JPH09325263A - 自動焦点検出用の投光系 - Google Patents

自動焦点検出用の投光系

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JPH09325263A
JPH09325263A JP8160602A JP16060296A JPH09325263A JP H09325263 A JPH09325263 A JP H09325263A JP 8160602 A JP8160602 A JP 8160602A JP 16060296 A JP16060296 A JP 16060296A JP H09325263 A JPH09325263 A JP H09325263A
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    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing

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  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い照明範囲に均一なる投光を行なうことが
できる自動焦点検出用の投光系を得ること。 【解決手段】 光源を構成する所定形状の発光部を投影
パターンとして投光レンズにより被写体側へ投影し、該
被写体側から反射された該投影パターン像を受光系によ
り受光することにより撮影系の焦点検出を行なう際、該
投光レンズの近傍に該投光レンズの光軸に対して複数の
法線角度を有する複数のプリズム面を有したプリズム部
材を基板に設けた光学パネルを配置し、該被写体側に複
数の投影パターン像を形成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動焦点検出用の投
光系に関し、特に投光系により投影パターンを被写体側
に投光し、該被写体側から反射してくる該投影パターン
像を受光することにより撮影系の焦点検出を行なう際に
好適な受動方式及び能動方式の焦点検出において、照明
範囲の拡大を図りつつ焦点検出精度の向上を図った、例
えばTTL方式のカメラの自動焦点検出装置と共に用い
られる自動焦点検出用の投光系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より写真用カメラ,シネカメラ,ビ
デオカメラ等のTTL方式のカメラの焦点検出装置にお
いて、焦点検出を行なう場合、例えば被写体が低輝度で
あったり、又被写体のコントラストが低い場合には、カ
メラ本体やストロボ装置に内蔵された照明装置(投光
系)により被写体を照明したり、あるいは該照明装置に
投光レンズと一定模様の投影パターンとを組み込み被写
体上に該投影パターンを投影してコントラストを与える
ことにより焦点検出を行なっている。
【0003】図11は従来の自動焦点検出用の投光系の
要部概略図である。同図において84は光源であり、例
えばLED等より成っている。83は投影パターンであ
り、例えば図10に示すように複数の直線状の帯から成
る遮光部3aと透過部3bとを有している。82は投光
レンズである。
【0004】図11においては光源84で照明された投
影パターン83を投光レンズ82により被写体側へ投影
し、該被写体側からの投影パターン像を検出系(不図
示)により検出することにより撮影系の焦点検出を行な
っている。
【0005】図11はこのときの投影パターン83を被
写体側に投影したときの投影照射(照明)範囲及び投影
パターン像を示した説明図である。
【0006】同図において点線部91内が投光系による
照明範囲であり、斜線部92で示す範囲が投影パターン
83の投光レンズ82による被写体上での投影パターン
像である。
【0007】このような自動焦点検出用の投光系を利用
した焦点検出装置は多くの場合、その焦点検出範囲が撮
影画角の中心(撮影レンズの光軸中心)に位置してお
り、その補助光もパララックスの補正等を別とすれば被
写体側の中心のみを照明している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら撮影レン
ズの光軸中心以外の点に焦点検出領域を持つ撮影装置に
おいては、その撮影レンズの焦点距離によって被写体側
の焦点検出領域が異なってくる。例えば比較的焦点距離
の長いレンズでは撮影レンズの光軸中心以外の焦点検出
領域が被写体側で撮影範囲の中心に近いけれども、該撮
影レンズの焦点距離が短くなるに従って撮影レンズの光
軸中心以外の焦点検出領域が被写体側でより外側にな
る。即ち、光軸中心から離れる方向となる。
【0009】従って撮影レンズの交換が可能なカメラや
焦点距離が可変のレンズを装着するカメラ等の場合、自
動焦点検出用の投光系はより広範囲を照明しなければな
らなかった。その為、従来の投光系は複数の照明装置や
複数の光源等を利用して照明範囲の拡大を図っていた。
【0010】しかしながら複数の照明装置や複数の光源
等を用いることは照明装置全体の大型化やコストの上昇
につながるという問題点があった。
【0011】又、近年の自動焦点検出装置では画角中心
以外での焦点検出に対する要求が高くなり、カメラの焦
点検出範囲は多点化及び広範囲化している。
【0012】図13はこの種の自動焦点検出装置と共に
用いられる自動焦点検出用の投光系の要部概略図であ
る。
【0013】同図において104は光源ユニットであ
り、複数の発光部(光源)を有している。103は投影
パターンであり、光源ユニット104に対して横方向に
長い形状より成っている。102は投光レンズであり、
広い画角性能を有している。
【0014】このように複数の発光部を持ち、広い範囲
の投影パターン103を照明することによって広い投影
範囲(照明範囲)を得ようとした場合、光源の増加によ
る装置全体の大型化及びコストの上昇、更には投光レン
ズの広画角化が困難等多くの問題点があり、現実的には
難しいという問題点があった。
【0015】図14は同じくこの種の自動焦点検出装置
と共に用いられる自動焦点検出用の投光系の要部概略図
である。同図において図11に示した要素と同一要素に
は同符番を付している。
【0016】同図において112は投光レンズであり、
3つの領域(レンズ部)112a,112b,112c
に分割され、それぞれ異なる光軸を有している。同図に
おいては投光レンズ112に複数の光軸を持たせること
によって光軸の数と等しい投影範囲を得ている。
【0017】しかしながら投影パターン83を光源84
によって照明するタイプの投光系(投光装置)において
は被写体上に該投影パターン83が結像する配置である
為、照明範囲は光源84のボケ像となっている。従って
同図の投光レンズ82のように複数の光軸を持たせ、か
つ装置全体の小型化を達成しようとレンズを分割した場
合、光源84のボケ像である照明範囲も分割され、結局
狭い照明範囲になってしまうという問題点があった。
【0018】これを避ける為にはレンズを分割せずに複
数のレンズを連結することによって投光レンズを構成す
れば良いが、これでは装置の巨大化を引き起こす原因と
なってしまう。
【0019】そこで従来は上記の問題点を解決する為に
図15に示すような自動焦点検出用の投光系が提案され
ている。同図は従来の自動焦点検出用の投光系の要部概
略図である。
【0020】同図においては光源と投影パターンとを一
体化にした光源ユニット124そのものを投光レンズ1
22によって被写体上に結像投影するように構成してい
る。これにより図14に示した投光系のようにレンズの
分割による照明範囲の分割は起こらない。
【0021】しかしながら同図の投光光学系においては
122a,122cの光軸外投光用の投光レンズは投光
範囲を広げる為に光軸から大きく偏心させた場合、投光
レンズの大型化を招くだけでなく、その投影結像性能を
画角周辺まで維持することは大変困難であり、どうして
も軸外の投影性能の劣化によって焦点検出精度に悪影響
を与えてしまう。
【0022】また前記全ての従来例では説明に用いた図
面の垂直方向にもパターンを分割投影しようとした場
合、紙面上下方向に分割するのと同様に光源や投光レン
ズの増設が必要となり、その照明範囲に比例して装置全
体が大型化してくるという問題点があった。
【0023】本発明は、光源の発光部を投影パターンと
して用いると共に投影パターンを投光する投光レンズの
近傍に該投光レンズの光軸に対して複数の法線角度を有
する複数のプリズム面を設けたプリズム部材を基板の片
面又は両面に設けた光学パネルを配置することにより、
該投影パターン像の結像状態を良好に保持したまま広い
照明範囲に均一なる投光ができる自動焦点検出用の投光
系の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の自動焦点検出用
の投光系は、(1-1) 光源を構成する所定形状の発光部を
投影パターンとして投光レンズにより被写体側へ投影
し、該被写体側から反射された該投影パターン像を受光
系により受光することにより撮影系の焦点検出を行なう
際、該投光レンズの近傍に該投光レンズの光軸に対して
複数の法線角度を有する複数のプリズム面を有したプリ
ズム部材を基板に設けた光学パネルを配置し、該被写体
側に複数の投影パターン像を形成したことを特徴として
いる。
【0025】特に、(1-1-1)前記複数のプリズム面の複
数の法線ベクトルが同一平面上に位置していること。
【0026】(1-1-2)前記プリズム部材を2つ、前記基
板の表裏面に前記法線ベクトルの存在する2平面が互い
に直交するように設けたこと。等を特徴としている。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明を撮影系の一部に適
用したときの実施形態1の自動焦点検出用の投光系の要
部概略図である。
【0028】同図において4は投影パターンを有する光
源であるところの発光体であり、例えば図4に示すよう
な発光部4aを有するLED等より成っている。
【0029】図4において光源4は十字形状の発光部4
aと不発光部4bとから成っている。
【0030】本実施形態では該発光部4aを投影パター
ンとして投光レンズ2によって光学パネル1を介して被
写体側に投影するようにしている。投光レンズ2は光源
4の十字形状の発光部4aを光学パネル1を介して被写
体上に投影パターン像として投影している。以下発光部
4aを投影パターンともいう。
【0031】光学パネル1は投光レンズ2の前方(被写
体側)に配置しており、図5に示すように複数の法線角
度を有する直線状の複数のプリズム面(同図は断面形状
が台形状の3つの面)を一方向に設けたプリズム部材1
a,1bを基板1cの表裏面に複数のプリズム面の配列
方向が互いに直交するようにして構成している。
【0032】本実施形態において光源4,投光レンズ
2,そして光学パネル1の各要素は投光系の一要素を構
成している。
【0033】5は撮影系(撮影レンズ)であり、撮像面
9上に被写体像を結像すると共にクイックリターンミラ
ー6の半透過面とサブミラー7を介して後述する焦点検
出ユニット(受光系)8に太陽光等の自然光で照明され
た被写体像(受動方式の場合)及び投光系により被写体
上に投影された投影パターン像(能動方式の場合)を各
々導光している。
【0034】焦点検出ユニット8は撮影系5を介して得
られる被写体像に関する像信号を検出し、又は被写体が
暗い場合に投光系により被写体側に投影される投影パタ
ーン4aの反射パターン像を検出し、公知の焦点検出方
法により撮影系5の焦点検出を行なっている。Xは投光
系の光軸、Mは撮影系の光軸である。
【0035】本実施例では焦点検出ユニット8により焦
点検出を行なう際、通常は撮影系5に入射する被写体像
に基づく光束をクイックリターンミラー6の半透過面と
サブミラー7を介して焦点検出ユニット8に導光し焦点
検出を行なうが、例えば被写体の輝度が焦点検出に不十
分であったり、あるいは被写体のコントラストが低く受
動方式では焦点検出ができない場合には焦点検出ユニッ
ト8からの信号に基づいてカメラ本体又は外付けのスト
ロボ装置等に内蔵された投光系内の光源4を発光してい
る。そして発光された光源4の発光部4aに基づく投影
用パターンを投光レンズ2により光学パネル1を介して
被写体側へ投影している。
【0036】そして被写体側からの投影パターン像を撮
影系5によりクイックリターンミラー6の半透過面とサ
ブミラー7を介して焦点検出ユニット8に導光し、該焦
点検出ユニット8により形成された投影パターン像の結
像状態を検出することにより撮影系5の焦点検出を行な
っている。
【0037】このとき投影パターン像の結像状態を検出
し撮影系5の焦点検出を行なうには、例えば撮影系5を
通過した光束より2つの第2物体像を形成し、それらの
相対的位置のズレ量を検出することにより行なってい
る。
【0038】このように本実施形態では被写体の輝度や
コントラスト等が焦点検出を行なうには低すぎる場合、
補助光が投光する所謂アクティブ(能動的)型の焦点検
出方式より構成している。
【0039】次に本実施形態の投光系の基本原理につい
て図2を用いて説明する。図2(A),(B)は図1の
光学パネル1を構成するプリズム部材1a,1bの複数
のプリズム面の一部を横方向と上方向から見たときの拡
大説明図である。
【0040】図2において1a,1bは各々基板1cの
表面と裏面に設けたプリズム部材であり、それらのプリ
ズム面の配列方向は互いに直交している。
【0041】図2においてP1は投光方向に対して垂直
な平面から成るプリズム部材1aのプリズム部(プリズ
ム面)であり、そのプリズム部P1を通過する光源4か
らの投光光線(光束)L1は偏向作用を受けることなく
図2(B)で示されるプリズム部材1bのプリズム面
P’1に入射する。P2a,P2bは各々投光レンズ2
の光軸に対して、ある角度をなした傾斜面から成るプリ
ズム部材1aのプリズム部(プリズム面)であり、その
法線ベクトルはプリズム部P1の法線ベクトルと同一平
面上に存在している。
【0042】該プリズム部P2a,P2bを通過する光
源4からの各投光光線(光束)L2a,L2bは該プリ
ズム部P2a,P2bにおいて偏向作用を受け投光光線
L1に対して、ある角度をなして図2(B)のプリズム
面P’1に入射する。プリズム部材1aから射出した3
つの光束L1,L2a,L2bはプリズム部材1bのプ
リズム面P’1,P’2,P’2bにそれぞれ入射し、
図2(B)で示す光線L’1,L’2a,L’2bのよ
うに再び3分割される。
【0043】即ち本実施形態においては光源4を発した
光束は投光レンズ2によって結像作用を受け、その後に
光学パネル1のプリズム部材1aの3つのプリズム面に
よって上下方向に3分割された後、更に光学パネル1の
プリズム部材1bの3つのプリズム面によって左右方向
に3方向に分離される。結局9方向に分割されることに
なる。これにより本実施形態においては9つの投影パタ
ーン像を得ている。
【0044】図3はこのときの投影パターン像の説明図
である。投影に用いる投影パターンは図4で示されるよ
うな十字形状の発光部4aを持つLED4である。図3
において斜線で示される9つの領域が光学パネル1によ
って9分割された投影パターン像である。
【0045】図3において斜線部に付されたPx−P’
xで示される符号はそれぞれの投影パターンを形成する
光束が光学パネル1のプリズム部材1a,1bのどのプ
リズム部を通過してきたかを示している。例をあげて説
明すれば投影パターン像P2a−P’2bは光学パネル
1のプリズム部材1aのプリズム面P2a部を通過した
後、プリズム部材1bのプリズム面P’2b部を経て投
影されたことを意味している。
【0046】本実施形態では上下方向の投影パターン像
の分離量をプリズム面P2a,P2bの光軸xとなす角
度によって決定し、左右方向の投影パターン像の分離量
をプリズム面P’2a,P’2bの光軸xとなす角度に
よって決定している。投影パターン像の状態は完全に分
離していても、その一部が重複していても良く、装着す
る焦点検出装置の焦点検出領域によって適当なプリズム
角を選び適当な光束分離を行なっている。
【0047】又本実施形態では図2に示す各プリズム面
P1,P2a,P2b,P’1,P’2a,P’2bの
面積比率を変更することによって照射位置による光量比
を容易に変更している。更にプリズム角の種類の数だけ
光束の分離が行なえる為、本実施形態のように光束の分
離は9つに限定されることはなく、目的に応じて自由に
設定している。
【0048】尚、本実施形態においては一つの光学パネ
ルの両面にプリズム部材1a,1bを形成したが、これ
は一体である必要はなく、分離しても良い。例えば一方
を投影レンズ2の前方に配置し、もう一方を投光レンズ
2の後方に配置しても良い。
【0049】本実施形態では以上のような構成の光源4
及び光学パネル1を利用することによって投影パターン
像の結像状態を良好に保持したまま広い範囲にわたり投
影パターン像の投影を行なうことができる自動焦点検出
用の投光系を達成している。
【0050】図6は本発明の自動焦点検出用の投光系の
実施形態2に係る光学パネル11の要部概略図である。
【0051】本実施形態の光学パネル11は図1に示す
光学パネル1と略同位置に配置しており光学パネル11
の構成以外は図1の実施形態1と略同じである。
【0052】本実施形態の光学パネル11は図6に示す
ように光束の入射側のプリズム部材11aが断面形状が
3角形状の2つのプリズム面P2a,P2bから成って
いる。そして光束の射出側のプリズム部材11bが断面
形状が台形状の3つのプリズム面P’1,P’2a,
P’2bより成っている。
【0053】本実施形態では実施形態1で説明したのと
同様の原理によりプリズム部材11aの三角形状のプリ
ズム部P2a,P2bで投影用パターンを上下方向の2
成分に分割した後、プリズム部材11bの台形状のプリ
ズム部によって中心と左右の3方向に分割している。こ
れによって実施形態1で示したのと同様に図4に示すパ
ターンを有する光源4を用いて投光を行なったときに図
8で示すような6方向に分離された投影パターン像を得
ている。
【0054】図8で斜線部に付された投影パターン像P
x−P’xで示される符号はそれぞれの投影パターンを
形成する光束が光学パネル11のプリズム部材11a,
11bのどのプリズム部を通過してきたかを示してい
る。例をあげて説明すれば投影パターン像P2a−P’
2bは光学パネル11のプリズム部材11aのプリズム
面P2aを通過した後、プリズム部材11bのプリズム
面P’2bを経て投影されたことを意味している。
【0055】図7は本発明の自動焦点検出用の投光系の
実施形態3に係る光学パネルの要部概略図である。本実
施形態の光学パネル21は図1に示す光学パネルと略同
位置に配置しており、光学パネル21の構成以外は図1
の実施形態1と略同じである。
【0056】本実施形態の光学パネル21は図7に示す
ように光束の入射側のプリズム部材21aが断面形状が
3角形状の2つのプリズム面P2a,P2bから成って
いる。そして光束の射出側のプリズム部材21bも同様
に断面形状が3角形状の2つのプリズム面P’2a,
P’2bより成っている。
【0057】本実施形態では実施形態1で説明したのと
同様の原理によりプリズム部材21aの三角形状のプリ
ズム部で投影パターンを上下方向の2成分に分割した
後、プリズム部材21bの三角形状のプリズム部によっ
て左右の2方向に分割している。従って、実施形態1で
示したのと同様に図4に示すパターンを有する光源4を
用いて投光を行なったときに図9で示すような4方向に
分離された投影パターン像を得ている。
【0058】図中斜線部に付された投影パターン像Px
−P’xで示される符号はそれぞれの投影パターン像を
形成する光束が光学パネル21のプリズム部材21a,
21bのどのプリズム部を通過してきたかを示してい
る。例をあげて説明すれば投影パターン像P2a−P’
2bは光学パネル1のプリズム部材21aのプリズム面
P2a部を通過した後、プリズム部材21bのプリズム
面P’2b部を経て投影されたことを意味している。
【0059】本発明の全ての実施形態では投影パターン
像の分離量をプリズム面P2a,P2b等が光軸となす
角度によって決定している。投影パターン像の状態は完
全に分離していても、その一部が重複していても良く、
装着する焦点検出装置の焦点検出領域によって適当なプ
リズム角を選べば最適な照明範囲を得ることができる。
【0060】又本発明の全ての実施形態では各プリズム
面P1,P2a,P2b,P’1,P’2a,P’2b
等の面積比率を変更することによって照射位置による光
量比を容易に変更することができる。更にプリズム角の
種類の数だけ光束の分離が行なえる為、実施形態のよう
に光束の分離は4,6,9つに限定されることはなくプ
リズムの断面形状を選ぶことによって自由に設定するこ
とができる。
【0061】尚、本実施形態においては一つの光学パネ
ルの両面にプリズム部を形成したが、これは一体である
必要はなく、分離しても良い。例えば一方を投影レンズ
2の前方に配置し、もう一方を投光レンズ2の後方に配
置しても良い。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、光源の発
光部を投影パターンとして用いると共に投影パターンを
投光する投光レンズの近傍に該投光レンズの光軸に対し
て複数の法線角度を有する複数のプリズム面を設けたプ
リズム部材を基板の片面又は両面に設けた光学パネルを
配置することにより、該投影パターン像の結像状態を良
好に保持したまま広い照明範囲に均一なる投光ができる
自動焦点検出用の投光系を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を撮影系の一部に適用したときの実施形
態1の要部概略図
【図2】本発明の原理を説明する説明図
【図3】本発明の実施形態1における投影照射範囲を示
す説明図
【図4】本発明に係る光源を有する投影パターンの一例
を示す説明図
【図5】本発明に係る光学パネルの説明図
【図6】本発明の実施形態2の光学パネルの説明図
【図7】本発明の実施形態3の光学パネルの説明図
【図8】本発明の実施形態2に係る投影パターン像の説
明図
【図9】本発明の実施形態3に係る投影パターン像の説
明図
【図10】従来の投影パターンの一例を示す概略図
【図11】従来の自動焦点検出用の投光系の要部概略図
【図12】従来の投光系における照射範囲を示す図
【図13】従来の自動焦点検出用の投光系の要部概略図
【図14】従来の自動焦点検出用の投光系の要部概略図
【図15】従来の自動焦点検出用の投光系の要部概略図
【符号の説明】
1,11,21 光学パネル 2 投光レンズ 3 投影パターン 4 光源 4a 発光部 4b 非発光部 5 撮影系 6 クイックリターンミラー 7 サブミラー 8 焦点検出ユニット 9 撮像面 1a,1b,11a,11b,21a,21b プリ
ズム部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源を構成する所定形状の発光部を投影
    パターンとして投光レンズにより被写体側へ投影し、該
    被写体側から反射された該投影パターン像を受光系によ
    り受光することにより撮影系の焦点検出を行なう際、該
    投光レンズの近傍に該投光レンズの光軸に対して複数の
    法線角度を有する複数のプリズム面を有したプリズム部
    材を基板に設けた光学パネルを配置し、該被写体側に複
    数の投影パターン像を形成したことを特徴とする自動焦
    点検出用の投光系。
  2. 【請求項2】 前記複数のプリズム面の複数の法線ベク
    トルが同一平面上に位置していることを特徴とする請求
    項1の自動焦点検出用の投光系。
  3. 【請求項3】 前記プリズム部材を2つ、前記基板の表
    裏面に前記法線ベクトルの存在する2平面が互いに直交
    するように設けたことを特徴とする請求項2の自動焦点
    検出用の投光系。
JP16060296A 1996-05-31 1996-05-31 自動焦点検出用の投光系 Expired - Fee Related JP3652012B2 (ja)

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