JPH09324904A - 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉 - Google Patents

乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉

Info

Publication number
JPH09324904A
JPH09324904A JP8165307A JP16530796A JPH09324904A JP H09324904 A JPH09324904 A JP H09324904A JP 8165307 A JP8165307 A JP 8165307A JP 16530796 A JP16530796 A JP 16530796A JP H09324904 A JPH09324904 A JP H09324904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion chamber
air
grate
drying
sludge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8165307A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Fukui
潔 福井
Nobuo Hayashi
信男 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8165307A priority Critical patent/JPH09324904A/ja
Publication of JPH09324904A publication Critical patent/JPH09324904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に化学繊維に係る有機汚泥、ウェス等につ
いて、その乾燥から焼却までを一貫して、或いは乾燥、
焼却夫々を効率良く実施可能な装置を提供する。 【構成】 少なくとも1個の燃焼室と1個のキルン5と
を連設して成り、前記燃焼室は一次燃焼室2であり、こ
の一次燃焼室は火格子41が凹面(V型)を成し、ここ
に被焼却物、例えば化学繊維ウェス、プラスチック等が
保持される。前記火格子の下は副燃焼室101とされて
おり、ここに例えば縦横両方向に配置された空気ノズル
48で燃焼用空気が吹き込まれる。これで前記火格子の
間から落下した化学繊維溶融物等がこの副燃焼室内に貯
まり効率良く燃焼する。燃焼ガスは、連設されたキルン
5,6の中を通過し、その間に、例えば右ネジ方向に空
気が吹き込まれることで完全に燃焼する。また投入され
た汚泥は言わば直火乾燥される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥炉、焼却炉及び乾燥
焼却炉に関する。特に繊維産業特有の産業廃棄物、その
中でも化学繊維を含む汚泥、ウェス、糸屑等の乾燥、焼
却に有用な乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維産業は石川県の有力地場産業であ
る。この繊維産業では、産業廃棄物として汚泥、ウェ
ス、糸屑等が発生する。従来これらは個々に焼却、埋立
処分等されて来た。しかし廃棄物は焼却が最も好まし
い。焼却はその物質の燃焼可能な部分を全て滅失させ
(気化させ)、その容積を一番小さくしてしまうからで
ある。灰にしてしまえば腐敗等も起こりにくい。
【0003】しかし繊維産業廃棄物はこの焼却処分が困
難な部類に属している。何故なら、汚泥は、乾燥させ、
適当に助燃すれば燃焼可能ではあるものの、従来これを
効率良く実行出来る装置が無かったからである。ウェ
ス、糸屑についても同じで、人手を掛けないでこれらを
効率良く焼却出来る装置は無かった。特にこれらが化学
繊維に係るものである場合、加熱されると溶融し、火格
子の下に滴下し、固まってしまう。この為一層焼却が難
しかった。そこで本願発明者らは、これら汚泥とウェス
とを一括処理するのに好適な乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼
却炉を先に提案した(平成7年特許願第188346
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】処理能力は出来るだけ
大きい方が望ましい。また一層広範な対象物に対しても
対応可能であることが望ましい。本願各発明に共通する
目的は、このような処理能力の向上、或いは適用範囲の
拡大を図ることにある。また個別には、廃棄物、特に化
学繊維を含む有機汚泥について、これを一層効率良く乾
燥出来る乾燥炉を提供することにある。同じく、このよ
うな廃棄物、特に化学繊維を含むウェス、糸屑等につい
て、一層効率良くこれらを焼却出来る焼却炉を提供する
ことにある。同じく、このような廃棄物、特に化学繊維
を含む有機汚泥、ウェス及び糸屑等について、その乾燥
から焼却までを一貫して一層効率良く実施可能な乾燥焼
却炉を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の焼却炉では、火格子が凹面を成し、該火格子の
下が副燃焼室とされ、該副燃焼室に燃焼用空気を吹き込
む空気吹き込み手段が備えられ、前記凹面内に被焼却物
が保持され、前記火格子の間から落下した被焼却物の溶
融物が前記吹き込まれた空気により前記副燃焼室内で燃
焼する。また請求項2の乾燥炉では、夫々が別個の速度
で回転し得る複数のキルンが連設されて成る。また請求
項3の乾燥焼却炉では、少なくとも1個の燃焼室と、1
個のキルンとが連設されて成り、前記燃焼室は一次燃焼
室であり、該一次燃焼室は火格子が凹面を成し、該凹面
内に被焼却物が保持され、前記火格子の下が副燃焼室と
され、該副燃焼室に燃焼用空気を吹き込む空気吹き込み
手段が備えられ、前記火格子の間から落下した被焼却物
の溶融物が前記吹き込まれた空気により前記副燃焼室内
で燃焼する。
【0006】
【実施例】以下本発明の詳細を説明する。図1〜図26
に本願発明の実施の形態の一例である乾燥焼却炉100
を示す(以下単に「炉」という)。図1,図2は、この
炉100の処理の流れを表わす。1枚にすると図が小さ
くなるので、2枚に分けて示す。図1の後部ガス溜め室
8から後の流れを図2に示す。図3,図4は、炉100
の側面を表わす。これも2枚の図に分けて示す。図3の
右端が図4の左端に繋がる。念のため、十字記号CMで
接続位置を示す。図3の右端に付けられている2個の十
字記号CMと、図4の左端の2個の十字記号CMとを重
ねると一つの図になる。
【0007】図5,図6は、炉100の側面を表わす。
これも2枚の図に分けて示す。図5の右端が図6の左端
に繋がる。これも念のため、接続位置を表わす十字記号
CMを付す。図7は炉100の正面を示す。なお後方に
ある集塵装置10、デッキ19、汚泥定流ホッパ9など
は省略している。図8には炉100の背面を示す。この
図でも、デッキ19、汚泥定流ホッパ9を省略してい
る。前方にあるウェス投入コンベア1も省略している。
【0008】図9〜図14に一次燃焼室2を示す。図9
は右側面、図10は正面、図11は平面を表わす。図1
2が図10のL−L矢視中央縦断面、図13が図9のM
−M矢視正面縦断面、図14が図10のN−N矢視水平
断面を表わす。図15〜図17に二次燃焼室3を示す。
図15が右側面、図16(A)が蒸気溜め12及びこれ
への連結管13の平面、同図(B)が空気供給管14の
平面、図17(A)が正面、同図(B)が図15のQ−
Q矢視正面縦断面を示す。なお図16(B)の空気供給
管14では、中間パイプ15が挿入されていて、図3,
図5或いは図7に示したものと形状が異なる。中間パイ
プ15のある方が、各空気室24への空気分配が均等に
なるようである。
【0009】図18,図19には三次燃焼室4を示す。
図18(A)が正面、同図(B)が右側面、図19が背
面を示す。図20,図21には一段目キルン5を示す。
図20が右側面、図21が正面を表わす。用紙の大きさ
の関係で、図20ではフランジ16のところで二つに分
け、上に前半部5A、下に後半部5Bを示す。
【0010】図22〜図24に二段目キルン6を示す。
図22,図23が右側面、図24が正面を表わす。用紙
の大きさの関係で、これもフランジ17のところで二つ
に分け、図22に前半部6A、図23に後半部6Bを示
す。図25,図26に剥離用空気室7及び後部ガス溜め
室8を示す。図25(A)が正面、同図(B)が右側
面、図26(A)が右側面中央縦断面、同図(B)が背
面を示す。
【0011】なお、何れかの図で説明をした部分は、他
の図に於て同じ符号を付すだけとし、必要以外再度の説
明をしない。また解像度の関係で、鉄板の肉厚は表現し
ない(1本の線で表わす。一部の図は表現)。この為、
破断部分でもハッチングは表現されない。
【0012】以下各図を引用して説明をする。先ず全体
の配置は図1〜図8に示したとおりである。各図に於
て、1はウェス投入コンベア、2は一次燃焼室、3は二
次燃焼室、4は三次燃焼室、5は一段目キルン、6は二
段目キルン、7は汚泥剥離用空気室、8は後部ガス溜め
室、9は汚泥定流ホッパである。これらは手前から奥に
向かって順に連結されており、また、後部ガス溜め室8
には、集塵装置10及び煙突11が連結されて成る。
【0013】理解を容易にするため凡その大きさを言う
と、炉100の全長は21.7m、幅は、最前部の一次
燃焼室2に於て1.8m、高さは同じくその屋根18迄
で2.45m、煙突11では7mである。大きさは勿論
これらに限定されない。これらの値は、理解を容易にす
る為の参考値である。個々の部分の大きさについては、
夫々の説明で必要に応じて言及する。これら個々の値に
ついても勿論これに限定されない。
【0014】21は燃焼室下側架台であり、H形鋼を横
置きにして、手前から奥に向かって4列並べている。こ
れらの上の左右両端に、手前から奥に向かって、同じく
H形鋼から成る燃焼室上側架台22が載置固定されてい
る。この上に一次燃焼室2、二次燃焼室3及び三次燃焼
室4が載置固定されている。23はキルン架台であり、
手前から奥に向かって左右にH形鋼を並べたもので、こ
の上に一段目キルン5、二段目キルン6が回転自在に載
置される。なおこれより後の構造物は、所定の基礎上に
置かれている。
【0015】一次燃焼室2の詳細は図9〜図14に示さ
れるとおりである。内容積は凡そ2.38立方メート
ル、幅は前述の如く1.8m、高さは架台21,22を
除いた本体部分(屋根18迄)の高さは1.85m、奥
行は1.5mである。一次燃焼室2は水冷である。前後
左右の壁42〜45、及び天井18が鉄板で二重に形成
されており、これら二重壁の内部に冷却水が充填されて
いる。図12〜図14の右上がりのハッチングがこの冷
却水を表わす(天井と屋根とは、本来意味が違うが、こ
こでは混用し、同じ符号(18)を付ける)。二次燃焼
室の詳細は後述するが、この二次燃焼室3も水冷であ
る。即ち二次燃焼室3は円筒形であるが、この円筒が二
重壁31にされており(後述の空気室24を入れると三
重)、この二重壁31の内部に冷却水が充填されてい
る。図17(B)の右上がりのハッチングがこの冷却水
を表わしている。
【0016】冷却水は以下の経路で供給される。先ず一
次燃焼室の屋根18から二次燃焼室の屋根26に掛けて
シスタンク27が配置されている。シスタンク27の中
にはボールタップが配置されており(不図示)、これに
不図示水道管が接続され、これで水位が一定に保たれて
いる。シスタンク27には冷却水管28が連結されてお
り、その下端は一次燃焼室2の左側壁42下部に連結さ
れている。一次燃焼室2の左右の二重壁42,43の下
部と、二次燃焼室3の二重壁下部40とは、左右の連結
水管29で連結されており、シスタンク27の水は、こ
の冷却水管28を介して一次燃焼室2の二重壁内に供給
され、連結水管29を介して二次燃焼室の二重壁31内
に供給される。
【0017】二次燃焼室の屋根26の上には蒸気溜め1
2が配置されている。詳細は図16に示すとおりであ
り、内部は二次燃焼室の二重壁31の内部と連通してい
る。上部には気液分離器32が配置されており(図3ほ
か)、その上に逃がし筒33が設けられている(同)。
蒸気溜め12の取り付け高さはシスタンク27とほぼ同
じであり、蒸気溜め12には、シスタンク27とほぼ同
じ高さまで冷却水が満たされている。炉100の稼働
中、冷却水は加熱される。冷却水は沸騰し、水蒸気は蒸
気溜め12から気液分離器32を経て逃がし筒33から
外界に放出される。なお各部の外壁からもかなり熱の発
散がある。また気液分離器32で凝縮した復水は戻り管
34から蒸気溜め12に戻る。
【0018】一次燃焼室2の説明に戻る。一次燃焼室2
は、底だけキャスター張り(耐熱モルタル張り)である
(36)。図12,図13の左上がりのハッチングがこ
れを表わす。内部には火格子41が配置されている。こ
れは中空で、内部は左右の二重壁42,43の内部、及
び正面側二重壁44の内部と連通されており、冷却水が
満たされている。火格子41の全体形状は正面から見て
V字谷状であり、真ん中の谷部分に、前後方向に延伸さ
れた角形透孔46が形成されている。左右の斜面部分に
も左右方向に延びる角形透孔47が各4個形成されてい
る。なおこのV字谷状が請求項に言う「凹部」の一形態
である。凹部は焼却物を保持し得る形状ならU字状その
他、他の形状であっても構わない。
【0019】一次燃焼室2の内部には、左右の二重壁4
2,43を貫通して空気吹き込みノズル48が突出され
ている。ノズル48は左右の二重壁42,43に二次元
に配置されている。具体的には、各二重壁42,43を
外から見て、左右に5列、上下に5列、適宜間隔をおい
てこれらが配置されている。但し正面側の角部分3箇所
はノズル48が無い。従って合計本数は左右各22本に
なる。これら各22本のノズル48の外側の各開口は、
薄い方形の箱(49)で覆われている。この箱は各ノズ
ルへの空気供給室49となるもので、一次燃焼室ファン
51で加圧された空気が、供給管50からこの空気供給
室49を介して各ノズル48に供給され、一次燃焼室2
内部に二次元の広がりを以て吹き出す。
【0020】なお各ノズルの吹き出し口は火格子41の
下側にある。従って空気は、基本的には火格子41の下
側に吹き出される。しかし火格子41の正面形状がV形
で、中央の谷部分52が上から2列目と3列目のノズル
48の間に位置するから、ノズル48のうち、上から2
列目迄のものからの噴出空気は、火格子41の各角形透
孔47を通り、火格子41の上にも吹き込むことにな
る。これは燃焼を盛んにする上で効果が見られる。な
お、上記先の出願と同様、例えば適宜の小さな板をノズ
ル48の口に溶接し、これに当てることで所望の向きに
空気を吹き出すようにしても良い。
【0021】一次燃焼室2の天井18にはウェス投入用
扉53が設けられている。この扉53は2つに分割され
ており、常時は不図示バネで上に向かって付勢されて閉
じている。コンベア1の先端からウェスの塊り(10K
gとか20Kg)が投下されると、その重みでこの扉5
3は中央から二つに分かれ、下方に向かって開く。ウェ
スが火格子41上に落下し、重みが無くなると元に戻
る。一次燃焼室2の正面には、上下二つの火口(ひぐ
ち)54,56が設けられている。夫々に扉57,58
が設けられており、着火用バーナ59,60が取着され
ている。上側のバーナ59の炎は主として火格子41の
上に吹き込まれ、下側のバーナ60の炎は火格子41の
下に吹き込まれる。扉57,58は開閉可能である。こ
れらを開けて内部の清掃、点検、補修などを行なう。下
側の扉58は灰出しにも使用する。
【0022】一次燃焼室2の背面は二次燃焼室3に連結
されている。二次燃焼室3の詳細は図15〜図17に示
したとおりで、内径約1.37m、長さ4mである。二
重壁31には、凡そ220本の空気ノズル48が貫通さ
れている。各ノズル48の向きは工夫されている。即ち
側面から見たときは、空気が二次燃焼室3の後方に向か
って吹き出すように、また正面から見たときは時計回り
の方向に吹き出すように、その向きが設定されている。
これにより、二次燃焼室3内の空気は、全体で右ねじ方
向に螺旋運動をする。なお正面から見たときの回転方向
は反時計方向でも良い。また後述のように、燃焼ガスは
全体として排気誘引ファン98に引張られる。従って、
側面から見て後方に吹き出すようにするのは止め、夫々
が単に円周方向に向かって吹き出すようにしても良い。
【0023】二次燃焼室3には、二重壁31の外周を更
に囲む形で、ドーナツ状空気室24が三つ被せられてい
る。従ってこの部分では三重壁となる。凡そ220本の
ノズル48は、手前側、中間、後方の3つにグループ分
けされており、各空気室24は、二重壁31の外側に突
出しているこれら各ノズル48の外側の開口を各グルー
プ毎に纏めて包み込んでいる。二次燃焼室用ファン62
で供給された空気は、空気供給管14を介して三つの空
気室24に供給される。そして凡そ220本の各ノズル
48から二次燃焼室3内に吹き出す。
【0024】二次燃焼室3の後端は三次燃焼室4の前端
に連結されている。三次燃焼室4の詳細は図18,図1
9に示すとおりで、丁度ジェットエンジンの噴出口の如
く、手前側から奥に向かって摺鉢状に絞り込まれた形状
とされている(摺鉢部66)。入口側75の内径は二次
燃焼室3の内径と同じく約1.37m、長さ0.7m
で、内面がキャスター張り67にされている。三次燃焼
室4でも、このキャスター張り67を貫通して空気ノズ
ル48が配置されている。ノズル48の向きは二次燃焼
室3とほぼ同じで、側面から見たとき後方に向かってい
るように、また正面から見たとき時計回り方向に向くよ
うに、向きが設定されている。これにより三次燃焼室4
内でも、噴出空気は右ねじ方向への螺旋運動をする。
【0025】三次燃焼室4の空気ノズル48の外側も摺
鉢部66の外周に突出している。これを包囲するよう
に、摺鉢部66の前端から中間迄のほぼ半分の位置ま
で、ドーナツ状空気室68が被せられている。三次燃焼
室用ファン69から供給された空気は、この空気室68
を介して各ノズル48に供給され、三次燃焼室4内に吹
き出す。摺鉢部66のうしろ半分もドーナツ状部材71
で包囲されている。ドーナツ状部材71はその前に位置
する空気室68に連設されており、三次燃焼室4と一段
目キルン5との接続部分の封止、及び一段目キルン5か
ら出て来る乾燥汚泥37(スラグ。図1)の受け止めと
を行なう。この乾燥汚泥37の受け止めの為、三次燃焼
室の下側は扁平な漏斗状シュート72にされており、下
端に横向きのスクリューコンベア73が配置されてい
る。
【0026】ドーナツ状部材71の後面は、円形に開口
されている(74)。ここには一段目キルン5の出口部
分76(手前側部分)が挿入されており、この出口部分
76は摺鉢部66の後側に外嵌する(図3ほか)。背面
の円形開口74の中心C2、即ち、後に続く一段目キル
ン5の回転軸は、手前側開口75に位置する三次燃焼室
の出口の中心C1より少し下に下げられている(図18
「d」)。こうすることで、摺鉢部66と一段目キルン
の出口76との嵌合部分のうち、下側の間隙GDの方
が、上側の間隙GUより大きくなる(図3)。従って、
一段目キルン5から出て来る乾燥汚泥37が円滑にシュ
ート72に落ちる。
【0027】一段目キルン5の詳細を図20,図21に
示す。一段目キルン5は、内径約1.37m、全長5m
である。製作の都合上、手前側と奥側の二つの部分5
A,5Bから成り、両者はフランジ部16A,16Bで
突き合わせされ、ボルト締めされている(図3ほか参
照)。内部はキャスター張りにされている。内周には、
手前から奥に向かって多数の突条78が形成されてお
り、その形状は、正面或いは背面から見て蒲鉾型である
(図21)。但し、図21ではこの形状を一部だけ示
し、残りはその山と谷とを2点鎖線の包絡線で示す。外
周には手前側と奥側の2箇所にリム79が配置されてい
る。架台23にはこれを支承するローラ81が配置され
ている。中間にはスプロケット82が取着されている。
スプロケット82にはチェーン83が掛けられており、
これが駆動モータ84で駆動され、一段目キルン5が回
転される。
【0028】二段目キルン6の詳細を図22〜図24に
示す。全長は6m、内径約1.11mである。これも製
作の都合上、手前側6Aと奥側6Bの二つの部分から成
り、図22右側のフランジ17Aが図23左側のフラン
ジ17Bと突き合わせされ、ボルト締めされる。これの
外周にもリム79が配置されており、架台23にはこれ
を支承するローラ81が配置されている。中間にスプロ
ケット82が配置されているのも同じでこれにチェーン
83が掛けられていて、駆動モータ85で回転される。
なお80はフランジで、一段目キルンとの嵌合部に生ず
るドーナツ状隙間を塞いでいる(図24では表示を略し
ている)。
【0029】二段目キルン6の内周には攪拌羽根86が
立設されている(図22〜図24)。ここでは、鉄板か
ら成る8列の攪拌羽根86が、正面から見て45度の間
隔で、中心に向かって立設されている。図24と、図2
2,図23の投影から理解できるように、これらの攪拌
羽根86は、手前から奥に向かって3つのブロックに分
割されており、奥に行くに従って高くなる(86(A)
〜86(C))。
【0030】二段目キルン6の一番奥は剥離部87とさ
れている。汚泥102はこの剥離部87に投入される
が、最初は水分が多い。この為、投入された位置で内壁
に張り付く虞れがある。剥離部87は、この張り付きを
防止する為に設けられた。即ち、剥離部87には多数の
小孔が穿設されている(図23,図8,図26(A)。
なお図8では小孔の並びを破線で表示した。図26
(A)では、一部をその儘、一部を十字記号で表わし、
残りを省略している。各図のフランジのボルト穴などに
ついても一部を表示し、残りは十字記号で中心位置を示
している)。
【0031】剥離部87の両脇外周にはフランジ88が
突設されている。その回りを囲むように空気室7が設け
られている。空気室7及びその後に配置された後部ガス
溜め室8の詳細を図25,図26に示す。この空気室7
には汚泥剥離装置用ファン89から加圧空気が供給され
ている。空気室7の手前と奥側とをフランジ88が塞ぐ
から、供給された加圧空気は、夫々の小孔から二段目キ
ルン6内に吹き出す。これにより、投入されて来る汚泥
は吹き出す空気で受け止められ、内壁には張り付かな
い。
【0032】後部ガス溜め室8もキャスター張りである
(90)。背面には丸孔91が穿設されており、ここに
スクリューコンベア92が挿通されている。スクリュー
コンベア92は汚泥定流ホッパ9の底部中央に位置し、
先端は剥離部87のところまで延伸されている(図26
(A),図1,図6)。汚泥定流ホッパ9に投入された
汚泥は、この剥離部87から順次二段目キルン6の中に
送り込まれる。なお93はスクリュー駆動機構であり、
回転数を変えることで、汚泥102の投入量が調節出来
る。
【0033】後部ガス溜め室8の天井には排気口94が
穿設されている。ここに排気管95が接続され、その先
が2個の集塵装置10(サイクロン)に接続されている
(図2,図8)。集塵装置10は排気管97を介して誘
引ファン98に接続されており(同図)、誘引ファン9
8で引張られた燃焼ガスは煙突11から放出される。な
お煙突先端のフード99は排気を円滑にする目的で取着
されている。またフード99の少し下には、測定抗38
(図4)が穿設されている。ここには燃焼ガス(排出ガ
ス)の成分を検知するプローブが挿入される。また集塵
装置10で集められた粉塵は灰溜めドラム39に集積さ
れる(図8ほか)。
【0034】乾燥、焼却の流れを、図1,図2を主にし
て説明する。ここでは化学繊維ウェスの焼却と、化学繊
維を含む汚泥の乾燥、焼却とを併せて実施するものとす
る。化学繊維のウェスは、通常、10Kgとか20Kg
とかの大きな塊りで処理場に持ち込まれる。また汚泥は
石灰等に吸着され、水を搾った状態、所謂ケーキと言わ
れる状態で持ち込まれる。先ず全てのファン51,6
2,69,89,98を起動し、バーナ59,61に点
火する。各キルン5,6も回転させる。次いでウェス投
入コンベア1にウェスを載せ、ウェス投入用扉53上に
落下させる。その重さでウェス投入用扉53が開き、ウ
ェスは火格子41上に落ちる。
【0035】火格子41の上は、バーナ59で加熱され
ている。加熱された化学繊維ウェスは、溶けて可燃ガス
を発し、一部はそこで燃焼を始める。燃焼が進むにつれ
繊維が溶け、それらは火格子41の下に滴下し、一次燃
焼室2のキャスター張り(床)36に溜まる。これらは
火格子41の下のバーナ61で加熱される。また火格子
41の上の燃焼の輻射でも加熱され、多量の可燃ガスを
噴出する。火格子41の下には左右から燃焼用空気が吹
き込まれている。火格子41の下は副燃焼室101とな
り、溶融物はここで燃焼を開始する。
【0036】一次燃焼室2内の燃焼が盛んになったらバ
ーナ59,61を止める。火格子41の下の溶融物は加
熱されて多量の可燃ガスを発し、吹き込まれる空気でこ
れが激しく燃焼する。炎は火格子41の上に投入された
ウェスを焦がし、ウェスはそこで燃焼すると共に、溶融
して火格子41の下に落下し、ここでまた多量の可燃ガ
スを発して燃える。このように、燃え始めると、ウェス
は自力で激しく燃焼を続ける。燃焼が安定状態に入った
ら、そのウェスの燃焼特性に合わせ、所定時間間隔で次
のウェスを投入して行く。
【0037】一次燃焼室2の後には二次燃焼室3が配置
されている。ここには凡そ220本のノズル48により
空気が吹き込まれる。吹き込まれた空気はこの二次燃焼
室3の中で、手前から見て右ネジの方向に渦を巻く。こ
こに一次燃焼室2から燃焼した或いは燃焼途中のガスが
供給される。渦巻きで、これらに十分な空気が吹き込ま
れる。プラスチック類を燃やすと黒煙を発するのは、発
生する可燃ガスの量に対して供給される空気量が少な
く、燃焼ガス中の炭素成分が燃え切らずに炭化してしま
う為であるが、ここでは高温の燃焼ガス中に、渦巻きに
より十分な空気の供給がある。燃焼ガス中の炭素成分は
完全に燃焼し、黒煙は殆んど生じない。
【0038】二次燃焼室3の後には三次燃焼室4が置か
れている。ここでも空気は右ネジの方向に渦を巻く。ま
た三次燃焼室4の出口は、ジェットエンジンの吹き出し
口の如く絞り込まれている(66)。従って一次〜三次
の各燃焼室2〜4は、この絞り込み(66)とそこでの
渦巻きとで、或る程度封じ込められた形になる。燃焼ガ
スの吹き抜け(直線的な排出)が阻止され、発生した可
燃ガスは完全に燃焼してから排出される。
【0039】なお三次燃焼室4は、駄目押しの意味もあ
る。即ち一次燃焼室2での可燃ガスの発生量が多過ぎ
て、二次燃焼室3で完全に燃え切らなかったとしても、
三次燃焼室4でのこの空気の渦巻きで、可燃ガスは完全
に燃焼する。尤も、そうならないように、即ち二次燃焼
室3で完全燃焼するように、ウェスの投入量(投入時間
間隔)を加減するのが望ましい。
【0040】汚泥102(図1)は汚泥定流ホッパ9に
投入する。ここからスクリューコンベア92で少しづつ
二段目キルン6の剥離部87に投入される(投入量はス
クリューコンベア92の回転数で制御される)。二段目
キルン6及び一段目キルン5には、一次〜三次の燃焼室
2〜4から高温の燃焼ガスが供給されている。またキル
ン5,6は手前側に向かって2度傾斜している。投入さ
れた汚泥102は、二段目キルン6の回転で攪拌されな
がら、傾きで少しづつ手前側に向かって移動して来る。
【0041】汚泥102は二段目キルン6の攪拌羽根8
6で攪拌される。攪拌羽根86は奥側から順に三段階の
高さにされている。最初は奥側で高く持ち上げられたあ
と落とされ、手前側に来たときは低く持ち上げられたあ
と落とされる。最初は水分が多いので、高く持ち上げて
大きく攪拌する。この方が乾燥し易い。しかし手前に来
るに従って乾燥が進み埃っぽくなる。このため手前側で
は攪拌羽根86を低くし、乾燥しかかった汚泥102の
飛散を防止する。
【0042】二段目キルン6を通過した汚泥102は、
一段目キルン5で更に乾燥される。一段目キルン5内部
はかなり高温であり、汚泥102は内側に形成された突
条78で攪拌されながら、手前側開口に向かって移動し
て来る。攪拌されながら高い温度で加熱されるため、汚
泥102の有機分は完全に燃焼する。そして一段目キル
ン5の手前側開口からシュートの中に落下するとき迄
に、粒々の乾燥汚泥37(スラグ)になる。逆に言え
ば、そうなるように一段目キルン5、二段目キルン6の
回転数や、汚泥102の投入量、燃焼を制御する。スラ
グ37はシュート72からスクリューコンベア73で排
出され、スラグコンベア103でスラグ受け104に集
積される(汚泥102は乾燥された状態(燃焼し切って
いない状態)で排出されるようにしても良い)。
【0043】なおキルン5,6は二段に分けられてい
て、夫々独自に回転数を制御し得る。こうすると、乾燥
対象物の特性に応じた処理が可能になる。また実施の形
態例では、キルン5,6の傾斜を固定にした(2度傾
斜)。これは過去のデータからこの値が適切と判断した
からであるが、処理対象の特性が異なれば、この傾斜も
変更した方が良いこともある。この為、更に汎用性を高
めたいときは、例えば架台23の奥側を上下動可能にし
てキルン5,6全体でその傾きを調節出来るようにした
り、例えば一段目キルン5,二段目キルン6夫々別個
で、ローラ81の高さを上下動可能にして、これらキル
ン5,6を個別に傾斜角度調節可能にしても良い。
【0044】なお一次燃焼室2の床(キャスター張り3
6)に、更に耐火性の受皿を配置すると良い。具体的に
は、例えば一次燃焼室2の床36は、縦1.2m、横
1.5mの広さであるから、キャスターかセラミック
で、これに収まるような広さの四角の受皿を形成する。
深さは適宜で良い(5〜10cm位)。一次燃焼室2の
キャスター張りの床36の四隅に耐火煉瓦を4つ配置
し、その上にこの受皿を置く。これにより火格子41か
ら落ちて来た化学繊維ウェスの溶融物が床36の上では
なく、この受皿に落ちる。受皿はキャスター張りの床3
6より更に断熱性に優れるから、一層安定した燃焼が確
保できる。
【0045】本発明は種々の構成で実施できる。特許請
求の範囲の記載に倣って一例を表現すれば以下の通りで
ある。実施の形態例の構成が、一番能力が高く、それだ
け汎用性に優れるが、以下に例示する何れの構成によっ
ても、即ち実施の形態例より少ない構成でも、従来より
は燃焼効率を上げることができ、その分、設備コスト、
運転コスト共に減少させることが出来る。
【0046】(1)前記空気吹き込み手段が2次元に配
置されていることを特徴とする請求項1記載の焼却炉。 (2)二次燃焼室を備え、該二次燃焼室は、吹き込まれ
た空気が炉内に於て螺旋運動をするように配置された空
気吹き込み手段(ノズル)を備えていることを特徴とす
る請求項1又は上記(1)記載の焼却炉。 (3)三次燃焼室を備え、該三次燃焼室は、吹き込まれ
た空気が炉内に於て螺旋運動をするように配置された空
気吹き込み手段を備えていることを特徴とする上記
(2)記載の焼却炉。
【0047】(4)前記三次燃焼室は、出口に行くに従
ってその断面積が縮小されていることを特徴とする上記
(3)記載の焼却炉。 (5)焼却物が化学繊維を含むウェスであることを特徴
とする請求項1又は上記(1)乃至(4)の何れかに記
載の焼却炉。 (6)少なくとも1個のキルンに於て、その攪拌羽根の
高さが被乾燥物の投入側から排出側に行くに従って低く
されていることを特徴とする請求項2記載の乾燥炉。 (7)乾燥物が化学繊維を含む汚泥であることを特徴と
する請求項2又は上記(6)記載の乾燥炉。
【0048】(8)前記空気吹き込み手段が2次元に配
置されていることを特徴とする請求項3記載の乾燥焼却
炉。 (9)二次燃焼室を備え、該二次燃焼室は、吹き込まれ
た空気が炉内に於て螺旋運動をするように配置された空
気吹き込み手段を備えていることを特徴とする請求項3
又は上記(8)記載の乾燥焼却炉。 (10)三次燃焼室を備え、該三次燃焼室は、吹き込ま
れた空気が炉内に於て螺旋運動をするように配置された
空気吹き込み手段を備えていることを特徴とする上記
(9)記載の乾燥焼却炉。 (11)前記三次燃焼室は、出口に行くに従ってその断
面積が縮小されていることを特徴とする上記(10)記
載の乾燥焼却炉。
【0049】(12)夫々が別個の速度で回転し得る複
数のキルンを備えていることを特徴とする請求項3又は
上記(8)乃至(11)の何れかに記載の乾燥焼却炉。 (13)少なくとも1個のキルンに於て、その攪拌羽根
の高さが被乾燥物の投入側から排出側に行くに従って低
くされていることを特徴とする上記(12)記載の乾燥
焼却炉。 (14)焼却物が化学繊維を含むウェスであることを特
徴とする請求項3、又は上記(8)乃至(13)の何れ
かに記載の乾燥焼却炉。 (15)焼却物が化学繊維を含む汚泥であることを特徴
とする請求項3、又は上記(8)乃至(14)の何れか
に記載の乾燥焼却炉。 (16)燃焼ガスが前記キルン内部を通過することを特
徴とする請求項2又は上記(6)若しくは(7)記載の
乾燥炉。 (17)燃焼ガスが前記キルン内部を通過することを特
徴とする請求項3若しくは上記(8)乃至(15)記載
の乾燥焼却炉。
【0050】なお一段目,二段目キルン5,6の部分の
みを乾燥炉として実施する場合、その熱源は何でも良
い。例えば汎用のバーナを熱源としたり、他の焼却炉の
排ガス、工場の種々の排ガス、例えば高炉の排ガスな
ど、他の諸々の発熱源がこの為の熱源として利用し得
る。なおバーナのように新たに燃料代が掛かるものでな
く、排ガスなど、費用の掛からないものを利用するのが
好ましい。それで十分に効果が期待でき、エネルギーの
節約になる。
【0051】被乾燥物は汚泥に限らない。製紙廃棄物そ
の他、種々の湿潤した産業廃棄物、生活廃棄物(家庭ご
み)に対する乾燥に関しても本発明に掛かる乾燥炉は有
用である。被焼却物も化学繊維に限らない。燃焼で溶融
する性質のもの、例えばプラスチック等にも有用であ
り、更には一般の産業廃棄物、生活廃棄物にも有用であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の焼却炉
では、火格子を凹面に形成し、その下を副燃焼室にし、
この副燃焼室に燃焼用空気を吹き込むようにした。従っ
て、この凹面に、焼却物が安定的に保持され、燃焼効率
が一段と向上する。例えば従来燃えにくいとされて来た
化学繊維のウェス等を大量に焼却することが出来るよう
になる。また請求項2の乾燥炉では、複数のキルンを夫
々が別個の速度で回転し得るように連設した。従って乾
燥物の特性に合わせて乾燥作業を実行することが出来、
例えば化学繊維を含む有機汚泥等、従来乾燥が難しかっ
た対象物も、安定的に且つ大量に乾燥処理することが出
来るようになる。
【0053】また請求項3の乾燥焼却炉では、少なくと
も1個の燃焼室と、1個のキルンとを連設し、前記燃焼
室には、一次燃焼室を備え、この一次燃焼室には凹面を
成す火格子を備え、前記火格子の下を副燃焼室として、
この副燃焼室に燃焼用空気を吹き込むようにした。また
キルンを連設し、上記燃焼室で発生した燃焼ガスが直に
このキルンを通るようにした。従って、例えば化学繊維
のウェスを焼却しながら、キルンに於いて、その燃焼ガ
スで化学繊維を含む汚泥等を、大量に且つ高い効率で乾
燥させることが出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態例の処理の流れを示す模式図(図
2に続く)。
【図2】 実施の形態例の処理の流れを示す模式図(図
1から続く)。
【図3】 実施の形態例を示す側面図(図4に続く)。
【図4】 実施の形態例を示す側面図(図3から続
く)。
【図5】 実施の形態例を示す平面図(図6に続く)。
【図6】 実施の形態例を示す平面図(図5から続
く)。
【図7】 実施の形態例を示す正面図。
【図8】 実施の形態例を示す背面図。
【図9】 実施の形態例の一次燃焼室を示す右側面図。
【図10】 実施の形態例の一次燃焼室を示す正面図。
【図11】 実施の形態例の一次燃焼室を示す平面図。
【図12】 図10のL−L矢視を示す中央縦断面図。
【図13】 図9のM−M矢視を示す正面縦断面図。
【図14】 図10のN−N矢視を示す水平断面図。
【図15】 実施の形態例の二次燃焼室を示す右側面
図。
【図16】 (A)蒸気溜め及びこれへの連結管を示す
平面図。(B)空気供給管を示す平面図。
【図17】 実施の形態例の二次燃焼室を示し、(A)
は正面図、(B)は図15Q−Q矢視を示す正面縦断面
図。
【図18】 実施の形態例の三次燃焼室を示し、(A)
は正面図、(B)は右側面図。
【図19】 実施の形態例の三次燃焼室を示す背面図。
【図20】 実施の形態例の一段目キルンを示す右側面
図。
【図21】 実施の形態例の一段目キルンを示す正面
図。
【図22】 実施の形態例の二段目キルンを示す右側面
図(前半部)。
【図23】 実施の形態例の二段目キルンを示す右側面
図(後半部)。
【図24】 実施の形態例の二段目キルンを示す正面
図。
【図25】 実施の形態例の剥離用空気室及び後部ガス
溜め室を示し(A)は正面図、(B)は右側面図。
【図26】 実施の形態例の剥離用空気室及び後部ガス
溜め室を示し(A)は右側面中央縦断面図、(B)は背
面図。
【符号の説明】
2 一次燃焼室 5 一段目キルン 6 二段目キルン 41 凹面の火格子 48 空気吹き込み手段 100 乾燥焼却炉 101 副燃焼室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 信男 石川県金沢市観音堂町チ60−1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火格子が凹面を成し、該火格子の下が副
    燃焼室とされ、該副燃焼室に燃焼用空気を吹き込む空気
    吹き込み手段が備えられ、前記凹面内に被焼却物が保持
    され、前記火格子の間から落下した被焼却物の溶融物が
    前記吹き込まれた空気により前記副燃焼室内で燃焼する
    ことを特徴とする焼却炉。
  2. 【請求項2】 夫々が別個の速度で回転し得る複数のキ
    ルンが連設されて成ることを特徴とする乾燥炉。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個の燃焼室と、1個のキル
    ンとが連設されて成り、前記燃焼室は一次燃焼室であ
    り、該一次燃焼室は火格子が凹面を成し、該凹面内に被
    焼却物が保持され、前記火格子の下が副燃焼室とされ、
    該副燃焼室に燃焼用空気を吹き込む空気吹き込み手段が
    備えられ、前記火格子の間から落下した被焼却物の溶融
    物が前記吹き込まれた空気により前記副燃焼室内で燃焼
    することを特徴とする乾燥焼却炉。
JP8165307A 1996-06-04 1996-06-04 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉 Pending JPH09324904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8165307A JPH09324904A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8165307A JPH09324904A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09324904A true JPH09324904A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15809856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8165307A Pending JPH09324904A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09324904A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172381A (ja) * 2000-12-06 2002-06-18 Kansai Electric Power Co Inc:The 海棲生物の腐敗臭発生防止装置
CN106643059A (zh) * 2016-10-09 2017-05-10 芜湖瑞德机械科技有限公司 适用于化工粉尘的高效干燥装置及其操作方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172381A (ja) * 2000-12-06 2002-06-18 Kansai Electric Power Co Inc:The 海棲生物の腐敗臭発生防止装置
CN106643059A (zh) * 2016-10-09 2017-05-10 芜湖瑞德机械科技有限公司 适用于化工粉尘的高效干燥装置及其操作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2525726B2 (ja) 嵩張りごみおよび炭化水素含有液体用のごみ焼却装置
US6715431B1 (en) Multifunctional disposal apparatus
US3777676A (en) Apparatus and technique for incinerating solid fuels containing carbonizable material
CN106122975A (zh) 一种生活垃圾焚烧炉
US5799590A (en) Air supply system for incinerator apparatus
US4917026A (en) Debris burner
US3771471A (en) Mobile incinerator with a rotary furnace, particularly for household refuse
US3645218A (en) Solid waste incinerator
US3218995A (en) Sludge drying and incineration apparatus for industrial waste-water treatment
JPH09324904A (ja) 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉
JP3395119B2 (ja) 攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置
JPH05264022A (ja) 回転ドラム式焼却装置
GB2303201A (en) Refuse incinerator
JP2860875B2 (ja) 二段炉床動床式焼却炉
JP3055020B1 (ja) 燃焼装置
US4246850A (en) Incinerator
JPH07310913A (ja) 焼却炉
JPH03260510A (ja) ごみ焼却炉
JPH11294731A (ja) 焼却炉の焼却方法
JP3057364B2 (ja) 焼却装置
JPH0914841A (ja) 乾燥炉、焼却炉及び乾燥焼却炉
JP2600707Y2 (ja) 焼却炉用石灰粉散布装置
JPH07331608A (ja) アスファルト合材製造装置
CN110131722A (zh) 一种环形生活垃圾焚烧炉
JP3031012U (ja) 焼却装置