JP3324068B2 - マンホール蓋受枠 - Google Patents

マンホール蓋受枠

Info

Publication number
JP3324068B2
JP3324068B2 JP19823296A JP19823296A JP3324068B2 JP 3324068 B2 JP3324068 B2 JP 3324068B2 JP 19823296 A JP19823296 A JP 19823296A JP 19823296 A JP19823296 A JP 19823296A JP 3324068 B2 JP3324068 B2 JP 3324068B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving frame
manhole cover
work
lid receiving
jack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19823296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH108484A (ja
Inventor
勝 福原
Original Assignee
株式会社福原鋳物製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社福原鋳物製作所 filed Critical 株式会社福原鋳物製作所
Priority to JP19823296A priority Critical patent/JP3324068B2/ja
Publication of JPH108484A publication Critical patent/JPH108484A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3324068B2 publication Critical patent/JP3324068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道用マンホ
ールや消火栓用マンホール構築物等の地下構造物のマン
ホール蓋受枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術分野】従来の地下構造物、例えば上下水道
用マンホールの蓋受枠は、マンホール側塊に取付けるた
めのフランジを設けてあるため、路面とマンホール蓋受
枠上面に段差が生じた時に、施工される嵩上げ調整用リ
ングをマンホール側塊とマンホール蓋受枠の間に挿入又
は除去する作業あるいは交換する作業が面倒であるばか
りでなく、工事日数を要した。
【0003】すなわち、マンホール蓋受枠を嵩上げ、又
は嵩下げする場合、先ず交通を遮断した後
【0004】(A)既設舗装切断作業
【0005】(B)既設舗装とりこわし作業
【0006】(C)掘削作業
【0007】(D)蓋受枠除去
【0008】(E)調整リング設置
【0009】(F)蓋受枠設置
【0010】(G)路盤不陸調整
【0011】(H)路盤転圧
【0012】(I)仮舗装
【0013】(J)その後本舗装等の施工を順次行なわ
なければならないため、手間と工事日数を要し、従って
工費がかゝり問題となっていた。
【0014】そこで、交通量の多い道路では、嵩上げま
たは嵩下げ工事のため、数日間交通渋滞を起すことにな
り、嵩上げ又は嵩下げ工事が簡単に済む方法の出現が望
まれていた。
【0015】また、マンホール蓋上面を路面の傾斜に合
わせるための傾斜角調整作業は思いの外手間を要する作
業であるため、短時間で調整作業を行うことができる構
造、手段の出現が望まれていた。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
のように嵩上げ、嵩下げの際、マンホール蓋受枠周辺を
大きく掘り起さなくとも済む方法、即ち、短時間で嵩上
げ、嵩下げ作業を終了することを可能とし、またマンホ
ール蓋の傾斜角調整作業を容易に行うことができるマン
ホール蓋受枠を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたもので、内側下部に受座と、適数
のジャッキ用ボルトのネジ孔を設け、且つ上部口縁を内
側に突出させた外筒体と、該外筒体の前記受座上に内装
する外径が前記外筒体の上部口縁の内径より若干小さい
外径とし、且つ内側に設けた突部にジャッキ用ボルト挿
通用バカ孔を設けると共に、外面に嵩上げ高さを示す目
盛を設けた蓋受体と、ジャッキ用ボルトを前記蓋受体の
突部に設けたバカ孔に上方から挿通してから前記外筒体
に設けたネジ孔に螺合し、且つ前記蓋受体の突部の下に
ジャッキ用ボルトに取付けたストッパーを設けたもので
ある。
【0018】
【作用】ジャッキ用ボルトを回動すると、周辺の舗装を
切断することなく蓋受枠体を容易に上昇又は下降させる
ことができ、所謂嵩上げ、嵩下げ作業を短時間で済すこ
とができる。
【0019】しかも、蓋受枠体の外面に目盛が設けられ
ているので、蓋受枠体の嵩上げ又は嵩下げを目盛を見乍
ら楽に行うことが出来るばかりでなく、蓋受枠体の不陸
調整、即ち傾斜角の調整をも容易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を示すも
ので、図1は平面図、図2は正面図、図3はA−A線断
面図、図4は蓋受枠体の平面図、図5は蓋受枠体の正面
図、図6はB−B線拡大断面図である。
【0021】図において、1は外側にマンホール側塊取
付用フランジ2を設け、且つ内側下部に受座3と3本の
ジャッキ用ボルト4,4,4を上方から螺合した取付部
5,5,5を設け、上部口縁6を内側に突出させた外筒
体、7は前記外筒体1内の受座3上に内装した外径が前
記外筒体1の上部口縁6の内径より若干小さい外径とし
た蓋受枠体、8,8,8’は前記外筒体1の受座3と蓋
受枠体7の間に挿入した嵩上げ調整用スペーサーであ
る。
【0022】そして、この実施例では、図6に示すよう
にジャッキ用ボルト4を蓋受枠体7の突部7aに設けた
バカ孔9に上方から挿通して外筒体1の取付部5に設け
たネジ孔に螺合し、ナットを用いたストッパー10をス
トップリング11,11でジャッキ用ボルト杆4上を移
動しないように止め、且つ蓋受枠体7を想像線図示のよ
うに傾斜可能となるように、取付部5とストッパー10
間に隙間を形成し、ジャッキ用ボルト4を回動すること
より蓋受枠体7が外筒体1内を上下するように構成して
いる。
【0023】また、この実施例では蓋受枠体7をジャッ
キ用ボルト4を外筒体1の取付部5に螺合してから装着
し得るように、図4に示すように蓋受枠体7を時計方向
に回動すると、ジャッキ用ボルト4にバカ孔9が係合
し、反時計方向に回動すると、ジャッキ用ボルト4がバ
カ孔9から抜け出るガイド溝7bをバカ孔9に設けて蓋
受枠体7の装着が容易に行い得るように構成され、且つ
取付部5がある位置の外面に目盛シールMが貼付されて
いる。
【0024】また、嵩上げ調整用スペーサー8,8,
8’としては、図3に示すように、ジャッキ用ボルト4
と係合させる切欠12を設けたチップ状片のもの、ある
いは図7に示すようなひ状のものを用いた。
【0025】以下、本発明にかゝるマンホール蓋受枠に
おける嵩上げ、嵩下げ作業とマンホール蓋(図示せず)
の傾斜角調整作業の手順について説明する。
【0026】まず、嵩上げ、嵩下げ作業の手順について
述べると、嵩上げの場合は、図1及び図6において、ジ
ャッキ用ボルト4,4,4を回動して蓋受枠体7の上面
を上昇させて路面と一致させ、蓋受枠体7の下面に出来
た空隙に調整用スペーサー(図示せず)を挿入する。
【0027】なお、調整スペーサーとしては従来のスペ
ーサーと同様、厚さの異なるテーパーなしのものと、テ
ーパー付のものを数種類用意しておき、それを選択使用
する。そして嵩上げ調整が終ったならばジャッキ用ボル
ト4,4,4を緊締して蓋受枠体7を固定する。
【0028】一方嵩下げ作業のときは、先ずジャッキ用
ボルト4,4,4を逆回転させて蓋受枠体7を上昇させ
た後スペーサー8を抜き、次に正回転させて蓋受枠体7
を降下させ、路面と一致したならば、蓋受枠体7の下に
所要のスペーサー(図示せず)を挿入し、ボルト4を締
め固定する。
【0029】従来の構造であると、前述のように嵩上
げ、嵩下げ作業の前に周囲のアスファルト路面を掘る必
要があったが、本発明の場合、その必要は全く無く、ジ
ャッキ用ボルト4を回動することにより蓋受枠体7を簡
単に昇降させることができ、作業終了後蓋受枠体7とア
スファルト路面間に出来た隙間にコーキング材を充填す
るという簡単な作業で工事完了となり、工期は数時間と
いう短時間で終了することが可能である。
【0030】なお、実施例の場合、ストッパーとしてナ
ット10を使用し、その上下をストップリング11,1
1で軸方向には移動しないようにしたが、割ピンなどの
止ピンでナット10を止めるようにしてもよい。
【0031】次に傾斜角調整作業の手順について説明す
ると、その要領は前述の嵩上げ、嵩下げ作業と同様であ
り、この場合蓋受枠体7の上面、即ちマンホール蓋の上
面が路面の傾斜と一致するようにジャッキ用ボルト4,
4,4を操作すればよい。
【0032】実施例では通常の650mmマンホールの
場合、外筒体1の高さを110mmとし、外筒体1の上
部口縁6と蓋受枠体7の間隙を8mm,外筒体1の胴部
内面と蓋受枠7の外周面間の間隙を3mmした時、0°
から約5°の傾斜に変化させることができ、充分実用に
供することができた。そして、傾斜角度はこれらの間隙
を選択することにより、この傾斜角度以上に傾斜可能と
することができることは自明である。
【0033】図7はスペーサーの異なる実施例を示すも
ので、ひ字状としたものであり、装着時にジャッキ用ボ
ルト4をカバーして保護すると共に前記図3に示す実施
例のものより見栄えがよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明にかゝるマンホー
ル蓋受枠は高さの調整及び傾斜角度の調整をジャッキ用
ボルト4の操作で、上部から簡単に行うことができるの
で、嵩上げ、嵩下げ作業並びに傾斜角調整作業を従来の
技術で考えられない程短縮できる効果があり、また目盛
が蓋受枠体の外面に設けられているので、所定の高さ
(位置)にする調整が容易である等の効果があり実用上
マンホール蓋受枠の構造として勝れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】本発明の実施例の正面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明の実施例における蓋受枠体の平面図であ
る。
【図5】同じく蓋受枠体の正面図である。
【図6】図1のB−B線拡大断面図である。
【図7】嵩上げ調整用スペーサーの異なる実施例の平面
図である。
【符号の説明】
1 外筒体 2 フランジ 3 受座 4 ジャッキ用ボルト 5 取付部 6 上部口縁 7 蓋受枠体 8,8’ 嵩上げ調整用スペーサー 9 バカ孔 10 ストッパー 11 ストップリング 12 ガイド溝 13 止ピン 14 座金 M 目盛シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側下部に受座と、適数のジャッキ用ボ
    ルトのネジ孔を設け、且つ上部口縁を内側に突出させた
    外筒体と、該外筒体の前記受座上に内装する外径が前記
    外筒体の上部口縁の内径より若干小さい外径とし、且つ
    内側に設けた突部にジャッキ用ボルト挿通用バカ孔を設
    けると共に、外面に嵩上げ高さを示す目盛を設けた蓋受
    体と、ジャッキ用ボルトを前記蓋受体の突部に設けたバ
    カ孔に上方から挿通してから前記外筒体に設けたネジ孔
    に螺合し、且つ前記蓋受体の突部の下にジャッキ用ボル
    トに取付けたストッパーを設けたことを特徴とするマン
    ホール蓋受枠。
JP19823296A 1996-06-25 1996-06-25 マンホール蓋受枠 Expired - Fee Related JP3324068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19823296A JP3324068B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 マンホール蓋受枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19823296A JP3324068B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 マンホール蓋受枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH108484A JPH108484A (ja) 1998-01-13
JP3324068B2 true JP3324068B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=16387712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19823296A Expired - Fee Related JP3324068B2 (ja) 1996-06-25 1996-06-25 マンホール蓋受枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3324068B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH108484A (ja) 1998-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6682258B2 (en) Nondestructive system for adjusting manhole and catch-basin elevations
AU612178B2 (en) Manhole covering
US5044818A (en) Adjustable manhole cover assembly
US6311433B1 (en) Adjustable manhole/catch basin structure
US5318376A (en) Manhole frame
JPH11510867A (ja) シールドを有する調整可能なマンホールカバー支持体
CA2229380C (en) Adjustable manhole cover frame
US5899024A (en) Manhole adjustment ring
US4998387A (en) Cover assembly for a ground opening
JP3324068B2 (ja) マンホール蓋受枠
JP3321764B2 (ja) マンホール蓋受枠
JPH09324438A (ja) マンホール蓋受枠
JPH1018328A (ja) マンホール蓋受枠
US4806045A (en) Movable curb structure and method of providing easy access to a manhole structure
JPH09302693A (ja) マンホール
JP3248054B2 (ja) マンホール蓋受枠
AU2004248079B2 (en) A utility portal
JP2963401B2 (ja) マンホール用蓋の高さ調整装置
JP2722245B2 (ja) マンホールの蓋高さ調整装置
JP2552252B2 (ja) 地下構造物のマンホール
KR200232621Y1 (ko) 맨홀뚜껑
JPH1060932A (ja) マンホール蓋受枠
JPH09287159A (ja) マンホール蓋受枠
JP3041428U (ja) 地中構造物用蓋受体
JP3321765B2 (ja) マンホ−ル蓋受枠

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees