JPH09322874A - ワイピング布 - Google Patents
ワイピング布Info
- Publication number
- JPH09322874A JPH09322874A JP8165210A JP16521096A JPH09322874A JP H09322874 A JPH09322874 A JP H09322874A JP 8165210 A JP8165210 A JP 8165210A JP 16521096 A JP16521096 A JP 16521096A JP H09322874 A JPH09322874 A JP H09322874A
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- JP
- Japan
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- sheet
- cloth
- wiping cloth
- holder
- loop
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 布体2の裏面に、保持具5の表面に取り
付けられた面ファスナーのフック側シート7に接合可能
のループを有するシート3を、固着する。 【効果】 ワイピング布1として清掃機能に優れたもの
とすることができ、布体2にループを有するシート3を
取付けているので、保持具5に対する着脱性を有し、保
持具5から取り外す際にも繊維の抜けが生じることがな
く、ワイピング布1を交換することにより保持具5を長
期間に亙って使用することができる。
付けられた面ファスナーのフック側シート7に接合可能
のループを有するシート3を、固着する。 【効果】 ワイピング布1として清掃機能に優れたもの
とすることができ、布体2にループを有するシート3を
取付けているので、保持具5に対する着脱性を有し、保
持具5から取り外す際にも繊維の抜けが生じることがな
く、ワイピング布1を交換することにより保持具5を長
期間に亙って使用することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は保持具に取付けて拭
き掃除に使用するワイピング布に関するものであって、
特に保持具の表面に取り付けられた面ファスナーのフッ
ク側により着脱自在に取付けることのできるワイピング
布を提供するものである。
き掃除に使用するワイピング布に関するものであって、
特に保持具の表面に取り付けられた面ファスナーのフッ
ク側により着脱自在に取付けることのできるワイピング
布を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来床などの拭き掃除用具として、保持
具の先に使い捨てのワイピング布を着脱自在に取付け、
保持具に設けられた把持ロッドを操作してワイピング布
で床面などを拭き掃除するものがある。
具の先に使い捨てのワイピング布を着脱自在に取付け、
保持具に設けられた把持ロッドを操作してワイピング布
で床面などを拭き掃除するものがある。
【0003】そして保持具にワイピング布を取付ける手
段としては、保持具における取付け面に面ファスナーの
フック側を固着し、当該フック側をワイピング布の裏面
に接合して取付けるものが知られている。
段としては、保持具における取付け面に面ファスナーの
フック側を固着し、当該フック側をワイピング布の裏面
に接合して取付けるものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら面ファス
ナーのフック側をワイピング布に直接接合する場合、ワ
イピング布の素材や構造によって、繰り返しての着脱が
困難であったり、ワイピング布としての機能が低下した
りする。
ナーのフック側をワイピング布に直接接合する場合、ワ
イピング布の素材や構造によって、繰り返しての着脱が
困難であったり、ワイピング布としての機能が低下した
りする。
【0005】ワイピング布としては、ダストの保持機能
が高く、また湿式で拭き掃除をする際には水や薬剤の保
持量が多く、また安価であるので、不織布を使用するこ
とが好ましい。
が高く、また湿式で拭き掃除をする際には水や薬剤の保
持量が多く、また安価であるので、不織布を使用するこ
とが好ましい。
【0006】ところがこの不織布に面ファスナーのフッ
ク側を接合した場合、そのフック側に突設せしめられた
小フックが不織布の表面の毛羽に絡んで接合するため、
ワイピング布を取り替えるためにフック側をワイピング
布から剥がすと、不織布を構成する繊維が毛羽と共に引
き抜かれてフック側の小フックに絡まり、ワイピング布
の交換を繰り返していると、その都度不織布から抜けた
繊維が小フックに絡まって積み重なり、小フックが繊維
に包まれて、接合時に相手方の繊維に引っ掛かって接合
すると言う小フックの機能が失われ、フック側がワイピ
ング布に接合することができなくなるのである。
ク側を接合した場合、そのフック側に突設せしめられた
小フックが不織布の表面の毛羽に絡んで接合するため、
ワイピング布を取り替えるためにフック側をワイピング
布から剥がすと、不織布を構成する繊維が毛羽と共に引
き抜かれてフック側の小フックに絡まり、ワイピング布
の交換を繰り返していると、その都度不織布から抜けた
繊維が小フックに絡まって積み重なり、小フックが繊維
に包まれて、接合時に相手方の繊維に引っ掛かって接合
すると言う小フックの機能が失われ、フック側がワイピ
ング布に接合することができなくなるのである。
【0007】不織布における繊維を互いに固定して繊維
の抜けを少なくすることもできるが、そのようにすると
不織布の表面の毛羽が少なくなるため、フック側との接
合力が低下する。
の抜けを少なくすることもできるが、そのようにすると
不織布の表面の毛羽が少なくなるため、フック側との接
合力が低下する。
【0008】またワイピング布として、パイル織物や小
フックと係合可能なメッシュを有する構造とすることも
できるが、かかる構造ではワイピング布としてのダスト
保持機能や、水や薬剤の保持量が不足し、ワイピング布
としての十分な性能を有するものとすることができな
い。
フックと係合可能なメッシュを有する構造とすることも
できるが、かかる構造ではワイピング布としてのダスト
保持機能や、水や薬剤の保持量が不足し、ワイピング布
としての十分な性能を有するものとすることができな
い。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、保持具に止着された面ファスナーのフック側に
対して繰り返して着脱可能であり、かつワイピング布と
しての機能を十分に発揮することのできるワイピング布
を提供することを目的とするものである。
あって、保持具に止着された面ファスナーのフック側に
対して繰り返して着脱可能であり、かつワイピング布と
しての機能を十分に発揮することのできるワイピング布
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】而して本発明は、布体の
裏面に、保持具の表面に取り付けられた面ファスナーの
フック側シートに接合可能のループを有するシートを、
固着したことを特徴とするものである。
裏面に、保持具の表面に取り付けられた面ファスナーの
フック側シートに接合可能のループを有するシートを、
固着したことを特徴とするものである。
【0011】本発明においては、前記布体として、織
布、編組布若しくは不織布又はこれらの積層物を使用す
ることができる。
布、編組布若しくは不織布又はこれらの積層物を使用す
ることができる。
【0012】また前記シートとしては、面ファスナーに
おけるループ側を使用することができ、また編み組織や
起毛加工によりループを形成したフレンチパイルや、ル
ープパイル織物を使用することができる。またこのシー
トとして、少なくともその表面に流体によりループを形
成した糸条、例えばタスラン加工糸などを配し、織成、
編成又はニードルパンチによりシート状に一体化せしめ
たものを使用することもでき、織布、編組布又は不織布
にニードルパンチを施すことにより、その表面にループ
を突出せしめたものを使用することもできる。
おけるループ側を使用することができ、また編み組織や
起毛加工によりループを形成したフレンチパイルや、ル
ープパイル織物を使用することができる。またこのシー
トとして、少なくともその表面に流体によりループを形
成した糸条、例えばタスラン加工糸などを配し、織成、
編成又はニードルパンチによりシート状に一体化せしめ
たものを使用することもでき、織布、編組布又は不織布
にニードルパンチを施すことにより、その表面にループ
を突出せしめたものを使用することもできる。
【0013】さらに前記シートを前記布体に対して固着
する手段としては、接着剤による接着、縫合又はニード
ルパンチによることができる。
する手段としては、接着剤による接着、縫合又はニード
ルパンチによることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明のワイピング布1を
示すものであって、布体2の裏面に間隔をおいて、面フ
ァスナーのフック側に接合し得るループを有するシート
3が固着されている。そしてこのワイピング布1は、図
2に示すように、把手4の先端に保持具5を取付けた清
掃具6の前記保持具5に取付けて使用される。
示すものであって、布体2の裏面に間隔をおいて、面フ
ァスナーのフック側に接合し得るループを有するシート
3が固着されている。そしてこのワイピング布1は、図
2に示すように、把手4の先端に保持具5を取付けた清
掃具6の前記保持具5に取付けて使用される。
【0015】すなわち保持具5には面ファスナーのフッ
ク側シート7が取付けられており、その保持具5の下面
においてフック側シート7にシート3を接合することに
より、保持具5にワイピング布1が取付けられるように
なっている。
ク側シート7が取付けられており、その保持具5の下面
においてフック側シート7にシート3を接合することに
より、保持具5にワイピング布1が取付けられるように
なっている。
【0016】而して本発明のワイピング布1における布
体2としては、掃除用のワイピング布としてのダストの
保持機能や、水や薬剤の保持性を主眼として材質を選ぶ
ことができる。織物、編組布、不織布などを使用するこ
とができ、またこれらを適宜積層したものを使用するこ
ともできる。
体2としては、掃除用のワイピング布としてのダストの
保持機能や、水や薬剤の保持性を主眼として材質を選ぶ
ことができる。織物、編組布、不織布などを使用するこ
とができ、またこれらを適宜積層したものを使用するこ
ともできる。
【0017】また布体2の材質としては、綿などのセル
ロース系の天然繊維を使用することができ、またポリエ
ステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの合成繊維を使
用することもできる。また求められる性能を考慮して、
必要に応じてこれらを混合して使用することもできる。
ロース系の天然繊維を使用することができ、またポリエ
ステル、ナイロン、ポリプロピレンなどの合成繊維を使
用することもできる。また求められる性能を考慮して、
必要に応じてこれらを混合して使用することもできる。
【0018】さらに必要に応じて、これらの繊維に界面
活性剤を付与したり、合成繊維に吸水性を付与する加工
を施したものを使用することもでき、またワックス等の
エマルジョンで処理して、ポリッシング性を持たせた繊
維を使用し、つや出しに使用することもできる。
活性剤を付与したり、合成繊維に吸水性を付与する加工
を施したものを使用することもでき、またワックス等の
エマルジョンで処理して、ポリッシング性を持たせた繊
維を使用し、つや出しに使用することもできる。
【0019】またセグメント2に取付けられるシート3
は、前記フック側シート7に接合するループを有するも
のであることを要する。またそのループは、フィラメン
トよりなるものが好ましい。かかるシート3としては、
面ファスナーを構成するループ側シートを使用すること
ができる。
は、前記フック側シート7に接合するループを有するも
のであることを要する。またそのループは、フィラメン
トよりなるものが好ましい。かかるシート3としては、
面ファスナーを構成するループ側シートを使用すること
ができる。
【0020】しかしながらワイピング布1は使い捨ての
ものであるから、必ずしも高価なループ側シートを使用
する必要はなく、より安価な構造でフック側シート7に
接合し得るものとすることができる。
ものであるから、必ずしも高価なループ側シートを使用
する必要はなく、より安価な構造でフック側シート7に
接合し得るものとすることができる。
【0021】その一例としては、編織物に起毛処理を行
うことによりループを形成した、いわゆるフレンチパイ
ルのシートを使用することができ、またループパイルを
有する織物又は編物のシートを使用することもできる。
うことによりループを形成した、いわゆるフレンチパイ
ルのシートを使用することができ、またループパイルを
有する織物又は編物のシートを使用することもできる。
【0022】また少なくともその表面に流体によりルー
プを形成した、例えばタスラン加工などを施した糸条を
配し、これらの糸条を織成、編成又はニードルパンチに
よりシート状に一体化せしめたものを使用することも可
能である。前記糸条はフィラメント単繊維が交絡してル
ープを形成しており、このループがフック側シート7の
小フックに係止して接合することができる。
プを形成した、例えばタスラン加工などを施した糸条を
配し、これらの糸条を織成、編成又はニードルパンチに
よりシート状に一体化せしめたものを使用することも可
能である。前記糸条はフィラメント単繊維が交絡してル
ープを形成しており、このループがフック側シート7の
小フックに係止して接合することができる。
【0023】前記糸条は、これを適宜の組織で織成又は
編成してシート状とすることもでき、また別に形成され
た織布又は編組布の表面に前記糸条を不規則に配置し、
これにニードルパンチを施すことにより、糸条を織布又
は編組布に一体化せしめたものであってもよい。
編成してシート状とすることもでき、また別に形成され
た織布又は編組布の表面に前記糸条を不規則に配置し、
これにニードルパンチを施すことにより、糸条を織布又
は編組布に一体化せしめたものであってもよい。
【0024】また前記シート3として、織布、編組布又
は不織布にニードルパンチを施し、それらの布帛を構成
する繊維をニードルによって表面に突出させて、ループ
を形成したものを使用することもできる。
は不織布にニードルパンチを施し、それらの布帛を構成
する繊維をニードルによって表面に突出させて、ループ
を形成したものを使用することもできる。
【0025】本発明におけるシート3において、ループ
を形成する繊維は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナ
イロン、ビニロンなどの、引っ張り強さが比較的大きい
(3.5g/d以上が好ましい)、フィラメント繊維で
あることが好ましい。
を形成する繊維は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナ
イロン、ビニロンなどの、引っ張り強さが比較的大きい
(3.5g/d以上が好ましい)、フィラメント繊維で
あることが好ましい。
【0026】前記シート3を前記布体2に対して固着す
る手段としては、両者を重ねて接着剤または両面粘着テ
ープなどにより接着し、縫い糸により縫合し、又はニー
ドルパンチを施すことにより固着することができる。
る手段としては、両者を重ねて接着剤または両面粘着テ
ープなどにより接着し、縫い糸により縫合し、又はニー
ドルパンチを施すことにより固着することができる。
【0027】またフィラメントによるスパンボンド不織
布をシート3とし、これを布体2に積層してニードルパ
ンチを施すことにより、シート3の表面にループを突出
せしめることもできる。
布をシート3とし、これを布体2に積層してニードルパ
ンチを施すことにより、シート3の表面にループを突出
せしめることもできる。
【0028】またシート3として前述の流体によりルー
プを形成した糸条よりなるものを使用する場合には、こ
れらの糸条で別体の確立したシートを形成することな
く、布体2の表面にこれらの繊維を配置し、これにニー
ドルパンチを施すことにより、布体2と一体化したシー
ト3を形成してもよい。
プを形成した糸条よりなるものを使用する場合には、こ
れらの糸条で別体の確立したシートを形成することな
く、布体2の表面にこれらの繊維を配置し、これにニー
ドルパンチを施すことにより、布体2と一体化したシー
ト3を形成してもよい。
【0029】シート3は布体2の全面に亙って固着する
こともできるが、コストダウンやフック側シート7との
接合力を調節するためには、所定の幅のシート3を固着
することが好ましい。またシート3の厚みは0.3mm以
上に設定することにより、フック側シート7の小フック
が布体2の繊維を引き抜いて絡まるのを防止することが
できる。
こともできるが、コストダウンやフック側シート7との
接合力を調節するためには、所定の幅のシート3を固着
することが好ましい。またシート3の厚みは0.3mm以
上に設定することにより、フック側シート7の小フック
が布体2の繊維を引き抜いて絡まるのを防止することが
できる。
【0030】
【作用】本発明においては、ワイピング布1のシート3
を清掃具6の保持具5に取付けられたフック側シート7
に接合することにより、ワイピング布1を保持具5に取
付けることができ、把手4を把持して清掃具6を動か
し、布体2で床を拭き掃除することができる。また布体
2に水又は薬剤を含ませ、湿式の清掃をすることもでき
る。
を清掃具6の保持具5に取付けられたフック側シート7
に接合することにより、ワイピング布1を保持具5に取
付けることができ、把手4を把持して清掃具6を動か
し、布体2で床を拭き掃除することができる。また布体
2に水又は薬剤を含ませ、湿式の清掃をすることもでき
る。
【0031】そしてシート3とフック側シート7とを引
き剥がすことによりワイピング布1を保持具5から取り
外し、新たなワイピング布1を保持具5に取付けること
により、常に新しいワイピング布1で清掃することがで
きる。
き剥がすことによりワイピング布1を保持具5から取り
外し、新たなワイピング布1を保持具5に取付けること
により、常に新しいワイピング布1で清掃することがで
きる。
【0032】
【発明の効果】従って本発明によれば、布体2にダスト
の保持機能や、水や薬剤の保持性に優れた素材を使用す
ることにより、ワイピング布1としての清掃機能に優れ
たものとすることができると共に、その布体2にループ
を有するシート3を取付けているので、保持具5に対す
る着脱性を有すると共に、保持具5から取り外す際にも
繊維の抜けが生じることがなく、ワイピング布1を交換
することにより保持具5を長期間に亙って使用すること
ができる。
の保持機能や、水や薬剤の保持性に優れた素材を使用す
ることにより、ワイピング布1としての清掃機能に優れ
たものとすることができると共に、その布体2にループ
を有するシート3を取付けているので、保持具5に対す
る着脱性を有すると共に、保持具5から取り外す際にも
繊維の抜けが生じることがなく、ワイピング布1を交換
することにより保持具5を長期間に亙って使用すること
ができる。
【0033】
[布体の製作]太さ3d、長さ51mmのレーヨン繊維4
0%と、太さ6d、長さ51mmのポリエステル繊維60
%とを混綿し、カード機でウェブを形成し、ニードルパ
ンチを施して繊維を交絡させ、目付150g/m2、厚
さ2mmの不織布を形成した。そしてその不織布に対し、
15重量%の樹脂が付着するようアクリル樹脂加工を施
し、プレス加工にて厚みを1.7mmに仕上げた。この不
織布を、150mm長×300mm幅に裁断し、布体2とし
た。
0%と、太さ6d、長さ51mmのポリエステル繊維60
%とを混綿し、カード機でウェブを形成し、ニードルパ
ンチを施して繊維を交絡させ、目付150g/m2、厚
さ2mmの不織布を形成した。そしてその不織布に対し、
15重量%の樹脂が付着するようアクリル樹脂加工を施
し、プレス加工にて厚みを1.7mmに仕上げた。この不
織布を、150mm長×300mm幅に裁断し、布体2とし
た。
【0034】[実施例1]厚さ0.35mm、目付65g
/m2のナイロンフレンチパイル(東レ株式会社製商品
名リーベル)を15mm幅のテープ状に裁断してシート3
とし、これを前記布体2の両側端から50mmの位置に、
両面粘着テープで接着し、これをワイピング布1とし
た。
/m2のナイロンフレンチパイル(東レ株式会社製商品
名リーベル)を15mm幅のテープ状に裁断してシート3
とし、これを前記布体2の両側端から50mmの位置に、
両面粘着テープで接着し、これをワイピング布1とし
た。
【0035】[実施例2]面ファスナーのループ側(7
mm幅)をシート3として、これを前記布体2に両面粘着
テープで接着してワイピング布1を製作した。
mm幅)をシート3として、これを前記布体2に両面粘着
テープで接着してワイピング布1を製作した。
【0036】[比較例]前記布体2をそのままワイピン
グ布1とした。
グ布1とした。
【0037】[試験方法]上記実施例及び比較例のワイ
ピング布1を、それぞれ清掃具6の保持具5に取りつ
け、ワイピング布1を1日に2枚ずつ交換しながら各清
掃具6で90日間拭き掃除を行い、保持具5のフック側
シート7の耐久性及び、シート3における繊維の抜けの
状況などを調べた。
ピング布1を、それぞれ清掃具6の保持具5に取りつ
け、ワイピング布1を1日に2枚ずつ交換しながら各清
掃具6で90日間拭き掃除を行い、保持具5のフック側
シート7の耐久性及び、シート3における繊維の抜けの
状況などを調べた。
【0038】a 耐久性:フック側シート7のワイピン
グ布1に対する接合性が失われるまでの日数を調べた。
グ布1に対する接合性が失われるまでの日数を調べた。
【0039】b 繊維抜け:ワイピング布1を保持具5
に5回着脱した時点において、フック側シート7の表面
(4cm2)に付着した繊維の本数を数えた。
に5回着脱した時点において、フック側シート7の表面
(4cm2)に付着した繊維の本数を数えた。
【0040】c 接合強度:フック側シート7のシート
3又は布体2に対する接合強度を測定した(N/4cm
幅)。
3又は布体2に対する接合強度を測定した(N/4cm
幅)。
【0041】[試験結果]試験結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1からも理解できるように、布体2を直
接フック側シート7に接合する場合には、比較例として
示されるように接合強度が不十分であると共に、布体2
の繊維の抜けが生じてこれがフック側の小フックに絡ま
り、短期間(3日)のうちに保持具5が使用不能とな
る。
接フック側シート7に接合する場合には、比較例として
示されるように接合強度が不十分であると共に、布体2
の繊維の抜けが生じてこれがフック側の小フックに絡ま
り、短期間(3日)のうちに保持具5が使用不能とな
る。
【0044】これに対し本発明のワイピング布は、フッ
ク側との接合強度が高く、フック側との着脱によって繊
維の抜けが生じることがなく、また抜けた繊維が小フッ
クに絡まってフック側の接合性が低下することもなく、
ワイピング布を頻繁に交換しながら清掃具6を3ケ月に
亙って使用しても保持具5の耐久性がなくなることがな
く、さらに長期間の使用が可能である。
ク側との接合強度が高く、フック側との着脱によって繊
維の抜けが生じることがなく、また抜けた繊維が小フッ
クに絡まってフック側の接合性が低下することもなく、
ワイピング布を頻繁に交換しながら清掃具6を3ケ月に
亙って使用しても保持具5の耐久性がなくなることがな
く、さらに長期間の使用が可能である。
【図1】 本発明のワイピング布の斜視図
【図2】 ワイピング布の使用状態を示す斜視図
1 ワイピング布 2 布体 3 シート 5 保持具 7 フック側シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 會田 重太郎 東京都中央区入船1丁目3番9号 株式会 社菱晃内 (72)発明者 三木 一弘 兵庫県姫路市網干区興浜103番地
Claims (8)
- 【請求項1】 布体(2)の裏面に、保持具(5)の表
面に取り付けられた面ファスナーのフック側シート
(7)に接合可能のループを有するシート(3)を、固
着したことを特徴とする、ワイピング布 - 【請求項2】 前記布体(2)が、織布、編組布若しく
は不織布又はこれらの積層物であることを特徴とする、
請求項1に記載のワイピング布 - 【請求項3】 前記シート(3)が、面ファスナーにお
けるループ側であることを特徴とする、請求項1又は2
に記載のワイピング布 - 【請求項4】 前記シート(3)が、編織物を起毛して
ループを形成したフレンチパイルであることを特徴とす
る、請求項1又は2に記載のワイピング布 - 【請求項5】 前記シート(3)が、ループパイル織物
又は編物であることを特徴とする、請求項1又は2に記
載のワイピング布 - 【請求項6】 前記シート(3)が、少なくともその表
面に流体によりループを形成した糸条を配し、当該糸条
を織成、編成又はニードルパンチによりシート状に一体
化せしめたものであることを特徴とする、請求項1又は
2に記載のワイピング布 - 【請求項7】 前記シート(3)が、織布、編組布又は
不織布にニードルパンチを施すことにより、その表面に
ループを突出せしめたものであることを特徴とする、請
求項1又は2に記載のワイピング布 - 【請求項8】 前記シート(3)を前記布体(2)に対
して、接着、縫合又はニードルパンチにより固着したこ
とを特徴とする、請求項1,2,3,4,5,6又は7
に記載のワイピング布
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8165210A JPH09322874A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ワイピング布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8165210A JPH09322874A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ワイピング布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09322874A true JPH09322874A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15807944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8165210A Pending JPH09322874A (ja) | 1996-06-04 | 1996-06-04 | ワイピング布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09322874A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003007777A1 (fr) * | 2001-07-16 | 2003-01-30 | Unitika Tsusho Ltd. | Element d'essuyage amovible |
JP2006026136A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Sowa:Kk | 清掃用具 |
-
1996
- 1996-06-04 JP JP8165210A patent/JPH09322874A/ja active Pending
Cited By (2)
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