JPH09324579A - 折戸構造 - Google Patents

折戸構造

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Publication number
JPH09324579A
JPH09324579A JP14284296A JP14284296A JPH09324579A JP H09324579 A JPH09324579 A JP H09324579A JP 14284296 A JP14284296 A JP 14284296A JP 14284296 A JP14284296 A JP 14284296A JP H09324579 A JPH09324579 A JP H09324579A
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JP
Japan
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folding door
rail body
rail
room
mounting
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Pending
Application number
JP14284296A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Saito
浩之 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開口部を大きく得られて、室内の事故者を容易
に救出できる折戸構造を提供する。 【解決手段】取付手段17には、上枠体5に一体に形成
されて鉛直方向に向けて突設されるレール取付部18の
鉛直片19に、レール体16を、浴室21側から当接さ
せる室側取付面部22が設けられている。この鉛直片1
9には、雌ネジ部20a…に対応する位置に、浴室21
内外方向に沿って穿設される取付孔23…が形成されて
いる。この取付孔23には、浴室21外側から内側に向
けて挿入され、レール体16に形成された雌ネジ部20
a…に、螺合するネジ部材24…が設けられている。こ
のネジ部材24には、手動で、回動を可能とする大きさ
を有する頭部25が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、ユニット
バス等の浴室の出入口を開閉する折戸で、特に、浴室内
で、入浴者が倒れた場合の緊急救助を考慮した折戸構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の折戸構造としては、図4に示すよ
うなものが知られている。
【0003】このようなものでは、浴室出入口開口部1
には、折戸2が配設されている。
【0004】この折戸2では、開口部周縁1aに、アル
ミ合金製の外枠体3が配設されている。
【0005】この外枠体3は、主に、一対の左右枠体
4,4及び、これらの左右枠体4,4を接続する上下枠
体5,5とから構成されている。
【0006】これらの上下枠体5,5の内周面は、前記
開口部1幅方向へ向けて延設されるレール体6,6が、
各々これらの上下枠5,5延設方向に沿って、一体に固
着されて配設されている。
【0007】この外枠体3の内側には、ヒンジ部13に
よって、中央から左右に折曲自在となるように折戸本体
7,7が設けられている。
【0008】この折戸本体7,7は、アルミ合金製の縦
枠材8,8,上下横枠材9,9及び,中央横枠材10に
よって、フレーム枠体が形成されている。そして、これ
らの縦枠材8,8等間に、半透明樹脂製の面材11,1
1が支持されて固定されている。
【0009】これらの縦枠材8の上下端縁8a,8aに
は、前記レール体6,6に沿って、スライド移動する戸
車部材12,12が、設けられている。
【0010】これらの戸車部材12,12の前記レール
体6,6に沿うスライドによって、前記折戸本体7,7
が、ヒンジ部13を中心に、折り畳まれ又は、展開され
ることにより、前記開口部1を開放又は閉塞するように
構成されている。
【0011】このように構成された従来の折戸2では、
浴室内側から、前記中央横枠材10に設けられた取手部
14等を、図4中手前方向へ引いたり、又は、浴室外側
から、略中央のヒンジ部13近傍を押圧する事により、
前記折戸本体7,7が、浴室内方向へ前記ヒンジ部13
を突出させながら、折り畳まれて、前記開口部1を開放
するようにしている。
【0012】なお、他のこの種のものとしては、特開昭
60−163552号公報に記載されているようなガイ
ドレール等が知られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の折戸構造では、浴室内で、入浴中等の入浴者
が、転倒等、事故を起こした場合、浴室外から、前記ヒ
ンジ部13近傍を押圧しても、事故を起こした入浴者等
が、折戸本体7,7の折り畳みの妨げとなり、折戸2を
開放できない虞があった。
【0014】このため、前記面材11を、折戸本体7の
フレーム枠体から取り外して、救出する方法も考えられ
るが、この方法では、縦枠材8,8,及び,横枠材9,
10等に囲まれた開口部は狭く、入浴者を、この狭い開
口部から救出することは、困難であった。
【0015】しかも、このような救出用開口部は、折戸
本体7のフレーム枠体下方位置に形成される場合が多
く、子供等の侵入による事故を防止するため、鍵を設け
る必要がある。しかしながら、このような鍵は、救出作
業の特性上、緊急を有する場合が殆どであるので、実用
的であるとは言い難かった。
【0016】そこで、この発明は、開口部を大きく得ら
れて、室内の事故者を容易に救出できる折戸構造を提供
することを課題としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、室出入口開
口部に配設され、開口部周縁に配設される外枠体と、該
外枠体のうち、上下枠のうち、少なくとも何れか一方の
内周面に沿って配設され、前記開口部幅方向へ延設され
るレール体と、該レール体に沿って、スライド移動する
戸車部材を、縦枠材の上下端縁に有し、該戸車部材のス
ライドによって、該縦枠材間に支持される面材を、折り
畳み又は展開することにより、前記開口部を開放又は閉
塞する折戸本体とを有する折戸構造であって、前記外枠
体に、前記レール体を着脱可能に取り付ける取付手段を
設けた折戸構造を特徴としている。
【0018】このように構成された請求項1記載のもの
では、取付手段によって、折戸本体が、レール体と共
に、取り外される。
【0019】従って、開口を大きく得られて、室内の事
故者を容易に救出することができる。
【0020】また、請求項2に記載されたものでは、前
記取付手段は、前記枠体に一体に形成されて鉛直方向に
向けて突設されるレール取付部の鉛直片に、前記雌ネジ
部を形成したレール体を、前記室側から当接させる室側
取付面部を設け、該鉛直片には、室内外方向に沿って穿
設される取付孔を形成し、しかも、該取付孔に前記室外
側から、室内側に向けて挿入されると共に、前記レール
体に形成された雌ネジ部に、螺合するネジ部材を有して
いる請求項1記載の折戸構造を特徴としている。
【0021】このように構成された請求項2記載のもの
では、室内側取付面部が、前記枠体に一体に形成されて
鉛直方向に向けて突設されるレール取付部の鉛直片に設
けられている。この室側取付面部に対して、前記雌ネジ
部を形成したレール体が、前記室側から当接される。
【0022】該鉛直片には、室内外方向に沿って穿設さ
れる取付孔が形成されていて、該取付孔には、前記室外
側から、ネジ部材が室内側に向けて挿入されると共に、
前記レール体に形成された雌ネジ部に、螺合される。
【0023】このため、室外側から、該ネジ部材を回転
させて、前記雌ネジ部への螺合を解除すると、前記折り
戸本体を室内側に向けて押圧するだけで、レール体と共
に、該折戸本体を、室内側へ取り外すことが出来る。
【0024】従って、室内側から、開放操作等を行なう
必要が無く、室外から、室内の者を救助することが出来
る。
【0025】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記ネジ部材は、手動で、回動を可能とする大きさを有
する頭部を設けている請求項2記載の折戸構造を特徴と
している。
【0026】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記ネジ部材が、手動で、回動を可能とする大き
さを有する頭部を設けている。
【0027】このため、前記レール体と共に、折り戸本
体を取り外す際にも、手動で該頭部を回転させて、ネジ
部材の雌ネジ部に対する螺合を解除すれば、取り外しが
可能であり、更に、緊急時の対応性が良好である。
【0028】また、請求項4に記載されたものでは、前
記枠体には、前記レール体を仮保持する仮保持手段が設
けられている各請求項1乃至3記載の折戸構造を特徴と
している。
【0029】このように構成された請求項4に記載され
たものでは、前記枠体に、前記レール体を仮保持する仮
保持手段が設けられている。
【0030】このため、該枠体の仮保持手段に前記レー
ル体を保持させれば、ネジ部材を前記雌ネジに螺合させ
て、該レール体を前記枠体に配設する作業を容易に行な
うことが出来る。
【0031】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記仮保持手段は、前記レール体外側面に形成される被
係止フックを、室内方向から挿入して係止させると共
に、室外から室内方向へ前記折戸本体が押圧される事に
より、係止を解放する係止フックから構成される請求項
4記載の折戸構造を特徴としている。
【0032】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記仮保持手段の係止フックが、前記レール体外
側面に形成される被係止フックを、室内方向から挿入し
て係止させる。
【0033】このため、更に、該レール体を前記枠体に
配設する作業を容易に行なうことが出来る。
【0034】また、室外から室内方向へ前記折戸本体が
押圧される事により、該係止フックの係止が解放され
る。
【0035】このため、前記ネジ部材の螺合を解除し
て、仮保持状態とした後に、更に、室外から室内方向へ
前記折戸本体を押圧して、該係止フックの係止を解放
し、レール体と共に、折り戸本体を取り外すので、ネジ
部材による螺合が緩んでも、レール体が脱落等する虞が
ない。
【0036】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記取付手段は、前記外枠体のうち、上枠体に形成され
ている各請求項1乃至5記載の折戸構造を特徴としてい
る。
【0037】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記取付手段が、前記外枠体のうち、上枠体に形
成されている。
【0038】このため、子供等では、取付手段の形成位
置まで、手が届かないので、不注意による事故が防止さ
れる。
【0039】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0040】図1乃至図4は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付して説明する。
【0041】まず構成を説明すると、浴室21の出入口
開口部1には、折戸2が配設されている。
【0042】この折戸2では、開口部周縁1aに、アル
ミ合金製の外枠体3が配設されている。
【0043】この外枠体3は、主に、一対の左右枠体
4,4及び、これらの左右枠体4,4を接続する上下枠
体5,5とから構成されている。
【0044】このうち、上枠5の内周面には、前記開口
部1幅方向へ向けて延設されるレール体16が、取付手
段17によって、着脱可能に取り付けられている。この
前記レール体16には、鉛直当接片20が、一体に延設
されて、この鉛直当接片20には、複数の雌ネジ部20
a…が、一定間隔をおいて、水平方向に沿って形成され
ている。
【0045】この取付手段17には、前記上枠体5に一
体に形成されて鉛直方向に向けて突設されるレール取付
部18の鉛直片19に、レール体16を、前記浴室21
側から当接させる室側取付面部22が設けられている。
【0046】この鉛直片19には、前記雌ネジ部20a
…に対応する位置に、浴室21内外方向に沿って穿設さ
れる取付孔23…が形成されている。
【0047】この取付孔23には、各々前記浴室外側か
ら、浴室内側に向けて挿入されると共に、前記レール体
16に形成された雌ネジ部20a…に、螺合するネジ部
材24…が設けられている。
【0048】このネジ部材24には、手動で、回動を可
能とする大きさを有する頭部25が設けられている。
【0049】また、前記上枠体5には、前記レール体1
6を仮保持する仮保持手段としての係止フック26が、
一体となるように形成されている。
【0050】この係止フック26は、前記レール体16
外側面に形成される被係止フック27を、浴室21内方
向から挿入させて係止させると共に、浴室21外から室
内方向へ前記折戸本体7が押圧される事により、係止を
解放するように構成されている。
【0051】また、前記下枠5の内周面には、前記開口
部1幅方向へ向けて延設されるレール体6が、下枠5延
設方向に沿って、一体に固着されて配設されている。
【0052】これらの前記外枠体3の内側には、ヒンジ
部13によって、中央から左右に折曲自在となるように
折戸本体7,7が設けられている。
【0053】この折戸本体7,7は、アルミ合金製の縦
枠材8,8,上下横枠材9,9及び,中央横枠材10に
よって、フレーム枠体が形成されている。そして、これ
らの縦枠材8,8等間に、半透明樹脂製の面材11,1
1が支持されて固定されている。
【0054】これらの縦枠材8の上下端縁8a,8aに
は、前記レール体16,6に沿って、スライド移動する
戸車部材12,12が、設けられている。
【0055】これらの戸車部材12,12の前記レール
体16,6に沿うスライドによって、前記折戸本体7,
7が、ヒンジ部13…を中心に、折り畳まれ又は、展開
されることにより、前記開口部1を開放又は閉塞するよ
うに構成されている。
【0056】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0057】このように構成された折戸2では、浴室2
1内側から、前記中央横枠材10に設けられた取手部1
4等を、図3中手前方向へ引いたり、又は、浴室21外
側から、略中央のヒンジ部13近傍を押圧する事によ
り、前記折戸本体7,7が、浴室内方向へ前記ヒンジ部
13を突出させながら、折り畳まれて、前記開口部1が
開放される。
【0058】また、前記取付手段17の室内側取付面部
22は、前記上枠体5に一体に形成されて鉛直方向に向
けて突設されるレール取付部18の鉛直片19に設けら
れている。そして、図2に示すように、この室側取付面
部22に対して、前記雌ネジ部20a…を形成したレー
ル体16が、前記浴室21側から当接されている。
【0059】この鉛直片18には、浴室内外方向に沿っ
て穿設される取付孔23…が形成されていて、これらの
取付孔23…には、前記浴室21外側から、ネジ部材2
4…が浴室21内側に向けて挿入されると共に、前記レ
ール体16に形成された雌ネジ部20a…に、各々先端
部を螺合させている。
【0060】このため、浴室21外側から、このネジ部
材24…を回転させて、前記雌ネジ部20aへの螺合を
解除すると、前記折り戸本体7,7を浴室内21側に向
けて押圧するだけで、図1に示すようにレール体16と
共に、これらの折戸本体7…を、前記下端8aの戸車部
材12を可動中心として、図1中時計廻りに回動させな
がら、浴室21内側へ取り外すことが出来る。
【0061】従って、浴室21内側から、開放操作等を
行なう必要が無く、浴室21外から、前記浴室出入口開
口部1を開口して、室内の者を救助することが出来る。
【0062】また、前記ネジ部材24,24が、手動
で、回動を可能とする大きさを有する頭部25,25を
設けている。
【0063】このため、前記レール体16と共に、折り
戸本体7,7を取り外す際にも、手動でこれらの頭部2
5,25を把持して回転させて、ネジ部材24,24の
雌ネジ部20a,20aに対する螺合を解除すれば、取
り外しが可能であり、更に、緊急時の対応性が良好であ
る。
【0064】そして、前記上枠体5には、前記レール体
16を仮保持する係止フック26が設けられている。
【0065】このため、上枠体5の係止フック26に、
前記レール体16の被係止フック27を図2に示す様に
係止させて保持させれば、ネジ部材24,24を前記雌
ネジ部20a,20aに螺合させて、レール体16を前
記上枠体5に配設する作業を容易に行なうことが出来
る。
【0066】また、前記係止フック26が、前記レール
体16外側面に形成される被係止フック27を、浴室内
21方向から挿入して係止させる。浴室21内は、図1
に示す様に、浴室21外に比して、鉛直方向に空間が大
きく設定されている場合が多い。
【0067】このため、更に、レール体16を前記上枠
体5に配設する作業も、前記下枠体5に戸車部材6を載
せて、この部分を中心に、図1中、反時計廻りに回動さ
せることにより、容易に行なうことが出来る。
【0068】また、浴室21外から浴室21内方向へ前
記折戸本体7,7が押圧される事により、係止フック2
6の被係止フック27に対する係止が解放される。
【0069】このため、前記ネジ部材24の螺合を解除
して、仮保持状態とした後に、更に、浴室21外から浴
室21内方向へ前記折戸本体7を押圧して、係止フック
26の係止を解放し、レール体16と共に、折り戸本体
7,7を取り外すというように2段階の行程を経て取り
外しが行なわれるので、ネジ部材24による螺合が緩ん
でも、レール体16が脱落等する虞がない。
【0070】そして、前記取付手段17のネジ部材24
…が、前記外枠体3のうち、上枠体5に形成されてい
る。
【0071】このため、子供等では、取付手段の形成位
置まで、手が届かないので、不注意による事故が防止さ
れる。
【0072】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0073】例えば、前記実施の形態1では、浴室出入
口開口部1に配設される折戸2を用いて説明してきた
が、特にこれに限らず、例えば、サニタリルーム、洗面
所、トイレ等の室を、他の室と連通する開口部の周縁で
あるならば、どのような室であってもよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、取付手段によって、折戸本
体が、レール体と共に、取り外される。
【0075】従って、開口を大きく得られて、室内の事
故者を容易に救出することができる。
【0076】また、請求項2に記載されたものでは、室
内側取付面部が、前記枠体に一体に形成されて鉛直方向
に向けて突設されるレール取付部の鉛直片に設けられて
いる。この室側取付面部に対して、前記雌ネジ部を形成
したレール体が、前記室側から当接される。
【0077】該鉛直片には、室内外方向に沿って穿設さ
れる取付孔が形成されていて、該取付孔には、前記室外
側から、ネジ部材が室内側に向けて挿入されると共に、
前記レール体に形成された雌ネジ部に、螺合される。
【0078】このため、室外側から、該ネジ部材を回転
させて、前記雌ネジ部への螺合を解除すると、前記折り
戸本体を室内側に向けて押圧するだけで、レール体と共
に、該折戸本体を、室内側へ取り外すことが出来る。
【0079】従って、室内側から、開放操作等を行なう
必要が無く、室外から、室内の者を救助することが出来
る。
【0080】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記ネジ部材が、手動で、回動を可能とする大きさを有
する頭部を設けている。
【0081】このため、前記レール体と共に、折り戸本
体を取り外す際にも、手動で該頭部を回転させて、ネジ
部材の雌ネジ部に対する螺合を解除すれば、取り外しが
可能であり、更に、緊急時の対応性が良好である。
【0082】また、請求項4に記載されたものでは、前
記枠体に、前記レール体を仮保持する仮保持手段が設け
られている。
【0083】このため、該枠体の仮保持手段に前記レー
ル体を保持させれば、ネジ部材を前記雌ネジに螺合させ
て、該レール体を前記枠体に配設する作業を容易に行な
うことが出来る。
【0084】そして、請求項5に記載されたものでは、
前記仮保持手段の係止フックが、前記レール体外側面に
形成される被係止フックを、室内方向から挿入して係止
させる。
【0085】このため、更に、該レール体を前記枠体に
配設する作業を容易に行なうことが出来る。
【0086】また、室外から室内方向へ前記折戸本体が
押圧される事により、該係止フックの係止が解放され
る。
【0087】このため、前記ネジ部材の螺合を解除し
て、仮保持状態とした後に、更に、室外から室内方向へ
前記折戸本体を押圧して、該係止フックの係止を解放
し、レール体と共に、折り戸本体を取り外すので、ネジ
部材による螺合が緩んでも、レール体が脱落等する虞が
ない。
【0088】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記取付手段が、前記外枠体のうち、上枠体に形成され
ている。
【0089】このため、子供等では、取付手段の形成位
置まで、手が届かないので、不注意による事故が防止さ
れる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の折戸構造で、全体の構
成を説明する浴室開口部の鉛直方向に沿う断面図であ
る。
【図2】実施の形態1の折戸構造で、要部の一部断面斜
視図である。
【図3】実施の形態1の折戸構造で、折戸を浴室側から
見た正面図である。
【図4】従来例の折戸構造で、折戸を浴室側から見た正
面図である。
【符号の説明】
1 浴室出入口開口部 1a 周縁 2 折戸 5 上枠体 16 レール体 17 取付手段 18 レール取付部 19 鉛直片 20a 雌ネジ部 21 浴室(室) 22 室内側取付面部 24 ネジ部材 25 頭部 26 係止フック(仮保持手段) 27 被係止フック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室出入口開口部に配設され、開口部周縁に
    配設される外枠体と、該外枠体のうち、上下枠のうち、
    少なくとも何れか一方の内周面に沿って配設され、前記
    開口部幅方向へ延設されるレール体と、該レール体に沿
    って、スライド移動する戸車部材を、縦枠材の上下端縁
    に有し、該戸車部材のスライドによって、該縦枠材間に
    支持される面材を、折り畳み又は展開することにより、
    前記開口部を開放又は閉塞する折戸本体とを有する折戸
    構造であって、 前記外枠体に、前記レール体を着脱可能に取り付ける取
    付手段を設けたことを特徴とする折戸構造。
  2. 【請求項2】前記取付手段は、前記枠体に一体に形成さ
    れて鉛直方向に向けて突設されるレール取付部の鉛直片
    に、前記雌ネジ部を形成したレール体を、前記室側から
    当接させる室側取付面部を設け、該鉛直片には、室内外
    方向に沿って穿設される取付孔を形成し、しかも、該取
    付孔に前記室外側から、室内側に向けて挿入されると共
    に、前記レール体に形成された雌ネジ部に、螺合するネ
    ジ部材を有していることを特徴とする請求項1記載の折
    戸構造。
  3. 【請求項3】前記ネジ部材は、手動で、回動を可能とす
    る大きさを有する頭部を設けていることを特徴とする請
    求項2記載の折戸構造。
  4. 【請求項4】前記枠体には、前記レール体を仮保持する
    仮保持手段が設けられていることを特徴とする各請求項
    1乃至3記載の折戸構造。
  5. 【請求項5】前記仮保持手段は、前記レール体外側面に
    形成される被係止フックを、室内方向から挿入して係止
    させると共に、室外から室内方向へ前記折戸本体が押圧
    される事により、係止を解放する係止フックから構成さ
    れることを特徴とする請求項4記載の折戸構造。
  6. 【請求項6】前記取付手段は、前記外枠体のうち、上枠
    体に形成されていることを特徴とする各請求項1乃至5
    記載の折戸構造。
JP14284296A 1996-06-05 1996-06-05 折戸構造 Pending JPH09324579A (ja)

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