JPH09324438A - マンホール蓋受枠 - Google Patents

マンホール蓋受枠

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Publication number
JPH09324438A
JPH09324438A JP8176991A JP17699196A JPH09324438A JP H09324438 A JPH09324438 A JP H09324438A JP 8176991 A JP8176991 A JP 8176991A JP 17699196 A JP17699196 A JP 17699196A JP H09324438 A JPH09324438 A JP H09324438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving frame
jack
lid receiving
manhole cover
outer cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP8176991A
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English (en)
Inventor
Masaru Fukuhara
勝 福原
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Fukuhara Imono Seisakusho KK
Original Assignee
Fukuhara Imono Seisakusho KK
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Publication date
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のように嵩上げ、嵩下げの際、マンホー
ル蓋受枠周辺を大きく掘り起さなくとも済むことができ
るマンホール蓋受枠、即ち、短時間で嵩上げ、嵩下げ作
業を終了することを可能とし、またマンホール蓋の傾斜
角調整作業を容易に行うことができるマンホール蓋受枠
を提供しようとするものである。 【解決手段】 内側下部に適数本のボルト4,4,4を
螺合した受座5を設け、且つ上部口縁6を内側に突出さ
せた外筒体1内に、該外筒体1内の前記受座3上に内装
する外径が前記外筒体1の上部口縁6の内径より若干小
さい外径とした蓋受枠体7を内装する。ボルト4,4,
4の上部をボルト4を回動しても、蓋受枠体7に対しボ
ルト4が軸方向に移動しないようにストップリング1
1,11で止めたナット10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道用マンホ
ールや消火栓用マンホール構築物等の地下構造物のマン
ホール蓋受枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術分野】従来の地下構造物、例えば上下水道
用マンホールの蓋受枠は、マンホール側塊に取付けるた
めのフランジを設けてあるため、路面とマンホール蓋受
枠上面に段差が生じた時に 施工される嵩上げ調整用リ
ングをマンホール側塊とマンホール蓋受枠の間に挿入又
は除去する作業あるいは交換する作業が面倒であるばか
りでなく、工事日数を要した。
【0003】すなわち、マンホール蓋受枠を嵩上げ、又
は嵩下げする場合、先ず交通を遮断した後
【0004】(A)既設舗装切断作業
【0005】(B)既設舗装とりこわし作業
【0006】(C)掘削作業
【0007】(D)蓋受枠除去
【0008】(E)調整リング設置
【0009】(F)蓋受枠設置
【0010】(G)路盤不陸調整
【0011】(H)路盤転圧
【0012】(I)仮舗装
【0013】(J)その後本舗装 等の施工を順次行なわなければならないため、手間と工
事日数を要し、従って工費がかゝり問題となっていた。
【0014】そこで、交通量の多い道路では、嵩上げま
たは嵩下げ工事のため、数日間交通渋滞を起すことにな
り、嵩上げ又は嵩下げ工事が簡単に済む方法の出現が望
まれていた。
【0015】また、マンホール蓋上面を路面の傾斜に合
わせるための傾斜角調整作業は思いの外手間を要する作
業であるため、短時間で調整作業を行うことができる構
造、手段の出現が望まれていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
のように嵩上げ、嵩下げの際、マンホール蓋受枠周辺を
大きく掘り起さなくとも済む方法、即ち、短時間で嵩上
げ、嵩下げ作業を終了することを可能とし、またマンホ
ール蓋の傾斜角調整作業を容易に行うことができるマン
ホール蓋受枠を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、第1の発明は、外筒体
と、その中を昇降する蓋受枠体とでマンホール蓋受枠を
構成するようにし、且つこの蓋受枠体を外筒体に設けた
適数本のジャッキ用ネジ杆で昇降させる構造としたもの
である。
【0018】即ち、第1の発明は内側下部に受座と、適
数本のジャッキ用ネジ杆を螺合した取付部を設けた外筒
体内に、前記ジャッキ用ネジ杆を挿通する透孔を設けた
蓋受枠体を昇降自在に装着し、前記透孔に挿通したジャ
ッキ用ネジ杆の上部をジャッキ用ネジ杆を同動しても、
蓋受枠体に対しジャッキ用ネジ杆が軸方向には移動しな
いようにストッパーで止めると共に、ジャッキ用ネジ杆
の上端又は下端にスパナ、ドライバー等の回動具の係合
部を設ける構造としたものである。
【0019】第2の発明は、第1の発明において、蓋受
枠体を傾斜させることができるようにするため、外筒体
を蓋受枠体が若干傾斜可能の構造にすると共に、蓋受枠
体に設けた透孔とジャッキ用ネジ杆上部の係合にガタが
あるように構成したものである。
【0020】第3の発明は、第1の発明において蓋受枠
体と外筒体の受座間に嵩上げ用スペーサーを設けた構造
として蓋受枠体に加わる荷重を充分支持し得るようにし
たものである。
【0021】第4の発明は、第1の発明において、蓋受
枠体にジャッキ用ネジ杆を挿通するために設けた各透孔
に、蓋受枠体を回動すると、ジャッキ用ネジ杆が脱出又
は係合するガイド溝を設けて、蓋受枠体の組立、分解が
容易になるようにしたものである。
【0022】
【作用】第1の発明はジャッキ用ネジ杆を回動すると、
周辺の舗装を切断することなく蓋受枠体を容易に上昇又
は下降させることができ、所謂嵩上げ、嵩下げ作業を短
時間で済すことができる。
【0023】第2の発明によると、蓋受枠体の嵩上げ又
は嵩下げを行うことが出来るばかりでなく、蓋受枠体の
不陸調整、即ち傾斜角の調整をも行うことができる。
【0024】第3の発明によると、車輌の負荷に充分耐
える高さ調整可能のマンホール蓋受枠を提供することが
できる。
【0025】第4の発明によると、ジャッキ用ネジ杆を
外筒体に螺合してから、蓋受枠体の装着が出来るので、
組立が簡便になる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の一実施例を
示すもので、図1は平面図、図2は正面図、図3はA−
A線断面図、図4はB−B線拡大断面図である。
【0027】図において、1は外側にマンホール側塊取
付用フランジ2を設け、且つ内側下部に受座3と3本の
ジャッキ用ネジ杆4,4,4を螺合した取付部5,5,
5を設け、上部口緑6を内側に突出させた外筒体、7は
前記外筒体1内の受座3上に内装した外径が前記外筒体
1の上部口縁6の内径より若干小さい外径とした蓋受枠
体、8,8,8’は前記外筒体1の受座3と蓋受枠体7
の間に挿入した嵩上げ調整用スペーサーである。
【0028】そして、この実施例ではジャッキ用ネジ杆
4としてボルトを用いて、このボルト4を蓋受枠体7の
突部7aに設けたバカ孔9に挿通して外筒体1の取付部
5に螺合し、ナットを用いたストッパー10をストップ
リング11,11でジャッキ用ネジ杆4上を移動しない
ように止め、且つ蓋受枠体7を想像線図示のように傾斜
可能となるように、取付部5とストッパー10間に隙間
を形成し、ジャッキ用ネジ杆、即ち、ボルト4を回動す
ることより蓋受枠体7が外筒体1内を上下するように構
成したものである。
【0029】また、嵩上げ調整用スペーサー8,8,
8’としては、図3に示すように、ジャッキ用ネジ杆4
と係合させる切欠12を設けたチップ状片のもの、ある
いは図5に示すようなひ状のものを用いた。
【0030】以下、本発明にかゝるマンホール蓋受枠に
おける嵩上げ、嵩下げ作業とマンホール蓋(図示せず)
の傾斜角調整作業の手順について説明する。
【0031】まず、嵩上げ、嵩下げ作業の手順について
述べると、嵩上げの場合は、図1及び図4において、ジ
ャッキ用ネジ杆、即ちボルト4,4,4を回動して蓋受
枠体7の上面を上昇させて路面と一致させ、蓋受枠体7
の下面に出来た空隙に調整用スペーサー(図示せず)を
挿入する。
【0032】なお、調整スペーサーとしては従来のスペ
ーサーと同様、厚さの異なるテーパーなしのものと、テ
ーパー付のものを数種類用意しておき、それを選択使用
する。そして嵩上げ調整が終ったならばボルト4,4,
4を緊締して蓋受枠体7を固定する。
【0033】一方嵩下げ作業のときは、先ずボルト4,
4,4を逆回転させて蓋受枠体7を上昇させた後スペー
サ8を抜き、次に正回転させて蓋受枠体7を降下させ、
路面と一致したならば、蓋受枠体7の下に所要のスペー
サー(図示せず)を挿入し、ボルト4を締め固定する。
【0034】従来の構造であると、前述のように嵩上
げ、嵩下げ作業の前に周囲のアスファルト路面を掘る必
要があったが、本発明の場合、その必要は全く無く、ジ
ャッキ用ネジ杆即ちボルト4を回動することにより蓋受
枠体7を簡単に昇降させることができ、作業終了後蓋受
枠体7とアスファルト路面間に出来た隙間にコーキング
材を充填するという簡単な作業で工事完了となり、工期
は数時間という短時間で終了することが可能である。
【0035】なお、実施例の場合、ストッパーとしてナ
ット10を使用し、その上下をストップリング11,1
1で軸方向には移動しないようにしたが、割ピンなどの
止ピンでナット10を止めるようにしてもよい。
【0036】次に傾斜角調整作業の手順について説明す
ると、その要領は前述の嵩上げ、嵩下げ作業と同様であ
り、この場合蓋受枠体7の上面、即ちマンホール蓋の上
面が路面の傾斜と一致するようにボルト4,4,4を操
作すればよい。
【0037】実施例では通常の650mmマンホールの
場合、外筒体1の高さを110mmとし、外筒体1の上
部口縁6と蓋受枠体7の間隙を8mm,外筒体1の胴部
内面と蓋受枠7の外周面間の間隙を3mmした時、0゜
から約5゜の傾斜に変化させることができ、充分実用に
供することができた。そして、傾斜角度はこれらの間隙
を選択することにより、この傾斜角度以上に傾斜可能と
することができることは自明である。
【0038】図5はスペーサーの異なる実施例を示すも
ので、ひ字状としたものであり、装着時にジャッキ用ネ
ジ杆4をカバーして保護すると共に前記図3に示す実施
例のものより見栄えがよい。
【0039】図6は異なる実施例を示すもので、前記実
施例よりも組立を容易にしたものである。
【0040】即ち、ボルト41を下から外筒体1の取付
部5に螺合し、ストッパーとしてのナット10をストッ
プリング11,11で止めた後、蓋受枠体7を外筒体1
内に入れ、ナット42を螺合した後、止ピン13で固定
するようにしたものである。なお図中14は座金であ
る。
【0041】この構造によると、前記図4に示す実施例
と比較すれば明らかなように、蓋受枠体7の組付けが楽
になる。また、蓋受枠体7の昇降に際し、上からでも下
からでもジャッキ用ボルト4を回動出来るので、操作に
便利なものが得られる。
【0042】図7は組立を更に容易にするため考えられ
たもので、蓋受枠体7の突部7aに設けたバカ孔9に蓋
受枠体7を時計方向に回動すると、ジャッキボルト4に
バカ孔9が係合し、反時計方向に回動するとジャッキボ
ルト4がバカ孔9から抜け出るガイド溝7bを設けたも
のである。
【0043】このような構造にすると、予めジャッキボ
ルト4を螺合しておき、次いで蓋受枠体7を外筒体1に
挿入して回動すれば組立が終るので、現場で簡単に組立
てることが出来るようになり、実用的であり、非常に使
い勝手が良い。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明にかゝるマンホー
ル蓋受枠は高さの調整及び傾斜角度の調整をジャッキ用
ネジ杆、即ちジャッキボルト4の操作で、上部から簡単
に行うことができるので、嵩上げ、嵩下げ作業並びに傾
斜角調整作業を従来の技術で考えられない程短縮できる
効果があり、実用上マンホール蓋受枠の構造として勝れ
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】本発明の実施例の正面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線拡大断面図である。
【図5】嵩上げ調整用スペーサーの異なる実施例の平面
図である。
【図6】異なる実施例の拡大断面図である。
【図7】異なる実施例の蓋受枠体の平面図である。
【符号の説明】
1 外筒体 2 フランジ 3 受座 4 ネジ杆 5 取付部 6 上部口縁 7 蓋受枠体 8,8’ 嵩上げ調整用スペーサー 9 バカ孔 10 ストッパー 11 ストップリング 12 ガイド溝 13 止ピン 14 座金

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側下部に受座と、適数のジャッキ用ネ
    ジ杆を螺合した取付部を設けた外筒体内に、前記ジャッ
    キ用ネジ杆を挿通する透孔を設けた蓋受枠を昇降自在に
    装着し、前記透孔に挿通したジャッキ用ネジ杆の上部を
    ジャッキ用ネジ杆を回動しても、蓋受枠体に対しジャッ
    キ用ネジ杆が軸方向には移動しないようにストッパーで
    止めると共に、ジャッキ用ネジ杆の上端又は下端にスパ
    ナ、ドライバー等の回動具の係合部を設けたことを特徴
    とするマンホール蓋受枠
  2. 【請求項2】 蓋受枠体が外筒体内で若干傾斜するよう
    に構成すると共に、蓋受枠体に設けた透孔とジャッキ用
    ネジ杆上部の係合にガタがあるように構成したことを特
    徴とする請求項1記載のマンホール蓋受枠
  3. 【請求項3】 蓋受枠体と外筒体の受座間に嵩上げ用ス
    ペーサーを設けたことを特徴とする請求項1記載のマン
    ホール蓋受枠
  4. 【請求項4】 蓋受枠体にジャッキ用ネジ杆を挿通する
    ために設けた各透孔に、蓋受枠体を回動するとジャッキ
    用ネジ杆が透孔より脱出するガイド溝を設けたことを特
    徴とする請求項1記載のマンホール蓋受枠
JP8176991A 1996-06-04 1996-06-04 マンホール蓋受枠 Pending JPH09324438A (ja)

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JP8176991A JPH09324438A (ja) 1996-06-04 1996-06-04 マンホール蓋受枠

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JP (1) JPH09324438A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101929164A (zh) * 2010-08-24 2010-12-29 上官建雄 防盗防水窨井盖
CN108487432A (zh) * 2018-04-04 2018-09-04 邓海军 市政工程排水结构

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