JPH09325681A - 支持装置およびこれを用いたシミュレータ - Google Patents
支持装置およびこれを用いたシミュレータInfo
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- JPH09325681A JPH09325681A JP8166819A JP16681996A JPH09325681A JP H09325681 A JPH09325681 A JP H09325681A JP 8166819 A JP8166819 A JP 8166819A JP 16681996 A JP16681996 A JP 16681996A JP H09325681 A JPH09325681 A JP H09325681A
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Abstract
れた揺動運動を、限られた設置スペースでリアリティー
を損なうことなく再現することができる支持装置を提供
すること。 【解決手段】 ベース部30上にライド部50を支持す
る支持装置である。この支持装置は、前記ベース部30
に前記ライド部50の前側を、その下方に位置する第1
の支点Xで連結する支持機構部60と、前記ベース部3
0に前記ライド部50の後ろ側を、その上方に位置する
仮想揺動中心Yを支点として揺動自在に支持する揺動機
構部70とを含み、前記第1の支点Xと前記仮想揺動中
心Yとを結ぶ仮想中心軸200を中心に前記ライド部5
0を揺動自在に支持する。
Description
を用いたシミュレータ、特にベース上に人間の乗るライ
ド部を支持する支持装置およびこれを用いたシミュレー
タに関する。
り、シミュレータは、例えばゲームの分野や、バイク、
自動車などの運転教習用の分野等へと幅広く用いられて
いる。
の乗るライド部が、床面上に設置されたベース上に支持
装置を介して揺動自在に支持されることが多い。プレー
ヤが水上走行体を操縦しながらゲームを行うゲーム装置
を例にとると、水上走行体を形どったプレーヤの乗るラ
イド部が支持装置を用いてベースに対し揺動自在に支持
される。そして、プレーヤが、ディスプレイ上に表示さ
れるゲーム画面を見ながら、ライド部上で体重移動をす
ると、前記ライド部が傾き、実際の水上走行体、例えば
水上バイクや、モータボートなどを運転する場合と同様
な体感をプレーヤに与えることができる。
向に傾くピッチング動作と、左右方向に傾くローリング
動作とを組み合わせてプレーヤに体感させることが、リ
アリティーを高める上で重要となる。
の動作機構と、ローリング用の動作機構とを別々に設
け、両者をそれぞれ独立して制御する必要があた。この
ため、装置全体の構成が極めて複雑でかつ高価なものと
なってしまうという問題があった。
が限定され、装置全体を小型かつ軽量にすることが要求
されるものにあっては、このような両運動をコンパクト
な構成で、プレーヤに違和感なく体感させる支持装置を
用いることが要求される。
成されたものであり、その目的は、ローリング動作とピ
ッチング動作とが組合わされた揺動運動を、限られた設
置スペースでリアリティーを損なうことなく再現するこ
とができる支持装置およびこれを用いたシミュレータを
提供することにある。
ば、ベース上にライド部を支持する支持装置であって、
前記ベースに前記ライド部の前側を、その下方に位置す
る第1の支点で連結する支持機構部と、前記ベースに前
記ライド部の後ろ側を、その上方に位置する仮想揺動中
心を支点として揺動自在に支持する揺動機構部と、を含
み、前記第1の支点と前記仮想揺動中心とを結ぶ仮想中
心軸を中心に前記ライド部を揺動自在に支持することを
特徴とする。
て、ライド部の前側を、その下方に位置する第1の支点
でベース側に連結する。
の後ろ側を、その上方に位置する仮想揺動中心を支点と
して揺動自在に支持する。
を中心としてそのテール部が左右方向にブランコ状に揺
動するように支持される。
と、前記ライド部はその前側下方に位置する第1の支点
と、その後ろ側上方に位置する仮想揺動中心とを結ぶ仮
想中心軸を中心に、揺動することになる。前記仮想中心
軸は、ライド部に対しその後ろ側上方から前側下方へ向
け交差するように位置することになるため、ライド部を
左右方向へ揺動させると、左右方向へのローリング動作
のみならず前後方向へのピッチング動作をもライド部に
乗った使用者に体感させることができる。
仮想中心軸を中心として、ライド部を揺動させる構成と
することにより、テールをスライドさせながら移動する
移動体、例えば水上走行バイク、モータボートなどの水
上走行体や、スキー、スノーボードーなどの雪面移動
体、さらにはバイクなどの路面移動体等の運動を、少な
い設置スペースでかつ迫力のある動作としてプレーヤに
体感させることが可能となる。
側を、その上方に位置する仮想揺動点を中心に揺動自在
に支持している。従って、ライド部を揺動した場合、ラ
イド部に乗った使用者の体重により、ライド部に常に最
下点へ復帰する復元力与えることができる。このため、
本発明の支持装置は、例えば水上スキー、水上バイク、
スノーボード、スキー等の使用者の体重移動動作により
移動体を制御するタイプのシミュレータ用として極めて
好適なものとなる。
記支持機構部は、前記ライド部の裏面側から下方に伸
び、前記第1の支点を有するライド側支持部と、前記ベ
ース側に、前記ライド側支持部をその第1の支点で連結
する連結機構部と、を含むことを特徴とする。
軸に対し、前記ライド部をどの位置で交差させるかが、
ライド部の揺動運動を決定する上で大きな要因となる。
ライド部を、第1の支点に近い側で交差させると、ライ
ド部の運動は、テール側の揺動が強調された運動とな
る。
点から離すほど、テール部のスライド感を抑え、ライド
部全体がその交差点を中心に大きく揺動する動作を実現
できる。
てなされたものである。すなわち、ライド部の裏面側か
ら下方に伸びたライド支持部を設け、このライド支持部
上に第1の支点を設定する構成を採用した。これにより
第1の支点は、ライド部の裏面側から下方に離れた位置
に設定されることになるため、この第1の支点と前記仮
想揺動中心とを結んだ仮想中心軸がライド部と交差する
点を、第1の支点と離れた位置に設定することができ、
この結果、ライド部全体を仮想中心軸を中心として大き
く揺動させることができる支持装置を実現できる。
者が乗る位置に合わせて、前記仮想中心軸がライド部と
交差する位置を設定することができる。このため、使用
者のライディングポジションと前記交差点との位置関係
により、テール部のスライド感を強調した揺動運動やラ
イド部全体の揺動を強調した運動などを、シミュレーシ
ョン内容に合わせて容易に実現することができる。
かにおいて、前記揺動機構部は、上辺が固定リンク、両
側辺が一対の揺動リンク、下辺が前記上辺より長い連結
リンクとして機能するように4節回転連鎖された仮想リ
ンク機構を想定し、前記一対の揺動リンクの延長線上で
交差する点を仮想揺動中心とし、前記ライド部を揺動自
在に支持することを特徴とする。
ンク機構の一例が示されている。ここにおいて10は固
定リンク、14,16は左右一対の揺動リンク、12は
連結リンクである。連結リンク12は、固定リンク10
より長く設定されている。
リンク10を一定位置に固定し、連結リンク12を左右
方向に揺動すると、その揺動中心は一対の揺動リンク1
4,16の延長線上にある交点Yとなる。
は、このような4節回転連鎖された仮想リンク機構を想
定し、その仮想揺動中心を、前記一対の揺動リンク1
4,16の延長線上で交差する点Yに設定している。こ
れにより、ライド部の後ろ側を、連結リンク12と同様
な軌跡を描かせながら揺動するように支持することがで
きる。
おいて、固定リンクより連結リンクを長く設定してい
る。このため、前記揺動中心Yは、リンク機構の揺動動
作に応じて左右に移動する。従って、前記第1の支点と
この仮想揺動中心Yとを結ぶ仮想中心軸も、前記揺動動
作に伴い移動することになるため、仮想中心軸を固定的
に設定する支持装置に比べ、ライド部により変化に富ん
だ揺動運動を行わせることが可能となる。
構の設計の仕方により、前記仮想中心軸の移動軌跡を任
意に設計することができるため、この支持装置が使用さ
れるシミュレーター等の用途に合わせて、ライド部が最
適な揺動運動を行うように形成することが可能となる。
記仮想リンク機構は、前記一対の揺動リンクの長さが等
しく設定され、前記一対の揺動リンクの揺動に合わせて
左右対称に前記仮想揺動中心が移動することを特徴とす
る。
て、一対の揺動リンク14,16の長さを等しく設定す
ることにより、前記一対の揺動リンク14,16の揺動
に合わせて左右対称に前記仮想揺動中心Yが移動するこ
とになる。これにより、ライド部に乗った使用者に違和
感を感じさせることのない左右対称な揺動運動を実現す
ることができる。
かにおいて、前記揺動機構部は、前記仮想リンク機構の
一対の揺動リンクとして機能し、揺動リンクの揺動中心
を前記ベース側に連結し、揺動リンクの揺動側を前記ラ
イド部側に連結した一対の揺動アームを含んで構成さ
れ、前記一対の揺動アームの延長線上で交差する点を仮
想揺動中心とし、前記ライド部を揺動自在に支持するこ
とを特徴とする。
の揺動アームを含んで構成されている。図1に示す仮想
リンク機構において、前記一対の揺動アームは、各揺動
リンク14,16の揺動中心20A,20Bにおいてベ
ース側に連結され、前記各揺動リンク14,16との連
結リンク112との連結点22A,22Bにおいて、ラ
イド部側に連結されている。このような構成とすること
により、前記一対の揺動アームの延長線上で交差する点
と、一対の揺動リンク14,16の延長線上で交差する
点Yが一致することになる。
心Yと、第1の支点とを結ぶ仮想中心軸を中心に、前記
ライド部を揺動自在に支持するとができる。
な構成で実現することが可能となる。
いずれかにおいて、前記揺動機構部は、前記ベース側に
回動自在に軸支され、その回転中心軸が前記ライド部の
下方から前記仮想リンク機構の一対の揺動リンクの各揺
動中心を向くように設定され、かつライド部を支持する
ライド支持位置の回動軌跡が前記一対の揺動リンクの下
端の移動軌跡と一致する一対の回動アームと、前記一対
の回動アームのライド支持位置に、前記ライド部を支持
するライド支持部と、を含み、前記一対の回動アーム
は、前記ライド支持位置の間隔が、前記仮想リンク機構
の連結リンクの長さと一致するように設定され、前記一
対のライド支持位置と前記一対の揺動リンクの揺動中心
とを結ぶ線の延長線が交差する点を仮想揺動中心とし、
前記ライド部を揺動自在に支持することを特徴とする。
る揺動機構部を用いて、ライド部の後側上方に前記仮想
揺動中心を設定することができる。これにより、本発明
によれば、ライド部に乗った使用者の邪魔にならないよ
うに、支持装置全体をライド部とベースとの間に位置さ
せることができるという効果がある。
等に適応することにより、支持装置はライド部の陰に隠
れて使用者からほとんど見えることがないため、シミュ
レータ全体の外観を損なうことなく、しかもライド部自
体を効果的に揺動させることが可能となる。
部は、ベース側とライド部との間に位置する一対の回動
アームと、ライド支持部とを含んで構成される。前記一
対の回動アームは、ベース側に回動自在に軸支され、そ
の回転中心軸がライド部の下方から、前記仮想リンク機
構の一対の揺動リンクの揺動中心を向くように設定され
ている。そして、この一対の回動アームは、前記回転中
心軸を中心として、そのライド支持位置が、前記一対の
揺動リンクの下端の移動軌跡と一致する回動軌跡を描く
ように形成されている。
位置の間隔が、前記仮想リンク機構の連結リンク12の
長さと一致するように、形成されている。そして、この
一対の回動アームに、前記ライド部が支持される。
対のライド支持位置と前記一対の揺動リンクの揺動中心
とを結ぶ線の延長線が交差する点が揺動中心となり、こ
の揺動中心を前述した仮想揺動中心Yとしてライド部を
揺動自在に支持することができる。
をライド部の下方に設けた場合でも、ライド部の後側上
方に仮想揺動中心Yを持ち、これを中心としてライド部
を揺動自在に支持することができる。
記ライド支持部は、下方が前記一対の回動アームの各ラ
イド支持位置に連結され、上方が前記ライド部の所定回
転軸の回りに回動するように軸支された一対の支持部材
を含んで構成されたことを特徴とする。
支持部材を含んで構成される。そして、この支持部材
は、上方が前記ライド部に、所定回転軸の廻りに回動す
るように軸支され、下方が、前記一対の回動アームの各
ライド支持部に連結される。これにより、揺動運動に伴
うライド部の姿勢変化の影響を、前記一対の支持部材を
用いて吸収し、良好な揺動運動を実現することが可能と
なる。
かにおいて、前記連結は、連結角度が自在に変化する連
結機構を用いて行うことを特徴とする。
ルジョイントやユニバーサルジョイントなどを用いるこ
とができる。
1〜8のいずれかの支持装置を用いベース上にライド部
を前記仮想中心軸の回りに揺動自在に支持することを特
徴とする。
が、従来にはない揺動運動を体験できるシミュレータを
得ることができる。
シミュレーション空間での移動体として設定されたライ
ド部と、前記ライド部の前方に設けられシミュレーショ
ン空間の画像を表示するディスプレイ手段と、ベース上
に前記ライド部を揺動自在に支持する請求項1〜8のい
ずれかの支持装置と、前記ライド部の揺動角を入力とし
て用い、前記移動体の移動するシミュレーション空間の
演算を行い、前記ディスプレイ手段に画像を表示させる
演算手段と、を用いたことを特徴とする。
が、ディスプレイ上に表示されるシミュレーション空間
の画像を見ながら、ライド部を左右方向に揺動させ、そ
の操縦を行う。この時、ライド部の揺動角が入力データ
として用いられ、演算手段はシミュレーション空間内に
おける移動体の移動状況を演算し、前記ディスプレイ上
にこれを画像として表示させる。
置で支持されたライド部の揺動角を入力として用い、実
際に移動体に乗った場合と同様な感覚でシミュレーショ
ン空間内を仮想的に移動することが可能となる。
イド部は、前記支持装置により支持される第1の部材
と、前記第1の部材上に設けられた、人間の乗る第2の
部材と、前記第1の部材上で前記第2の部材を上下動さ
せる空圧アクチュエータと、を含み、前記演算手段は、
前記シミュレーション空間内での前記移動体の移動状況
に応じて、前記空圧アクチュエータの上下動を制御する
ように形成することが好ましい。
中心としたライド部の揺動運動に加え、更に前後方向の
ピッチング動作を前記空圧アクチュエータを用いて行わ
せ、より変化に富んだライド部の動作を実現できる。
エータの動作により、波のある水面を走行する水上走行
体に乗ってる場合と同様な動作をライド部に与え、これ
を使用者に体感させることができるため、よりリアリテ
ィーの高いシミュレータを実現することが可能となる。
を、図面に基づき詳細に説明する。
ゲーム装置の一例が示されている。実施例のゲーム装置
は、床面に設置されるベース部30上に、プレーヤPの
乗る水上走行体50が設けられると共に、その前方にゲ
ームが表示されるディスプレイ40が設けられている。
な外観形状を有しており、後述する支持装置を用いてベ
ース部30上に揺動自在に取付け固定されている。そし
て水上走行体50に乗ったプレーヤPは、ディスプレイ
40上に表示されるゲーム画面を見ながら、この画面内
を走行する自分の水上バイクを操縦する。この操縦は、
プレーヤが水上走行体50のハンドル59を操作し、さ
らには体重移動により水上走行体50自体を左右に傾け
ることにより行う。
述するボールジョイント部64における支持アーム62
の傾き角として図示しないボリュームを用いて検出さ
れ、このボリュームからの入力データおよびハンドル5
9の操作データに基づき、ゲーム装置の演算制御手段
(CPU)は、水上バイクの走行する3次元ゲーム空間
を演算し、ディスプレイ40上にそのゲーム画面を表示
する。
略的に示されている。
と、ライド部54とを含んで構成される。ライド部54
は、水上バイクと同様な外観を有するように構成されて
おり、このライド部54に乗ったプレーヤPが、ハンド
ルポール57を図中矢印方向へ引き起こし、ハンドル5
9を進行方向に対し左右方向へ操作できるように構成さ
れている。さらに、このライド部54は、その前方下部
が連結部(ボールジョイント部)56を介して取付けボ
ード52に対し回動自在に連結固定され、その後ろ側下
部が空圧アクチュエータ58を介して取付けボード52
へ取付け固定されている。従って、ゲーム装置の演算制
御手段(CPU)を用い空圧アクチュエータ58を伸縮
制御することにより、ライド部54は連結部56を中心
として図中矢印300方向へ上下動し、水面の波などに
合わせて水上走行する状況をシュミレートすることがで
きる。
いて説明する。
めに、まず図4〜図6に示す第1の実施の形態の支持装
置について説明し、次に図7〜図10に示す第2の実施
の形態の支持装置についての説明を行う。なお、図2に
示すゲーム装置では、第2の実施の形態の支持装置が用
いられている。
に示されている。なお、同図において、水上走行体50
は、支持装置の構成が明瞭になるよう、簡略化して図示
されている。
上走行体50を揺動自在に支持するものである。この支
持装置は、水上走行体50の前側を、その下方に位置す
る第1の支点Xでベース部30上に連結する支持機構部
60と、前記水上走行体50の後ろ側を、その上方に位
置する仮想揺動中心Yを中心に揺動自在に支持する揺動
機構部70とを含んで構成される。
心Yとを結ぶ仮想中心軸200を中心として、水上走行
体50をベース部30に対し揺動自在に支持するもので
ある。
の前側下端位置から、下方に延設された支持アーム62
と、この支持アーム62の先端側をベース部30上に回
動自在に軸支するボールジョイント部64とを含んで構
成される。このボールジョイント部64の取付け位置
が、前述した第1の支点Xとなる。
一対の揺動アーム72a,72bを含んで構成されてい
る。この揺動アーム72a,72bは、その上端側がボ
ールジョイント部74a,74bを用いて、ベース部3
0から立設された支持部32に回動自在に軸支され、そ
の下端側がボールジョイント部76a,76bを用いて
取付けボード72の後端部に回動自在に軸支されてい
る。ここにおいて、前記一対の揺動アーム72a,72
bはその長さが等しく形成されており、しかもボールジ
ョイント部74a,74b間の距離に比べ、ボールジョ
イント部76a,76b間の距離が大きくなるように設
定されている。
に示す4節回転連鎖された仮想リンク機構と同じ揺動動
作を行うことになる。
4bは、固定リンク10の両端の回転対偶である連結点
20A,20Bとして機能し、ボールジョイント部76
a,76bは連結リンク12の両端の回転対偶である連
結点22A,22Bとして機能することになる(図1参
照)。これにより、一対の揺動アーム72a,72bの
延長線上で交わる点が、実施例の揺動機構部70の仮想
揺動中心Yとなる。
中心Yと、前述した第1の支持部Xとを結ぶ仮想線を、
仮想中心軸200として、揺動自在に支持されることに
なる。
水上走行体50に対し斜め方向に交差するように位置す
る。このため、プレーヤPが水上走行体50を左右方向
に揺動させると、この揺動運動により左右方向へのロー
リング感覚と、前後方向へのピッチング感覚をプレーヤ
Pに同時に体感させることが可能となる。
が支持アーム62を用いて水上走行体50の裏面側から
離れた位置に設定されている。従って、仮想中心軸20
0と水上走行体50とが交差する点68と、第1の支点
Xとの距離を比較的大きくとり、前記交差する点68を
水上走行体50の中心部分へ近づけることができる。こ
の結果、交差点68が水上走行体50の前方に位置する
ものに比べ、少ない揺動角でも水上走行体50全体は大
きく揺動し、この結果、ゲーム装置という限られた設置
スペース内でも、大きな揺動感覚をプレーヤPに体感さ
せることができる。
ンク機構を採用しているため、図1に示すようにリンク
機構が左右方向に揺動すると、その揺動角度に合わせて
仮想揺動中心Yも移動する。例えば、図中右方向に揺動
すると、仮想揺動中心は、Y−2に示すように左方向に
移動し、または逆に左方向に揺動すると、仮想揺動中心
はY−1に示すように右方向へ移動する。特に、実施例
では一対の揺動アーム72a,72bが同じ長さに形成
されているため、左右の揺動角度に合わせた仮想揺動中
心Yの移動も左右対称なものとなる。
を左右方向に揺動すると、第1の支点Xと仮想揺動中心
Yとを結ぶ仮想中心軸200も移動するため、例えば、
水上バイクを傾けて水面をカーブする際に、水上バイク
のテール部分が外側に向けてスライドする感覚を再現で
き、よりリアリティーの高い水上バイクゲームを実現す
ることができる。
実施の形態にかかる支持装置の動作と、前述した空圧ア
クチュエータ58の動作とを組合わせることにより、実
際の水上バイクの走行動作に近い体感を、ゲーム装置に
おいて再現し、リアリティーの高いゲームを行うことが
可能となる。
動するにより、実際の水上バイクを傾けながら水面を移
動する状態を再現でき、このとき水面に波などがある場
合には、この波の影響を空圧アクチュエータ58で再現
すればよい。このようにすることにより、波のある水面
を水上バイクで走行する状態を、体感的に正確に再現す
ることが可能となる。
分のスライド感をあまり強調しない方がよい場合も考え
られる。この場合には、図1に示す4節回転連鎖された
仮想リンク機構の設計を、ゲーム内容に合わせて変えれ
ばよい。
70が、その構造上水上走行体50の後端部側に位置さ
れる必要があった。このため、ゲーム種類によっては、
この揺動機構部70が邪魔になることも考えられる。
な問題を解決し、揺動機構部70を水上走行体50とベ
ース部30との間に位置させることを特徴とするもので
ある。
体50の裏面側にその機構がすべて存在することとなる
ため、ゲーム装置全体をコンパクトに、かつ外観上も見
栄えのよいものとすることができる。
的に示されている。なお図中説明を容易するために、水
上走行体50は一点鎖線で図示している。また、本実施
例において、支持機構部60の構成は、前記第1の実施
の形態と同様であるので、ここではその説明は省略す
る。
ース部30側にその一端が回転軸82A,82Bを中心
に回動自在に軸支された一対の回動アーム80A,80
Bと、この回動アーム80A,80Bの先端側に水上走
行体50を支持する一対のライド支持部88A,88B
とを含んで構成される。
は、図9に示すように、その上端側が回転軸92A,9
2Bを介して水上走行体50に軸支され、その下端側が
ボールジョイント部90A,90Bを介して各回動アー
ム80A、80B先端のライド支持位置に取り付け固定
されている。なお、これら各ライド支持部88A,88
Bは、前述した回転軸92A,92Bに対し常に直角と
なるように形成されている。
2B,回動アーム80A,80B,ライド支持部88
A,88Bは、図8に示すようそれぞれ左右面対称に形
成されている。
線400A,400Bが水上走行体50の裏面側から延
び、水上走行体50の後端上方に位置する図1の連結点
20A,20Bを貫くように設定されている。
軸支された各回動アーム80A,80Bは、その回転軌
跡が、図10に示す円錐形状となるように形成されてい
る。この時、各回転錘の中心軸400は、前述したよう
に図1に示すリンク機構の連結点20A,20Bをそれ
ぞれ貫くように設定されているため、この円錐の側面内
に図1に示すリンク機構の揺動軌跡110A,110B
が含まれるように形成すれば、前述した第1実施例と同
様な揺動運動を実現することができる。
ム80A,80B先端のボールジョイント部90A,9
0B間の距離が、図1に示す連結リンク12と同様に、
固定リンク10より長くなるように設定されている。し
かも、このボールジョイント部90A,90B位置にお
ける回動アーム80A,80Bの移動軌跡は、図1に示
す各揺動軌跡110A,110Bと同じ軌跡を描くよう
に、各回動アーム80A,80Bの形状が形成されてい
る。
ョイント部90A,90Bは、図1に示すリンク機構に
おける連結点22A,22Bとして機能することにな
り、この結果、水上走行体50の後ろ側を、図1に示す
台形リンク機構と同様に揺動自在に支持することができ
る。
A,80Bと、水上走行体50との連結を、ボールジョ
イント部90及び回転軸92を介してその姿勢が適宜変
化する一対のライド支持部88A,88Bを用いて行っ
ている。これにより、回転半径の相違などに起因する回
動アーム80と水上走行体50とのねじれによる誤差を
吸収し、スムーズな揺動運動を実現することができる。
のではなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実施が
可能である。
ク用のシミュレータに適用する場合を例にとり説明した
が、本発明はこれに限らず、これ以外の各種シミュレー
タ、例えばバイク、水上スキー、モーターボート、スノ
ーボード用のシミュレータに適応することができる。例
えば、バイク用のシミュレータでは、バイク本体を本発
明の支持装置を用いて支持することにより、バイク本体
を傾けながら走行する状況を良好に再現することができ
る。
て揺動角を規制するストッパーや、揺動速度を安定した
ものにするためのショックアブソーバなどを設けても良
い。
作原理を説明する図である。
観説明図である。
概略説明図である。
略説明図である。
明図である。
でる。
Claims (10)
- 【請求項1】 ベース上にライド部を支持する支持装置
であって、 前記ベースに前記ライド部の前側を、その下方に位置す
る第1の支点で連結する支持機構部と、 前記ベースに前記ライド部の後ろ側を、その上方に位置
する仮想揺動中心を支点として揺動自在に支持する揺動
機構部と、 を含み、前記第1の支点と前記仮想揺動中心とを結ぶ仮
想中心軸を中心に前記ライド部を揺動自在に支持するこ
とを特徴とする支持装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記支持機構部は、 前記ライド部の裏面側から下方に伸び、前記第1の支点
を有するライド側支持部と、 前記ベース側に、前記ライド側支持部をその第1の支点
で連結する連結機構部と、 を含むことを特徴とする支持装置。 - 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 前記揺動機構部は、 上辺が固定リンク、両側辺が一対の揺動リンク、下辺が
前記上辺より長い連結リンクとして機能するように4節
回転連鎖された仮想リンク機構を想定し、前記一対の揺
動リンクの延長線上で交差する点を仮想揺動中心とし、
前記ライド部を揺動自在に支持することを特徴とする支
持装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記仮想リンク機構は、 前記一対の揺動リンクの長さが等しく設定され、前記一
対の揺動リンクの揺動に合わせて左右対称に前記仮想揺
動中心が移動することを特徴とする支持装置。 - 【請求項5】 請求項3、4のいずれかにおいて、 前記揺動機構部は、 前記仮想リンク機構の一対の揺動リンクとして機能し、
揺動リンクの揺動中心を前記ベース側に連結し、揺動リ
ンクの揺動側を前記ライド部側に連結した一対の揺動ア
ームを含んで構成され、前記一対の揺動アームの延長線
上で交差する点を仮想揺動中心とし、前記ライド部を揺
動自在に支持することを特徴とする支持装置。 - 【請求項6】 請求項3、4のいずれかにおいて、 前記揺動機構部は、 前記ベース側に回動自在に軸支され、その回転中心軸が
前記ライド部の下方から前記仮想リンク機構の一対の揺
動リンクの各揺動中心を向くように設定され、かつライ
ド部を支持するライド支持位置の回動軌跡が前記一対の
揺動リンクの下端の移動軌跡と一致する一対の回動アー
ムと、 前記一対の回動アームのライド支持位置に、前記ライド
部を支持するライド支持部と、 を含み、 前記一対の回動アームは、 前記ライド支持位置の間隔が、前記仮想リンク機構の連
結リンクの長さと一致するように設定され、 前記一対のライド支持位置と前記一対の揺動リンクの揺
動中心とを結ぶ線の延長線が交差する点を仮想揺動中心
とし、前記ライド部を揺動自在に支持することを特徴と
する支持装置。 - 【請求項7】 請求項6において、 前記ライド支持部は、 下方が前記一対の回動アームの各ライド支持位置に連結
され、上方が前記ライド部の所定回転軸の回りに回動す
るように軸支された一対の支持部材を含んで構成された
ことを特徴とする支持装置。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 前記連結は、 連結角度が自在に変化する連結機構を用いて行うことを
特徴とする支持装置。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかの支持装置を用
いベース上にライド部を前記仮想中心軸の回りに揺動自
在に支持することを特徴とするシミュレータ。 - 【請求項10】 所定のシミュレーション空間での移動
体として設定されたライド部と、 前記ライド部の前方に設けられシミュレーション空間の
画像を表示するディスプレイ手段と、 ベース上に前記ライド部を揺動自在に支持する請求項1
〜8のいずれかの支持装置と、 前記ライド部の揺動角を入力として用い、前記移動体の
移動するシミュレーション空間の演算を行い、前記ディ
スプレイ手段に画像を表示させる演算手段と、 を用いたことを特徴とするシミュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16681996A JP3209684B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 支持装置およびこれを用いたシミュレータ |
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JP16681996A JP3209684B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 支持装置およびこれを用いたシミュレータ |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09325681A true JPH09325681A (ja) | 1997-12-16 |
JP3209684B2 JP3209684B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=15838260
Family Applications (1)
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JP16681996A Expired - Fee Related JP3209684B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 支持装置およびこれを用いたシミュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3209684B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009103796A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Tokyo R & D Co Ltd | 操縦模擬装置 |
KR100977046B1 (ko) * | 2008-11-12 | 2010-08-19 | 홍진레포츠(주) | 승마형 운동기구 |
EP3438951A1 (en) * | 2017-08-04 | 2019-02-06 | Brogent Technologies Inc. | Haptic feedback device for steering simulation |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP16681996A patent/JP3209684B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100977046B1 (ko) * | 2008-11-12 | 2010-08-19 | 홍진레포츠(주) | 승마형 운동기구 |
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