JPH09324973A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH09324973A
JPH09324973A JP14155396A JP14155396A JPH09324973A JP H09324973 A JPH09324973 A JP H09324973A JP 14155396 A JP14155396 A JP 14155396A JP 14155396 A JP14155396 A JP 14155396A JP H09324973 A JPH09324973 A JP H09324973A
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JP
Japan
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water
water tank
cooled
cooling
tank
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Application number
JP14155396A
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English (en)
Inventor
Shoji Takagi
章次 高木
Toshio Arakawa
敏雄 荒川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2331/00Details or arrangements of other cooling or freezing apparatus not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2331/80Type of cooled receptacles
    • F25D2331/803Bottles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2331/00Details or arrangements of other cooling or freezing apparatus not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2331/80Type of cooled receptacles
    • F25D2331/805Cans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 缶飲料や瓶飲料等の被冷却物をすばやく冷却
することができ、しかも、維持管理の作業性に優れ、ま
た、一般家庭で利用可能にする。 【解決手段】 本発明の冷却装置3は、水を貯留すると
共にこの貯留水の中に被冷却物13を浸漬する水槽5
と、この水槽5内の水を冷却するエバポレータ10と、
被冷却物13に水槽5内の水が当たるように水槽5内に
流水を発生させる流水発生機16と、エバポレータ10
及び流水発生機16を駆動制御する制御装置15とを備
えて成るものである。この構成の場合、冷却された水が
被冷却物13に当たるように構成されているので、被冷
却物13が缶飲料や瓶飲料等であっても急速冷却するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶飲料や瓶飲料等
をすばやく冷却するのに好適する冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶ジュース、缶ビール、瓶ジュース、瓶
ビール等は、冷蔵庫の冷蔵室内に収容して冷却した場
合、飲むのに適した温度に冷却するまでにかなり長い時
間がかかる。これは、ジュースやビール等の比熱(主と
して水の比熱)に比べて、冷蔵室内に供給される冷気、
即ち、空気の比熱が非常に小さいためである。そこで、
缶飲料や瓶飲料等をすばやく冷却したい場合、従来、水
槽を用意すると共に、この水槽の中に水と氷を入れて水
を冷たくしておき、この冷水の中に缶飲料や瓶飲料等を
浸漬させることにより、缶飲料や瓶飲料等をすばやく冷
却するようにした構成がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、水槽内の水温を低くしておくために、水
槽内に氷を手作業で随時補充しなければならず、その作
業がかなり面倒であった。また、このような水槽は、小
売店の店頭に設置するものであり、一般家庭の台所に設
置することはかなり困難であるため、一般家庭で利用す
ることはほとんど不可能であった。
【0004】そこで、本発明の目的は、缶飲料や瓶飲料
等をすばやく冷却することができ、しかも、維持管理の
作業性に優れ、また、一般家庭で利用することもできる
冷却装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却装置は、水
を貯留すると共にこの貯留水の中に被冷却物を浸漬する
水槽と、この水槽内の水を冷却する冷却手段と、前記被
冷却物に前記水槽内の水が当たるように前記水槽内に流
水を発生させる流水発生手段と、前記冷却手段及び前記
流水発生手段を駆動制御する制御手段とを備えて成ると
ころに特徴を有する。
【0006】上記構成によれば、冷却手段により水槽内
の水を冷却すると共に、流水発生手段により水槽内に流
水を発生させて被冷却物に水槽内の冷たい水が当たるよ
うに構成したので、被冷却物が缶飲料や瓶飲料等であっ
ても、このような被冷却物をすばやく冷却することがで
きる。そして、制御手段により冷却手段及び流水発生手
段を駆動制御する構成であるから、装置の維持管理が簡
単である。従って、このような構成の冷却装置は、一般
家庭で利用することが可能である。
【0007】また、本発明の他の冷却装置は、水を貯留
すると共にこの貯留水の中に被冷却物を浸漬する水槽
と、冷却手段により冷却された水を貯留するタンクと、
このタンク内の冷水を前記水槽へ循環供給する冷水供給
手段とを備えて成るものである。更に、上記各構成にお
いて、水を浄化する浄化手段を備え、この浄化手段によ
り水槽内の水を浄化するように構成することが好まし
い。
【0008】一方、水槽内に浸漬された被冷却物の量を
検知する被冷却物量検知手段を備え、流水発生手段によ
り発生される流水の強さを、被冷却物量検知手段により
検知した被冷却物量に基づいて調節するように構成する
ことも一層好ましい。また、水槽内に浸漬された被冷却
物の種類を指定する被冷却物種類指定手段を備え、被冷
却物の種類に基づいて前記水槽内の水の温度を設定する
ように構成することも好ましい。
【0009】更に、水槽の下方に冷凍庫または冷蔵庫を
配置し、水槽内の水を冷却する冷却手段と、冷凍庫また
は冷蔵庫の庫内を冷却する冷却手段とを一つの冷凍サイ
クルの中に組み込むように構成することが良い。更にま
た、流し台のシンクに隣接して水槽を設けると共に、こ
の水槽の上部開口部を開閉する蓋を、シンク側へ向けて
スライド可能に設けることも好ましい構成である。
【0010】一方、本発明の他の冷却装置は、流し台の
シンクの下方に設けられ冷却手段により冷却された水を
貯留するタンクを備え、シンクまたはシンク内に設置さ
れた容器内にタンク内の冷水を吐出する冷水吐出手段を
備え、シンクまたはシンク内に設置された容器内の水を
吸引してタンク内へ戻す水吸引手段を備えるように構成
することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をシステムキッチン
にビルトインされた冷却装置に適用した第1の実施例に
ついて、図1ないし図3を参照しながら説明する。ま
ず、システムキッチンの概略全体構成を示す図2におい
て、システムキッチン1の中央部分にはシンク2が設け
られ、このシンク2の右側に冷却装置3がビルトインさ
れて設けられている。
【0012】この冷却装置3の本体4は、システムキッ
チン1の外箱の右端部分を構成するものである。この本
体4内の上半部には、図1に示すように、水を貯留する
と共にこの貯留水の中に被冷却物を浸漬する水槽5が配
設されている。この水槽5の上部開口部は、蓋6により
開閉されるように構成されている。この場合、水槽5の
開口縁部には段部7(図2参照)が形成されており、こ
の段部7内に上記蓋6が左右方向にスライド可能に収容
されている。
【0013】そして、上記段部7は、図2及び図3にも
示すように、シンク2の開口縁部に形成された段部8と
連続するように構成されている。これにより、蓋6は、
シンク2の段部8側へスライド可能な構成となってい
る。即ち、水槽5の上部開口部を開放する場合は、蓋6
をシンク2側へスライドさせれば良い。
【0014】また、水槽5は、熱伝導性がある程度良い
金属(例えば鉄、ステンレス、アルミ等)で構成されて
おり、その外周部には冷凍機9のエバポレータ10が接
触するように巻回されて固定されている。上記冷凍機9
は、水槽5の下方に配設されている。上記エバポレータ
10は、冷媒が通る長尺な冷却管から構成されており、
冷却手段を構成している。また、冷凍機9のケース11
内には、コンプレッサ、コンデンサ、ドライヤ及びキャ
ピラリチューブ(いずれも図示しない)が収容されてお
り、これら各部品と上記エバポレータ10を閉ループ状
に接続することにより上記冷凍機9が構成されている。
【0015】この構成の場合、冷凍機9のコンプレッサ
が通電駆動されると、エバポレータ10に液体冷媒が供
給され、この液体冷媒が気化する際の気化潜熱により水
槽5が冷却され、ひいては水槽5内に貯留された水12
が冷却されるように構成されている。そして、この冷却
された水12の中に被冷却物13を浸漬すると、この浸
漬された被冷却物13は上記冷水により速やかに冷却さ
れるようになっている。尚、水12の温度は、水槽5内
に設けられた水温検出器14により検出されるように構
成されている。この水温検出器14は、サーミスタ等か
ら構成されており、検出した水温検出信号を制御装置1
5に与えるように構成されている。
【0016】この制御装置15は、マイクロコンピュー
タ等から構成されており、冷却装置3の運転全般を制御
する機能を有し、そのための制御プログラムを記憶して
いる。この場合、制御装置15が制御手段を構成してい
る。そして、制御装置15は、水温検出器14からの水
温検出信号に基づいて水槽5内の水12の温度が設定温
度にほぼ等しくなる(設定温度に保持される)ように冷
凍機9の冷却出力を制御するように構成されている。
【0017】また、水槽5の4つの側壁部の各中央部分
には、流水発生手段として例えば流水発生機16が配設
されている。この流水発生機16は、プロペラ17と、
このプロペラ17を回転駆動するモータ18とから構成
されている。そして、プロペラ17の外周側には、ベル
マウスとしても機能する環状のガード19が配設されて
いる。このガード19のうちの流水を流出する側の開口
部には、網状部材20が配設されている。
【0018】この構成の場合、モータ18が通電駆動さ
れると、プロペラ17が回転駆動されて流水が生成さ
れ、この流水はガード19の網状部材20を通って水槽
5内の中央部側へ送出されて被冷却物13に当たるよう
に構成されている。尚、各モータ18は、上記制御装置
15により通電制御されるように構成されている。
【0019】一方、水槽5の外周部には、ヒータ21が
接触するように巻回されて固定されている。このヒータ
21は、水槽5内の水12ひいては水12内に浸漬され
た浸漬物(被冷却物)13を加熱するための加熱手段で
ある。上記ヒータ21は、前記制御装置15により通電
制御されるように構成されている。この場合、制御装置
15は、冷却装置3を加熱装置として使用することが設
定されると、冷凍機9の運転を停止して、ヒータ21を
通電駆動するように構成されている。尚、冷凍機9を運
転しているときは、ヒータ21は断電される構成となっ
ている。
【0020】また、冷却装置3の本体4の前面部上部に
は、図2に示すように、操作パネル22が配設されてい
る。この操作パネル22には、各種のスイッチや種々の
表示器が配設されている。上記各種のスイッチからのス
イッチ信号は制御装置15に与えられるように構成さ
れ、また、種々の表示器は制御装置15により駆動制御
されるように構成されている。そして、上記各種のスイ
ッチにより、冷却装置3を冷却装置として使用するか、
加熱装置として使用するかの設定をしたり、水槽5内の
水12の温度(冷却温度または加熱温度)を設定した
り、その他の設定を行ったりするように構成されてい
る。そして、種々の表示器には、冷却装置3の運転状態
等が表示されるように構成されている。
【0021】尚、水槽5の上方には、水道の蛇口22が
配設されている。この場合、蓋6をシンク2側へスライ
ドさせた状態で、上記水道の蛇口22を開放することに
より、水槽5内に水を供給することができる。また、水
槽5の底部には排水口23が設けられており、この排水
口23は排水栓24により着脱可能に閉塞されている。
更に、排水口23には、排水管25が連結されている。
この場合、排水栓24を排水口23から取り外すと、水
槽5内の水は排水口23及び排水管25を通って外部へ
排出されるように構成されている。
【0022】また、冷却装置3の本体4の前壁部26及
び後壁部27の下部には、図1及び図2に示すように、
多数の孔からなる通気口28及び29が設けられてい
る。この構成の場合、冷凍機9のコンデンサ(放熱器)
から発生する熱は、上記通気口28及び29を通る空気
により外部へ放熱されるように構成されている。尚、上
記コンデンサの近傍に送風装置を設け、この送風装置に
より生成された冷却風によって上記コンデンサを強制冷
却するように構成しても良い。
【0023】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
蓋6をシンク2側へスライドさせて水槽5の上部開口部
を開放させると共に、排水口23に排水栓24を嵌合し
て該排水口23を閉じる。続いて、蛇口22を開放して
水道水を水槽5内に給水する。そして、水槽5内の水位
が適切な水位に達したら、蛇口22を閉じると共に、蓋
6をスライドさせて水槽5の上部開口部を閉塞し、続い
て、冷凍機9の冷却運転を開始する。このとき、冷凍機
9の冷却運転開始と共に、流水発生機16を通電駆動開
始して水槽5内の水を撹拌するように構成されている。
【0024】これにより、冷凍機9のエバポレータ10
により水槽5ひいては水槽5内の水が冷却されていく。
そして、水槽5内の水温が設定温度まで冷却されると、
冷凍機9の冷却出力が低下(または間欠運転)されるこ
とにより、上記水温がほぼ設定温度に保持されるように
構成されている。この場合、冷凍機9の冷却運転開始時
は、冷凍機9の冷却出力を大きく設定しておき、段階的
に(徐々に)冷却出力を小さく変更するように制御する
ことが好ましい。また、検知水温と設定温度との差に応
じて冷却出力を調整する、例えば温度差が小さくなるほ
ど冷却出力を小さくするように調整することも好まし
い。尚、冷凍機9の冷却出力を変更するに際しては、コ
ンプレッサの出力を変更するようにしており、例えばコ
ンプレッサの内蔵モータの回転速度を調整したり、該モ
ータの間欠通電のデューティを調整したりすることが良
い。
【0025】さて、このように水槽5内の水12が冷却
された状態で、被冷却物13として例えば缶飲料や瓶飲
料等を水槽5内に浸漬すると、この浸漬された被冷却物
13は冷却された水12により急速に冷却される。具体
的には、缶ビールを冷却した場合、約10分程度で飲み
ごろの温度まで冷却することができる。ちなみに、家庭
用の冷蔵庫で缶ビールを冷却した場合、約3時間程度の
時間がかかる。従って、本実施例の冷却装置3によれ
は、缶飲料や瓶飲料等を短時間で冷却することができ
る。
【0026】また、被冷却物として加熱調理した食品を
冷却する場合、上記冷却装置3によれば、加熱調理した
直後のまだ熱い状態の食品を容器等に収容して水槽5内
の冷却された水12の中に浸漬することが可能であるか
ら、加熱調理した食品を素早く冷却することができる。
これにより、細菌の繁殖による食品の変質を防止するこ
とができると共に、でんぷん、たんぱく質、脂質の酸化
による食品の風味の劣化を防止することができる。
【0027】これに対して、家庭用の冷蔵庫で加熱調理
した食品を冷却しようとした場合、加熱調理した食品を
室温でゆっくり冷却して、該食品の温度がほぼ室温にな
った後、冷蔵庫の中に入れるようにしている。これは、
冷蔵庫の場合は、庫内の冷気により被冷却物を冷却する
ので、食品が熱いままであると、庫内の温度が高くなっ
てしまい、庫内の他の貯蔵物に悪影響を与えるおそれが
あるためである。このため、室温で加熱調理した食品を
ゆっくり冷却するときに、細菌が繁殖して食品が変質し
たり、でんぷん、たんぱく質、脂質が酸化して食品の風
味が劣化したりする。更に、室温まで冷やした食品を冷
蔵庫で冷却する場合も、冷気で冷却するので、冷却に時
間がかかり、やはり変質したり、風味が劣化したりする
というおそれがある。
【0028】また、被冷却物として野菜を冷却する場
合、上記冷却装置3によれば、水槽5の水の中に野菜を
浸漬するので、水分の蒸発を防ぐことができ、野菜を新
鮮な状態で冷却保存することができる。尚、葉菜類等の
野菜は、1日以上水の中に浸漬すると、栄養分が溶出す
るので、長期(1日以上)保存するときは、野菜をポリ
袋等に収納した状態で水槽5内の冷却水の中に浸漬させ
るようにすることが好ましい。
【0029】更に、被冷却物として豆腐を冷却する場合
も、上記冷却装置3の水槽5内の冷却水の中に豆腐を浸
漬させるだけであるから、豆腐を素早く冷却できると共
に、新鮮な状態で保存することができ、ひややっことし
て食べるときに便利である。また、上記冷却装置3によ
れば、被冷却物としてゆであげたうどんやそば等を素早
く冷却することができる。更にまた、水槽5内の冷却水
の温度を0〜5℃程度に設定しておき、この冷却水の中
に冷凍食品を浸漬するようにすると、冷凍食品を素早く
且つ高品質に解凍することができる。というのは、0〜
5℃という温度範囲は、冷凍食品の風味を損なうことが
ない最適な解凍温度条件であるためである。
【0030】一方、ヒータ21により水槽5内の水を加
熱して、水槽5内に温水を貯めている場合は、加熱調理
した食品を保温保存することができる。また、水槽5内
の温水の温度を40℃程度に設定しておき、米を該温水
の中に20〜30分程度浸すようにすると、米を美味に
炊飯することができる。更に、パン生地を発酵調理する
場合にも、上記装置を有効に利用することができる。
尚、制御装置15によるヒータ21の加熱出力の制御
は、水温検出器14から出力される検出信号に基づい
て、冷凍機9の冷却出力の制御とほぼ同じように実行さ
れるように構成されている。
【0031】また、上記実施例では、水槽5内におい
て、流水発生機16により発生させた流水を被冷却物1
3に当てるように構成したので、被冷却物13が高温で
ある場合に、被冷却物13の周りに比較的温度の高いバ
リア層(温度勾配層)が生ずることを防止できる。これ
によって、被冷却物13が高温であっても、該被冷却物
13に連続して当てられる冷たい水により急速に冷却す
ることができる。
【0032】尚、上記実施例では、流水発生機16とし
て、プロペラ17及びモータ18からなる構成を用いた
が、これに代えて、ポンプを用いるように構成しても良
い。また、流水発生機16の設置個数は4個に限られる
ものではなく、1ないし3個、または、5個以上設置す
るように構成しても良い。
【0033】更に、上記実施例では、水流発生手段とし
て、水槽5内に水流を実際に発生させる流水発生機16
を設けたが、これに限られるものではなく、水槽5内に
相対水流を発生させる装置を設けるようにしても良い。
具体的には、水槽内に被冷却物を回転または揺動させる
駆動装置を設け、この駆動装置により被冷却物を水中で
回転または揺動させるように構成すると、水が被冷却物
に相対的に当たるようになる。そして、この構成の場合
も、上記実施例と同じ作用効果を得ることができる。
尚、駆動装置により被冷却物を回転または揺動させる場
合、被冷却物を容器等の中に収容して該容器等を駆動装
置により回転または揺動させることが好ましい構成であ
る。
【0034】また、上記実施例において、水槽5を断熱
容器の中に配設すると共に、蓋6を断熱性を有する部材
により構成するようにすることが好ましい。このように
構成すると、冷凍機9の冷却運転を節約することがで
き、節電することが可能となる。更に、上記実施例で
は、水槽5の外周面にエバポレータ10とヒータ21を
巻回するように構成したが、エバポレータ10またはヒ
ータ21の一方だけを巻回する構成とし、冷却専用の装
置としたり、或いは、加熱専用の装置としたりしても良
い。
【0035】図4は本発明の第2の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第2の実施例では、図4に示すように、水槽5の対向
する側壁部30及び31の下部に吸引口30a及び吹出
口31aを設け、これら吸引口30aと吹出口31aと
を循環パイプ32で連通接続している。この循環パイプ
32の途中部位には、循環ポンプ33が配設されてい
る。
【0036】この循環ポンプ33は、水槽5内の水を吸
引口30a及び循環パイプ32を通して吸引すると共
に、この吸引した水を循環パイプ32及び吹出口31a
を通して水槽5内へ戻すことにより、水槽5内の水を循
環させる機能を有している。そして、上記循環ポンプ3
3は、制御装置15により通電制御されるように構成さ
れている。
【0037】また、循環パイプ32は、熱伝導性がある
程度良い金属(例えば鉄、ステンレス、アルミ等)で構
成されており、その中間部分の外周部には、エバポレー
タ10及びヒータ21が接触するように巻回されて固定
されている。この構成の場合、循環パイプ32内を通る
循環水がエバポレータ10(またはヒータ21)により
冷却(または加熱)されることにより、水槽5内の水が
冷却(または加熱)されるようになっている。尚、上述
した以外の第2の実施例の構成は、第1の実施例の構成
と同じ構成となっている。
【0038】従って、第2の実施例においても、第1の
実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第2
の実施例では、水槽5内において、吹出口31aから吸
引口30a向かう循環水流が発生し、この水流が被冷却
物13に当たると共に、該水流により水槽5内が撹拌さ
れるようになるので、流水発生機16を必ずしも設ける
必要がなくなる。
【0039】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第3の実施例では、図5に示すように、水槽5の対向
する側壁部30及び31のうちの一方の側壁部30に
は、上部に上部取水口34が形成されていると共に、下
部に下部取水口35が形成されている。また、側壁部3
1の下部には、出水口36が形成されている。
【0040】そして、水槽5の下方には、温水タンク3
7及び冷水タンク38が上下2段に配設されている。上
記温水タンク37内に貯められた水は、温水タンク37
の側部に設けられた加熱機39により加熱されるように
構成されている。この加熱機39は、ヒータ等から構成
されており、制御装置15により駆動制御されるように
構成されている。また、温水タンク37内の水温を検知
する温度センサが設けられており、この温度センサから
の検出信号は制御装置15に与えられるようになってい
る。
【0041】この場合、制御装置15は、温水タンク3
7内の水温が設定温度にほぼ等しくなると共にその温度
にほぼ保持されるように加熱機39を駆動制御するよう
に構成されている。また、温水タンク37の図5中右側
の側壁の上部には、入口40が形成されている。更に、
温水タンク37の図5中左側の側壁の下部には、出口4
1が形成されている。
【0042】一方、上記冷水タンク38内に貯められた
水は、冷水タンク38の側部に設けられた冷凍機9(の
エバポレータ)により冷却されるように構成されてい
る。この冷凍機9は、制御装置15により駆動制御され
るように構成されている。また、冷水タンク38内の水
温を検知する温度センサが設けられており、この温度セ
ンサからの検出信号は制御装置15に与えられるように
なっている。
【0043】この構成の場合、制御装置15は、冷水タ
ンク38内の水温が設定温度にほぼ等しくなると共にそ
の温度にほぼ保持されるように冷凍機9を駆動制御する
ように構成されている。また、冷水タンク38の図5中
右側の側壁の上部には、入口42が形成されている。更
に、冷水タンク38の図5中左側の側壁の下部には、出
口43が形成されている。
【0044】そして、水槽5の上部取水口34と、下部
取水口35と、温水タンク37の入口40と、冷水タン
ク38の入口42とは、接続パイプ44により連通接続
されている。ここで、接続パイプ44のうちの下部取水
口35と接続する部分には、第1のバルブ45が配設さ
れており、この第1のバルブ45により下部取水口35
が開閉される構成となっている。
【0045】また、接続パイプ44のうちの温水タンク
37の入口40と接続する部分には、第2のバルブ46
が配設されており、この第2のバルブ46により上記入
口40が開閉される構成となっている。更に、接続パイ
プ44のうちの冷水タンク38の入口42と接続する部
分には、第3のバルブ47が配設されており、この第3
のバルブ47により上記入口42が開閉される構成とな
っている。
【0046】一方、水槽5の出水口36と、冷水タンク
38の出口43とは、接続パイプ48により連通接続さ
れている。この接続パイプ48には、ポンプ49及び切
換弁50が配設されている。そして、切換弁50と温水
タンク37の出口41とは、接続パイプ51により連通
接続されている。この場合、切換弁50は、水槽5の出
水口36と冷水タンク38の出口43とを連通する接続
状態と、水槽5の出水口36と温水タンク37の出口4
1とを連通する接続状態とを切換える機能を有してい
る。また、上記3個のバルブ45、46、47並びに切
換弁50は、それぞれ例えば電磁弁から構成されてお
り、制御装置15によって各別に開閉制御されるように
構成されている。尚、水槽5の側壁部30の上部には、
溢水口52が設けられており、この溢水口52は接続パ
イプ53を介して排水管25に連通接続されている。
【0047】次に、上記構成の作用を説明する。まず、
温水タンク37及び冷水タンク38内に給水する動作に
ついて述べる。この場合、3個のバルブ45、46、4
7を開放すると共にポンプ49を停止した状態で、水道
の蛇口22を開放して水槽5内に注水すると、この注水
された水は接続パイプ44、入口40、42を通って温
水タンク37及び冷水タンク38内に供給される。この
後、温水タンク37及び冷水タンク38内が満水になっ
たら(センサにより満水を検知したら)、3個のバルブ
45、46、47を閉塞する。続いて、加熱機39及び
冷凍機9を通電駆動して温水タンク37内の水を加熱す
ると共に、冷水タンク38内の水を冷却する。この場
合、温水タンク37内については水温が温水用の設定温
度に保持されるように加熱制御され、冷水タンク38内
については水温が冷水用の設定温度に保持されるように
冷却制御される構成となっている。
【0048】そして、水槽5を冷却槽として使用する場
合は、切換弁50を、水槽5の出水口36と冷水タンク
38の出口43とを連通する接続状態に切換えると共
に、第3のバルブ47を開放する。そして、ポンプ49
を通電駆動すると、ポンプ49の送水作用により、冷水
タンク38内の冷水が出口43、接続パイプ48、出水
口36を通って水槽5内に供給されるようになる。この
後、水槽5内の水位が上昇して上部取水口34に達する
と、水槽5内の水は該上部取水口34、接続パイプ4
4、入口42を通って冷水タンク38内に戻って再び冷
却されるようになる。以下、この冷水の循環を繰り返す
ように構成されている。この場合、接続パイプ48、ポ
ンプ49、切換弁50、第3のバルブ47、接続パイプ
44等から冷水供給手段が構成されている。
【0049】尚、水槽5を冷却槽として使用することを
止める場合は、ポンプ49を停止すると共に、第1のバ
ルブ45及び第3のバルブ47を開放し、水槽5内の冷
水を冷水タンク38内に戻すようにする。また、冷水タ
ンク38内の水を排水する場合は、第1のバルブ45を
閉じると共に第3のバルブ47を開放し、更に、水槽5
の排水口23から排水栓24を取り外した状態で、ポン
プ49を駆動すると、冷水タンク38内の水が水槽5を
経由してその排水口23から排水される。
【0050】次に、水槽5を、浸漬物を暖める加熱槽と
して使用する場合は、切換弁50を、水槽5の出水口3
6と温水タンク37の出口41とを連通する接続状態に
切換えると共に、第2のバルブ46を開放する。そし
て、ポンプ49を通電駆動すると、ポンプ49の送水作
用により、温水タンク37内の温水が出口41、接続パ
イプ51、48、出水口36を通って水槽5内に供給さ
れるようになる。この場合も、水槽5内の水位が上昇す
ると、水槽5内の水は該上部取水口34、接続パイプ4
4、入口40を通って温水タンク37内に戻って再び加
熱され、以下、この温水の循環を繰り返すように構成さ
れている。
【0051】尚、水槽5を加熱槽として使用することを
止める場合は、ポンプ49を停止すると共に、第1のバ
ルブ45及び第2のバルブ46を開放し、水槽5内の温
水を温水タンク37内に戻すようにする。また、温水タ
ンク37内の水を排水する場合は、第1のバルブ45を
閉じると共に第2のバルブ47を開放し、更に、水槽5
の排水口23から排水栓24を外した状態で、ポンプ4
9を駆動すると、温水タンク37内の水が水槽5を経由
してその排水口23から排水される。尚、上述した以外
の第3の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構
成となっている。従って、第3の実施例においても、第
1の実施例と同じ作用効果を得ることができる。
【0052】図6は本発明の第4の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第4の実施例では、図6に示すように、水槽5の底部
に水取入れ口5aを設けると共に、水槽5の側壁部31
の下部に水戻し口5bを設け、これら水戻し口5bと水
取入れ口5aを接続パイプ54で接続している。そし
て、接続パイプ54には、浄水手段である例えば濾過器
55、オゾナイザ56及び循環ポンプ57が設けられて
いる。
【0053】上記濾過器55は、ケース内に例えば活性
炭フィルタや中空糸膜フィルタ等を設けて構成されてお
り、通過する水から不純物を除去して浄化する(浄水を
生成する)機能を有している。上記オゾナイザ56は、
オゾンを発生し、このオゾンにより通過する水の中に含
まれる細菌等を殺菌する機能を有している。そして、循
環ポンプ57は、その送水作用により水槽5内の水を水
取入れ口5a、接続パイプ54(濾過器55及びオゾナ
イザ56)、水戻し口5bを通して水槽5内に戻すよう
に循環させる機能を有している。この循環により、水槽
5内の水が浄化されると共に殺菌されるようになってい
る。
【0054】尚、上述した以外の第4の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第4の実施例においても、第1の実施例と同じ作用
効果を得ることができる。特に、第4の実施例では、水
槽5内の水を濾過器55及びオゾナイザ56を通して循
環させることにより、水槽5内の水を浄化殺菌する構成
としたので、水槽5内の水を美味且つ安全な飲用水とし
て利用することも可能である。また、上記濾過器55、
オゾナイザ56並びに循環ポンプ57等からなる水浄化
循環構成を、第2または第3の実施例に設けることも好
ましい。
【0055】図7は本発明の第5の実施例を示すもので
あり、第2の実施例と異なるところを説明する。尚、第
2の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第5の実施例では、図7に示すように、循環パイプ3
2のうちの循環ポンプ33の近傍に分岐パイプ58を設
け、この分岐パイプ58に給水弁59を設けると共に、
分岐管58の他端部を図示しない水道管に接続してい
る。上記給水弁59は、例えば電磁弁から構成されてお
り、制御装置15により通電制御されるように構成され
ている。
【0056】また、水槽5の側壁部30の上部には、溢
水口60が設けられており、この溢水口60はオーバー
フロー管61を介して排水管25に接続されている。上
記構成の場合、給水弁59を通電して開放させることに
より、循環パイプ32を通して水道水を水槽5内に給水
することができる。そして、水槽5内に供給された水
は、水位が溢水口60を越える水位まで上昇すると、該
溢水口60からオーバーフロー管61を通って排水され
るように構成されている。尚、上述した以外の第5の実
施例の構成は、第2の実施例の構成と同じ構成となって
いる。
【0057】従って、上記第5の実施例においても、第
2の実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、
第5の実施例では、給水弁59を開放して水道水を水槽
5内に給水すると共に、水槽5内の水を溢水口60から
オーバーフロー管61を通して排水する構成としたの
で、水槽5内の汚れた水を外部へ排出することができ、
水槽5内をきれいにすることができる。
【0058】図8は本発明の第6の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第6の実施例では、図8に示すように、水槽5内に落
し蓋62を水面上にほぼ浮くように配設している。この
落し蓋62は、断熱性を有する部材により形成されてい
る。
【0059】上記構成の場合、水に浮き易い野菜や果物
等の被冷却物63を水槽5内に入れて冷却するときに、
落し蓋62により上記被冷却物63が水面に浮かび上が
ることを防止できる。これにより、水に浮き易い被冷却
物63を水槽5の冷却水の中に確実に浸漬することがで
きるから、上記被冷却物63をより一層速やかに冷却す
ることができる。また、落し蓋62が断熱性を有してい
るので、水面が暖まることを防止できる。尚、上述した
以外の第6の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同
じ構成となっている。
【0060】図9は本発明の第7の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第7の実施例では、図9に示すように、水に浮き易い
被冷却物63を収納ラック64内に収納した状態で、こ
の収納ラック64を水槽5内の冷却水の中に浸漬させる
ようにしている。上記収納ラック64は、例えばステン
レス等の金属棒材を格子状に構成すると共にほぼ箱状に
構成したかごであり、上部に格子状の蓋が回動可能に設
けられている。
【0061】尚、上述した以外の第7の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、上記第7の実施例においても、第1の実施例と同じ
作用効果を得ることができる。特に、第7の実施例で
は、水に浮き易い被冷却物63を収納ラック64内に収
納した状態で、収納ラック64毎水槽5内の冷却水の中
に浸漬させる構成としたので、水に浮き易い被冷却物6
3を水槽5の冷却水の中に確実に浸漬することができ
る。
【0062】図10は本発明の第8の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。
上記第8の実施例では、図10に示すように、本体4内
における水槽5の下方に冷蔵庫65を配設している。こ
の冷蔵庫65の本体は、断熱箱66と、この断熱箱66
の前面開口部を開閉する断熱扉67とから構成されてい
る。そして、断熱箱66内の背面部には、冷却手段であ
るエバポレータ68とファン装置69が配設されてい
る。この構成の場合、エバポレータ68により生成され
た冷気はファン装置69の送風作用によって庫内に循環
供給されるように構成されている。これにより、庫内に
収納された貯蔵物70が冷却される構成となっている。
【0063】さて、上記エバポレータ78は、水槽5の
外周部に巻回されたエバポレータ10と共に1つの冷凍
サイクルの中に組み込まれており、この1つの冷凍サイ
クルは冷凍機71により構成されている。この冷凍機7
1は、本体4内における下部後部(冷蔵庫65の後部)
に配設されている。また、水槽5の上部開口部を開閉す
る蓋72は、後端部を回動支点として上方へ回動可能に
設けられている。尚、上記実施例では、水槽5の外周部
にヒータを配設していない。更に、上述した以外の第8
の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成とな
っている。
【0064】従って、第8の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、
第8の実施例では、水槽5の下方に冷蔵庫65を配設し
たので、水槽5の下方を有効に利用できる。また、冷蔵
庫65のエバポレータ68と水槽5のエバポレータ10
を、1つの冷凍サイクル(即ち、冷凍機71)の中に組
み込む構成としたので、1つの冷凍サイクルを冷蔵庫6
5の冷却と水槽5の冷却とに共用することができ、全体
の構成を小形化することができる。尚、上記第8の実施
例では、水槽5の下方に冷蔵庫65を設けたが、これに
代えて、冷凍庫を設けるように構成しても良い。
【0065】図11は本発明の第9の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。
上記第9の実施例では、図11に示すように、冷却装置
73を、システムキッチン1とは別体の1つの独立した
機器として構成している。そして、冷却装置73の本体
74は、高さ寸法がシステムキッチン1の高さ寸法とほ
ぼ等しくなると共に、奥行き寸法がシステムキッチン1
の奥行き寸法とほぼ等しくなるように構成され、更に、
前面部の下部にシステムキッチン1の蹴込み部1aと連
続するように蹴込み部74aが設けられている。
【0066】これにより、上記冷却装置73は、システ
ムキッチン1に並べて設置すると、全体として一つのシ
ステムキッチンを構成するように見える構成となってい
る。また、水槽5の上部開口部を開閉する蓋75は、後
端部を回動支点として上方へ回動可能に設けられてい
る。尚、上述した以外の第9の実施例の構成は、第1の
実施例の構成と同じ構成となっている。従って、上記第
9の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ作用効
果を得ることができる。また、第2ないし第8の実施例
の冷却装置を、上記第9の実施例と同じように、システ
ムキッチン1とは別体の1つの独立した機器として構成
しても良い。
【0067】図12及び図13は本発明の第10の実施
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を
付している。上記第10の実施例では、図12及び図1
3に示すように、洗面化粧台76に冷水温水発生機77
を組み込み、洗面化粧台76の洗面用水槽78を冷却用
水槽または加熱用水槽として使用可能なように構成して
いる。
【0068】具体的には、洗面用水槽78の底部には取
水口79及び排水口80が設けられ、洗面用水槽78の
前側壁部には出水口81が設けられている。一方、冷水
温水発生機77は、内部に冷凍機、ヒータ及びポンプ等
を設けており、入口82から取り込んだ水を冷却または
加熱して、出口83から冷水または温水を出力する機能
を有している。そして、冷水温水発生機77の入口82
と洗面用水槽78の取水口79とは接続パイプ84によ
り接続され、冷水温水発生機77の出口83と洗面用水
槽78の出水口81とは接続パイプ85により接続され
ている。
【0069】また、洗面用水槽78の排水口80は、排
水管86に接続されていると共に、排水栓により閉塞可
能な構成となっている。更に、洗面用水槽78の後部開
口縁部には、蛇口87が配設されており、この蛇口87
は接続管88を介して水道または給湯機に接続されてい
る。尚、洗面化粧台76の前面部上部には、冷水温水発
生機77の運転操作用の操作パネル89が配設されてい
る。この操作パネル89には、各種の操作スイッチ及び
各種の表示器が配設されている。
【0070】上記構成の場合、洗面用水槽78を例えば
冷却用水槽(冷却装置)として使用する場合、洗面用水
槽78の排水口80を排水栓により閉塞した後、蛇口8
7を開放して洗面用水槽78内に水を貯める。そして、
洗面用水槽78内に所定水位まで水を貯留したら、蛇口
87を閉塞し、操作パネル89のスイッチを操作して冷
却装置として運転する条件を設定し、それから、運転ス
タートスイッチを操作する。
【0071】これにより、冷水温水発生機77が駆動さ
れ、該冷水温水発生機77は、洗面用水槽78内の水を
取水口79、接続パイプ84、入口82を通して吸引し
て冷却し、この冷却した水を出口83、接続パイプ8
5、出水口81を通して洗面用水槽78内に戻す循環を
実行する。この結果、洗面用水槽78内に冷水が貯留さ
れるようになる。
【0072】一方、洗面用水槽78を加熱用水槽(加熱
装置)として使用する場合は、操作パネル89のスイッ
チを操作して加熱装置として運転する条件を設定する以
外は上述した冷却装置として運転する場合の操作と同じ
操作を行えば良い。
【0073】このような構成の第10の実施例によれ
ば、洗面化粧台76の洗面用水槽78を冷却用または加
熱用の水槽として利用できるので、缶飲料や瓶飲料等の
被冷却物を素早く冷却または加熱したいときに便利であ
り、使い勝手が良い。
【0074】図14は本発明の第11の実施例を示すも
のであり、第8の実施例と異なるところを説明する。
尚、第8の実施例と同一部分には、同一符号を付してい
る。上記第11の実施例では、図14に示すように、シ
ステムキッチン1における水槽5の右隣に冷蔵庫90を
配設している。そして、この冷蔵庫90のエバポレータ
と、水槽5を冷却するエバポレータ10とを1つの冷凍
サイクルに組み込み、この1つの冷凍サイクルを冷凍機
91で構成している。
【0075】また、システムキッチン1の上面部におけ
るシンク2と水槽5との間の部分の後部に、冷水用蛇口
92を配設している。この冷水用蛇口92は、接続パイ
プ93を介して冷凍機91に接続されている。そして、
冷凍機91には、給水管94が接続されており、この給
水管94の他端部は水道に接続されている。この場合、
冷凍機91は、給水管94から供給された水を内部に設
けられたエバポレータにより冷却し、この冷却した水を
接続パイプ93を通して冷水用蛇口92から給水するこ
とが可能な構成となっている。そして、この冷凍機91
の内部のエバポレータも、冷蔵庫90のエバポレータ、
水槽5を冷却するエバポレータ10と共に上記1つの冷
凍サイクルに組み込まれている。
【0076】尚、上述した以外の第11の実施例の構成
は、第8の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、上記第11の実施例においても、第8の実施例とほ
ぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第11の実
施例では、冷水用蛇口92を設けたので、飲用の冷水を
容易に得ることができ、しかも、全体の構成を小形化す
ることができる。
【0077】図15は本発明の第12の実施例を示すも
のであり、第1の実施例と異なるところを説明する。上
記第12の実施例においては、冷却装置95は、図15
に示すように、冷蔵庫96の冷蔵室97内に収容可能な
構成であり、水槽98と、この水槽98内の図15中右
端部に配設された流水発生装置99と、上記水槽98の
上部開口部を開閉する蓋100とから構成されている。
上記流水発生装置99は、バッテリ及びこのバッテリに
より駆動されるポンプを内蔵しており、水槽98内の水
を給入口99aから吸引して、吹出口99bから水槽9
8内へ吹き出すように構成されており、もって、水槽9
8内に流水を発生させる構成となっている。
【0078】上記構成の場合、水槽98内に水を貯留さ
せると共に、この水を貯めた水槽98を冷蔵庫96の冷
蔵室97内に予め収容しておく。これにより、冷蔵室9
7内の冷気によって水槽98内の水が冷却される。さ
て、果物や缶飲料等の被冷却物101を急速冷却したい
場合には、上記被冷却物101を水槽98内の水の中に
浸漬させると共に、流水発生装置99を通電駆動して水
槽98内に流水を発生させ、この流水を被冷却物101
に当てるようにする。これにより、被冷却物101が急
速冷却される。尚、被冷却物101を水槽98内に浸漬
させて冷却している間は、上記水槽98(冷却装置9
5)を冷蔵室96内に収容しておくことが好ましい。
【0079】このような構成の第12の実施例によれ
ば、小形且つ簡単な構成の冷却装置95により被冷却物
101の急速冷却が可能になる。このため、手軽に急速
冷却を実現することができ、使い勝手の良いものであ
る。
【0080】図16は本発明の第13の実施例を示すも
のであり、第1の実施例と異なるところを説明する。
尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付してい
る。上記第13の実施例では、図16に示すように、冷
却装置3をシステムキッチン1の内部にビルトインする
と共に、冷却装置3の本体4の前面に扉102をその下
端部を回動支点として手前側へ回動可能に配設してい
る。そして、本体4内に配設された水槽103は、その
前面部のほぼ上半部が開口しており、この開口部104
が上記扉102により開閉されるように構成されてい
る。
【0081】上記水槽103の外底部には、冷凍機9の
エバポレータ10が接触するように配設されていると共
に、ヒータ21が接触するように配設されている。ま
た、水槽103の後壁部の下部には、流水発生機16が
配設されていると共に、水温検出器14が配設されてい
る。更に、水槽103の後壁部の上部には、給水管10
5が貫通するように設けられ、該給水管105の一端開
口部105aが水槽103内に臨むようになっている。
上記給水管105のうちの水槽103の外側部分には、
給水弁106が設けられている。そして、給水管105
の他端部は、水道に接続されている。
【0082】また、水槽103の底部には、排水口10
7が設けられており、この排水口107に排水管108
が接続されている。この配水管108のうちの排水口1
07に近い部分には、排水弁109が配設されている。
この排水弁109及び上記給水弁106は、例えば電磁
弁により構成されており、制御装置15により通電制御
される構成となっている。尚、水槽103内の水位は、
図示しない水位センサにより検知されるように構成され
ている。この水位センサにより検知した検知信号は、制
御装置15に与えられる構成となっている。上記構成の
場合、制御装置15は、水槽103内に自動的に給水す
ると共に、水槽103内の水を自動的に排水することが
可能になっている。また、上述した以外の第13の実施
例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となってい
る。
【0083】従って、第13の実施例においても、第1
の実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第
13の実施例では、冷却装置3の本体4の前面部に扉1
02を設ける構成としたので、本体4の上面部を調理台
として使用することが可能となり、使い勝手が向上す
る。
【0084】図17は本発明の第14の実施例を示すも
のであり、第3の実施例と異なるところを説明する。
尚、第3の実施例と同一部分には、同一符号を付してい
る。上記第14の実施例では、図17に示すように、冷
水タンク38には、水道に接続された給水管110が接
続されている。この給水管110には、給水弁111が
設けられている。この給水弁111は、例えば電磁弁か
ら構成されており、制御装置15により通電制御される
ように構成されている。上記給水弁111を開放するこ
とにより、冷水タンク38内に給水することが可能にな
っている。そして、冷水タンク38内に貯められた水
は、冷凍機9により設定温度まで冷却されると共に、そ
の温度にほぼ保持されるように構成されている。
【0085】また、冷水タンク38の出口43には、配
管112の一端部が接続されており、この配管112の
途中部位には、第1のポンプ113が配設されている。
この第1のポンプ113は、制御装置15により通電制
御されるように構成されている。上記配管112の他端
部は、システムキッチン1の上面部におけるシンク2の
開口縁部に上方へ突出するように設けられ、更に、シン
ク2の内方へアーム状に張り出すように設けられてい
る。そして、配管112の他端部の先端下部に、吐出口
114が設けられている。
【0086】この構成の場合、第1のポンプ113を通
電駆動すると、その送水作用により、冷水タンク38内
の冷水を出口43から配管112を通し、吐出口114
から吐出させるように構成されている。そして、この吐
出された冷水は、シンク2内に設置された貯水容器11
5内に供給される構成となっている。この場合、第1の
ポンプ113及び配管112等から冷水吐出手段が構成
されている。上記貯水容器115は、シンク2内に設置
したり、シンク2内から取り外したりすることが自由に
できる容器である。そして、上記貯水容器115内に貯
められた冷水の中に、被冷却物13を浸漬させて冷却す
るようになっている。
【0087】また、上記貯水容器115内には、吸入口
ヘッド116を着脱自在に投入することが可能な構成と
なっている。この吸入口ヘッド116は、先端部に吸入
口117が設けられ、基端部に貯水容器115内の水位
を検知する水位センサ118が設けられ、更に、基端部
に貯水容器115の周壁部に吸入口ヘッド116を掛け
て支持するための掛合片部119が設けられている。そ
して、吸入口ヘッド116の基端部は、冷水タンク38
の入口42に配管120を介して接続されている。上記
配管120には、第2のポンプ121が設けられてい
る。この第2のポンプ121は、制御装置15により通
電制御されるように構成されている。また、水位センサ
118により検知された検知信号は、制御装置15に与
えられるように構成されている。
【0088】この構成の場合、制御装置15は、貯水容
器115内の水位をほぼ設定水位に保持するように制御
している。即ち、貯水容器115内の水位が設定水位を
越えようとした場合、第2のポンプ121を駆動して貯
水容器115内の水を吸入口ヘッド116の吸入口11
7から吸引し、配管120を通して冷水タンク38内に
戻するように構成されている。この場合、吸入口ヘッド
116、配管120、第2のポンプ121等から水吸引
手段が構成されている。尚、上述した以外の第14の実
施例の構成は、第3の実施例の構成と同じ構成となって
いる。
【0089】従って、第14の実施例においても、第3
の実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第
14の実施例では、冷水を貯める貯水容器115をシン
ク2内に出し入れ可能な構成としたので、シンク2を有
効に利用できる。また、貯水容器115としては、任意
の形状の容器を使用することができ、使用の自由度が高
くなる。
【0090】尚、上記第14の実施例では、冷水タンク
38及び冷凍機9を設け、貯水容器115内に冷水を循
環供給する構成としたが、これに代えて、温水タンク3
7及び加熱機39を設け、貯水容器115内に温水を循
環供給するように構成しても良い。
【0091】図18は本発明の第15の実施例を示すも
のであり、第1の実施例と異なるところを説明する。
尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付してい
る。上記第15の実施例では、図18に示すように、水
槽5の隣に位置して、生ごみ収納容器122を設けてい
る。そして、この生ごみ収納容器122の外周部に、冷
凍機123のエバポレータ124を接触するように巻回
して固定している。このエバポレータ124は、水槽5
のエバポレータ10と共に1つの冷凍サイクル(冷凍機
123)に組み込まれている。また、生ごみ収納容器1
22の上部開口部は、蓋122aにより開閉されるよう
に構成されている。尚、上述した以外の第15の実施例
の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となってい
る。
【0092】従って、第15の実施例においても、第1
の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特
に、第15の実施例では、生ごみ収納容器122をエバ
ポレータ124で冷却するように構成したので、生ごみ
を腐敗させることなく保存できる。そして、生ごみ収納
容器122を冷却する構成を、水槽5を冷却する冷凍機
123を流用して構成することができ、全体の構成をコ
ンパクトにすることができる。
【0093】図19ないし図21は本発明の第16の実
施例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを
説明する。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号
を付している。上記第16の実施例では、図19に示す
ように、水槽5内の図19中左端部上部に水位検出装置
125を設け、この水位検出装置125により水槽5内
の水位の変化を検出するように構成されている。この水
位検出装置125により検出された検出信号は、制御装
置15に与えられるようになっている。
【0094】上記水位検出装置125は、図20に示す
ように、上下方向に配設された筒状部材126と、この
筒状部材126内に上下動可能に収容されたフロート1
27と、このフロート127に取り付けられたマグネッ
ト128と、このマグネット128の位置を検出する磁
気検出器129とから構成されている。この磁気検出器
129は、上記筒状部材126の周壁部に上下方向に沿
って所定の間隔で配設された複数の磁気検出素子130
から構成されている。この場合、複数の磁気検出素子1
30のいずれがマグネット128を検出するかに応じ
て、水槽5内の水位を検知するようになっている。
【0095】また、流水発生機16は、発生する水流の
流速を可変制御することが可能に構成されている。この
場合、例えばモータ18に印加する電圧または周波数を
調整することにより、モータ18の回転速度を可変制御
し、もって、流速を例えば1m/分から6m/分まで1
m/分毎に段階的に可変制御することが可能な構成とな
っている。
【0096】そして、上記第16の実施例の場合、被冷
却物13を水槽5内に入れる前の水位と、被冷却物13
を水槽5内に入れて浸漬させた後の水位とに基づいて、
被冷却物13の量(体積)を検知する。この場合、水位
検出装置125が被冷却物量検知手段を構成している。
続いて、この検知した被冷却物13の量に応じて流水発
生機16の流速を、図21に示すように、設定する構成
となっている。尚、上述した以外の第16の実施例の構
成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0097】従って、第16の実施例においても、第1
の実施例と同じ作用効果を得ることができる。特に、第
16の実施例では、水槽5内に浸漬させる被冷却物13
の量を検知し、この量に基づいて流水発生機16の流速
を可変設定する構成としたので、被冷却物13の量の多
少にかかわらず、被冷却物13を速やかに冷却すること
ができる。
【0098】尚、上記第16の実施例では、流水発生機
16の流速を段階的に可変設定する構成としたが、これ
に代えて、図22に示す第17の実施例のように、被冷
却物13の量に応じて流水発生機16の流速を直線的に
可変設定する構成としても良い。
【0099】図23及び図24は本発明の第18の実施
例を示すものであり、第1の実施例と異なるところを説
明する。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を
付している。上記第18の実施例では、図23に示すよ
うに、操作パネル131に、冷却装置3を運転開始また
は運転停止する入り切りスイッチ132、水槽5内に冷
水を貯める運転を指定する冷水スイッチ133、水槽5
内に温水を貯める運転を指定する温水スイッチ134、
被冷却物13(浸漬物)の種類を表示する表示器13
5、被冷却物13(浸漬物)の種類を選択指定するため
の2個の選択スイッチ136、137を配設している。
【0100】そして、操作パネル131の右端部分に
は、被冷却物13の種類と、その種類を表わす番号とを
印刷している。また、操作パネル131には、入り切り
スイッチ132の上側に位置して運転表示用のLED1
38が設けられ、冷水スイッチ133の上側に位置して
冷水運転指定用のLED139が設けられ、温水スイッ
チ134の上側に位置して温水運転指定用のLED14
0が設けられている。
【0101】上記構成の場合、一方の選択スイッチ13
6を操作すると、操作する毎に「1」、「2」、……
…、「6」という数字が表示器135に表示される。そ
して、他方の選択スイッチ137を操作すると、操作す
る毎に表示器135に表示されている数字が「1」ずつ
小さくなる。そして、制御装置15には、表示器135
に表示されている数字に対応する種類の被冷却物13が
指定されるように構成されている。この場合、表示器1
35、選択スイッチ136、137等から被冷却物種類
指定手段が構成されている。
【0102】更に、制御装置15は、上述したようにし
て被冷却物13の種類が指定されると、その種類に応じ
て下記の表1で示すように、水槽5内の水温を設定する
ように構成されている。そして、制御装置15は、この
設定した水温にほぼ等しくなるように水槽5内の水の温
度を制御するように構成されている。
【0103】
【表1】 尚、上述した以外の第18の実施例の構成は、第1の実
施例の構成と同じ構成となっている。従って、第18の
実施例においても、第1の実施例と同じ作用効果を得る
ことができる。特に、第18の実施例では、被冷却物1
3の種類に応じて水槽5内の水温を設定するように構成
したので、被冷却物13をその種類に応じた最適な冷却
温度となるように冷却することができ、最適な温度制御
を実現することができる。
【0104】ここで、被冷却物13として例えばビール
を冷却する場合において、水槽5内の水温の変化とビー
ルの温度変化とを実測した結果を図24に示す。この図
24において、曲線Aは水温の変化を示し、曲線Bはビ
ールの温度変化を示している。この図24から、ビール
の温度が非常に短時間(具体的には、10分程度)で最
適温度まで低下することがわかる。
【0105】尚、表1において、設定温度の範囲が0〜
2℃である被冷却物については、水槽5内の水温を0℃
に設定すると共に水が凍らないように正確に温度制御で
きる構成であれば、設定温度を0℃とすることが好まし
い。
【0106】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、冷却手段により水槽内の水を冷却すると共に、流水
発生手段により水槽内に流水を発生させて被冷却物に水
槽内の水が当たるように構成したので、缶飲料や瓶飲料
等の被冷却物をすばやく冷却することができ、しかも、
維持管理の作業性に優れ、また、一般家庭で利用するこ
ともできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷却装置の概略縦
断側面図
【図2】システムキッチンの斜視図
【図3】シンク及び水槽の部分縦断正面図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4の実施例を示す水槽周辺の部分縦
断正面図
【図7】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第6の実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第7の実施例を示す図1相当図
【図10】本発明の第8の実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第9の実施例を示す図2相当図
【図12】本発明の第10の実施例を示す洗面化粧台の
斜視図
【図13】洗面化粧台の部分縦断側面図
【図14】本発明の第11の実施例を示すシステムキッ
チンの概略縦断正面図
【図15】本発明の第12の実施例を示す冷蔵庫及び冷
却装置の部分縦断側面図
【図16】本発明の第13の実施例を示す図1相当図
【図17】本発明の第14の実施例を示す図1相当図
【図18】本発明の第15の実施例を示す図1相当図
【図19】本発明の第16の実施例を示す図1相当図
【図20】水位検出装置の縦断側面図
【図21】被冷却物の量と流速との関係を示す図
【図22】本発明の第17の実施例を示す図21相当図
【図23】本発明の第18の実施例を示す操作パネルの
正面図
【図24】水温の変化と被冷却物の温度の変化との関係
を示す図
【符号の説明】
1はシステムキッチン、3は冷却装置、4は本体、5は
水槽、6は蓋、7は段部、8は段部、9は冷凍機、10
はエバポレータ(冷却手段)、12は水、13は被冷却
物、15は制御装置(制御手段)、16は流水発生機
(流水発生手段)、21はヒータ、22は蛇口、23は
排水口、24は排水栓、32は循環パイプ、33は循環
ポンプ、34は上部取水口、35は下部取水口、36は
出水口、37は温水タンク、38は冷水タンク、39は
加熱機、45は第1のバルブ、46は第2のバルブ、4
7は第3のバルブ、49はポンプ、50は切換弁、55
は濾過器(浄水手段)、56はオゾナイザ、57は循環
ポンプ、59は給水弁、62は落し蓋、63は被冷却
物、64は収納ラック、65は冷蔵庫、68はエバポレ
ータ(冷却手段)、71は冷凍機、72は蓋、73は冷
却装置、74は本体、76は洗面化粧台、77は冷水温
水発生機、78は洗面用水槽、89は操作パネル、90
は冷蔵庫、91は冷凍機、95は冷却装置、96は冷蔵
庫、98は水槽、99は流水発生装置、100は蓋、1
01は被冷却物、102は扉、103は水槽、104は
開口部、113は第1のポンプ、115は貯水容器、1
16は吸入口ヘッド、118は水位センサ、121は第
2のポンプ、122は生ごみ収納容器、123は冷凍
機、124はエバポレータ、125は水位検出装置、1
31は操作パネル、135は表示器、136、137は
選択スイッチを示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯留すると共にこの貯留水の中に被
    冷却物を浸漬する水槽と、 この水槽内の水を冷却する冷却手段と、 前記被冷却物に前記水槽内の水が当たるように前記水槽
    内に流水を発生させる流水発生手段と、 前記冷却手段及び前記流水発生手段を駆動制御する制御
    手段とを備えて成る冷却装置。
  2. 【請求項2】 水を貯留すると共にこの貯留水の中に被
    冷却物を浸漬する水槽と、 冷却手段により冷却された水を貯留するタンクと、 このタンク内の冷水を前記水槽へ循環供給する冷水供給
    手段とを備えて成る冷却装置。
  3. 【請求項3】 水を浄化する浄化手段を備え、 水槽内の水を前記浄化手段により浄化するように構成し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 水槽内に浸漬された被冷却物の量を検知
    する被冷却物量検知手段を備え、 流水発生手段により発生される流水の強さを、前記被冷
    却物量検知手段により検知した被冷却物量に基づいて調
    節するように構成したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】 水槽内に浸漬された被冷却物の種類を指
    定する被冷却物種類指定手段を備え、 前記被冷却物の種類に基づいて前記水槽内の水の温度を
    設定するように構成したことを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 水槽の下方に冷凍庫または冷蔵庫を配置
    し、 前記水槽内の水を冷却する冷却手段と、前記冷凍庫また
    は前記冷蔵庫の庫内を冷却する冷却手段とを一つの冷凍
    サイクルの中に組み込むように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】 流し台のシンクに隣接して水槽を設ける
    と共に、 この水槽の上部開口部を開閉する蓋を、前記シンク側へ
    向けてスライド可能に設けたことを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の冷却装置。
  8. 【請求項8】 流し台のシンクの下方に設けられ冷却手
    段により冷却された水を貯留するタンクと、 前記シンクまたは前記シンク内に設置された容器内に前
    記タンク内の冷水を吐出する冷水吐出手段と、 前記シンクまたは前記シンク内に設置された容器内の水
    を吸引して前記タンク内へ戻す水吸引手段とを備えて成
    る冷却装置。
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Cited By (6)

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