキーボード
を薄くでき、キー入力時に十分なストローク量を確保で
きるものであるが、現状の携帯用機器には適用しにく
い。
【0007】そこで、本発明においては、上記の問題点
に鑑み、蓋裏のLCDなどの装着された実際にノート型
パソコンやPDAなどの携帯用の情報機器のキーボード
に適用でき、これらのキーボードを収納時には薄くで
き、かつ、キー入力を行うときは快適な操作感が得られ
るキーボードおよび情報処理装置を提供することを目的
としている。そして、薄く携帯に適した形状であり、さ
らに、大量のデータの入力やコンピュータとのコミュニ
ケーションもスムーズに行えるキーボードを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、キートップを押圧するのではなく、ストローク量
を確保するための支持手段をスライドする可動部材によ
って操作して支持手段の変位量を制御できるようにして
いる。すなわち、本発明の、スイッチング部と、このス
イッチング部を操作するキートップと、このキートップ
をストローク量が確保できるように支持する支持手段を
それぞれ備えた複数のスイッチングステーションが操作
面上に前後左右に配置されたキーボードにおいては、操
作面の下で支持手段の少なくとも1部と接触しながら操
作面に対しほぼ平行に動き、支持手段の変位量を制御可
能な可動部材を有すること特徴としている。本発明のキ
ーボードは、支持手段の変位量を制御することにより、
収納時にキートップを押圧しなくともキートップの位置
を下げることが可能であり、収納時には薄くでき、一
方、キー入力時には十分なストローク量を確保すること
ができる。また、自分のキー操作に適したストローク量
に調整することも可能である。さらに、支持手段の変位
量の制御を操作面と平行に動く可動部材によって行うこ
とにより、キーボードを厚くしないでストローク量の制
御機構をキーボード内に組み込むことができる。
【0009】支持手段がキートップを旋回可能に支持す
る片持ち支持手段の場合は、可動部材によって片持ち支
持手段の旋回量を増減すれば良い。例えば、可動部材を
スライドすると片持ち支持手段によってキートップが操
作面と平行になる位置まで旋回し、その状態で固定する
ことによりキートップをストローク分だけ沈んだ位置で
持ち運びすることができる。支持手段はキートップを下
方から支持するパンタグラフ式のリンク支持手段の場合
は、可動部材によってリンク支持手段の可動範囲を増減
するば良い。例えば、可動部材をスライドすることによ
りパンタグラフ式のリンク支持手段を広げて高さを低く
し、キートップをストローク分沈めることができる。
【0010】可動部材はノブなどによって独立して操作
できるようにしてももちろん良く、また、操作面に対し
開閉するカバーのある場合は、可動部材がカバーの開閉
に連動して支持手段の変位量を増減するようにしておけ
ば、カバーの開閉によってキーボードを薄くすることが
できる。また、キーボードが旋回部分を有し、この旋回
部分を中心に折り畳み可能のときは、可動部材が旋回部
分の開閉に連動して支持手段の変位量を増減できれば良
い。さらに、キーボードを出し入れ可能なケースがある
ときは、可動部材がキーボードの出し入れに連動して支
持手段の変位量を増減できれば良い。
【0011】このようなキーボードを用いて処理部に対
しデータを入力可能な情報処理装置は、収納時には薄く
でき、一方、入力時は十分なストローク量を確保するこ
とができるので、携帯に適し、さらに、コンピュータと
のコミュニケーションも容易なPDAなどに最適な情報
処理装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図1に、本発明に係るノート
型パソコン1の概要を示し、図2にノート型パソコン1
のカバー2を開閉したときのキートップ10の状態を概
念的に示してある。本例のパソコン1は、片持ち型のキ
ートップ10によってスイッチングステーション20が
構成されており、スイッチングステーション20がハウ
ジング3の表面である操作面4に前後左右に所定の配
置、例えば日本語106キーボードなどの配置に従って
配列されキーボード7を構成している。ハウジング3に
は、操作面4を覆えるように開閉自在にカバー2が装着
されており、このカバー2の裏面に表示体であるLCD
5が設けられている。操作面4に配列されたキートップ
10の下には、図2に示すように、キートップのストロ
ーク量を制御できる可動フレーム30がキーボードを支
持する固定フレーム21との間に配置されており、この
可動フレーム30がカバー2の開閉と共に移動するリブ
39によって操作面4と平行に動くようになっている。
リブ39は、カバー2を開閉可能にハウジング3に取り
付けているヒンジ6の部分に取り付けられており、カバ
ー2の動きと連動して旋回する。さらに、リブ39に可
動フレーム30を押しつけるためにバネ38がハウジン
グ3の内部に収納されている。
【0013】本例のパソコン1においては、カバー2を
開くと、リブ39が旋回して可動フレーム30をハウジ
ング3の前方3aに押す。その結果、図2(a)に示す
ようにキートップ10の片持ち支持する部分11が開放
されてキートップ10が浮き上がり、必要なストローク
量を確保することができる。このため、キー入力すると
きは、デスクトップなどのキーボードと同様のストロー
ク量を確保でき、快適な入力環境でハウジング3の内部
に収納された処理部(不図示)に対しデータを入力し、
また、処理部のコンピュータとスムーズなコミュニケー
ションを図ることができる。一方、カバー2を閉める
と、図2(b)に示すように可動フレーム30がバネ3
8によってハウジング3の後方3bに向かって動き、キ
ートップの片持ち支持部11を押し上げてキートップ1
0を操作面4とほぼ平行になるまで旋回し、その位置で
固定する。その結果、キートップ10はストローク量が
ほとんどない、ストローク分だけ沈んだ状態で固定され
るので、操作面4からほとんど突出しない。従って、カ
バー2を閉めてもLCD5がキートップ10と当たるこ
とがなく、カバー2の側にキートップ10とLCD5の
クリアランスを確保する必要がない。このため、LCD
5に圧力を加えたり、あるいはLCD5をキーボードで
汚染するとなくパソコン1の収納時の厚みを薄くでき
る。
【0014】図3に本例のリブ39をさらに詳しく示し
てある。本例のリブ39は、カバー2を水平に寝かした
状態から垂直に立てたときの状態の間で可動フレーム3
0と当たる部分(図面上のCの部分)が半径Aから半径
Bに徐々に変化している。半径Aは半径Bより小さく、
カバー2を水平に寝かすと半径Aの部分に可動フレーム
30が当たって図2(b)に示した状態にキートップ1
0の位置を固定できる。一方、カバー2を垂直に立てる
と半径Bの部分が可動フレーム30に当たって図2
(a)に示したようにキートップ10を開放し、十分な
ストロークを確保できる。リブ39は半径Aから半径B
に徐々に変化しているので、可動フレーム30はカバー
2の動きに連動してスムーズに動き、カバー2の動きで
キートップ10のストローク量を変えることができる。
カバー2を垂直に立てた状態から後方3bに150度ぐ
らい寝かした状態までリブ39の半径をBとして、この
間は、カバー2に設けられたLCD5が見やすい角度に
ユーザが設定でき、同時に十分なストローク量を確保で
きるようにしてある。
【0015】図4および図5に基づき、さらに詳しく説
明する。図4は、パソコン1のキーボード7のスイッチ
ングステーション20の構成を断面図を用いて示してあ
る。図4(a)は、操作面4を上方から見た様子を示
し、その断面b−bを用いて、十分なストロークが確保
された状態を図4(b)に示し、収納に適したようにス
トロークを分沈んだ状態を図4(c)に示してある。ま
た、図5は、本例のキーボード7の概略構成を展開図を
用いて示してある。
【0016】本例のキーボード7は、固定フレーム21
と、ハウジング3の上部ケース3cを固定部として、こ
の間で、スイッチング部となるメンブレン基板22と可
動フレーム30が可動できるようになっている。上部ケ
ース3cには、LCD5が設けられたカバー2がヒンジ
6を介して旋回可能に取付られ、カバー2が旋回すると
可動フレーム30を操作するリブ39も連動するように
なっている。ヒンジ6の内部を通ってLCD5とパソコ
ン本体を接続するケーブル8が設けられ、さらに、上部
ケース3cにヒンジ6を差し込む部分には、LCD5を
任意の角度で設定できるように適当なトルクを発生する
機構9が収納されている。
【0017】固定フレーム21は、下方からキーボード
7を保持する部分であり、ネジ29によって上部ケース
3cに固定できるようになっている。さらに固定フレー
ム21には、片持ちタイプのキートップ10の片持ち支
持部11を旋回可能に取り付けるための取付突起24が
キートップ10の配列に従って設けられており、図5に
は、その一部を示してある。また、固定フレーム21に
は、メンブレン基板22を可動フレーム30と一緒に動
かすように可動フレーム30から下方に突出した位置合
わせ用の突起31を収納する溝25もキートップ10の
配列に合わせて形成されている。
【0018】メンブレン基板22には、キートップ10
により押圧された時に電気接点によってキートップ10
の操作を検出できるスイッチング部22aがキー配列に
従って設けられている。このスイッチング部22aの上
方にはクリック感を発生させ、同時にキーが押された後
にキーをもとの位置まで押し戻す機能を備えたカップリ
ング23が配置されている。本例では、カップリング2
3が可動フレーム30に設けられた設定孔32に固定さ
れ、さらに、メンブレン基板22が位置合わせ用の突起
31によって可動フレーム30と一体になっている。こ
のため、カップリング23とメンブレン基板22が可動
フレーム30と一体となって操作面4とほぼ平行に動
く。図4(b)に示したように、カバー2と連動して動
くリブ39によって可動フレーム30が前方3aに押さ
れると、カップリング23がキートップ10の裏面に設
けられた操作リブ12の下方に位置し、キートップ10
を押し下げる。従って、カップリング23を介してメン
ブレン基板22のスイッチング部22aをキートップ1
0で操作できるようになり、これらによってスイッチン
グステーション20が構成される。なお、カップリング
23に代わりエンボスシートを用いてクリック感を出す
ことも可能であり、スイッチングステーション20の構
成は本例に限定されるものでない。
【0019】メンブレン基板22には、さらに、キート
ップ10の取付突起24を通す孔22bと、可動フレー
ム30から延びた突起31を通す孔22cがキー配列に
従って設けられている。また、可動フレーム30にも取
付突起24を通す孔33が設けられており、取付突起2
4が固定フレーム21から操作面4に現れてキートップ
10の片持ち支持部11を取付できるようになってい
る。可動フレーム30には、さらに、片持ち支持部11
の旋回範囲を制限しキートップ10のストローク量を制
御するためのリブ34が操作面4を向いて設けられてい
る。このストローク制御用のリブ34は、可動フレーム
30がハウジングの後方3bに動くときにキートップの
片持ち支持部11と接触する位置に設けてあり、片持ち
支持部11のキートップ10に対し取付突起24と反対
側(先端)11aをリブ34で操作できるようにしてあ
る。そして、リブ34はハウジングの後方3bから前方
3aに向かって徐々に高くなっており、制御用のリブ3
4のピーク34aが片持ち支持部の先端11aの下に入
ると先端11aを上方に向かって押し上げる。その結
果、キートップ10が下方に旋回して操作面4とほぼ平
行な位置に固定される。
【0020】このような本例のキーボード7において
は、図4(b)に示すように、カバー2が開いた位置で
リブ39によって可動フレーム30が前方3aに押され
ていると、可動フレーム30のストローク制御用のリブ
34が片持ち支持部の先端11aから外れ、キートップ
10は取付突起24の回りに自由に旋回できる。さら
に、この位置ではキートップ10の下にカップリング2
3が位置するので、このカップリング23を介してスイ
ッチング部22aを操作できるようになる。従って、キ
ートップ10のストロークは十分に確保されており、快
適なキー操作が可能となる。
【0021】一方、図4(c)に示すように、カバー2
を閉じると、ハウジング内のバネによって可動フレーム
30が後方3bに押され、キートップ10の片持ち支持
部の先端11aの下にストローク制御用のリブ34が入
る。さらに、キートップ10の下の操作用のリブ12の
位置からカップリング23が外れる。このため、先端1
1aがリブ34で押し上げられ、キートップ10は固定
フレーム21とほぼ平行な位置に旋回し、ほとんどキー
ストロークのない状態で固定される。このため、キート
ップ10がキーストローク分沈んで上部ケース3aの操
作面4の内部にほぼ収納され、上部ケース3aから突出
した部分がなくなる。従って、カバー2を内部のLCD
5が上部ケース3aに密着するまで旋回させてもキート
ップ10がLCD5と干渉することはなく、カバー2の
厚みを薄くでき、カバー2を閉めた収納時のパソコン1
の厚みを薄くすることができる。さらに、薄いカバー2
を採用しても、閉めたときにキートップ10の表面がL
CD5に当たらないようにできるので、LCD5がキー
トップ10に押圧されたり、あるいはキートップ10の
表面で汚染されない。従って、LCD5あるいはその表
面に設けられることがあるタッチパネルなどが傷ついた
りするトラブルを未然に防止でき、さらに、いつでも綺
麗な画面で情報を表示することができる。
【0022】このように、本例では可動フレーム30を
用いて収納時はキートップ10をストローク分だけ沈め
ることができる。このため、表示体に負荷をかけずにス
トローク量を削減することができる。さらに、本例では
可動フレーム30が操作面4に平行にスライドするよう
になっており、薄い可動フレーム30を追加するだけで
キートップ10のストローク量を操作することができ
る。従って、このような機構を追加してもキーボード7
あるいはハウジング3の厚みは殆ど変わらず、キースト
ロークの量を減少させることにより収納時の厚みを低減
できる。
【0023】本発明は、このようなノートブック型のパ
ソコンに限定されることなく、様々なキーボードに対し
適用することができる。例えば、図6(a)に示したよ
うな独立したキーボード19に対しても適用できる。こ
のキーボード19は、側面に設けたノブ37によって可
動フレーム30をスライドできるようになっており、収
納時は可動フレーム30を動かしてキートップ10のス
トローク量を減らし、全体を薄くして鞄などに格納し易
くすることができる。一方、PDAなどを接続してキー
入力するときは、ノブ37で可動フレーム30を逆に動
かして十分なストローク量を確保し、快適な状態でキー
入力を行える。また、ノブ37によって可動フレーム3
0の移動量を適当に調整することにより、ユーザの好み
にあったストローク量に調整するという機能を持たせる
ことも可能である。
【0024】また、図6(b)および(c)に示すよう
な折り畳み式のキーボード19に対しても本発明を適用
することができる。このようなキーボード19において
は、ヒンジなどを用いて折り畳めるようになったキーボ
ード19の旋回部分36に上記と同様のリブなどの可動
フレーム30の操作部分を設ければ良い。そして、収納
や持ち運びのためにキーボード19を折り畳むときはキ
ートップ10のストローク量を削減し、一方、キー入力
を行うためにキーボード19を開いたときは十分なスト
ローク量を確保することが可能である。
【0025】さらに、図7に示すような引き出し式のキ
ーボード19に対しても本発明を適用することが可能で
ある。図7に示した情報処理装置1においては、ケース
40の表面に表示体であるLCD5が設けら、通常はこ
のLCD5とLCD5の表面に設けられたタッチパネル
によって情報を表示し操作ができるようになっている。
そして、多量のデータを入力するときや、複雑なオペレ
ーションが必要となるときにケース40からキーボード
19を引き出してキー入力が行えるようになっている。
このような引き出し式のキーボード19に対してもケー
ス40から引き出す動作と連動して可動フレーム30を
動かしてキーストロークを確保できる。さらに、ケース
40の内部に収納するときの動作に連動して可動フレー
ム30を動かしてキーストローク分沈めキーボード19
を薄くすることが可能である。従って、キーボード19
を内蔵するケース40の厚みを薄くすることができ、携
帯に適した情報処理装置を提供できる。
【0026】さらに、本発明は片持ち支持されたキート
ップに限定されず、例えば図8に示すようなパンタグラ
フ式のリンク部材51によってキートップ10が下方か
ら支持されているキーボードに対しても適用することが
できる。図8にはキーボード19を構成する1つのスイ
ッチングステーション20を代表して示してある。本例
のキーボード19においては、可動プレート30の上
に、スイッチング部22aを備えたメンブレン基板22
が取り付けられ、その上にキートップ10を保持する固
定フレーム21が取り付けられている。さらに、固定フ
レーム21の上部にパンタグラフ式のリンク部材51が
取り付けられ、このリンク部材51の上部にキートップ
10が装着される。固定フレーム21には、カップリン
グ23を取り付ける孔52が設けられておりキートップ
10を押し下げると、パンタグラフ式のリンク部材51
が開いてカップリング23を押し下げ、スイッチング部
22aを操作できるようになっている。そして、キート
ップ10から指を放すと、カップリング23の復元力に
よってパンタグラフ式のリンク部材51が閉じてキート
ップ10を押し上げる。このように、本例のキーボード
19においては、リンク部材51のパンタグラフ状に組
み合わされた部品55aおよび55bの開閉によって適
当なストローク量が確保できるようになっている。固定
フレーム21の表面にはリンク部材51を固定する取付
部53および54が1つのスイッチングステーション2
0に対しそれぞれ2か所設けられている。一方の取付部
53は、リンク部材51の一方の部品55aを固定でき
るようになっており、他方の取付部54は、リンク部材
51の他方の部品55bが所定の範囲であれば動けるよ
うに固定フレーム21に取り付けられるようになってい
る。従って、リンク部材51は、取付部54の範囲で開
閉でき、ストローク量が得られるようになっている。
【0027】本例の可動フレーム30は、メンブレン基
板22に設けられた孔22dを通って、固定フレーム2
1に設けられた取付部54の内部に突出するように設け
られたストローク調整用の突起56を備えている。従っ
て、図8に拡大して示してあるように、可動フレーム3
0を後方3bにスライドさせると、取付部54の内部で
突起56が後方3bに動き、リンク部材51の他方の部
品55bが突起56によって後方3bに押される。この
ため、リンク部材51が開いて低くなり、キートップ1
0が固定フレーム21に向かって引き込まれ、ストロー
ク量分沈んだ状態で固定される。従って、キーボード1
9の厚みを薄くすることができ持ち運びや収納に適した
状態となる。さらに、本例においても、カバーなどによ
ってキートップ10を押下げているのではなく、可動フ
レーム30によってキートップ10がストローク量分沈
んだ状態で保持している。このため、LCDなどとの干
渉はなく、ノート型パソコンなどを収納時に薄くするた
めの技術として実際に適用することができる。
【0028】一方、作動フレーム30が前方3aにスラ
イドすると、取付部54の前方3aに突起56が動くの
で、部材55bは取付部54の内部を自由に動けるよう
になる。このため、リンク部材51がカップリング23
に押されて閉じて狭くなり、キートップ10が立ち上が
る。この結果、適当なストローク量を確保でき、入力の
し易い環境になる。本例においても、可動フレーム30
の移動量を制御することにより、キートップ10のスト
ローク量を適当に変更することができ、ユーザの使いや
すい状態に設定することも可能である。
【0029】このように、上記の例に示した本発明に係
るキーボードにおいては、表示部の設けられたカバー2
の開閉、キーボードの折り畳み、キーボードの引き出
し、あるいは専用のノブ37の操作によってキートップ
がストローク分沈み込むのでキーボードを薄くすること
ができる。従って、収納時や携帯時は薄く、使用すると
きは十分なストローク量をもち、快適にキー入力を行え
るキーボードを提供することが可能になる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、キートップのストローク量を確保する片持ち支持あ
るいはリンク支持する手段を操作面に対しほぼ平行に動
く可動部材によって操作し、それらの変位量を調整でき
るようにしている。従って、収納時はそれらの支持手段
の変位量、すなわち、動く範囲を狭めてキートップのス
トローク量をほぼ無くしてキートップを沈ませることが
可能であり、キーボードを薄くすることができる。一
方、キー入力を行うときは支持手段の変位量を広げて十
分なストロークを確保し、キー入力し易くすることがで
きる。さらに、本例のキーボードにおいては、支持手段
を操作してストローク量を制御するので、LCDなどの
表示体が設けられたカバーでキートップを押圧する必要
はなく、表示体が損傷したり汚れるといった心配なしに
使用することができる。このため、本発明のキーボード
は、蓋裏のLCDなどの装着されたノート型パソコンや
PDAなどの携帯用の情報機器のキーボードに好適なも
のであり、収納時には薄く、キー入力を行うときはスト
ローク量を確保して快適な操作感が得られるキーボード
および情報処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノート型パソコンを示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すノート型パソコンを開閉したときの
キーボードの状態の概念図であり、(a)は、ノート型
パソコンを開いた状態を示し、(b)はノート型パソコ
ンを閉じた状態を示してある。
【図3】図1に示すノート型パソコンの可動フレームを
操作するリブの形状を説明する図である。
【図4】図1に示すノート型パソコンのキーボードのさ
らに詳細な構造を示す図であり、(a)は平面図、
(b)はノート型パソコンを開いたときの状態を示す断
面図、(c)はノート型パソコンを閉じたときの状態を
示す断面図である。
【図5】図1に示すノート型パソコンのキーボードの構
成を示す展開斜視図である。
【図6】本発明にかかる他のキーボードの例であり、
(a)は平板状のキーボードを示し、(b)および
(c)は折り畳み可能なキーボードを示してある。
【図7】本発明にかかる他のキーボードの例であり、ケ
ースから引き出し可能なキーボードを示してある。
【図8】本発明にかかる他のキーボードの例であり、パ
ンタグラフ式のリンク部材を用いた例を示す展開斜視図
である。
【符号の説明】
1・・ノート型パソコン 2・・カバー(蓋) 3・・ハウジング 4・・操作面 5・・LCD 6・・ヒンジ 7、19・・キーボード 10・・キートップ 11・・片持ち支持部 11a・・片持ち支持部の先端 12・・操作用のリブ 20・・スイッチングステーション 21・・固定フレーム 22・・メンブレン基板 22a・・スイッチング部 23・・カップリング 30・・可動フレーム 31・・メンブレン基板を一体に動かすための突起 34・・ストローク量調整用のリブ 39・・可動フレームを動かすためのリブ 40・・ケース 51・・パンタグラフ式のリンク部材 53、54・・取付部 56・・パンタグラフ式のリンク部材のストロークを調
整するための突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング部と、このスイッチング部
    を操作するキートップと、このキートップをストローク
    量が確保できるように支持する支持手段をそれぞれ備え
    た複数のスイッチングステーションが操作面上に前後左
    右に配置されたキーボードにおいて、 前記操作面の下で前記支持手段の少なくとも1部と接触
    しながら前記操作面に対しほぼ平行に動き、前記支持手
    段の変位量を制御可能な可動部材を有すること特徴とす
    るキーボード。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記操作面に対し開
    閉するカバーを有し、前記可動部材は前記カバーの開閉
    に連動して前記支持手段の変位量を増減することを特徴
    とするキーボード。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記キーボードは旋
    回部分を有し、この旋回部分を中心に折り畳み可能であ
    り、前記可動部材は前記旋回部分の開閉に連動して前記
    支持手段の変位量を増減することを特徴とするキーボー
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記キーボードを出
    し入れ可能なケースを有し、前記可動部材は前記キーボ
    ードの出し入れに連動して前記支持手段の変位量を増減
    することを特徴とするキーボード。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記支持手段は前記
    キートップを旋回可能に支持する片持ち支持手段であ
    り、前記可動部材は前記片持ち支持手段の旋回量を増減
    することを特徴とするキーボード。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記支持手段は前記
    キートップを下方から支持するパンタグラフ式のリンク
    支持手段であり、前記可動部材は前記リンク支持手段の
    可動範囲を増減することを特徴するキーボード。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のキーボードと、このキ
    ーボードから入力されたデータを処理する処理部とを有
    することを特徴とする情報処理装置。
JP8143360A 1996-06-05 1996-06-05 キーボードおよび情報処理装置 Pending JPH09325841A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6262882B1 (en) 1998-05-01 2001-07-17 Nec Corporation Small thickness lap-top computer having peripheral keys of reduced height
JP2009075982A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Minebea Co Ltd キーボード装置、電子機器及びキーボード装置の製造方法

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JP2009075982A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Minebea Co Ltd キーボード装置、電子機器及びキーボード装置の製造方法

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