JP3221953B2 - 出入口 - Google Patents

出入口

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JP3221953B2
JP3221953B2 JP00472593A JP472593A JP3221953B2 JP 3221953 B2 JP3221953 B2 JP 3221953B2 JP 00472593 A JP00472593 A JP 00472593A JP 472593 A JP472593 A JP 472593A JP 3221953 B2 JP3221953 B2 JP 3221953B2
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doors
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秀男 安芸
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出入口に関し、特に、浴
室や手洗い室等の比較的狭い密閉された部屋の出入口で
あって折り戸が設けられた出入口に使用して好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、折り戸は、例えば、実公昭54−
37557号公報、実公昭55−50305号公報、実
公昭54−33327号公報等に記載のように、上枠、
側枠からなる額縁の内側に、2枚の戸が設けられ、この
2枚の戸の側端同志が連結具により回転自在に連結さ
れ、この連結部が室内もしくは室外に突出するように二
つ折りになって開くものである。
【0003】浴室や手洗い室等の出入口に設けられてい
る折り戸は、開く際に室外に突出すると邪魔になること
が多いので、通常は室内に突出するように二つ折りにな
って開くことが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに室内に突出するように二つ折りになって開く折り戸
は、室内に居る高齢者や病人等が急病、発作等により折
り戸にもたれて倒れたり、或いは、折り戸付近で倒れる
と、折り戸を開けて倒れた高齢者や病人等を救出するこ
とが困難となり、命取りとなり兼ねない。
【0005】本発明は、このような従来の折り戸が設け
られた出入口における問題に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、上記の問題を解消し、室
内の高齢者や病人等が急病、発作等により折り戸にもた
れて倒れたり、或いは、折り戸付近で倒れても、折り戸
を外部から開くことができ、倒れた高齢者や病人等を容
易に救出できる出入口を提供するにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明出入口においては、2枚の戸の側端同志が連
結具により回転自在に連結され、この2枚の戸の連結部
が室内側に突出するように戸が二つ折りになって開く折
り戸が設けられた出入口において、連結具は2個の部品
を備え、この2個の部品の一側端同志が室外側からの操
作により外すことができるように連結され、この2個の
部品の他側端は一方の戸の側端と他方の戸の側端とに夫
々回転自在に連結され、この2個の部品のうちの少なく
とも一方に戸当たりが設けられ、この戸当たりは戸当た
りが設けられた部品の室外側に設けられた把手の操作に
より昇降できるようになっていることを特徴とするもの
である。
【0007】本発明出入口において、2枚の戸の側端同
志が回転自在に連結される連結具としては、特に限定さ
れるものではないが、最も簡単なものとしては、例え
ば、蝶番を使用し、蝶番の2枚の板を軸着している芯軸
を室外から抜き去って2枚の板の連結を外すことができ
るようになっているものでもよい。
【0008】
【作用】本発明出入口においては、2枚の戸の側端同志
が連結具により回転自在に連結され、この2枚の戸の連
結部が室内側に突出するように戸が二つ折りになって開
く折り戸が設けられた出入口において、連結具は2個の
部品及び連結装置からなり、この2個の部品の一側端同
志が室外側からの操作により外すことができるように連
結され、この2個の部品の他側端は一方の戸の側端と他
方の戸の側端とに夫々回転自在に連結されているので、
緊急時には、連結具の連結を外すことにより折り戸の2
枚の戸の連結を外すことができる。
【0009】更に、本発明出入口においては、、この2
個の部品のうちの少なくとも一方に戸当たりが設けら
れ、この戸当たりは、戸当たりが設けられた部品の室外
側に設けられた把手の操作により昇降できるようになっ
ているので、把手の操作により戸当たりを外して叙上の
ように連結が外された2枚の戸を室外側に開くことがで
きる。
【0010】普段は折り戸の2枚の戸は連結具により連
結されているので、普通の折り戸として使用でき、折り
戸の閉合時には戸当たりにより、ばたつくことなく、折
り戸としての機能を果たす。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明出入口の一例を示す斜視図であり、
折り戸を半ば開いた状態を示している。図2は図1のII
−II線における断面図、図3は図1のIII−III線におけ
る断面図、図4は戸当たり駆動機構を示す要部拡大斜視
図、図5は戸当たりの作動状態を示す断面図、図6は戸
当たり駆動機構の分解斜視図、図7は緊急時に折り戸を
開けた状態を示す斜視図である。
【0012】これらの図において、Aは出入口の額縁1
に設けられた折り戸であり、折り戸Aは2枚の戸2、2
を備えている。額縁1は上枠11と側枠12を備えてい
る。戸2は上端に設けられた上桟21と、両側に設けら
れた側桟22と下端に設けられた下桟23と戸板25を
備えている。
【0013】3は折り戸Aの連結具であり、この連結具
3は、図3に示すように、2個の部品31、32を備
え、この2個の部品31、32の一方の側端311、3
21同志は相補完する形状となされ、この相補完する形
状の側端同志311、321が重合され、一方の部品3
1と、この部品31に回転自在に取付けられている把手
34の一端部341とで他方の部品32の側端321を
挟むことにより2個の部品31、32は連結されてい
る。
【0014】従って、把手34を回転させることにより
他方の部品32の側端321を挟んでいる把手34の一
端部341が外れて、2個の部品31、32の連結が外
れるようになっている。尚、把手34の尾部には指掛か
り348が設けられている。指掛かり348の形状は図
示のように環状とする他、玉状、半月状、銀杏状等の種
々の形状とすることができる。
【0015】又、2個の部品31、32の他方の側端3
12、322には軸受け313、323が設けられ、こ
の軸受け313、323内に2枚の戸2、2の側桟22
の軸221が嵌合されることにより2個の部品31、3
2の他方の側端312、322には2枚の戸2、2が回
転自在に取付けられている。
【0016】4は上枠11に設けられたレールであり、
このレール4は内向き突起41が突設された断面形状L
型のものを対向させて形成され、中央に間隙42が形成
されている。
【0017】7は双方の戸2の上桟21に設けられた転
動装置であり、転動装置7は、図2に示すように、下端
大径部731が上桟21内に埋設された取付縦杆73
と、この取付縦杆73の延長上に回転自在に取付けられ
た回転縦杆71と、この回転縦杆71の左右に軸受けさ
れた横軸72と、この横軸72に回転自在に取付けられ
た転動輪75とからなり、転動輪75はレール4、4上
を転動するようになっている。
【0018】尚、一方の転動装置7は、その転動輪75
がストッパー6により係止されてレール4、4上を転動
していようになっている。従って、一方の転動装置7に
おいては、折り戸Aの開閉により回転縦杆71が取付縦
杆73上を回転するだけである。
【0019】折り戸Aは叙上のように構成されているの
で、転動輪75がストッパー6により係止されている一
方の戸2に対して他方の戸2を引き寄せると、図1に示
すように転動輪75がレール4、4上を転動して2枚の
戸2、2の側端に取付けられている連結具3の連結部分
が室内側に突出しながら2つ折りになり、折り戸Aを開
けることができるようになっている。つまり、図1にお
いて、折り戸Aの奥が室内側であり、折り戸Aの手前が
室外側である。後述の図7においても同様である。
【0020】5は連結具3の一方の部品31の中空部内
に昇降できるように設けられた戸当たりであり、その上
端部51は、通常は上方に突出されていて折り戸Aが閉
じているときには額縁1の上枠11に当接し、戸当たり
の役目を果たす。
【0021】戸当たり5の下端部にはラック52が設け
られ、ラック52は把手34の回転軸342に取付けら
れたピニオン53と噛み合い、把手34の回転によりピ
ニオン53も回転する結果、ラック52が下降し、戸当
たり5が下降し、戸当たり5の上端部51が上枠11に
当接する位置から外れるようになっている。
【0022】従って、把手34を回転すると、連結具3
の2個の部品31、32の連結が外れると共に、戸当た
り5が戸当たり位置から外れて、図7に示すように、折
り戸Aの戸2、2は室外側に開くようになっている。
【0023】尚、図6において、343は把手取付板で
あり、この把手取付板343を連結具3の一方の部品3
1に穿設されている取付孔314にタッピングネジ34
4により取付け、取付孔314に穿設されている軸孔3
45にハンドル34の回転軸342を挿通し、回転軸3
42にはピニオン53を取付けた上、部品31の反対側
の壁の図示しない貫通孔に挿通し、反対側からワッシャ
ー346及びナット347を回転軸342の雄ねじにね
じ込むことにより把手34等が一方の部品31に取付け
られている。
【0024】尚、又、図示の実施例においては、把手3
4の回転により連結具3の2個の部品31、32の連結
を外す共に、戸当たり5を戸当たり位置から外すもので
あり、把手34の回転によって連結具3の2個の部品3
1、32の連結を外すことと戸当たり5を戸当たり位置
から外すことを一挙に行うものであって最も望ましい態
様であるが、本発明においては、事情によっては、連結
具3の2個の部品31、32の連結を外す手段と戸当た
り5を戸当たり位置からの外す手段とは別個に設けられ
ていてもよい。即ち、連結具3の2個の部品31、32
の連結或いは連結を外す金具を別途設け、把手34は単
に戸当たり5を戸当たり位置からの外す目的のみに使用
されるものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明出入口においては、緊急時には、
連結具の連結を外すことにより折り戸の2枚の戸の連結
を外すことができると共に、把手の操作により戸当たり
を外して連結が外された2枚の戸を室外側に開くことが
できるので、室内の高齢者や病人等が急病、発作等によ
り折り戸にもたれて倒れたり、或いは、折り戸付近で倒
れても、折り戸を外部から開くことができ、倒れた高齢
者や病人等を容易に救出できる
【0026】普段は折り戸の2枚の戸は連結具により連
結されているので、普通の折り戸として使用でき、折り
戸の閉合時には戸当たりにより、ばたつくことなく、折
り戸としての機能を果たす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明出入口の一例を示す斜視図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】図1のIII−III線における断面図。
【図4】戸当たり駆動機構を示す要部拡大斜視図。
【図5】戸当たりの作動状態を示す断面図。
【図6】戸当たり駆動機構の分解斜視図。
【図7】緊急時に折り戸を開けた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A 折り戸 1 額縁 11 上枠 12 側枠 2 戸 21 上桟 22 側桟 23 下桟 25 戸板 3 連結具 31、32 部品 311、321 側端 34 把手 4 レール 5 戸当たり 52 ラック 53 ピニオン 6 ストッパー 7 転動装置 75 転動輪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の戸の側端同志が連結具により回転
    自在に連結され、この2枚の戸の連結部が室内側に突出
    するように戸が二つ折りになって開く折り戸が設けられ
    た出入口において、連結具は2個の部品を備え、この2
    個の部品の一側端同志が室外側からの操作により連結を
    外すことができるように連結され、この2個の部品の他
    側端は一方の戸の側端と他方の戸の側端とに夫々回転自
    在に連結され、この2個の部品のうちの少なくとも一方
    に戸当たりが設けられ、この戸当たりは戸当たりが設け
    られた部品の室外側に設けられた把手の操作により昇降
    できるようになっていることを特徴とする出入口。
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JP2005350967A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Isao Masuda 蝶番ユニット及びこの蝶番ユニットを用いたドアシステム
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