JPH09322724A - 乾燥加工米の包装構造 - Google Patents

乾燥加工米の包装構造

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JPH09322724A
JPH09322724A JP8168555A JP16855596A JPH09322724A JP H09322724 A JPH09322724 A JP H09322724A JP 8168555 A JP8168555 A JP 8168555A JP 16855596 A JP16855596 A JP 16855596A JP H09322724 A JPH09322724 A JP H09322724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
processed rice
dry
dried
packaging container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8168555A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsutani
光二 松谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
M S KK
Original Assignee
M S KK
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Publication date
Application filed by M S KK filed Critical M S KK
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤飯などを調理して乾燥させた状態に加工
し、最終需要者が水を加えて炊飯器などで炊き上げるよ
うにした乾燥加工米がある。しかし、乾燥加工米は、慶
事の引き出物などの分野では殆ど利用されていない。そ
の理由として、乾燥加工米は水分量が少ない分嵩が小さ
いため、慶事の引き出物に不可欠な要素である見た目の
ボリューム感に欠け、また、炊き上がりの量が把握でき
ないため価値が判り難いこと、などが考えられる。 【解決手段】 前記乾燥加工米X(g)1を、該乾燥加
工米X(g)1の炊き上がり量Y(g)を詰めるに適し
た大きさの包装用容器4に入れるようにした。これによ
り、需要者は、炊き上がりのボリュームを包装用容器4
の大きさによって直感的に把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の調理を施し
て乾燥させた流通形態であって最終需要者が水を加えて
炊き上げるようにした乾燥加工米の包装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、赤飯などを調理して乾燥させた状
態に加工し、最終需要者が水を加えて炊飯器や電子レン
ジなどで炊き上げるようにした乾燥加工米がある。その
ような乾燥加工米の製造方法は、例えば特公昭53−4
1214号公報などに記載されている。この乾燥加工米
は、保存性が高い上、炊飯にも手間が掛からず、尚且
つ、炊き上がりも美味しい、などの利点があり、非常に
利用価値の高い商品として注目されてる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
乾燥加工米は、慶事の引き出物などの分野では殆ど利用
されていない。その理由として、乾燥加工米は水分量が
少ない分嵩が小さいため、慶事の引き出物に不可欠な要
素である見た目のボリューム感に欠け、また、炊き上が
りの量が把握できないため価値が判り難いこと、などが
考えられる。
【0004】一方、慶事の引き出物として欠かせない存
在である赤飯は、現在、普通に炊き上げたものを折り詰
めにしているのであるが、長年次のような問題点を抱え
ている。 梅雨時や夏場には傷みやすいため、使用する直前に炊
き上げて折り詰めする必要があり、限られた時間内に炊
き上げから包装までの全てを終えなければならず大変な
作業である。特に、結婚式などは日柄の良い日に集中す
るため問題は深刻であり、また、もし炊き上がりが悪く
てもやり直しする時間がない。 引き出物を受け取る側では、赤飯が重くて持ち運び難
く、また、傷みやすいため食べ切れずに捨ててしまう場
合も多い、などの不満がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑みな
されたもので、所定の調理を施して乾燥させた流通形態
であり最終需要者が水を加えて炊き上げるようにした乾
燥加工米の包装構造であって、前記乾燥加工米X(g)
を、該乾燥加工米X(g)の炊き上がり量Y(g)を詰
めるに適した大きさの包装用容器に入れるようにした乾
燥加工米の包装構造を提供する。
【0006】上記の包装構造によれば、乾燥加工米を入
れた包装用容器の大きさが、普通に炊き上げた赤飯を入
れる折り詰めとほぼ同程度であるため、乾燥加工米の嵩
が少なくとも慶事の引き出物の第一条件である見た目の
ボリューム感を損なわない。また、包装用容器の大きさ
が乾燥加工米の炊き上がり量を示す尺度になっているた
め、内容量に比べて包装用容器が過大であっても、過剰
包装などの批判が生じるおそれはない。
【0007】また、好ましくは、前記包装用容器内に取
り外し可能な嵩上げ台を設置し、さらに前記乾燥加工米
を包装用容器の開口にほぼ合致する透明容器に入れ、且
つ、該透明容器を嵩上げ台の上に載せて包装用容器の上
面に位置させるようにするのがよい。そうすることによ
り、包装用容器の空間が目立たず、蓋を開けたときの印
象が非常に良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1は包装構造を示す縦
断面図、図2は包装構造を示す分解斜視図である。
【0009】先ず、乾燥加工米1は、例えば、特公昭5
3−41214号に記載されている製造方法で製造され
る。すなわち、糯米を2〜4時間以内の短時間水に浸漬
して含水量を約30〜40%とし、水切り後これを約3
0分間蒸煮し、少なくとも米粒子の表面をα化させ、こ
れを品温75℃もしくはそれ以下の低温で乾燥し、水分
約10%程度としたものである。また、この乾燥加工米
1には、例えば、特公昭58−11985号に記載され
ているフリーズドライ製法(原料小豆を水洗浸漬後水切
りし55〜60%の水分含有量にする。これを常圧で1
5〜30分蒸煮に相当する程度に短時間蒸煮して部分的
にα化させ、蒸煮後直ちに流水中に投入して冷却し、冷
却後直ちに−35℃以下の温度条件で急速に凍結し、凍
結後解凍を行い又は行うことなく真空乾燥を行う。)で
製造した小豆2が混ぜてある。
【0010】上記のようにして製造した乾燥加工米X
(g)が袋状の透明容器3に詰められている。この乾燥
加工米X(g)はX(cc)の水で炊飯することにより
Y(g)の赤飯になる。
【0011】而して、透明容器3に詰められた乾燥加工
米1は、さらに合成樹脂製の包装用容器4に入れられ
る。該包装用容器4は、蓋5付きの四角い箱であって前
記Y(g)の赤飯を詰めるに適した大きさである。この
包装用容器4には、段ボールをコ字状に折り曲げてなる
嵩上げ台6が取り外し可能な状態で嵌められており、該
嵩上げ台6の上面と蓋5との間に前記乾燥加工米1が体
裁良く入る。従って、乾燥加工米1が包装用容器4の上
面とほぼ面一の位置に持ち上げられていることになる。
なお、この包装用容器4の外周をさらに紙製の箱などで
覆うようにしてもよい。
【0012】
【実施例1】前記乾燥加工米1が300(g)である場
合は、約300(cc)の水又は湯と一緒に炊飯器で炊
き上げる。そうすると、約540(g)の赤飯ができ
る。この場合、包装用容器4は、内寸が、約17.5×
17.5×4.2(cm)で、内容積約1,286(cm
3)になる程度の大きさが適当である。また、嵩上げ台
6の高さは約2.5(cm)がよい。
【0013】
【実施例2】また、図3に示したように、赤飯を入れる
包装用容器4として一般的なものに四コーナーを面取り
して平面視八角形にした木箱がある。この包装用容器4
は、内寸が約18.4×16.7×3.4(cm)の直方
体の四コーナーを若干面取りした大きさであって、内容
積約1,020(cm3)である。この包装用容器4に
高さ約1.2cmの嵩上げ台6を取り付けて、300
(g)の乾燥加工米1を入れるようにしてもよい。
【0014】
【実施例3】前記乾燥加工米1が400(g)である場
合は、約400(cc)の水又は湯と一緒に炊飯器で炊
き上げる。そうすると、約720(g)の赤飯ができ
る。この場合、包装用容器4は、内寸が、約19.2×
19.2×4.3(cm)で、内容積約1,585(cm
3)程度の大きさが適当である。また、嵩上げ台6の高
さは約2.5(cm)がよい。
【0015】以上、本発明について説明したが、もちろ
ん本発明は上記に限定されるものではない。例えば、乾
燥加工米1として赤飯を例示したが、該乾燥加工米1は
山菜おこわや普通のご飯などであってもよい。また、嵩
上げ台6の下のスペースに乾燥加工米1の炊き上げに必
要な量の水を密封容器に入れてセットしておくこともで
きる。そうした場合には、乾燥加工米1に前記水を入れ
て炊けばよいため、計量カップなどがなくとも簡単且つ
間違いなく炊き上げることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の包装構造によれば、乾燥加工米
を入れた包装用容器の大きさが、普通に炊き上げた赤飯
を入れる折り詰めとほぼ同程度であるため、乾燥加工米
の嵩が小さくとも慶事の引き出物の第一条件である見た
目のボリューム感を損なわない。また、包装用容器の大
きさが乾燥加工米の炊き上がり量を示す尺度になってい
るため、内容量に比べて包装用容器が過大であっても、
過剰包装などの批判が生じるおそれはない。従って、こ
れまで殆ど利用されていなかった慶事の引き出物の分野
で乾燥加工米を活用することが可能になる。そしてその
結果、 乾燥加工米は作り貯めすることができるため、結婚式
などが集中する時期とそうでない時期で需要に大きなば
らつきがあっても、簡単に対応することができる、 引き出物を受け取る側では、赤飯の重量が従来に比べ
て半減するため持ち運びが容易であり、また、賞味期間
が数年と長いため、好きなときに炊いて炊き立てを食べ
ることができ、尚且つ、非常食として保存も可能であ
る、などの効果がある。
【0017】また、包装用容器内に取り外し可能な嵩上
げ台を設置し、さらに乾燥加工米を包装用容器の開口に
ほぼ合致する透明容器に入れ、且つ、該透明容器を嵩上
げ台の上に載せて包装用容器の上面に位置させるように
すれば、包装用容器の空いたスペースが目立たず、蓋を
開けたときの第一印象が非常に良い、などの優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 包装構造を示す縦断面図である。
【図2】 包装構造を示す分解斜視図である。
【図3】 他の包装構造を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 …乾燥加工米 3 …透明容器 4 …包装用容器 6 …嵩上げ台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の調理を施して乾燥させた流通形態
    であり最終需要者が水を加えて炊き上げるようにした乾
    燥加工米の包装構造であって、 前記乾燥加工米X(g)を、該乾燥加工米X(g)の炊
    き上がり量Y(g)を詰めるに適した大きさの包装用容
    器に入れるようにしたことを特徴とする乾燥加工米の包
    装構造。
  2. 【請求項2】 前記包装用容器内に取り外し可能な嵩上
    げ台を設置し、さらに前記乾燥加工米を包装用容器の開
    口にほぼ合致する透明容器に入れ、且つ、該透明容器を
    嵩上げ台の上に載せて包装用容器の上面に位置させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の乾燥加工米の
    包装構造。
JP8168555A 1996-06-07 1996-06-07 乾燥加工米の包装構造 Pending JPH09322724A (ja)

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JP8168555A JPH09322724A (ja) 1996-06-07 1996-06-07 乾燥加工米の包装構造

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JP8168555A JPH09322724A (ja) 1996-06-07 1996-06-07 乾燥加工米の包装構造

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JP (1) JPH09322724A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200449494Y1 (ko) * 2008-04-26 2010-07-14 권용국 전시기능을 갖는 인삼 포장함
JP2010189040A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd 緩衝部材及びそれを用いた梱包構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200449494Y1 (ko) * 2008-04-26 2010-07-14 권용국 전시기능을 갖는 인삼 포장함
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