JPH09325780A - 携帯時計および警報装置 - Google Patents

携帯時計および警報装置

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JPH09325780A
JPH09325780A JP8144137A JP14413796A JPH09325780A JP H09325780 A JPH09325780 A JP H09325780A JP 8144137 A JP8144137 A JP 8144137A JP 14413796 A JP14413796 A JP 14413796A JP H09325780 A JPH09325780 A JP H09325780A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕時計サイズにまで小型化しても非常に大き
い警報音を発することが出来る携帯時計および警報装置
を提供する。 【解決手段】 腕時計100の文字盤7の下部に空間S
を形成し、その空間Sに発音体13を収容し、その空間
Sの側面Psへ発音体13の発音面Hmを向けると共
に、その側面Psの一部に警報音を外部へ発する放音口
3を設け、発音体13を収容する空間Sの上部にコニカ
ルホーン状のテーパ面Ptを形成する。発音体13の発
音面Hmから発生した音は、側面Psで反射され、さら
に他の容器内面でも反射され、ピストンのように往復反
射し、空間Sで共鳴し、同時にコニカルホーン状のテー
パ面Ptで増幅され、放音口3から外部に発される。 【効果】 空間Sが腕時計サイズの程度まで小さくて
も、非常に大きな警報音を発することが出来る。腕時計
であるため、自然に身につけることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯時計および警
報装置に関し、さらに詳しくは、小型でも非常に大きい
警報音を発することが出来る携帯時計および警報装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】実開平4−52299号公報には、中空
容器に発音体を内設すると共に、前記発音体の発音面に
対向する容器面には警報音を外部に発するための放音口
を設けず、対向容器面の背面と側面の一方または両方に
警報音を外部に発するための放音口を設ける技術が提案
されている。なお、背景技術としては、実公平5−14
314号公報や特公平7−44749号公報に開示の技
術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実開平4−52299
号公報に開示の技術によれば、発音体から発生した警報
音が、発音面に対向する容器内面で反射され、容器内空
間に共鳴した後、前記放音口から外部に発されるから、
前記容器内空間が比較的小さくても、非常に大きな警報
音を発することが出来る。従って、装身具として身に付
け得る程度のサイズにまで警報ブザーを小型化できる。
しかし、実開平4−52299号公報に開示の技術でも
小型化に限界があり、腕時計サイズにまで小型化する
と、警報音が小さくなってしまう問題点があった。そこ
で、本発明の目的は、腕時計サイズにまで小型化しても
非常に大きい警報音を発することが出来る携帯時計およ
び警報装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、携帯時計の文字盤の下部に空間を形成し、その空間
に発音体を収容し、その空間の側面へ前記発音体の発音
面を向けると共に、その側面の一部に警報音を外部へ発
する放音口を設け、さらに、前記空間の上部または下部
の一方または両方にコニカルホーン状のテーパ面を形成
したことを特徴とする携帯時計を提供する。本発明の発
明者が鋭意研究したところ、発音体を収容する空間の上
部または下部の一方または両方にコニカルホーン状のテ
ーパ面を形成すると、発音体から発生した警報音が空間
で増幅されることが判った。また、前記空間の側面に放
音口を設けると、増幅された後の警報音が外部へ発され
ることが判った。そこで、上記第1の観点による携帯時
計では、腕時計サイズにまで小型化しても、非常に大き
い警報音を発することが出来るようになった。
【0005】第2の観点では、本発明は、上記構成の携
帯時計において、前記テーパ面の傾斜を前記側面に対し
て10°〜40°としたことを特徴とする携帯時計を提
供する。本発明の発明者が鋭意研究したところ、前記コ
ニカルホーン状のテーパ面の傾斜を前記側面に対して1
0゜より小さくしたり,40゜より大きくすると、10
°〜40°とした場合よりも空間での増幅度が低下する
ことが判った。そこで、上記第2の観点による携帯時計
では、前記テーパ面の傾斜を前記側面に対して10°〜
40°とすることにより、高い増幅度を得ることが出来
る。
【0006】第3の観点では、本発明は、上記構成の携
帯時計において、放音口の形状を高さ0.8mm〜1.
8mmとしたことを特徴とする携帯時計を提供する。前
記放音口の形状を高さ0.8mm未満にすると、警報音
が外部へ出にくくなる。一方、高さを1.8mmより大
きくすると、空間で十分に増幅されないまま警報音が外
部へ出てしまう。そこで、上記第3の観点による携帯時
計では、放音口の形状を高さ0.8mm〜1.8mmと
することにより、十分増幅された後の警報音を効率良く
外部へ出せるようになる。
【0007】第4の観点では、本発明は、上記構成の携
帯時計において、当該携帯時計を腕時計とし、手首を曲
げることにより押すことが出来るプッシュスイッチを設
け、そのプッシュスイッチにより前記発音体の作動をオ
ン/オフ可能にしたことを特徴とする携帯時計を提供す
る。警報音を発したい状況では、しばしば身動きが困難
な場合があり、携帯時計をポケットから取り出したり、
一方の手で持って他方の手でスイッチ操作することが出
来ない場合もある。しかるに、上記第4の観点による携
帯時計では、腕時計としたため、ポケットから取り出す
必要がない。また、手首を曲げるだけでスイッチ操作で
きる。従って、身動きが困難な場合でも、手首さえ動け
ば、警報音を発することが出来るようになる。
【0008】第5の観点では、本発明は、中空容器に内
設する発音体から警報音を発生する警報装置において、
前記発音体を収容した空間の側面へ当該発音体の発音面
を向けると共に、その側面の一部に警報音を外部へ発す
る放音口を設け、さらに、前記空間の上部または下部の
一方または両方にコニカルホーン状のテーパ面を形成し
たことを特徴とする警報装置を提供する。本発明の発明
者が鋭意研究したところ、発音体を収容する空間の上部
または下部の一方または両方にコニカルホーン状のテー
パ面を形成すると、発音体から発生した警報音が空間で
増幅されることが判った。また、前記空間の側面に放音
口を設けると、増幅された後の警報音が外部へ発される
ことが判った。そこで、上記第5の観点による警報装置
では、腕時計サイズにまで小型化しても、非常に大きい
警報音を発することが出来る。
【0009】第6の観点では、本発明は、上記構成の警
報装置において、前記テーパ面の傾斜を前記側面に対し
て10°〜40°としたことを特徴とする警報装置を提
供する。本発明の発明者が鋭意研究したところ、前記コ
ニカルホーン状のテーパ面の傾斜を前記側面に対して1
0゜より小さくしたり,40゜より大きくすると、10
°〜40°とした場合よりも空間での増幅度が低下する
ことが判った。そこで、上記第6の観点による警報装置
では、前記テーパ面の傾斜を前記側面に対して10°〜
40°とすることにより、高い増幅度を得ることが出来
る。
【0010】第7の観点では、本発明は、上記構成の警
報装置において、前記中空容器を装身具の内部に設けた
ことを特徴とする警報装置を提供する。上記第7の観点
による警報装置は、他人に気付かずに且つ楽しく自然に
警報装置を携帯することが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施形態により本
発明をさらに詳しく説明する。なお、これにより本発明
が限定されるものではない。 −第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかる腕時計の上面
図である。この腕時計100は、ベルトBa,Bbによ
り腕に装着でき、中空容器1の上部のガラス2を通して
針6と文字盤7が見えている。また、中空容器1の側部
に、竜頭9とプッシュスイッチ14が突出している。前
記中空容器1は、上部がテーパ面になっている円筒形状
であり、その外径は例えば35mmである。
【0012】図2は、上記腕時計100の側面図であ
る。放音孔3が、中空容器1の側面に開口している。前
記放音孔3は、例えば高さ1.3mmのスリット状であ
る。
【0013】図3は、上記腕時計100の側断面図であ
る。中空容器1の上部には時計部5があり、下部には警
報装置部10がある。前記時計部5は、針6と,文字盤
7と,時計駆動部8とからなっている。前記時計駆動部
8は、電池を内蔵している。前記警報装置部10は、基
板11と,発音体駆動回路12と,発音体13と,プッ
シュスイッチ14と,電池15とからなっている。前記
発音体13が収容されている空間Sの上部は、コニカル
ホーン状のテーパ面Ptになっている。そのテーパ面P
tの傾斜は、側面Psに対して例えば25°になってい
る。前記発音体13の発音面Hmは、側面Psの放音孔
3のない部分に向けられている。文字盤7の下面から基
板11の上面までの距離は例えば6mmであり、そのう
ちの上部4mmがテーパ面Ptになっており、下部2m
mの部分に放音孔3が設けられている。
【0014】図4は、上記腕時計100の時計部5を外
した上面図である。放音孔3は、3ヵ所に設けられてい
る。前記プッシュスイッチ14はトグル動作になってお
り、押す度にオンからオフへ,オフからオンに反転し、
警報音を発したり,止めたりする。
【0015】図5に示すように、手首を曲げると、プッ
シュスイッチ14を押すことが出来る。従って、身動き
が困難な場合でも、手首さえ動けば、警報音を発するこ
とが出来るようになる。
【0016】以上の腕時計100では、発音体13の発
音面Hmから発生した音が発音面Hmに対向する容器内
面で反射され、さらに他の容器内面でも反射され、ピス
トンのように往復反射し、空間Sで共鳴し、同時にコニ
カルホーン状のテーパ面Ptで増幅される。そして、放
音口3から外部に発される。このため、前記空間Sが腕
時計サイズの程度まで小さくても、非常に大きな警報音
を発することが出来る。また、腕時計であるため、自然
に身につけることが出来る。さらに、手首だけで操作で
きるため、身動きが困難な場合でも、警報音を発するこ
とが出来る。
【0017】−第2の実施形態− 図6は、本発明の第2の実施形態にかかる腕時計の断面
図である。この腕時計200は、基板11の下面に発音
体13を設けると共に、空間Sの下部にコニカルホーン
状のテーパ面Ptを形成したものである。これ以外の構
成は上記腕時計100と同様である。
【0018】−他の実施形態− 本発明の他の実施形態としては、前記警報装置部10
を、懐中時計や,ペンダントや,ブローチや,ネームプ
レートに内蔵したものが挙げられる。
【0019】
【発明の効果】本発明の携帯時計および警報装置によれ
ば、次の効果が得られる。 (1)腕時計サイズにまで小型化しても非常に大きい警報
音を発することが出来る。 (2)腕時計サイズにまで小型化できるため、携帯時計や
装身具に内蔵でき、自然に身につけることが出来る。 (3)腕時計とし且つ手首だけで操作可能にできるため、
身動きが困難な状況に置かれた場合でも、警報音を発す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる腕時計の上面
図である。
【図2】図1の腕時計の側面図である。
【図3】図1の腕時計の側断面図である。
【図4】図1の腕時計の警報装置部の上面図である。
【図5】図1の腕時計の手首による操作の説明図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかる腕時計の側断
面図である。
【符号の説明】
100,200 腕時計 1 中空容器 3 放音孔 5 時計部 10 警報装置部 12 発音体駆動回路 13 発音体 14 プッシュスイッチ 15 電池 Hm 発音面 S 空間 Ps 側面 Pt テーパ面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯時計の文字盤の下部に空間を形成
    し、その空間に発音体を収容し、その空間の側面へ前記
    発音体の発音面を向けると共に、その側面の一部に警報
    音を外部へ発する放音口を設け、さらに、前記空間の上
    部または下部の一方または両方にコニカルホーン状のテ
    ーパ面を形成したことを特徴とする携帯時計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯時計において、前
    記テーパ面の傾斜を前記側面に対して10°〜40°と
    したことを特徴とする携帯時計。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の携帯時
    計において、前記放音口の形状を高さ0.8mm〜1.
    8mmとしたことを特徴とする携帯時計。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の携帯時計において、当該携帯時計を腕時計とし、手首
    を曲げることにより押すことが出来るプッシュスイッチ
    を設け、そのプッシュスイッチにより前記発音体の作動
    をオン/オフ可能にしたことを特徴とする携帯時計。
  5. 【請求項5】 中空容器に内設する発音体から警報音を
    発生する警報装置において、 前記発音体を収容した空間の側面へ当該発音体の発音面
    を向けると共に、その側面の一部に警報音を外部へ発す
    る放音口を設け、さらに、前記空間の上部または下部の
    一方または両方にコニカルホーン状のテーパ面を形成し
    たことを特徴とする警報装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の警報装置において、前
    記テーパ面の傾斜を前記側面に対して10°〜40°と
    したことを特徴とする警報装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の警報装
    置において、前記中空容器を装身具の内部に設けたこと
    を特徴とする警報装置。
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