JPH09324972A - 温冷装置 - Google Patents

温冷装置

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JPH09324972A
JPH09324972A JP14439196A JP14439196A JPH09324972A JP H09324972 A JPH09324972 A JP H09324972A JP 14439196 A JP14439196 A JP 14439196A JP 14439196 A JP14439196 A JP 14439196A JP H09324972 A JPH09324972 A JP H09324972A
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JP
Japan
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heat
heating
beverage
support
cooling device
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JP14439196A
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English (en)
Inventor
Kenichi Fujisawa
賢一 藤澤
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KKS KK
S K K KK
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KKS KK
S K K KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2321/00Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
    • F25B2321/02Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
    • F25B2321/025Removal of heat
    • F25B2321/0251Removal of heat by a gas

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で軽量であり、自動車内においても飲料缶
を加熱または冷却することができる。 【解決手段】飲料缶50を収容する円筒状の本体収容部
10に蓋体20が着脱可能に設けられている。本体収容
部10は、飲料缶50が挿入される円筒状の導熱パイプ
13が、飲料缶50を支持する導熱性の支持台12上に
設けられており、導熱パイプ13が断熱材16によって
覆われている。支持台12の下面に、この支持台12を
加熱および冷却し得るようにペルチェ素子14が設けら
れている。ペルチェ素子14の通電方向によって、支持
台12は、加熱または冷却され、支持台12上の飲料缶
50が加熱または冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーヒー、お茶等
の飲料物が収容された飲料缶、飲料瓶、コップ等の容器
を加熱および冷却するために使用される温冷装置に関
し、特に、自動車の車内、家庭内において、飲料缶等
を、好みに応じて、加熱および冷却のいずれも可能にな
った小型の温冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コーヒー、お茶等の飲料物が収容
された飲料缶、飲料瓶等を販売する自動販売機の普及に
よって、飲料物が手軽に飲料できるようになっている。
しかも、自動販売機では、飲料缶等を冷却するのみなら
ず、季節や気温の変化等に応じて、加熱することもでき
るようになっている。
【0003】しかしながら、自動販売機から取り出され
た飲料缶等の飲料物は、直ちに飲用されるとは限らな
い。例えば、自動販売機から取り出された飲料缶等は、
一旦、家庭に持ち帰って家庭内において、あるいは、自
動車内にて自動車の走行中に飲用される場合もある。特
に、長時間にわたって自動車を走行させるような場合に
は、自動販売機から取り出された飲料缶の飲料物は、し
ばしば、走行中における任意の時間に飲用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、自動販売
機から取り出された飲料缶が、適当な時間にわたって放
置されると、冷却または加熱された飲料缶等は常温に戻
り、飲料物の風味が損なわれるおそれがある。このため
に、飲料する際に、改めて飲用缶を冷却または加熱する
必要がある。家庭内では、冷蔵庫、電子レンジ、熱湯等
を使用して、冷却および加熱することができる。しかし
ながら、1本または数本の飲料缶のみを冷却するために
冷蔵庫を使用することは不経済であり、また、電子レン
ジや熱湯を使用して加熱することは、手間を要し、しか
も、加熱された状態を保持することができないために、
飲用しようとする直前に加熱しなければならないという
問題もある。
【0005】また、自動車内においては、現状では、1
〜数本の飲料缶等を冷却および加熱するための手頃な装
置が設けられていない。例えば、車載用のクーラーボッ
クス等も市販されているが、1本〜数本程度の飲用缶等
の冷却には、大きすぎ、適当でない。自動車内における
通風口等に係止して使用する飲料缶用のホルダーも販売
されている。このホルダーは、通風口から吹き出される
エアーコンディショナーの冷風または温風によって、ホ
ルダー内に保持された飲料缶を冷却または加熱するもの
であるが、飲料缶の冷却や加熱のためにのみ、自動車の
エアーコンディショナーを駆動することは、エンジン負
荷が大きく不経済である。また、エアーコンディショナ
ーによって、必要でないにもかかわらず、車内が冷却ま
たは暖房されることになり、乗車している人々が不快に
なるおそれもある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、1本または2本の飲料缶等を冷却
および加熱することができる小型の温冷装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の温冷装
置は、飲料缶等のように飲料物が収容された容器を支持
する導熱性の支持台と、この支持台を加熱および冷却し
得るように支持台の下面に設けられたペルチェ素子と、
前記支持台上に支持された容器が挿入されるように、そ
の支持台上に設けられた筒状の導熱パイプと、この導熱
パイプを覆う断熱材とを具備することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の温冷装置は、前記本体収
容部の下側には、ペルチェ素子に接触して熱交換する熱
交換部が設けられている。
【0009】請求項3に記載の温冷装置は、前記本体収
容部の下側には、放熱ファンが設けられている。
【0010】請求項4に記載の温冷装置は、飲料物が収
容された容器がそれぞれ支持されるように並んで配置さ
れた一対の導熱性の支持台と、一方の支持台が加熱され
た際に他方の支持台が冷却されるように、両支持台の間
に設けられたペルチェ素子とを具備することを特徴とす
る。
【0011】請求項5に記載の温冷装置は、請求項4に
記載の温冷装置において、各支持台上は、各支持台に支
持された容器がそれぞれ挿入されるように、筒状の導熱
パイプが設けられており、各導熱パイプが断熱材によっ
てそれぞれ覆われている。
【0012】請求項6に記載の温冷装置は、請求項4に
記載の温冷装置において、前記ペルチェ素子によって冷
却される支持台の下側に、放熱ファンが設けられてい
る。
【0013】請求項7に記載の温冷装置は、請求項4に
記載の温冷装置において、前記各支持台上に支持された
各容器が、1つの蓋体によって覆われるようになってお
り、その蓋体には、各支持台上に載置された各容器を隔
絶状態とする隔壁が設けられている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の温冷装置の実施の形態に
おける一例を示す断面図である。この温冷装置は、例え
ば、直径が53mm、長さが133mm、内容量が25
0ccの市販の飲料缶50を加熱または冷却するために
使用されるものであり、飲料缶50が収容される円筒状
の本体収容部10と、この本体収容部10の上端部に着
脱可能に取り付けられる蓋体20と、本体収容部10の
下端部に取り付けられる熱交換体30とを有している。
【0016】本体収容部10は、円筒状の本体ケース1
1と、この本体ケース11の下端部内に配置された支持
台12とを有している。支持台12は、導熱性の材料に
よって円板状に形成されており、その支持台12の上面
に、飲料缶50が内部に挿入される円筒状の導熱パイプ
13の下端面が接触状態で支持されている。導熱パイプ
13内に挿入される飲料缶50は、支持台12上に載置
されるようになっている。導熱パイプ13は、内部に挿
入される飲料缶50の長さよりも短くなっており、導熱
パイプ13の内部に挿入された飲料缶50の上端部は、
導熱パイプ13よりも上方に突出した状態になる。導熱
パイプ13の内径は、飲料缶50の外径に対して1〜数
mm程度、大きくなっている。
【0017】本体ケース11の上端は、導熱パイプ13
の上端部と同レベルになっており、その上端部は、若干
縮径した状態になっている。
【0018】本体収容部10には、本体収容部10から
上方に突出した飲料缶50の上端部を覆う蓋体20が取
り付けられる。蓋体20は、本体ケース11の上端部
に、下端部が嵌合される蓋ケース21を有している。こ
の蓋ケース21は、下端面が開放されて上端面が閉塞さ
れた状態になっており、下端面を除く内周面および上端
面の内側に、断熱材22が設けられている。
【0019】蓋体20は、蓋ケース21の下端部が本体
収容部10の本体ケース11の上端部に嵌合されると、
本体収容部10内に挿入されて上端部が本体収容部10
より突出した飲料缶50の上端部が、断熱材22によっ
て覆われた状態になる。
【0020】支持台12の下面には、薄板状をしたペル
チェ素子14の上面が接触した状態で取り付けられてい
る。このペルチェ素子14には、通電のためのリード線
15が接続されており、電流を流すことによって、ペル
チェ素子14の一方の面が発熱し、他方の面が吸熱され
る。いずれの面が発熱するか、吸熱されるかは、電流の
流れる方向による。
【0021】導熱パイプ13、支持台12およびペルチ
ェ素子14は一体となっており、断熱材16によって覆
われた状態で、円筒状の本体ケース11内に収容されて
いる。導熱パイプ13の上端部は、断熱材16よりも若
干上方に延出した状態になっている。本体ケース11の
下端部は、ペルチェ素子14の下面よりも若干下方に延
出した状態になっており、断熱材16は、ペルチェ素子
14の周囲を覆うように、支持台12の下面を覆ってい
る。ペルチェ素子14の下面は、支持台12の下面を覆
う断熱材16の下面から露出した状態になっている。
【0022】ペルチェ素子14に接続されたリード線1
5は、ペルチェ素子14の周囲を覆う断熱材16を貫通
して、本体ケース11の外部に延出されている。このリ
ード線15には、電流方向を切り換えるためのスイッチ
17およびヒューズ18が直列状態で介装されており、
さらに、リード線15の先端には、自動車に設けられた
シガーライターに接続されるコネクタ19が設けられて
いる。
【0023】本体ケース11の上端面は開放されてお
り、その開放された上端面から、導熱パイプ13内に挿
入されて支持台12上に支持された飲料缶50が突出し
た状態になる。また、本体ケース11の下端面も開放さ
れた状態になっており、その下端面から、断熱材16に
よって覆われたペルチェ素子14の下面が露出した状態
になっている。
【0024】本体ケース11の外径は、飲料缶50の外
径よりも10mm程度大きくなっている。
【0025】本体ケース11の下端部には、熱交換部3
0が取り付けられている。この熱交換部30は、円筒状
をした熱交換ケース31と、熱交換ケース31の内部に
取り付けられた導熱性の熱交換体32とを有している。
【0026】熱交換ケース31は、上端面および下端面
が開放されており、その周面には、多数の透孔31aが
設けられている。そして、熱交換ケース31の上端部が
若干縮径されて、本体収容部10における本体ケース1
1の下端部内に嵌合されるようになっている。
【0027】熱交換体32には、熱交換ケース31の上
端部内に嵌合されて支持された円板状の熱交換本体部3
2aが設けられており、この熱交換本体部32aの上端
面は、熱交換ケース11の上端面に露出した状態になっ
ている。熱交換本体部32aの下面には、垂直状態にな
った平板状の多数の熱交換フィン32bが相互に平行に
設けられている。各熱交換フィン32bの下端は、熱交
換ケース31の下端面よりも上方に位置している。
【0028】熱交換体32は、熱交換ケース31の上端
部が本体ケース11の下端部内に嵌合された際に、その
上面が、本体ケース11内のペルチェ素子14下端面に
接触した状態になる。
【0029】このような構成の温冷装置は、自動車の車
内にて好適に使用される。この場合には、例えば、自動
車の車内における通風口に取り付けられる飲料缶ホルダ
ーに、温冷装置全体が挿入されて支持される。飲料缶ホ
ルダーに支持された温冷装置は、蓋体20を本体収容部
10から取り外して、本体収容部10における導熱パイ
プ13内に、飲料缶50が挿入され、蓋体20が本体収
容部10に装着される。このような状態で、リード線1
5の先端部に設けられたコネクタ19が自動車のシガー
ライターに接続される。そして、リード線15に介在さ
れたスイッチ17を操作して、飲料缶50を温めるか冷
却するかのいずれかを選択する。
【0030】例えば、本体収容部10内に挿入された飲
料缶50を冷却する場合には、ペルチェ素子14の上面
が吸熱されて、下面が発熱される。ペルチェ素子14の
上面が吸熱されることにより、ペルチェ素子14に接触
された導熱性の支持台12、および、この支持台12に
接触された導熱パイプ13が吸熱され、支持台12上に
載置されて導熱パイプ13内に挿入された飲料缶50が
吸熱される。これにより、飲料缶50が冷却される。
【0031】ペルチェ素子14の上面にて吸収される熱
は、ペルチェ素子14の下面から放出される。この場
合、ペルチェ素子14の下面には、熱交換体32の熱交
換本体部32aが接触しており、しかも、熱交換本体部
32aには、多数の熱交換フィン32bが設けられてい
るために、ペルチェ素子14の下面は、効率よく放熱さ
れ、導熱パイプ13内の飲料缶50は、効率よく冷却さ
れる。
【0032】本体収容部10内に挿入された飲料缶50
を温める場合には、リード線15に設けられたスイッチ
17を切り換えればよい。スイッチ17の切り換えによ
って、ペルチェ素子14の下面が吸熱されるとともに上
面が発熱する。これにより、支持台12および導熱パイ
プ13が加熱されて、飲料缶50が温められる。
【0033】本発明の温冷装置では、飲料缶50を、5
5〜60℃程度に加熱することができるとともに、10
〜15℃程度に冷却することができる。
【0034】図2は、熱交換部30に替えて、放熱ファ
ン40が取り付けられた本発明の温冷装置の一例を示す
縦断面図である。この温冷装置に設けられた放熱ファン
40は、円筒状をしたハウジング41と、このハウジン
グ41内に設けられたファン本体42とを有している。
ハウジング41の上端面は開放された状態になってお
り、本体収容部10のケース11の下端部内に嵌合され
ている。ハウジング10の下端面も、開放された状態に
なっており、その下端面が、多数の通気穴を有するパン
チングメタル43によって覆われている。ハウジング1
0の周面は、上短部および下端部を除いて、パンチング
メタル41aによって構成されている。
【0035】ハウジング41内に配置されたファン本体
42は、回転翼42aを有しており、回転翼42aの回
転によって、下方に向かう気流を発生させるようになっ
ている。
【0036】このような構成の温冷装置でも、本体収容
部10内に収容された飲料缶50が、ペルチェ素子14
の上面によって加熱または冷却される支持台12と導熱
パイプ13とによって、加熱または冷却される。このと
き、ペルチェ素子14の下面に発生する冷熱または温熱
は、放熱ファン40によって効率よく下方に放出される
ために、ペルチェ素子14による加熱および冷却効率が
向上する。
【0037】図3は、2本の飲料缶50を、それぞれ、
加熱および冷却するようになった本発明の温冷装置の一
例を示す断面図である。この温冷装置は、本体収容部1
0に、導熱性材料によって構成された一対の円板状の支
持台12と、各支持台12上に垂直状態でそれぞれ設け
られた一対の導熱パイプ13と、各導熱パイプ13を覆
うようにそれぞれ設けられた一対の断熱材16と、各断
熱材16を覆う一対の本体ケース11とを有しており、
各本体ケース11の上端部に、各導熱パイプ13内に収
容された飲料缶50の上端部を覆う一対の蓋体20が、
それぞれ着脱可能に設けられている。
【0038】各支持台12は、各導熱パイプ13が横方
向に並んだ状態になるように、それぞれ、導熱材料によ
って構成された導熱体51上に設けられている。各導熱
体51は、相互に近接した部分が、それぞれ、下方に垂
直に延出しており、その延出した部分間にペルチェ素子
14が設けられている。ペルチェ素子14は、一対の熱
交換面が、それぞれ、各導熱体51の下方に延出した部
分に接触した状態になっている。
【0039】各導熱体51は、支持台12が載置された
上面を除いて、断熱材52によって覆われており、断熱
材52が、下側ケース53内に収容された状態になって
いる。下側ケース53は、上面が開放されるとともに、
下面が閉鎖されている。ペルチェ素子14に対するリー
ド線15は、下側ケース53の下面を通って外部に延出
している。そして、リード線15には、ヒューズ18が
介在されるとともに、自動車のシガーライターに接続さ
れるコネクタ19が先端に設けられている。
【0040】このような構成の温冷装置では、本体収容
部10におけるいずれか一方の本体ケース11内が加熱
専用になっており、他方の本体ケース11内が冷却専用
になっている。そして、各本体ケース11内に飲料缶5
0を挿入して、リード線15のコネクタ19を自動車の
シガーライターに接続すると、ペルチェ素子14に通電
されて、一方の導熱体51を介して、一方のケース本体
11内の支持台12が加熱され、その支持台12上に載
置された飲料缶50が加熱される。同時に、他方の導熱
体51を介して、他方のケース本体11内の支持台12
が冷却されて、その支持台12上に載置された飲料缶5
0が冷却される。
【0041】図4に示す温冷装置は、冷却専用の本体ケ
ース11の下端部に嵌合された支持台12の下方に、放
熱ファン40が設けられている。放熱ファン40は、導
熱体51によって覆われた状態になっており、下方に向
かって気流を発生させるようになっている。放熱ファン
40を覆う下側ケース53部分は、パンチングメタル5
3aによって構成されている。
【0042】このような構成の温冷装置では、放熱ファ
ン40によって、冷却側の導熱体51および支持台12
が効率よく放熱され、支持台12上の飲料缶50は、冷
却効率が向上する。この場合、冷却側の導熱体51の放
熱効果によって、加熱側の導熱体51も効率よく加熱さ
れるために、加熱側の支持台12上の飲料缶50の加熱
効率も向上する。
【0043】図5は、主として家庭内等の屋内において
使用される温冷装置の断面図を示している。この温冷装
置は、飲料缶50のみならず、飲料物が収容されたコッ
プ60等の容器も、加熱および冷却可能になっており、
図5に示すように、全体が台状に構成されて、カバー6
1によって覆われるようになっている。カバー61の上
面は平坦になっており、その上面から、一対の導熱体5
1上にそれぞれ設けられた各支持台12の上面が露出し
ている。
【0044】各導熱体51の間には、ペルチェ素子14
が設けられており、冷却側の支持台12の下方に、放熱
ファン40が設けられている。放熱ファン40の周囲の
カバー61部分は、パンチングメタル61aによって構
成されている。加熱側の支持台12および導熱体51
は、断熱材52にて覆われている。
【0045】このような温冷装置は、カバー61から露
出した各支持台12上に、飲料物が収容された各コップ
60がそれぞれ載置されて、各コップ60内の飲料物
が、それぞれ、加熱および冷却される。各コップ60に
替えて、前述したような飲料缶50も各支持台12上に
支持され得る。
【0046】各コップ60内に収容された飲料物を、加
熱および冷却する場合には、各コップ60を覆い得る蓋
体62が使用される。この蓋体62の中央部には、隔壁
62aが設けられており、この隔壁62aによって、加
熱されるコップ60と、冷却されるコップ60とが、そ
れぞれ、隔絶された状態になり、各コップ60が効率よ
く、加熱および冷却される。
【0047】なお、上記各実施の形態では、温冷装置を
自動車内にて使用されるように、ペルチェ素子14に対
するリード線15を、自動車に設けられたシガーライタ
ーに接続する構成であったが、家庭内にて使用する場合
には、交流電源を直流電源に変換するアダプターを介し
て、家庭用電源に接続すればよい。
【0048】このような温冷装置は、加熱または冷却さ
れた空気が排出されず、また、騒音も発生しないため
に、病院等においても好適に使用することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の温冷装置は、このように、ペル
チェ素子を利用して、軽量および小型に構成されている
ために、屋内に限らず、自動車内においても使用するこ
とができ、飲料缶等は、飲料に適した温度に加熱および
冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温冷装置の実施の形態の一例を示す縦
断面図である。
【図2】本発明の温冷装置の実施の形態の他の例を示す
縦断面図である。
【図3】本発明の温冷装置の実施の形態のさらに他の例
を示す縦断面図である。
【図4】本発明の温冷装置の実施の形態のさらに他の例
を示す縦断面図である。
【図5】本発明の温冷装置の実施の形態のさらに他の例
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 本体収容部 11 本体ケース 12 支持台 13 導熱パイプ 14 ペルチェ素子 15 リード線 16 断熱材 19 コネクタ 20 蓋体 21 蓋ケース 22 断熱材 30 熱交換部 31 熱交換ケース 32 熱交換体 32a 熱交換本体部 32b 熱交換フィン 40 放熱ファン 41 ハウジング 42 ファン本体 50 飲料缶 51 導熱体 52 断熱材 61 カバー 62 蓋体 62a 隔壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料缶等のように飲料物が収容された容
    器を支持する導熱性の支持台と、 この支持台を加熱および冷却し得るように支持台の下面
    に設けられたペルチェ素子と、 前記支持台上に支持された容器が挿入されるように、そ
    の支持台上に設けられた筒状の導熱パイプと、 この導熱パイプを覆う断熱材と、 を具備することを特徴とする温冷装置。
  2. 【請求項2】 前記本体収容部の下側には、ペルチェ素
    子に接触して熱交換する熱交換部が設けられている請求
    項1に記載の温冷装置。
  3. 【請求項3】 前記本体収容部の下側には、放熱ファン
    が設けられている請求項1に記載の温冷装置。
  4. 【請求項4】 飲料物が収容された容器がそれぞれ支持
    されるように並んで配置された一対の導熱性の支持台
    と、 一方の支持台が加熱された際に他方の支持台が冷却され
    るように、両支持台の間に設けられたペルチェ素子と、 を具備することを特徴とする温冷装置。
  5. 【請求項5】 各支持台上は、各支持台に支持された容
    器がそれぞれ挿入されるように、筒状の導熱パイプが設
    けられており、各導熱パイプが断熱材によってそれぞれ
    覆われている請求項4に記載の温冷装置。
  6. 【請求項6】 前記ペルチェ素子によって冷却される支
    持台の下側に、放熱ファンが設けられている請求項4に
    記載の温冷装置。
  7. 【請求項7】 前記各支持台上に支持された各容器が、
    1つの蓋体によって覆われるようになっており、その蓋
    体には、各支持台上に載置された各容器を隔絶状態とす
    る隔壁が設けられている請求項4に記載の温冷装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020019787A (ko) * 2000-09-07 2002-03-13 박호군 효율이 뛰어난 차량용 열전 냉·온장고
US6422300B1 (en) * 1999-12-20 2002-07-23 Daimlerchrysler Corporation Apparatus for controlling the temperature of a beverage within a motor vehicle
CN112826326A (zh) * 2021-03-19 2021-05-25 广东斯柯电器有限公司 一种可快速换罐的冷热饮装置

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