JPH09323712A

JPH09323712A - たばこ加工産業における物品をパッキング材料裁断片内に包装するための方法および装置

Info

Publication number: JPH09323712A
Application number: JP5069697A
Authority: JP
Inventors: Torsten Lembke; トルステン・レムプケ; Wolfgang Schnabel; ヴオルフガング・シユナベル
Original assignee: Topack Verpackungstechnik GmbH
Current assignee: Topack Verpackungstechnik GmbH
Priority date: 1996-03-08
Filing date: 1997-03-05
Publication date: 1997-12-16
Also published as: EP0794124A1; CN1168850A; DE19608967A1

Abstract

(57)【要約】【課題】たばこ加工産業における物品、特にシガレッ
トパック群を包装するための方法および装置を提供する
こと【手段】裁断片を物品の周囲に折畳む以前に、この裁
断片を第一の側面を区画している折曲げ線に沿って折畳
む、この目的で裁断片収容部３にこの収容部内に位置決
めされている裁断片４を、物品２が裁断片収容部を経て
移動する以前に、第一の側面４７を区画している折曲げ
線５７ａ，５７ｂに沿って折曲げるための手段６２，６
３が所属している

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、裁断片が正しく処
理が行なわれる位置に位置決めされ、物品を第一の位置
から第一の側面でもって裁断片の相応する第一の側面に
対して移動させ、更に物品の周囲に裁断片を少なくとも
三方で折畳みながら第二の位置へと移動させるようにし
て行なわれる、物品の側面に相応して折曲げ線によって
互いに区画されている側面を備えているカートン様のパ
ッキング材料裁断片内にたばこ加工産業における物品、
特にシガレットパック群を包装するための方法に関す
る。

【０００２】更に、本発明は、裁断片を正しく処理が行
なわれる位置に位置決めするための収容部、この収容部
内で位置決めされた裁断片の第一の側面の高さでこの収
容部と交差しているパック移送路および物品をパック移
送路に沿って裁断片収容部を経て移動させる手段とを備
えた、折曲げ線によって互いに区画されている物品の側
面に相応した側面を備えているカートン様のパッキング
材料裁断片内にたばこ加工産業における物品、特にシガ
レットパック群を包装するための装置に関する。

【０００３】

【従来の技術】たばこ加工産業における物品とは、本発
明との関連において、先ず第一に一般に１０個の群でカ
ートンに包装されている、いわゆる一カートンのシガレ
ットパックを意味する。この場合いわゆるハードパッケ
ージに包装されるシガレットブロック或いは他の物品お
も意味する。

【０００４】包装材料はカートン、厚紙、こわい紙、合
成樹脂或いは他の包装に適している材料から成る一般に
印刷された、こわい裁断片の形で使用される。シガレッ
トパックは通常１０個の群に並べられ、この群は一枚或
いは多数枚の包装裁断片でくるまれる。これにより、一
カートンシガレットとも称される大型のパック或いは束
が形成される。包装材料は既製の、大抵は少なくとも一
方の側面が印刷された裁断片として使用され、この裁断
片はパック群の縦辺に相当する縦側面、正面側に相当す
る面および少なくとも一つの縦側面の縦縁および縦側面
の少なくとも若干の正面縁に設けられている開閉フラッ
プを備えている。縦側面と開閉フラップとは折曲げ線に
より互いに区画されており、この折曲げ線は通常肉薄
に、特に溝で形成されており、これによりパック群を中
心にしてその周囲での折畳みが容易となり、一定のパッ
ク縁部が得れる。折曲げ線は裁断片におけるその形成、
その方向およびその寸法の点で、包装されるべきパック
群の縁部に可能な限り正確に相応する。

【０００５】パック群をこのような裁断片で包装するた
め、パック群は裁断片の所定の第一の縦側面方向に運動
させられ、次いで裁断片と共に折畳みレボルバーの収容
部内に押込まれる。その際、裁断片は第一の縦側面を区
画する折曲げ線に沿って包装方向で折曲げられて、パッ
ク群の三つの側面の周囲にＵ−字形に当接する。この工
程にあって裁断片を変形するのに要する力はパック群上
に作用し、これによりこのパック群の前側は特に縁部に
おいて著しい負荷をこおむる。

【０００６】この負荷を低減するために、ドイツ連邦共
和国特許公開第４３０８６５９号公報から、裁断片
を別個の予備折畳みステーションにおいてＵ−字形に予
め折畳み、次いで予備折畳まれた形でパック群と一緒に
して供給ステーションに引渡すことが知られている。こ
れにより、パック群は折畳みレボルバーの収容部内に押
込まれる裁断片に除荷されはするが、しかし裁断片の折
畳みおよびこの折畳まれた裁断片の送りに著しく場所を
要し、装置の構造上も著しい経費を要する。

【０００７】ドイツ連邦共和国特許公開第３３３３
０５３号公報から公知の装置は、パック群を供給するた
めの型工具として形成された口金を備えており、この口
金は裁断片を伴って型体方向に運動し、その際裁断片は
二つの折曲げ線に沿って折畳まれる。工具および型体の
この折畳みのために収斂している案内面が順次互いの方
向に運動させられので、この案内面と裁断片との間に相
対的な運動が生じる。このことは、条件が整なわなかっ
た場合外見を損なうこと、特に裁断片の印刷されている
側を傷つけることとなる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、冒頭に記載した様式の方法および装置を更に改良
することである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
り方法にあって、裁断片を物品の周囲に折畳む以前に、
この裁断片を第一の側面を区画している折曲げ線に沿っ
て予め折曲げることによって解決される。更に、上記の
課題は本発明により装置にあって、裁断片収容部にこの
収容部内に位置決めされている裁断片を、物品が裁断片
収容部を経て移動する以前に、第一の側面を区画してい
る折曲げ線に沿って折曲げるための手段が所属している
ことによって解決される。

【００１０】本発明による他の有利な構成は特許請求の
範囲の請求項２から４におよび６から１３に記載した。
特許請求の範囲の請求項２と３に記載した方法の特徴に
より、第一の側面を区画している折曲げ線が予め折曲げ
られているばかりでなく、他の縦方向に走る折曲げ線に
沿った裁断片を中心とした折畳みも容易となる。

【００１１】特許請求の範囲の請求項４による方法の他
の構成により、パックの確実な閉鎖が達せられる。何故
なら、パックを閉じる際縦方向で互いに重なり合ってい
る面が当該折曲げ線に沿って包装方向と反対方向で折曲
げられ、この際パック群をくるんだ後くるみ材料の反り
返りを招くような折畳み中の張力が避けられるか、或い
は少なくとも低減されるからである。

【００１２】特許請求の範囲の請求項６と７による本発
明の装置の他の構成は、裁断片の折曲げが常に正確に所
定の折畳み縁部に沿って行なわれると言う利点を提供す
る。特許請求の範囲の請求項８と９による折畳み板とし
て形成された折畳み機構の構成により裁断片の表面とこ
の折畳み機構との間の相対運動が阻止され、従って裁断
片のこの裁断片の材料を傷めることのないかつ摩耗も少
ない折曲げが保証される。折畳み板の前面が大きな面積
で裁断片の縦側面の表面に接触するので、極めて一様な
折曲げが達せられる。このことは、申し分のない包装の
形成を極めて容易にする。

【００１３】特許請求の範囲の請求項１０と１１は本発
明による装置の他の構成を主題としている。この装置に
より簡単な方法により裁断片の他の縦方向に走る折畳み
縁の折曲げが可能となる。裁断片の自体第二のおよび第
三の側面に連なっている外方の側面のための折畳み工具
としても上記折畳み板は使用され、これによりすべての
縦方向に走る折曲げ線の極めて合理的な折曲げが可能で
ある。

【００１４】その際、特許請求の範囲の請求項１２と１
３による折畳み手段の構成部分が裁断片収容部の構成部
分であってもよく、これは装置の合理的な構造上の構成
を可能にする。以下に添付した図面に図示した発明の実
施の形態につき本発明を詳細に説明する。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明による実施の形態として図
面に示した装置は包装されるべき物品２、裁断片４の正
しく処理が行なわれ様な位置への位置決めのための収容
部３、順次到来する物品２を収容するためのポケット７
を備えたレボルバー６および準備ステーション１から裁
断片収容部３を経てレボルバー６へと通じているパック
移送路８と物品２をこのパック移送路８を経て移動させ
る手段９を備えた準備ステーション１を有している。

【００１６】包装されるべき物品２はこの実施の形態に
あっては、それぞれ１０個のシガレットパック１１の群
であり、これらのシガレットパックはそれぞれ５個あて
互いに上下の２列で配設されている。シガレットパック
のこの群或いは“カートン一箱のシガレット”は−自体
公知なので図２および３には鎖線でのみ図示した−ベル
トコンベヤ１２により準備ステーション１に到達する。
搬送手段９としてスライダが役立ち、このスライダは物
品を矢印１３の方向でパック移送路８に沿って裁断片収
容部３を経てレボルバー６のポケット７内に送る。この
搬送手段９の駆動機構としては、例えば図示していない
公知のピストン−シリンダ−ユニットが使用される。

【００１７】パック移送路８は滑動面１４、この滑動面
に連なっている第一の口金１６およびパック移送路の方
向で第一の口金と面一に設けられている第二の口金１７
−この口金自体はレボルバー６のパックの収容を行うポ
ケット７とつら一に設けられている−によって形成され
ている。第一の口金１６はパック移送路の両側に旋回レ
バー１９ａ，１９ｂのレバーアーム１８ａ，１８ｂを担
持している。この旋回レバーは機械の側枠２２内に軸２
１を中心にして旋回可能に軸受されている。図２の矢印
Ｉ−Ｉの方向で見た図１には、第一の口金１６が正面図
で示されている。この第一の口金は上方の案内板２３ａ
と下方の案内板２３ｂとから成り、これらの案内板はパ
ック移送路８の移送方向で互いの方向に収斂している。
案内板２３ａと案内板２３ｂは側方の制限体２４−図面
において右側の後方に存在している構造要素が見られる
ようにするため、これらの制限体のうち左側の制限体の
みを図示した−によって担持されている。これらの制限
体２４と結合要素２６−これらのうち一つの結合要素の
みを図１において部分的に破線でのみ示した−とを介し
て第一の口金１６は旋回レバー１９ａと１９ｂのレバー
アーム１８ａと１８ｂに固定されている。

【００１８】各々の旋回レバー１９ａと１９ｂは第二の
レバーアーム２７ａ，２７ｂを備えており、このレバー
アームの自由端は連結機構２８を介して、軸２９を中心
にして旋回可能なアングルレバー３１と連結されてい
る。このアングルレバー３１は軸２９上に固定されて座
しており、この軸上には偏心体３２も確実に回転するよ
うに固定されている。回転する制御カム３３は、偏心体
３２に関着されているロッド３４および制御カムと協働
する制御ローラ３７を備えているアングルレバー３６と
を介して、軸２９を回転運動させる（図２参照）。回転
する制御カム３３は、第一の口金１６を旋回レバー１９
の軸２１を中心として旋回運動させる。

【００１９】固定されている口金１７は上方の案内部３
８ａと下方の案内部３８ｂとを備えている。これらの案
内部３８ａと３８ｂは連結機構３９と４１により、機械
の側枠２２に固定されている。各々の結合部材３９は更
に側方で摺動可能に第二の口金１７の側方制限部材４２
を担持している。連結機構３９と４１を介してのこの口
金１７の保持部は、図１の右側からこの保持部の前面に
存在している部材を省略しているので、認めることがで
きる。左側には保持部が同じ様式で構成されている。

【００２０】第一の口金１６と第二の口金１７との間に
は包装材料裁断片４のための裁断片収容部３が存在して
いる。この包装材料裁断片は、矢印４３の方向で、図２
と３にあっては二つの送りローラ４４で示した供給相応
するにより通常の方法で供給される。包装材料裁断片
は、この包装材料裁断片がパック移送路８に対して横方
向で第一の口金１６と第二の口金１７との間に保持され
かつ載置部４６上に載るようにして、裁断片収容部３内
において正しく処理されるように位置決めされる。この
載置部４６は両側でレバーアーム１８ａと１８ｂに固定
されている。

【００２１】包装材料裁断片４は第一の縦側面４７、両
側でこの第一の縦側面に連なっている第二と第三の縦側
面４８と４９並びに第四の縦側面５１を有している。こ
れらの縦側面はその大きさと配設の点で包装されるべき
物品２の縦辺に相当している。包装材料裁断片４の第三
の縦側面４９には閉鎖フラップ５２が連なっている。包
装材料裁断片は正面側で正面側面５３と５４並びに同様
に閉鎖フラップ５６とを備えている。裁断片の縦側面は
折曲げ線５７ａ〜５７ｂにより互いにおよび閉鎖フラッ
プ５２から区画されている。裁断片の他の折畳まれる面
もまた相応する折曲げ線によって互いに区画されてい
る。裁断片はこれらの折曲げ線に沿って、例えば溝付け
により薄肉にされており、これにより裁断片の折畳みが
容易となる。図１には、この図から認められるように、
これらの折曲げ線は一点鎖線で示されている。図２には
これらの折曲げ線は裁断片４に沿った肉太の黒い点で示
されている。

【００２２】裁断片収容部３は、この収容部内で位置決
めされされる裁断片の第一の縦側面４７が包装されるべ
き物品２の運動路内に正確に存在しており、従ってこの
物品送られた際その前方の縦辺５８が正確に裁断片のこ
の第一の縦側面４７に当接するように構成されておりか
つパック移送路８に対して横方向で設けられている。こ
の第一の縦側面４７を区画している折曲げ線５７ａと５
７ｂは、口金１６の案内板２３ａと２３ｂの前面に形成
されている折畳み縁部５９ａと５９ｂと正確に一致して
いる。

【００２３】裁断片収容部３には、物品２をこの裁断片
収容部を経て移動させる以前に縦側面を区画している折
曲げ線５７に沿ってこの収容部内で位置決めされされる
裁断片４を折曲げるための折畳み装置６１が所属してい
る。この折畳み装置６１は折畳み板６２と６３の様式の
折畳み機構を備えている。これらの折畳み板はパック移
送路８の両側でアングルレバー６４ａ，６４ｂと６６ａ
と６６ｂに固定されている。これらのアングルレバーは
軸６７と６８を中心にして旋回可能に機械の側枠に支承
されている。このアングルレバー６４と６６の旋回軸６
７と６８は口金１６の折畳み縁部５９ａと５９ｂとつら
一に設けられている。連結機構６９と７１とにより、ア
ングルレバー６４と６６はアングルレバー３１に連結さ
れており、従って折畳み板６２と６３の旋回運動は同様
に制御カム３３で行なわれる。裁断片４の折曲げ線５７
ｃに対して平行に指向していて両側で機枠の側方枠２２
に固定されている折畳み条片７２は同様に裁断片収容部
３内の裁断片の折曲げを行う。図１には、折畳み板６２
の配設と態様、および上方に固定されている口金３８ａ
をこの領域内で示すために、裁断片４の一部分と折畳み
条片７２の一部分が破線で示されている。

【００２４】裁断片収容部３内の裁断片４を保持する載
置部４６は同時に折畳み条片として形成されており、こ
の折畳み条片の折畳み縁部は裁断片収容部３内で位置決
めされている裁断片４の折曲げ線５７ｄに対して平行に
指向している。作業にあたって、裁断片４は供給ローラ
４４により裁断片収容部３内に送られる。その際、運動
可能な口金１６は図２に示されているその右側の位置に
旋回されており、従って裁断片収容部３は開かれてい
て、裁断片４はこの裁断片収容部へと接近可能である。
これにより、口金１６を担持しているレバーアーム１８
ａと１８ｂに設けられている載置部４６は同様に右方向
に旋回されている。これにより裁断片４の導入が容易に
なる。裁断片４がその正しい処理位置に到達すると、直
ちに口金１６が裁断片４の第一の縦側面４７方向に旋回
され、従ってその折畳み縁部５９ａと５９ｂが裁断片の
折曲げ線５７ａ，５７ｂに当接される。ここで、折畳み
板６２と６３を担持しているアングルレバー６４と６６
の軸６７と６８は裁断片の折曲げ線５７ａ，５７ｂ並び
に口金１６の折畳み縁部５９ａと５９ｂとつら一の位置
に来る。制御カム３３はアングルレバー３１の軸２９と
連結機構６９と７１とを介して駆動され、従って折畳み
板６２と６３は裁断片収容部３を経て口金１６方向に旋
回させられ、その際これらの折畳み板６２と６３は裁断
片を正確に折曲げ線５７ａ，５７ｂに沿って折曲げる。
その際、上方の折畳み板６２の半径方向で外方の縦縁部
は、図２に示したように、時計の針の方向で旋回アーチ
７３を描く。下方の折畳み板６３の半径方向で外方の縦
縁部も時計の針と反対方向で半径方向に類似の旋回アー
チを描く。このことは図面を見やすくするためにここで
図示しなかった。折畳み板はそれらの前側面で裁断片４
の第二と第三の縦側面４８と４９に当接し、これらの縦
側面を、図３に示したように、口金１６の折畳み縁部５
９ａと５９ｂを越えて運動させる。その際、正確に裁断
片の折曲げ線５７ａ，５７ｂの高さで運動している両折
畳み板６２と６３の半径方向で外方の縦縁部は折畳み縁
部として作用する。これにより、裁断片４はその折曲げ
線５７ａ，５７ｂに沿って、折畳み条片７２とここで折
畳み条片とし働く載置部４６の背面とにより、図３に示
したように、折曲げられる。折畳み板６２と６３による
裁断片のこの折曲げにより、裁断片は第一の縦側面４７
を区画している折曲げ線５７ａ，５７ｂに沿って包装方
向で、そして隣接している縦側面４８と４９を区画して
いる折曲げ線５７ｃ，５７ｄに沿って包装方向とは反対
方向で折曲げられる。包装方向とは反対方向での折曲げ
は特に第四の縦側面５１と閉鎖フラップ５２にとって重
要である。何故なら、これは共にパック閉鎖部を形成し
ており、このパック閉鎖部が折畳み部内で折曲げにより
包装方向と反対方向で特別な張力をない状態を得るから
である。こうして、ただ一つの作業工程で裁断片の縦方
向に走るすべての折曲げ線が折曲げられる。これにより
物品２の品質上極めて価値ある包装が達せられる。これ
に加えて特に、折畳み板６２と６３による裁断片のこの
折曲げが折畳まれた面と折畳み機構間の相対運動を伴う
ことなく行なわれる。これにより、包装材料の取扱が特
にこれを傷めることなく行なわれる。

【００２５】裁断片の折曲げの後、準備ステーション１
に準備されている物品２がスライダ９によりパック移送
路８を経て口金１６内に押込まれ、そこで物品は裁断片
の第一の縦側面に当接する。パック移送路を経て物品２
が送られる際、続いて裁断片は物品の三つ縦側面の周囲
にくるまれる。これは公知のことであり、一般に行なわ
れている。三側面がくるまれた物品はレボルバー６の当
面しているポケット７内に到達し、ここでカバー７４が
物品の開かれている背後から閉鎖フラップをくるむ。こ
れから先の折畳み工程は通常行なわれている工程であ
り、ここでは詳細に説明しない。

【００２６】この工程の間制御カム３３は折畳み板６２
と６３と運動可能な口金１６とを図２に示した出発位置
に戻し、これにより新しい裁断片が次の包装工程に供給
される。

【００２７】

【発明の効果】本発明により得られる利点は、品質が改
善された一カートンのシガレットを得ることが可能とな
ったことである。これは、折曲げ線に沿った折畳みが僅
かな材料張力を誘起するに過ぎず、折畳みが再生可能な
良好な位置で行なわれることによる。すべての縦方向に
走る折曲げ線に沿った裁断片の折曲げにより、パック群
の周囲に裁断片を折畳む際に包装されるべき物品に対し
て加わる負荷が僅かであり、、これにより物品の変形の
危険もその損傷も僅かとなる。このことはまた高い製品
品質の向上をも可能にする。折畳み機構と裁断片の幅広
い縦側面との間の滑動を伴う相対運動−これは仕上げら
れたパックの見た目での印象を著しく左右する−も本発
明による予備折曲げにより回避され、従ってこれらの面
における切掻ききずおよび縞状痕跡も十分に回避され
る。これは特に傷みやすい包装材料での物品の包装にと
って重要である。本発明により裁断片のすべて縦方向に
走るすべての折曲げ線が同時に折曲げされるので、装置
の構造上でも要する経費と、その機能を可能にするのに
も要する経費が僅かで済む。同時にすべて縦側面におけ
る非の打ち所のない包装品質が得られる。包装方向とは
反対方向での裁断片の外側の縦側面の折曲げは、当該折
畳み部に特別高い張力の形成を結果し、従って包装部の
閉鎖に悪い影響を与えかねない復帰力が回避される。従
って、縦方向に走るオーバーラップに沿った残留する材
料の張力の結果によるパックの展開が十分に避けられ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による装置の正面図である。

【図２】第一の位置で示した図１による装置の側面図で
ある。

【図３】第二の位置で示した図１による装置の側面図で
ある。

【符号の説明】

１準備ステーション２物品３裁断片収容部４裁断片６レボルバー７ポケット８パック移送路９移送手段１１シガレットパック１２ベルトコンベヤ１３矢印１４滑動面１６第一の口金１７第二の口金１８ａ，１８ｂレバーアーム１９ａ，１９ｂ旋回レバー２１旋回軸２２機枠２３ａ，２３ｂ案内板２４制限体２６連結部材２７ａ，２７ｂレバーアーム２８連結機構２９旋回軸３１アングルレバー３２偏心体３３制御カム３４ロッド３６アングルレバー３７制御ローラ３８ａ，３８ｂ案内部３９連結機構４１連結部材４２側方制限体４３矢印４４送りローラ４６載置部／折畳み条片４７第一の側面４８第二の側面４９第三の側面５１第四の側面５２閉鎖フラップ５３正面側５４正面側５６閉鎖フラップ５７ａ，５７ｂ，５７ｄ折曲げ線５８前方の縦側面５９折畳み縁部６１折畳み装置６２折畳み板６３折畳み板６４アングルレバー６５アングルレバー６７旋回レバー６８旋回レバー６９連結機構７１連結機構７２折畳条片７３旋回円弧７５包装装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項０１】裁断片が正しく処理が行なわれる位置
に位置決めされ、物品を第一の位置から第一の側面でも
って裁断片の相応する第一の側面に対して移動させ、更
に物品の周囲に裁断片を少なくとも三方で折畳みながら
第二の位置へと移動させるようにして行なわれる、物品
の側面に相応して折曲げ線によって互いに区画されてい
る側面を備えているカートン様のパッキング材料裁断片
内にたばこ加工産業における物品、特にシガレットパッ
ク群を包装するための方法において、裁断片を物品の周
囲に折畳む以前に、この裁断片を第一の側面を区画して
いる折曲げ線に沿って折畳むことを特徴とするたばこ加
工産業における物品をパッキング材料裁断片内に包装す
るための方法。
【請求項０２】裁断片をその第一の側面の折曲げ線に
沿って折曲げする際に、同時に少なくとも一つの他の折
曲げ線に沿って折曲げを行うことを特徴とする請求項１
に記載の方法。
【請求項０３】パッキング材料裁断片が物品の縦辺に
相当する縦側面を備えていること、実質上同時に裁断片
のずべての縦側面を区画するすべての折曲げ線を折曲げ
ることを特徴とする請求項１或いは２に記載の方法。
【請求項０４】裁断片の第一の縦側面に両側で隣接し
ている第二と第三の縦側面を相応する折曲げ線にそって
包装方向で、かつ第二と第三の縦側面に連なっている面
を相応して形成されている折曲げ線に沿って包装方向と
は反対方向に折曲げることを特徴とする請求項１から３
までのいずれか一つに記載の方法。
【請求項０５】裁断片を正しく処理が行なわれる位置
に位置決めするための収容部、この収容部内で位置決め
された裁断片の第一の側面の高さでこの収容部と交差し
ているパック移送路および物品をパック移送路に沿って
裁断片収容部を経て移動させる手段とを備えた、折曲げ
線によって互いに区画されている物品の側面に相応した
側面を備えているカートン様のパッキング材料裁断片内
にたばこ加工産業における物品、特にシガレットパック
群を包装するための装置において、裁断片収容部（３）
にこの収容部内に位置決めされている裁断片（４）を、
物品（２）が裁断片収容部（３）を経て移動する以前
に、第一の側面（４７）を区画している折曲げ線（５７
ａ，５７ｂ）に沿って折曲げるための手段（６２，６
３）が所属していることを特徴とする装置。
【請求項０６】折畳み装置（６１）が裁断片収容部
（３）の一方の側にこの裁断片収容部（３）内に位置決
めされている裁断片（４）の第一の側面（４７）の折曲
げ線（５７ａ，５７ｂ）に一致する折畳み縁部（５９
ａ，５９ｂ）を備えた口金（１６）を、そして裁断片収
容部（３）の他方の側に少なくとも一つの折畳み機構
（６２，６３）を有していること、および口金（１６）
および／または折畳み機構（６２，６３）が裁断片収容
部（３）がその間に存在している第一の位置からこの折
畳み機構（６２，６３）が折畳み縁部（５９，ｂ）を介
して口金（１６）に外方から作用するように、かつ相対
的に戻り運動可能であるように構成されていることを特
徴とする請求項５に記載の装置。
【請求項０７】口金（１６）が裁断片収容部（３）を
解放する引戻された位置から裁断片収容部（３）内で位
置決めされている裁断片（４）の第一の折曲げ線（５７
ａ，５７ｂ）方向に或いはこの方向と反対方向に運動可
能であるように構成されていることを特徴とする請求項
６に記載の装置。
【請求項０８】折畳み機構が裁断片収容部（３）を貫
通して口金（１６）の折畳み縁部（５９ａ，５９ｂ）を
越えて旋回可能な折畳み板（６２，６３）として形成さ
れていることを特徴とする請求項５から７までのいずれ
か一つに記載の装置。
【請求項０９】各々の折畳み板（６２，６３）が前方
の当接面を備えており、この当接面の大きさが裁断片収
容部（３）位置決めされている裁断片（４）の最大限第
一の側面（４７）に隣接している側面（４８，４９）の
大きさの相当しており、かつこの当接面が当該側面（４
８，４９）方向に運動可能であり、この場合折畳み板
（６２，６３）の半径方向で外方の縦縁が旋回機構（７
３）に沿って旋回軸（６７，６８）を中心として、およ
び反対方向に運動可能であることを特徴とする請求項８
に記載の装置。
【請求項１０】折畳み板（６２，６３）の半径方向で
外方の縦縁が折畳み縁として形成されており、この折畳
み縁が本質的に裁断片収容部（３）内で位置決めされて
いる裁断片（４）の側面（４８，４９）を外方で区画し
ている折曲げ線（５７ｃ，５７ｄ）に対して平行に指向
していること、折畳み板（６２，６３）の旋回円弧（７
３）に外方で隣接してこの旋回円弧方向に向いた折畳み
縁部を備えた折畳み条片（７２，４６）が所属している
ことを特徴とする請求項８或いは９に記載の装置。
【請求項１１】裁断片収容部（３）内で位置決めされ
ている裁断片（４）が、折畳み板（６２，６３）の旋回
により、口金（１６）方向に第一の面（４７）を区画し
ている折曲げ線（５７ａ，５７ｂ）に沿って包装方向
に、同時に第一の側面（４７）に隣接している側面（８
４，４９）を外部に対して区画している折曲げ線（５７
ｃ，５７ｄ）に沿って包装方向に対して反対方向で、折
曲げられるように構成されていることを特徴とする請求
項８から１０までのいずれか一つに記載の装置。
【請求項１２】少なくとも一つの折畳み条片（７２，
４６）が裁断片収容部（３）の定置部分として形成され
ていることを特徴とする請求項１０或いは１１に記載の
装置。
【請求項１３】折畳み条片（４６）が裁断片収容部
（３）内で位置決めされている裁断片（４）を所定の位
置内で支持するための当接面を備えていることを特徴と
する請求項１０から１２までのいずれか一つに記載の装
置。